JP3464545B2 - プリローダ装置 - Google Patents
プリローダ装置Info
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- JP3464545B2 JP3464545B2 JP27403694A JP27403694A JP3464545B2 JP 3464545 B2 JP3464545 B2 JP 3464545B2 JP 27403694 A JP27403694 A JP 27403694A JP 27403694 A JP27403694 A JP 27403694A JP 3464545 B2 JP3464545 B2 JP 3464545B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- buckle
- webbing
- actuating member
- pulled out
- opposite direction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/18—Anchoring devices
- B60R22/195—Anchoring devices with means to tension the belt in an emergency, e.g. means of the through-anchor or splitted reel type
- B60R22/1952—Transmission of tensioning power by cable; Return motion locking means therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両急減速時にバック
ルを引き込んでウエビングを引き締めるプリローダ装置
に関する。
ルを引き込んでウエビングを引き締めるプリローダ装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】車両のシートベルト装置では、ウエビン
グの中間部が挿通されたタングプレートを、座席脇のバ
ックルに係合することにより、ウエビングの装着がなさ
れる。ウエビングの装着を解くには、バックルに設けて
ある解除ボタンを操作すればよく、これにより、タング
プレートとバックルとの係合が解除される。
グの中間部が挿通されたタングプレートを、座席脇のバ
ックルに係合することにより、ウエビングの装着がなさ
れる。ウエビングの装着を解くには、バックルに設けて
ある解除ボタンを操作すればよく、これにより、タング
プレートとバックルとの係合が解除される。
【0003】ここで、バックルを通常の位置から、車両
急減速時には引き込み、これにより、ウエビングを引き
締めて(緊張させて)乗員の初期拘束性を高めるプリロ
ーダ装置が知られている。
急減速時には引き込み、これにより、ウエビングを引き
締めて(緊張させて)乗員の初期拘束性を高めるプリロ
ーダ装置が知られている。
【0004】この種のプリローダ装置では、バックルが
引き込まれるとロック機構が作動し、バックルはその引
込位置が保持されて引出ができないようにされている。
引き込まれるとロック機構が作動し、バックルはその引
込位置が保持されて引出ができないようにされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、バックルの
引込位置と、通常の位置とでは、解除ボタンの位置も異
なる。
引込位置と、通常の位置とでは、解除ボタンの位置も異
なる。
【0006】解除ボタンの操作上は、解除ボタンは位置
を変えないのがよい。本発明は上記事実を考慮し、車両
急減速時にはバックルを引き込んでウエビングの引き締
めを行って所期の目的を達成し、その後は、バックルを
通常の位置へ復帰させて、操作ボタンの操作性の向上を
図ることができるプリローダ装置を提供することを目的
とする。
を変えないのがよい。本発明は上記事実を考慮し、車両
急減速時にはバックルを引き込んでウエビングの引き締
めを行って所期の目的を達成し、その後は、バックルを
通常の位置へ復帰させて、操作ボタンの操作性の向上を
図ることができるプリローダ装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る本発明のプリローダ装置は、ウエビ
ングの着脱のためのタングプレートと係合する係合部と
その係合を解除する解除操作部とを有するバックルを、
通常の引出位置から、車両急減速時にはウエビングを引
き締めるための引込位置へ引き込むプリローダ装置にお
いて、一方向の移動によりバックルが引き込まれ、逆方
向の移動によりバックルが引き出される移動部材と、こ
の移動部材と連結されて移動部材と一体に移動する作動
部材と、この作動部材と係合し、作動部材の一方向の移
動は許容し、作動部材の逆方向の移動は阻止するロック
部材と、前記バックルを引込位置へ引き込んだ後にバッ
クル引出力が所定の荷重に達する前は前記バックル引出
力に対抗してバックルの引出を阻止し、前記バックル引
出力が所定の荷重に達すると破断してバックルの引出を
可能とする脆弱部と、前記バックルの引出位置でそれ以
上のバックルの引出を阻止する阻止手段と、を備え、前
記脆弱部は、移動部材と作動部材との連結部分とされ、
破断によって移動部材の逆方向の移動を可能とする、構
成を特徴とする。
に、請求項1に係る本発明のプリローダ装置は、ウエビ
ングの着脱のためのタングプレートと係合する係合部と
その係合を解除する解除操作部とを有するバックルを、
通常の引出位置から、車両急減速時にはウエビングを引
き締めるための引込位置へ引き込むプリローダ装置にお
いて、一方向の移動によりバックルが引き込まれ、逆方
向の移動によりバックルが引き出される移動部材と、こ
の移動部材と連結されて移動部材と一体に移動する作動
部材と、この作動部材と係合し、作動部材の一方向の移
動は許容し、作動部材の逆方向の移動は阻止するロック
部材と、前記バックルを引込位置へ引き込んだ後にバッ
クル引出力が所定の荷重に達する前は前記バックル引出
力に対抗してバックルの引出を阻止し、前記バックル引
出力が所定の荷重に達すると破断してバックルの引出を
可能とする脆弱部と、前記バックルの引出位置でそれ以
上のバックルの引出を阻止する阻止手段と、を備え、前
記脆弱部は、移動部材と作動部材との連結部分とされ、
