JP3462487B2 - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP3462487B2
JP3462487B2 JP2001277436A JP2001277436A JP3462487B2 JP 3462487 B2 JP3462487 B2 JP 3462487B2 JP 2001277436 A JP2001277436 A JP 2001277436A JP 2001277436 A JP2001277436 A JP 2001277436A JP 3462487 B2 JP3462487 B2 JP 3462487B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ディスク上にレ
ーザビームを照射してトラッキングを行い、情報を記録
若しくは再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスクの高密度化が進んでい
るが、光ディスクの狭トラックピッチ化に伴い、トラッ
キングを高精度に行う必要がある。特に、ランド/グル
ーブ記録を採用した記録再生タイプの光ディスクでは、
トラックオフセットが存在すると情報の記録の際に、隣
接トラックに記録されている情報を劣化させるいわゆる
クロスイレースの問題となり、トラッキング時にはビー
ムスポットがトラックセンターを高精度に追従すること
が要求されている。
【0003】一方、光ディスク装置に搭載されている一
般の光ヘッドの構成では、対物レンズが光ディスクの半
径方向にシフトする、いわゆる、対物レンズシフトが起
きた場合、また、ディスクが傾いた場合に、反射光を受
光するフォトディテクタ(Photo Ditecter:PD)上での光
スポットの位置がずれるため、トラッキング誤差信号で
あるプッシュプル信号にオフセットが発生する。この結
果、光ビームスポットが実際のトラック中心から半径方
向にずれた位置を走査してしまい、記録特性の劣化や、
上述のクロスイレースの問題の原因となっていた。
【0004】このような問題に対し、3ビームの光学系
を用いたDPP(Differential Push Pull)方式とよばれる
トラッキング信号検出方式が提案されている。
【0005】図9〜図11を用いて従来のDPP方式によるト
ラッキング信号検出方式について説明する。ランド/グ
ルーブ記録においては、図9に示すように3ビームのう
ち2つの副ビームの光スポットS1,S2は、主ビームの光
スポットS0の照射位置に対してトラック横断方向に、ト
ラックピッチTP分だけオフセットした位置に照射され
る。主ビームの光スポットS0、2つの副ビームの光スポ
ットS1,S2による反射光は、図10に示すそれぞれトラッ
クの接線方向を軸に2分割されたフォトディテクタ20
1、202、 203によって検出される。 図11はDPP
方式によるトラッキング信号検出方式の演算処理ブロッ
クを示す図である。フォトディテクタ201、202、
203の各分割検出出力A〜Fは減算器301、302、
303に入力され、それぞれ差信号(プッシュプル信号)
PP0、PP1、PP2が求められる。
【0006】副ビームの光スポットS1,S2に対応する差
信号PP1、PP2はゲイン調整アンプ304により差信号PP
1、PP2が同等の振幅になるようにPP2がG1倍され、加算
器305によって加算され、加算値(PP1+G1*PP2)にな
る。この加算値(PP1+G1*PP2)はゲイン調整アンプ306
により主ビームの光スポットS0に対応する差信号PP0が
同等の振幅になるように(PP1+G1*PP2)がG2倍され、減算
器307にて信号PP0から減算することでトラッキング
誤差信号TEが得られる。この方式では、対物レンズシフ
トやディスクが傾いた場合に、反射光を受光する各フォ
トディテクタ上での光スポットずれに起因するオフセッ
トが同相で発生するため、上述の演算によってオフセッ
ト成分をキャンセルできる利点がある。
【0007】一方、一般的な記録再生タイプの光ディス
クは、図12(a)に示すようにエンボスピットによるID情
報がディスクの半径方向に対してアラインされている
か、図12(b)DVD-RAMに代表されるような光ディスクを半
径方向に対してゾーン分割を行い、ゾーン内でエンボス
ピットによるID情報をディスクの半径方向に対してアラ
インされている。一般にID情報はセクタ番号等の情報で
あり、データの記録再生はこのID情報を基準に行われ
る。このような光ディスクでは、半径方向に対してエン
ボスピットによるID情報がアラインされており、記録デ
ータトラックにエンボスピット情報が隣接した時に、ク
ロストークによりサーボ特性、記録特性等が劣化する問
題を回避できる。
【0008】しかし、積層した多層構造の録再型光ディ
スクを製作する場合には、ID情報がひとかたまりになる
ため、データ部とID情報部の境界にて反射率が急激に変
化し、その結果、他層からのクロストークの変動が急激
に変化し再生特性に問題が発生する。
【0009】この問題を解決する方法として、図13に示
すようなエンボスピットによるID情報が光ディスクの半
径方向に対して、トラック接線方向に一定幅ずれている
フォーマット構造が提案されている。
【0010】そして、上述のDPP方式によるトラッキン
グ制御をグルーブトラックにかける場合、左右の副ビー
ムをランドトラックに照射し、その反射光を利用するた
め、ランドトラックの両隣接はグルーブトラックになっ
ている必要がある。
【0011】しかしながら、図13に示すようなエンボス
プリピットによるID情報がディスクの半径方向に対して
トラック接線方向に一定幅ずれているようなフォーマッ
トの光ディスクのグルーブトラックを走査する場合、隣
接するランドトラックの隣接部にミラー面やエンボスプ
リピットが配置された領域が発生するグルーブトラック
領域(図13の斜線部)が存在する。そして、この領域で
は、従来のDPP演算処理では、逆にトラックオフセット
が発生してしまうという問題点があった。
【0012】なお、特開平06-251403号公報には、DPP方
式において、副ビームのプッシュプル信号をローパスフ
ィルタを通した後でDPP演算することが記載されてい
