JP3466239B2 - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents

硬化性樹脂組成物

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JP3466239B2
JP3466239B2 JP22516593A JP22516593A JP3466239B2 JP 3466239 B2 JP3466239 B2 JP 3466239B2 JP 22516593 A JP22516593 A JP 22516593A JP 22516593 A JP22516593 A JP 22516593A JP 3466239 B2 JP3466239 B2 JP 3466239B2
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好次 森田
淳 佐々木
隆司 橘
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東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は硬化性樹脂組成物に関
し、詳しくは、硬化前には流動性が優れ、硬化後には可
撓性および接着性が優れた硬化樹脂となる硬化性樹脂組
成物に関する。
【0002】硬化性樹脂組成物は、これを硬化して得ら
れた硬化樹脂の誘電特性、体積抵抗率および絶縁破壊強
度等の電気的特性あるいは曲げ強度、圧縮強度および衝
撃強度等の機械的特性が優れているため、電気・電子素
子用封止樹脂、接着剤、FRP用樹脂等に使用されてい
る。
【0003】硬化性樹脂組成物は、これを硬化して得ら
れた硬化樹脂が、一般に剛直で可撓性に乏しく、また硬
化時の硬化収縮率が大きいため、これを電気・電子素子
用封止樹脂として使用すると、電気・電子素子に対して
大きな応力が加わるため、硬化樹脂自体に亀裂を生じた
り、あるいは電気・電子素子を破壊したり、さらに硬化
樹脂の電気・電子素子に対する接着性が低いため、電気
・電子素子と硬化樹脂との間に隙間を生じたりするとい
う問題があった。また、硬化性樹脂組成物は、これを硬
化して得られた硬化樹脂の熱膨張係数が電気・電子素子
の熱膨張係数に対して大きいため、樹脂封止電気・電子
素子がヒートサイクルを受けると、電気・電子素子に対
して大きな応力が加わるため、硬化樹脂自体に亀裂を生
じたり、あるいは電気・電子素子を破壊したり、さらに
硬化樹脂の電気・電子素子に対する接着性が低いため、
電気・電子素子と硬化樹脂との間に隙間を生じたりする
という問題があった。そのうえ、硬化性樹脂組成物の硬
化収縮あるいは熱膨張収縮によって生じた亀裂または硬
化樹脂と電気・電子素子との隙間に水が侵入することに
より、樹脂封止電気・電子素子の劣化を促進するという
問題があった。
【0004】このように、硬化性樹脂組成物において、
硬化樹脂を低応力化するために硬化樹脂の可撓性を向上
させたり、また硬化樹脂の電気・電子素子に対する接着
性を向上させてなる種々の硬化性樹脂組成物が提案され
ている。例えば、エポキシ樹脂、メチルフェニルポリシ
ロキサン、エポキシ基を有する二官能性シロキサン単位
(D単位)と三官能性シロキサン単位(T単位)からな
るオルガノポリシロキサン、無機質充填剤および硬化用
触媒からなる硬化性樹脂組成物(特開昭56−1459
42号公報参照)、エポキシ樹脂、エポキシ基またはア
ミノ基および水酸基または加水分解可能な基をそれぞれ
少なくとも1個有する、一官能性シロキサン単位(M単
位)または三官能性シロキサン単位(T単位)と二官能
性シロキサン単位(D単位)からなるオルガノポリシロ
キサン、硬化剤および無機質充填剤からなる硬化性樹脂
組成物(特開昭56−136816号公報参照)、エポ
キシ樹脂、フェノール樹脂、分子鎖側鎖にエポキシ基と
