JP3456407B2 - 液体封入式防振装置の製造方法 - Google Patents

液体封入式防振装置の製造方法

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JP3456407B2 JP7039698A JP7039698A JP3456407B2 JP 3456407 B2 JP3456407 B2 JP 3456407B2 JP 7039698 A JP7039698 A JP 7039698A JP 7039698 A JP7039698 A JP 7039698A JP 3456407 B2 JP3456407 B2 JP 3456407B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ゴム弾性体内部に
形成された第1液室と第2液室間をつなぐオリフィス通
路を通して液体が流れることによる液柱共振作用により
防振効果が得られる液体封入式防振装置の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】この種の液体封入式防振装置としては、
例えば図1〜図3に示すようなものが知られている。こ
の防振装置は、内筒金具11を囲んで軸方向が内筒金具
の軸方向に平行に中間金具12を設けており、内筒金具
11と中間金具12は加硫接着されたゴム弾性体20に
よって一体的に連結されており、かつ内筒金具11は中
間金具12に対して主振動入力の反対方向(図示下方)
に偏心して配置されている。中間金具12は、金属薄板
の打ち抜き加工及び曲げ加工により形成されたもので、
図4に示すように、軸方向の両端に一対のリング部1
3,14を有し、両リング部13,14間に周方向の略
対称位置にて径方向にわずかにへこみかつ軸方向に平行
に配設されて両者を連結する所定幅の長尺板状の一対の
連結部15,16を有し、両連結部15,16間に窓部
17,18を形成している。
【0003】ゴム弾性体20は、中間金具12の外周に
固着されたシール部21と、連結部15,16の一方の
窓部17側にてリング部13,14と内筒金具11間に
側壁部22a,22bを設けている。側壁部22a,2
2bの間には、窓部17に開口する第1凹部23が設け
られている。第1凹部23の内筒金具11を挟んだ反対
側のゴム部には窓部18に開口する第2凹部24が設け
られている。第2凹部24と内筒金具11間のゴム部に
はスリット24aが形成されておりこの部分の外側が薄
肉のダイヤフラム膜(可撓性膜)25にされている。
【0004】さらに、筒状加硫成形品10の外周には、
外側円筒状金具(ブラケット)30が圧入等により嵌合
される。外側円筒状金具30は、中間金具12の外側に
シール部21を介して同軸的に配置され、第1凹部23
及び第2凹部24の開口を液密的に閉塞して第1凹部2
3及び第2凹部24との間に第1液室26及び第2液室
27とを形成している。第1液室26及び第2液室27
には、内部に水等の液体が充填されており、外側円筒状
金具30と連結部15,16との間に設けたオリフィス
通路28,29を介して互いに連通している。
【0005】この液体封入式防振装置の製造は、まず内
筒金具11、中間金具12及びゴム弾性体20とを一体
加硫成形することにより、図5及び図6に示す筒状加硫
成形品10を形成し、その後この筒状加硫成形品10を
外側円筒状金具30内に押圧治具によって圧入させる
か、または筒状加硫成形品10の外周に外側円筒状金具
30を絞り加工により固着させるかにより行われてい
る。
【0006】この液体封入式防振装置は、例えば車体側
の支持部材に内筒金具11が連結されると共に、エンジ
ン側の支持部材に外側円筒状金具30に設けた取付部
(図示しない)が連結され、エンジンの主振動入力方向
である上下方向に対応して、それぞれ第1液室26と第
2液室27とが位置するように配設される。このため、
液体封入式防振装置は、装着時に、エンジンの重量等に
よる初期荷重が加えられて、外側円筒状金具30が内筒
金具11に対して下方に移動して、内筒金具11が中間
