JP3459553B2 - マイクロコンピュータの評価装置 - Google Patents
マイクロコンピュータの評価装置Info
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Description
を内蔵した1チップマイクロコンピュータ(以下、1チ
ップマイコンという)を評価するマイクロコンピュータ
の評価装置に関する。
ップマイコンの動作を制御するためのプログラムデータ
が記憶されたROMが内蔵される。ROMとしては一般
にはマスクROMが使用され、プログラムデータに応じ
た情報でメモリセルを焼き付けている。量産用1チップ
マイコンにおいてはマスクROMが内蔵されるが、マス
クROMではプログラムの書き換えが不可能となり、誤
りのないプログラムデータを書き込むことが必要にな
る。そこで、量産用1チップマイコンを製造する前に、
量産用1チップマイコンと略同一機能を有する評価用1
チップマイコンを用いて、プログラムデータに誤りがな
いかチェックしていた。誤りがない場合には、前記プロ
グラムデータを量産用1チップマイコンのマスクROM
に焼き付けるようにしている。
タを評価する評価装置であって、マスクROMに相当す
るメモリを有していない評価用1チップマイコン1と、
1チップマイコンの動作を制御するプログラムデータが
書き込まれるRAM2との間で、データのやりとりが行
われることによって、評価動作が実行される。図3にお
いて、RAM2のプログラムデータに基づいて評価用1
チップマイコン1を動作を制御させ、前記動作に基づい
て出力される評価用1チップマイコン1の出力データに
誤りがないか見ることによって、プログラムデータを評
価する。出力データは評価回路3に入力され、評価用1
チップマイコン1の出力データが予定されるデータであ
れば、プログラムデータは正しいと判断し、出力データ
が予定されるデータでなければプログラムデータに誤り
があると判断する。プログラムデータに誤りがあれば、
その誤りがなくなるまで、RAM2のプログラムデータ
を書き直して、書き直されたプログラムを実行して、さ
らに出力データを評価するという動作を繰り返す。
て、マスクROMの代わりに電気的に一括消去可能な不
揮発性メモリーが使用されるようになってきている。不
揮発性メモリは電気的に一括消去及び書き換えが可能な
メモリーであり、1チップマイコンにおいてプログラム
メモリまたはデータメモリとして使用される。
る1チップマイコン用のプログラムを開発するとき、マ
スクROMを用いるマイコンの場合と同様に、不揮発性
メモリを有さない評価用1チップマイコンに外部メモリ
(例えばRAM)を接続して、評価用1チップマイコン
の動作を制御するプログラムを評価する。しかしなが
ら、不揮発性メモリにおいて、データの書き込みはソー
ス−ドレイン間を通過する電子をフローティングゲート
に引き上げることによって行われるので、書き込みに時
間がかかる。さらに、このようなデータの書き込みは1
28バイトのデータ毎に行われるため、書き込み時間が
外部メモリとなるRAMの書き込み時間より長くなる。
み時書き込み中か書き込み終了かをマイコンで判別させ
るために、書き込もうとするデータを意図的に反転状態
または非反転状態にして、出力データラインを使ってマ
イコンに出力させるように構成される。具体的に、書き
込もうとするデータを不揮発性メモリから意図的に反転
して出力させ、全てアドレスへの書き込みが終了したら
反転から非反転に戻して出力させ、マイコンで非反転し
て得られたデータと書き込まれるべきデータとの一致を
とって、書き込み終了の認識を行う。よって、不揮発性
メモリは、反転動作や非反転動作を一切行わないでデー
タを読み出すRAMと出力形態が異なる。このように、
RAMと不揮発性メモリとの間にデータの書き込み時間
の相違や出力データの出力形態の相違により、図3のよ
うなマスクROMを内蔵する1チップマイコンの評価装
置を単に不揮発性メモリを内蔵する1チップマイコンに
適用しても、不揮発性メモリの実際の動作と異なる動作
が行われるため、プログラムを正確に評価することが困
難であった。
リーが内蔵化される予定の評価用マイクロコンピュータ
の動作プログラムを評価する評価装置において、前記不
揮発性メモリーに書き込まれるべきプログラムが書き込
まれたRAMと、前記RAMの特定領域がアドレッシン
グされたことを検出する検出回路と、該検出回路の検出
信号に応じて、所定幅のパルス信号を発生するタイマー
回路と、該パルス信号に応じて、アドレッシングされた
前記RAMの特定領域に書き込まれたデータを反転して
前記マイクロコンピュータに転送する反転回路とを備
え、反転されたデータにより書き込み中を確認すること
を特徴とする。
き込まれる擬似的な不揮発性メモリー領域と、前記不揮
発性メモリーの動作プログラムの書き換えを実行する書
き換えプログラムを格納する擬似的なROM領域とを有
することを特徴とする。また、前記特定領域は前記不揮
発性メモリー領域であることを特徴とする。さらに、前
記パルス信号の停止後にアドレッシングされた特定領域
