JP3460601B2 - マトリクス型表示装置の映像信号処理回路及び映像信号処理方法 - Google Patents

マトリクス型表示装置の映像信号処理回路及び映像信号処理方法

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JP3460601B2 JP33547898A JP33547898A JP3460601B2 JP 3460601 B2 JP3460601 B2 JP 3460601B2 JP 33547898 A JP33547898 A JP 33547898A JP 33547898 A JP33547898 A JP 33547898A JP 3460601 B2 JP3460601 B2 JP 3460601B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、入力映像信号に逆
ガンマ補正処理を施してリニアな階調に戻して画像表示
するマトリクス型表示装置に用いられる映像信号処理回
路及び映像信号処理方法に係り、特に、プラズマディス
プレイパネル表示装置(PDP),フィールドエミッシ
ョンディスプレイ装置(FED),デジタルマイクロミ
ラーデバイス(DMD),エレクトロルミネッセンスデ
ィスプレイ(EL)等のように、デジタル的に限られた
中間階調を表現する際の階調特性を向上させることがで
きるマトリクス型表示装置の映像信号処理回路及び映像
信号処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】映像信号を表示するマトリクス型表示装
置の内、例えば、1フィールドを複数のサブフィールド
に分割して階調表示するPDPや、PWM変調によって
階調表示を行うELやFED等の表示装置においては、
駆動方法によってはデジタル的に制限された階調数でし
か映像を表現することができない。また、ガンマ特性が
かけられた映像信号に対し、逆ガンマ補正処理を施して
リニアな階調に戻すことが必要である。
【0003】そこで、マトリクス型表示装置では、デジ
タル的に制限された階調数で映像を表示する際、逆ガン
マ補正処理を施してリニアな階調に戻す際に損なわれる
階調の直線性を滑らかにするために、一例としてディザ
法を用いて多階調化処理を行っている。
【0004】ディザ法による多階調化処理は、隣接する
複数個の画素(ドット)を1組としてディザマトリクス
を構成し、損なわれた階調分の中間階調をこのディザマ
トリクス内の個々のディザ係数で表現するのが一般的な
処理方法である。例えば、表示装置が6ビットの階調能
力しかなく、8ビットのドットデータの上位6ビットに
より階調表示する場合は、隣接する2×2ドットのディ
ザマトリクスを構成し、そのディザマトリクス内で不足
した2ビット分のノイズパターンを重畳することによっ
て、視覚的な積分効果を利用して8ビット相当の階調表
示を行う。
【0005】図11は、ディザ法を用いて多階調化処理
を行う映像信号処理回路と逆ガンマ補正回路とを備えた
マトリクス型表示装置の全体構成の一例を示している。
ここでは、マトリクス型表示装置の一例としてPDPと
している。図11において、映像信号は映像信号処理回
路100に入力され、後に詳述するディザ法によって多
階調化が図られ、逆ガンマ補正回路200に入力され
る。逆ガンマ補正回路200は、入力された映像信号に
逆ガンマ補正を施し、PDP300に入力する。なお、
映像信号は、R,G,B信号である。従って、実際に
は、映像信号処理回路100と逆ガンマ補正回路200
は、R,G,B信号で3系統必要である。
【0006】ここで、図12を用いて、映像信号処理回
路100の一般的構成について説明する。図12におい
て、ディザマトリクス係数発生器1は、n×nドットの
マトリクスであるディザパターンを複数種類(ここで
は、m種類)発生する。なお、ここでは、mが3以上の
如く図示しているが、m=2、即ち、2種類のディザパ
ターンを発生するものであってもよい。ディザマトリク
ス係数発生器1は、ROMで構成してもよく、あるい
は、ソフトウェアによって構成することもできる。
【0007】セレクタ2は、ディザマトリクス係数発生
器1からのm種類のディザパターンの1つを選択し、加
算器3に入力する。加算器3には、例えばデジタル変換
された映像信号が入力され、加算器3は、入力された映
像信号とセレクタ2によって選択されたディザパターン
とを加算し、リミッタ4に入力する。リミッタ4は、加
算器3の出力の下位ビットを制限して出力する。リミッ
タ4より出力された映像信号は、原信号と比較して階調
数は減少するが、見かけ上、原信号と同等の階調数に増
加された多階調化信号となっている。
【0008】図13は、従来用いていたディザパターン
の例である。図13(A),(B)において、a,b,
c,dで示す4つのドットよりなる区画は、縦(行)×
横(列)で2×2ドットのマトリクスによるディザパタ
ーンを示している。なお、ドットとは、R,G,Bより
なる画素を構成する1つを言う。この2×2ドットのデ
ィザパターンは、後述するように、PDP300のパネ
ル上のドットデータに対応して、映像信号に加算され
る。例えば、奇数行のドットデータにはディザ係数a,
b,a,b,…が行頭のドットより順に加算され、偶数
行のドットデータには、ディザ係数c,d,c,d,…
が行頭のドットより順に加算される。さらに詳細には、
a,b,c,dなるディザ係数は、R,G,Bそれぞれ
で同一色の隣接した4つのドットに対して加算されるこ
とになる。
【0009】図13(A)に示す例では、a,b,c,
dをそれぞれ0,1,2,3としたディザパターン
と、a,b,c,dをそれぞれ3,2,1,0としたデ
ィザパターンとの2種類のパターンを用い、このディ
ザパターン,を1フィールド毎に交互に切り換える
ようにしたものである。
【0010】図13(B)に示す例では、a,b,c,
dをそれぞれ0,1,2,3としたディザパターン
と、a,b,c,dをそれぞれ2,0,3,1としたデ
ィザパターンと、a,b,c,dをそれぞれ3,2,
1,0としたディザパターンと、a,b,c,dをそ
れぞれ1,3,0,2としたディザパターンとの4種
類のパターンを用い、このディザパターン〜をフィ
ールド周期で規則的に巡回させて切り換えるようにした
ものである。
【0011】図14(A),(B)は、図13(A)に
示すディザパターン,を用いた場合の、図12に示
す映像信号処理回路100による演算処理の例を示して
いる。図14(A),(B)では、入力された映像信号
(原信号)が8ビットで、a,b,c,dのディザ係数
に対応したドットデータが、9,17,3,5で、
(A)はディザパターンを、(B)はディザパターン
を加算する場合である。
【0012】図14(A)においては、8ビットの原信
号に加算器3によってディザパターンが加算され、
9,17,3,5なる原信号は、9,18,5,8なる
データとなる。このままでは、データの値が8ビットを
超えるので、リミッタ4によって原信号のビット数によ
る値を超えた分(いわゆるオーバーフロー)を制限する
と共に、下位2ビットを切り捨て、8,16,4,8な