金具12の略軸心位置になる。そして、内筒金具11と
外側円筒状金具30との間に車両振動が発生すると、ゴ
ム弾性体20の弾性作用や、オリフィス通路28,29
を流動する液体の液柱共振作用によりその振動が効果的
に減衰されるようになっている。
【0007】ところで、上記液体封入式防振装置におい
ては、装着状態では、上記初期荷重によりゴム弾性体2
0が変形したままの状態となるため、その耐久性が損な
われることがある。このような不具合を避けるために、
筒状加硫成形品10の外周に外側円筒状金具30を絞り
により取り付ける場合には、内筒金具11を中間金具1
2の略軸心位置に強制的に移動させたオフセット状態に
して取り付けられる。一方、外側円筒状金具30の内周
に筒状加硫成形品10を圧入により固着させる場合に
は、圧入の際に、ゴム弾性体20の薄肉のダイヤフラム
膜25を抑えた状態で、第1液室26と第2液室27に
液体を封入するようにされている。これにより、第1液
室26と第2液室27内が、大気圧よりわずかに負圧に
されており、上記装着時の初期荷重に対するゴム弾性体
20の変形を予め抑制でき、ゴム弾性体20の耐久性を
確保するようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、圧入時に薄肉
のダイヤフラム膜25を押さえる作業は、ダイヤフラム
膜25の信頼性を維持する上で好ましくなく、特に量産
時の措置としては適当ではない。これに対して、筒状加
硫成形品10の外周に外側円筒状金具30を圧入させる
場合に、上記絞り加工で用いたように内筒金具11を強
制的にオフセット状態にすると、シール部21のゴム弾
性体が部分的に過大な圧入抵抗応力を受けるため、圧入
の場合には内筒金具11をオフセット状態にさせること
は難しい。すなわち、外側円筒状金具の内部への筒状加
硫成形品の挿着方法として、上記圧入による方法は、外
側円筒状金具の絞りによる方法のように、絞りのための
高価な設備が不要であり簡易な手法であるが、上記理由
により、液室内を負圧状態にする必要のあるタイプの液
体封入式防振装置の製造に使用することが困難であっ
た。
【0009】本発明は、上記した問題を解決しようとす
るもので、外側円筒状金具の内部に筒状加硫成形品を圧
入によって挿着させる際に、ゴム弾性体の信頼性を維持
しつつかつ容易に液室内を大気圧に対して負圧状態にで
きる液体封入式防振装置の製造方法を提供することを目
的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記目的
を達成するために、上記請求項1に係る発明の構成上の
特徴は、内筒金具と、内筒金具を囲んで軸方向が内筒金
具の軸方向に平行であり、軸方向の両端に一対のリング
部を有すると共に一対のリング部間を連結する板状の複
数の連結部とを有し、外周に窓部を設けた筒状の中間金
具と、中間金具と内筒金具とを連結する筒状のゴム弾性
体とを備えてなり、ゴム弾性体には一部に窓部に開口す
る凹部が形成されることにより凹部の軸方向両側に配設
された一対の側壁部と、凹部の内筒金具を挟んだ反対側
にて一対のリング部間を連結する可撓性膜と、中間金具
の外周に固着されるシール部とが設けられた筒状加硫成
形品を一体形成し、液体中において、筒状加硫成形品を
外側円筒状金具の内部にシール部を介して圧入すること
により、外側円筒状金具により凹部の開口を液密的に閉
塞して内部に液体が充填された第1液室を形成すると共
に、可撓性膜と外側円筒状金具間に液体が充填された第
2液室を形成し、同時に外側円筒状金具と連結部との間
に第1液室と第2液室を連通させるオリフィス通路を形
成する液体封入式防振装置の製造方法であって、筒状加
硫成形品の圧入終端側で、少くとも凹部の開口が実質的
に閉塞される前に、圧入終端側の側壁部に軸方向荷重を
加えて側壁部を凹部内部に向けて弾性変形させた状態で
凹部内に液体を充填させて第1液室及び第2液室を形成
し、軸方向荷重を解除するようにしたことにある。
【0011】上記のように構成した請求項1に係る発明
においては、少くとも凹部の開口が実質的に閉塞される
