JP3461420B2 - 誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体フィルタ

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JP3461420B2
JP3461420B2 JP12025296A JP12025296A JP3461420B2 JP 3461420 B2 JP3461420 B2 JP 3461420B2 JP 12025296 A JP12025296 A JP 12025296A JP 12025296 A JP12025296 A JP 12025296A JP 3461420 B2 JP3461420 B2 JP 3461420B2
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    • H01P7/10Dielectric resonators

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  • Electromagnetism (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、1/4波長共振回
路の誘電体フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】図9は従来の誘電体フィルタの構造を示
す斜視図、図10はその横断面図、図11はその等価回
路図、図12はその電界分布及び磁界分布を示す説明
図、図13はその周波数特性を示す説明図である。図9
及び図10に示すように、略直方体形状の誘電体ブロッ
ク1には、その前面で開口して後方の面に向かって2本
の平行な直方体の有底穴が形成され、その有底穴の内面
にそれぞれ内導体2−1、2−2が形成されている。し
たがって、図10に示すように、誘電体ブロック1の水
平断面は略Eの字形に形成されている。また、誘電体ブ
ロック1の外周面には外導体6が形成され、更に、誘電
体ブロック1の前面の全体には内導体2−1、2−2と
外導体6とを短絡するための短絡導体5が形成されてい
る。また、誘電体ブロック1の両側面には内導体2−
1、2−2に接続するためにそれぞれ入出力電極4−
1、4−2が設けられていると共に、穴が形成されてそ
の穴の内面に接続導体3−1、3−2が形成されてい
る。なお、他の従来例として内導体2−1、2−2と入
出力電極4−1、4−2を直接接続する代わりに、容量
接続したものも知られている。このような誘電体ブロッ
ク1は、マイクロ波用の誘電体材料をプレス加工や射出
成形等する方法で製造され、導体や電極は導電性ペース
トを焼付けたり、無電解メッキ等の方法で形成される。
【0003】この誘電体ブロック1は2個の内導体2−
1、2−2の一端が外導体6に短絡され、他端が容量素
子で終端されているので1/4波長型の並列共振回路を
構成し、その等価回路は図11に示すように共振線路8
−1、8−2と終端容量7−1、7−2で表すことがで
きる。ここで、共振線路8−1、8−2はそれぞれ内導
体2−1、2−2に相当し、また、終端容量7−1、7
−2はそれぞれ内導体2−1、2−2の開放端側(穴の
底面)と外導体6の間に形成される容量である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図12(a)は共振周
波数f0における磁界、電界の分布曲線を示し、図12
(b)は図13に示す減衰極の周波数ftにおける磁
界、電界の分布曲線を示している。図12(a),
(b)において符号7は終端容量、符号8は共振線路を
示し、また、横軸は電界、磁界の強度を示し、縦軸は線
路8における位置を示している。そして、磁界分布曲線
は短絡端8aを原点とする余弦波曲線で表すことがで
き、電界分布曲線は短絡端8aを原点とする正弦波曲線
で表すことができる。
【0005】この場合、斜線部a,bの各面積はそれぞ
れ共振線路8の磁界の強さ、電界の強さを表している。
また、点cは終端容量7で短縮した分も含む共振周波数
0における位相が90度になる位置である。即ち、図
12(a)は短絡端8aと点cの間をλ/4とする共振
周波数f0における電磁界分布を示している。図から明
らかなように、共振周波数f0においては斜線部aの面
積が斜線部bより大きい。これは、共振線路8内では磁