破断によって移動部材の逆方向の移動を可能とする、構
成を特徴とする。
【0008】請求項2に係る本発明のプリローダ装置
は、ウエビングの着脱のためのタングプレートと係合す
る係合部とその係合を解除する解除操作部とを有するバ
ックルを、通常の引出位置から、車両急減速時にはウエ
ビングを引き締めるための引込位置へ引き込むプリロー
ダ装置において、一方向の移動によりバックルが引き込
まれ、逆方向の移動によりバックルが引き出される移動
部材と、この移動部材と一体に移動する作動部材と、こ
の作動部材と係合し、作動部材の一方向の移動は許容
し、作動部材の逆方向の移動は阻止するロック部材と、
前記バックルを引込位置へ引き込んだ後にバックル引出
力が所定の荷重に達する前は前記バックル引出力に対抗
してバックルの引出を阻止し、前記バックル引出力が所
定の荷重に達すると破断してバックルの引出を可能とす
る脆弱部と、前記バックルの引出位置でそれ以上のバッ
クルの引出を阻止する阻止手段と、を備え、さらに、前
記脆弱部は、作動部材とロック部材との係合部分とさ
れ、破断によって作動部材とロック部材との係合を解除
して作動部材の逆方向の移動を可能とする、構成を特徴
とする。
は、ウエビングの着脱のためのタングプレートと係合す
る係合部とその係合を解除する解除操作部とを有するバ
ックルを、通常の引出位置から、車両急減速時にはウエ
ビングを引き締めるための引込位置へ引き込むプリロー
ダ装置において、一方向の移動によりバックルが引き込
まれ、逆方向の移動によりバックルが引き出される移動
部材と、この移動部材と一体に移動する作動部材と、こ
の作動部材と係合し、作動部材の一方向の移動は許容
し、作動部材の逆方向の移動は阻止するロック部材と、
前記バックルを引込位置へ引き込んだ後にバックル引出
力が所定の荷重に達する前は前記バックル引出力に対抗
してバックルの引出を阻止し、前記バックル引出力が所
定の荷重に達すると破断してバックルの引出を可能とす
る脆弱部と、前記バックルの引出位置でそれ以上のバッ
クルの引出を阻止する阻止手段と、を備え、さらに、前
記脆弱部は、作動部材とロック部材との係合部分とさ
れ、破断によって作動部材とロック部材との係合を解除
して作動部材の逆方向の移動を可能とする、構成を特徴
とする。
【0009】
【0010】なお、請求項1又は2の構成においては、
移動部材はワイヤを巻き掛けたドラムであり、ワイヤを
引っ張ることにより、ドラムの回転に伴いバックルを引
き込んでなり、作動部材は周部に係合歯を有する係合歯
部材であり、ロック部材はその係合歯と係合するパウル
である構成が、具体的に挙げられる。
移動部材はワイヤを巻き掛けたドラムであり、ワイヤを
引っ張ることにより、ドラムの回転に伴いバックルを引
き込んでなり、作動部材は周部に係合歯を有する係合歯
部材であり、ロック部材はその係合歯と係合するパウル
である構成が、具体的に挙げられる。
【0011】
【作用】上記構成によれば、タングプレートをバックル
の係合部と係合させてウエビングの装着がなされる。ウ
エビングの装着を解くには、解除操作部を操作してタン
グプレートとバックルの係合部との係合を解除すればよ
い。
の係合部と係合させてウエビングの装着がなされる。ウ
エビングの装着を解くには、解除操作部を操作してタン
グプレートとバックルの係合部との係合を解除すればよ
い。
【0012】車両急減速時には、バックルが通常の引出
位置から引込位置へ引き込まれ、ウエビングの引き締め
がなされる。
位置から引込位置へ引き込まれ、ウエビングの引き締め
がなされる。
【0013】その後、バックル引込力が減少してそれが
バックル引出力を下回ると両者の差に相当する荷重が、
脆弱部に作用する。その荷重が所定の荷重に達する前は
脆弱部がその荷重に対抗してバックルの引出が阻止され
る。荷重が所定の荷重に達すると脆弱部が破断してバッ
クルの引出が可能となる。このため、バックルは引出位
置へ復帰することができ、引出位置では阻止手段によっ
てそれ以上のバックルの引出が阻止される。
バックル引出力を下回ると両者の差に相当する荷重が、
脆弱部に作用する。その荷重が所定の荷重に達する前は
脆弱部がその荷重に対抗してバックルの引出が阻止され
る。荷重が所定の荷重に達すると脆弱部が破断してバッ
クルの引出が可能となる。このため、バックルは引出位
置へ復帰することができ、引出位置では阻止手段によっ
てそれ以上のバックルの引出が阻止される。
【0014】これにより、車両急減速時にはバックルを
引き込んでウエビングの引き締めを行って所期の目的を
達成し、すなわち車両急減速時にウエビングによる乗員
の初期拘束を確実に行い、その後は、バックルを通常の
位置へ復帰させ、通常時と同じ位置での解除操作部の操
作を可能にすることで、解除操作部の操作性の向上を図
ることができる。 具体的には、請求項1にあるように、
脆弱部は、移動部材と作動部材との連結部分で構成する
ことが可能である。この場合、車両急減速時に移動部材
が一方向へ移動してバックルが引き込まれたときロック
部材が作動部材と係合して作動部材の逆方向の移動が阻
止されており、脆弱部が破断するまでは移動部材の逆方
向の移動が阻止されてバックルの引出が阻止される。 脆
弱部が破断すると、この破断によって、作動部材の逆方
向の移動がロック部材で阻止されているのに関わらず、
移動部材の逆方向の移動が可能となり、従って、バック
ルの引出が可能となる。
引き込んでウエビングの引き締めを行って所期の目的を
達成し、すなわち車両急減速時にウエビングによる乗員
の初期拘束を確実に行い、その後は、バックルを通常の
位置へ復帰させ、通常時と同じ位置での解除操作部の操
作を可能にすることで、解除操作部の操作性の向上を図
ることができる。 具体的には、請求項1にあるように、
脆弱部は、移動部材と作動部材との連結部分で構成する
ことが可能である。この場合、車両急減速時に移動部材
が一方向へ移動してバックルが引き込まれたときロック
部材が作動部材と係合して作動部材の逆方向の移動が阻
止されており、脆弱部が破断するまでは移動部材の逆方
向の移動が阻止されてバックルの引出が阻止される。 脆
弱部が破断すると、この破断によって、作動部材の逆方
向の移動がロック部材で阻止されているのに関わらず、
移動部材の逆方向の移動が可能となり、従って、バック
ルの引出が可能となる。
【0015】
【0016】
【0017】また、請求項2にあるように、脆弱部は、