ポリオキシアルキレン基を有するジメチルポリシロキサ
ンからなる硬化性樹脂組成物(特開昭60−58425
号公報参照)、および硬化性樹脂とシリコーンゴム球状
微粉体からなる硬化性樹脂組成物(特開昭64−514
67号公報参照)が提案されている。
【0005】しかし、特開昭56−145942号公報
および特開昭56−136816号公報により提案され
た硬化性樹脂組成物は、二官能性シロキサン単位(D単
位)を必須とするオルガノポリシロキサンを使用してい
るので、得られた硬化樹脂のガラス転移点(Tg)が低
下するという欠点があり、特に、エポキシ基を有する
(CH32SiO2/2単位(D単位)からなるオルガノ
ポリシロキサンをロキサンを使用する場合は顕著であっ
た。特開昭60−58425号公報により提案された硬
化性樹脂組成物は、分子鎖側鎖にエポキシ基とポリオキ
シアルキレン基を有するジメチルポリシロキサンを使用
するため、得られた硬化樹脂は吸水性が大きく、電気・
電子素子用封止樹脂としては適さないという欠点があっ
た。さらに、特開昭64−51467号公報により提案
された硬化性樹脂組成物は、これを硬化して得られた硬
化樹脂の可撓性が優れるものの、硬化性樹脂組成物の流
動性が悪いため、電気・電子素子を樹脂封止する作業性
が悪く、さらにこの硬化樹脂は電気・電子素子に対する
接着性が悪いという欠点があった。
【0006】
【発明が解決しようとする問題点】本発明者らは、上記
問題点を解決するため鋭意努力した結果、本発明に到達
した。
【0007】すなわち、本発明の目的は、硬化前には流
動性が優れ、硬化後には可撓性および接着性が優れた硬
化樹脂となる硬化性樹脂組成物を提供することにある。
【0008】
【問題点を解決するための手段およびその作用】本発明
は、(A)硬化性樹脂 100重量部および(B)一般
式:
【化2】 {式中、Rは炭素数5以下の低級アルキル基またはフ
ェニル基であり、Rは炭素数5以下の低級アルキル
基、フェニル基および水素原子からなる群から選択され
る基であり、Rはエポキシ基含有有機基、アルコキシ
シリルアルキル基および炭素数6〜30のアルキル基か
らなる群から選択される基である。また、aは0または
正数であり、bは正数であり、cは正数であり、a/c
は0〜4の数であり、b/cは0.05〜4の数であ
り、かつ(a+b)/cは0.2〜4の数である。}で
表され、一分子中にアルコキシシリルアルキル基と炭素
数6〜30のアルキル基とを少なくとも1個づつ有する
オルガノポリシロキサン 0.1〜500重量部からな
る硬化性樹脂組成物に関する。
【0009】本発明の硬化性樹脂組成物について詳細に
説明する。
【0010】(A)硬化性樹脂は、本発明の基材である。
(A)成分は従来公知の硬化性樹脂であれば特に限定され
ない。(A)成分として、具体的には、フェノール樹脂,
ホルムアルデヒド樹脂,キシレン樹脂,キシレン−ホル
ムアルデヒド樹脂,ケトン−ホルムアルデヒド樹脂,フ
ラン樹脂,尿素樹脂,イミド樹脂,メラミン樹脂,アル
キッド樹脂,不飽和ポリエステル樹脂,アニリン樹脂,
スルホン−アミド樹脂、シリコーン樹脂,エポキシ樹脂
およびこれらの共重合体樹脂が例示され、上記例示の硬
化性樹脂を2種以上を組み合わせて使用することもでき
る。これら例示の硬化性樹脂において、特に、(A)成分
として好ましくは、エポキシ樹脂,フェノール樹脂,イ
ミド樹脂およびシリコーン樹脂からなる群から選択され
る硬化性樹脂である。なお、(A)成分の硬化手段は特に
限定されず、例えば、熱により硬化する硬化性樹脂、紫
外線または放射線等の高エネルギー線により硬化する硬
化性樹脂、湿気により硬化する硬化性樹脂が挙げられ
る。また、(A)成分は室温で液状または固体状のいずれ
の状態の硬化性樹脂であってもよく、有機溶剤等を含有
していてもよい。
【0011】(A)成分には、上記例示の硬化性樹脂以外
