JP3458559B2 - 自動車用ドア車室侵入抑制装置 - Google Patents

自動車用ドア車室侵入抑制装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用ドア車室侵
入抑制装置に係り、特にドアに側方から力が作用した場
合に、当該ドアが車室内へ侵入するのを抑制するための
自動車用ドア車室侵入抑制装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動車用ドア車室侵入抑制装置の
一例としては、実公昭61−31851号公報に示され
る構造が知られている。
【0003】図7に示される如く、この自動車用ドア車
室侵入抑制装置では、サイドドア70の側面70Aに、
他車等が衝突するなどしてドア横方向(図7の矢印F方
向)に大きな衝撃力が加わった場合に、この衝撃力をサ
イドドア70のヒンジとロック装置とで受けると共に、
サイドドア70側に設けられた雄部材72と、車体のロ
ッカ74に設けられ、サイドドア70が車室内へ侵入し
ようとした場合に雄部材72と係合する雌部材76とで
分散して受けるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この自
動車用ドア車室侵入抑制装置では、サイドドア70側に
設けられた雄部材72が、サイドドア70の下部70B
から下方へ突出しており、車体74側に設けられた雌部
材76が、ロッカ74の上壁部74Aから上方へ突出し
ているため、ドア開放時にこれらが露出し外観品質が低
下するという不具合がある。
【0005】本発明は上記事実を考慮し、外観品質を低
下させことがなく、ドアの車室内への侵入を抑制できる
自動車用ドア車室侵入抑制装置を得ることが目的であ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の本発明の
自動車用ドア車室侵入抑制装置は、ドア閉時において、
インパクトビームの一方の端部の位置が車体のドア開口
部の外周部を構成するパネルの車幅方向外側に重なる構
造を備えており、前記ドアに側方から力が作用した場合
に前記インパクトビームと係合するリインフォースメン
トを、前記パネル内の車体部材に設けたことを特徴とし
ている。
【0007】従って、ドアに外側から力が作用し、ドア
が車室内へ侵入しようとすると、ドア内に設けられたイ
ンパクトビームと、車体のドア開口部の外周部を構成す
るパネル内の車体部材に設けたリインフォースメントと
が係合する。また、請求項2記載の本発明は、請求項1
記載の自動車用ドア車室侵入抑制装置において、前記リ
インフォースメントは車幅方向外側で車体上下方向下側
に稜線を有し、前記稜線は前記インパクトビームの中心
線よりも車体上方に位置するように設けたことを特徴と
している。従って、ドアに外側から力が作用し、ドアが
車室内へ侵入しようとすると、ドア内に設けられたイン
パクトビームの端部が、ドアインナパネルと車体のドア
開口部の外周部を構成するパネルとを押し曲げ、リイン
フォースメントの稜線の下方にくわえ込まれリインフォ
ースメントに係合する。また、請求項3記載の本発明
は、請求項1、2の何れか1項に記載の自動車用ドア車
室侵入抑制装置において、前記リインフォースメントは
車幅方向外側に突出した形状で、前記リインフォースメ
ントの下部にて前記インパクトビームと係合することを
特徴としている。 従って、ドアに外側から力が作用し、
ドアが車室内へ侵入しようとすると、ドア内に設けられ
たインパクトビームが、車幅方向外側に突出した形状の
リインフォースメントの下部に係合する。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の自動車用ドア車室侵入抑
制装置の一実施形態を図1〜図6に従って説明する。
【0009】なお、図中矢印FRは車体前方方向を、矢
印UPは車体上方方向を、矢印INは車幅内側方向を示
す。
【0010】図3に示される如く、本実施形態の自動車
の車体10の側部には、フロントドア開口部12とリア
ドア開口部14とが形成されており、リアドア開口部1
4にはリアサイドドア20が、上下のヒンジ22、24
によって開閉可能に取付けられている。