作動部材とロック部材との係合部分とすることが可能で
ある。この場合には、脆弱部が破断するまでは作動部材
の逆方向の移動が阻止され、従って、移動部材の逆方向
の移動が阻止されてバックルの引出が阻止される。脆弱
部が破断すると、この破断によって、作動部材とロック
部材との係合が解除されてロック部材は作動部材の逆方
向の移動を阻止することができない。これにより、作動
部材は逆方向の移動が可能となり、従って、移動部材の
逆方向の移動が可能となってバックルの引出が可能とな
る。
作動部材とロック部材との係合部分とすることが可能で
ある。この場合には、脆弱部が破断するまでは作動部材
の逆方向の移動が阻止され、従って、移動部材の逆方向
の移動が阻止されてバックルの引出が阻止される。脆弱
部が破断すると、この破断によって、作動部材とロック
部材との係合が解除されてロック部材は作動部材の逆方
向の移動を阻止することができない。これにより、作動
部材は逆方向の移動が可能となり、従って、移動部材の
逆方向の移動が可能となってバックルの引出が可能とな
る。
【0018】
【実施例】本発明に係るプリローダ装置の第1実施例
を、図1乃至図6に基づき説明する。車両前方を矢印F
Rで、車両幅方向を矢印Wで、車両上方を矢印UPでそ
れぞれ図示する。
を、図1乃至図6に基づき説明する。車両前方を矢印F
Rで、車両幅方向を矢印Wで、車両上方を矢印UPでそ
れぞれ図示する。
【0019】図6に示すように、車両のシートベルト装
置では、ウエビング12の一端が図示を省略する巻取装
置に巻き取られ、他端が座席16右脇にあるアウタアン
カ(図示を省略)に支持される。ウエビング12の中間
部は、車両側壁のショルダアンカ(図示を省略)を通
り、また、ショルダアンカとアウタアンカとの間にはタ
ングプレート14が挿通支持されている。タングプレー
ト14を、2点鎖線で示す状態から実線で示す状態へ、
座席16左脇にあるバックル18のタングプレート挿入
孔26に挿入して係合することにより、アウタアンカと
タングプレート14との間のウエビング14をラップウ
エビング20として、タングプレート14とショルダア
ンカとの間のウエビング12をショルダウエビング22
として、ウエビング12の乗員への装着がなされる。す
なわち、そのシートベルト装置は3点式シートベルト装
置である。
置では、ウエビング12の一端が図示を省略する巻取装
置に巻き取られ、他端が座席16右脇にあるアウタアン
カ(図示を省略)に支持される。ウエビング12の中間
部は、車両側壁のショルダアンカ(図示を省略)を通
り、また、ショルダアンカとアウタアンカとの間にはタ
ングプレート14が挿通支持されている。タングプレー
ト14を、2点鎖線で示す状態から実線で示す状態へ、
座席16左脇にあるバックル18のタングプレート挿入
孔26に挿入して係合することにより、アウタアンカと
タングプレート14との間のウエビング14をラップウ
エビング20として、タングプレート14とショルダア
ンカとの間のウエビング12をショルダウエビング22
として、ウエビング12の乗員への装着がなされる。す
なわち、そのシートベルト装置は3点式シートベルト装
置である。
【0020】バックル18には、タングプレート14と
係合する係合部(例えば、板ばねで付勢されたラッチ金
具)の他に解除ボタン(解除操作部)28が設けられ、
解除ボタン28を押し下げて操作することにより、タン
グプレート14とバックル18との係合を解除すること
ができる。これにより、ウエビング12の乗員への装着
が解かれる。
係合する係合部(例えば、板ばねで付勢されたラッチ金
具)の他に解除ボタン(解除操作部)28が設けられ、
解除ボタン28を押し下げて操作することにより、タン
グプレート14とバックル18との係合を解除すること
ができる。これにより、ウエビング12の乗員への装着
が解かれる。
【0021】ここで、バックル18は、車両急減速時
に、プリローダ装置によって、通常の引出位置(図6に
実線で示す位置)から引込位置(図6に2点鎖線で示す
位置)へ下方後側に引き込まれる。これにより、ウエビ
ングが引き締められて(緊張して)乗員の初期拘束性が
高められる。
に、プリローダ装置によって、通常の引出位置(図6に
実線で示す位置)から引込位置(図6に2点鎖線で示す
位置)へ下方後側に引き込まれる。これにより、ウエビ
ングが引き締められて(緊張して)乗員の初期拘束性が
高められる。
【0022】プリローダ装置では、図1、図2及び図5
に示すように、移動部材としてのドラム32を備える。
ドラム32は、これと一体に形成されて水平に延出され
たドラム軸38を備え、ドラム軸38が、車体に立設さ
れたベース30に軸支されて、ドラム軸38を中心にし
て回転自在となる。ドラム32の周面には、第1巻き掛
け溝34と第2巻き掛け溝36とが同軸上に形成され
る。ベース32側に位置する第1巻き掛け溝34には、
第1ワイヤ40が巻き掛けられ、第1ワイヤ40の一端
は、上記バックル18の底部に連結され(図5を参
照)、他端は、第1巻き掛け溝34の溝底に固定され
る。ドラム32が図1で時計方向(矢印Aで示すバック
ル引込方向)に回転することにより第1ワイヤ40が第
1巻き掛け溝34に巻き取られ、これにより、バックル
18が引き込まれる。逆に、ドラム32が図1で反時計
方向(矢印Bで示すバックル引出方向)に回転すること
により、第1ワイヤ40が第1巻き掛け溝34から引き
出され、これにより、バックル18の引出が可能とな
る。
に示すように、移動部材としてのドラム32を備える。
ドラム32は、これと一体に形成されて水平に延出され
たドラム軸38を備え、ドラム軸38が、車体に立設さ
れたベース30に軸支されて、ドラム軸38を中心にし
て回転自在となる。ドラム32の周面には、第1巻き掛
け溝34と第2巻き掛け溝36とが同軸上に形成され
る。ベース32側に位置する第1巻き掛け溝34には、
第1ワイヤ40が巻き掛けられ、第1ワイヤ40の一端
は、上記バックル18の底部に連結され(図5を参
照)、他端は、第1巻き掛け溝34の溝底に固定され
る。ドラム32が図1で時計方向(矢印Aで示すバック
ル引込方向)に回転することにより第1ワイヤ40が第
1巻き掛け溝34に巻き取られ、これにより、バックル
18が引き込まれる。逆に、ドラム32が図1で反時計
方向(矢印Bで示すバックル引出方向)に回転すること
により、第1ワイヤ40が第1巻き掛け溝34から引き
出され、これにより、バックル18の引出が可能とな
