JP3457524B2 - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JP3457524B2
JP3457524B2 JP35125297A JP35125297A JP3457524B2 JP 3457524 B2 JP3457524 B2 JP 3457524B2 JP 35125297 A JP35125297 A JP 35125297A JP 35125297 A JP35125297 A JP 35125297A JP 3457524 B2 JP3457524 B2 JP 3457524B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は半導体記憶装置、
特にメモリ回路のアーキテクチャに関するもので、特に
オーバー・レイドDQバス(overlaid-DQ バス)を備え
た多ビット入出力のDRAMに適用されるリダンダンシ
回路技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータ、オフィ
スコンピュータ等の情報機器が、数多く使用されてい
る。特にパーソナルコンピュータでは、マルチメディア
に代表される動画及び音声のデータを高速に扱うことが
求められている。しかしながら、情報機器の中央演算装
置の高速化に比べて、汎用記憶素子の動作高速化は進ん
でいない。この状況を解決するために汎用の記憶素子
(ここでは特にDRAMをいう)を高速化させる必要があ
り、シンクロナスDRAMやRAMBUS DRAM に代表される種々
のアーキテクチャが用いられている。しかし、そのよう
な特別なアーキテクチャを用いずとも、データ転送レー
トを大きく確保したいという要求がある。
【0003】これまでの汎用DRAMにおいて、16Mビッ
ト世代のプロセスでは、列選択線とグローバル・データ
線(以下、DQ線という)の2層の金属配線を用いるこ
とが一般的になっている。
【0004】図21は、上記16Mビット世代のDRA
Mの一例を示すブロック図である。図は、DRAMのチ
ップより、一部を抜き出したものであり、メモリセルア
レイが2個(MA1 ,MA2 )配置され、その両側に複
数のセンスアンプからなるセンスアンプ系回路部(以
下、S/Aと記す)が配置されている。ビット線BL
(BBL)からデータが転送される配線をDQ(BD
Q)線とする。BBLとBLは相補的な関係の信号線、
BDQとDQは相補的な関係の信号線である。ロウ
(行)方向にはワード線WLを選択するためのロウデコ
ーダが配置されている。ここでは、WL0 とBL0 で選
択されるメモリセルMCのデータとアクセスする場合に
ついて説明する。なお、このときBBL0 は参照電位が
供給されるダミービット線となる。
【0005】メモリセルMCのデータを読み出すために
は、BL0 ,BBL0 の接続されているセンスアンプS
/A2 に、BL0 に伝達された電位(MCのデータ)と
BBL0 に伝達された電位(参照電位)が供給される。
次に、メモリセルMCのデータがS/A2 によってセン
ス、増幅される。十分に増幅後、カラム選択線CSLを
ハイレベルにすることにより、転送ゲートのトランジス
タを導通させる。これにより、DQ1 ,BDQ1 にデー
タが転送される。
【0006】このように、DRAMの従来構成は、ビッ
ト線BLとDQ線がセンスアンプ系回路部S/A中の所
定の接続点を有して交差するように配置されている。仮
に、図21に示したDQ線の配置を用いて多ビット入出
力を実現するためには、多数のDQ線対からデータの読
み出しが必要となり、それぞれのDQ線対と接続されて
いる各S/Aを動作させることになる。その結果、チッ
プの消費電力が大きくなる。
【0007】上記のような問題点から、多ビット入出力
を持つDRAMのアーキテクチャとして、DQ線をビッ
ト線BLと並行する方向に配置するような方式、オーバ
ー・レイドDQ方式(オーバー・レイドDQバス・アー
キテクチャ)を採用することにしている。
【0008】図22は、オーバー・レイドDQ方式のシ
ステム構成を説明する回路ブロック図である。オーバー
・レイドDQ方式は、主に一括で大量のデータを読み出
し/書き込みするメモリ装置に適している。図22にお
いて、WL0 とBL0 で選択されるメモリセルMCのデ
ータとアクセスする場合について説明する。なお、この
ときBBL0 は参照電位が供給されるダミービット線に
なる。
【0009】上記メモリセルMCのデータを読み出すた
めには、BL0 ,BBL0 の接続されているS/A2
に、BL0 に伝達された電位(MCのデータ)とBBL
0 に伝達された電位(参照電位)が供給される。次に、
メモリセルMCのデータがS/A2 によってセンス、増
幅される。十分に増幅後、カラムスイッチ信号CSW2
により転送ゲートが導通状態になり、DQ0 ,BDQ0
線にデータが転送される。
【0010】上記構成によれば、例えば、WL0 で選択
されるメモリセルに関し、メモリセルアレイMA1 に属
するセンスアンプ系回路部S/Aにおける、S/A2 の
並び(またはS/A1 の並び)を動作させるのみで、C
SW2 (またはCSW1 )を活性化レベルにすれば多数
のDQ線対(DQ0 ,BDQ0 〜DQn ,BDQn )に
各メモリセルのデータを読み出すことができる。
【0011】すなわち、S/A1 の並びを動作させ、C
SW1 を活性化レベルにすることで、メモリセルアレイ
MA1 中の任意のワード線WLで選択されるメモリセル
のうち、BL1 ,BBL1 に代表されるような、偶数番
目のビット線に接続された各メモリセルのデータが各D
Q線対に読み出される。
【0012】また、S/A2 の並びを動作させ、CSW
2 を活性化レベルにすることで、メモリセルアレイMA
1 中の任意のワード線WLで選択されるメモリセルのう
ち、BL0 ,BBL0 に代表されるような、奇数番目の
ビット線に接続された各メモリセルのデータが各DQ線
対に読み出される。
【0013】また、S/A3 の並びを動作させ、CSW
3 を活性化レベルにすることで、メモリセルアレイMA
2中の任意のワード線WLで選択されるメモリセルのう
ち、BL2 ,BBL2 に代表されるような、奇数番目の
ビット線に接続された各メモリセルのデータが各DQ線
対に読み出される。
【0014】また、S/A4 の並びを動作させ、CSW
4 を活性化レベルにすることで、メモリセルアレイMA
2中の任意のワード線WLで選択されるメモリセルのう
ち、BL3 ,BBL3 に代表されるような、偶数番目の
ビット線に接続された各メモリセルのデータが各DQ線
対に読み出される。
【0015】図22のような構成によれば、図21に示
した多ビット入出力化の構成に比べて、消費電力の増加
は抑えられる。また、オーバー・レイドDQ方式であれ
ば、多数のDQ線をセルアレイの上方に重なる形で配置
するので、チップサイズがなるべく増大しないような構
成が実現される。
【0016】上記したオーバー・レイドDQ方式のシス
テム構成を採用したメモリ装置においても、DQ線やそ
れに付随するS/A(センスアンプ)及びメモリセルに
プロセスのばらつきがある。よって、不良メモリセルが
出る確率は、汎用DRAMと同等と考えられる。しかし
ながら、不良メモリセルをリダンダンシセルに置き換え
るためのリダンダンシ技術は、未だ最適化されているわ
けではない。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従来では、多ビット入
