JP3459706B2 - 射出成形機の圧力検出機構 - Google Patents

射出成形機の圧力検出機構

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JP3459706B2
JP3459706B2 JP20032695A JP20032695A JP3459706B2 JP 3459706 B2 JP3459706 B2 JP 3459706B2 JP 20032695 A JP20032695 A JP 20032695A JP 20032695 A JP20032695 A JP 20032695A JP 3459706 B2 JP3459706 B2 JP 3459706B2
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    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/46Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould
    • B29C45/47Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it into the mould using screws
    • B29C45/50Axially movable screw
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は射出成形機の圧力検
出機構の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】ボールネジの回転をボールナットにより
直線運動に変換して射出動作を行わせるようにした射出
成形機が既に公知である。また、樹脂反力を検出するた
めの手段としては、射出シリンダ内や金型内部に圧力セ
ンサを取付けて樹脂反力を精密に測定するものが既に実
用化されている。しかし、スクリュー軸またはその延長
線上にロードセル等の感圧センサを直付けして射出圧力
や保圧圧力および背圧等を検出するようにした従来から
の圧力検出機構にも、メンテナンスの容易性や射出成形
機と一体化した取り回しの容易さ等を初めとする様々な
優位性があるため、その利用価値は一向に衰えず、未だ
に様々な射出成形機に対して利用されている。
【0003】ロードセル等の感圧センサをスクリュー軸
またはその延長線上に取付けてスクリューに作用する樹
脂反力を検出するようにした圧力検出機構の一般的な構
成例を図4に示す。図4は射出機構やスクリュー回転機
構を組み込んだ射出成形機の射出ユニット1の構造の概
略を示す側断面図であり、スクリュー回転機構に関する
部分や射出シリンダ等に関する部分については記載を省
略している。
【0004】射出ユニット1の基部を構成する射出ユニ
ットベース2上には、フロントプレート3とリアプレー
ト4とが所定の間隔を開けて射出ニットベース2に一体
的に固着され、更に、フロントプレート3とリアプレー
ト4に両端を固着して取付けられたタイロッド5には、
スクリュー7に作用する樹脂反力を受ける支持部材とし
てのスクリュープッシャープレート6が摺動自在に嵌挿
されている。そして、スクリュープッシャープレート6
の中央部には記載を省略したスクリュー回転機構を介し
てスクリュー7が回転可能かつ軸方向移動不能に取付け
られ、後述するボールネジとボールナットとの組み合わ
せにより実現される射出機構によってスクリュープッシ
ャープレート6に送りをかけることにより、スクリュー
7の射出動作等が行われるようになっている。
【0005】スクリュー7の射出動作は、リアプレート
4側に設けられた図示しない駆動手段により、ベアリン
グ8を介してリアプレート4に回転可能かつ軸方向移動
不能に取付けられたボールネジ9を回転駆動することに
より行われる。つまり、スクリュープッシャープレート
6の裏面には、前記ボールネジ9と螺合するボールナッ
ト11がロードセル等の感圧センサ10を介して一体的
に固設されており、ボールネジ9の回転運動をこのボー
ルナット11によりスクリュー軸方向への直線運動に変
換してスクリュープッシャープレート6に送りをかけ、
スクリュー7を軸方向に移動させるのである。
【0006】そして、支持部材としてのスクリュープッ
シャープレート6とボールナット11との間に介装され
た感圧センサ10がスクリュー軸方向に作用する樹脂反
力、より具体的にいえばボールナット11の端面とスク