る。
【0023】ベース30と反対側に位置する第2巻き掛
け溝36は、第1巻き掛け溝34より小径とされて、第
1巻き掛け溝34には、第2ワイヤ42が巻き掛けられ
る。第2ワイヤ42の一端はシリンダ44(図5を参
照)内のピストン(図示を省略)と連結され、他端は第
2巻き掛け溝36の溝底に固定される。シリンダ44に
は、図5に示すように、インフレータ46が連結され、
車両急減速を加速度センサ48が感知すると、インフレ
ータ46が作動し、ガスが発生して、発生ガスがシリン
ダ44内に供給される。これにより、ピストンが移動し
て第2ワイヤ42が車両前方へ引っ張られ、ドラム32
がバックル引込方向に回転し、バックル18が引込位置
(図5及び図6に2点鎖線で示す位置)へ引き込まれ
る。
け溝36は、第1巻き掛け溝34より小径とされて、第
1巻き掛け溝34には、第2ワイヤ42が巻き掛けられ
る。第2ワイヤ42の一端はシリンダ44(図5を参
照)内のピストン(図示を省略)と連結され、他端は第
2巻き掛け溝36の溝底に固定される。シリンダ44に
は、図5に示すように、インフレータ46が連結され、
車両急減速を加速度センサ48が感知すると、インフレ
ータ46が作動し、ガスが発生して、発生ガスがシリン
ダ44内に供給される。これにより、ピストンが移動し
て第2ワイヤ42が車両前方へ引っ張られ、ドラム32
がバックル引込方向に回転し、バックル18が引込位置
(図5及び図6に2点鎖線で示す位置)へ引き込まれ
る。
【0024】ドラム32のドラム軸38は円柱形とされ
てドラム軸38には、ドラム32とベース30との間
に、外歯ギヤ(周部に係合歯としての外歯62を有する
係合歯部材であり、作動部材を構成する)56が嵌合し
て設けられる。ドラム軸38には凸部50が半径方向外
方へ突設され、外歯ギヤ56には、シャフト38を貫通
させた円形のドラム軸孔52の周部に、凸部50に対応
する凹部54が形成される。凸部50が凹部54内に係
合することにより、外歯ギヤ56はドラム32と一体に
回転可能とされる。
てドラム軸38には、ドラム32とベース30との間
に、外歯ギヤ(周部に係合歯としての外歯62を有する
係合歯部材であり、作動部材を構成する)56が嵌合し
て設けられる。ドラム軸38には凸部50が半径方向外
方へ突設され、外歯ギヤ56には、シャフト38を貫通
させた円形のドラム軸孔52の周部に、凸部50に対応
する凹部54が形成される。凸部50が凹部54内に係
合することにより、外歯ギヤ56はドラム32と一体に
回転可能とされる。
【0025】外歯ギヤ56の外歯62に対応しては、パ
ウル58が設けられる。パウル58は一端が、ドラム軸
38と平行なパウル軸60でベース30に軸支され、他
端が延出されて延出先端部が、外歯62と噛合(係合)
する噛合部64とされる。パウル58はパウル軸60を
中心にして揺動自在とされる。パウル軸60には、例え
ば、図示を省略する捩じりコイルスプリンプ(パウル付
勢手段)が嵌合して、パウル58を図1で時計方向(矢
印C方向)に回動付勢する。すなわち、パウル58の噛
合部64が外歯62と噛合するように付勢される。
ウル58が設けられる。パウル58は一端が、ドラム軸
38と平行なパウル軸60でベース30に軸支され、他
端が延出されて延出先端部が、外歯62と噛合(係合)
する噛合部64とされる。パウル58はパウル軸60を
中心にして揺動自在とされる。パウル軸60には、例え
ば、図示を省略する捩じりコイルスプリンプ(パウル付
勢手段)が嵌合して、パウル58を図1で時計方向(矢
印C方向)に回動付勢する。すなわち、パウル58の噛
合部64が外歯62と噛合するように付勢される。
【0026】外歯ギヤ56の時計方向の回転によれば、
パウル58は揺動を繰り返して、次々に外歯62と噛合
することができ、外歯ギヤ56の時計方向の回転は許容
される。従って、ドラム32はバックル引込方向回転が
可能となる。逆に、外歯ギヤ56のバックル引出方向の
回転によれば、パウル58には、噛合部64が外歯62
と噛合する向きの回動付勢力が掛かり、外歯ギヤ56の
バックル引出方向の回転は阻止される。従って、ドラム
32のバックル引出方向回転は阻止される。
パウル58は揺動を繰り返して、次々に外歯62と噛合
することができ、外歯ギヤ56の時計方向の回転は許容
される。従って、ドラム32はバックル引込方向回転が
可能となる。逆に、外歯ギヤ56のバックル引出方向の
回転によれば、パウル58には、噛合部64が外歯62
と噛合する向きの回動付勢力が掛かり、外歯ギヤ56の
バックル引出方向の回転は阻止される。従って、ドラム
32のバックル引出方向回転は阻止される。
【0027】また、ベース30には、ドラム軸38と平
行に円柱状のストッパ66が突設され、ドラム32の外
周に沿って延びる。ストッパ66に対応してドラム32
の外周部には、突起68が一体に形成される。バックル
18の引出位置において、突起68がストッパ66と当
接することにより、ドラム32のそれ以上のバックル引
出方向の回転が阻止される。バックル18の通常の引出
位置から、ドラム32がバックル引込方向に回転する
と、これに伴い、突起68は、ストッパ66から離間す
る。
行に円柱状のストッパ66が突設され、ドラム32の外
周に沿って延びる。ストッパ66に対応してドラム32
の外周部には、突起68が一体に形成される。バックル
18の引出位置において、突起68がストッパ66と当
接することにより、ドラム32のそれ以上のバックル引
出方向の回転が阻止される。バックル18の通常の引出
位置から、ドラム32がバックル引込方向に回転する
と、これに伴い、突起68は、ストッパ66から離間す
る。
【0028】なお、ドラム32は、突起68がストッパ
66と当接する位置へ、バックル引出方向へ回転付勢さ
れている。その回転付勢手段(ドラム付勢手段)は図示
を省略する。
66と当接する位置へ、バックル引出方向へ回転付勢さ
れている。その回転付勢手段(ドラム付勢手段)は図示
を省略する。
【0029】ここで、上記凸部50は、例えば、その部
位のみ低強度の材質を用いたり、厚さを調整する等によ
り、脆弱化されている。車両急減速時には第2ワイヤ4
2が引っ張られてドラム32がバックル引込方向に回転
し(図3を参照)、第1ワイヤ40を介してバックル1
8が引込位置へ引き込まれるが、その後、ピストンに加
わるガス圧が低下してバックル引込力が減少し、乗員が