前に、筒状加硫成形品の圧入終端側の側壁部に軸方向荷
重を加えて、厚肉の側壁部を凹部内部に向けて弾性変形
させた状態で第1液室及び第2液室内に液体が充填され
るので、側壁ゴムに損傷を与えることなく第1液室及び
第2液室内部を大気圧よりわずかに負圧状態にさせるこ
とができる。
【0012】その結果、請求項1の発明によれば、液体
封入式防振装置を車両に装着するとき、エンジン等の初
期荷重が加えられることにより外側円筒状金具が内筒金
具に対して下方に移動して中間金具の略軸心位置に配設
されるが、第1液室及び第2液室内部が大気圧よりわず
かに負圧状態にされているので、装着時の初期荷重に対
するゴム弾性体の変形を予め抑制することができ、ゴム
弾性体の耐久性を確保することができる。
【0013】また、上記請求項2に係る発明の構成上の
特徴は、前記請求項1に記載の液体封入式防振装置の製
造方法において、一端にて中間金具を押す筒状押圧部
と、筒状押圧部の他端にて筒状押圧部に軸方向に所定距
離移動可能でかつ引き抜き不能に係合される厚板状の押
圧板部と、押圧板部の内側面に取り付けられて筒状押圧
部の一端側まで突出した棒状のゴム押し部と、筒状押圧
部と押圧板部間に介装されて押圧板部を軸方向外方に付
勢するばね部材とを備えてなる押圧治具を用い、筒状加
硫成形品を外側円筒状金具に圧入させる際に、ゴム押し
部により圧入終端側の側壁部に軸方向荷重を加えるよう
にしたことにある。
【0014】上記のように構成した請求項2に係る発明
においては、筒状押圧部を中間金具に当てて押すことに
より、押圧板部がばね部材を押し、ばね部材が弾性変形
する。このばね部材の弾性変形による低圧力で、ゴム押
し部が筒状加硫成形品の圧入終端側の側壁部に軸方向荷
重を加えて厚肉の側壁部を凹部内部に向けて弾性変形さ
せた状態で、筒状加硫成形品が外側円筒状金具に圧入さ
れる。そして、第1凹部及び第2凹部の開口が実質的に
閉塞される前に、高圧力で筒状加硫成形品が圧入され、
側壁部を凹部内部に向けて弾性変形させた状態で第1液
室及び第2液室内に液体が充填される、その結果、側壁
部を損傷させることなく第1液室及び第2液室内部を大
気圧よりわずかに負圧状態にさせることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
を用いて説明すると、図7及び図8は、同実施形態であ
る液体封入式防振装置の上記筒状加硫成形品10を外側
円筒金具30内に圧入するために用いる押圧治具40を
側面図及び断面図により示したものである。
【0016】この押圧治具40は、金属製の筒状押圧部
41と、筒状押圧部の一端に取り付けられた押圧板部4
2と、コイルバネ(ばね部材)47とにより構成されて
いる。筒状押圧部41は、一端側(先端部分)におい
て、径方向外側略半分が切り欠かれて径方向の内側にリ
ング状の係合凸部41aが設けられている。係合凸部4
1aの外径は、上記中間金具12のリング部13,14
の内径よりわずかに小さくなっており、筒状加硫成形品
10を押すときに、係合凸部41aがリング部13,1
4内に嵌め合わされるようになっている。筒状押圧部4
1の他端側には、内周面から突出したリング状の鍔部4
1bが設けられている。鍔部41bの内径は、後述する
調節板部材44の外径よりわずかに大きくされている。
また、筒状押圧部41の他端側表面には、複数箇所にコ
イルバネ47を装着するための凹部41cが形成されて
いる。
【0017】押圧板部42は、外板部材43と、調節板
部材44と、内側板部材45とを有している。外板部材
43は、筒状押圧部41と略同一外径であり、中心にボ
ルトを挿入するための取付孔43aを設け、また筒状押
圧部41との対向面に、凹部41cに対向してコイルバ
ネ47を装着するための凹部43bを設けている。調節
板部材44は、複数の金属板を積層させたもので、外径
が上記鍔部41b内径よりわずかに小さくなっており、
中心に取付孔44aを設けている。調節板部材44は、
金属板の枚数を変えることにより後述するゴム押し部4
6の押し込み量を調節できるようになっている。内側板