る6ビットの信号とする。ここでは、6ビットの信号を
4の倍数にて表現している。従って、実際には、下位2
ビットを切り捨てて6ビットとした信号は、2,4,
1,2である。この6ビットの映像信号は、ディザパタ
ーンが加算されることによって、見かけ上、8ビット
に階調数が増加した多階調化信号となっている。
【0013】なお、PDP300が8ビットの表示能力
を有していれば、必ずしも6ビットに制限する必要はな
く、8ビットのデータを超えた部分のみリミッタ4によ
って制限すれば、10ビット相当の多階調表示を行うこ
とができる。上記のようにマトリクス型表示装置が6ビ
ットしか階調能力がない場合は、6ビットに制限して原
信号と同等の8ビット相当の多階調表示を行えばよい。
【0014】図14(B)においては、8ビットの原信
号に加算器3によってディザパターンが加算され、
9,17,3,5なる原信号は、12,19,4,5な
るデータとなる。実際には、このままでは、データの値
が8ビットを超えるので、リミッタ4によって原信号の
ビット数による値を超えた分(オーバーフロー)を制限
すると共に、下位2ビットを切り捨て、12,16,
4,4なる6ビットの信号とする。ここでも、6ビット
の信号を4の倍数にて表現している。従って、実際に
は、下位2ビットを切り捨てて6ビットとした信号は、
3,4,1,1である。この6ビットの映像信号は、デ
ィザパターンが加算されることによって、見かけ上、
階調数が増加した多階調化信号となっている。図14
(A),(B)に示す出力映像信号は、1フィールド毎
に交互に切り換えられる。
【0015】なお、図13(B)の場合も同様の演算が
行われる。図13(B)の場合は、4種類のディザパタ
ーン〜がフィールド周期で規則的に巡回して切り換
えられるので、より空間的に滑らかな多階調化信号とな
る。
【0016】ここで、PDP300のパネル上のドット
データとディザ係数との対応について説明する。図15
において、301はPDP300のパネルを示してお
り、302はR,G,Bよりなる画素を構成するドット
を示している。図15に示すように、パネル301は、
N行×M列の複数のドット302より構成されており、
a,b,c,dのディザ係数は、それぞれのドット30
2に印加するドットデータに対応して加算される。ここ
では、簡略化のため、R,G,Bの1つの色のドットに
てパネル301を構成するよう図示しているが、実際に
は、R,G,Bの各ドットが行方向に順次並んでパネル
301を構成する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上説明したようなマ
トリクス型表示装置においては、逆ガンマ補正回路20
0によって逆ガンマ補正処理を施してリニアな階調に戻
して表示するので、低輝度レベルの階調数が損なわれ、
しばしば階調の連続性がなくなることに起因する画質妨
害をもたらすことがある。特に、PDP300の場合で
は、1フィールドを発光量の重み付けの異なる複数のサ
ブフィールドによって構成し、そのサブフィールドを複
数選択することによって階調を表現する。従って、サブ
フィールドの選択状況によっては、隣接階調に対する視
覚的な輝度差が大きくなり、その結果、静止画像及び動
画像において疑似輪郭状の画質妨害が発生してしまうこ
とがある。
【0018】そこで、PDP300の場合では、ディザ
法による多階調化処理を施して階調の直線性を滑らかに
するのと同時に、疑似輪郭状の画質妨害を低減するよう
にしている。しかしながら、従来は、全ての階調に対し
て一律のディザ係数で構成されたディザパターンを加算
していたため、特に、中輝度レベルから高輝度レベルに
おいて生じるサブフィールドの選択数が大きく変化する
階調付近等では、設定するディザ係数によっては隣接階
調に対する輝度差がさらに強調される場合があり、疑似
輪郭状の画質妨害が悪化してしまうことがあるという問
題点があった。
【0019】また、通常、逆ガンマ補正処理を施した際
に発生する階調の損失の程度は低輝度レベルから高輝度
レベルまでの階調によって異なり、特に、低輝度レベル
の領域ではその損失の程度が大きく異なる。従来は、全
ての階調に対して一律のディザ係数で構成されたディザ
パターンを加算していたため、一部の階調に対してしか
効果的な補正を行うことができないという問題点があっ
た。
【0020】本発明はこのような問題点に鑑みなされた
ものであり、階調特性を適応的に滑らかにして階調の連
続性を向上させると共に、全体的に低輝度な画面におけ
る目立ちやすい疑似輪郭状の画質妨害を効果的に低減す
ることができ、さらに、ビット数を削減する必要がな
く、画質の良好な映像を表示することができるマトリク
ス型表示装置の映像信号処理回路及び映像信号処理方法
を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、(1)複数の画素がマト
リクス状に形成されたパネルに映像信号を入力するに際
し、前記パネル内の画素を構成する複数のドットをマト
リクス状にした部分的な区画に対して、その区画のドッ
トに印加するドットデータに所定のディザ係数を加算し
て前記映像信号の階調を補正するマトリクス型表示装置
の映像信号処理回路において、前記区画内の個々のドッ
トデータの階調を検出するドットデータ階調検出回路
と、前記ドットデータ階調検出回路で検出された前記ド
ットデータの階調に応じて、前記区画のドットそれぞれ
で、前記区画と同じ大きさのマトリクス状の複数のディ
ザパターンより1つのディザパターンを選択する階調別
ディザパターン発生回路と、前記階調別ディザパターン
発生回路で選択されたそれぞれのディザパターンより、
前記ディザパターンを構成する前記区画のドットの位置
に対応したディザ係数を抽出すると共に、この抽出され
たそれぞれのディザ係数を合成して新たにディザパター
ンを生成するドット別ディザ係数抽出回路と、前記ドッ
ト別ディザ係数抽出回路が生成したディザパターンを構
成するディザ係数の値を再設定して、前記区画に加算す
る最終的なディザパターンを生成する区画内ディザ係数
再設定回路と、前記映像信号に前記区画内ディザ係数再
設定回路が生成したディザパターンを加算する加算器と
を備えて構成したことを特徴とするマトリクス型表示装
置の映像信号処理回路を提供し、(2)複数の画素がマ
トリクス状に形成されたパネルに映像信号を入力するに
際し、前記パネル内の画素を構成する複数のドットをマ
トリクス状にした部分的な区画に対して、その区画のド
ットに印加するドットデータに所定のディザ係数を加算
して前記映像信号の階調を補正するマトリクス型表示装
置の映像信号処理方法において、前記区画内の個々のド
ットデータの階調を検出する第1のステップと、前記第
1のステップで検出された前記ドットデータの階調に応
じて、前記区画のドットそれぞれで、前記区画と同じ大
きさのマトリクス状の複数のディザパターンより1つの
ディザパターンを選択する第2のステップと、前記第2
のステップで選択されたそれぞれのディザパターンよ
り、前記ディザパターンを構成する前記区画のドットの
位置に対応したディザ係数を抽出すると共に、この抽出