慣性移動しようとするのに伴ってウエビングに張力が加
わることによるウエビング引出力を下回るとその差に相
当する荷重Fが、ドラム32と外歯ギヤ56との連結部
分である凸部50と凹部54との間に作用する。その荷
重Fが所定の荷重に達すると、凸部50が破断するよう
にされる。これにより、凸部50がその荷重Fに対抗す
る限りは、ドラム32はバックル引出方向に回転しな
い。その荷重が所定の荷重に達すると、凸部50が破断
し、この破断によって、凸部50が凹部54内に残され
て(図4に網掛けで図示する)、ドラム32のドラム軸
38がドラム軸孔52内を相対的に摺動回転することが
可能となる。これにより、ドラム32はバックル引出方
向の回転が可能となる。その後、バックル引出力は、ド
ラム32をバックル引出方向に回転させるが、突起68
がストッパ66と当接して(図4を参照)バックル18
が引出位置へ復帰することにより、ドラム32のバック
ル引出方向の回転が阻止されて、それ以降のバックル引
出力はその当接によって対抗される。
位のみ低強度の材質を用いたり、厚さを調整する等によ
り、脆弱化されている。車両急減速時には第2ワイヤ4
2が引っ張られてドラム32がバックル引込方向に回転
し(図3を参照)、第1ワイヤ40を介してバックル1
8が引込位置へ引き込まれるが、その後、ピストンに加
わるガス圧が低下してバックル引込力が減少し、乗員が
慣性移動しようとするのに伴ってウエビングに張力が加
わることによるウエビング引出力を下回るとその差に相
当する荷重Fが、ドラム32と外歯ギヤ56との連結部
分である凸部50と凹部54との間に作用する。その荷
重Fが所定の荷重に達すると、凸部50が破断するよう
にされる。これにより、凸部50がその荷重Fに対抗す
る限りは、ドラム32はバックル引出方向に回転しな
い。その荷重が所定の荷重に達すると、凸部50が破断
し、この破断によって、凸部50が凹部54内に残され
て(図4に網掛けで図示する)、ドラム32のドラム軸
38がドラム軸孔52内を相対的に摺動回転することが
可能となる。これにより、ドラム32はバックル引出方
向の回転が可能となる。その後、バックル引出力は、ド
ラム32をバックル引出方向に回転させるが、突起68
がストッパ66と当接して(図4を参照)バックル18
が引出位置へ復帰することにより、ドラム32のバック
ル引出方向の回転が阻止されて、それ以降のバックル引
出力はその当接によって対抗される。
【0030】以下に、本実施例の作用を説明する。タン
グプレート14をバックル18のタングプレート挿入孔
26に挿入して係合させてウエビング12の装着がなさ
れる。ウエビング12の装着を解くには、解除ボタン2
8を操作してタングプレート14とバックル18の係合
部26との係合を解除すればよい。
グプレート14をバックル18のタングプレート挿入孔
26に挿入して係合させてウエビング12の装着がなさ
れる。ウエビング12の装着を解くには、解除ボタン2
8を操作してタングプレート14とバックル18の係合
部26との係合を解除すればよい。
【0031】車両急減速時には、バックル18が通常の
引出位置から引込位置へ引き込まれ、ウエビング12の
引き締めがなされる。パウル58の噛合部64が外歯ギ
ヤ56の外歯62と噛合し、外歯ギヤ56はバックル引
出方向の回転が阻止される。
引出位置から引込位置へ引き込まれ、ウエビング12の
引き締めがなされる。パウル58の噛合部64が外歯ギ
ヤ56の外歯62と噛合し、外歯ギヤ56はバックル引
出方向の回転が阻止される。
【0032】その後、バックル引込力が減少してそれが
バックル引出力を下回ると両者の差に相当する荷重F
が、凸部50に作用する。その荷重Fが所定の荷重に達
する前は凸部50がその荷重Fに対抗して、ドラム32
のバックル引出方向の回転は阻止される。
バックル引出力を下回ると両者の差に相当する荷重F
が、凸部50に作用する。その荷重Fが所定の荷重に達
する前は凸部50がその荷重Fに対抗して、ドラム32
のバックル引出方向の回転は阻止される。
【0033】荷重Fが所定の荷重に達すると凸部50が
破断して、ドラム32はバックル引出方向に回転してバ
ックル18の引出が可能となる。このため、バックル1
8は引出位置へ復帰することができ、引出位置では突起
68がストッパ66と当接し、それ以上のバックル18
の引出が阻止される。
破断して、ドラム32はバックル引出方向に回転してバ
ックル18の引出が可能となる。このため、バックル1
8は引出位置へ復帰することができ、引出位置では突起
68がストッパ66と当接し、それ以上のバックル18
の引出が阻止される。
【0034】これにより、車両急減速時にはバックル1
8を引き込んでウエビング12の引き締めを行って所期
の目的を達成し、すなわち、車両急減速時にウエビング
12による乗員の初期拘束を確実に行い、その後は、バ
ックル18を通常の引出位置へ復帰させ、通常時と同じ
位置で解除ボタン28の操作を可能とすることで、解除
ボタン28の操作性の向上を図ることができる。
8を引き込んでウエビング12の引き締めを行って所期
の目的を達成し、すなわち、車両急減速時にウエビング
12による乗員の初期拘束を確実に行い、その後は、バ
ックル18を通常の引出位置へ復帰させ、通常時と同じ
位置で解除ボタン28の操作を可能とすることで、解除
ボタン28の操作性の向上を図ることができる。
【0035】次に、第2実施例を図7乃至図9に基づき
説明する。本実施例では、ドラム軸102が矩形角柱状
とされ、ドラム軸孔110も矩形角孔とされ、これによ
り、外歯ギヤ104がドラム106と一体に回転可能と
される。
説明する。本実施例では、ドラム軸102が矩形角柱状
とされ、ドラム軸孔110も矩形角孔とされ、これによ
り、外歯ギヤ104がドラム106と一体に回転可能と
される。
【0036】また、外歯ギヤ104の外歯108が脆弱
部とされる。車両急減速時に第2ワイヤ42が引っ張ら
れてドラム32が図7に示す位置からバックル引込方向
に回転し(図8を参照)、バックル18が第1ワイヤ4
0を介して引込位置へ引き込まれる。その後、バックル
引込力が減少してバックル引出力を下回るとその差に相
当する荷重Fが、外歯108とパウル58の噛合部64
との間に掛かるが、外歯108がその荷重Fに対抗する
限り、外歯108はパウル58の噛合部64との係合を
維持し、外歯ギヤ104の回転がパウル58によって阻
止されるため、ドラム32も回転が阻止される。
