JP3457736B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JP3457736B2
JP3457736B2 JP15153094A JP15153094A JP3457736B2 JP 3457736 B2 JP3457736 B2 JP 3457736B2 JP 15153094 A JP15153094 A JP 15153094A JP 15153094 A JP15153094 A JP 15153094A JP 3457736 B2 JP3457736 B2 JP 3457736B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶表示装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶は、駆動電圧が印加されて
から当該駆動電圧に対応する表示状態となるまでに一定
の時間を要し、この応答時間は、液晶がTNであるか、
STNであるか、等の液晶の種類や液晶セルの間隔等に
よって異なる。
【0003】この応答時間は、フィールドによってその
階調度が大きく変る場合等に、表示画面に歪が発生し、
表示品質が低下する。
【0004】そこで、従来、この応答時間を考慮した液
晶駆動を行う液晶表示装置が提案されている。
【0005】このような従来の液晶表示装置は、例え
ば、図7に示すように、映像データを1フレーム分記憶
する2個のメモリ1、2と、この2個のメモリ1とメモ
リ2を切り換えて書き込み及び読み出しを行わせるスイ
ッチ3、4、5、6と、比較回路7と、からなる映像処
理回路8を備えており、この従来の液晶表示装置は、複
数フレームで1フィールドを表示する場合に、この映像
処理回路8により、現在のフレームの映像データNOW
(以下、現フレーム映像データNOWという。)と現在
フレームより1フレーム前の映像データOLD(以下、
前フレーム映像データOLDという。)とを比較して、
その比較結果に基づいて液晶を駆動するための新たな現
在フレームの映像データNNOW(以下、新映像データ
NNOWという。)を生成する。
【0006】すなわち、映像処理回路8には、順次1フ
レーム分の現フレーム映像データNOWが入力され、メ
モリ1及びメモリ2は、1フレーム分の映像データを記
憶する容量を有している。スイッチ3とスイッチ4は、
フレーム毎に交互にオン/オフし、スイッチ5とスイッ
チ6は、フレーム毎に交互にオン/オフするとともに、
スイッチ3がオンするときには、スイッチ6がオンし、
スイッチ4がオンするときには、スイッチ5がオンす
る。
【0007】上記現フレーム映像データNOWは、比較
回路7に入力されるとともに、スイッチ3とスイッチ4
を介してメモリ1及びメモリ2に入力され、このスイッ
チ3とスイッチ4とが上述のように、フレーム毎に交互
にオン/オフするので、メモリ1とメモリ2には、フレ
ーム毎に1フレーム分の現フレーム映像データNOWが
書き込まれる。そして、メモリ1及びメモリ2にフレー
ム毎に書き込まれた現フレーム映像データNOWは、次
のフレームで、読み出され、スイッチ5及びスイッチ6
を介して比較回路7に前フレーム映像データOLDとし
て出力される。
【0008】比較回路7には、現フレーム映像データN
OWと前フレーム映像データOLDが入力され、比較回
路7は、現フレーム映像データNOWと前フレーム映像
データOLDを比較して、その比較結果に対応した映像
データを新映像データNNOWとして出力する。
【0009】この比較回路7の出力する新映像データN
NOWを用いて液晶表示パネルの表示駆動を行う。
【0010】そして、上記比較回路7は、現フレーム映
像データNOWと前フレーム映像データOLDをアドレ
スとする新映像データNNOWのデータを格納したRO
M(Read Only Memory)が用いられており、このROM
内のデータは、フレーム毎の映像データの階調の変化に
応じて、当該階調の変化に最も適切な液晶の応答時間が
えられる駆動電圧を液晶に印加するのに最適な映像デー
タを新映像データNNOWとして与えるものである。
【0011】すなわち、いま、現フレーム映像データN
OWの画素データをan 、前フレーム映像データOLD
の画素データをan-1 、新映像データNNOWの画素デ
ータをaspとしたとき、次式で与えられる新映像データ
NNOWが、現フレーム映像データNOWと前フレーム
映像データOLDをアドレスとするデータテーブルとし
て、ROM内に格納されている。
【0012】 asp=an +K(an −an-1 )・・・・・(1) 但し、Kは、定数であり、適切な新映像データNNOW
を得るために実験等により設定されるものである。
【0013】また、asp〉100%のときには、asp
100%が設定され、asp〈0%のときには、asp=0
%が設定される。
【0014】このようにROM内には、上記(1)式で
与えられる新映像データNNOWが現フレーム映像デー
タNOWと前フレーム映像データOLDをアドレスとす
るデータテーブルの形で格納され、上記(1)式で定数
Kは、上述のように、実験等により設定されるが、これ
は、液晶の応答時間を考慮して、階調が変化する場合に
液晶表示パネルの全ての画素を適切な応答時間で表示駆
動するために、設定される。
【0015】すなわち、図8に示すように、フレーム1
から順次フレーム毎に、例えば、同じ値の駆動電圧を印
加した場合、液晶は、累積応答特性を有しており、図9
に示すように、同じ駆動電圧を印加し続けると、その液
晶の輝度は、徐々に上昇する。そして、図10に示すよ
うに、同じく同電圧を印加することにより、当該液晶
は、時間の経過に伴って、輝度が上昇する。
【0016】また、例えば、図11に示すように、フレ
ーム2の階調がフレーム1の階調より高いとき、フレー
ム2の階調に対応した駆動電圧を印加すると、液晶の応
答時間が原因して、図11に輝度曲線aで示すように、
フレーム2において映像データの階調(輝度)に適切な
応答時間内で上昇しない結果となる。また、この応答時
間を考慮し過ぎて、高過ぎる駆動電圧を印加すると、図
11に輝度曲線bで示すように、オーバーラッシュが発
生し、適切な表示駆動を行うことができない。
【0017】そして、液晶の種類や液晶セルの間隔等を
考慮した駆動電圧を印加すると、図11に輝度曲線cで
示すように、フレーム2の階調度に適した応答時間で液
晶を配向させて、最適スピードで駆動することができ
る。
【0018】そこで、上記液晶の累積応答現象と最適ス
ピードとを、現在フレームと前フレームの2つのフレー
ム間での画素データを考慮して、上記(1)式の定数K
が設定されている。
【0019】したがって、フレーム間で階調度が変る場