の出力データは非反転され、非反転されたデータに基づ
きデータの書き込み終了が確認されることを特徴とす
る。
込まれる予定のプログラムが書き込まれたRAMの特定
領域がアドレッシングされたことを検出すると、所定幅
のパルス信号がタイマー回路から発生する。パルス信号
に応じて、RAMの特定領域に書き換えられたデータを
所定時間だけ反転してマイクロコンピュータに転送す
る。
図であり、4は、内部データバス5と、内部データバス
5に接続されたデータテーブル6、内部RAM7、イン
ストラクションレジスタ(IR)8、インストラクショ
ンデコーダ(IDEC)9、プログラムカウンタ(P
C)10及び検出回路11とから成る評価用1チップマ
イコン、12は擬似的にROM領域及び不揮発性メモリ
ー領域と見なすメモリ領域を有するRAM、13はPC
10から出力するアドレス信号により不揮発性メモリー
領域がアドレッシングされることを検出するデコーダ
ー、14はデコーダー13の出力と1チップマイコン4
のライトイネーブル信号WEとが入力されるアンドゲー
ト、15はアンドゲート14の出力に応じて計数を開始
して、所定時間の計数期間のみ所定幅パルスを出力する
タイマー、17は1チップマイコン4とRAM12との
データ転送を行い、タイマー1516の出力に応じて反
転動作を行う反転機能を有するバッファ回路である。
用いて説明する。まず、RAM12の不揮発性メモリー
領域に書き込まれたプログラムデータに基づき、1チッ
プマイコン4の動作が制御される。つまり、PC10の
カウント値に基づきPC10からアドレス信号aが出力
され、アドレス信号aに応じてRAM12の不揮発性メ
モリー領域がアドレッシングされる。アドレッシングさ
れたアドレスに書き込まれたRAM12のプログラムデ
ータがデータバス18を介して1チップマイコン4のI
R8に一旦格納される。IR8のプログラムデータはI
DEC9に転送され、所定の命令にデコードされる。所
定命令により各種動作が制御され、さらにPC10のカ
ウント値が更新され、RAM12中の次のアドレスがア
ドレッシングされる。各種動作の制御及びPC10のカ
ウント値の更新が繰り返されることにより、1チップマ
イコン4の動作が制御される(S1)。尚、後述される
割り込み信号bが入力されるまで、上記制御が行われる
(S2)。
ン4に入力されると、PC10が初期化され、カウント
値が変更される。その結果、アドレス信号aに応じて、
RAM12のROM領域の「00000H」のアドレス
にジャンプされ、ROM領域のプグラムデータに基づき
1チップマイコン4の動作が制御される。ROM領域の
プログラムデータは不揮発性メモリ領域内のデータを書
き換えるためのプログラムである。このプログラム中で
も、上記のようにIR8に格納されたデータがIDEC
9でデコードされ、各種命令により制御が行われる(S
3)。
テーブル6に格納された複数のテーブルデータのうち1
つが読み出される。例えば、データBが読み出されたと
すると、テーブルデータBは内部バス5及び入出力回路
(図示せず)、さらに8ビットのデータバス18を介し
て、バッファ回路17に入力される。バッファ回路17
は非反転動作しているので、データBは反転されずその
ままのレベルでデータバス18’を介してRAM12の
不揮発性メモリ領域の指定アドレスに書き込まれる。よ
って、前記所定アドレスのデータはデータBに書き換え
られる。このような書き換えは1つアドレスが指定され
るごとにデータが転送されて行われ、書き換えは1ペー
ジ(=128バイト)単位で行われる。尚、テーブルデ
ータBのRAM12への転送の際、1チップマイコンか
ら「H」のライトイネーブル(WE)信号が出力され、
RAM12は書き込みの可能な状態になっている(S
4)。
シング信号が更新され、書き換えプログラムによる制御
が進むと、ステップS4でRAM12の不揮発性領域に
書き込まれたテーブルデータBを読み出す。IDEC9
の命令の基づき、テーブルデータBが記憶される所定ア
ドレスをアドレッシング信号aによりアドレッシングす
る。読み出されたテーブルデータBはデータバス18’
を介してバッファ回路17に入力される(S5)。
コーダ13でデコードされ、デコーダ13はアドレッシ
ング信号aがRAM12の不揮発性メモリー領域を指す
場合に「H」を出力する。このとき、RAM12の書き
込み状態において書き込みデータを読み出そうとしてい
るためWE信号は「H」のままであり、その結果デコー
ダ13の出力信号はアンドゲート14を通過し、タイマ
ー15に入力される。デコーダ13の出力に基づきタイ
マー15は計数を開始し、タイマー15は回数開始から
計数終了まで例えば5msecに相当するパルス幅のパ
ルス信号を出力する。パルス信号はバッファ回路17に
入力され、バッファ回路17はパルス幅に応じて5ms
ecの間反転動作を行う。尚、バッファ回路17は前記
パルス信号が印加されない状態では非反転動作を行う。
RAM12から読み出されたデータはバッファ回路17
で反転された後、1チップマイコン4の検出回路11に