リュープッシャープレート6の裏面との間に作用してい
る圧縮応力を受けて歪み、この歪みを電気信号に変換し
て出力することにより、スクリュー軸方向に作用する樹
脂反力を検出するのである。従って、ロードセル等の感
圧センサ10にはスクリュー軸方向に作用する樹脂反力
に比例した大きさの歪みを生じることが望ましい。しか
し、実際には、ボールネジ9やボールナット11の全長
が長くその重量が大きくなると、ボールナット11の一
端を支える感圧センサ10自体に鉛直方向の荷重が相当
な力で作用し、この荷重によって感圧センサ10自体に
歪みが生じてしまい、スクリュー軸方向に作用する樹脂
反力のみを正確に検出することが困難となるといった問
題がある。
【0007】これと同様な問題が、スクリューに作用す
る樹脂反力を受ける支持部材としてのリアプレートの側
に感圧センサおよびボールナットを固設し、スクリュー
プッシャープレートの側に回転可能かつ軸方向移動不能
にボールネジを取付け、スクリュープッシャープレート
の側に固設した駆動手段でボールネジを回転させてスク
リュープッシャープレートを移動させるように構成した
射出ユニットの場合にも当てはまり、やはり、ボールネ
ジやボールナットの重量が大きくなると感圧センサによ
る樹脂反力の検出が不正確となる欠点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、前記従来技術の欠点を解消し、ボールネジやボール
ナットの重量が大きい場合であってもスクリュー軸また
はその延長線上に設けられた感圧センサによって樹脂反
力を正確に検出することのできる射出成形機の圧力検出
機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、スクリュー軸
と平行に配備されたタイロッドによって摺動方向をガイ
ドされたスクリュープッシャープレートと前記タイロッ
ドの端部を支えるリアプレートからなり、スクリュー軸
に作用する樹脂反力を受ける前記リアプレートに感圧セ
ンサを介してボールナットを取り付けると共に、前記ス
クリュープレッシャープレートに前記ボールネジを回転
可能かつ軸方向移動不能に取り付け、前記ボールネジの
回転を前記ボールナットにより直線運動に変換して射出
動作を行わせ、スクリュー軸に作用する樹脂反力を検出
するようにした射出成形機の圧力検出機構において、前
記ボールナットをスクリュー軸方向に移動可能かつ下方
向移動不能に支持するナット支持部材を設けたことを特
徴とする構成により前記目的を達成した。
【0010】つまり、ナット支持部材によってボールナ
ットをスクリュー軸方向に移動可能に支持することで、
樹脂反力によって感圧センサに生じるスクリュー軸方向
の歪みを妨げないようにすると共に、ナット支持部材に
よってボールナットを下方向移動不能に支持することに
より、鉛直方向に作用するボールナットおよびボールネ
ジの荷重に起因する感圧センサの不用意な歪みを防止し
て、感圧センサによる樹脂反力の検出精度を向上させる
のである。
【0011】前記ボールナットをスクリュー軸方向に移
動かつ下方向移動不能に支持する支持部材を前記射出ユ
ニットベースの側に固定するか、又は、リアプレートと
一体的に構成する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は技術思想を具体化した圧力
検出機構15を備えた射出成形機の射出ユニット16の
構成の概略を示す側断面図であり、図2では図1におけ
る矢視A−Aの断面を示している。射出ユニット16に
おける射出ユニットベース2b,フロントプレート3
b,タイロッド5b,スクリュー7bの構成は、図4の
従来例で説明した射出ユニットベース2,フロントプレ
ート3,タイロッド5,スクリュー7の構成と全く同様
であるが、本実施形態における射出ユニット16におい
ては、リアプレート4bの側に感圧センサ10bを介し
てボールナット11bを固設し、スクリュープッシャー
プレート6bの側にベアリング8bを介して回転可能か
つ軸方向移動不能にボールネジ9bを取付け、スクリュ
ープッシャープレート6bの側に固設した駆動手段18
(モータ)でベルト19を介してボールネジ9bを回転
させ、スクリュープッシャープレート6bを移動させる
ように構成している。
【0013】つまり、この射出ユニット16は、ボール
ネジ9bの回転をボールナット11bにより直線運動に
変換してスクリュー7bに射出動作を行わせ、スクリュ
ー7bに作用する樹脂反力を受ける支持部材とボールナ