合、上記映像処理回路8において、前フレーム映像デー
タOLDと現フレーム映像データNOWを比較して、新
映像データNNOWを生成し、この新映像データNNO
Wに基づいて液晶表示パネルを表示駆動することによ
り、液晶の累積応答現象と最適スピードを考慮した表示
を行うことができる。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の液晶表示装置にあっては、前フレーム映像デ
ータOLDと現フレーム映像データNOWのみを比較
し、比較結果の新映像データNNOWが100%を超え
ると、100%の新映像データNNOW、すなわち、現
フレーム映像データNOWを新映像データNNOWとし
て出力し、また、比較結果の新映像データNNOWが0
%を下回ると、0%の新映像データNNOW、すなわ
ち、現フレーム映像データNOWを新映像データNNO
Wとして出力するようになっていたため、フレーム間の
階調変化が中間調の範囲で収っているときには、液晶の
適切な応答速度を確保して、良好な表示品質を実現する
ことができるが、フレーム間の階調変化が、例えば、白
の100%階調から黒の0%階調に変化するときや、逆
に、黒の0%階調から白の100%階調に変化するとき
には、適切に駆動速度(最適スピード)を得ることがで
きず、表示画面に歪が発生して、表示品質が悪化すると
いう問題があった。
【0021】例えば、図12に示すように、画面10に
おいて、100%階調(白)の領域Aと、50%階調
(中間調)の領域Bが、0%階調のバック領域C内にあ
り、この領域Aと領域Bが、図12中矢印で示すよう
に、右方向に移動する場合、領域Aとバック領域Cとの
境界にある画素aは、0%階調から100%階調まで上
昇する必要があり、領域Bとバック領域Cとの境界にあ
る画素bは、0%階調から50%階調まで上昇する必要
がある。
【0022】ところが、従来の液晶表示装置の映像処理
回路8では、上述のように、前フレーム映像データOL
Dと現フレーム映像データNOWとを比較して、その比
較結果である新映像データNNOWの階調が100%以
上であると、100%階調の新映像データNNOWを出
力し、比較結果が100%に達しないときには、比較結
果により得た新映像データNNOWを出力するようにな
っていたため、0%階調から100%階調に上昇する画
素aでは、図13に応答曲線aで示すように、3フレー
ム目から階調度が上昇し始めて、4フレーム目では、約
30%階調、5フレーム目では、約70%階調、6フレ
ーム目で、目標の100%階調となり、0%階調から5
0%階調に上昇する画素bでは、図13に応答曲線bで
示すように、3フレーム目から階調度が上昇し始めて、
4フレーム目では、約30%階調に、5フレーム目で、
目標の50%階調となる。
【0023】なお、図13は、画素a及び画素bが、3
フレーム目で0%階調からそれぞれ100%階調及び5
0%階調の表示タイミングになる場合について示してお
り、また、図13中応答曲線cは、上述した映像処理回
路8を用いない通常の液晶表示装置による場合の階調変
化を示している。また、図13中○印は、画素aの各フ
レームでの表示すべき階調を示しており、図13中×印
は、画素bの各フレームでの表示すべき階調を示してい
る。
【0024】このように、従来の液晶表示装置の映像処
理回路8では、階調度の変化が中間調程度のさほど大き
くないときには、応答速度を向上させて適切な表示を行
うことができるが、階調度が0%階調から100%階調
まで変化するように、階調度の変化が大きいときには、
充分な応答速度を得ることができず、図12に示したよ
うに、これらの階調度の変化が大きい領域と階調度の変
化が小さい領域が1画面内にあるときには、応答速度の
変化がそのまま画面の歪となって現れ、表示品質が悪化
する。
【0025】そこで、本発明は、上記実情に鑑みてなさ
れたもので、階調度の変化の度合いが異なっても、同じ
最速の応答速度で液晶を表示駆動して、歪のない表示品
質の良好な液晶表示装置を提供することを目的としてい
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の液晶表示装置
は、映像信号の1フィールドが所定数のフレームの画面
表示階調データからなり、各フレーム毎に画面表示階調
データにより表示駆動する液晶表示装置において、現在
の表示対象である現在のフレームの現在フレーム画面表
示階調データと、その前のフレームの前フレーム画面表
示階調データ、及び、その後のフレームの後フレーム画
面表示階調データを記憶する記憶する記憶手段と、前記
記憶手段に記憶された前記後フレーム画面表示階調デー
タと前記前フレーム画面表示階調データとの差に基づく
仮画面表示階調データを生成し、該仮画面表示階調デー
タに基づいて、前記前フレーム画面表示階調データに対
する前記後フレーム画面表示階調データの階調データの
変化が所定値より大きいか否か判定し、前記階調データ
の変化が所定値より大きい場合に、前記後フレーム画面
表示階調データを第1の新フレーム画面表示階調データ
とする表示階調データ生成手段と、を備え、前記第1の
新フレーム画面表示階調データに基づいて、階調表示を
行うことにより、上記目的を達成している。
【0027】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記表示階調データ生成手段は、前記前フレーム
画面表示階調データと前記後フレーム画面表示階調デー
タをアドレスとし、前記第1の新フレーム画面表示階調
データをデータテーブルとして記憶するメモリを備えて
構成されるようにしてもよい。
【0028】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記表示階調データ生成手段は、さらに、前記判定
により、前記階調データの変化が所定値より小さい場合
に、前記現在フレーム画面表示階調データと前記前フレ
ーム画面表示階調データとの差に基づく画面表示階調デ
ータを第2の新フレーム画面表示階調データとする第2
の表示階調データ生成手段を備え、前記第2の新フレー
画面表示階調データに基づいて、階調表示を行うよう
にしてもよい。
【0029】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記第2の表示階調データ生成手段は、前記現在フ
レーム画面表示階調データと前記前フレーム画面表示階
調データをアドレスとし、前記第2の新フレーム画面表
示階調データをデータテーブルとして記憶するメモリを
備えて構成されているようにしてもよい。
【0030】
【0031】
【0032】
【0033】
【作用】本発明の液晶表示装置によれば、映像信号の1