の成分として、硬化剤,硬化促進剤,充填剤,光増感
剤,高級脂肪酸金属塩,エステル系ワックス,可塑剤等
を配合することができる。(A)成分に配合することがで
きる硬化剤として具体的には、カルボン酸やスルホン酸
等の有機酸およびその無水物,有機ヒドロキシ化合物,
シラノール基、アルコキシ基またはハロゲノ基等の基を
有する有機ケイ素化合物,一級または二級のアミノ化合
物を例示することができ、またこれらを二種以上組み合
わせて使用することもできる。また、(A)成分に配合す
ることができる硬化促進剤として具体的には、三級アミ
ン化合物,アルミニウムやジルコニウム等の有機金属化
合物,ホスフィン等の有機リン化合物,異環型アミン化
合物,ホウ素錯化合物,有機アンモニウム塩,有機スル
ホニウム塩,有機過酸化物等が例示される。また、(A)
成分に配合することができる充填剤として具体的には、
ガラス繊維,石綿,アルミナ繊維,アルミナとシリカを
成分とするセラミック繊維,ボロン繊維,ジルコニア繊
維,炭化ケイ素繊維,金属繊維,ポリエステル繊維,ア
ラミド繊維,ナイロン繊維,フェノール繊維,天然の動
植物繊維等の繊維状充填剤,溶融シリカ,沈澱シリカ,
ヒュームドシリカ,焼成シリカ,酸化亜鉛,焼成クレ
イ,カーボンブラック,ガラスビーズ,アルミナ,タル
ク,炭酸カルシウム,クレイ,水酸化アルミニウム,硫
酸バリウム,二酸化チタン,窒化アルミニウム,炭化ケ
イ素,酸化マグネシウム,酸化ベリリウム,カオリン,
雲母,ジルコニア等の粉粒体状充填剤およびこれらの混
合物が例示される。
【0012】(B)オルガノポリシロキサンは、本発明の
硬化性樹脂組成物の流動性を向上させ、またこれを硬化
して得られた硬化樹脂の可撓性を向上させ、かつ金属等
の被着体に対する接着性を向上させるための成分であ
り、一般式:
【化3】 で表されるオルガノポリシロキサンである。上式中、R
1は炭素数5以下の低級アルキル基またはフェニル基で
あり、炭素数5以下の低級アルキル基として具体的に
は、メチル基,エチル基,プロピル基,ブチル基,ペン
チル基が例示される。また、上式中、R2は炭素数5以
下の低級アルキル基、フェニル基および水素原子からな
る群から選択される基であり、R2の炭素数5以下の低
級アルキル基として具体的には、メチル基,エチル基,
プロピル基,ブチル基,ペンチル基が例示される。ま
た、上式中、R3はエポキシ基含有有機基、アルコキシ
シリルアルキル基および炭素数6以上のアルキル基から
なる群から選択される基であり、R3のエポキシ基含有
有機基として具体的には、2−グリシドキシエチル基,
3−グリシドキシプロピル基,4−グリシドキシブチル
基,5−グリシドキシペンチル基,2−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチル基,3−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)プロピル基,4−(3,4−エポキ
シシクロヘキシル)ブチル基が例示され、R3のアルコ
キシシリルアルキル基として具体的には、トリメトキシ
シリルエチル基,トリメトキシシリルプロピル基,トリ
メトキシシリルブチル基,トリメトキシシリルペンチル
基,トリエトキシシリルエチル基,トリエトキシシリル
プロピル基,トリエトキシシリルブチル基,メチルジメ
トキシシリルエチル基,メチルジメトキシシリルプロピ
ル基,ジメチルメトキシシリルエチル基,ジメチルメト
キシシリルプロピル基が例示され、R3の炭素数6以上
のアルキル基として具体的には、ヘキシル基,ヘプチル
基,オクチル基,ノニル基,デシル基,ウンデシル基,
ドデシル基,トリデシル基,テトラデシル基,ペンタデ
シル基,ヘキサデシル基,ヘプタデシル基,オクタデシ
ル基が例示され、n−ヘキシル基,n−ヘプチル基,n
−オクチル基,n−ノニル基,n−デシル基,n−ウン