部材45は、外径が筒状押圧部41の内径より小さく中
心にネジ溝を有する取付孔45aを設けると共に、外側
面(図示下側面)の外周側に垂直に突出した丸棒状のゴ
ム押し部46が一体で設けられている。
【0018】押圧治具40の組立は、筒状押圧部41の
複数の凹部41cにコイルバネ47を装着し、その一端
側から内部に内側板部材45をゴム押し部46を一端側
に向けて挿入し、筒状押圧部41の他端から内側板部材
45に調節板部材44と外板部材43を重ね合わせ、か
つ外板部材43の凹部43bにコイルバネ47を装着す
る。さらに、外板部材43の取付孔43a及び調節板部
材44の取付孔44aにボルト48を差し込んで内側板
部材45の取付孔45aに螺着させることにより、押圧
板部42が筒状押圧部41に取り付けられて、押圧治具
40が組み立てられる。
【0019】これにより、押圧板部42は、コイルバネ
47により筒状押圧部41の軸方向外方に付勢されると
共に、内側板部材45が筒状押圧部41の鍔部41bに
係合することにより抜け止めされている。そして、筒状
押圧部41を固定した状態で押圧板部42を押すことに
より、図9に示すように、押圧板部42はコイルバネ4
7が収縮しきるまで押され、それにより押圧板部42の
ゴム押し部46が筒状押圧部41の一端側から大きく突
出する。
【0020】つぎに、上記実施形態の動作を説明する。
図10に示すように、筒状加硫成形品10と外側円筒状
金具30とを同軸的に整列させ、押圧治具40の筒状押
圧部41の一端を筒状加硫成形品10の中間金具12に
当てて押す。これにより、押圧板部42がコイルバネ4
7を押し、コイルバネ47が弾性変形する。このコイル
バネ47の弾性変形により、ゴム押し部46が筒状押圧
部41から突出して、筒状加硫成形品10の圧入終端側
の側壁部22aに200〜1000N程度の低圧力の軸
方向荷重を加える。軸方向荷重が加えられることによ
り、厚肉の側壁部22aが第1凹部23内部に向けて弾
性変形し、この状態で、筒状加硫成形品10が外側円筒
状金具30に圧入される。
【0021】そして、第1凹部23及び第2凹部24の
開口が実質的に閉塞される前に、押圧治具40により3
000〜10000Nの高圧力で筒状加硫成形品10の
中間金具12が押され、筒状加硫成形品10が外側円筒
状金具30に圧入挿着される。これにより、側壁部22
aに軸方向荷重を加えて厚肉の側壁部22aを第1凹部
23内部に向けて弾性変形させた状態で、第1凹部23
及び第2凹部24内に液体が充填され、第1液室26及
び第2液室27が形成される。そのため、ゴム押し部4
6による軸方向荷重を解除することにより、第1液室2
6及び第2液室27内部を大気圧よりわずかに負圧状態
にさせることができる。また、側壁部22aは厚肉なの
で、ゴム押し部46によって押されても損傷を受けるこ
とがない。
【0022】その結果、液体封入式防振装置を車両に装
着するとき、エンジンの重量等の初期荷重が加えられる
ことにより外側円筒状金具30が内筒金具11に対して
下方に移動し、内筒金具11が中間金具12の略軸心位
置に配設されるが、第1液室26及び第2液室27内部
が大気圧よりわずかに負圧にされているので、装着時の
初期荷重に対するゴム弾性体20の変形を予め抑制で
き、ゴム弾性体20の耐久性を確保することができる。
【0023】なお、本発明の液体封入式防振装置の具体
的外形等については、上記実施形態に示したものに限ら
れるものではなく、その他の形態でもよい。特に、外側
円筒状金具の外形については、筒状加硫成形品を圧入に
よって挿着させることができる円形の孔が設けられてい
るものであればよい。また、本発明の液体封入式防振装
置を車両用以外にも使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である液体封入式防振装置
を示す正面図である。
【図2】同液体封入式防振装置の図1に示すII-II 線方
向の断面図である。
【図3】同液体封入式防振装置の図2に示すIII-III 線
方向の断面図である。
【図4】同液体封入式防振装置に用いる中間金具を示す