出力に適したオーバー・レイドDQ方式のシステム構成
を採用した半導体記憶装置において、不良のメモリセル
をリダンダンシセルに置き換えるためのリダンダンシ技
術は、未だ最適化されていないのが現状であり、最適化
が望まれている。
【0018】この発明は上記のような事情を考慮し、そ
の課題は、スペアカラムに関係する領域の占有率を最小
限にしつつ、スペアカラムを有効に用いることのでき
る、多ビット入出力のオーバー・レイドDQ方式に対応
する最適なリダンダンシ技術を有する半導体記憶装置を
提供することを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明の半導体記憶装
置は、メモリセルを行線、列線方向にマトリクス状に配
置してなるメモリセルアレイと、前記メモリセルアレイ
内に設けられスペアメモリセルが配列されるスペアカラ
ムと、前記メモリセルアレイのデータを読み書きするた
めのアドレスをデコードするデコーダと、前記メモリセ
ルアレイの上方で列線方向と同じ方向を有して、列線よ
り上層の第1金属配線層で形成される、前記メモリセル
アレイと電気的に接続されるための複数のデータ線対
と、前記複数のデータ線対のうち部分的に共通のアドレ
スを有する所定本のデータ線対の信号が伝達されるため
の複数の信号線対と、前記所定本のデータ線対を前記信
号線対に導くため行線方向に設けられ、列線より上層で
前記第1金属配線層より下層の第2金属配線層で形成さ
れる第1の並列配線対と、前記スペアカラムの上方で列
線方向と同じ方向を有して、前記第1金属配線層で形成
される、前記スペアメモリセルと電気的に接続され前記
データ線対と置き換えられるためのスペアデータ線対
と、前記スペアデータ線対を前記各信号線対に導くため
に前記第2金属配線層で形成される第2の並列配線対
と、前記メモリセルアレイ中の不良のデータを伝達する
特定のデータ線対のアドレスを記憶し、外部アドレス信
号が入力されると、この外部アドレス信号に対応する前
記データ線対と前記スペアデータ線対のいずれか一つを
選択するための制御信号を送出する制御回路と、前記制
御信号に基づき、前記スペアデータ線対と置き換えを行
わない前記外部アドレスに対応したデータ線対と、デー
タ線対と置き換えを行った前記外部アドレスに対応した
スペアデータ線対との選択を制御することによって前記
外部アドレス信号に応じて前記メモリセルアレイ内と前
記信号線対の間を電気的に接続するスイッチ回路とを具
備したことを特徴とする。
【0020】この発明によれば、スイッチ回路が制御さ
れることにより、選択されるデータ線の信号が、外部ア
ドレスに対応し前記スペアデータ線対と置き換えを行わ
ないデータ線の信号、または、前記外部アドレスに対応
したデータ線と置き換えを行ったスペアデータ線の信号
として、信号線に送出される。
【0021】
【発明の実施の形態】図1は、この発明の第1の実施形
態に係るオーバー・レイドDQ方式の半導体記憶装置に
対するスペアカラムの配置構成を示すブロック図であ
る。このブロックは、DRAMチップ構成の中の複数の
メモリセルアレイとセンスアンプのブロックのうちか
ら、一つのメモリセルアレイと片側のセンスアンプの部
分を抜き出している。例えば、図22中のメモリセルア
レイMA1 とセンスアンプ回路部のS/A2 の部分の配
列を抜き出したブロック概念図である。
【0022】メモリセルを行線、列線方向にマトリクス
状に配置してなるメモリセルアレイ101が構成されて
いる。メモリセルアレイ101はスペアカラムを含む。
デコーダは、メモリセルアレイのデータを読み書きする
ためのアドレスをデコードする。列線(ビット線)より
上の金属配線層において、メモリセルアレイ101のレ
イアウト上に重なる形で256対のDQ線対(DQ0 〜
DQ255 )が配設される。スペア回路(1カラム分のメ
モリセル列でなるスペアカラムとそのセンスアンプ(S
/A)及びスペアDQ線対(SDQ線対:SDQ0 〜S
DQ3 )等)110 〜113 それぞれは、64対のDQ線対
当りに1セットずつ配置されている。各DQ線対は、こ
こでは、8対ずつの組で一つのIO線に関係することに
なる。すなわち、各DQ線対に関する所定のデータは、
32本のIO線に伝達される。これら32IOは、I/
Oインタフェースに結合される。
【0023】この実施形態では、64DQ線対あたり1
対のDQ線を、1対のスペアDQ線SDQと置き換える
ことができる。すなわち、DQ線対DQ0 〜DQ63に対
してはスペアDQ線対SDQ0 が、DQ線対DQ64〜D
Q127 に対してはスペアDQ線対SDQ1 が、DQ線対
DQ128 〜DQ191 に対してはスペアDQ線対SDQ2
が、DQ線対DQ192 〜DQ255 に対してはスペアDQ
線対SDQ3 がそれぞれ配備されている。
【0024】図2は、図1に関して、64対のDQ線対
(DQ0 〜DQ63)とスペアとしての1対のSDQ線対
を抜き出したこの発明の基本的な概念図である。簡単の
ため、DQ線対、SDQ線対の各線対は1本で表記する
ことにする。
【0025】DQ線対が64対設けられ、それぞれ8対
ずつDQ0 〜DQ7 ,DQ8 〜DQ15,…,DQ56〜D
Q63のブロックに各々分割されている。それぞれ8対の
DQ線対のうち1対のDQ線対が、デコード制御部11
を介して選択される。すなわち、DQ線対は例えばカラ
ムアドレスの下位3ビットのデコードにより選択される
(図4参照)。選択されたそれぞれのDQ線対のデータ
は、各DQバッファ回路12、各I/Oバッファ回路1
3を経てそれぞれの入出力線対IO0 〜IO7に転送さ
れる。
【0026】この実施形態では、不良アドレスのデータ
と置き換えられるスペアカラム(SDQ)は、8本の入
出力線IO0 〜IO7 のうち、任意のIOに対応した1
対分のDQ線対の置き換えができるような構成を示して
いる。
【0027】すなわち、8IOに関係する64対のDQ
線毎に対応して、一つの不良のカラムアドレスを記憶す
るフューズ回路14が設けられている。さらに、1つの
IOに関係する8対のDQ線毎にそれぞれ選択回路15
0〜157が設けられている。この選択回路150〜1
57は、不良のカラムアドレスに実際に対応するDQ線
対は、8IOのうちのどのIOとつながるDQ線対なの
かを検出する。選択回路150〜157それぞれにおけ
るDQ線スイッチ部へ伸びる矢印は、実際にスペアのD
Q線対が電気的に接続され使用される場合、それに属す
るDQ線スイッチ部の方のスイッチングを無効にするた
めの制御信号を供給することを表わすものである。
【0028】DQSW0 〜DQSW63や、DQSWS0
〜DQSWS7 は、MOSトランジスタ等で形成される
スイッチ回路への制御信号であり、一つのスイッチ回路
と制御信号の関係を図3に示した。Qn1,2はNチャ
ネルMOSトランジスタである。その制御はここでは、
信号論理レベル“1”(ハイレベル)でオン、“0”
(ローレベル)でオフとする。
【0029】上述したようにDQ線は、ビット線(図示
せず)より上層に設けられる。また、ビット線の上層に
ワード線の金属配線(図示せず)が形成されている。D
Q線に関する金属配線層が2層からなるとすると、ビッ
ト線BL方向に並行するDQ線対、SDQ線対は、第2
層目の金属配線層において、下層のワード線WL方向と
交差するようにレイアウトされる。そして、ワード線W
L方向に並行するDQ線対、SDQ線対は、第1層目の