【0011】リアサイドドア20の内部には、下側のヒ
ンジ24の近傍から車体後側下方へ向けてインパクトビ
ーム26の一部を構成する鋼管等のビーム28が配設さ
れている。
【0012】図4に示される如く、車体10のリアドア
開口部14の後側下部の角部は、クォータパネル30の
一部で構成されており、リアドア開口内側へ突出した突
出部32とされている。また、ドア閉時において、突出
部32の車幅方向外側にビーム28の後端部28Aが位
置している。
【0013】突出部32の車幅方向内側には、リインフ
ォースメント34が配設されている。このリインフォー
スメント34は車幅方向内側部と車体後側部とが開口さ
れており、車幅方向内側へ向いた開口縁部にはフランジ
34Aが、車体後方へ向いた開口縁部にはフランジ34
Bがそれぞれ形成されている。
【0014】図3に示される如く、ビーム28の後端部
28Aにはインパクトビーム26の一部を構成するエキ
ステンションリアパネル36が取付けられている。な
お、ビーム28の前端部28Bにはインパクトビーム2
6の一部を構成するエキステンションフロントパネル3
7が取付けられている。
【0015】図1に示される如く、インパクトビーム2
6のビーム28は、エキステンションリアパネル36を
介してリアサイドドア20のドアインナパネル38に溶
着されている。また、リインフォースメント34は、ク
ォータパネル30の突出部32の車幅方向内側(裏面
側)に配設されており、リインフォースメント34のフ
ランジ34Aの上部はリアホイールアウタパネル40に
溶着されている。フランジ34Aの下部はリアホイール
アウタパネル40に溶着されており、この溶着部を挟ん
でロッカインナパネル44の上フランジ44Aとロッカ
リインフォースメント46の上フランジ46Aが溶着さ
れている。
【0016】リインフォースメント34の略車体後方か
ら見た断面形状は、開口部を車幅方向内側へ向けたコ字
状となっており、車体下側の稜線34Cの位置がインパ
クトビーム26のビーム28の中心線42よりも若干車
体上方に位置している。
【0017】図2に示される如く、リインフォースメン
ト34のフランジ34Bは、リアホイールアウタパネル
40に溶着されており、リアホイールアウタパネル40
には、リアホイールインナパネル50が溶着されてい
る。
【0018】次に、本実施形態の作用を説明する。本実
施形態の自動車用ドア車室侵入抑制装置では、他車のバ
ンパ等によってリアサイドドア20に側方(図1の矢印
F方向)から力が作用すると、先ず、図5に示される如
く、インパクトビーム26のビーム28の後端部28A
が、想像線の位置から実線の位置へ移動し、ドアインナ
パネル38及びクォータパネル30の突出部32を車幅
方向内側に変形させる。
【0019】この時、リインフォースメント34の車体
下側の稜線34Cの位置がインパクトビーム26のビー
ム28の中心線42よりも車体上方に位置しているた
め、ビーム28の後端部28Aは、車幅方向内側下方
(図5の矢印A方向)移動し、リインフォースメント3
4の下部にビーム28の後端部28Aがくわえ込まれ、
リインフォースメント34に係合する。
【0020】また、本実施形態の自動車用ドア車室侵入
抑制装置では、リインフォースメント34によってクォ
ータパネル30の突出部32が補強されており、ビーム
28の後端部28Aをくわえ込んだまま、クォータパネ
ル30の突出部32が車幅方向内側へ倒れるのを防止す
ることができるため、リアサイドドア20の車室内への
侵入を抑制できる。
【0021】また、図6に示される如く、インパクトビ
ーム26のビーム28の後端部28Aが、想像線の位置
から実線の位置へ移動し、クォータパネル30の突出部
32が、想像線の位置から車幅方向内方(図6の矢印B
方向)へ傾き実線の位置になった場合にも、リインフォ
ースメント34の下部に、ビーム28の後端部28Aが
くわえ込まれたままであるため、リアサイドドア20の
車室内への侵入を抑制できる。
【0022】さらに、本実施形態の自動車用ドア車室侵
入抑制装置では、リインフォースメント34がクォータ
パネル30の突出部32で覆われ、ドア開時にも露出し
ないため、外観品質が向上する。また、インパクトビー