ット11bとの間に感圧センサ10bを配備してスクリ
ュー7bに作用する樹脂反力を検出する圧力検出機構1
5を備えた射出ユニットである。ここでいう支持部材と
はリアプレート4bのことであり、リアプレート4bは
スクリュープッシャープレート6bの移動方向を射出軸
方向にガイドするタイロッド5bの端部を支えて射出ユ
ニットベース2bに固定している。
【0014】ボールナット11bをスクリュー軸方向に
移動可能かつ下方向に移動不能に支持するナット支持部
材は射出ユニットベース2bの側に固設されたガイドプ
レート17によって構成され、その構造は図2に示す通
りである。
【0015】つまり、ガイドプレート17は、射出ユニ
ットベース2bの上面に溶接等により直に固着された下
部構成要素20と、該下部構成要素20に積み重ねるよ
うにしてその上にボルト等を介して固着された上部構成
要素21とからなり、各構成要素20,21の接合部に
形成された半円弧状の切欠部によって構成される貫通孔
22にボールナット11bを内嵌するかたちで、該ボー
ルナット11bを軸方向移動可能かつ上下方向移動不能
に支持している。また、各構成要素20,21の接合部
に形成された半円弧状の切欠部にはプレート厚み方向に
貫通する矩形溝23,24が刻設され、軸方向に沿って
ボールナット11bの上下に突設された突条25,26
と嵌合するようになっている。従って、ボールナット1
1bはガイドプレート17に対して回転不能である。
【0016】スクリュープッシャープレート6bに固設
された駆動手段18によりベルト19を介してボールネ
ジ9bを回転させると、ボールナット11bに対するボ
ールネジ9bの螺合位置が軸方向に変化する。ボールナ
ット11bはリアプレート4bの側に固定されて移動不
能であるので、結果的に、ボールナット11bに対する
ボールネジ9bの螺合位置の軸方向変化に伴い、ボール
ネジ9bを取付けたスクリュープッシャープレート6b
がボールネジ9bと一体に射出軸方向に直線移動し、ス
クリュー7bに送りがかけられる。また、スクリュー軸
方向に作用する樹脂反力は、スクリュー7b,スクリュ
ープッシャープレート6b,ボールネジ9b,ボールナ
ット11b,感圧センサ10bを介して最終的にリアプ
レート4bで支えられ、この際、ボールナット11bと
リアプレート4bとの間に介装されている感圧センサ1
0bが軸方向の力を受けて歪み、この歪みを電気信号に
変換して樹脂反力として出力する。
【0017】ボールナット11bはガイドプレート17
を介して射出ユニットベース2bにより下から支えられ
ているので、ボールナット11bおよびその内側に螺合
しているボールネジ9bの荷重が感圧センサ10bに作
用してこれを歪ませることはなく、感圧センサ10bは
射出軸方向に作用する力のみを受けて正確に樹脂反力を
検出することができる。
【0018】また、ボールナット11bはガイドプレー
ト17に対して射出軸方向に摺動自在とされているの
で、ガイドプレート17の干渉によってボールナット1
1bの軸方向移動、即ち、感圧センサ10bに生じる軸
方向の歪みが妨げられることはない。
【0019】なお、この実施形態においてはスクリュー
7bと感圧センサ10bとの間に外乱要素の慣性質量と
なる駆動手段18,ベルト19,ボールネジ9b,ボー
ルナット11b等が介在しているため微妙な樹脂反力の
変化を即時的に検出するというわけには必ずしもゆかな
いが、実用上その精度は十分である。また、本実施形態
におけるボールナット11bとガイドプレート17との
間の摺動抵抗は厳密な意味で樹脂反力検出上での外乱要
素となり得るが、ガイドプレート17に対するボールナ
ット11bの摺動量は極めて僅かであるから、この摺動
抵抗が実際上の問題となることはない。いずれにして
も、ガイドプレート17とボールナット11bとの相互
関係においては各々できるだけ摩擦の小さな素材を選択
すべきではある。
【0020】既に述べた通り、ガイドプレート17の矩
形溝23,24とボールナット11bの突条25,26
との関係によってボールナット11b自体の不用意な回
転が防止されているので、ボールネジ9bとボールナッ
ト11bとの螺合面に作用する周方向の摩擦抵抗がもた
らす回転力によって感圧センサ10bに捩じれ歪みが生
じることはなく、ボールナット11bを単に下から支え
るだけの場合に比べ、より正確に樹脂反力を検出するこ
とが可能となる。
【0021】捩じりによる歪みが検出精度に与える影響
といったものは極めて僅かであるから、ボールナット1