金属配線でレイアウトされる。この第1層目の金属配線
はワード線の金属配線層と同じ層であってもよい。なぜ
なら、ワード線WL方向に並行するDQ線対、SDQ線
対は、ワード線の金属配線がレイアウトされないDQ線
対の選択回路上に形成されるからである。
【0030】図2の回路において例えば、IO0 線に
は、DQ線対DQ0 〜DQ7 のうちの一つが選択されそ
のデータが伝達される。各DQ線対DQ0 〜DQ7 は、
カラムアドレスの下位3ビットの信号、A0 〜A2 を用
いてデコードされ、選択される。このデコード表を図4
に示す。ここでは、論理回路におけるハイレベルを
“1”、ローレベルを“0”として表記した。図4中の
BA0 ,BA1 ,BA2 はそれぞれA0 ,A1 ,A2 の
反転信号である。
【0031】スペアカラムを用いるために必要な回路の
一例について説明する。図5は、フューズ回路14の具
体的回路図である。図2に示したように、フューズ回路
14は、8IO(図ではIO0 〜IO7 )あたり一つ準
備される。図6は、8DQ線対あたりに一個ずつ配置さ
れる選択回路150(〜157まで各々同様の構成)を
示している。
【0032】図5,6中、Tr1 〜Tr6 ,Tr11は、
NチャネルMOSトランジスタ、Tr7 〜Tr10は、P
チャネルMOSトランジスタである。INV1 ,INV
2 は、CMOSインバータ、NOR1 は、CMOS構成
の2入力のNORゲートである。また、N1 〜N4 は説
明のための各ノードを示す。
【0033】図5の回路は、図4のアドレス信号A0 〜
A2 に対応して制御される。不良のアドレスに対応する
アドレス信号が検出できるように予めフューズ回路に記
憶させておき、不良アドレスを検出する。次の(5-
1),(5-2)の状態に分けて説明する。
【0034】(5-1) フューズが全て接続されている
場合、第1に、プリチャージを制御するPCH信号を
“0”として、ノードN1 を十分に充電し、“1”のレ
ベルにしておく。フューズF1 〜F6 まで全て接続され
ていることから、いかなるアドレス信号が与えられたと
しても、ノードN1 は“1”→“0”となる。その結
果、ノードN2 は“1”となり、NDQも“1”とな
る。
【0035】(5-2) 例えばフューズF4 ,F5 ,F
6 が切断されている場合、第1に、PCH信号を“0”
として、ノードN1 を十分に充電させ、“1”にしてお
く。次に、A0 =“1”、A1 =“1”、A2 =
“1”、BA0 =“0”、BA1 =“0”、BA2 =
“0”のアドレスが与えられたとき、F4 ,F5 ,F6
が切断されていることから、ノードN1 は、“1”→
“0”となるまでに、ある程度時間がかかる。アドレス
が与えられるまではノードN2 は“0”となっているた
め、Tr7 がオンしている。そこでアドレス信号が与え
られ、ノードN1 が“1”→“0”となるまでの間にT
r7 とINV1 によってノードN2 は“0”に保持され
る。従って、NDQは“0”となる。
【0036】図6の回路は、8DQ線当りに対して与え
られる論理回路である。まず、INIは、チップに電源
が投入された際に、“0”→“1”となる信号である。
しかし、“0”がホールドされる時間は定められた期間
であり、仮にt0hold とする。次の(6-1),(6-2)
の状態に分けて説明する。
【0037】(6-1) F7 が切断されていない場合、
0hold 時間以降においては、ノードN3 は“0”であ
り、ノードN4 は“1”となる。この場合、NDQが
“0”,“1”に関わらず、ゲートNOR1 の出力は
“0”であり、DQSWS(図2ではDQSWS0 〜7
のいずれか)は“0”(オフ)となる。
【0038】(6-2) F7 を切断した場合、電源投入
時INIは“0”で、t0hold 時間中(INIが
“0”)は、ノードN3 が“1”となる。その後、IN
Iが“1”となってTr9 がオフしても、N4 が“0”
となっていることから、ノードN3には“1”、ノード
N4 には“0”がラッチされる。その結果、NDQが
“0”の場合はDQSWSが“1”(オン)となる。
【0039】上記図5,6を用いてデータの転送動作の
具体例を以下に説明する。 (1) 不良アドレスがない場合 例えば、図2中の、DQ3 からIO0 へデータを転送す
る場合、A0 =“1”,A1 =“1”,A2 =“0”の
アドレス信号を与えることで、信号DQSW3が活性化
し、DQ3 とIO0 が接続されることになる。この
時、同様に、他の各IOでは、DQ11とIO1 、DQ19
とIO2 、…DQ59とIO7 が接続されて、データが伝
達される。
【0040】上記図5,6において、不良アドレスがな
いと仮定しているため、F1 〜F7全て接続されてい
る。(5-1)で説明したように、NDQは“1”、(6
-1)で説明したように、DQSWSは“0”(オフ)と
なる。
【0041】このDQSWSは各8DQ線対毎に入力さ
れる信号であり、図2における信号DQSWS0 〜DQ
SWS7 は全て非活性となり、スペアカラムはIOと接
続関係を持たない。
【0042】(2) 不良アドレスが存在し、この不良
アドレスが属するカラムのアドレスが指定された場合 例えば、DQ6 をSDQ0 に置き換えるためには、ま
ず、F1 ,F5 ,F6 のフューズを切断する。DQ6 を
選択するアドレスが入力されると、A0 =“0”,A1
=“1”,A2 =“1”となるため、Tr1 ,Tr5 ,
Tr6 はオンする。しかし、F1 ,F5 ,F6 が切断さ
れているため、(5-2)で説明した場合と同様であり、
NDQが“0”となる。予めIO0 に対応した図6の回
路のF7 を切断しておく。(6-2)で説明したように、
DQSWSがオンするため、DQ6がSDQ0 に置き換
えられる。
【0043】このように、64DQ線対のうち1DQ線
対に不良データが転送される場合、図6の回路で、不良
のカラムアドレスに実際に対応するDQ線対は、8IO
のうちのどのIOとつながるDQ線対なのかを指定する
ことになる。
【0044】また、図5の回路を用いることで、1つの
IO線に接続関係を有する8DQ線対のうちの、1つの
DQ線対を指定することができる。これにより、64D
Q線対のうち不良データを伝達する1DQ線対は、正常
なデータを伝達するSDQ線対との置き換えを行うこと
ができる。
【0045】(3) 不良アドレスは存在するが、不良
アドレスが属する不良カラムとは異なるアドレスが指定
された場合 上記(2)で示したフューズF1 ,F5 ,F6 が切断さ
れているものとする。第1にPCH信号を“0”とし
て、ノードN1 を十分に充電して、“1”にしておく。
次に、図5において、A0 =“1”、A1 =“1”、A
2 =“1”(DQ7 に相当する)のアドレス信号が印加
されたとする。F4 が切断されておらず、Tr4 がオン
するため、ノードN1 が“0”となり、ノードN2 は
“1”となる。従って、NDQは“1”となり、図6の
ゲートNOR1 に入力される。この結果、DQSWS0
は“0”(オフ)となり、SDQ線対(スペアカラム)
の切り換えは行われない。
【0046】図7は、上記第1の実施形態における図
5、図6の構成を用いた、アドレス信号入力に対するメ
モリのデータの読み出しのタイミングチャートを示して
いる。ここでは、スペアカラムは用いられない正常なア
ドレスの入力について表わされている。図中の斜線範囲
は任意の“H”(ハイレベル)または“L”(ローレベ
ル)である。tr1は、ロウ制御信号によりPCH信号