る。しかしながら、これではグルーブを走査するサイド
ビームBS2の隣接するID部1bの影響は除去できるが、グ
ルーブが分断された領域が存在する上記フォーマットで
は分断領域の影響を受けてしまい、正確なトラッキング
制御を行うことが出来ないという問題点があった。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、多層
構造の録再型光ディスクのID情報がひとかたまりになる
ため、データ部とID情報部の境界の反射率の急激に変化
を緩和するために、エンボスプリピットによるID情報が
光ディスクの半径方向に対して、トラック接線方向に一
定幅ずれているフォーマット構造が提案されているが、
グルーブが分断された領域が存在するため、正確なトラ
ッキング制御が行えないという問題点があった。
【0014】本発明は上述した上記問題点を解決し、正
確なトラッキング制御を行うことができる光ディスク装
置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の光ディスク装置は、ランドトラック及びグ
ルーブトラックが形成され、前記ランドトラック及び前
記グルーブトラックが光ディスクの1周に対して、1箇所
以上の頻度で所定幅分断され、分断された分断領域が、
前記光ディスクの半径方向に対して前記ランドトラック
若しくは前記グルーブトラックの接線方向に所定幅ずれ
ており、前記分断の位置に、前記ランドトラック若しく
は前記グルーブトラックに記録可能若しくはあらかじめ
記録された情報に関連した情報をピットであらかじめ記
録したヘッダ情報がある光ディスクであり、前記情報の
記録若しくは再生を主ビーム及び副ビームを照射するこ
とによって行う光ディスク装置であって、前記主ビーム
が前記ランドトラックに照射された状態で、前記主ビー
ムが照射している前記ランドトラックの両側に隣接した
前記グルーブトラックに、前記副ビームとして第1の副
ビーム及び第2の副ビームを照射する、あるいは、前記
主ビームが前記グルーブトラックに照射された状態で、
前記主ビームが照射している前記グルーブトラックの両
側に隣接した前記ランドトラックに、前記副ビームとし
て第1の副ビーム及び第2の副ビームを照射する主ビー
ム,副ビーム照射手段と、前記主ビーム,副ビーム照射
手段による主ビーム及び副ビームのうち、前記主ビーム
の前記光ディスクによる反射光を受光する第1の受光手
段と、前記主ビーム,副ビーム照射手段による主ビーム
及び副ビームのうち、前記副ビームの前記第1の副ビー
ム及び前記第2の副ビームの前記光ディスクによる反射
光を受光する第2,第3の受光手段と、前記第1の受光手
段及び前記第2の受光手段若しくは前記第3の受光手段か
らの出力に基づいて、前記主ビームの前記ランドトラッ
ク若しくは前記グルーブトラックへのトラッキングを制
御するためのトラッキングエラー信号を得るトラッキン
グエラー信号検出手段とを備え、前記トラッキングエラ
ー信号検出手段によるトラッキングエラー信号を、前記
主ビームが前記ランドトラック若しくは前記グルーブト
ラックを照射している期間であって、かつ前記第1の副
ビーム若しくは前記第2の副ビームが、前記主ビームが
照射しているトラックに隣接した前記グルーブトラック
若しくは前記ランドトラックの前記分断領域を照射して
いる期間は、前記第1の受光手段による出力と、前記第1
の副ビーム若しくは前記第2の副ビームのうち前記分断
領域を照射していない方の副ビームの反射光を受光する
前記第2若しくは前記第3の受光手段による出力を用いて
検出することを特徴とする。
【0016】そして、左右検出レベルのプッシュプル信
号をそれぞれ検出し、この双方のプッシュプル信号の相
違よりトラッキング誤差信号を検出するDPP(Differenti
al Push Pull)方式(位相差検出方式)トラッキングを行
う場合、前記副ビームのいずれかが、前記グルーブ及び
前記ランドが分断されヘッダ情報が記録された領域(分
断領域)にかかった状態では、左右の検出レベルに差が
生じるため、正しいトラッキングが行えないが、分断領
域の再生信号をトラッキングに用いないため、正確なト
ラッキング制御を行うことが出来る。
【0017】また、ランドトラック及びグルーブトラッ
クが形成され、前記ランドトラック及び前記グルーブト
ラックが光ディスクの1周に対して、1箇所以上の頻度で
所定幅分断され、分断された分断領域が、前記光ディス
クの半径方向に対して前記ランドトラック若しくは前記
グルーブトラックの接線方向に所定幅ずれており、前記
分断の位置に、前記ランドトラック若しくは前記グルー
ブトラックに記録可能若しくはあらかじめ記録された情
報に関連した情報をピットであらかじめ記録したヘッダ
情報がある光ディスクであり、前記情報の記録若しくは
再生を主ビーム及び副ビームを照射することによって行
う光ディスク装置であって、前記主ビームが前記ランド
トラックに照射された状態で、前記主ビームが照射して
いる前記ランドトラックの両側に隣接した前記グルーブ
トラックに、前記副ビームとして第1の副ビーム及び第2
の副ビームを照射する、あるいは、前記主ビームが前記
グルーブトラックに照射された状態で、前記主ビームが
照射している前記グルーブトラックの両側に隣接した前
記ランドトラックに、前記副ビームとして第1の副ビー
ム及び第2の副ビームを照射する主ビーム,副ビーム照
射手段と、前記主ビーム,副ビーム照射手段による主ビ
ーム及び副ビームのうち、前記主ビームの前記光ディス
クによる反射光を受光する第1の受光手段と、前記主ビ
ーム,副ビーム照射手段による主ビーム及び副ビームの
うち、前記副ビームの前記第1の副ビーム及び前記第2の
副ビームの前記光ディスクによる反射光を受光する第
2,第3の受光手段と、前記第2の受光手段及び前記第3の
受光手段からの出力を保持する第1,第2の保持手段と、
前記第1の受光手段及び前記第2の受光手段及び前記第3
の受光手段からの出力に基づいて、前記主ビームの前記
ランドトラック若しくは前記グルーブトラックへのトラ
ッキングを制御するためのトラッキングエラー信号を得
るトラッキングエラー信号検出手段とを備え、前記第
1,第2の保持手段は、前記第1,第2の副ビームが前記分
断領域を照射する前の出力を保持するものであり、前記