フィールドが所定数のフレームの画面表示階調データか
らなり、各フレーム毎に画面表示階調データにより表示
駆動する際に、現在の表示対象である現在のフレームの
現在フレーム画面表示階調データを中心として、少なく
ともその前後のフレームの、前フレーム画面表示階調デ
ータおよび後フレーム画面表示階調データを記憶し、後
フレーム画面表示階調データと前フレーム画面表示階調
データとの階調変化が所定値より大きいか否かを判定
し、前記階調データの変化が所定値より大きい場合に、
前記後フレーム画面表示階調データを第1の新フレーム
画面表示階調データとし、該第1のフレーム画面表示
階調データに基づいて、階調表示を行っているので、少
なくとも3画面の表示データの変化に対応した階調表示
を行うことができ、液晶の応答時間を充分に考慮した階
調表示を行うことができる。その結果、歪のない画面表
示を行うことができ、表示品質を向上させることができ
る。
【0034】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、前記表示階調データ生成手段は、前記前フレーム
画面表示階調データと前記後フレーム画面表示階調デー
タをアドレスとし、前記第1の新フレーム画面表示階調
データをデータテーブルとして記憶するメモリを備えて
構成すると、新フレーム画面表示階調データを、高速
に、かつ安価な回路構成で生成することができる。
【0035】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記表示階調データ生成手段は、さらに、前記判定
により、前記階調データの変化が所定値より小さい場合
に、前記現在フレーム画面表示階調データと前記前フレ
ーム画面表示階調データとの差に基づく画面表示階調デ
ータを第2の新フレーム画面表示階調データとする第2
の表示階調データ生成手段を備え、前記第2の新フレー
画面表示階調データに基づいて、階調表示を行うこと
により、中間調程度の階調変化において、当該階調変化
に応じた液晶の応答時間を考慮した階調表示を行うこと
ができ、より一層歪のない画面表示を行うことができ
る。
【0036】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記第2の表示階調データ生成手段は、前記現在フ
レーム画面表示階調データと前記前フレーム画面表示階
調データをアドレスとし、前記第2の新フレーム画面表
示階調データをデータテーブルとして記憶するメモリを
備えて構成すると、第2の新フレーム画面表示階調デー
タを、高速に、かつ安価な回路構成で生成することがで
きる。
【0037】
【0038】
【0039】
【0040】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図を参照して
説明する。
【0041】図1〜図6は、本発明の液晶表示装置の一
実施例を示す図であり、本実施例は、液晶テレビ装置に
適用したものである。
【0042】まず、本実施例の構成を説明する。
【0043】図1は、本発明の一実施例の液晶表示装置
を適用した液晶テレビ装置20の全体ブロック構成図で
あり、液晶テレビ装置20は、アンテナ21、クロマ処
理回路22、スイッチ23、A/Dコンバータ24、ス
イッチ25、映像処理回路26、制御回路27、コモン
側駆動回路28、セグメント側駆動回路29及び液晶表
示パネル30等を備えている。
【0044】この液晶テレビ装置20には、ディジタル
のRGB映像信号を出力する映像機器、例えば、パーソ
ナルコンピュータ(パソコン)31や、アナログのRG
B映像信号を出力する映像機器、例えば、ビデオ装置
(ビデオ)32を接続することができ、パーソナルコン
ピュータ31の映像出力端子は、スイッチ25に、ビデ
オ装置32の映像出力端子は、スイッチ23に接続され
る。また、パーソナルコンピュータ31及びビデオ装置
32は、それぞれ同期信号を制御回路27に出力する。
【0045】アンテナ21は、テレビ電波を受信して、
受信電波をクロマ処理回路22に供給する。
【0046】クロマ処理回路22は、同調回路やテレビ
リニア回路等を備え、その同調回路で、制御回路27か
ら入力されるチューニング信号に応じて指定のチャンネ
ルを選択して、アンテナ21から供給される所望のテレ
ビ放送電波を中間周波信号に変換する。また、クロマ処
理回路22は、そのテレビリニア回路で、その同調回路
から入力される中間周波信号を増幅した後、AFT検波
したり、映像検波を行ってアナログのRGB画像信号を
取り出し、さらに、このアナログのRGB画像信号を増
幅した後、スイッチ23を介してA/Dコンバータ24
に出力する。さらに、クロマ処理回路22は、映像信号
から同期信号を取り出し、制御回路27に出力する。
【0047】なお、クロマ処理回路22で分離された音
声信号は、図外の音声回路に送られ、音声回路で、音声
検波されて低周波信号に変換された後、増幅回路やスピ
ーカ(図示略)を介して拡声出力される。
【0048】スイッチ23は、クロマ処理回路22とビ
デオ装置32とを切り換えてA/Dコンバータ24に接
続し、クロマ処理回路22からのアナログRGB映像信
号とビデオ装置32からのアナログRGB映像信号とを
択一的に選択して、A/Dコンバータ24に出力する。
【0049】A/Dコンバータ24は、クロマ処理回路
22あるいはビデオ装置32から入力されるアナログR
GB映像信号を制御回路27から入力されるタイミング
信号に基づいてA/D(アナログ/デジタル)変換し、
スイッチ25を介して映像処理回路26に出力する。
【0050】スイッチ25は、A/Dコンバータ24と
パーソナルコンピュータ31とを切り換えて映像処理回
路26に接続し、A/Dコンバータ24からのディジタ
ルRGB映像信号とパーソナルコンピュータ31からの
ディジタルRGB映像信号とを択一的に選択して、映像
処理回路26に出力する。
【0051】この映像処理回路26に入力されるディジ
タルRGB映像信号は、所定ビット構成のパラレルの映
像信号である。
【0052】制御回路27は、クロマ処理回路22、あ
るいはパーソナルコンピュータ31、またはビデオ装置
32から入力される同期信号から各種制御信号、例え
ば、水平方向表示制御信号、垂直方向表示制御信号及び
各種タイミング信号等を生成し、映像処理回路26、コ
モン側駆動回路28及びセグメント側駆動回路29に出
力する。また、制御回路27は、後述する映像処理回路
26の動作を制御する各種制御信号を生成して、映像処
理回路26に出力する。
【0053】液晶表示パネル30は、一対の透明ガラス
基板間に液晶が封入され、この一対の透明ガラス基板の
相対向する面に複数のコモンラインとセグメントライン
がマトリックス状に形成されている。