を制御するトリガである。tr2は、行制御信号により
行アドレスを取り込むトリガである。tr3は、PCH
信号によりフューズ回路を充電するトリガである。tr
4は、PCH信号によりフューズ回路の充電を止めるト
リガである。tr5は、列制御信号により列アドレス確
定信号を生成するトリガである。tr6は、列アドレス
が確定し、信号NDQを制御するトリガである。tr7
は、列アドレスと信号NDQからDQ線対を選択するト
リガである。tr8は、DQSWによりデータを出力す
るトリガである。tr9は、列制御信号により列アドレ
ス確定信号を落とすトリガ、tr10は列制御信号によ
りDQSWを落とすトリガである。
【0047】実際のオーバレイドDQ方式のメモリにお
いては、IO数が64、128、256といったように
多数に及ぶ。従って、下位アドレス数ビット分のデコー
ドを行うフューズ回路と、各IOに対応して設けた選択
回路(一個のフューズ)を用いた構成にすることによっ
て、不良データを転送するDQ線対の確定とその置き換
えが最適化される。このような構成は、レイアウトの自
由度が高く、回路構成も簡素化できる。図5、図6に示
したような、DQ線対からSDQ線対への切り換え制御
動作を行う回路は、DQ線対の端部が結合される、DQ
バッファの周辺に構成されることになる。
【0048】上記構成によれば、次のような特徴があげ
られる。第1に、オーバレイドDQ方式を用いたDRA
Mに対して、スペアカラムを配置することで不良データ
転送の置き換えを行うことができ、結果的に歩留まりの
向上が期待できる。
【0049】第2に、スペアカラムを配置するにあたっ
て、不良アドレスが存在する場合に効率良く置き換えが
可能なように配置できる。すなわち、置き換えられる範
囲のアドレス群に対応してスペア回路を分割して配置す
ることもできるので、配線遅延の相違などの実チップ上
で問題となる要素が比較的小さくなる。
【0050】第3に、スペアへの切り換えのためにフュ
ーズの配置が概念的に理解しやすいという利点も生み、
また、スペア回路のレイアウトの自由度が高い。これに
より、アドレス不良率が低い場合にも少ないスペアカラ
ムを有効に用いて、多ビット入出力のオーバー・レイド
DQ方式に対応する最適なリダンダンシ技術を提供でき
ることができる。このような構成はチップサイズの縮小
化にも寄与する。
【0051】なお、DQ線対とスペアDQ線対SDQへ
の切り換え動作は一例であり、デコードのアドレス及び
フューズの配置は容易に変更可能である。図8は、この
発明の第2の実施形態に係るオーバー・レイドDQ方式
の半導体記憶装置に対するスペアカラムの配置構成を示
すブロック図である。このブロックは、図1と同様に、
DRAMチップ構成の中の複数のメモリセルアレイとセ
ンスアンプのブロックのうちから、一つのメモリセルア
レイと片側のセンスアンプの部分を抜き出している。
【0052】ビット線より上の金属配線層において、メ
モリセルアレイ201 のレイアウト上に重なる形で256
対のDQ線対(DQ0 〜DQ255 )が配設される。スペ
ア回路(1カラム分のメモリセル列でなるスペアカラム
とそのセンスアンプ(S/A)及びスペアDQ線対(S
DQ線対:SDQ0 〜SDQ3 )等)110 〜113 それぞ
れ4セットは、256対のDQ線対共通に対応する。
【0053】この実施形態では上記構成上、DQ線対D
Q0 〜DQ255 に対して4スペアDQ線対分(SDQ0
〜3 )だけ不良カラムと置き換えることができる。従っ
て、8対のDQ線対区分内に対して不良アドレスが集中
しても対処できる利点を有する。図1と同様に、各DQ
線対に関する所定の出力は、32本のIO線に伝達され
る。この32IO線は、I/Oインタフェースに結合さ
れる。
【0054】図9は、図8に関して、64対のDQ線対
とスペアとしての4対のSDQ線対を抜き出した概念図
である。簡単のため、DQ線対、ビット線対、SDQ線
対の各線対は1本で表記する。
【0055】DQ線対が64対設けられ、それぞれ8対
ずつDQ0 〜DQ7 ,DQ8 〜DQ15,…,DQ56〜D
Q63のブロックに分割されている。第1の実施形態に比
べて相違する点は、256DQ線対にこの4SDQ線対
すべてが関係し、置き換えが可能であるという点であ
る。つまり、表記した64DQ線対に4SDQ線対が関
係し、置き換えが可能である。すなわち、例えばある区
分された8対のDQ線に対して不良アドレスが集中した
場合も、最大で4セット(4カラム分)置き換えが可能
である。
【0056】DQ線に関する金属配線層が、図示しない
ビット線の上層にある2層の金属配線層で構成されると
すると、ビット線BL方向に並行するDQ線対、SDQ
線対は、第2層目の金属配線層において、下層のワード
線WL方向と交差するようにレイアウトされる。そし
て、ワード線WL方向に並行するDQ線対、SDQ線対
は、第1層目の金属配線でレイアウトされる。この第1
層目の金属配線はワード線の金属配線層と同じ層であっ
てもよい。なぜなら、ワード線WL方向に並行するDQ
線対、SDQ線対は、ワード線の金属配線がレイアウト
されないDQ線対の選択回路上に形成されるからであ
る。
【0057】この実施形態では、1つのIOに関係する
8対のDQ線毎にそれぞれデコード制御及びフューズ回
路が設けられDQSW,SDQSWの各信号を制御す
る。この図においては、デコード制御及びフューズ回路
160〜167が表わされ、DQSW,SDQSWの各
信号を制御する。
【0058】通常、例えば、DQ3 からデータを読み出
す場合、DQSW3 を活性化レベルにしてDQ3 のデー
タをIO0 へ送出する。この第2の実施形態では、4対
のSDQ線それぞれは、図4に示すアドレス信号A1 ,
A2 で指定される。
【0059】例えば、SDQSW1 をオンさせるため
に、A1 =“1”、A2 =“0”のアドレス信号が指定
される。このアドレス信号が指定された場合、DQ2 か
もしくはDQ3 をSDQ1 で置き換える。仮にDQ3 を
SDQ1 に置き換えるならば、DQSW3 の代わりにS
DQSW1 を活性化レベルにしてスイッチ素子をオンさ
せればよい。同様に、SDQSW0 は、DQSW0 ,D
QSW1 に関係し、DQ0 かもしくはDQ1 をSDQ0
で置き換える制御をする。また、SDQSW2 は、DQ
SW4 ,DQSW5 に関係し、DQ4 かもしくはDQ5
をSDQ2 で置き換える制御をする。また、SDQSW
3 は、DQSW6 ,DQSW7 に関係し、DQ6 かもし
くはDQ7 をSDQ3 で置き換える制御をする。もちろ
ん、IO1〜IO32の各々についても、相当する8DQ
線対のDQ線番号に対応して同様に切り換えが制御され
る。
【0060】図10は、図9の回路のDQ線対の選択及
びスペアカラムを用いるために必要なデコード制御及び
フューズ回路(160)の一例を示す回路図である。こ
の回路構成は、一つのIOに関係する8DQ線対毎にそ
れぞれ配置される(ここでは、IO0 に対応する回路構
成を代表的に示している)。Tr12〜Tr19はPチャネ
ルMOSトランジスタ、Tr20〜Tr27はNチャネルM
OSトランジスタ、F8 〜F15はフューズ、INV4 〜
INV15はインバータ、NAND1 〜NAND12は2入
力のNANDゲート、NOR2 〜NOR13は2入力のN
ORゲート、N5 〜N16は回路内の各ノードを示してい
る。
【0061】このような、DQ線対、SDQ線対への切