トラッキングエラー信号検出手段によるトラッキングエ
ラー信号を、前記主ビームが前記ランドトラック若しく
は前記グルーブトラックを照射している期間であって、
かつ前記第2の副ビームが、前記主ビームが照射してい
るトラックに隣接した前記ランドトラック若しくは前記
グルーブトラックの前記分断領域を照射している期間
は、前記第1の受光手段の出力と、前記第2の受光手段の
出力及び前記第2の保持手段の出力を用いて検出し、前
記主ビームが前記ランドトラック若しくは前記グルーブ
トラックを照射している期間であって、かつ前記第1の
副ビームが、前記主ビームが照射しているトラックに隣
接した前記ランドトラック若しくは前記グルーブトラッ
クの前記分断領域を照射している期間は、前記第1の受
光手段の出力と、前記第3の受光手段の出力及び前記第1
の保持手段の出力を用いて検出することを特徴とする。
【0018】そして、2つのサブビームの両方を用いてD
PPトラッキングを行うので、よりノイズ等に強い。ま
た、出力が左右アンバランスになることを回避できる。
【0019】また、ランドトラック及びグルーブトラッ
クが形成され、前記ランドトラック及び前記グルーブト
ラックが光ディスクの1周に対して、1箇所以上の頻度で
所定幅分断され、分断された分断領域が、前記光ディス
クの半径方向に対して前記ランドトラック若しくは前記
グルーブトラックの接線方向に所定幅ずれており、前記
分断領域に、前記ランドトラック若しくは前記グルーブ
トラックに記録可能若しくはあらかじめ記録された情報
に関連した情報をピットであらかじめ記録したヘッダ情
報があるとともに、前記ヘッダ情報が、互いに隣接する
前記ランドトラックと前記グルーブトラックとでは隣接
しないように配置された光ディスクであり、前記情報の
記録若しくは再生を主ビーム及び副ビームを照射するこ
とによって行う光ディスク装置であって、前記主ビーム
が前記ランドトラックに照射された状態で、前記主ビー
ムが照射している前記ランドトラックの両側に隣接した
前記グルーブトラックのビームスポット移動方向に互い
にずれた位置に、前記副ビームとして第1の副ビーム及
び第2の副ビームを照射する、あるいは、前記主ビーム
が前記グルーブトラックに照射された状態で、前記主ビ
ームが照射している前記グルーブトラックの両側に隣接
した前記ランドトラックのビームスポット移動方向に互
いにずれた位置に、前記副ビームとして第1の副ビーム
及び第2の副ビームを照射する主ビーム,副ビーム照射
手段と、前記主ビーム,副ビーム照射手段による主ビー
ム及び副ビームのうち、前記主ビームの前記光ディスク
による反射光を受光する第1の受光手段と、前記主ビー
ム,副ビーム照射手段による主ビーム及び副ビームのう
ち、前記副ビームの前記第1の副ビーム及び前記第2の副
ビームの前記光ディスクによる反射光を受光する第2,
第3の受光手段と、前記第1の受光手段及び前記第2の受
光手段及び前記第3の受光手段からの出力に基づいて、
前記主ビームの前記ランドトラック若しくは前記グルー
ブトラックへのトラッキングを制御するためのトラッキ
ングエラー信号を得るトラッキングエラー信号検出手段
と 前記トラッキングエラー信号検出手段の出力を保持
する保持手段とを備え、前記保持手段は、前記第1,第2
の副ビームのいずれかが照射しているグルーブの前記分
断領域にかかった時点から、かつ前記第1,第2の副ビー
ムのいずれもが各々照射している前記グルーブに照射さ
れ始めた時点までの期間、前記トラッキングエラー信号
検出手段の出力を保持することを特徴とする。
【0020】そして、処理をより簡易にできる。
【0021】また、前記主ビームが、前記光ディスクの
ヘッダ情報を照射しているか否かを検出するヘッダ情報
検出手段と、前記ヘッダ情報検出手段により、前記主ビ
ームが前記ヘッダ情報を照射していることが検出された
場合には、前記トラッキングエラー信号検出手段からの
出力を保持し、この保持した出力を用いて前記主ビーム
のトラッキングを制御することを特徴とする。
【0022】そして、主ビームがヘッダ情報(ピット)を
照射している期間は、それまで用いていたトラッキング
誤差信号(TE)を用いてトラッキングを制御するので、ピ
ットによりトラッキング誤差信号が得られない期間でも
正確なトラッキングを行うことが出来る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の光ディスク装置の
実施例を、図面を参照して説明する。
【0024】図1は、本発明の実施形態に係わる第1の
光ディスク装置の構成を表すブロック図であり、その動
作について説明する。光学ヘッド602は半導体レーザ
からのレーザビーム(主レーザービーム)から回折格子を
用いて2本の副レーザビームを生成する一般的な3ビー
ムピックアップヘッドであり、ランド/グルーブ記録タ
イプの光ディスク601に対し、図2に示すように、副
ビームスポットS1,S2は主ビームスポットS0の照射位置
に対してディスクの半径方向にトラックピッチ(TP)分だ
けずれた位置に照射される。なお、図2に示す光ディス
クは、TPを有するグルーブトラック701とランドトラッ
ク702が交互に形成されている。主ビームの光スポットS
0、2つの副ビームの光スポットS1,S2による反射光
は、受光部603に設けたそれぞれトラックの接線方向を
軸に2分割された2分割受光素子であるフォトディテク
タ604、605、606によって検出される。フォト
ディテクタ604、605、606の各分割出力A〜Fは
減算器608、609、610に入力され、それぞれ差
信号(プッシュプル信号)PP0、PP1、PP2が求められる。
また、フォトディテクタ604の分割出力A,Bは加算器
607に入力され、RF信号が生成される。RF信号は、ヘ
ッダ検出部617、ランド/グルーブ検出部618に入
力され、記録再生を行う主ビームが照射しているトラッ
クがランドトラックなのかグルーブトラックなのか、ID
情報がエンボスプリピットの形であらかじめ記録されて
いるヘッダ部なのかを判別し、判別情報をコントローラ
615に転送する。
【0025】なお、主ビームが照射しているトラックが
ランドトラックなのかグルーブトラックなのか、または