部とされる。車両急減速時に第2ワイヤ42が引っ張ら
れてドラム32が図7に示す位置からバックル引込方向
に回転し(図8を参照)、バックル18が第1ワイヤ4
0を介して引込位置へ引き込まれる。その後、バックル
引込力が減少してバックル引出力を下回るとその差に相
当する荷重Fが、外歯108とパウル58の噛合部64
との間に掛かるが、外歯108がその荷重Fに対抗する
限り、外歯108はパウル58の噛合部64との係合を
維持し、外歯ギヤ104の回転がパウル58によって阻
止されるため、ドラム32も回転が阻止される。
【0037】その荷重Fが所定の荷重に達すると、外歯
108の根元が歯断し、噛合部64との係合部分が欠損
されるようにされる(図9に網掛けで示す外歯108の
先端部である欠損部120)。これにより、パウル58
は、外歯ギヤ104のバックル引出方向回転を阻止でき
ず、次の外歯108と噛合する。そして、その外歯10
8も破断し、引き続き、次々と外歯108が破断するこ
とにより、外歯ギヤ104はバックル引出方向回転が可
能となる。
108の根元が歯断し、噛合部64との係合部分が欠損
されるようにされる(図9に網掛けで示す外歯108の
先端部である欠損部120)。これにより、パウル58
は、外歯ギヤ104のバックル引出方向回転を阻止でき
ず、次の外歯108と噛合する。そして、その外歯10
8も破断し、引き続き、次々と外歯108が破断するこ
とにより、外歯ギヤ104はバックル引出方向回転が可
能となる。
【0038】この構成によっても、上記第1実施例と同
様な効果、すなわち、車両急減速時にはバックル18を
引き込んでウエビング12の引き締めを行って所期の目
的を達成し、すなわち、車両急減速時にウエビング12
による乗員の初期拘束を確実に行い、その後は、バック
ル18を通常の引出位置へ復帰させ、通常時と同じ位置
で解除ボタン28の操作を可能とすることで、解除ボタ
ン28の操作性の向上を図ることができる。
様な効果、すなわち、車両急減速時にはバックル18を
引き込んでウエビング12の引き締めを行って所期の目
的を達成し、すなわち、車両急減速時にウエビング12
による乗員の初期拘束を確実に行い、その後は、バック
ル18を通常の引出位置へ復帰させ、通常時と同じ位置
で解除ボタン28の操作を可能とすることで、解除ボタ
ン28の操作性の向上を図ることができる。
【0039】なお、バックル18は、引出位置では突起
68がストッパ66と当接して(図9に示す)それ以上
のバックル18の引出が阻止される構成や、その他の構
成は第1実施例と同様である。
68がストッパ66と当接して(図9に示す)それ以上
のバックル18の引出が阻止される構成や、その他の構
成は第1実施例と同様である。
【0040】また、外歯108の根元の歯断は、その部
位のみ低強度の材質を用いたり、厚さを調整する等によ
り、可能となる。
位のみ低強度の材質を用いたり、厚さを調整する等によ
り、可能となる。
【0041】本発明は上記各実施例に限定されるもので
はなく、種々の変更が可能である。例えば、第1実施例
では、凸部50を脆弱部とし、第2実施例では、外歯を
脆弱部としているが、第2実施例では、パウルの噛合部
を脆弱部とすることができるなど、脆弱部としては種々
のものが可能である。
はなく、種々の変更が可能である。例えば、第1実施例
では、凸部50を脆弱部とし、第2実施例では、外歯を
脆弱部としているが、第2実施例では、パウルの噛合部
を脆弱部とすることができるなど、脆弱部としては種々
のものが可能である。
【0042】また、上記各実施例では、移動部材をドラ
ムで構成し、作動部材を外歯ギヤで構成して、ドラムに
ワイヤを巻き掛け、第1ワイヤ、第2ワイヤを介してド
ラムの回転を伴ってバックルを引き込むようにしている
が、それらに限定されない。すなわち、ワイヤは、第1
ワイヤ、第2ワイヤの2本に分けることなく1本のワイ
ヤでもよく、また、ドラムに巻き掛けるのはワイヤに限
らず、移動部材もドラムでなくともよい。作動部材も外
歯ギヤに限らず、内歯ギヤでもよく、歯の形状も任意で
あり、更には、ギヤ以外のものが可能である。
ムで構成し、作動部材を外歯ギヤで構成して、ドラムに
ワイヤを巻き掛け、第1ワイヤ、第2ワイヤを介してド
ラムの回転を伴ってバックルを引き込むようにしている
が、それらに限定されない。すなわち、ワイヤは、第1
ワイヤ、第2ワイヤの2本に分けることなく1本のワイ
ヤでもよく、また、ドラムに巻き掛けるのはワイヤに限
らず、移動部材もドラムでなくともよい。作動部材も外
歯ギヤに限らず、内歯ギヤでもよく、歯の形状も任意で
あり、更には、ギヤ以外のものが可能である。
【0043】
【発明の効果】本発明のプリローダ装置によれば、車両
急減速時にはバックルを引き込んでウエビングの引き締
めを行って所期の目的を達成し、その後は、バックルを
通常の位置へ復帰させて、操作ボタンの操作性の向上を
図ることができる。
急減速時にはバックルを引き込んでウエビングの引き締
めを行って所期の目的を達成し、その後は、バックルを
通常の位置へ復帰させて、操作ボタンの操作性の向上を
図ることができる。
【図1】本発明の第1実施例のプリローダ装置を、バッ
クル引出位置(通常位置)で示し、車両幅方向から見た
図である。
クル引出位置(通常位置)で示し、車両幅方向から見た
図である。
【図2】第1実施例のプリローダ装置を車両上方から見
た横断面図である。
た横断面図である。
【図3】第1実施例のプリローダ装置を、バックル引込
位置で示し、図1に対応する図である。
位置で示し、図1に対応する図である。
【図4】第1実施例のプリローダ装置を、バックル引出
位置へ復帰させた状態で示し、図1に対応する図であ
る。
位置へ復帰させた状態で示し、図1に対応する図であ
る。
【図5】第1実施例のプリローダ装置を示す斜視図であ
る。
る。
【図6】第1実施例のプリローダ装置が適用されたシー
トベルト装置を示す斜視図である。
トベルト装置を示す斜視図である。
【図7】第2実施例のプリローダ装置を、バックル引出
位置(通常位置)で示し、車両幅方向から見た図であ
る。
位置(通常位置)で示し、車両幅方向から見た図であ
る。
【図8】第2実施例のプリローダ装置を、バックル引込
位置で示し、図7に対応する図である。
位置で示し、図7に対応する図である。
【図9】第2実施例のプリローダ装置を、バックル引出
位置へ復帰させた状態で示し、図7に対応する図であ
る。
位置へ復帰させた状態で示し、図7に対応する図であ