されたそれぞれのディザ係数を合成して新たにディザパ
ターンを生成する第3のステップと、前記第3のステッ
プで生成したディザパターンを構成するディザ係数の値
を再設定して、前記区画に加算する最終的なディザパタ
ーンを生成する第4のステップと、前記映像信号に前記
第4のステップで生成したディザパターンを加算する第
5のステップとを含むことを特徴とするマトリクス型表
示装置の映像信号処理方法を提供するものである。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明のマトリクス型表示
装置の映像信号処理回路及び映像信号処理方法につい
て、添付図面を参照して説明する。図1は本発明のマト
リクス型表示装置の映像信号処理回路の一実施例を示す
ブロック図、図2は本発明のマトリクス型表示装置の映
像信号処理回路で用いるディザパターンの一例を示す
図、図3は図2に示すディザパターンを2周期単位で規
則的に巡回させて切り換えて用いる場合の一例を示す
図、図4は図2に示すディザパターンを4周期単位で規
則的に巡回させて切り換えて用いる場合の一例を示す
図、図5及び図6は図1中のドット別ディザ係数抽出回
路13の動作を説明するための図、図7は本発明のマト
リクス型表示装置の映像信号処理回路及び映像信号処理
方法による最終的なディザ係数の決定方法を説明するた
めの図、図8は図7に示すディザ係数の決定方法によっ
て決定したディザパターンの具体的な一例を示す図、図
9は図8(A)に示すディザパターンを用いた場合の演
算処理を説明するための図、図10は本発明のマトリク
ス型表示装置の映像信号処理回路及び映像信号処理方法
で用いるディザパターンの他の一例を示す図である。
【0023】ディザ法を用いて多階調化処理を行う映像
信号処理回路と逆ガンマ補正回路とを備えたマトリクス
型表示装置の全体構成は、図11で説明した通りであ
る。図11はマトリクス型表示装置の全体構成の一例を
示したものであり、この構成に限定されるものではな
い。映像信号処理回路100によるディザ法を用いた信
号処置と逆ガンマ補正回路200による逆ガンマ補正処
理は、図11の順でなくてもよく、また、同一ブロック
にて同時に行うような構成であってもよい。
【0024】本発明が従来例と大きく異なるのは、予め
決められたn×nドットのディザパターンをそのまま映
像信号と加算するのではなく、パネル301のドット3
02における1つの区画(マトリクス)に対する位置関
係と、個々のドット302の階調とを考慮して随時最適
なディザパターンを発生して映像信号と加算する点であ
る。なお、ディザパターンと区画(マトリクス)の大き
さは同一である。
【0025】本発明の映像信号処理回路100は、図1
に示すように構成される。図1において、ドットデータ
階調検出回路11と加算器15には、例えばデジタル変
換された映像信号が入力される。ドットデータ階調検出
回路11は、パネル301の個々のドット302に印加
するドットデータの階調を検出する。検出されたドット
データの階調は、階調別ディザパターン発生回路12に
入力される。
【0026】階調別ディザパターン発生回路12は、予
め設定した階調以下の映像信号をさらに複数の階調群に
分け、その階調群毎で共通に、ディザパターンを発生す
る。このとき、予め設定した階調以上では、ディザパタ
ーン内の個々のディザ係数を全て0として設定する。な
お、複数の階調群としたが1つの階調群であってもよ
い。階調別ディザパターン発生回路12が発生した階調
群毎のディザパターンは、ドット別ディザ係数抽出回路
13に入力される。
【0027】そして、ドット別ディザ係数抽出回路13
は、階調別ディザパターン発生回路12が発生したディ
ザパターンを構成する複数のディザ係数より、ドットの
位置に対応したディザ係数をドット毎に1つずつ選択
し、新たなディザパターンとして合成する。この新たな
ディザパターンは、区画内ディザ係数再設定回路14に
入力される。
【0028】区画内ディザ係数再設定回路14は、ドッ
ト別ディザ係数抽出回路13より入力されたディザパタ
ーンを構成するディザ係数の値を再設定する。再設定の
一例として、ドット別ディザ係数抽出回路13より入力
されたディザパターンを構成するディザ係数の総和が0
となるように、それぞれのディザ係数を変更する。区画
内ディザ係数再設定回路14より出力されたディザパタ
ーンは、入力された映像信号に最終的に加算されるディ
ザパターンとして加算器15に入力される。
【0029】加算器15は、入力された映像信号と区画
内ディザ係数再設定回路14からのディザパターンとを
加算し、リミッタ16に入力する。リミッタ16は、加
算器15の出力における原信号のビット数による値を超
えた分(いわゆるオーバーフロー,アンダーフロー)を
制限して出力する。従来と同様、マトリクス型表示装置
の階調能力に応じて、加算器15の出力のビット(下位
ビット)を制限して出力してもよい。
【0030】図2は、本発明の階調別ディザパターン発
生回路12で階調群毎に設定するディザパターン内の個
々のディザ係数の一例を示したものである。図2におい
て、a,b,c,dで示す4つのドットよりなる区画
は、縦(行)×横(列)で2×2ドットのマトリクスに
よるディザパターンを示している。図2の例では、25
6階調で入力される入力映像信号において、階調63以
下の階調についてディザ係数を設定する。階調63以下
を(A):階調0〜15,(B):階調16〜31,
(C):階調32〜47,(D):階調48〜63の4
種類の階調群に分け、それぞれについて異なるディザ係
数を設定している。
【0031】例えば、図2(A)の階調0〜15におい
ては、ディザパターンa,b,c,dのディザ係数をそ
れぞれ5,3,−3,−5と設定し、図2(B)の階調
16〜31においては、ディザパターンa,b,c,d
のディザ係数をそれぞれ4,2,−2,−4と設定して
いる。図2(C)の階調32〜47においては、ディザ
パターンa,b,c,dのディザ係数をそれぞれ3,
1,−1,−3と設定し、図2(D)における階調48
〜63においては、ディザパターンa,b,c,dのデ
ィザ係数をそれぞれ2,1,−1,−2と設定してい
る。
【0032】なお、図2に示す2×2ドットのディザパ
ターンは、図13で説明したように、PDP300にお
けるパネル301のドット302に印加するドットデー
タに対応している。例えば、奇数行のドットデータに
は、ディザ係数a,b,a,b,…が行頭のドットより
順に対応し、偶数行のドットデータには、ディザ係数
c,d,c,d,…が行頭のドットより順に対応する。
【0033】図3及び図4は、本発明で用いる階調群毎
におけるディザパターンを切り換える際の一例である。
図3はそれぞれの階調群毎で2つのディザパターンを切
り換えるようにしたものである。図3(A)に示す階調
0〜15では、a,b,c,dをそれぞれ5,3,−
3,−5としたディザパターンと、a,b,c,dを
それぞれ−5,−3,3,5としたディザパターンと
の2種類のパターンを用い、このディザパターン,
を例えば1フィールド毎に交互に切り換える。図3
(B)に示す階調16〜31では、a,b,c,dをそ