界結合の方が支配的であることを示している。
【0006】これに対し、図12(b)に示すように斜
線部aの面積(磁界の強さ)と斜線部bの面積(電界の
強さ)が等しくなる磁界分布曲線、電界分布曲線を描く
ことができる周波数において損失が無限大(減衰極)と
なる。図12(b)から明らかなように、短絡端8aと
共振線路8の長さに相当する点d間をλ/4とする周波
数ftにおいて斜線部a、bの面積が等しくなる。そし
て、この点dは基本周波数f0における90度位置より
短い位置に存在する。即ち、通過周波数帯の上側に減衰
極の周波数ftが存在する。
【0007】図13は上記従来例のバンドパスフィルタ
(BPF)特性を示し、横軸は周波数(0〜6GH
z)、縦軸は減衰量ATT(−80〜0dB)である。
図中、、はそれぞれ基本周波数f0と2次高調波
2f0、3次高調波3f0を示し、また、は前述した減
衰極であってf0<ft<2f0<3f0である。しかしな
がら、このような特性の1/4波長共振器による誘電体
BPFでは、基本周波数f0の3倍、5倍等の奇数倍の
周波数においてスプリアス共振を生じて通過帯となり、
2f0、3f0の周波数に対する減衰が不十分であるとい
う問題点がある(図13ではそれぞれ2f0:−17d
B,3f0:−8dB)。したがって、実際には例えば
2f0、3f0の周波数を阻止するLPFを併用して使用
する必要がある。
【0008】また、近年の無線通信システムの高周波化
に伴い、局部発振器の発振周波数やイメージ(影像)周
波数が通信周波数より低い場合が多く、これらを排除す
るために通信周波数f0より低い周波数に減衰極を有す
る誘電体フィルタが望まれている。しかしながら、上記
従来例では基本周波数f0の下側に減衰極がないのでこ
れを実現することができない。したがって、局部発振周
波数やイメージ周波数を排除するために別のトラップ回
路が必要となる。
【0009】本発明は上記従来の問題点に鑑み、基本周
波数の上側及び下側の周波数を確実に阻止し、基本周波
数を通過させるバンドパス特性を実現することができる
誘電体フィルタを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、誘電体ブロッ
クの内部にあって互いに電磁気的に結合した複数の共振
線路と、複数の共振線路の一端と外導体とをそれぞれ
接続する複数の短絡部接続導体とを有し、かつ、複数
の短絡部接続導体を相互の電磁気的な結合を少なくする
減結合状態に配置して、複数の共振線路とそれに接続さ
れた短絡部接続導体とにより1/4波長共振回路を構成
している。このよう構成すると、それぞれの共振線
路の長さ即ちそのインピーダンスと、それぞれの短絡部
接続導体の長さ即ちそのインピーダンスとを適宜設定す
ることにより、通過周波数の下側周波数領域と上側周波
数領域双方に減衰極を生じさせることができ、それに
より所望の減衰量を生じさせることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の誘電体フィルタ一つ
の外面を除いた他の外面に外導体を形成した誘電体ブロ
ックと、前記誘電体ブロックの内部にあって互いに電磁
気的に結合した状態に配置された複数の内導体と、前記
一つの外面上にあって前記複数の内導体の一端のそれぞ
れと外導体とをそれぞれ短絡接続する複数の短絡部接続
導体とを備え、前記複数の内導体とそれらに接続された
短絡部接続導体とによりそれぞれ1/4波長共振回路を
構成しており、前記一つの外面上にある前記複数の短絡
部接続導体は、短絡部接続導体相互の電磁気的な結合を
少なくする減結合状態に配置されている構成を有してい
る。このような構成により、基本周波数の上側周波数
下側周波数を確実に阻止し、基本周波数を通過させるバ
ンドパス特性を実現することができる。
【0012】また、本発明の誘電体フィルタ一つの
外面に開口部が設けられ、前記開口部から前記一つの外
面に対向する外面方向に向かって拡がる複数の平行な有
底穴を有する誘電体ブロックと、前記複数の平行な有底
穴の内側面に沿って形成配置された複数の内導体と、前
記一つの外面上にあって前記複数の内導体の一端のそれ
ぞれと外導体とをそれぞれ短絡接続する複数の短絡部接
続導体とを備え、前記複数の内導体とそれらに接続され
た短絡部接続導体とによりそれぞれ1/4波長共振回路
を構成しており、前記一つの外面上にある前記複数の短