デシル基,n−ドデシル基,n−トリデシル基,n−テ
トラデシル基,n−ペンタデシル基,n−ヘキサデシル
基,n−ヘプタデシル基,n−オクタデシル基が好まし
い。(B)成分において、R3のアルキル基は炭素数が6以
上であることが必要であり、その上限は特に限定されな
いが、これを(A)成分に配合した場合、(A)成分と(B)成
分との相溶性が良好であり、得られる硬化樹脂組成物を
硬化後の樹脂の可撓性および接着性が良好であることか
ら、R3のアルキル基の炭素数は6〜30の範囲である
ことが好ましい。
【0013】また、上式中、aはエポキシ基含有有機
基、アルコキシシリルアルキル基または炭素数6以上の
アルキル基を有しない一官能性シロキサン単位(M単
位)の数を示す0または正数であり、bはエポキシ基含
有有機基、アルコキシシリルアルキル基または炭素数6
以上のアルキル基を有する一官能性シロキサン単位(M
単位)の数を示す正数であり、cは四官能性シロキサン
単位(Q単位)の数を示す正数であり、それぞれの比、
a/cは0〜4の範囲の数であり、b/cは0.05〜
4の範囲の数であり、かつ(a+b)/cは0.2〜4
の範囲の数である。これは、四官能性シロキサン単位
(Q単位)1個に対して、一官能性シロキサン単位(M
単位)は4個をこえることはできず、一官能性シロキサ
ン単位(M単位)が0.2個未満であると、(A)成分と
(B)成分の相溶性が低下するためである。また、本発明
の硬化性樹脂組成物において、(A)成分と(B)成分の相溶
性が優れるためには、(B)成分中のエポキシ基含有有機
基、アルコキシシリルアルキル基または炭素数6以上の
アルキル基を有する一官能性シロキサン単位(M単位)
は、四官能性シロキサン単位(Q単位)1個に対して少
なくとも0.05個であることが必要であるからであ
る。(B)成分は室温で液状または固体状であり、その分
子量は特に限定されないが、(A)成分との相溶性が良好
であることから、500〜500,000の範囲である
ことが好ましい。
【0014】本発明の硬化性樹脂組成物において、(B)
成分は、アルコキシシリルアルキル基と炭素数6以上の
アルキル基とを有しているため、(A)成分の樹脂マトリ
ックス中に取り込まれることにより、得られた硬化樹脂
の可撓性が向上し、また(B)成分がSiO2単位(Q単
位)からなるので、可撓性および接着性に優れるという
利点を有する。
【0015】上記(B)成分は、例えば、ヒドロシリル化
反応用触媒の存在下、一般式:
【化4】 {式中、R1は炭素数5以下の低級アルキル基またはフ
ェニル基である。また、dは0または正数であり、eは
正数であり、fは正数であり、d/fは0〜4の数であ
り、e/fは0.05〜4の数であり、かつ(d+e)
/fは0.2〜4の数である。}で表されるオルガノポ
リシロキサンにアルコキシシリルアルケンと炭素数6以
上のアルケンと必要に応じてエポキシ基および脂肪族不
飽和結合を有する有機化合物を付加反応させることによ
り調製することができる。
【0016】本発明の硬化性樹脂組成物において、(B)
成分の配合量は、(A)成分100重量部に対して0.1
〜500重量部であり、好ましくは0.5〜100重量
部である。これは、(B)成分の配合量が、(A)成分100
重量部に対して0.1重量部未満であると、得られた硬
化樹脂の可撓性が向上しないためであり、またこれが5
00重量部をこえると、得られた硬化樹脂の機械的強度
が著しく低下するためである。
【0017】本発明の硬化性樹脂組成物は、(A)成分と
(B)成分を均一に混合することにより調製することがで
きる。(A)成分と(B)成分を混合する方法は特に限定され
ず、具体的には、(A)成分に直接(B)成分を配合する方
法、(A)成分調製時に(B)成分を配合し、プレミックスし
た後、(A)成分に充填剤等の添加剤を配合する方法、(B)