れぞれ4,2,−2,−4としたディザパターンと、
a,b,c,dをそれぞれ−4,−2,2,4としたデ
ィザパターンとの2種類のパターンを用い、このディ
ザパターン,を例えば1フィールド毎に交互に切り
換える。
【0034】図3(C)に示す階調32〜47では、
a,b,c,dをそれぞれ3,1,−1,−3としたデ
ィザパターンと、a,b,c,dをそれぞれ−3,−
1,1,3としたディザパターンとの2種類のパター
ンを用い、このディザパターン,を例えば1フィー
ルド毎に交互に切り換える。図3(D)に示す階調48
〜63では、a,b,c,dをそれぞれ2,1,−1,
−2としたディザパターンと、a,b,c,dをそれ
ぞれ−2,−1,1,2としたディザパターンとの2
種類のパターンを用い、このディザパターン,を例
えば1フィールド毎に交互に切り換える。
【0035】図4はそれぞれの階調群毎で4つのディザ
パターンを切り換えるようにしたものである。図4
(A)に示す階調0〜15では、a,b,c,dをそれ
ぞれ5,3,−3,−5としたディザパターンと、
a,b,c,dをそれぞれ−3,5,−5,3としたデ
ィザパターンと、a,b,c,dをそれぞれ−5,−
3,3,5としたディザパターンと、a,b,c,d
をそれぞれ3,−5,5,−3としたディザパターン
との4種類のパターンを用い、このディザパターン〜
を例えばフィールド周期で規則的に巡回させて切り換
える。
【0036】図4(B)に示す階調16〜31では、
a,b,c,dをそれぞれ4,2,−2,−4としたデ
ィザパターンと、a,b,c,dをそれぞれ−2,
4,−4,2としたディザパターンと、a,b,c,
dをそれぞれ−4,−2,2,4としたディザパターン
と、a,b,c,dをそれぞれ2,−4,4,−2と
したディザパターンとの4種類のパターンを用い、こ
のディザパターン〜を例えばフィールド周期で規則
的に巡回させて切り換える。
【0037】図4(C)に示す階調32〜47では、
a,b,c,dをそれぞれ3,1,−1,−3としたデ
ィザパターンと、a,b,c,dをそれぞれ−1,
3,−3,1としたディザパターンと、a,b,c,
dをそれぞれ−3,−1,1,3としたディザパターン
と、a,b,c,dをそれぞれ1,−3,3,−1と
したディザパターンとの4種類のパターンを用い、こ
のディザパターン〜を例えばフィールド周期で規則
的に巡回させて切り換える。
【0038】図4(D)に示す階調48〜63では、
a,b,c,dをそれぞれ2,1,−1,−2としたデ
ィザパターンと、a,b,c,dをそれぞれ−1,
2,−2,1としたディザパターンと、a,b,c,
dをそれぞれ−2,−1,1,2としたディザパターン
と、a,b,c,dをそれぞれ1,−2,2,−1と
したディザパターンとの4種類のパターンを用い、こ
のディザパターン〜を例えばフィールド周期で規則
的に巡回させて切り換える。
【0039】上記のディザパターンの例では、図13に
示す従来例とは異なり、正のディザ係数と負のディザ係
数の双方を備え、1つのディザパターン内におけるディ
ザ係数の総和が0となるようにしている。さらに、この
例では、好ましい実施例として、偶数個のディザ係数よ
りなるディザパターンを個数で均等に2つに分けたと
き、即ち、a,cとb,dもしくはa,bとc,dのよ
うに2つずつのディザ係数の組に分けたときには、その
2つの組のディザ係数を加算すると、0となるようにし
ている。
【0040】最終的に映像信号に加算するディザパター
ンをこのようにすると、映像信号にディザ係数を加算し
ても、ノイズとして目立ちにくくなり、従来例の問題点
であった輝度差がさらに強調されて疑似輪郭状の画質妨
害が悪化するということが発生しない。ディザパターン
は、図2に示す例に限定されることはない。a,b,
c,dがそれぞれ−1,0,1,0のように、0を含ん
でいてもよいし、5,3,−2,−6や6,−2,−
3,−1のように、絶対値が異なる複数の数値を含んで
いてもよい。1つのディザパターン内に、正のディザ係
数と負のディザ係数が同じ数存在することが好ましい
が、それに限定されることはない。また、ディザパター
ンは、n×nドットの如く正方形であることが好ましい
が、n×m(m≠n)ドットの如く長方形であってもよ
い。
【0041】2×2ドットのディザパターンについてま
とめれば、ディザ係数の総和が0となるようにし、より
好ましくは、正のディザ係数と負のディザ係数を同数含
めるようにする。さらに好ましくは、斜め(対角)方向
のディザ係数の絶対値を同じにする。PDP300で映
像を表示させた際、階調特性が極力滑らかになり、隣接
するディザパターンとの境界においても極力妨害が発生
しないようなディザ係数のディザパターンを適宜選択す
ればよい。
【0042】また、本発明では、逆ガンマ補正処理を施
した際に損なわれる階調の連続性を滑らかにすることを
主な目的として、原信号(入力映像信号)にディザ係数
を加算するので、隣接階調に対する視覚的な輝度差が大
きく目立ちやすくなる低階調部のみにディザ係数を加算
する。特に、サブフィールド分割により階調表現するP
DP300の場合では、この低階調部の中でも階調レベ
ルが小さくなるに従って階調の損失の程度が大きくな
る。従って、全ての低階調部において階調の連続性を向
上させるため、ディザ係数の重み付けを階調レベル毎に
可変し、階調が小さくなるに従って重み付け(即ち、係
数の絶対値)を大きくしている。
【0043】前述のように、本発明においては、階調別
ディザパターン発生回路12から各ドット毎に出力され
るそれぞれのディザパターンは、パネル301のドット
302における1つの区画(マトリクス)に対する位置
関係と、個々のドット302の階調とを考慮したもので
ある。この時点では、最終的に映像信号に加算するディ
ザパターン内の個々のディザ係数は、まだ決定されてい
ない。個々のディザ係数は、ドット別ディザ係数抽出回
路13で抽出され、さらに、最終的に映像信号に加算す
るディザパターンは、区画内ディザ係数再設定回路14
で決定される。以下に、その信号処理方法について詳細
に説明する。
【0044】図5及び図6は、ドット別ディザ係数抽出
回路13で抽出されるディザパターン内の個々のディザ
係数の抽出方法を示している。図5は図4(A)〜
(D)におけるディザパターンの場合であり、図6は
図4(A)〜(D)におけるディザパターンの場合で
ある。この例では、図14におけるパネル301の第1
〜2行,第1〜2列の2×2ドットのディザパターンに
おける個々のディザ係数の決定方法を示している。パネ
ル301の他の区画(マトリクス)でも全く同様であ
る。
【0045】まず、図4(A)〜(D)のディザパター
ンを用いる場合において、図5に示すように、第1行
1列の階調が12,第1行2列の階調が18,第2行1
列の階調が33,第2行2列の階調が57であるとす
る。このとき、第1行1列は、階調が12であるので、
図4(A)に示す5,3,−3,−5が選択され、その
中で、aの位置に相当するディザ係数5が抽出される。
第1行2列は、階調が18であるので、図4(B)に示
す4,2,−2,−4が選択され、その中で、bの位置