絡部接続導体は、短絡部接続導体相互の電磁気的な結合
を少なくする減結合状態に配置されている構成を有して
いる。このような構成により、基本周波数の上側周波数
と下側周波数を確実に阻止し、基本周波数を通過させる
バンドパス特性を実現することができる。
【0013】この場合、複数の短絡部接続導体における
減結合状態の配置は、誘電体ブロックの一つの端面にお
いて、複数の内導体の一端のそれぞれから放射状に離間
するような方向に延びた状態の配置にしたり、複数の内
導体の一端のそれぞれから放射状に離間するような方向
に延びた窪み内に設けた状態の配置にしたり、複数の内
導体の一端のそれぞれから互いに交差しないような方向
に延び、かつ、周辺に電磁シールド部を形成した状態の
配置にすることが効果的である。
【0014】
【実施例】実施例について図面を参照して説明すると、
図1は本発明の第1の実施例に係る誘電体フィルタを示
す斜視図、図2は図1の誘電体フィルタを示す横断面
図、図3は図1の誘電体フィルタの等価回路図、図4は
図1の誘電体フィルタの電界分布及び磁界分布の一例を
示す説明図、図5は図1の誘電体フィルタの周波数特性
の一例を示す説明図である。
【0015】図1及び図2に示すように、本実施例に係
る誘電体ブロック1の前面1−aには短絡部接続導体1
1−1、11−2(マイクロストリップ線路)が形成さ
れており、この点が、誘電体ブロック1の前面の全体に
内導体2−1、2−2と外導体6を短絡するための短絡
導体5を形成した従来例と相違している。詳細に説明す
ると、略直方体の誘電体ブロック1の前面1−aで開口
して後方の面に向かって2本の平行な直方体の有底穴が
前後方向に沿って形成され、この2本の平行な直方体の
有底穴の内面にそれぞれ内導体10−1、10−2が形
成されている。したがって、図2に示すように、誘電体
ブロック1の水平断面は略Eの字形に形成されている。
【0016】また、誘電体ブロック1の外面のうち、前
面1−aを除く上、下、左、右、後の各面には外導体6
が形成され、したがって、内導体10−1、10−2の
うち、底に相当する領域(開放端)と、相対向する後ろ
の外面の外導体6の間に静電容量が形成される。更に、
誘電体ブロック1の両側面にはそれぞれ内導体10−
1、10−2に接続するための入出力電極4−1、4−
2が設けられていると共に、穴が形成されてその穴の内
面に接続導体3−1、3−2が形成されている。
【0017】そして、短絡部接続導体11−1、11−
2は互いに電磁的に結合しないように(又は粗結合する
ように)、誘電体ブロック1の前面1−aにおいて短絡
部接続導体11−1は内導体10−1の開口から左側に
延びるように、また、短絡部接続導体11−2は内導体
10−2の開口から右側に延びるように形成されてい
る。この短絡部接続導体11−1、11−2の製造方法
は、前面1−aに凹部を形成して前面1−a全面に導体
を形成し、研削加工などにより形成することができ、ま
た、凹部を形成する代わりに前面1−aをパターニング
等して形成するようにしてもよい。なお、図1に示すハ
ッチングは、導体が形成されてない部分を示している。
【0018】図3に示すように、この誘電体フィルタの
等価回路は、短絡部接続線路15−1、15−2と、共
振線路13−1、13−2と終端容量12−1、12−
2を有する1/4波長共振回路であり、短絡部接続線路
15−1、15−2と共振線路13−1、13−2はそ
れぞれ図2に示す短絡部接続導体11−1、11−2と
内導体10−1、10−2に相当する。そして、短絡部
接続線路15−1、15−2の各線路インピーダンスZ
1は共振線路13−1、13−2の各線路インピーダン
スZ2より大きく設定されており(Z1>>Z2)、共振線
路13−1、13−2が電磁気的に結合してBPFとし
て動作する。
【0019】図4及び図5を参照してその動作を説明す
ると、図4に示す縦軸、横軸は前述した図12と同一で
あり、図4(a)は共振周波数f0における分布曲線を
示し、図4(b)は第1の減衰極(図5参照)の周波
数ft1における分布曲線を示し、図4(c)は第2の減
衰極の周波数ft2における分布曲線を示している。ま
た、図中の符号12は終端容量、符号13は共振線路、
符号15は短絡部接続線路を示している。
【0020】本実施例に係る誘電体フィルタの構造も従
来例と同様に1/4波長共振回路であるので、磁界分布
曲線は短絡端15aを原点とする余弦波曲線で表すこと