【0054】コモン側駆動回路28は、制御回路27か
ら入力される垂直方向表示制御信号に基づいて図示しな
い電源部から供給される電源からコモン駆動信号を生成
して、液晶表示パネル30のコモンラインに供給し、液
晶表示パネル30のコモンラインを順次選択走査する。
【0055】セグメント側駆動回路29は、後述する映
像処理回路26から供給される映像データに対応する表
示駆動信号を生成し、制御回路27から供給される水平
方向表示制御信号に基づいて液晶表示パネル30に供給
して、液晶表示パネル30を駆動する。
【0056】前記映像処理回路26は、図2に示すよう
に、3個のメモリ41、42、43と、9個の3ステー
トバッファ44、45、46、47、48、49、5
0、51、52からなるデータ調整回路53及び比較回
路54等を備えており、上記スイッチ25を介して現在
の表示対象であるフレームの1つ先のパラレルのディジ
タルRGB映像信号(以下、後フレーム映像データNE
Wという。)がバスラインBUSを介して入力される。
【0057】このバスラインBUSは、それぞれ3ステ
ートバッファ44、45、46を介してメモリ41、4
2、43のデータ入力ラインに接続されている。
【0058】3ステートバッファ44、45、46に
は、それぞれ書込信号WE1、WE2、WE3が入力さ
れており、3ステートバッファ44、45、46は、そ
れぞれ「1」(ハイ)の書込信号WE1、WE2、WE
3が入力されると、開成して、バスラインBUSの後フ
レーム映像データNEWをメモリ41、42、43に出
力し、「0」(ロー)の書込信号WE1、WE2、WE
3が入力されると、閉成する。
【0059】メモリ41、42、43のデータ入力端子
には、上記3ステートバッファ44、45、46が接続
されている他に、3ステートバッファ47、48、49
及び3ステートバッファ50、51、52がそれぞれ接
続されている。
【0060】すなわち、メモリ41のデータ入力端子に
は、3ステートバッファ44、3ステートバッファ47
及び3ステートバッファ50が、メモリ42のデータ入
力端子には、3ステートバッファ45、3ステートバッ
ファ48及び3ステートバッファ51が、そして、メモ
リ43のデータ入力端子には、3ステートバッファ4
6、3ステートバッファ49及び3ステートバッファ5
2が、それぞれ接続されている。
【0061】3ステートバッファ47には、書込信号W
E2が、3ステートバッファ48には、書込信号WE3
が、3ステートバッファ49には、書込信号WE1が、
また、3ステートバッファ50には、書込信号WE3
が、3ステートバッファ51には、書込信号WE1が、
3ステートバッファ52には、書込信号WE2がそれぞ
れ入力されている。
【0062】そして、3ステートバッファ47、48、
49は、それぞれその入力されている書込信号WE1、
WE2、WE3が、「1」のときに開成して、メモリ4
1、42、43に記憶されている後フレーム映像データ
NEWを現フレーム映像データNOWとして比較回路5
4に出力する。
【0063】3ステートバッファ50、51、52は、
それぞれその入力されている書込信号WE1、WE2、
WE3が、「1」のときに開成して、メモリ41、4
2、43に記憶されている後フレーム映像データNEW
を前フレーム映像データOLDとして比較回路54に出
力する。
【0064】メモリ41、42、43は、RAM(Rand
om Access Memory)等で形成され、それぞれ1フレーム
分のディジタルRGB映像信号を記憶する容量を有して
いる。
【0065】メモリ41、42、43には、上記制御回
路27からアドレスが入力され、3ステートバッファ4
4、45、46を介して入力される後フレーム映像デー
タNEWが当該アドレス指定に応じて書き込まれ、ま
た、当該アドレス指定に応じて読み出される。
【0066】メモリ41、42、43には、それぞれ制
御回路27から書込信号WE1、WE2、WE3が入力
されるとともに、読出信号OE1、OE2、OE3が入
力され、メモリ41、42、43は、それぞれ「1」の
書込信号WE1、WE2、WE3が入力されると、後フ
レーム映像データNEWの書込動作を行い、「1」の読
出信号OE1、OE、OE3が入力されると、記憶して
いる後フレーム映像データNEWの読出動作を行う。
【0067】この読み出された後フレーム映像データN
EWが、3ステートバッファ47、48、49を介して
現フレーム映像データNOWとして比較回路54に出力
され、また、3ステートバッファ50、51、52を介
して前フレーム映像データOLDとして比較回路54に
出力される。
【0068】比較回路54は、図3に示すように、記憶
保持回路61、比較・演算回路62、判定回路63、R
OM(Read Only Memory)64及びデータ変換回路65
を備えており、記憶保持回路61に上記データ調整回路
53からの後フレーム映像データNEW、現フレーム映
像データNOW及び前フレーム映像データOLDが入力
される。
【0069】記憶保持回路61は、前記データ調整回路
53から入力される後フレーム映像データNEW、現フ
レーム映像データNOW及び前フレーム映像データOL
Dを一旦保持した後、比較・演算回路62に出力し、比
較・演算回路62は、入力される後フレーム映像データ
NEWと前フレーム映像データOLDを次式に基づいて
各フレームの対応する画素毎に比較演算して、その演算
結果を上記後フレーム映像データNEW、現フレーム映
像データNOW及び前フレーム映像データOLDととも
に判定回路63に出力する。
【0070】すなわち、いま、後フレーム映像データN
EWの画素データを、an+1 、前フレーム映像データO
LDの画素データを、an-1 、新仮映像データNKNO
Wの画素データを、asp2 としたとき、次式により画素
データasp2 を比較演算により算出する。
【0071】 asp2 =an+1+K(an+1−an-1)・・・・・(2) 但し、Kは、定数であり、適切な新仮映像データNKN
OWを得るために実験により設定されるものであり、0
≦K≦3の間に設定される。
【0072】比較・演算回路62は、上記(2)式の比
較演算処理を画素毎に行い、その演算結果と、後フレー
ム映像データNEW、現フレーム映像データNOW及び
前フレーム映像データOLDを判定回路63に出力し、
判定回路63は、比較・演算回路62の演算結果が、次
式を満足するかどうか判定する。
【0073】asp2 −100%>L・・・・(3) asp2 <−L・・・・・・・・(4) 但し、Lは、定数であり、実験等により、0≦L≦30
0の間で、適宜設定される。
【0074】すなわち、比較・演算回路62で、前フレ
ーム映像データOLDと後フレーム映像データNEWと