成分に(A)成分に配合する各種の添加剤を順次配合する
方法が例示される。(A)成分と(B)成分を混合する混合装
置としては、特に限定がなく、(A)成分または(B)成分が
液状、固体状、粉状等の種々の形態により混合装置は選
択されるが、具体的には、一軸または二軸の連続混合
機、二本ロール、ロスミキサー、ニーダーミキサーが例
示される。
【0018】本発明の硬化性樹脂組成物は、硬化前には
流動性が優れるので、トランスファーモールド,インジ
ェクションモールド,ポッティング,キャスティング,
粉体塗装,浸漬塗布,滴下等の方法により使用すること
ができる。また、本発明の硬化性樹脂組成物は、硬化後
は可撓性および接着性に優れた硬化樹脂になるので、電
気・電子素子を封止するための硬化性樹脂組成物、接着
剤等に使用することができる。
【0019】
【実施例】本発明の硬化性樹脂組成物を実施例により詳
細に説明する。なお、実施例中、粘度の値は25℃にお
いて測定した値であり、硬化性樹脂組成物および硬化樹
脂の諸特性は下記の方法により測定した。
【0020】○スパイラルフロー:EMMI規格に準じ
た方法により測定した。 ○成形収縮率 :JIS−K−6911に準じた方
法により測定した。 ○熱膨張率 :5mm×5mm×16mmに成形した硬
化樹脂を熱膨張計(真空理工社製DL−7000)を使
用して測定した。熱膨張率の値は、室温からガラス転移
点までの値である。 ○ガラス転移点(Tg):熱膨張率測定により測定した。 ○曲げ弾性率 :JIS−K−6911に準じた方
法により測定した。 ○吸水率 :2インチ×0.5インチ×0.2
5インチに成形した硬化樹脂を温度121℃、湿度10
0%にして20時間加湿した後に、その硬化樹脂の重量
増加を測定することにより求めた。 ○バリ :深さ20μmの溝を使用して、バ
リ長さを測定した。 ○接着性 :硬化性樹脂組成物を42アロイ板
および銅板に挟み、これを硬化させた後、硬化樹脂を剥
す際の接着性を○(良好)、×(不良)により判断し
た。 ○耐熱衝撃性 :チップサイズ36mm2、パッケー
ジ厚さ2.0mmの樹脂封止半導体素子20個を成形し、
これを−196℃←→+150℃で1分間のサイクルで
ヒートサイクル試験を行い、150サイクル後に封止樹
脂表面を実体顕微鏡で観察して、表面にクラックの入っ
た成形品の個数が5個以下である場合を○、6〜10個
である場合を△、11個以上である場合を×とした。 ○半田耐熱性 :チップサイズ36mm2、パッケー
ジ厚さ2.0mmの樹脂封止半導体素子20個を成形し、
これを85℃で85%RH条件下にて72時間放置後、
直ちに240℃の半田浴に1時間浸漬し、封止樹脂表面
を実体顕微鏡で観察した。表面にクラックの入った成形
品の個数が5個以下である場合を○、6〜10個である
場合を△、11個以上である場合を×とした。
【0021】
【参考例1】攪拌装置、還流冷却管および温度計付きの
四つ口フラスコに、テトラキス(ジメチルシロキシ)シ
ランをトルエン中でアリルトリメトキシシランと1−オ
クタデンを塩化白金酸の存在下に反応させて、黄褐色透
明なオルガノポリシロキサンを調製した。このオルガノ
ポリシロキサンの粘度は24センチポイズであり、屈折
率は1.4358であった。このオルガノポリシロキサ
ンを1H−核磁気共鳴スペクトル分析(以下、NM
R)、13C−NMRおよび29Si−NMRにより分析し
たところ、次の構造式で表されることが確認された。
【0022】
【化5】
【0023】
【参考例2】攪拌装置、還流冷却管および温度計付きの
四つ口フラスコに、式:
【化6】 で表されるオルガノポリシロキサン(粘度46センチポ
イズ、ケイ素原子結合水素原子の含有量0.92重量
%)をトルエン中で、1−オクタデセンとビニルトリメ
トキシシランを塩化白金酸触媒の存在下で反応させて、
無色透明なオルガノポリシロキサンを調製した。このオ