ヘッダ部なのかの判別方法としては、例えば、光ディス
クのアドレス情報を利用する場合では、光ディスク全周
にわたってあらかじめ決められているセクタ番号を見
て、あらかじめ光ディスク装置に各セクタ番号がランド
トラックなのかグルーブトラックかのテーブルを持た
せ、これによりまずランドトラックなのかグルーブトラ
ックなのかを判別する。次に、1トラック内に数ヶ所の
ヘッダ部を持つタイプの光ディスクであれば、ヘッダ部
か否かの判別は、あらかじめ光ディスク装置に1トラッ
クにおけるヘッダ部の位置と、1トラック当たりのセク
タ数のテーブルを持たせておき、1トラックのセクタ数
をカウントし、セクタ間のどの位置かを調べれば、該位
置がヘッダ部か否かを判別できる。
【0026】また、別の方法としては、主ビームの光デ
ィスクからの反射光をチェックし、該反射光が振幅変化
が激しい場合にはヘッダ部のピットが形成された部分で
あるとしてヘッダ部の判別を行うことができる。当然、
光ディスク装置は、コントローラ615より主ビームをグ
ルーブトラックあるいはランドトラックをトラッキング
するので、コントローラ615より、判別情報を得ること
ができる。
【0027】減算器609,610による差信号PP1、PP2はそ
れぞれあらかじめ決められた固定ゲインG1、G2を持つゲ
イン調整アンプ611、612にて、それぞれG1倍(=G1
*PP1)、G2倍(=G2*PP2)され、セレクタ613の入力部に
入力される。
【0028】なお、ゲイン調整アンプ611,612は、それ
ぞれ、固定ゲインG1,G2として、主ビームスポットS0が
グルーブトラック701を走査する(副ビームスポットS1,
S2がランドトラックを照射する)場合の、主ビームスポ
ットS0の総反射光量と副ビームスポットS1の総反射光量
の比に対応したゲインG1(=主ビームスポットS0の総反射
光量/副ビームスポットS1の総反射光量)と、主ビームス
ポットS0がランドトラック702を走査する(副ビームスポ
ットS1,S2がグルーブトラックを照射)場合の主ビーム
スポットS0の総反射光量と副ビームスポットS2の総反射
光量の比に対応したゲインG2(=主ビームスポットS0の総
反射光量/副ビームスポットS2の総反射光量)があらかじ
め設定されており、差信号PP1,PP2は上記固定ゲインG
1,G2を持つゲイン調整アンプ611、612にて、それぞれG
1倍(=G1*PP1),G2倍(=G2*PP2)される。これにより、差
信号PP0と差信号PP1,PP2とは同じレベルの振幅とな
る。この信号がセレクタ613に入力される。
【0029】また、(G1*PP1)および(G2*PP2)は、加算器
619によって加算されてPP3となり、その後、固定ゲ
インアンプ620でG3倍(G3*PP3)され、セレクタ613の
入力部に入力される。
【0030】なお、固定ゲインアンプ620は、ゲインG3
として、主ビームスポットS0の総反射光量と副ビームス
ポットS2,S1の総反射光量の和に対応した値(G3=主ビー
ムスポットS0の総反射量/副ビームスポットS1の総反射
光量+副ビームスポットS2の総反射光量)にあらかじめ設
定されている。
【0031】そして、セレクタ613は、コントローラ
615からの判別情報に基づいて、(G1*PP1),(G2*PP
2),(G3*PP3)から一つの信号を選択し、出力する。
【0032】減算器614において、主ビームスポット
S0からの差信号PP0から、上述のセレクタ613の出力
信号の減算を行い、その結果がトラッキング誤差信号TE
となる。トラッキング誤差信号TEおよびコントローラ6
15からのヘッダ領域か否か,ランドトラックかグルー
ブトラックか等の命令に従って、トラッキング制御回路
616は光ヘッド702のトラッキング制御を行う。
【0033】次に、本発明の光ディスク装置の動作及び
効果について、エンボスプリピットによるID情報がディ
スクの半径方向に対してトラック接線方向に一定幅ずれ
ているようなフォーマットの光ディスクを例に説明す
る。
【0034】本発明の光ディスク装置では、従来のDPP
方式の原理と同様に主ビームスポットS0の差信号PP0か
らゲイン調整後の副ビームの差信号(G1*PP1)、(G2*PP
2)、(G3*PP3)から一つの信号を選択し、減算することで
対物レンズシフトおよび光ディスクの傾きにより発生す
るトラックオフセットの成分をキャンセルできる構成で
ある。
【0035】なお、図1において、ゲインG2は主ビーム
スポットS0の総反射光量と副ビームスポットS2の総反射
光量の比に対応した値(G2=主ビームスポットS0の総反射
量/副ビームスポットS2の総反射量)に、ゲインG1は主ビ
ームスポットS0の総反射光量と副ビームスポットS1の総
反射光量の比に対応した値(G1=主ビームスポットS0の総
反射量/副ビームスポットS1の総反射量)に、ゲインG3は
主ビームスポットS0の総反射光量と副ビームスポットS
2,S1の総反射光量の和に対応した値(G3=主ビームスポッ
トS0の総反射量/副ビームスポットS1の総反射光量+副ビ
ームスポットS2の総反射光量)にあらかじめ設定されて
いる。
【0036】図3に、エンボスプリピットによるID情報
がディスクの半径方向に対してトラック接線方向に一定
幅ずれているようなフォーマットのランド/グルーブ記
録タイプの光ディスクと、本発明の光ディスク装置によ
る3ビームスポットの光ディスク上の照射位置の関係を
示す。
【0037】図3において、グルーブ,ランドを所定頻
度で一定幅分断された分断領域中に、エンボスプリピッ
トによるID情報801がランドトラック、グルーブトラッ
ク両方に配置され、クロストークの観点からランドトラ
ック、グルーブトラックでは隣接しないように配置され
ている。図3に示すように、該フォーマットでは、隣接
するランドトラックの隣接部にミラー面やエンボスプリ
ピットが配置された領域が発生するグルーブトラックの
領域A、領域Bが存在する。なお、この領域A,Bは、ID情
報の前後に配置されるため、例えば、各トラックにどれ
くらいの頻度で存在するかを光ディスク装置のテーブル
に持たせておき、所定の基準位置からの位置若しくは時
間を検出するヘッダ検出処理によって容易に検出可能で
ある。
【0038】そして、グルーブトラック802を主ビーム