入力される。5msecの間、RAM12からのテーブ
ルデータBは反転されたまま、検出回路11に入力され
続けられる。5msecが経過すると、バッファ回路1
7の反転動作は停止し、検出回路11に入力されていた
テーブルデータBは非反転状態に戻されて、このような
非反転状態に戻ったことによって検出回路11はRAM
の不揮発性メモリー領域にテーブルデータが書き込まれ
たことを認識する(S6)。
させることにより、実際に不揮発性メモリーを使用した
ときと同様に書き込み中であるかのようにマイコン4に
認識させ、続いて不揮発性メモリの書き込み時間に相当
する期間の経過後データを非反転させることにより、実
際に不揮発性メモリー使用時の書き込み終了したかのよ
うに確認させている。このような動作を行うことによ
り、RAM12を用いても不揮発性メモリーを備えるマ
イコンとして評価することがが可能になる。
OM領域の書き換えプログラムから不揮発性メモリー領
域のプログラムにジャンプする。ジャンプするときに
は、割り込み信号bが入力される直前のプログラムに戻
る。そして、1チップマイコン4は不揮発性メモリー領
域のプログラムによって動作が制御される。
え時、RAMの特定領域のデータを所定時間だけ反転し
て転送するので、あたかも不揮発性メモリーを用いたの
と同一の動作を行うことができ、RAM等の既存の回路
を用いてマイクロコンピュータのプログラムの評価を行
うことができる。
ある。
Claims (3)
- 【請求項1】 不揮発性メモリーが内蔵化される予定の
評価用マイクロコンピュータの動作プログラムを評価す
る評価装置において、 前記不揮発性メモリーに書き込まれるべきプログラムが
書き込まれたRAMと、 前記RAMの特定領域がアドレッシングされたことを検
出する検出回路と、 該検出回路の検出信号に応じて、所定幅のパルス信号を
発生するタイマー回路と、 該パルス信号に応じて、アドレッシングされた前記RA
Mの特定領域に書き込まれたデータを反転して前記マイ
クロコンピュータに転送する反転回路とを備え、前記RAMは、動作プログラムが書き込まれる擬似的な
不揮発性メモリー領域と、前記不揮発性メモリーの動作
プログラムの書き換えを実行する書き換えプログラムを
格納する擬似的なROM領域とを有し、 反転されたデータにより書き込み中を確認することを特
徴とするマイクロコンピュータの評価装置。 - 【請求項2】 前記特定領域は前記不揮発性メモリー領
域であることを特徴とする請求項1記載のマイクロコン
ピュータの評価装置。 - 【請求項3】 前記パルス信号の停止後にアドレッシン
グされた特定領域の出力データは非反転され、非反転さ
れたデータに基づきデータの書き込み終了が確認される
ことを特徴とする請求項1記載のマイクロコンピュータ
の評価装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34912897A JP3459553B2 (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | マイクロコンピュータの評価装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34912897A JP3459553B2 (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | マイクロコンピュータの評価装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11184725A JPH11184725A (ja) | 1999-07-09 |
JP3459553B2 true JP3459553B2 (ja) | 2003-10-20 |
Family
ID=18401691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34912897A Expired - Fee Related JP3459553B2 (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | マイクロコンピュータの評価装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3459553B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20080306723A1 (en) * | 2007-06-08 | 2008-12-11 | Luca De Ambroggi | Emulated Combination Memory Device |
-
1997
- 1997-12-18 JP JP34912897A patent/JP3459553B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH11184725A (ja) | 1999-07-09 |
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