ルガノポリシロキサンの粘度は97センチポイズであ
り、屈折率は1.4386であった。このオルガノポリ
シロキサンを1H−NMR、13C−NMRおよび29Si
−NMRにより分析したところ、次の構造式で表される
ことが確認された。
【0024】
【化7】
【0025】
【参考例3】攪拌装置、還流冷却管および温度計付きの
四つ口フラスコに、式:
【化8】 で表されるオルガノポリシロキサン(粘度46センチポ
イズ、ケイ素原子結合水素原子の含有量0.92重量
%)をトルエン中で、1−ドデセン、ビニルトリメトキ
シシランとアリルグリシジルエーテルを塩化白金酸触媒
の存在下で反応させて、褐色透明なオルガノポリシロキ
サンを調製した。このオルガノポリシロキサンの粘度は
142センチポイズであり、屈折率は1.4475であ
った。このオルガノポリシロキサンを1H−NMR、13
C−NMRおよび29Si−NMRにより分析したとこ
ろ、次の構造式で表されることが確認された。
【0026】
【化9】
【0027】
【参考例4】攪拌装置、還流冷却管および温度計付き四
つ口フラスコに、式:
【化10】 で表されるオルガノポリシロキサン(粘度46センチポ
イズ、ケイ素原子結合水素原子の含有量0.92重量
%)をトルエン中で、1−オクタデセンとビニルトリメ
トキシシランを塩化白金酸の存在下で反応させて、無色
透明なオルガノポリシロキサンを調製した。こおオルガ
ノポリシロキサンの粘度は97センチポイズであり、屈
折率は1.4386であった。このオルガノポリシロキ
サンを1H−NMR、13C−NMRおよび29Si−NM
Rにより分析したところ、次の構造式、で表されること
が確認された。
【0028】
【化11】
【0029】
【実施例1】フェノールノボラック樹脂(軟化点80
℃、水酸基当量100)100重量部、参考例1で調製
したオルガノポリシロキサン8.9重量部、溶融石英粉
末185.7重量部、ヘキサメチレンテトラミン11.
4重量部、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン1.0重量部およびカルナバウワックス2.9重量部
を均一に混合し、これを90℃の加熱ロールでさらに混
練後冷却して本発明の硬化性樹脂組成物を調製した。次
いで、これを粉砕し、175℃、70kg/cm2の条件下で
3分間トランスファ成形した。その後、硬化樹脂を15
0℃で2時間かけてポストキュアした。得られた硬化樹
脂の諸特性を表1に示した。
【0030】
【比較例1】実施例1において、参考例1で調製したオ
ルガノポリシロキサンの代わりに下式で表されるオルガ
ノポリシロキサンを使用した以外は実施例1と同様にし
て硬化性樹脂組成物を調製した。これを実施例1と同様
にして硬化させた。得られた硬化樹脂の諸特性を表1に
示した。
【0031】
【化12】
【0032】
【比較例2】実施例1において、参考例1で調製したオ
ルガノポリシロキサンを使用しない以外は実施例1と同
様にして硬化性樹脂組成物を調製した。これを実施例1
と同様にして硬化させた。得られた硬化樹脂の諸特性を
表1に示した。
【0033】
【表1】
【0034】
【実施例2】CH3SiO3/2単位40モル%、C6
5(CH3)SiO2/2単位10モル%、C65SiO3/2
単位40モル%および(C652SiO2/2単位10モ
ル%からなり、ケイ素原子結合水酸基を5重量%含有す
るシリコーン樹脂50重量部とクレゾールノボラックエ
ポキシ樹脂(軟化点80℃、エポキシ当量220)50
重量部からなるシリコーン−エポキシ樹脂100重量
部、参考例2で調製したオルガノポリシロキサン8.0
重量部、溶融石英粉末284.6重量部、アルミニウム
アセチルアセトネート3.5重量部、3−グリシドキシ
プロピルトリメトキシシラン1.0重量部およびカルナ
バウワックス3.8重量部とを均一に混合し、これを9