り換え制御動作を伴う、デコード制御及びフューズ回路
(160,161…)は、DQ線の端部が結合される、
DQバッファの周辺に構成される。なお、この回路は一
例であり、デコード制御のためのアドレス及びフューズ
の配置は容易に変更可能である。
【0062】図10の回路動作について説明する。具体
的にSDQへの置き換えを行う例を踏まえて以下説明す
る。(1)として、1対のDQ線をスペアDQ線対と置
き換える例、さらに(2)として、上記(1)の他に異
なるDQ線対を異なるスペアDQ線対に置き換える例を
示す。
【0063】(1) DQ3 をSDQ1 に置き換えるた
めの回路動作 (a) 不良アドレスがなく、DQ3 に相当するアドレス信
号が与えられた場合 DQ3 を示すアドレスは図4より、A0 =“1”、A1
=“1”、A2 =“0”となる。フューズは切断されて
いないため、ノードN5 〜N8 はいかなるアドレス信号
A0 が与えられたとしても、“1”である。その結果、
論理ゲートNOR2 〜NOR5 の出力は“0”となり、
SDQを用いるためのスイッチ信号であるSDQSW0
〜SDQSW3 は“0”(オフ)となる。さらに、ノー
ドN6 が“1”であるから、ノードN10は“0”とな
り、NOR8 ,NOR9 に入力される。また、A1 =
“1”、A2 =“0”であるから、ノードN13〜N16の
うち、N14のみ“0”となる。さらにA0 =“1”から
NAND8 のゲート出力が“0”となり、DQSW3 が
“1”(オン)となる。
【0064】(b) 不良アドレスがDQ3 に属し、SDQ
1 に置き換え、DQ3 に相当するアドレス信号が与えら
れた場合 この場合、F9 を切断する。PCH信号により充電され
た後、A0 =“1”であるから、INV5 の入力は
“1”のままである。その結果、ノードN6 は“0”と
なる。次に、A1 =“1”、A2 =“0”であるから、
ノードN13〜N16のうち、ノードN14のみ“0”とな
る。ノードN6 とノードN14が“0”であるからSDQ
SW1 は“1”(オン)となる。さらに、ノードN14が
“0”でA0 =“1”であるから、NAND8 の出力が
“0”となる。ここで、ノードN6 が“0”であること
から、ノードN10は“1”となる。その結果、NOR9
のゲート出力は“0”となり、DQSW3 の代わりにS
DQSW1 が“1”(オン)となる。
【0065】(c) 不良アドレスがDQ3 に属し、SDQ
1 に置き換え、DQ3 とは異なるアドレス信号が与えら
れた場合 上記(a) の場合と同様にフューズF9 を切断する。ここ
では、DQ0 を選択するアドレス信号A0 =“0”、A
1 =“0”、A2 =“0”が与えられたと仮定する。第
1に、PCH信号により充電された後、A0 =“0”で
あるから、Tr25がオンすることになり、INV5 の出
力は“1”となる。次に、A1 =“0”,A2 =“0”
のアドレス信号から、ノードN13〜N16のうち、N13の
み“0”となる。このとき、N14が“1”であり、N6
が“1”であることから、NOR3 のゲート出力は
“0”となる。また、このとき、ノードN13が“0”で
あることから、NAND5 のゲート出力は“0”とな
る。このとき、ノードN9 は“0”となっているため、
NOR6 のゲート出力が“1”となる。このように、フ
ューズの切断されたアドレスに対応するSDQSW(例
ではSDQSW1 )は“0”となりオンせず、対応する
アドレスのDQSW(例ではDQSW0 )は“1”でオ
ンすることになる。
【0066】(2) DQ3 をSDQ1 に置き換え、か
つ、DQ15をSDQ3 へ置き換えるための回路動作 ここで説明の便宜上、図11として、IO1 に対応して
配置するデコード制御及びフューズ回路(161)を示
す。図10と同様の構成であり、参照符号を異ならせて
いる。Tr28〜Tr35はPチャネルMOSトランジス
タ、Tr36〜Tr43はNチャネルMOSトランジスタ、
F16〜F23はフューズ、INV16〜INV27はインバー
タ、NAND13〜NAND24は2入力のNANDゲー
ト、NOR14〜NOR25は2入力のNORゲート、N17
〜N28は回路内の各ノードを示している。この例におい
て、図10では、フューズF9 が切断され、図11で
は、フューズF19が切断される。
【0067】(a) 各不良アドレスがDQ3 とDQ15に属
し、DQ3 に相当するアドレス信号が与えられた場合 上記(1)の(b) で説明したように、DQSW3 はでオ
フし、SDQSW1 がオンしている状態にある。ここ
で、図11において、DQ3 に相当するアドレス信号A
0 =“1”、A1 =“1”、A2 =“0”が与えられた
場合に、ノードN17〜N20のうち、ノードN20のみが
“0”となっている。また、A1 =“1”、A2 =
“0”から、ノードN25〜N28のうち、ノードN26のみ
“0”となっている。その結果、NOR17の出力は
“0”となって、SDQSW7 はオンしない。また、ノ
ードN20が“0”から、ノード24が“1”であるが、N
AND23,NAND24のゲート出力が“1”であるた
め、DQSW14,DQSW15も“1”(オン)とはなら
ない。ここで、ノードN25〜N28のうち、N26のみ
“0”であるから、A0 =“1”であることも考慮して
NAND17〜NAND24のうち、NAND20のゲート出
力のみ“0”となっている。また、ノードN18は“1”
であるからノードN22は“0”となり、NOR21によっ
て、DQSW11が“1”(オン)となる。つまり、DQ
3 はSDQ1 に置き換えられ、IO0 とSDQ1 が接続
されるのに対して、IO1 においては、DQSW11によ
ってIO1 とDQ11が接続される。
【0068】(b) 各不良アドレスがDQ3 とDQ15に属
し、DQ15に相当するアドレス信号が与えられた場合 上記(1)の(c) で説明したように、IO0 ではDQ15
に対応するアドレス信号A0 =“1”、A1 =“1”、
A2 =“1”が与えられたとしても、フューズに無関係
な個所であるため、DQSW7 がオンしてDQ7 とIO
0 が接続される。次に、IO1 において、ノードN17〜
N20のうちN20のみ“0”となる。また、A1 =
“1”、A2 =“1”であるから、ノードN25〜N28の
うちN28のみ“0”となる。従って,NOR17のゲート
出力SDQSW7 は“1”(オン)となる。ここでノー
ドN20は“0”であるから、ノードN24は“1”とな
り、NOR24,NOR25のゲート出力は“0”となり、
従ってDQSW14,DQSW15は“0”(オフ)であ
る。つまり、IO1 に対応するデータの伝達はSDQS
W7 の制御により、SDQ3 とIO0 が接続されること
によって達成される。
【0069】(c) 各不良アドレスがDQ3 とDQ15に属
し、DQ3 ,DQ15とは異なるアドレス信号が与えられ
た場合 ここでは、アドレス信号A0 =“0”、A1 =“0”、
A2 =“0”が与えられた例を説明する。まず、図10
に示すIO0 に関するスイッチ回路のオン/オフ関係を
説明する。ノードN5 〜N8 の全てが“1”であり、ノ
ードN13〜N15のうち、N13のみ“0”であるから、A
0 =“0”であることを考慮すると、NAND5 のゲー
ト出力が“0”となる。また、ノードN5 は“1”であ
るから、ノードN9 は“0”となり、DQSW0 が
“1”(オン)となる。次に、図11に示すIO1 に関
するスイッチ回路のオン/オフ関係を説明する。ノード