る。
12 ウエビング
14 タングプレート
18 バックル
28 解除ボタン(解除操作部)
32 ドラム(移動部材)
50 凸部(脆弱部)
56 外歯ギヤ(作動部材)
58 パウル(ロック部材)
62 外歯(脆弱部)
66 ストッパ(阻止手段)
68 突起(阻止手段)
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平6−40309(JP,A)
実開 平1−145761(JP,U)
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
B60R 22/46
B60R 22/28
Claims (2)
- 【請求項1】 ウエビングの着脱のためのタングプレー
トと係合する係合部とその係合を解除する解除操作部と
を有するバックルを、通常の引出位置から、車両急減速
時にはウエビングを引き締めるための引込位置へ引き込
むプリローダ装置において、 一方向の移動によりバックルが引き込まれ、逆方向の移
動によりバックルが引き出される移動部材と、 この移動部材と連結されて移動部材と一体に移動する作
動部材と、 この作動部材と係合し、作動部材の一方向の移動は許容
し、作動部材の逆方向の移動は阻止するロック部材と、 前記バックルを引込位置へ引き込んだ後にバックル引出
力が所定の荷重に達する前は前記バックル引出力に対抗
してバックルの引出を阻止し、前記バックル引出力が所
定の荷重に達すると破断してバックルの引出を可能とす
る脆弱部と、前記バックルの引出位置でそれ以上のバックルの引出を
阻止する阻止手段と、 を備え、 前記脆弱部は、移動部材と作動部材との連結部分とさ
れ、破断によって移動部材の逆方向の移動を可能とす
る、 ことを特徴とするプリローダ装置。 - 【請求項2】 ウエビングの着脱のためのタングプレー
トと係合する係合部とその係合を解除する解除操作部と
を有するバックルを、通常の引出位置から、車両急減速
時にはウエビングを引き締めるための引込位置へ引き込
むプリローダ装置において、 一方向の移動によりバックルが引き込まれ、逆方向の移
動によりバックルが引き出される移動部材と、 この移動部材と一体に移動する作動部材と、 この作動部材と係合し、作動部材の一方向の移動は許容
し、作動部材の逆方向の移動は阻止するロック部材と、 前記バックルを引込位置へ引き込んだ後にバックル引出
力が所定の荷重に達する前は前記バックル引出力に対抗
してバックルの引出を阻止し、前記バックル引出力が所
定の荷重に達すると破断してバックルの引出を可能とす
る脆弱部と、前記バックルの引出位置でそれ以上のバックルの引出を
阻止する阻止手段と、 を備え、 前記脆弱部は、作動部材とロック部材との係合部分とさ
れ、破断によって作動部材とロック部材との係合を解除
して作動部材の逆方向の移動を可能とする、 ことを特徴とするプリローダ装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27403694A JP3464545B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | プリローダ装置 |
US08/550,103 US5692805A (en) | 1994-11-08 | 1995-10-30 | Preloader apparatus |
EP95117114A EP0711687A1 (en) | 1994-11-08 | 1995-10-31 | Preloader apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27403694A JP3464545B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | プリローダ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08133013A JPH08133013A (ja) | 1996-05-28 |
JP3464545B2 true JP3464545B2 (ja) | 2003-11-10 |
Family
ID=17536076
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27403694A Expired - Fee Related JP3464545B2 (ja) | 1994-11-08 | 1994-11-08 | プリローダ装置 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5692805A (ja) |
EP (1) | EP0711687A1 (ja) |
JP (1) | JP3464545B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE29800909U1 (de) * | 1998-01-20 | 1998-05-20 | Trw Occupant Restraint Systems Gmbh, 73551 Alfdorf | Baugruppe aus einem Gurtschloß, einem Befestigungsbeschlag sowie einem Kraftbegrenzer |
DE20208808U1 (de) * | 2002-06-06 | 2002-10-17 | Trw Repa Gmbh | Vorrichtung zum Straffen eines Sicherheitsgurts |
DE10259635A1 (de) * | 2002-12-18 | 2004-07-08 | Daimlerchrysler Ag | Gurtschloss |
DE10325473A1 (de) * | 2003-06-05 | 2005-01-05 | Keiper Gmbh & Co. Kg | Gurtschloßvorrichtung für einen Fahrzeugsitz |
Family Cites Families (23)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE2304878C2 (de) * | 1973-02-01 | 1982-12-30 | Adam Opel AG, 6090 Rüsselsheim | Sicherheitsgurtanordnung für Fahrzeuge, insbesondere für Kraftfahrzeuge |