0℃の加熱ロールでさらに混練後冷却して本発明の硬化
性樹脂組成物を調製した。次いで、これを粉砕し、17
5℃、70kg/cm2の条件下で2分間トランスファモール
ド成形した。その後、この硬化樹脂を180℃で12時
間かけてポストキュアした。得られた硬化樹脂の諸特性
を表2に示した。
【0035】
【実施例3】実施例2において、参考例2で調製したオ
ルガノポリシロキサンの代わりに参考例3で調製したオ
ルガノポリシロキサンを使用した以外は実施例2と同様
にして、硬化性樹脂組成物を調製した。これを実施例2
と同様にして硬化させた。得られた硬化樹脂の諸特性を
表2に示した。
【0036】
【実施例4】実施例2において、参考例2で調製したオ
ルガノポリシロキサンの代わりに参考例4で調製したオ
ルガノポリシロキサンを使用した以外は実施例2と同様
にして、硬化性樹脂組成物を調製した。これを実施例2
と同様にして硬化させた。得られた硬化樹脂の諸特性を
表2に示した。
【0037】
【比較例3】実施例2において、参考例2で調製したオ
ルガノポリシロキサンの代わりに下記の構造式で表され
るオルガノポリシロキサンを使用した以外は実施例2と
同様にして硬化性樹脂組成物を調製した。これを実施例
2と同様にして硬化させた。得られた硬化樹脂の諸特性
を表2に示した。
【0038】
【化13】
【0039】
【比較例4】実施例2において、参考例2で調製したオ
ルガノポリシロキサンを添加しない以外は実施例2と同
様にして硬化性樹脂組成物を調製した。これを実施例2
と同様にして硬化させた。得られた硬化樹脂の諸特性を
表2に示した。
【0040】
【表2】
【0041】
【実施例5】ビスマレイミド−トリアジン型の熱硬化性
ポリイミド樹脂100重量部、参考例3で調製したオル
ガノポリシロキサン12重量部、溶融石英粉末185.
7重量部、カルナバウワックス2.9重量部および安息
香酸アルミニウム0.9重量部とを均一に混合し、これ
を90℃の加熱ロールでさらに混練後冷却して本発明の
硬化性樹脂組成物を調製した。次いで、これを粉砕し
て、220℃、70kg/cm2の条件下で4分間トランスフ
ァモールド成形した。その後、この硬化樹脂を230℃
で3時間かけてポストキュアした。得られた硬化樹脂の
諸特性を表3に示した。
【0042】
【比較例5】実施例5において、参考例3で調製したオ
ルガノポリシロキサンを使用しない以外は実施例5と同
様にして硬化性樹脂組成物を調製した。これを実施例5
と同様に硬化させた。この硬化樹脂の諸特性を表3に示
した。
【0043】
【表3】
【0044】
【実施例6】オルソクレゾールノボラックエポキシ樹脂
(軟化点80℃、エポキシ当量220)75重量部、溶
融シリカ260重量部、カルナバウワックス1重量部、
フェノールノボラック樹脂35重量部、トリフェニルフ
ォスフィン0.6重量部、参考例4で調製したオルガノ
ポリシロキサン13重量部および3−グリシドキシプロ
ピルトリメトキシシラン1.0重量部を均一に混合し、
これを90℃の加熱ロールでさらに混練後冷却して本発
明の硬化性樹脂組成物を調製した。次いで、これを粉砕
し、150℃、70kg/cm2の条件下で3分間トランスフ
ァモールド成形した。その後、この硬化樹脂を180℃
で4時間かけてポストキュアした。得られた硬化樹脂の
諸特性を表4に示した。
【0045】
【比較例6】実施例6において、参考例4で調製したオ
ルガノポリシロキサンを使用しない以外は実施例6と同
様にして硬化性樹脂組成物を調製した。これを実施例6
と同様にして硬化させた。得られた硬化樹脂の諸特性を
表4に示した。
【0046】
【表4】
【0047】
【実施例7】3,4−エポキシシクロヘキシル−3,4
−エポキシシクロヘキサンカルボキシレート100重量
部、3または4−メチルヘキサハイドロフタリックアン
ハイドライド120.5重量部、オクチル酸錫1.4重