1bを必ずしも厳密な意味で回転不能とする必要はな
い。従って、ボールナット11bおよびガイドプレート
17から突条25,26および矩形溝23,24を省く
こと、また、ガイドプレート17の構成要素を下部構成
要素20のみとしてボールナット11bを下からのみ支
えるようにすること等が可能である。
【0022】以上、ナット支持部材となるガイドプレー
ト17を射出ユニットベース2b側に固着してボールナ
ット11bを下側から支えるようにした構成例について
述べたが、ナット支持部材を構成する要素は、スクリュ
ーに作用する樹脂反力を受ける支持部材であるフロント
プレートやリアプレートと一体的に構成することもでき
る。
【0023】ナット支持部材を構成するガイドプレート
27を射出ユニット28のリアプレート4cと一体に構
成した例を図3に示す。射出ユニット28における射出
ユニットベース2c,フロントプレート3c,タイロッ
ド5c,スクリュープッシャープレート6c,スクリュ
ー7c,ベアリング8c,ボールネジ9c,感圧センサ
10c,ボールナット11c,駆動手段18c,ベルト
19cの構成は、図1および図2の実施形態で説明した
射出ユニットベース2b,フロントプレート3b,タイ
ロッド5b,スクリュープッシャープレート6b,スク
リュー7b,ベアリング8b,ボールネジ9b,感圧セ
ンサ10b,ボールナット11b,駆動手段18,ベル
ト19の構成と全く同様であり、ただ、ガイドプレート
27の上端部と下端部が支持部材となるリアプレート4
cの上端部と下端部に接続されて一体的に形成されてい
る点でのみ構成が異なる。
【0024】ガイドプレート27の形状それ自体は図2
に示したガイドプレート17と概ね同一であるが、当
然、この場合は図2の下部構成要素20に相当する部分
と上部構成要素21に相当する部分とが完全に一体に形
成されている。
【0025】無論、ガイドプレート27における上部構
成要素相当部分を省いて下部構成要素相当部分のみをリ
アプレート4cと一体に成形してもよい。各々の場合に
生じる作用効果の点に関しては図1および図2の実施形
態で説明したものと全く同様であるので、以下、重複す
る説明は省略する。
【0026】更に別の実施形態について述べると、ナッ
ト支持部材を構成する要素を支持部材としてのプッシャ
ープレートと一体的に構成することも可能である。図3
のガイドプレート27と同じようなものをプッシャープ
レートの裏面に一体的に固設し、ボールナットを支える
ようにすることができる。当然、プッシャープレートは
射出軸方向に移動する部材であるから、これと一体的に
固設するガイドプレート自体も射出ユニットベースと干
渉しないような大きさに形成する必要がある。
【0027】更に別の実施形態としては、射出ユニット
を載置する射出成形機本体の上面それ自体にナット支持
部材を構成する要素を固着することも可能である。但
し、射出ユニット自体がノズルタッチやスプルーブレイ
ク動作を行う際に射出ユニットベースとナット支持部材
とが干渉してはいけないので、射出ユニットベースを矩
形フレーム等によって構成し、この干渉を回避する必要
がある。
【0028】具体例について図1を流用して簡単に説明
する。まず、射出成形機本体上に置かれた額縁状矩形フ
レームによって射出ユニットベース2bが構成され、射
出成形機本体の上面に固設されたガイドプレート17が
射出ユニットベース2bを貫通して射出ユニット16内
に突入し、図1に示すような状態でボールナット11b
と係合しているものとする。射出ユニットベース2bは
額縁状矩形フレームによって構成されているので、射出
ユニット16がノズルタッチやスプルーブレイク動作を
行って射出軸方向に移動したとしても、射出ユニットベ
ース2bとガイドプレート17とが干渉することはな
い。無論、額縁状矩形フレームの代りに適当なリブ間隔
を有するラダーフレームや、ガイドプレート17の幅に
匹敵する幅を備えたスリットを穿設したプレートで射出
ユニットベース2bを構成してもよい。
【0029】また、射出ユニット16のノズルタッチや
スプルーブレイク動作によってリアプレート4bおよび
これと一体のボールナット11bは射出軸方向に移動す
るが、ガイドプレート17がボールナット11bを支え
る機能はガイドプレート17とボールナット11bとが
係合している限り保持されるので、ボールナット11b
がスクリュー7bの位置とは関係なくリアプレート4b
と一定の位置関係を保持する構成である以上、結果的
に、射出ユニット16のノズルタッチやスプルーブレイ