の階調の変化度合いを比較・演算し、この階調の変化
が、例えば、0%から100%に変化するように、低階
調から高階調に大きく変化(式(3)に対応する変化)
しているか、あるいは、100%から0%に変化するよ
うに、高階調から低階調に大きく変化(式(4)に対応
する変化)しているか、を判定回路63で判定する。
【0075】判定回路63は、比較・演算回路62の比
較演算結果が上記式(3)を満足するときには、100
%階調の映像データを、画素データasp2 として、すな
わち、新映像データNNOWの画素データとしてデータ
変換回路65に出力し、比較・演算回路62の比較演算
結果が上記式(4)を満足するときには、0%階調の映
像データを、画素データasp2 として、すなわち、新映
像データNNOWの画素データとしてデータ変換回路6
5に出力する。
【0076】具体的には、判定回路63は、比較・演算
回路62の比較演算結果が上記式(3)あるいは式
(4)を満足するときには、比較・演算回路62から比
較演算結果とともに入力される後フレーム映像データN
EWの当該画素データを、新映像データNNOWの当該
画素データとして現在表示対象である現フレーム映像デ
ータNOWの当該画素データのタイミングでデータ変換
回路65に出力する。
【0077】また、判定回路63は、比較・演算回路6
2の比較演算結果が上記式(3)及び式(4)のいずれ
をも満足しないときには、階調は、大きく変化しないと
判断して、比較・演算回路62から入力される現フレー
ム映像データNOWと前フレーム映像データOLDを当
該画素データとしてROM64に出力する。
【0078】ROM64は、図7に示した従来の比較回
路7で用いられているROMと同様に、上記式(1)を
満足する新映像データNNOWを、現フレーム映像デー
タNOWと前フレーム映像データOLDをアドレスとす
るデータテーブルとして記憶しており、また、上記従来
例と同様に、式(1)で、asp〈0%のときには、asp
=0%とし、asp〉100%のときには、asp=100
%とする。
【0079】すなわち、ROM64は、階調変化が中間
調程度の変化のときには、適切な最速応答時間を得るこ
とのできる新映像データNNOWの画素データをデータ
変換回路65に出力する。
【0080】データ変換回路65は、判定回路63ある
いはROM64から入力されるRGBの映像データをそ
れぞれ階調データに変換するとともに、パラレルデータ
をシリアルデータに変換し、また、液晶表示パネル30
の駆動方式、例えば、1コモンラインずつ走査駆動する
か、2コモンラインずつ走査駆動するか等の駆動方式等
に応じてデータの間引き処理等のデータ処理を行う。デ
ータ変換回路65は、このようにして生成した階調デー
タをセグメント側駆動回路29に出力する。
【0081】上記記憶保持回路61、比較・演算回路6
2、判定回路63、ROM64及びデータ変換回路65
は、制御回路27から入力されるタイミング信号に基づ
いて、フレーム毎に、また、当該フレームの画素毎にタ
イミングを取りつつ上記処理を行う。特に、比較・演算
回路62、判定回路63、ROM64及びデータ変換回
路65は、各フレームの画素毎に制御回路27からのタ
イミング信号に基づいて同期して処理を行う。
【0082】そして、セグメント側駆動回路29は、上
述のように、データ変換回路65から入力される階調デ
ータに対応したセグメント駆動信号を生成して、制御回
路27から入力される水平表示制御信号に基づいて液晶
表示パネル30の各セグメントラインに出力する。
【0083】また、液晶テレビ装置20には、上述のよ
うに、パーソナルコンピュータ31やビデオ装置32を
接続することができ、パーソナルコンピュータ31を接
続するときには、スイッチ25をパーソナルコンピュー
タ31側に切り換えて、パーソナルコンピュータ31か
ら出力されるディジタルRGB映像信号を映像処理回路
26に入力する。また、ビデオ装置32を接続するとき
には、スイッチ23をビデオ装置32側に切り換え、ビ
デオ装置32から出力されるアナログRGB映像信号を
A/Dコンバータ24に入力して、A/Dコンバータ2
4でディジタル変換した後、スイッチ25を介して、映
像処理回路26に出力する。
【0084】次に、本実施例の動作を説明する。
【0085】液晶テレビ装置20は、受信電波からクロ
マ処理回路22でアナログRGB映像信号を取り出し、
スイッチ23を介してA/Dコンバータ24に送り、A
/Dコンバータ24でディジタルRGB映像信号に変換
した後、スイッチ25を介して映像処理回路26に供給
する。
【0086】また、クロマ処理回路22は、受信電波か
ら同期信号を分離して、制御回路27に出力し、制御回
路27は、この同期信号から液晶表示パネル30を表示
駆動するのに必要な各種制御信号を生成して、コモン側
駆動回路28及びセグメント側駆動回路29に出力する
とともに、映像処理回路26の制御に必要な各種制御信
号、例えば、書込信号WE1、WE2、WE3、読出信
号OE1、OE2、OE3等を生成して、映像処理回路
26に出力する。
【0087】そして、映像処理回路26は、図2に示し
たように、3つのメモリ41、42、43に、書込信号
WE1、WE2、WE3、読出信号OE1、OE2、O
E3に基づいて、フレーム毎に入力されるディジタルR
GB映像信号を、順次、後フレーム映像データNEWと
して書き込み、また、書き込んだ後フレーム映像データ
NEWを現フレーム映像データNOW及び前フレーム映
像データOLDとして読み出して、比較回路54に出力
する。そして、比較回路54には、順次入力されるディ
ジタルRGB映像信号が後フレーム映像データNEWと
して入力される。
【0088】すなわち、制御回路27から入力される読
出信号OE1、OE2、OE3は、図4に示すように、
読出信号OE1、読出信号OE2、読出信号OE3の順
で、1フレームずつずれて、1フレームの期間「0」と
なり、次の2フレームの期間「1」となる信号であり、
また、書込信号WE1、WE2、WE3は、書込信号W
E1、書込信号WE2、書込信号WE3の順で、1フレ
ームずつずれて、1フレームの期間「1」となり、次の
2フレームの期間「0」となる信号である。
【0089】そして、図2に示した3ステートバッファ
44〜52は、それぞれ書込信号WE1〜WE3が
「1」のとき、開成し、「0」のとき、閉成する。ま
た、各メモリ41、42、43は、それぞれ書込信号W
E1、WE2、WE3が「1」のとき、後フレーム映像
データNEWの書込動作を行い、読出信号OE1、OE
2、OE3が「1」のとき、読出動作を行うので、い
ま、図4に示すように、第1フレームで書込信号WE1
が「1」、読出信号OE1が「0」の信号パターンで書
