JP3458422B2 - 減速機付直流モータ - Google Patents

減速機付直流モータ

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JP3458422B2
JP3458422B2 JP25965593A JP25965593A JP3458422B2 JP 3458422 B2 JP3458422 B2 JP 3458422B2 JP 25965593 A JP25965593 A JP 25965593A JP 25965593 A JP25965593 A JP 25965593A JP 3458422 B2 JP3458422 B2 JP 3458422B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、減速機付直流モータの
電流,回転位置などの回転状態を検出し、モータが正常
に回転しているか否かを診断し、過電流などの異常の場
合はモータを逆転させモータの焼損,使用部品・装置の
損傷、あるいはこのモータ使用装置による人体への災害
等を防ぐための手段をもつ減速機付直流モータに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、減速機付直流モータの使用は急速
に拡大されてきている。この中で、過負荷や過電流など
の異常を検出するために、サーキットブレーカを備えた
減速機付モータが多く使用されており過負荷,過電流、
または過熱等の異常の場合でもモータの損傷を防ぐこと
ができる。
【0003】また別の方法として、従来電流検出抵抗を
使用してモータに過電流が流れた場合、モータへの通電
を止める方法が提案されたが、その手段としてモータ外
部の制御回路に電流検出抵抗を設けるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記の従
来の構成において、サーキットブレーカの特性はバラツ
キが大きいために過負荷,過電流、または過熱等の異常
を精度よく検出できず、モータの焼損を防ぐ以外の目的
に利用できないという問題点があった。
【0005】また、従来の別の方法であるモータの外部
に電流検出抵抗を用いることについては、このモータを
使用している装置が不具合になった場合、原因調査をモ
ータのみならず、このモータが取り付けられている装置
全体を調査する必要があり、原因調査に時間を多く費や
すので、メンテナンス性が困難であるという問題点があ
った。
【0006】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、従来のようなサーキットブレーカだけでなく、電流
検出抵抗,リレー,ダイオードおよびリミットスイッチ
部をもモータの内部に設けることにより、モータの焼損
保護だけでなく必要に応じてモータの逆回転動作もさせ
ることができるメンテナンス性も容易な減速機付直流モ
ータを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の減速機付直流モータは、従来のようなサーキ
ットブレーカだけでなくモータの過電流を検出する電流
検出抵抗と、この電流検出抵抗にて発生する電位差によ
り作動するリレーと、検出する電流の方向を一方向に限
定するダイオードとからなる構成を有している。さら
に、減速機を利用して電気的に通電または非通電させる
リミットスイッチ部を新たに設けることにより、前記の
リレーの動作を必要に応じて制御することができる。
【0008】
【作用】この構成によって、減速機付直流モータが過負
荷,過電流、または過熱等の異常状態に陥った場合、こ
れらの異常検出をモータ自体で行いモータを逆転等の訂
正動作させることができ、モータ自体の焼損保護ばかり
でなくモータに使用している部品の損傷や、このモータ
を使用している装置の損傷、さらにはこの装置による人
体への災害等も防ぐことができる。
【0009】
【実施例】
(実施例1)以下本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。
【0010】図1は本発明の第1の実施例の減速機付直
流モータの内部結線図である。図1において、1は接点
a,b,c,d,励磁コイル3からなるリレー部であ
り、検出抵抗4やダイオード5を介して、モータのブラ
シ6へ接続されている。AA,BBは端子である。7は
コネクタ部であり、モータ外部に設けたモータスイッチ
2およびリミットスイッチ8へ接続されている。9は電
機子、10は電機子9と機械的に結合した減速機部、1
1は電源、111はサーキットブレーカである。
【0011】以上のように構成された減速機付直流モー
タを自動車用パワーウィンドシステムへ利用した実施例
について、図1〜図4を用いてその動作を説明する。
【0012】図1において、モータスイッチ2によりコ
ネクタ端子Aにプラス電源を、端子Bにマイナス電源を
供給すると、電流はコネクタ端子Aから端子Bに流れ
る。ただし、この時リミット端子8は短絡状態になって
おり、励磁コイル3に電位差が生じるとリレー部1が作
動し、リレー接点aは接点bに、接点dは接点cに各々
切り替わる状態になっているとする。そこで、リレー接
点aにプラス電源を、接点dにマイナス電源を印加する
と、モータの電機子9を介して減速機10が回転し、図
2における窓ガラス12が上昇する。ここで、窓ガラス
12が円滑に上昇中の場合は、モータに流れる電流が少
ないので図1における検出抵抗4にて発生する電圧降
下、すなわち電位差は小さくリレーの励磁コイル3は励
磁されないのでリレー部1は作動せず、図2における窓
ガラス12は上昇を続ける。
【0013】しかしながら、図2において窓ガラス12
が円滑に上昇しない場合、すなわち窓ガラス12に物や
人体が挟まれた場合は、モータに流れる電流は大きくな
るので図1における検出抵抗4にて発生する電圧降下、
すなわち電位差が大きくなりリレーの励磁コイル3が励
磁され、リレー部1が作動するため接点bにプラス電源