に相当するディザ係数2が抽出される。第2行1列は、
階調が33であるので、図4(C)に示す3,1,−
1,−3が選択され、その中で、cの位置に相当するデ
ィザ係数−1が抽出される。第2行2列は、階調が57
であるので、図4(D)に示す2,1,−1,−2が選
択され、その中で、dの位置に相当するディザ係数−2
が抽出される。このようにして抽出される個々のディザ
係数は、5,2,−1,−2となる。
【0046】次に、図4(A)〜(D)のディザパター
ンを用いる場合においても、図6に示すように、第1
行1列の階調が12,第1行2列の階調が18,第2行
1列の階調が33,第2行2列の階調が57であるとす
る。このとき、第1行1列は、階調が12であるので、
図4(A)に示す−3,5,−5,3が選択され、その
中で、aの位置に相当するディザ係数−3が抽出され
る。第1行2列は、階調が18であるので、図4(B)
に示す−2,4,−4,2が選択され、その中で、bの
位置に相当するディザ係数4が抽出される。
【0047】第2行1列は、階調が33であるので、図
4(C)に示す−1,3,−3,1が選択され、その中
で、cの位置に相当するディザ係数−3が抽出される。
第2行2列は、階調が57であるので、図4(D)に示
す−1,2,−2,1が選択され、その中で、dの位置
に相当するディザ係数1が抽出される。このようにして
抽出される個々のディザ係数は、−3,4,−3,1と
なる。
【0048】なお、ここでは図示を省略するが、図4
(A)〜(D)のディザパターン,を用いる場合も
同様に、パネル301を構成するそれぞれドット302
に印加するドットデータの階調に応じて個々のディザ係
数を抽出する。図4(A)〜(D)のディザパターン
を用いる場合において抽出される個々のディザ係数は、
−5,−2,1,2となり、図4(A)〜(D)のディ
ザパターンを用いる場合において抽出される個々のデ
ィザ係数は、3,−4,3,−1となる。
【0049】また、図3(A)〜(D)に示すディザパ
ターン,を用いる場合も同様に、パネル301を構
成するそれぞれドット302に印加するドットデータの
階調に応じて個々のディザ係数を抽出する。図3(A)
〜(D)のディザパターンを用いる場合において抽出
される個々のディザ係数は、5,2,−1,−2とな
り、図3(A)〜(D)のディザパターンを用いる場
合において抽出される個々のディザ係数は、−5,−
2,1,2となる。
【0050】図7は、区画内ディザ係数再設定回路14
によるディザ係数の再設定の動作を示している。ドット
別ディザ係数抽出回路13でそれぞれのドット302毎
に抽出され合成されたディザパターンは、ディザ係数の
値が区画内ディザ係数再設定回路14によって再設定
(変更)される。即ち、ディザパターンを映像信号に加
算するに際し、ノイズとして目立つことなく、階調特性
が極力滑らかになり、隣接するディザパターンとの境界
においても極力妨害が発生しないようなディザ係数を有
するディザパターンとなるよう、ディザパターンを構成
するディザ係数の値が変更される。
【0051】図7(A)は、図5のようにして抽出され
て合成されたディザパターンを再設定したディザパター
ンを示しており、図7(B)は、図6のようにして抽出
されて合成されたディザパターンを再設定したディザパ
ターンを示している。ドット別ディザ係数抽出回路13
より出力されたディザパターンは、1つのディザパター
ン内におけるディザ係数の総和が0となっていないこと
がある。そこで、区画内ディザ係数再設定回路14は、
図7(A),(B)に示すように、1つのディザパター
ン内におけるディザ係数の総和が0となるようにディザ
係数を変更する。1つのディザパターン内における正の
ディザ係数の和と負のディザ係数の和のそれぞれの絶対
値が同一となるよう、正のディザ係数の和と負のディザ
係数の和を均衡化すればよい。
【0052】さらに好ましくは、区画内ディザ係数再設
定回路14は、偶数個のディザ係数よりなるディザパタ
ーンにおいて、ディザ係数を個数で均等に2つに分けた
とき、即ち、a,cとb,dもしくはa,bとc,dの
ように2つずつのディザ係数の組に分けたときには、そ
の2つの組のディザ係数を加算すると、0となるように
ディザ係数を変更する。
【0053】図7(A)では、ドット別ディザ係数抽出
回路13で抽出され合成されたディザパターンを構成す
るディザ係数は、5,2,−1,−2である。このまま
では、ディザ係数を個数で均等に2つに分けたときに、
その2つの組のディザ係数を加算しても0とならない。
例えば、正のディザ係数の2個と負のディザ係数の2個
とで2つの組を分けると、正のディザ係数のみの総和は
7であり、負のディザ係数のみの総和は−3であるた
め、2つの組のディザ係数の総和は4となってしまう。
【0054】そこで、区画内ディザ係数再設定回路14
において、正のディザ係数と負のディザ係数の総和が0
となるように均衡化した上で、新たなディザ係数を再設
定する。図7(A)の例では、正のディザ係数のみの総
和を7から5に再設定し、負のディザ係数のみの総和を
−3から−5に再設定し、それぞれのディザ係数を、
4,1,−2,−3へと変更している。図7(B)の例
では、負のディザ係数のみの総和を−6から−5に再設
定し、それぞれのディザ係数を、−2,3,−3,2へ
と変更している。なお、ディザパターン内の個々のディ
ザ係数は、均衡化前と均衡化後とで個々のディザ係数の
値が極力大きく変化しないように設定するのが好まし
い。
【0055】ところで、図7(A)の場合は、ディザパ
ターン内のディザ係数を斜め(対角)方向に組み合わせ
たとき、その2つの組のディザ係数を加算しても0とな
っていないが、図7(B)の場合は、ディザパターン内
のディザ係数を斜め(対角)方向に組み合わせたとき、
その2つの組のディザ係数を加算すると0となる。図7
(B)の場合は、ディザパターンのディザ係数を左右方
向,上下方向,斜め方向のいずれでも、個数で均等に2
つに分けてその2つの組のディザ係数を加算すると0と
なる。従って、図7(B)の方が、新たなディザ係数の
再設定方法としては好ましいと言える。
【0056】図示はしていないが、図5,図6に示すの
と同様のディザ係数の抽出方法によって、ドット別ディ
ザ係数抽出回路13において抽出される図4(A)〜
(D)のディザパターンでの個々のディザ係数は、−
5,−2,1,2となり、ディザパターンでの個々の
ディザ係数は、3,−4,3,−1となる。これらのデ
ィザパターンのディザ係数を、区画内ディザ係数再設定
回路14によって、一例として、ディザパターンで
は、−4,−1,2,3と再設定し、ディザパターン
では、2,−3,3,−2と再設定する。
【0057】また、図3(A)〜(D)に示すディザパ
ターン,を用いる場合も同様にして、図3(A)〜
(D)のディザパターンの場合では、ディザ係数を
4,1,−2,−3と再設定し、ディザパターンの場
合では、ディザ係数を−4,−1,2,3と再設定す
る。
【0058】図8は、区画内ディザ係数再設定回路14
によって生成し、最終的に映像信号に加算する際に用い
るディザパターンの一例を示している。図8(A),
(B)において、2×2ドットのディザパターンは、図