ク動作の移動ストロークは、ボールナット11bの全長
の分だけ保証される。つまり、ボールナット11bが射
出ユニット16と一体に射出軸方向に移動してもガイド
プレート17からボールナット11bが脱落しない限り
ガイドプレート17がボールナット11bを支える機能
は失われず、その範囲で射出ユニット16のノズルタッ
チやスプルーブレイク動作の移動ストロークが保証され
るのである。
【0030】以上に述べた通り、ナット支持部材を射出
ユニットベースやリアプレートもしくはスクリュープッ
シャープレートに固着してボールナットを摺動自在に支
持する構成、ナット支持部材を射出成形機本体に固着し
てボールナットを摺動自在に支持する構成(この場合ノ
ズルタッチやスプルーブレイクによる射出ユニットの軸
方向移動量がボールナット長による制限を受ける)等を
適用することが可能である。
【0031】
【発明の効果】本発明による射出成形機の圧力検出機構
は、ボールネジの回転をボールナットにより直線運動に
変換して射出動作を行わせ、スクリューに作用する樹脂
反力を受ける支持部材とボールナットとの間に感圧セン
サを配備してスクリューに作用する樹脂反力を検出する
ようにした射出成形機において、ボールナットをスクリ
ュー軸方向に移動可能かつ下方向移動不能に支持するナ
ット支持部材を設けることにより、ボールナットおよび
ボールネジの荷重によって生じる感圧センサの歪みを防
止するようにしたので、スクリュー軸方向に作用する樹
脂反力のみを感圧センサにより検出して樹脂反力を正確
に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による射出成形機の圧力検出機構の一実
施形態を示す図である。
【図2】図1における矢視A−A断面を簡略化して示す
図である。
【図3】本発明による射出成形機の圧力検出機構の更に
別の実施形態を示す図である。
【図4】感圧センサをスクリュー軸またはその延長線上
に取付けて樹脂反力を検出する圧力検出機構の一般的な
構成例を示す図である(従来例)。
【符号の説明】
1 射出ユニット 2,2b,2c 射出ユニットベース 3,3b,3c フロントプレート 4, リアプレート 4b,4c リアプレート(支持部材) 5,5b,5c タイロッド 6, スクリュープッシャープレート(支持部材) 6b,6c スクリュープッシャープレート 7,7b,7c スクリュー 8,8b,8c ベアリング 9,9b,9c ボールネジ 10,10b,10c 感圧センサ 11,11b,11c ボールナット 15 圧力検出機構 16 射出ユニット 17 ガイドプレート(ナット支持部材) 18,18c 駆動手段 19,19c ベルト 20 下部構成要素 21 上部構成要素 22 貫通孔 23 矩形溝 24 矩形溝 25 突条 26 突条 27 ガイドプレート 28 射出ユニット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B29C 45/00 - 45/84

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリュー軸と平行に配備されたタイロ
    ッドによって摺動方向をガイドされたスクリュープッシ
    ャープレートと前記タイロッドの端部を支えるリアプレ
    ートからなり、スクリュー軸に作用する樹脂反力を受け
    る前記リアプレートに感圧センサを介してボールナット
    を取り付けると共に、前記スクリュープレッシャープレ
    ートに前記ボールネジを回転可能かつ軸方向移動不能に
    取り付け、前記ボールネジの回転を前記ボールナットに
    より直線運動に変換して射出動作を行わせ、スクリュー
    軸に作用する樹脂反力を検出するようにした射出成形機
    の圧力検出機構において、前記ボールナットをスクリュ
    ー軸方向に移動可能かつ下方向移動不能に支持するナッ
    ト支持部材を設けたことを特徴とする射出成形機の圧力
    検出機構。
  2. 【請求項2】 前記ナット支持部材を射出ユニットベー
    スの側に固定したことを特徴とする請求項1記載の射出
    成形機の圧力検出機構。
  3. 【請求項3】 前記リアプレートとナット支持部材とを
    一体的に構成したことを特徴とする請求項1,請求項2
    の射出成形機の圧力検出機構。
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