を、接点cにマイナス電源を供給することになり電機子
9は逆回転し、その結果、図2における窓ガラス12は
モータに過電流が流れた時間だけ下降することになる。
したがって、窓ガラス12に物や人体が挟まっても破損
や災害を防止できる。
【0014】さらに、図1において検出抵抗4に並列に
ダイオード5を接続すれば、検出抵抗に流れる電流の方
向を一方向に限定できる。なお、リミットスイッチ8は
図2における窓ガラス12が上限いっぱいに上昇した
時、開放状態になるよう設定し、モータに流れる電流が
大きくなっても図1における励磁コイル3には検出抵抗
4による電位差は発生せず、モータの逆転すなわち窓ガ
ラスは下がらないように設定している。したがって、本
発明の減速機付直流モータを使用することにより、物や
人体が窓ガラスに挟まれても、この物の損傷や人体の災
害を最小限にする安全な自動車用パワーウィンドシステ
ムが実現できる。
【0015】(実施例2)次に本発明の第2の実施例に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0016】図3は、本発明の第2の実施例の減速機付
直流モータの内部結線図である。第1の実施例との違い
は、リミットスイッチ部38をモータ内の減速機10の
内部に設けたことである。図4に、このリミットスイッ
チ部38の概略図を示す。減速機であるウォームホイー
ル14の一部にウォームネジ部15を設け、このウォー
ムネジ部15に導電性のある板バネ16を接し摺動さ
せ、板バネ16の両端のうち一方は図3における励磁コ
イル3へ電気的に接続し、もう一方は接点17を介して
電気子9へ電気的に接続する。すなわち、減速機10が
一定回転したことをこの板バネ接点17の短絡・開放に
よって検知できるというものである。
【0017】以上のように本実施例2によれば、モータ
の外部に別個のリミットスイッチを設けることなしに、
本発明の減速機付直流モータを実現できる。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、まず過電流が流
れた場合、この電流を検知する電流検出抵抗とモータの
回転方向を切り替えるリレーとを、モータ外部でなくモ
ータ内部に設けることで、モータを使用している装置全
体の簡素化につながり不具合発生時のメンテナンス性に
おいても有利となる。
【0019】また、減速機を利用してリミットスイッチ
部を設けることで、モータ外部から信号を得ることも不
要となり、コネクタ端子数を半減でき装置の小型・軽量
化および、さらなる簡素化が実現できる。
【0020】さらに、従来本機能を有していない装置、
すなわちモータが異常の場合逆回転等の自己訂正動作を
行う機能を有していない装置へ本機能を付加しようとす
る場合でも、本発明のモータと従来のモータを交換する
か、または付加装置である検出抵抗,ダイオードを備え
たリレー部を、従来のモータリード線に付加するだけで
よく、新たな投資を抑えることができ価格的にも有利と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における減速機付直流モ
ータの内部結線図
【図2】(a)本発明の第1の実施例における自動車用
パワーウィンドモータシステムの概略図 (b)本発明の第1および第2の実施例における減速機
付直流モータの概略図
【図3】本発明の第2の実施例における減速機付直流モ
ータの内部結線図
【図4】本発明の第2の実施例におけるリミットスイッ
チ部付の減速機の分解斜視図
【符号の説明】
1 リレー部 2 モータスイッチ 3 励磁コイル 4 検出抵抗 5 ダイオード 6 ブラシ 7 コネクタ部 8 リミットスイッチ 9 電機子(回転子) 10 減速機(ウォームギヤ) 11 電源(バッテリー) 12 窓ガラス 13 レギュレータ 14 ウォームホイール 15 ウォームネジ部 16 板バネ 17 接点 18 ウォーム 19 ドア 20 ガイド 21 減速機付直流モータ 38 リミットスイッチ部 111,311 サーキットブレーカ A,B,C,D コネクタ端子 a,b,c,d リレー接点 AA,BB,CC 端子(モータ特性測定用および、レ
ギュレータ装着組立用)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02P 5/00 - 5/26 H02P 7/00 - 7/34 H02K 7/00 H02K 11/00 H02K 23/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータシャフト先端に形成したウォームギ
    ヤと、前記シャフトに直角の回転中心軸方向になるよう
    配置したウォームホイールを備えた減速機付直流モータ
    において、モータの過大電流を検出する電流検出抵抗
    と、前記の電流検出抵抗にて発生する電位差で作動する
    リレーと、前記の電流検出抵抗と電気的に並列に接続さ
    れたダイオードとを備え、モータに一方向の過大電流が
    流れた場合のみモータの回転方向が逆回転動作するもの
    であって、 前記電流検出抵抗と、前記ダイオードとを前記リレーの
    ターミナル部に直接設置するとともに、前記リレーを前
    記直流モータの電源供給用リード線のコネクタ端子に隣
    接して配置したことを特徴とする減速機付直流モータ。
  2. 【請求項2】ウォームホイールに、ギヤ歯形とは別個に
    ウォームネジ部を形成し、前記ウォームネジ部を利用し
    て電気的に通電または非通電させるリミットスイッチ機
    構部を設け、前記リミットスイッチ機構部と、リレーと
    を電気的に接続することにより前記ウォームホイールの
    回転作動位置に応じて、前記リレーの動作を制御するこ
    とを特徴とする請求項1記載の減速機付直流モータ。
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