N17〜N20の全てが“1”となる。また、ノードN25〜
N28のうち、N25のみ“0”であるから、A0 =“0”
であることを考慮するとNAND17のゲート出力が
“0”となる。また、ノードN17が“1”であるから、
ノードN21は“0”となり、DQSW8 が“1”(オ
ン)となる。つまり、スペアのSDQ1 とSDQ3 は用
いられず、与えられたアドレスに対応するDQ線対とI
Oを接続するためのスイッチ回路がオンする。
【0070】上記は、SDQ1 ,SDQ3 への置き換え
のみを示しているが、同様にして他のSDQへの置き換
えも行うことができる。また、特に64DQ線対に対し
て4SDQ線対で不良アドレスとの置き換えを行う説明
をしたが、上述したように、256DQ線対を対象とし
て4SDQ線対が任意のDQ線対と置き換えられること
が可能である。
【0071】図12は、この発明の第3の実施形態に係
るオーバー・レイドDQ方式の半導体記憶装置に関する
ものであり、上記第2の実施形態を基にして、図1に示
したスペア回路111〜113のレイアウトを採用し
た、64対のDQ線対(DQ0〜63)と4本のSDQ線
の関係を抜き出した概念図である。すなわち、図8、図
9に比べて、スペアカラムの配置を第1の実施形態のよ
うに分散させただけで実質的な回路は図10や図11と
同様である。
【0072】図13は、この発明の第4の実施形態に係
るオーバー・レイドDQ方式の半導体記憶装置に対する
スペア回路の配置構成を示すブロック図であり、上記第
2の実施形態を基にして、スペア回路111〜113の
レイアウトを変更したものである。
【0073】図14は、図13に関する、64対のDQ
線(DQ0 〜63)と4本のSDQ線の関係を抜き出した
概念図である。すなわち、図8、図9に比べて、スペア
カラムの配置を図13のように分散させただけで実質的
な回路は図10や図11と同様である。
【0074】上記第3、第4の実施形態は、スペアカラ
ムを配置するにあたって、不良の発生個所によっては配
線遅延の相違が大きくなることを考慮して、比較的実チ
ップ上での配線遅延の要素を小さくするようにした構成
である。
【0075】その他、具体的にはアドレスの与え方によ
って、図10や図11に示す回路を用いることにより、
1つのIO当たりに配置されている8DQ線対を4分割
して、それぞれにSDQ0 〜SDQ3 を割り当てて置換
えすることもできる。なお、各実施形態で説明したSD
Qへの置き換え手法は一例であり、デコードのアドレス
及びフューズの配置は変更可能である。
【0076】図15〜図20は、DQ線とIOの間の伝
達経路を示しており、図15は回路ブロック図、図16
〜図20はそれぞれ図5中の各ブロックの具体的な回路
図を示している。
【0077】図15において、DQスイッチ/イコライ
ズ回路DQSEは、例えば図2における一つのIOに関
わる8DQ線対のスイッチ部の回路ブロックである。D
Q制御回路DQBCは、図示しないアドレスのデコード
制御によって、DQ線(またはSDQ線)の選択を制御
するスイッチ制御信号DQSW(DQSWS)をDQ制
御回路DQBCに与える。選択されたDQ線対はDQバ
ッファDQBFと電気的に接続される。DQバッファD
QBFは、DQ線対を経る読み出しデータRD/BRD
または書き込みデータWD/BWDを作り、データ出力
バッファDOBFとデータ入力バッファDIBFからな
るIOバッファIOBFと関係する。
【0078】図16は、DQ制御回路DQBCである。
前記図6の選択回路150の構成が含まれている(図6
と同様の符号を付す)。信号DQEQはイコライズ信号
である。BYA0 〜BYA7 は前記図4によりデコード
制御に応じた選択信号である。前記図5のようなフュー
ズ回路の制御により、信号NDQA(NDQ)が“L”
(ローレベル:非活性レベル)となり、かつ選択回路1
5のフューズF7 が切断されていれば、NORゲートN
OR11の出力は“H”(ハイレベル:活性レベル)と
なる。これにより、DQ線対をトランスファ制御する信
号DQSW0 〜7 は“L”となって代わりに信号DQS
WSが“H”となる。
【0079】図17は、DQスイッチ/イコライズ回路
DQSEである。NチャネルMOSトランジスタQn
1,2により構成されるスイッチ回路(図3と同様)は
それぞれDQ線対、スペアDQ線対毎に設けられてい
る。この図において各スイッチ回路は、信号DQSW0
,1 ,2 …、信号DQSWS0 ,1 それぞれにより制
御され、DQ線対、またはスペアDQ線対をトランスフ
ァ制御する。
【0080】また、NチャネルMOSトランジスタQn
3〜5により構成されるイコライズ回路はそれぞれDQ
線対、スペアDQ線対毎に設けられている。このイコラ
イズ回路各々は、信号DQEQで制御される。BVLは
所定のビット線電位である。スペアDQ線対であるSD
Q,BSDQが8DQ線対のユニット複数に対して共有
されるように延在している。
【0081】図18は、DQバッファDQBFである。
書き込み信号WD,BWDは信号BWGTでトランスフ
ァ制御され、DQ線対DQ,BDQに伝達される。すな
わち、PチャネルMOSトランジスタQn32,31
は、NORゲートNOR45,46の出力に応じて電源
電圧をDQ線対に相補的に供給する。NチャネルMOS
トランジスタQn11,12は、NORゲートNOR4
6,45の出力に応じて接地電位をDQ線対に相補的に
与える。Qn13〜15は信号BCEQにより制御され
るイコライズ回路であり、DQ線対を所定電位VBLに
イコライズする。
【0082】NチャネルMOSトランジスタQn16,
17は、それぞれDQ線、BDQ線の信号をゲートに受
け、オン/オフ制御される。PチャネルMOSトランジ
スタQp33は、信号BRGTによりゲート制御され、
上記トランジスタQn16,17のどちらかオンした方
に電流を流す。NチャネルMOSトランジスタQn1
8,19は、信号BRGTによりゲート制御され、活性
化時、ノードN51,52を接地電位にリセットする。
Qn20,21は、信号RGTTによりゲート制御さ
れ、ノードN51,52の電位とノードN53,54電
位とを電気的に接続/分離をする。
【0083】PチャネルMOSトランジスタQp34〜
36、NチャネルMOSトランジスタQn22〜24
は、差動増幅器でなるセンスアンプ回路である。このセ
ンスアンプ回路は、信号BRSEによりイネーブル制御
される。このセンスアンプ回路は、トランジスタQn2
0,21のオンで伝達されるノード51,52の相反す
る信号を増幅し、ノードN53,54に出力する。Qn
24は、信号BRGTでゲート制御され、センスアンプ
回路のラッチ状態をリセットする。Qn25,26は、
信号BRGTでゲート制御され、ノードN53,54を
接地電位にリセットする。Qp37,38は、高レベル
の読み出し出力RDまたはBRDに電源電位を供給する
ために設けられている。
【0084】図19は、IOバッファ(IOBF)内の
データ入力バッファDIBFである。IOからの入力信
号は、信号IHRDで制御されるクロックドインバータ
CINV1、フリップフロップFF、信号ITRSで制
御されるクロックドインバータCINV2を介して書き
込み信号WD,BWDとして出力される。この書き込み
信号WD,BWDは図18のDQバッファDQBFによ
ってDQ線対DQ,BDQに伝達される。INV91〜
95は信号反転用のインバータ、NAND96は信号B
PRSTによりINV94の出力信号の反転が制御され