量部および参考例2で調製したオルガノポリシロキサン
24重量部を均一に混合して本発明の硬化性樹脂組成物
を調製した。これを、1mm厚のニッケル板に挟み、21
0℃、2時間で加熱後、さらに150℃で3時間加熱し
て、樹脂を硬化させた。硬化樹脂のニッケル板に対する
接着強度を測定した。この結果を表5に示した。
【0048】
【実施例8】実施例7において、参考例2で調製したオ
ルガノポリシロキサンの代わりに参考例4で調製したオ
ルガノポリシロキサンを使用した以外は実施例7と同様
にして硬化性樹脂組成物を調製した。これを実施例7と
同様にして硬化させた。得られた硬化樹脂のニッケル板
に対する接着強度を測定した。この結果を表5に示し
た。
【0049】
【比較例7】実施例7において、参考例2で調製したオ
ルガノポリシロキサンを使用しない以外は実施例7と同
様にして硬化性樹脂を調製した。これを実施例7と同様
にして硬化させた。得られた硬化樹脂のニッケル板に対
する接着強度を測定した。この結果を表5に示した。
【0050】
【表5】
【0051】
【発明の効果】本発明の硬化性樹脂組成物は、(B)成分
として、一分子中にアルコキシシリルアルキル基と炭素
数6以上のアルキル基とを少なくとも1個づつ有するオ
ルガノポリシロキサンを配合しているので、硬化前は流
動性が優れ、硬化後には可撓性および接着性が優れた硬
化樹脂を得ることができるという特徴を有する。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 79/08 C08L 79/08 101/00 101/00 (72)発明者 橘 隆司 千葉県市原市千種海岸2番2 東レ・ダ ウコーニング・シリコーン株式会社 研 究開発本部内 (56)参考文献 特開 平7−18078(JP,A) 特開 平5−140317(JP,A) 特開 平5−105758(JP,A) 特開 平5−51459(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 83/00 - 83/16

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)硬化性樹脂 100重量部および
    (B)一般式: 【化1】 {式中、Rは炭素数5以下の低級アルキル基またはフ
    ェニル基であり、Rは炭素数5以下の低級アルキル
    基、フェニル基および水素原子からなる群から選択され
    る基であり、Rはエポキシ基含有有機基、アルコキシ
    シリルアルキル基および炭素数6〜30のアルキル基か
    らなる群から選択される基である。また、aは0または
    正数であり、bは正数であり、cは正数であり、a/c
    は0〜4の数であり、b/cは0.05〜4の数であ
    り、かつ(a+b)/cは0.2〜4の数である。} で表され、一分子中にアルコキシシリルアルキル基と炭
    素数6〜30のアルキル基とを少なくとも1個づつ有す
    るオルガノポリシロキサン 0.1〜500重量部から
    なる硬化性樹脂組成物。
  2. 【請求項2】 (A)成分がエポキシ樹脂、フェノール
    樹脂、イミド樹脂およびシリコーン樹脂からなる群から
    選択される硬化性樹脂であることを特徴とする請求項1
    記載の硬化性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 (B)成分が一分子中にエポキシ基含有
    有機基とアルコキシシリルアルキル基と炭素数6〜30
    のアルキル基とを少なくとも1個づつ有するオルガノポ
    リシロキサンであることを特徴とする請求項1記載の硬
    化性樹脂組成物。
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