15で説明したように、PDP300におけるパネル3
01のドット302に印加するドットデータに対応し
て、映像信号に加算される。図8(A)のパターンの
例では、奇数行のドットデータにはディザ係数4,1,
4,1,…が行頭のドットより順に加算され、偶数行の
ドットデータには、ディザ係数−2,−3,−2,−
3,…が行頭のドットより順に加算される。
【0059】図8(A)に示す例では、図15のa,
b,c,dなる区画に対応してディザ係数をそれぞれ
4,1,−2,−3としたディザパターンと、図15
のa,b,c,dなる区画に対応してディザ係数をそれ
ぞれ−4,−1,2,3としたディザパターンとの2
種類のパターンを用い、このディザパターン,を例
えば1フィールド毎に交互に切り換えるようにしたもの
である。
【0060】図8(B)に示す例では、図15のa,
b,c,dなる区画に対応してディザ係数を、それぞれ
4,1,−2,−3としたディザパターンと、それぞ
れ−2,3,−3,2としたディザパターンと、それ
ぞれ−4,−1,2,3としたディザパターンと、そ
れぞれ2,−3,3,−2としたディザパターンとの
4種類のパターンを用い、このディザパターン〜を
例えばフィールド周期で規則的に巡回させて切り換える
ようにしたものである。
【0061】このように複数のディザパターンを切り換
えるようにすると、映像信号にディザ係数を加算して
も、ノイズとして目立ちにくくなり、従来例の問題点で
あった輝度差がさらに強調されて疑似輪郭状の画質妨害
が悪化するということが発生しない。ディザパターン
は、図8に示す例に限定されることはない。区画内ディ
ザ係数再設定回路14によって新たなディザ係数を生成
する際に、a,b,c,dをそれぞれ−1,0,1,0
のように、0を含ませて発生してもよいし、5,3,−
2,−6や6,−2,−3,−1のように、絶対値が異
なる複数の数値を含ませて発生してもよい。1つのディ
ザパターン内に、正のディザ係数と負のディザ係数が同
じ数存在することが好ましいが、それに限定されること
はない。
【0062】映像信号に最終的に加算する2×2ドット
のディザパターンについてまとめれば、ディザ係数の総
和が0となるようにし、より好ましくは、正のディザ係
数と負のディザ係数を同数含めるようにする。さらに好
ましくは、斜め(対角)方向のディザ係数の絶対値を同
じにする。PDP300で映像を表示させた際、階調特
性が極力滑らかになり、隣接するディザパターンとの境
界においても極力妨害が発生しないようなディザ係数の
ディザパターンを適宜選択すればよい。
【0063】図9(A),(B)は、図8(A)に示す
ディザパターン,を用いた場合の、図1に示す映像
信号処理回路100による演算処理の例を示している。
図9(A),(B)では、入力された映像信号(原信
号)が8ビットで、a,b,c,dのディザ係数に対応
したドットデータが、9,17,3,5で、(A)はデ
ィザパターンを、(B)はディザパターンを加算す
る場合である。
【0064】図9(A)においては、8ビットの原信号
に加算器15によってディザパターンが加算され、
9,17,3,5なる原信号は、13,18,1,2な
るデータとなる。このままでは、データの値が8ビット
を超えることがあるので、リミッタ16によって8ビッ
トのデータを超えた部分(オーバーフロー,アンダーフ
ロー)のみ制限する。なお、PDP300が6ビットの
表示能力しかなければ、リミッタ16によって下位2ビ
ットを切り捨て、12,16,0,0なる6ビットの信
号としてもよい。ここでも、6ビットの信号を4の倍数
にて表現している。従って、実際には、下位2ビットを
切り捨てて6ビットとした信号は、3,4,0,0であ
る。
【0065】図9(B)においては、8ビットの原信号
に加算器15によってディザパターンが加算され、
9,17,3,5なる原信号は、5,16,5,8なる
データとなる。このままでは、データの値が8ビットを
超えることがあるので、リミッタ16によって8ビット
のデータを超えた部分(オーバーフロー,アンダーフロ
ー)のみ制限する。図9(A),(B)に示す出力映像
信号は、例えば1フィールド毎に交互に切り換わる。
【0066】図8(B)の場合も同様の演算が行われ
る。図8(B)の場合は、4種類のディザパターン〜
がフィールド周期で規則的に巡回して切り換えられる
ので、より空間的に滑らかな多階調化信号となる。
【0067】以上のように、本発明では、入力された映
像信号の階調を複数の階調群に分け、それぞれに適した
ディザ係数を有するディザパターンを基にして、空間的
に見てより滑らかとになるよう、新たなディザ係数を有
するディザパターンに再設定(変更)して、入力映像信
号と加算するようにしている。従って、全ての階調に対
してより効果的な補正を行うことが可能である。
【0068】また、本発明では、逆ガンマ補正処理を施
した際に発生する階調の損失の程度が大きい低輝度レベ
ルの領域(一例として、階調63以下)において、ディ
ザパターンを加算するようにしているので、映像信号の
階調が全体的に増えてしまうことがない。従って、従来
のように、リミッタ16によって下位ビットを削減する
必要がないので、原信号と全く同じ階調数を維持した良
好な映像を表示することが可能である。なお、好ましい
実施形態として、階調が小さくなるに従ってディザ係数
の重み付けを大きくしているので、より効果的な補正を
行うことができる。
【0069】また、1つのドット302において時間的
に見ると、正のディザ係数と負のディザ係数の双方を備
え、1つのドット302におけるディザ係数の総和が0
となるようにしたディザパターンを加算することになる
ので、映像信号にディザパターンを加算しても全体的に
階調が増えることがなく、好ましい実施形態であると言
える。
【0070】ところで、本実施例では、本発明の要旨を
理解しやすいよう、隣接するドット302の階調が大き
く異なっている場合について示した。隣接するドット3
02の階調があまり相違せず、図2(A)〜(D)に示
す同じ階調群の中にあれば、図8に示す最終的なディザ
パターンは、図2(A)〜(D)に示すディザパターン
と同一となる。上記のように、図2(A)〜(D)に示
すディザパターンでは、1つのディザパターン内におけ
るディザ係数の総和が0となるようにしているので、実
際に加算するディザパターン内におけるディザ係数の総
和も0となる。従って、隣接するドット302の階調が
図2(A)〜(D)に示す同じ階調群の中にあるときに
は、映像信号にディザ係数を加算しても、ノイズとして
目立ちにくくなる。
【0071】本発明は以上説明した本実施例に限定され
ることはない。本実施例では、1フィールド毎にディザ
パターンを変更するようにしたが、それに限定されるこ
とはない。1フレーム毎にディザパターンを変更しても
よいし、隣接ブロック毎にディザパターンを変更した
り、区画(マトリクス)とドットとの対応関係を変更し
てもよい。即ち、ディザパターンを時間的もしくはPD
P300におけるパネル301上の位置的に変更すれば
よい。
【0072】本実施例では、正と負のディザ係数を用い