側面図である。
【図5】同液体封入式防振装置に用いる筒状加硫成形品
を示す軸方向の断面図である。
【図6】同筒状加硫成形品の図5に示すVI-VI 線方向の
断面図である。
【図7】同液体封入式防振装置の製造に用いる押圧治具
を示す正面図である。
【図8】同押圧治具を示す断面図である。
【図9】同押圧治具の押圧板部を押した状態を示す断面
図である。
【図10】押圧治具を用いての筒状加硫成形品を外側円
筒状金具に圧入させる工程を説明する説明図である。
【符号の説明】
11…内筒金具、12…中間金具、13,14…リング
部、15,16…連結部、20…ゴム弾性体、21…シ
ール部、22a,22b…側壁部、23…第1凹部、2
4…第2凹部、25…ダイヤフラム膜、26…第1液
室、27…第2液室、28,29…オリフィス通路、3
0…外側円筒状金具、33…窓部、40…押圧治具、4
1…筒状押圧部、41a…係合凸部、41b…鍔部、4
1c…凹部、42…押圧板部、43…外板部材、44…
調節板部材、45…内側板部材、46…ゴム押し部、4
7…コイルバネ、48…ボルト。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16F 13/00 - 13/30 B60K 5/12 B29C 67/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内筒金具と、該内筒金具を囲んで軸方向
    が該内筒金具の軸方向に平行であり、軸方向の両端に一
    対のリング部を有すると共に該一対のリング部間を連結
    する板状の複数の連結部とを有し、外周に窓部を設けた
    筒状の中間金具と、該中間金具と前記内筒金具とを連結
    する筒状のゴム弾性体とを備えてなり、該ゴム弾性体に
    は一部に前記窓部に開口する凹部が形成されることによ
    り該凹部の軸方向両側に配設された一対の側壁部と、該
    凹部の前記内筒金具を挟んだ反対側にて前記一対のリン
    グ部間を連結する可撓性膜と、前記中間金具の外周に固
    着されるシール部とが設けられた筒状加硫成形品を一体
    形成し、 液体中において、前記筒状加硫成形品を外側円筒状金具
    の内部に前記シール部を介して圧入することにより、該
    外側円筒状金具により前記凹部の開口を液密的に閉塞し
    て内部に液体が充填された第1液室を形成すると共に、
    前記可撓性膜と前記外側円筒状金具間に液体が充填され
    た第2液室を形成し、同時に該外側円筒状金具と前記連
    結部との間に前記第1液室と第2液室を連通させるオリ
    フィス通路を形成する液体封入式防振装置の製造方法で
    あって、 前記筒状加硫成形品の圧入終端側で、少くとも前記凹部
    の開口が実質的に閉塞される前に、前記圧入終端側の側
    壁部に軸方向荷重を加えて該側壁部を該凹部内部に向け
    て弾性変形させた状態で該凹部内に液体を充填させて前
    記第1液室及び第2液室を形成し、前記軸方向荷重を解
    除するようにしたことを特徴とする液体封入式防振装置
    の製造方法。
  2. 【請求項2】 前記請求項1に記載の液体封入式防振装
    置の製造方法において、一端にて前記中間金具を押す筒
    状押圧部と、該筒状押圧部の他端にて該筒状押圧部に軸
    方向に所定距離移動可能でかつ引き抜き不能に係合され
    る厚板状の押圧板部と、該押圧板部の内側面に取り付け
    られて該筒状押圧部の一端側まで突出した棒状のゴム押
    し部と、該筒状押圧部と押圧板部間に介装されて該押圧
    板部を軸方向外方に付勢するばね部材とを備えてなる押
    圧治具を用い、前記筒状加硫成形品を前記外側円筒状金
    具に圧入させる際に、該ゴム押し部により前記圧入終端
    側の側壁部に軸方向荷重を加えるようにしたことを特徴
    とする液体封入式防振装置の製造方法。
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