が走査する場合を例に考えると、主ビームがグルーブト
ラック802の領域Aを走査している時には、セレクタ61
3は副ビームスポットS2の反射光から得られるゲイン調
整されたプッシュプル信号(G2*PP2)を選択し、主ビーム
スポットS0のプッシュプル信号PP0からプッシュプル信
号(G2*PP2)を減算処理することで、トラッキング誤差信
号を得る。
【0039】また、主ビームがグルーブトラック802の
領域Bを走査している時には、セレクタ613は副ビー
ムスポットS1の反射光から得られるゲイン調整されたプ
ッシュプル信号(G1*PP1)を選択し、主ビームスポットS0
のプッシュプル信号PP0からプッシュプル信号(G1*PP1)
を減算処理することで、トラッキング誤差信号を得る。
【0040】なお、図中の領域A、領域B以外のグルーブ
トラック802の領域では、通常のDPP方式と同じ演算処理
でトラッキング誤差信号を得る。すなわち、セレクタ6
13は副ビームスポットS1,S2の両方の反射光から得ら
れるゲイン調整されたプッシュプル信号(G3*PP3)を選択
し、主ビームスポットS0のプッシュプル信号PP0からプ
ッシュプル信号(G1*PP3)を減算処理することで、トラッ
キング誤差信号を得る。
【0041】このような処理によって、エンボスボピッ
トによるID情報がディスクの半径方向に対してトラック
接線方向に一定幅ずれているようなフォーマットの光デ
ィスクにおいて、隣接するランドトラックの隣接部にミ
ラー面やエンボスプリピットが配置された領域(例え
ば、図3の領域Aでは副ビームスポットS1側(期間a),領
Bでは副ビームスポットS2側(期間b) においても、DPP
の効果を損なわないトラッキング誤差信号を得ることが
できる。
【0042】なお、図1では、トラッキング制御回路616
の後段にサンプルホールド回路(S/H)650を設けている。
これは、サンプルホールド回路650もコントローラ615に
より、サンプルホールド期間の長さが制御される。サン
プルホールドする期間は、図3のヘッダ領域(期間x)であ
り、これにより、主ビームがヘッダ領域を走査している
時、ヘッダ領域のミラー面及びエンボスプリピットによ
る影響及び副ビームも隣接するヘッダ領域の影響を受け
ているため、DPP処理を行わず、期間xに入る前の状態を
サンプルホールドしておくことで正確なトラッキング制
御を行うことができる。
【0043】なお、上記実施例では図中の領域A、領域B
以外のグルーブトラックの領域ではセレクタ613が(G
3*PP3)を選択した例について説明したが、セレクタ61
3が(G1*PP1)、(G2*PP2)のどちらかを選択した演算処理
を行っても問題ない。
【0044】また、上記実施例ではランド/グルーブ記
録タイプの光ディスクについて説明したが、グルーブ記
録タイプの光ディスクにおいても同様である。図4はエ
ンボスプリピットによるID情報901がディスクの半径方
向に対してトラック接線方向に一定幅ずれているような
フォーマットのグルーブ記録の光ディスクであり、エン
ボスプリピットによるID情報901はグルーブトラックの
みに配置されている。グルーブ記録の光ディスクにおい
ても、隣接するランドトラックの隣接部にエンボスプリ
ピットが配置された領域(図4中、領域A)が存在するた
め、同様に本発明の効果を得ることができる。
【0045】図5は本発明の実施形態に係わる第2の光デ
ィスク装置の構成を表すブロック図であり、その動作に
ついて説明する。
【0046】図5において、トラッキングエラー信号検
出部以外の構成は図1で説明したものと全く同一であ
り、説明は省略する。また、トラッキングエラー信号検
出部内の3つのプッシュプル信号PP0,PP1,PP2を得る
ところまでは図1で説明したものと同じである。
【0047】プッシュプル信号PP2は、ゲイン調整アン
プ1012によりプッシュプル信号PP1、PP2が同等の振
幅になるようにG1倍(=G1*PP2)される。ゲイン調整され
たプッシュプル信号(G1*PP2)とプッシュプル信号PP1は
それぞれサンプルホールド回路1018、1019に入
力される。サンプルホールド回路1018、1019は
コントローラ615からの命令がサンプル命令の場合、入
力をそのまま通過させ、ホールド命令の場合、ホールド
命令時にサンプルした値を一定期間保持する回路であ
る。サンプルホールド回路1018、1019の出力は
加算器1020によって加算され、加算信号(PP1+G1*PP
2)となる。加算信号(PP1+G1*PP2)はゲイン調整アンプ1
011により主ビームの光スポットS0に対応するプッシ
ュプル信号PP0と同等の振幅になるように(PP1+G1*PP2)
がG2倍された後、減算器1014にて信号PP0から減算
し、トラッキング誤差信号TEを得る。そして、このトラ
ッキング誤差信号TEに基づいてトラッキング動作が行わ
れる。
【0048】なお、サンプルホールド回路650は、コン
トローラ615からの命令がサンプル命令の場合、入力を
そのまま通過しトラッキングが追従するモードであり、
ホールド命令の場合、トラッキング状態をホールドする
回路である。
【0049】なお、上記構成において、サンプルホール
ド回路650、1018、1019がサンプル命令を受け
ている場合は、従来のDPP演算処理とまったく同等であ
る。
【0050】次に本発明の光ディスク装置の動作及び効
果について、エンボスボピットによるID情報がディスク
の半径方向に対してトラック接線方向に一定幅ずれてい
るようなフォーマットの光ディスクを例に、図6を用い
て説明する。
【0051】図6の光ディスクの構造は、図3と同様なエ
ンボスプリピットによるID情報がディスクの半径方向に
対してトラック接線方向に一定幅ずれているようなフォ
ーマットのランド/グルーブ記録タイプの光ディスクで
あり、図3と同様に、隣接するランドトラックの隣接部
にミラー面やエンボスプリピットが配置された領域が発
生するグルーブトラックの領域A、領域Bが存在する。
【0052】図6を用いて、図5の光ディスク装置の動作
を説明すると、光ビームスポットS0〜S2は、図6中のZON
E1側からZONE5側に向かってトラックに沿って走査され
る。ZONE1の領域では、記録または再生するグルーブト