ができ、電界分布曲線は短絡端15aを原点とする正弦
波曲線で表すことができる。また、図中の点c’は、線
路13及び15と終端容量12で短縮した分も含む共振
周波数f0における位相が90度になる位置である。即
ち、短絡端15aと点c’間をλ/4とする基本周波数
0における電磁界分布を示すと、図4(a)に示すよ
うになる。ただし、上記構成の場合には、線路13及び
15を有するが、結合しているのは共振線路13のみ
(図示の結合部13a、非結合部15b)であるので、
共振線路13内における磁界及び電界の強さは各曲線の
共振線路13内での強さとなる。なお、図中の斜線部a
の面積が磁界の強さを示し、斜線部bの面積が電界の強
さを示し、図4(a)は一例として磁界結合<電界結合
の場合を示している。
【0021】ここで、前述した従来例と同様に、斜線部
aの面積(磁界の強さ)と斜線部bの面積(電界の強
さ)が等しくなる周波数において減衰極が生じる。図4
(b)は両者が等しくなる周波数において位相が90度
になる点eが点c’の近傍に生じることを示している。
この例では、点eは点c’より長い位置に存在し、減衰
極の周波数ft1は通過周波数帯f0の下側にある。そ
の減衰極の周波数ft1は、主に非結合部15bの位置、
即ち短絡部接続線路15−1、15−2の長さ(Z1
大きさ)で決まり、短絡部接続線路15−1、15−2
を短くすれば、従来例と同じく、減衰極の周波数ft1
を通過周波数帯f0の上側に移動させることができる。
【0022】図4(c)は斜線部aの面積と斜線部bの
面積が等しくなる周波数が、2f0近傍にもあり、その
位相が90度になる位置が点fにあることを示してい
る。この点fは点c’の1/2近傍に位置するので、減
衰極の周波数ft2は2f0近傍に生じ、その周波数ft
2は主に結合部13aの位置、即ち、共振線路13−
1、13−2の長さ(Z2の大きさ)で決まる。したが
って、上記構造は、短絡部接続線路15−1と15−2
が結合していないことが条件となる。
【0023】次に、図6を参照して第2の実施例を説明
する。この実施例では、短絡部接続線路15−1と15
−2を短くするために短絡部接続線路17−1、17−
2の長さを第1の実施例の短絡部接続線路11−1、1
1−2より短くしたものであり、このために前面1−b
の左右の両端を切り欠いて外導体6−1、6−2を形成
している。
【0024】図7に示す第3の実施例では、短絡部接続
線路15−1と15−2の結合度を小さくするために、
短絡部接続導体19−1は内導体18−1の開口から下
方向に、短絡部接続導体19−2は内導体18−2の開
口から上方向に形成されている。
【0025】また、図8に示す第4の実施例では、短絡
部接続導体21−1、21−2は共にそれぞれ内導体2
0−1、20−2の開口から下方向に平行に形成されて
いるが、短絡部接続導体21−1と21−2の結合度を
小さくするために、外導体6を短絡部接続導体21−1
と21−2の間(前面部分6−3)まで回り込むように
形成し、また、この前面部分6−3と短絡部接続導体2
1−1と21−2の間には外導体6を形成していない
(図示1−d、1−e)。
【0026】このような構造によれば、短絡部接続線路
15−1、15−2等の長さ(即ちZ1の大きさ)と共
振線路13−1、13−2等の長さ(即ちZ2の大き
さ)を任意に組み合わせることにより、通過周波数f0
を変えることなく、減衰極、の周波数ft1、ft2
変えることができる。したがって、例えば図5に示すよ
うに、ft1<f0<2f0<ft2<3f0のように減衰極
の周波数ft2が2f0と3f0の間にあるBPFを構成
することができ、図5に示す例では2f0においては−
30dB、3f0においては−28dBの減衰量を実現
することができる。また、f0より下側に減衰極を生
じさせることができるので、局部発振周波数やイメージ
周波数がf0より低い場合にも局部発振周波数やイメー
ジ周波数をカットすることができる。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、共
振線路の長さ即ちそのインピーダンスと、短絡部接続線
路の長さ即ちそのインピーダンスを適宜設定することに
より、通過周波数の下側と上側の両側に減衰極を生じさ
せることができ、また、所望の減衰量を生じさせること
ができるので、基本周波数の上側及び下側の周波数を確