込信号WE1、WE2、WE3及び読出信号OE1、O
E2、OE3が制御回路27から入力されると、図4に
示すように、第1フレームで、メモリ41に後フレーム
映像データNEWが書き込まれ、第2フレームで、メモ
リ41に書き込まれた後フレーム映像データNEWが、
現フレーム映像データNOWとして読み出されて、比較
回路54に出力される。また、この第2フレームで、新
たに入力されるディジタルRGB映像信号がメモリ42
に後フレーム映像データNEWとして書き込まれる。
【0090】第3フレームでは、メモリ41内の上記後
フレーム映像データNEWが、読み出されて前フレーム
映像データOLDとして比較回路54に出力されるとと
もに、メモリ42内の上記後フレーム映像データNEW
が、読み出されて現フレーム映像データNOWとして比
較回路54に出力され、さらに、メモリ43にこのとき
バスラインBUSに入力されている映像信号が後フレー
ム映像データNEWとしてメモリ43に書き込まれる。
【0091】この第3フレームで始めて後フレーム映像
データNEW、現フレーム映像データNOW及び前フレ
ーム映像データOLDが同タイミングで比較回路54に
入力される。
【0092】以下、同様に、順次フレームが進行する毎
に、メモリ41、42、43に順次そのフレームの映像
信号が後フレーム映像データNEWとして書き込まれる
とともに、1フレーム前に書き込まれた後フレーム映像
データNEWが、現フレーム映像データNOWとして読
み出されて、比較回路54に出力されるとともに、2フ
レーム前に書き込まれた後フレーム映像データNEW
が、前フレーム映像データOLDとして読み出されて、
比較回路54に出力される。
【0093】このようにして比較回路54に後フレーム
映像データNEW、現フレーム映像データNOW及び前
フレーム映像データOLDが入力されると、比較回路5
4は、これらの各映像信号をその記憶保持回路61を介
して比較・演算回路62に入力し、比較・演算回路62
で、図4の下部に示すように、後フレーム映像データN
EWと前フレーム映像データOLDについて、上記
(2)式に対応する演算処理を行い、その演算結果を、
後フレーム映像データNEW、現フレーム映像データN
OW及び前フレーム映像データOLDとともに判定回路
63に出力する。
【0094】この演算結果は、式(2)からも分かるよ
うに、後フレーム映像データNEWと現フレーム映像デ
ータNOWを比較演算することにより、生成された画素
データasp2 であり、判定回路63は、この演算結果
が、上記(3)式、あるいは(4)式を満足するかどう
かにより、後フレーム映像データNEWを新映像データ
NNOWとしてデータ変換回路65に出力するか、RO
M64の生成する画素データaspを新映像データNNO
Wとしてデータ変換回路65に出力するか、を判別す
る。
【0095】判定回路63は、比較・演算回路62の演
算結果である画素データasp2 が(3)式、あるいは
(4)式を満足するときには、前フレーム映像データO
LDと後フレーム映像データNEWとは、その階調が大
きく変化していると判断して、1フレーム先の後フレー
ム映像データNEWを今回のフレームでの表示データと
して、すなわち、新映像データNNOWとして採用し
て、データ変換回路65に出力し、ROM64には、映
像信号(画素データ)を出力しない。
【0096】判定回路63は、比較・演算回路62の演
算結果である画素データasp2 が(3)式と(4)式の
いずれをも満足しないときには、前フレーム映像データ
OLDと後フレーム映像データNEWとは、その階調が
大きくは変化していないと判断して、現フレーム映像デ
ータNOWと前フレーム映像データOLDをROM64
に出力する。
【0097】ROM64は、上述のように、上記(1)
式を満足する新映像データNNOWを現フレーム映像デ
ータNOWと前フレーム映像データOLDをアドレスと
するデータテーブルとして記憶しており、また、(1)
式で、asp〈0%のときには、asp=0%とし、asp
100%のときには、asp=100%とする。
【0098】すなわち、ROM64は、現フレーム映像
データNOWと前フレーム映像データOLDとの階調変
化が中間調程度の変化のときには、適切な最速応答時間
を得ることのできる新映像データNNOWをデータ変換
回路65に出力するとともに、現フレーム映像データN
OWと前フレーム映像データOLDとの階調変化が大き
いときには、現フレーム映像データNOWをそのまま新
映像データNNOWとしてデータ変換回路65に出力す
る。
【0099】いま、図12に示したように、0%階調の
バック領域C中に、100%階調の領域Aと50%階調
の領域Bが右方向に移動する場合、図13に示した特性
曲線図において、第2フレームで、領域Aとバック領域
Cの境界に位置する画素aと、領域Bとバック領域Cの
境界に位置する画素bと、について見てみると、後フレ
ーム映像データNEWが第1フレームの映像信号、現フ
レーム映像データNOWが第2フレームの映像信号、前
フレーム映像データOLDが第3フレームの映像信号と
して、比較回路54に入力されることとなる。
【0100】そして、画素aについては、図5に示すよ
うに、0%階調から100%階調に変化するため、判定
回路63で(3)式を満足すると判定されて、画素aの
映像信号(画素データ)として後フレーム映像データN
EWがデータ変換回路65に出力され、第2フレームに
おいて、この後フレーム映像データNEW(画素デー
タ)に基づいて液晶表示パネル30が表示駆動されるこ
ととなる。
【0101】すなわち、図5に矢印で示すように、画素
aの場合には、先フレーム映像信号NEWの画素データ
を新映像データNNOWの当該画素の画素データとして
データ変換回路65に出力する。
【0102】したがって、画素aについては、図13に
曲線dに示すように、後フレーム映像データNEWに対
応する階調のセグメント駆動信号が制御回路29から液
晶表示パネル30のセグメントラインに供給され、本来
第2フレームでは0%階調であるのに、第2フレームで
1フレーム速く第3フレームの100%階調に対応する
セグメント駆動信号が供給されて、特性曲線dに沿って
表示駆動される。
【0103】また、画素bについては、0%階調から5
0%階調に変化するため、判定回路63では、(3)式
と(4)式のいずれをも満足しないと判定され、画素b
の映像信号(画素データ)として、ROM64で読み出
された当該階調変化に適した新映像データNNOWがデ
ータ変換回路65に出力されて、この新映像データNN
OWに基づいて液晶表示パネル30が表示駆動される。
【0104】したがって、画素bについては、図13に
特性曲線bで示すように、第3フレームが処理対象にな