ラックの隣接ランドトラックの両方ともに両隣接にグル
ーブトラックが存在し、サンプルホールド回路101
8、1019の両方にコントローラ1015からサンプ
ル動作命令が与えられ、通常の両方の副ビームを用いた
DPP演算処理が行われる。ZONE2の領域に入ると、副ビー
ムスポットS2が照射しているランド部は片側がミラー面
になる。この領域では、サンプルホールド回路1018
にはホールド動作になり、サンプルホールド回路101
8は、ZONE1の領域からZONE2の領域に切り替わる直前の
サンプル値をホールドする。サンプルホールド回路10
19はZONE1の領域から継続してサンプル動作命令が与
えられ、サンプル動作を継続する。ZONE3の領域では、
サンプルホールド回路1018、1019の両方ともホ
ールド動作する。サンプルホールド回路1019はZONE
2の領域からZONE3の領域に切り替わる直前のサンプル値
をホールドし、サンプルホールド回路1018はZONE2
の領域からホールド動作を継続する。この領域内では主
ビームスポットS0がグルーブトラックが分断されたID情
報領域にかかるため、サンプルホールド回路1013が
ホールド動作になり、トラッキングしないトラックホー
ルド状態になる。ZONE4の領域では、副ビームスポットS
1が照射しているランド部は片側がミラー面になる。こ
の領域では、サンプルホールド回路1019はホールド
動作を継続し、ンプルホールド回路1018は、副ビー
ムスポットS2が照射しているランドトラックの両隣接に
グルーブトラックが存在するため、サンプル動作をす
る。ZONE5の領域では、ZONE1領域と同様にサンプルホー
ルド回路1018、1019の両方にコントローラ615
からサンプル動作命令が与えられ、通常の両方の副ビー
ムを用いたDPP演算処理が行われる。
【0053】上述した処理によって、副ビームスポット
が隣接ランドトラックを照射した反射光から得られるプ
ッシュプル信号のうち、ランドトラックの隣接部がグル
ーブトラックでない領域を照射した時の信号を使わない
ことが可能となり、DPPの効果を損なわないトラッキン
グ誤差信号を得ることができる。
【0054】なお、上記実施例ではランド/グルーブ記
録タイプの光ディスクについて説明したが、図4に示し
たようなグルーブ記録タイプの光ディスクにても同様な
効果が得ることができる。
【0055】図7は本発明の実施形態に係わる第3の光デ
ィスク装置の構成を表すブロック図であり、その動作に
ついて説明する。
【0056】図7において、点線中のトラッキングエラ
ー信号検出部は通常のDPP演算処理であり、説明は省略
する。
【0057】上記構成において、サンプルホールド回路
650はコントローラ615からの命令がサンプル命令の場
合、入力をそのまま通過し、トラッキングが追従するモ
ードであり、ホールド命令の場合、トラッキング状態を
ホールドする回路である。
【0058】次に本発明の光ディスク装置の動作及び効
果について、エンボスボピットによるID情報がディスク
の半径方向に対してトラック接線方向に一定幅ずれてい
るようなフォーマットの光ディスクを例に図8を用いて
説明する。
【0059】図8の光ディスクの構造は図3と同様なエン
ボスボピットによるID情報801がディスクの半径方向に
対してトラック接線方向に一定幅ずれているようなフォ
ーマットのランド/グルーブ記録タイプの光ディスクで
あり、図3と同様に、隣接するランドトラックの隣接部
にミラー面やエンボスプリピットが配置された領域が発
生するグルーブトラックの領域A、領域Bが存在する。
【0060】図8を用いて、図7の光ディスク装置の動作
を説明すると、光ビームスポットS0〜S2は図8中のZONE1
側からZONE3側に向かって、トラックに沿って走査され
る。ZONE1の領域では、記録または再生するグルーブト
ラックの隣接ランドトラックの両方ともに両隣接にグル
ーブトラックが存在し、コントローラ615からサンプル
命令がサンプルホールド回路650に伝えられ、通常のDPP
トラッキングで主ビームS0はトラックに追従する。副ビ
ームスポットS2の照射位置が隣接グルーブトラックが分
断される位置(主ビームスポットS0が、図中のZONE1とZO
NE2の境界位置)にきた時に、コントローラ615からホー
ルド命令がサンプルホールド回路650に伝えれ、トラッ
クホールド状態になる。その後、副ビームスポットS1の
照射位置が隣接グルーブトラックの分断状態が終了する
位置(主ビームスポットS0が、図中のZONE2とZONE3の境
界位置)にくるまでトラックホールド状態が続き、副ビ
ームスポットS1の照射位置が上記位置を過ぎると、コン
トローラ615からサンプル命令がサンプルホールド回路6
50に伝えられ、通常のDPPトラッキングで主ビームS0は
トラックに追従する。なお、副ビームスポットS1,S2の
照射位置の判断は、あらかじめディスクの物理フォーマ
ットが決まっており、ID情報の再生タイミングがわかっ
ている、そのタイミングよりサンプルホールド動作の切
替えを行う。また、副ビームスポットS1,S2が照射する
ランドトラックに隣接するグルーブトラックが分断され
る位置を、副ビームスポットS1,S2の再生光の変化をモ
ニタしておくことで、サンプルホールド動作の切替えを
行なってもよい。
【0061】上述のような処理によって、副ビームスポ
ットが隣接ランドトラックを照射した反射光から得られ
るプッシュプル信号のうち、ランドトラックの隣接部が
グルーブトラックでない領域を照射した時の信号を使わ
ないことが可能となり、DPPの効果を損なわないトラッ
キング誤差信号を得ることができる。
【0062】なお、上記実施例ではランド/グルーブ記
録タイプの光ディスクについて説明したが、図4に示し
たグルーブ記録タイプの光ディスクにおいても、同様な
効果が得ることができる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の光ディス
ク装置によれば、正確なトラッキング制御を行うことが
できるという効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の光ディスク装置のブロック図。
【図2】本発明の第1の光ディスク装置における3ビー