てディザパターンを構成しているが、これは原信号と同
じ階調数にするためであり、ディザ係数の加算を階調の
連続性を滑らかにするためだけに使用しているからであ
る。但し、ディザ係数の設定は上記に限定されることは
なく、従来例と同様に、表示能力の不足分を補充すると
いう目的も考慮して、最終的なディザ係数を設定しても
よい。このようにすれば、そのように設定した階調の領
域に対しては、階調の連続性を滑らかにすることだけで
なく、見かけ上、階調数を増加させることができる。
【0073】また、本実施例では、予め設定した階調以
下の低階調部のみにディザ係数を加算しているが、それ
に限定されることはない。低階調部のみだけでなく、中
階調部や高階調部のみでもよく、全階調に対してディザ
係数を加算してもよい。目的に応じて、ディザ係数を加
算する階調の位置を適宜選択すればよい。この場合も、
階調が小さくなるに従ってディザ係数の重み付けを大き
くするように設定することがより好ましいが、これに限
定されることはない。最終的に画像表示するマトリクス
型表示装置の階調特性に合わせて、ディザ係数の重み付
けを可変させたディザパターンを適宜最適化すればよ
い。
【0074】以上の実施例では、2×2ドットの偶数個
のディザ係数からなるディザパターンを用いた例につい
て説明したが、奇数個のディザ係数からなるディザパタ
ーンを用いても同様な効果が得られる。即ち、階調別デ
ィザパターン発生回路12が発生するディザパターンを
奇数個のディザ係数からなるディザパターンとし、区画
内ディザ係数再設定回路14によって再設定して生成す
るディザパターンも奇数個のディザ係数からなるディザ
パターンとしてもよい。
【0075】図10は、n×nドットのマトリクスによ
るディザパターンにおいて、nが奇数の場合の、区画内
ディザ係数再設定回路14より出力されるディザパター
ンの一例を示す図である。ここでは、n=3としてい
る。図10において、a〜iで示す9つのドットよりな
る区画は、縦(行)×横(列)で3×3ドットのマトリ
クスによるディザパターンを示している。この3×3ド
ットのディザパターンは、上述した2×2ドットのディ
ザパターンの場合と同様、PDP300におけるパネル
301のドット302に印加するドットデータに対応し
ている。例えば、1行目のドットデータにはディザ係数
a,b,c,a,b,c,…が行頭のドットより順に位
置情報として対応し、2行目のドットデータには、ディ
ザ係数d,e,f,d,e,f,…が行頭のドットより
順に位置情報として対応し、3行目のドットデータに
は、ディザ係数g,h,i,g,h,i,…が行頭のド
ットより順に位置情報として対応する。以下、これを繰
り返す。
【0076】図10に示す例では、3×3ドットのディ
ザパターンの中心であるeのディザ係数を0とし、それ
を除いたa〜d及びf〜iのディザ係数を順次異ならせ
るようにしている。a〜d,f〜iをそれぞれ2,−
3,4,−4,−1,1,−2,3としたディザパター
ンと、このディザパターンのa〜d,f〜iを1つ
ずつ周方向に右回りにずらしたディザパターン〜の
8種類のパターンを用い、このディザパターン〜を
フィールド毎,フレーム毎,隣接ブロック毎等で規則的
に巡回させて切り換えるようにしたものである。なお、
ディザパターン〜は図示を省略している。
【0077】この例でも、ディザパターンは、正のディ
ザ係数と負のディザ係数の双方を備え、1つのディザパ
ターン内におけるディザ係数(即ち、中心のディザ係数
を除いた残りのディザ係数)の総和が0となるようにし
ている。さらに、この例では、好ましい実施例として、
奇数個の係数よりなるディザパターンの縦横の中心を0
とし、残りの偶数個の係数は、正の係数と負の係数が同
じ個数だけ含まれるようにしている。
【0078】以上のような3×3のディザパターンを、
区画内の各ドットの階調毎に存在するディザパターンや
最終的に映像信号と加算するディザパターンとして使用
すれば、映像信号にディザ係数を加算しても、ノイズと
して目立ちにくくなり、従来例の問題点であった輝度差
がさらに強調されて疑似輪郭状の画質妨害が悪化すると
いうことが発生しない。なお、奇数個の係数よりなるデ
ィザパターンは、図10に示す例に限定されることはな
い。a〜d,f〜iの中に0を含んでいてもよい。1つ
のディザパターン内に、正のディザ係数と負のディザ係
数が同じ数存在することが好ましいが、それに限定され
ることはない。また、ディザパターンは、n×nドット
の如く正方形であることが好ましいが、n×m(m≠
n)ドットの如く長方形であってもよい。
【0079】PDP300で映像を表示させた際、階調
特性が極力滑らかになり、隣接するディザパターンとの
境界においても極力妨害が発生しないようなディザ係数
のディザパターンを適宜選択すればよい。
【0080】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のマ
トリクス型表示装置の映像信号処理回路及び映像信号処
理方法は、映像信号の階調を複数の領域に分け、この複
数の領域毎に適したディザパターン内の任意のディザ係
数を区画内のドット毎に抽出し、それらのディザ係数を
基にして新たなディザ係数を有するディザパターンを再
設定して映像信号に加算するように構成したので、階調
特性が滑らかに平均的に変換され、隣接階調に対する視
覚的な輝度差が著しく減少し、階調の連続性を向上させ
ることができると共に、低階調部における疑似輪郭状の
画質妨害も効果的に低減することができる。さらに、ビ
ット数を削減することなく、原信号と全く同じ階調数を
維持したり、あるいは、見かけ上、階調数を増加させて
階調表示することができるので、より画質の良好な映像
を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明で用いるディザパターンの一例を示す図
である。
【図3】図2に示すディザパターンを2周期単位で規則
的に巡回させて切り換えて用いる場合の一例を示す図で
ある。
【図4】図2に示すディザパターンを4周期単位で規則
的に巡回させて切り換えて用いる場合の一例を示す図で
ある。
【図5】図1中のドット別ディザ係数抽出回路13の動
作を説明するための図である。
【図6】図1中のドット別ディザ係数抽出回路13の動
作を説明するための図である。
【図7】本発明による最終的なディザ係数の決定方法を
説明するための図である。
【図8】図7に示すディザ係数の決定方法によって決定
したディザパターンの具体的な一例を示す図である。
【図9】図8(A)に示すディザパターンを用いた場合
の演算処理を説明するための図である。
【図10】本発明で用いるディザパターンの他の一例を
示す図である。
【図11】マトリクス型表示装置の全体構成の一例を示
すブロック図である。
【図12】従来例を示すブロック図である。
【図13】従来用いていたディザパターンの一例を示す
図である。
【図14】図13に示すディザパターンを用いた場合の
演算処理を説明するための図である。
【図15】マトリクス型表示装置におけるドットとディ
ザ係数との対応を説明するための図である。
【符号の説明】