るNANDゲートである。
【0085】図20は、IOバッファ(IOBF)内の
データ出力バッファDOBFである。DQ線対を経てき
たメモリセルのデータは、図18のDQバッファDQB
Fによって読み出し信号RD,BRDとなる。読み出し
信号RD,BRDは信号BDXFRにより制御されNO
Rゲート106,107によるラッチ回路及び信号BE
NBLにより制御されるNANDゲート110,111
を経る。INV103〜105はインバータである。出
力段はPチャネルMOSトランジスタQp112、Nチ
ャネルMOSトランジスタQn113で構成され、IO
出力を得る。
【0086】上記各実施形態により、複数のスペア回路
において、救済の対象とするメモリセル列を全部にした
り、各々分割させたり、スペアの配置を最適化する構成
として、スペアDQ線とIOの関わりを種々示した。こ
れにより、オーバー・レイドDQ方式の半導体記憶装置
に対して不良セルの救済効率が高くなり、結果的に歩留
まりの向上が期待できる。
【0087】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
スペアカラムを配置するにあたって、不良アドレスが含
まれている場合に効率良く置き換えができるように配置
できる。従って、スペア回路のレイアウトの自由度が高
くなりチップサイズの縮小化に寄与する。これにより、
アドレス不良率が低い場合に少ないスペアカラムを有効
に用いて多ビット入出力のオーバー・レイドDQ方式に
対応する最適なリダンダンシ技術を有する半導体記憶装
置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態に係るオーバー・レ
イドDQ方式の半導体記憶装置に対するスペアカラムの
配置構成を示すブロック図。
【図2】図1に関して、64対のDQ線と1本のSDQ
線を抜き出したこの発明の基本的な概念図。
【図3】一つのスイッチ回路と制御信号の関係を示す回
路図。
【図4】DQ線対のデコード動作におけるアドレス信号
を表にした図。
【図5】スペアカラムを用いるために必要な第1の回路
図。
【図6】スペアカラムを用いるために必要な第2の回路
図。
【図7】第1の実施形態における図5、図6の構成を用
いた、アドレス信号入力に対するメモリのデータの読み
出しを示すタイミングチャート。
【図8】この発明の第2の実施形態に係るオーバー・レ
イドDQ方式の半導体記憶装置に対するスペアカラムの
配置構成を示すブロック図。
【図9】図8に関して、64対のDQ線と4本のSDQ
線を抜き出した概念図。
【図10】図9の回路のスペアカラムを用いるために必
要なデコード制御及びフューズ回路の一例を示す回路
図。
【図11】図10とは異なるIOに対応して配置する、
図9の回路のスペアカラムを用いるために必要なでデコ
ード制御及びフューズ回路の一例を示す回路図。
【図12】この発明の第3の実施形態に係るオーバー・
レイドDQ方式の半導体記憶装置の64対のDQ線(D
Q0 〜63)と4本のSDQ線の関係を示した概念図。
【図13】この発明の第4の実施形態に係るオーバー・
レイドDQ方式の半導体記憶装置に対するスペアカラム
の配置構成を示すブロック図。
【図14】図13に関する、64対のDQ線(DQ0 〜
63)と4本のSDQ線の関係を抜き出した概念図。
【図15】DQ線とIOの間の伝達経路を示すブロック
図。
【図16】図15中の一部を示す第1の回路図。
【図17】図15中の一部を示す第2の回路図。
【図18】図15中の一部を示す第3の回路図。
【図19】図15中の一部を示す第4の回路図。
【図20】図15中の一部を示す第5の回路図。
【図21】16Mビット世代のDRAMの従来構成の一
例を示すブロック図。
【図22】オーバー・レイドDQ方式のシステム構成を
説明する回路ブロック図。
【符号の説明】
101 …メモリセルアレイ DQ0 〜DQ255 …DQ線(グローバル・データ線) 110 〜113 …スペア回路(スペアカラムとそのセンスア
ンプ(S/A)及びスペアDQ線(SDQ線:SDQ0
〜SDQ3 )を図示)
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11C 29/00 G11C 11/401 - 11/4099

Claims (21)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 メモリセルを行線、列線方向にマトリク
    ス状に配置してなるメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイ内に設けられスペアメモリセルが
    配列されるスペアカラムと、 前記メモリセルアレイのデータを読み書きするためのア
    ドレスをデコードするデコーダと、 前記メモリセルアレイの上方で列線方向と同じ方向を有
    して、列線より上層の第1金属配線層で形成される、前
    記メモリセルアレイと電気的に接続されるための複数の
    データ線対と、 前記複数のデータ線対のうち部分的に共通のアドレスを
    有する所定本のデータ線対の信号が伝達されるための複
    数の信号線対と、 前記所定本のデータ線対を前記信号線対に導くため行線
    方向に設けられ、列線より上層で前記第1金属配線層よ
    り下層の第2金属配線層で形成される第1の並列配線対
    と、 前記スペアカラムの上方で列線方向と同じ方向を有し
    て、前記第1金属配線層で形成される、前記スペアメモ
    リセルと電気的に接続され前記データ線対と置き換えら
    れるためのスペアデータ線対と、 前記スペアデータ線対を前記各信号線対に導くために前
    記第2金属配線層で形成される第2の並列配線対と、 前記メモリセルアレイ中の不良のデータを伝達する特定
    のデータ線対のアドレスを記憶し、外部アドレス信号が
    入力されると、この外部アドレス信号に対応する前記デ
    ータ線対と前記スペアデータ線対のいずれか一つを選択
    するための制御信号を送出する制御回路と、 前記制御信号に基づき、前記スペアデータ線対と置き換
    えを行わない前記外部アドレスに対応したデータ線対
    と、データ線対と置き換えを行った前記外部アドレスに
    対応したスペアデータ線対との選択を制御することによ
    って前記外部アドレス信号に応じて前記メモリセルアレ
    イ内と前記信号線対の間を電気的に接続するスイッチ回
    路とを具備したことを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記スペアカラム及びスペアデータ線対
    は、それぞれ、前記メモリセルアレイ内及びメモリセル
    アレイの上層の配線層において任意のアドレスビットで
    選択されるメモリセルアレイ部分毎に1個ずつ設けられ
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置
  3. 【請求項3】 前記スペアカラム及びスペアデータ線対
    は、それぞれ、前記メモリセルアレイ内及びメモリセル
    アレイの上層の配線層において任意のアドレスビットで
    選択されるメモリセルアレイ部分毎に複数個ずつ設けら
    れることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置
  4. 【請求項4】 前記スペアカラム及びスペアデータ線対