DE2518710C2 (de) * | 1975-04-26 | 1986-05-28 | Adam Opel AG, 6090 Rüsselsheim | Kombinierte Gurtstrammer-Gurtkraftbegrenzungsvorrichtung für Kraftfahrzeuge |
US4441738A (en) * | 1980-12-30 | 1984-04-10 | Nippon Soken, Inc. | Seat belt tensioning device |
JPS6029356A (ja) * | 1983-07-27 | 1985-02-14 | Tokai Rika Co Ltd | ウエビング緊張装置 |
DE3715846A1 (de) * | 1987-05-12 | 1988-12-01 | Trw Repa Gmbh | Sicherheitsgurtaufroller mit rueckstrammvorrichtung |
DE3734152C2 (de) * | 1987-10-09 | 1998-04-09 | Gen Engineering Bv | Gurtstraffung eines Beckengurtendpunktes über ein mitgeführtes Zugseil |
JPH075061B2 (ja) * | 1987-12-23 | 1995-01-25 | 日産自動車株式会社 | 再引締装置付き安全ベルト巻取装置 |
JPH0357166A (ja) * | 1989-07-25 | 1991-03-12 | Japan Storage Battery Co Ltd | 密閉式鉛蓄電池 |
JPH0747240Y2 (ja) | 1989-10-11 | 1995-11-01 | 日産自動車株式会社 | 引張力制御機構・プリローダ付緊急ロッキングリトラクタ |
AT394634B (de) * | 1989-12-20 | 1992-05-25 | Raganitsch Gmbh | Druckverfahren |
JPH03253443A (ja) * | 1990-03-01 | 1991-11-12 | Takata Kk | シートベルト装置のプリテンショナー |
JPH045148A (ja) * | 1990-04-23 | 1992-01-09 | Takata Kk | バックルプリテンショナー |
JP2539360Y2 (ja) | 1990-11-29 | 1997-06-25 | 日産自動車株式会社 | シートベルトプリテンショナー装置 |
DE9108781U1 (de) * | 1991-07-17 | 1991-12-12 | TRW Repa GmbH, 7077 Alfdorf | Gurtstraffer für ein an einem Fahrzeugsitz verankertes Schloß |
JPH0542013A (ja) * | 1991-08-19 | 1993-02-23 | Toyoko Konma | 定期券入れ |
EP0553383B1 (de) * | 1992-01-31 | 1996-10-16 | TRW Occupant Restraint Systems GmbH | Gurtstraffer in einem Rückhaltesystem für Fahrzeuginsassen |
DE9202219U1 (de) * | 1992-02-20 | 1992-05-21 | TRW Repa GmbH, 7077 Alfdorf | Sicherheitsgurt-Rückhaltesystem für Fahrzeuge |
DE4206117C2 (de) * | 1992-02-27 | 1994-01-20 | Trw Repa Gmbh | Energiewandler in einem Rückhaltesystem für Fahrzeuginsassen |
JPH05286409A (ja) * | 1992-04-06 | 1993-11-02 | Takata Kk | シートベルト装置のプリテンショナ |
JPH075061A (ja) | 1992-06-01 | 1995-01-10 | Tatsuo Asamaki | 真空計 |
DE4226083C2 (de) * | 1992-08-06 | 2000-08-31 | Hs Tech & Design | Vorrichtung zur Übertragung der Antriebskraft eines Gurtstraffers eines Sicherheitsgurtes |
US5607185A (en) * | 1993-11-26 | 1997-03-04 | Nippondenso Co., Ltd. | Belt tightener for seat belt |
US5568940A (en) * | 1994-07-27 | 1996-10-29 | Trw Vehicle Safety Systems Inc. | Belt tightener for a vehicle safety belt system |
-
1994
- 1994-11-08 JP JP27403694A patent/JP3464545B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-10-30 US US08/550,103 patent/US5692805A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-10-31 EP EP95117114A patent/EP0711687A1/en not_active Withdrawn
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH08133013A (ja) | 1996-05-28 |
EP0711687A1 (en) | 1996-05-15 |
US5692805A (en) | 1997-12-02 |
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