11 ドットデータ階調検出回路 12 階調別ディザパターン発生回路 13 ドット別ディザ係数抽出回路 14 区画内ディザ係数再設定回路 15 加算器 16 リミッタ

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の画素がマトリクス状に形成されたパ
    ネルに映像信号を入力するに際し、前記パネル内の画素
    を構成する複数のドットをマトリクス状にした部分的な
    区画に対して、その区画のドットに印加するドットデー
    タに所定のディザ係数を加算して前記映像信号の階調を
    補正するマトリクス型表示装置の映像信号処理回路にお
    いて、 前記区画内の個々のドットデータの階調を検出するドッ
    トデータ階調検出回路と、 前記ドットデータ階調検出回路で検出された前記ドット
    データの階調に応じて、前記区画のドットそれぞれで、
    前記区画と同じ大きさのマトリクス状の複数のディザパ
    ターンより1つのディザパターンを選択する階調別ディ
    ザパターン発生回路と、 前記階調別ディザパターン発生回路で選択されたそれぞ
    れのディザパターンより、前記ディザパターンを構成す
    る前記区画のドットの位置に対応したディザ係数を抽出
    すると共に、この抽出されたそれぞれのディザ係数を合
    成して新たにディザパターンを生成するドット別ディザ
    係数抽出回路と、 前記ドット別ディザ係数抽出回路が生成したディザパタ
    ーンを構成するディザ係数の値を再設定して、前記区画
    に加算する最終的なディザパターンを生成する区画内デ
    ィザ係数再設定回路と、 前記映像信号に前記区画内ディザ係数再設定回路が生成
    したディザパターンを加算する加算器とを備えて構成し
    たことを特徴とするマトリクス型表示装置の映像信号処
    理回路。
  2. 【請求項2】前記階調別ディザパターン発生回路によっ
    て発生するディザパターンを構成するディザ係数の重み
    付けを、前記映像信号の階調が小さい領域となるに従っ
    て大きくすることを特徴とする請求項1記載のマトリク
    ス型表示装置の映像信号処理回路。
  3. 【請求項3】前記区画内ディザ係数再設定回路が生成す
    るディザパターンは、正のディザ係数と負のディザ係数
    との双方を含み、前記ディザパターンを構成するディザ
    係数の総和が0となるようにすることを特徴とする請求
    項1または2のいずれかに記載のマトリクス型表示装置
    の映像信号処理回路。
  4. 【請求項4】前記区画内ディザ係数再設定回路が生成す
    るディザパターンは、偶数個のディザ係数よりなり、前
    記ディザパターンを構成するディザ係数を個数で均等に
    2つの組に分けたとき、その2つの組のディザ係数の総
    和が0となるようにすることを特徴とする請求項3記載
    のマトリクス型表示装置の映像信号処理回路。
  5. 【請求項5】前記区画内ディザ係数再設定回路が生成す
    るディザパターンは、奇数個のディザ係数よりなり、縦
    横の中心のディザ係数を0とすると共に、その縦横の中
    心のディザ係数を除いた残りのディザ係数を個数で均等
    に2つの組に分けたとき、その2つの組のディザ係数の
    総和が0となるようにすることを特徴とする請求項3記
    載のマトリクス型表示装置の映像信号処理回路。
  6. 【請求項6】前記階調別ディザパターン発生回路が選択
    するディザパターンを、時間的もしくは前記パネルの位
    置的に切り換える手段を設けたことを特徴とする請求項
    1ないし5のいずれかに記載のマトリクス型表示装置の
    映像信号処理回路。
  7. 【請求項7】複数の画素がマトリクス状に形成されたパ
    ネルに映像信号を入力するに際し、前記パネル内の画素
    を構成する複数のドットをマトリクス状にした部分的な
    区画に対して、その区画のドットに印加するドットデー
    タに所定のディザ係数を加算して前記映像信号の階調を
    補正するマトリクス型表示装置の映像信号処理方法にお
    いて、 前記区画内の個々のドットデータの階調を検出する第1
    のステップと、 前記第1のステップで検出された前記ドットデータの階
    調に応じて、前記区画のドットそれぞれで、前記区画と
    同じ大きさのマトリクス状の複数のディザパターンより
    1つのディザパターンを選択する第2のステップと、 前記第2のステップで選択されたそれぞれのディザパタ
    ーンより、前記ディザパターンを構成する前記区画のド
    ットの位置に対応したディザ係数を抽出すると共に、こ
    の抽出されたそれぞれのディザ係数を合成して新たにデ
    ィザパターンを生成する第3のステップと、 前記第3のステップで生成したディザパターンを構成す
    るディザ係数の値を再設定して、前記区画に加算する最
    終的なディザパターンを生成する第4のステップと、 前記映像信号に前記第4のステップで生成したディザパ
    ターンを加算する第5のステップとを含むことを特徴と
    するマトリクス型表示装置の映像信号処理方法。
  8. 【請求項8】前記第2のステップで発生するディザパタ
    ーンを構成するディザ係数の重み付けを、前記映像信号
    の階調が小さい領域となるに従って大きくすることを特
    徴とする請求項7記載のマトリクス型表示装置の映像信
    号処理方法。
  9. 【請求項9】前記第4のステップで生成するディザパタ
    ーンは、正のディザ係数と負のディザ係数との双方を含
    み、前記ディザパターンを構成するディザ係数の総和が
    0となるようにすることを特徴とする請求項7または8
    のいずれかに記載のマトリクス型表示装置の映像信号処
    理方法。
  10. 【請求項10】前記第4のステップで生成するディザパ
    ターンは、偶数個のディザ係数よりなり、前記ディザパ
    ターンを構成するディザ係数を個数で均等に2つの組に
    分けたとき、その2つの組のディザ係数の総和が0とな
    るようにすることを特徴とする請求項9記載のマトリク
    ス型表示装置の映像信号処理方法。
  11. 【請求項11】前記第4のステップで生成するディザパ
    ターンは、奇数個のディザ係数よりなり、縦横の中心の
    ディザ係数を0とすると共に、その縦横の中心のディザ
    係数を除いた残りのディザ係数を個数で均等に2つの組
    に分けたとき、その2つの組のディザ係数の総和が0と
    なるようにすることを特徴とする請求項9記載のマトリ
    クス型表示装置の映像信号処理方法。
  12. 【請求項12】前記第2のステップで選択するディザパ
    ターンを、時間的もしくは前記パネルの位置的に切り換
    えるようにしたことを特徴とする請求項7ないし11の
    いずれかに記載のマトリクス型表示装置の映像信号処理
    方法。
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