    は、それぞれ、前記メモリセルアレイ内及びメモリセル
    アレイの上層の配線層において複数個まとめて設けられ
    ることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装置
  5. 【請求項5】 前記スペアカラム及びスペアデータ線対
    は、前記第2の並列配線対が前記スペアデータ線対各々
    に対して共有され、前記メモリセルアレイ部分全てに共
    有されるように構成されることを特徴とする請求項2な
    いし4いずれか記載の半導体記憶装置
  6. 【請求項6】 前記スペアカラム及びスペアデータ線対
    は、前記第2の並列配線対が前記スペアデータ線対複数
    に対して共有され、前記メモリセルアレイ部分複数に共
    有されるように構成されることを特徴とする請求項2な
    いし4いずれか記載の半導体記憶装置
  7. 【請求項7】 前記制御回路は前記メモリセルアレイ中
    の不良のデータを伝達するデータ線対のアドレスを記憶
    する第1の制御回路と、そのアドレスが属する前記複数
    の信号線対のうちの一つを選択するための第2の制御回
    路を含んでいることを特徴とする請求項1記載の半導体
    記憶装置
  8. 【請求項8】 前記第1の制御回路は前記複数の信号線
    対の所定数毎に対応して1つ設けられ、前記第2の制御
    回路は前記複数の信号線対各々に対応して一つずつ設け
    られることを特徴とする請求項7記載の半導体記憶装
  9. 【請求項9】 前記制御回路は、前記メモリセルアレイ
    中の不良のデータを伝達するデータ線対のアドレスを記
    憶し外部アドレス信号に応じてその記憶状態を検出する
    第1回路部と、この第1回路部からの検出出力と、外部
    アドレスに対応するデータ線対を選択する信号との論理
    をとって、前記外部アドレスが属する前記信号線対に対
    応する一つのデータ線対またはスペアデータ線対を選択
    する前記制御信号を生成する第2の制御回路部とを含ん
    でいることを特徴とする請求項1記載の半導体記憶装
  10. 【請求項10】 前記制御回路は前記複数の信号線対の
    各々に対応するように一つずつ設けられることを特徴と
    する請求項9記載の半導体記憶装置
  11. 【請求項11】 メモリセルを行線、列線方向にマトリ
    クス状に配置してなるメモリセルアレイと、 前記メモリセルアレイ内に設けられスペアメモリセルが
    配列されるスペアカラムと、 前記メモリセルアレイのデータを読み書きするためのア
    ドレスをデコードするデコーダと、 前記メモリセルアレイの上層の配線層で列線方向と同じ
    方向を有して設けられる前記メモリセルアレイと電気的
    に接続されるための複数のデータ線対と、 前記複数のデータ線対のうち部分的に共通のアドレスを
    有する所定本のデータ線対の信号が伝達されるための複
    数の信号線対と、 前記スペアカラムの上層の配線層で列線方向と同じ方向
    を有して設けられる、前記スペアメモリセルと電気的に
    接続され前記データ線対と置き換えられるためのスペア
    データ線対と、 前記スペアデータ線対を前記各信号線対に電気的に接続
    するため行線方向と同じ方向を有して設けられる配線経
    路と、 前記メモリセルアレイ中の不良のメモリセルのデータを
    伝達するデータ線対のアドレスを記憶し、外部アドレス
    信号が入力されると、この外部アドレス信号に対応する
    前記データ線対と前記スペアデータ線対のいずれか一つ
    を選択するための制御信号を送出する制御回路と、 前記制御信号に基づき、前記スペアデータ線対と置き換
    えを行わない前記外部アドレスに対応したデータ線対
    と、データ線対と置き換えを行った前記外部アドレスに
    対応したスペアデータ線対との選択を制御することによ
    って前記外部アドレス信号に応じて前記メモリセルアレ
    イ内と前記信号線対の間を電気的に接続するスイッチ回
    路とを具備したことを特徴とする半導体記憶装置。
  12. 【請求項12】 前記メモリセルはDRAMのメモリセ
    ルを構成することを特徴とする請求項11記載の半導体
    記憶装置
  13. 【請求項13】 前記スペアカラム及びスペアデータ線
    対は、それぞれ、前記メモリセルアレイ内及びメモリセ
    ルアレイの上層の配線層において任意のアドレスビット
    で選択されるメモリセルアレイ部分毎に1個ずつ設けら
    れることを特徴とする請求項11記載の半導体記憶装
  14. 【請求項14】 前記スペアカラム及びスペアデータ線
    対は、それぞれ、前記メモリセルアレイ内及びメモリセ
    ルアレイの上層の配線層において任意のアドレスビット
    で選択されるメモリセルアレイ部分毎に複数個ずつ設け
    られることを特徴とする請求項11記載の半導体記憶装
  15. 【請求項15】 前記スペアカラム及びスペアデータ線
    対は、それぞれ、前記メモリセルアレイ内及びメモリセ
    ルアレイの上層の配線層において複数個まとめて設けら
    れることを特徴とする請求項11記載の半導体記憶装
  16. 【請求項16】 前記配線経路は、前記スペアデータ線
    対に各々に対して共有され、前記メモリセルアレイ部分
    全てに共有されるように構成されることを特徴とする
    求項13ないし15いずれか記載の半導体記憶装置
  17. 【請求項17】 前記配線経路は、前記スペアデータ線
    対に複数に対して共有され、前記メモリセルアレイ部分
    複数に共有されるように構成されることを特徴とする
    求項13ないし15いずれか記載の半導体記憶装置
  18. 【請求項18】 前記制御回路は前記メモリセルアレイ
    中の不良アドレスが電気的に接続されるデータ線対のア
    ドレスを記憶する第1の制御回路と、そのアドレスが属
    する前記複数の信号線対のうちの一つを選択するための
    第2の制御回路を含んでいることを特徴とする請求項1
    1記載の半導体記憶装置
  19. 【請求項19】 前記第1の制御回路は前記複数の信号
    線対の所定数毎に対応して1つ設けられ、前記第2の制
    御回路は前記複数の信号線対各々に対応して一つずつ設
    けられることを特徴とする請求項18記載の半導体記憶
    装置
  20. 【請求項20】 前記制御回路は、前記メモリセルアレ
    イ中の不良アドレスに電気的に接続されるデータ線対の
    アドレスを記憶し外部アドレスに応じてその記憶状態を
    検出する第1回路部と、この第1回路部からの検出出力
    と、外部アドレスに対応するデータ線対を選択する信号
    との論理をとって、前記外部アドレスが属する前記信号
    線対に対応する一つのデータ線対またはスペアデータ線
    対を選択する前記制御信号を生成する第2の制御回路部
    とを含んでいることを特徴とする請求項11記載の半導
    体記憶装置
  21. 【請求項21】 前記制御回路は前記複数の信号線対の
    各々に対応するように一つずつ設けられることを特徴と
    する請求項20記載の半導体記憶装置
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