実に阻止し、基本周波数を通過させるバンドパス特性を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る誘電体フィルタを
示す斜視図である。
【図2】図1の誘電体フィルタを示す横断面図である。
【図3】図1の誘電体フィルタの等価回路図である。
【図4】図1の誘電体フィルタの電界分布及び磁界分布
の一例を示す説明図である。
【図5】図1の誘電体フィルタの周波数特性の一例を示
す説明図である。
【図6】本発明の第2の実施例に係る誘電体フィルタを
示す斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係る誘電体フィルタを
示す斜視図である。
【図8】本発明の第4の実施例に係る誘電体フィルタを
示す斜視図である。
【図9】従来の誘電体フィルタの構造を示す斜視図であ
る。
【図10】図9の誘電体フィルタを示す横断面図であ
る。
【図11】図9の誘電体フィルタの等価回路図である。
【図12】図9の誘電体フィルタの電界分布及び磁界分
布を示す説明図である。
【図13】図9の誘電体フィルタの周波数特性を示す説
明図である。
【符号の説明】
1 誘電体ブロック 6 外導体 10−1,10−2,16−1,16−2,18−1,
18−2,20−1,20−1 内導体 11−1,11−2,17−1,17−2,19−1.
19−2,21−1,21−2 短絡部接続導体 12−1,12−2 終端容量 13−1,13−2 共振線路 15−1,15−2 短絡部接続線路

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一つの外面を除いた他の外面に外導体を
    形成した誘電体ブロックと、前記誘電体ブロックの内部
    にあって互いに電磁気的に結合した状態に配置された複
    数の内導体と、前記一つの外面上にあって前記複数の内
    導体の一端のそれぞれと外導体とをそれぞれ短絡接続す
    る複数の短絡部接続導体とを備え、前記複数の内導体と
    それらに接続された短絡部接続導体とによりそれぞれ1
    /4波長共振回路を構成しており、前記一つの外面上に
    ある前記複数の短絡部接続導体は、短絡部接続導体相互
    の電磁気的な結合を少なくする減結合状態に配置されて
    いることを特徴とする誘電体フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記誘電体ブロックは、前記一つの外面
    に開口部が設けられ、前記開口部から前記一つの外面に
    対向する外面方向に向かって拡がる複数の平行な有底穴
    を有するものであり、前記複数の内導体は、前記複数の
    平行な有底穴の内側面に沿って形成配置されたものであ
    ることを特徴とする請求項1に記載の誘電体フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記複数の短絡部接続導体における減結
    合状態の配置は、前記誘電体ブロックの前記一つの端面
    において、前記複数の内導体の一端のそれぞれから放射
    状に離間するような方向に延びた状態の配置であること
    を特徴とする請求項に記載の誘電体フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記複数の短絡部接続導体における減結
    合状態の配置は、前記誘電体ブロックの前記一つの端面
    において、前記複数の内導体の一端のそれぞれから放射
    状に離間するような方向に延びた窪み内に設けた状態の
    配置であることを特徴とする請求項3に記載の誘電体フ
    ィルタ。
  5. 【請求項5】 前記複数の短絡部接続導体における減結
    合状態の配置は、前記誘電体ブロックの前記一つの端面
    において、前記複数の内導体の一端のそれぞれから互い
    に交差しないような方向に延び、かつ、周辺に電磁シー
    ルド部を形成した状態の配置であることを特徴とする請
    求項1に記載の誘電体フィルタ。
JP12025296A 1996-05-15 1996-05-15 誘電体フィルタ Expired - Fee Related JP3461420B2 (ja)

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