ムスポットの光ディスク上の照射位置を示す図。
【図3】所定フォーマットのL/G記録タイプの光ディス
ク構造と、本発明の第1の光ディスク装置方式による3
ビームスポットの光ディスク上の照射位置を示す図。
【図4】所定フォーマットのG記録タイプの光ディスク
構造と、本発明の第1の光ディスク装置方式による3ビ
ームスポットの光ディスク上の照射位置を示す図。
【図5】本発明の第2の光ディスク装置のブロック図。
【図6】所定フォーマットのL/G記録タイプの光ディス
ク構造と、本発明の第2の光ディスク装置方式による3
ビームスポットの光ディスク上の照射位置を示す図。
【図7】本発明の第3の光ディスク装置のブロック図。
【図8】所定フォーマットのL/G記録タイプの光ディス
ク構造と、本発明の第3の光ディスク装置方式による3
ビームスポットの光ディスク上の照射位置を示す図。
【図9】DPP方式における3ビームスポットの光ディス
ク上の照射位置を示す図。
【図10】DPP方式における3ビームスポットの反射光
を受光する分割フォトディテクタの構造を示す図。
【図11】DPP方式のTE信号生成の処理ブロック図。
【図12】エンボスピット情報がディスクの半径方向に
関してアラインされているタイプの光ディスクの構造を
示す図。
【図13】エンボスボピットによるID情報がディスクの
半径方向に対してトラック接線方向に一定幅ずれている
ようなフォーマットの光ディスクの構造とDPP方式によ
る3ビームスポットの光ディスク上の照射位置を示す
図。
【符号の説明】
501,801,901…ID情報(エンボスプリピット) 601… 光ディスク 602…光学ヘッド 603…受光部 604,605,606…フォトディテクタ 607…加算器 608,609,610,614,1014,1214…減算器 611,612,620…固定ゲインアンプ 613…セレクタ 615…コントローラ 616,1016…トラッキング制御回路 617…ヘッダ検出部 619,1020,1220…加算器 701,802,902…グルーブトラック 702,803…ランドトラック 1011,1012…ゲイン調節アンプ 650,1013,1018,1019,1213…サンプルホールド回路
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 7/09 - 7/10 G11B 7/00 - 7/013 G11B 7/28 - 7/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ランドトラック及びグルーブトラックが形
    成され、 前記ランドトラック及び前記グルーブトラックが光ディ
    スクの1周に対して、1箇所以上の頻度で所定幅分断さ
    れ、分断された分断領域が、前記光ディスクの半径方向
    に対して前記ランドトラック若しくは前記グルーブトラ
    ックの接線方向に所定幅ずれており、 前記分断の位置に、前記ランドトラック若しくは前記グ
    ルーブトラックに記録可能若しくはあらかじめ記録され
    た情報に関連した情報をピットであらかじめ記録したヘ
    ッダ情報がある光ディスクであり、 前記情報の記録若しくは再生を主ビーム及び副ビームを
    照射することによって行う光ディスク装置であって、 前記主ビームが前記ランドトラックに照射された状態
    で、前記主ビームが照射している前記ランドトラックの
    両側に隣接した前記グルーブトラックに、前記副ビーム
    として第1の副ビーム及び第2の副ビームを照射する、あ
    るいは、前記主ビームが前記グルーブトラックに照射さ
    れた状態で、前記主ビームが照射している前記グルーブ
    トラックの両側に隣接した前記ランドトラックに、前記
    副ビームとして第1の副ビーム及び第2の副ビームを照射
    する主ビーム,副ビーム照射手段と、 前記主ビーム,副ビーム照射手段による主ビーム及び副
    ビームのうち、前記主ビームの前記光ディスクによる反
    射光を受光する第1の受光手段と、 前記主ビーム,副ビーム照射手段による主ビーム及び副
    ビームのうち、前記副ビームの前記第1の副ビーム及び
    前記第2の副ビームの前記光ディスクによる反射光を受
    光する第2,第3の受光手段と、 前記第1の受光手段及び前記第2の受光手段若しくは前記
    第3の受光手段からの出力に基づいて、前記主ビームの
    前記ランドトラック若しくは前記グルーブトラックへの
    トラッキングを制御するためのトラッキングエラー信号
    を得るトラッキングエラー信号検出手段とを備え、 前記トラッキングエラー信号検出手段によるトラッキン
    グエラー信号を、 前記主ビームが前記ランドトラック若しくは前記グルー
    ブトラックを照射している期間であって、かつ前記第1
    の副ビーム若しくは前記第2の副ビームが、前記主ビー
    ムが照射しているトラックに隣接した前記グルーブトラ
    ック若しくは前記ランドトラックの前記分断領域を照射
    している期間は、 前記第1の受光手段による出力と、前記第1の副ビーム若
    しくは前記第2の副ビームのうち前記分断領域を照射し
    ていない方の副ビームの反射光を受光する前記第2若し
    くは前記第3の受光手段による出力を用いて検出するこ
    とを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】ランドトラック及びグルーブトラックが形
    成され、 前記ランドトラック及び前記グルーブトラックが光ディ
    スクの1周に対して、1箇所以上の頻度で所定幅分断さ
    れ、分断された分断領域が、前記光ディスクの半径方向
    に対して前記ランドトラック若しくは前記グルーブトラ
    ックの接線方向に所定幅ずれており、 前記分断の位置に、前記ランドトラック若しくは前記グ
    ルーブトラックに記録可能若しくはあらかじめ記録され
    た情報に関連した情報をピットであらかじめ記録したヘ
    ッダ情報がある光ディスクであり、 前記情報の記録若しくは再生を主ビーム及び副ビームを