って、すなわち、第3フレームの映像信号が現フレーム
映像データNOWとなるタイミングで、画素bの映像信
号(画素データ)として、ROM64から50%階調を
最速に表示駆動するのに適した新映像データNNOWが
データ変換回路65に入力され、図13に特性曲線bに
沿って表示駆動される。
【0105】このように、後フレーム映像データNEW
と前フレーム映像データOLDとが大きく階調変化する
ときには、1フレーム速く高階調の映像信号である後フ
レーム映像データNEWにより表示駆動し、後フレーム
映像データNEWと前フレーム映像データOLDとが大
きく階調変化しないときには、中間調変化を最適スピー
ドで表示駆動できる新映像データNNOWに基づいて表
示駆動することができ、図13に示すように、階調度が
0%階調から100%階調に変化する画素aと、0%階
調から50%階調に変化する画素bと、は、フレームの
進行速度とその階調変化とを比例して変化させることが
できる。その結果、階調変化の異なる画素の混在する画
面を歪を生じさせることなく表示駆動することができ、
表示品質を向上させることができる。
【0106】上記図2及び図3の映像処理回路26は、
その動作を概念的に表現すると、図6に示すように、第
1の比較手段71、第2の比較手段72、第1の演算手
段73、第2の演算手段74、第1の記憶手段75、第
2の記憶手段76及び選択手段77等により表すことが
できる。
【0107】そして、第1の比較手段71は、前フレー
ム映像データOLD(前画面表示階調データ)及び後フ
レーム映像データNEW(後画面表示階調データ)を読
み込む処理(ステップS1)と、当該読み込んだ前フレ
ーム映像データOLDと後フレーム映像データNEWと
を比較するとともに、当該比較差が所定値Aよりも大き
いかどうか比較する処理(ステップS2)と、を行う。
【0108】第1の演算手段73は、第1の比較手段7
1による前フレーム映像データOLDと後フレーム映像
データNEWとの比較差が所定値Aよりも大きいときに
行われ、後フレーム映像データNEWの階調に定数Cを
乗算(積算)する処理(ステップS3)と、当該演算結
果が所定値Eよりも大きいかどうか比較する処理(ステ
ップS4)と、を行う。
【0109】この第1の演算手段73による演算結果が
所定値Eよりも大きいとき、第1の記憶手段75は、後
フレーム映像データNEWを後フレーム映像データNE
Wの1フレーム前に表示駆動する新映像データNNOW
として記憶する(ステップS5)。
【0110】また、第2の比較手段72は、現フレーム
映像データNOW(現在画面表示階調データ)及び前フ
レーム映像データOLDを読み込む処理(ステップS
3)と、当該読み込んだ現フレーム映像データNOWと
前フレーム映像データOLDとを比較するとともに、当
該比較差が所定値Bよりも大きいかどうか比較する処理
(ステップS4)と、を行う。
【0111】第2の演算手段74は、第2の比較手段7
2による現フレーム映像データNOWと前フレーム映像
データOLDとの比較差が所定値Bよりも大きいとき
に、現フレーム映像データNOWの階調に定数Dを乗算
(積算)する処理(ステップS8)と、第2の比較手段
72による現フレーム映像データNOWと前フレーム映
像データOLDとの比較差が所定値Bを超えていないと
きに、現フレーム映像データNOWをそのまま新映像デ
ータNNOWとする処理(ステップS9)と、を行う。
【0112】そして、第2の記憶指弾76は、第2の演
算手段74の演算結果の階調データを現フレーム映像デ
ータNOWの次のフレームで表示駆動する新映像データ
NNOWとして記憶する(ステップS10)。
【0113】このようにして生成された新映像データN
NOWを選択手段77により選択する(ステップS1
1)。
【0114】すなわち、選択手段77は、第1の比較手
段71での判断及び第1の演算手段73での判断におい
て、NOのときにのみ、第2の比較手段72及び第2の
演算手段74により生成される新映像データNNOWを
今回の画面表示データとして採用し、それ以外のときに
は、第1の比較手段71及び第1の演算手段73により
生成される新映像データNNOWを今回の画面表示デー
タとして採用する(ステップS12)。
【0115】そして、上記第1の比較手段71、第2の
比較手段72、第1の演算手段73及び第2の演算手段
74の処理を図3の比較・演算回路62及びROM64
が行っており、上記選択手段77の処理を判定回路63
が行っている。
【0116】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施例に基づき具体的に説明したが、本発明は上記
実施例に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しな
い範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0117】例えば、上記実施例においては、現在の表
示対象である現フレーム映像データNOWを中心とし
て、その1つ前の前フレーム映像データOLDと、その
1つ後の先フレーム映像信号NEWと、に基づいて今回
画面表示階調データである新映像データNNOWを生成
して、表示駆動しているが、これに限るものではなく、
1つ以上前後の画面表示階調データに基づいて今回画面
表示階調データを生成して、表示駆動してもよい。
【0118】また、上記実施例においては、前フレーム
映像データOLDと先フレーム映像信号NEWとは、比
較・演算回路62により比較演算処理を行っているが、
前フレーム映像データOLDと現フレーム映像データN
OWの場合と同様に、ROM等のメモリに格納したデー
タテーブルにより処理してもよい。逆に、前フレーム映
像データOLDと現フレーム映像データNOWの処理
を、前フレーム映像データOLDと先フレーム映像信号
NEWの場合のように、比較・演算回路を用いて処理し
てもよい。
【0119】
【発明の効果】本発明の液晶表示装置によれば、映像信
号の1フィールドが所定数のフレームの画面表示階調デ
ータからなり、各フレーム毎に画面表示階調データによ
り表示駆動する際に、現在の表示対象である現在のフレ
ームの現在フレーム画面表示階調データを中心として、
少なくともその前後のフレームの、前フレーム画面表示
階調データおよび後フレーム画面表示階調データを記憶
し、後フレーム画面表示階調データと前フレーム画面表
示階調データとの階調変化が所定値より大きいか否かを
判定し、前記階調データの変化が所定値より大きい場合
に、前記後フレーム画面表示階調データを第1の新フレ
ーム画面表示階調データとし、該第1のフレーム画面
表示階調データに基づいて、階調表示を行っている。
【0120】したがって、少なくとも3画面の表示デー