ム26を使用するため、部品点数を少なくすることもで
きる。
【0023】以上に於いては、本発明を特定の実施形態
について詳細に説明したが、本発明はかかる実施形態に
限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々
の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかで
ある。例えば、本発明をフロントドア内に設けられたイ
ンパクトビームとセンターピラーとに適用しても良い。
【0024】
【発明の効果】請求項1記載の本発明の自動車用ドア車
室侵入抑制装置は、ドア閉時において、インパクトビー
ムの一方の端部の位置が車体のドア開口部の外周部を構
成するパネルの車幅方向外側に重なる構造を備えてお
り、ドアに側方から力が作用した場合にインパクトビー
ムと係合するリインフォースメントを、パネル内の車体
部材に設けた構成としたので、外観品質を低下させるこ
とがなく、ドアの車室内への侵入を抑制できるという優
れた効果を有する。また、部品点数を低減できるという
優れた効果を有する。また、請求項2記載の本発明は、
請求項1記載の自動車用ドア車室侵入抑制装置におい
て、リインフォースメントは車幅方向外側で車体上下方
向下側に稜線を有し、稜線はインパクトビームの中心線
よりも車体上方に位置するように設けた構成としたの
で、外観品質を低下させることがなく、ドアの車室内へ
の侵入を抑制できるという優れた効果を有する。また、
部品点数を低減できるという優れた効果を有する。
た、請求項3記載の本発明は、請求項1、2の何れか1
項に記載の自動車用ドア車室侵入抑制装置において、リ
インフォースメントは車幅方向外側に突出した形状で、
リインフォースメントの下部にてインパクトビームと係
合するので、外観品質を低下させることがなく、ドアの
車室内への侵入を抑制できるという優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】図3の1−1線に沿った断面図である。
【図2】図3の2−2線に沿った断面図である。
【図3】本発明の一実施形態に係る自動車用ドア車室侵
入抑制装置が適用された車体の一部を示す概略側面図で
ある。
【図4】本発明の一実施形態に係る自動車用ドア車室侵
入抑制装置を示す斜視図である。
【図5】本発明の一実施形態に係る自動車用ドア車室侵
入抑制装置の作用説明図である。
【図6】本発明の一実施形態に係る自動車用ドア車室侵
入抑制装置の作用説明図である。
【図7】従来の実施形態に係る自動車用ドア車室侵入抑
制装置を示す断面図である。
【符号の説明】
10 車体 14 リアドア開口部 20 リアサイドドア 26 インパクトビーム 28 ビーム 28A 後端部 30 クォータパネル 32 突出部 34 リインフォースメント 34A フランジ 34B フランジ 34C 下側の稜線 36 エキステンションリヤパネル 42 中心線

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア閉時において、インパクトビームの
    一方の端部の位置が車体のドア開口部の外周部を構成す
    るパネルの車幅方向外側に重なる構造を備えており、前
    記ドアに側方から力が作用した場合に前記インパクトビ
    ームと係合するリインフォースメントを、前記パネル
    の車体部材に設けたことを特徴とする自動車用ドア車室
    侵入抑制装置。
  2. 【請求項2】 前記リインフォースメントは車幅方向外
    側で車体上下方向下側に稜線を有し、前記稜線は前記イ
    ンパクトビームの中心線よりも車体上方に位置するよう
    に設けたことを特徴とする請求項1記載の自動車用ドア
    車室侵入抑制装置。
  3. 【請求項3】 前記リインフォースメントは車幅方向外
    側に突出した形状で、前記リインフォースメントの下部
    にて前記インパクトビームと係合することを特徴とする
    請求項1、2の何れか1項に記載の自動車用ドア車室侵
    入抑制装置。
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