    照射することによって行う光ディスク装置であって、 前記主ビームが前記ランドトラックに照射された状態
    で、前記主ビームが照射している前記ランドトラックの
    両側に隣接した前記グルーブトラックに、前記副ビーム
    として第1の副ビーム及び第2の副ビームを照射する、あ
    るいは、前記主ビームが前記グルーブトラックに照射さ
    れた状態で、前記主ビームが照射している前記グルーブ
    トラックの両側に隣接した前記ランドトラックに、前記
    副ビームとして第1の副ビーム及び第2の副ビームを照射
    する主ビーム,副ビーム照射手段と、 前記主ビーム,副ビーム照射手段による主ビーム及び副
    ビームのうち、前記主ビームの前記光ディスクによる反
    射光を受光する第1の受光手段と、 前記主ビーム,副ビーム照射手段による主ビーム及び副
    ビームのうち、前記副ビームの前記第1の副ビーム及び
    前記第2の副ビームの前記光ディスクによる反射光を受
    光する第2,第3の受光手段と、 前記第2の受光手段及び前記第3の受光手段からの出力を
    保持する第1,第2の保持手段と、 前記第1の受光手段及び前記第2の受光手段及び前記第3
    の受光手段からの出力に基づいて、前記主ビームの前記
    ランドトラック若しくは前記グルーブトラックへのトラ
    ッキングを制御するためのトラッキングエラー信号を得
    るトラッキングエラー信号検出手段とを備え、 前記第1,第2の保持手段は、前記第1,第2の副ビームが
    前記分断領域を照射する前の出力を保持するものであ
    り、 前記トラッキングエラー信号検出手段によるトラッキン
    グエラー信号を、 前記主ビームが前記ランドトラック若しくは前記グルー
    ブトラックを照射している期間であって、かつ前記第2
    の副ビームが、前記主ビームが照射しているトラックに
    隣接した前記ランドトラック若しくは前記グルーブトラ
    ックの前記分断領域を照射している期間は、 前記第1の受光手段の出力と、前記第2の受光手段の出力
    及び前記第2の保持手段の出力を用いて検出し、 前記主ビームが前記ランドトラック若しくは前記グルー
    ブトラックを照射している期間であって、かつ前記第1
    の副ビームが、前記主ビームが照射しているトラックに
    隣接した前記ランドトラック若しくは前記グルーブトラ
    ックの前記分断領域を照射している期間は、 前記第1の受光手段の出力と、前記第3の受光手段の出力
    及び前記第1の保持手段の出力を用いて検出することを
    特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】ランドトラック及びグルーブトラックが形
    成され、 前記ランドトラック及び前記グルーブトラックが光ディ
    スクの1周に対して、1箇所以上の頻度で所定幅分断さ
    れ、分断された分断領域が、前記光ディスクの半径方向
    に対して前記ランドトラック若しくは前記グルーブトラ
    ックの接線方向に所定幅ずれており、 前記分断領域に、前記ランドトラック若しくは前記グル
    ーブトラックに記録可能若しくはあらかじめ記録された
    情報に関連した情報をピットであらかじめ記録したヘッ
    ダ情報があるとともに、前記ヘッダ情報が、互いに隣接
    する前記ランドトラックと前記グルーブトラックとでは
    隣接しないように配置された光ディスクであり、 前記情報の記録若しくは再生を主ビーム及び副ビームを
    照射することによって行う光ディスク装置であって、 前記主ビームが前記ランドトラックに照射された状態
    で、前記主ビームが照射している前記ランドトラックの
    両側に隣接した前記グルーブトラックのビームスポット
    移動方向に互いにずれた位置に、前記副ビームとして第
    1の副ビーム及び第2の副ビームを照射する、あるいは、
    前記主ビームが前記グルーブトラックに照射された状態
    で、前記主ビームが照射している前記グルーブトラック
    の両側に隣接した前記ランドトラックのビームスポット
    移動方向に互いにずれた位置に、前記副ビームとして第
    1の副ビーム及び第2の副ビームを照射する主ビーム,副
    ビーム照射手段と、 前記主ビーム,副ビーム照射手段による主ビーム及び副
    ビームのうち、前記主ビームの前記光ディスクによる反
    射光を受光する第1の受光手段と、 前記主ビーム,副ビーム照射手段による主ビーム及び副
    ビームのうち、前記副ビームの前記第1の副ビーム及び
    前記第2の副ビームの前記光ディスクによる反射光を受
    光する第2,第3の受光手段と、 前記第1の受光手段及び前記第2の受光手段及び前記第3
    の受光手段からの出力に基づいて、前記主ビームの前記
    ランドトラック若しくは前記グルーブトラックへのトラ
    ッキングを制御するためのトラッキングエラー信号を得
    るトラッキングエラー信号検出手段と 前記トラッキン
    グエラー信号検出手段の出力を保持する保持手段とを備
    え、 前記保持手段は、前記第1,第2の副ビームのいずれかが
    照射しているグルーブの前記分断領域にかかった時点か
    ら、かつ前記第1,第2の副ビームのいずれもが各々照射
    している前記グルーブに照射され始めた時点までの期
    間、前記トラッキングエラー信号検出手段の出力を保持
    することを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】前記主ビームが、前記光ディスクのヘッダ
    情報を照射しているか否かを検出するヘッダ情報検出手
    段と、 前記ヘッダ情報検出手段により、前記主ビームが前記ヘ
    ッダ情報を照射していることが検出された場合には、前
    記トラッキングエラー信号検出手段からの出力を保持
    し、この保持した出力を用いて前記主ビームのトラッキ
    ングを制御することを特徴とする請求項1,2のいずれか
    1項記載の光ディスク装置。
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