タの変化に対応した階調表示を行うことができ、液晶の
応答時間を充分に考慮した階調表示を行うことができ
る。
【0121】その結果、歪のない画面表示を行うことが
でき、表示品質を向上させることができる。
【0122】この場合、請求項2に記載するように、前
記表示階調データ生成手段は、前記前フレーム画面表示
階調データと前記後フレーム画面表示階調データをアド
レスとし、前記第1の新フレーム画面表示階調データを
データテーブルとして記憶するメモリを備えて構成する
と、新フレーム画面表示階調データを、高速に、かつ安
価な回路構成で生成することができる。
【0123】また、請求項3に記載するように、前記表
示階調データ生成手段は、さらに、前記判定により、前
記階調データの変化が所定値より小さい場合に、前記現
在フレーム画面表示階調データと前記前フレーム画面表
示階調データとの差に基づく画面表示階調データを第2
の新フレーム画面表示階調データとする第2の表示階調
データ生成手段を備え、前記第2の新フレーム画面表示
階調データに基づいて、階調表示を行うことにより、中
間調程度の階調変化において、当該階調変化に応じた液
晶の応答時間を考慮した階調表示を行うことができ、よ
り一層歪のない画面表示を行うことができる。
【0124】さらに、請求項4に記載するように、前記
第2の表示階調データ生成手段は、前記現在フレーム画
面表示階調データと前記前フレーム画面表示階調データ
をアドレスとし、前記第2の新フレーム画面表示階調デ
ータをデータテーブルとして記憶するメモリを備えて構
成すると、第2の新フレーム画面表示階調データを、高
速に、かつ安価な回路構成で生成することができる。
【0125】
【0126】
【0127】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の液晶表示装置の一実施例を適用した液
晶テレビ装置の全体ブロック図。
【図2】図1の映像処理回路の詳細な回路図。
【図3】図2の比較回路の詳細な回路図。
【図4】図2の各部の信号のタイミング図。
【図5】本実施例の液晶表示装置による動作説明図。
【図6】図2の映像処理回路の動作を概念的に示す図。
【図7】従来の液晶表示装置の一例のブロック図。
【図8】フレーム毎に液晶に印加する駆動電圧を示す
図。
【図9】図9の駆動電圧によるフレーム毎の輝度の変化
を示す図。
【図10】時間の経過と輝度の変化を液晶の累積応答特
性として示す図。
【図11】フレーム毎の輝度を印加する駆動電圧を変え
て示す図。
【図12】画面内で階調度の異なる領域が移動する様子
を示す図。
【図13】従来と本実施例の場合の応答特性曲線をフレ
ームと階調で示す図。
【符号の説明】
20 液晶テレビ装置 21 アンテナ 22 クロマ処理回路 23、25 スイッチ 24 A/Dコンバータ 26 映像処理回路 27 制御回路 28 コモン側駆動回路 29 セグメント側駆動回路 30 液晶表示パネル 41、42、43 メモリ 45〜52 3ステートバッファ 53 データ調整回路 54 比較回路 61 記憶保持回路 62 比較・演算回路 63 判定回路 64 ROM 65 データ変換回路 71 第1の比較手段 72 第2の比較手段 73 第1の演算手段 74 第2の演算手段 75 第1の記憶手段 76 第2の記憶手段 77 選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 3/20 641 G09G 3/20 641P 660 660V (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 3/38 G02F 1/133 505 - 580

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 映像信号の1フィールドが所定数のフレ
    ームの画面表示階調データからなり、各フレーム毎に
    面表示階調データにより表示駆動する液晶表示装置にお
    いて、 現在の表示対象である現在のフレームの現在フレーム画
    面表示階調データと、その前のフレームの前フレーム画
    面表示階調データ、及び、その後のフレームの後フレー
    ム画面表示階調データを記憶する記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された前記後フレーム画面表示階調
    データと前記前フレーム画面表示階調データとの差に基
    づく仮画面表示階調データを生成し、該仮画面表示階調
    データに基づいて、前記前フレーム画面表示階調データ
    に対する前記後フレーム画面表示階調データの階調デー
    タの変化が所定値より大きいか否かを判定し、前記階調
    データの変化が所定値より大きい場合に、前記後フレー
    ム画面表示階調データを第1の新フレーム画面表示階調
    データとする表示階調データ生成手段と、 を備え、前記第1の新フレーム 画面表示階調データに基
    づいて、階調表示を行うことを特徴とする液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】 前記表示階調データ生成手段は、前記前
    フレーム画面表示階調データと前記後フレーム画面表示
    階調データをアドレスとし、前記第1の新フレーム画面
    表示階調データをデータテーブルとして記憶するメモリ
    を備えて構成されることを特徴とする請求項1記載の液
    晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記表示階調データ生成手段は、さら
    に、前記判定により、前記階調データの変化が所定値よ
    り小さい場合に、前記現在フレーム画面表示階調データ
    と前記前フレーム画面表示階調データとの差に基づく画
    面表示階調データを第2の新フレーム画面表示階調デー
    タとする第2の表示階調データ生成手段を備え、前記第
    2の新フレーム画面表示階調データに基づいて、階調表
    示を行うことを特徴とする請求項記載の液晶表示装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第2の表示階調データ生成手段は、
    前記現在フレーム画面表示階調データと前記前フレーム
    画面表示階調データをアドレスとし、前記第2の新フレ
    ーム画面表示階調データをデータテーブルとして記憶す
    るメモリを備えて 構成されていることを特徴とする請求
    項3記載の液晶表示装置。
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