JP3455959B2 - Renovation structure of roof corner ridge - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】本発明は既存屋根の隅棟部を簡単
かつ施工性良く改修するための屋根隅棟部の改修構造に
関するものである。 【０００２】 【従来の技術】この種屋根の隅棟部を改修するには、従
来は既存屋根材、及び既存隅棟部構造物を全部取り去
り、その下地上に必要によりアスファルトルーフィング
等の防水シートを施設し、そのシート上に新規隅棟部構
造物や各種屋根材を施工していくものであった。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、既存屋
根材を取り去るには、多大の費用、時間がかかると共
に、残材が多量に出るものであった。また、近年は労働
力不足が大きな問題となってきており、今後は労働力不
足を考えずに改修方法を見いだすことはできなくなって
きている。 【０００４】 【課題を解決するための手段】本発明はこのような欠点
を除去するために、既存屋根の隅棟部の稜線にて相互に
長手方向の１辺を当接してなる２本の長尺棒の受け木
と、受け木をガイドとして固定され流水溝を有する長尺
状の捨板と、段葺き用の屋根材の裏面側に重ね張りする
長尺板状の裏打材と、少なくとも幅方向の一端部に嵌合
縁を形成し他端部には裏面側には段差化粧面と差込係合
片とを形成した段葺き用の屋根材と、受け木上に受け木
と平行に固定した２本の棟受け木と、既存屋根の交差角
と略同一角度に形成された化粧面を有し棟受け木の上部
を被覆する長尺状の棟包みと、段葺き用の屋根材と棟包
みの間隙を密閉する段付面戸とから構成される屋根隅棟
部の改修構造を提案するものである。 【０００５】 【実施例】以下に、図面を用いて本発明に係る屋根隅棟
部の改修構造の一実施例について詳細に説明する。図１
は図２におけるイ−イ線断面図であり、上記改修構造の
代表例を示す説明図である。さらに詳説すると、既存屋
根α、固定具β、空隙γ、隅棟部Ａ、受け木Ｂ、捨板
Ｃ、裏打材Ｄ、屋根材Ｅ、棟受け木Ｆ、棟包みＧ、段付
面戸Ｈ、そして必要に応じて既存屋根α上全面に敷設さ
れたアスファルトルーフィングＩとから構成されている
ものである。 【０００６】すなわち、既存屋根αは垂木ａ、野地板
ｂ、アスファルトルーフィングｃ、既存屋根材ｄ等より
なる構造であり、改修が必要な位に老朽化した屋根であ
る。なお、既存屋根材ｄは平型石綿スレート屋根材（新
生瓦）、瓦、金属製屋根材（折板屋根、横葺き長尺屋根
材、瓦棒屋根材、金属成形瓦等）の一種よりなるもので
ある。 【０００７】受け木Ｂは正方形状の長尺状のものであ
り、２本一対で用いられ、既存屋根αの隅棟部の稜線に
て相互に長手方向の１片を当接させ、捨板Ｃ取り付けの
際のガイド、棟受け木Ｆの取付部として機能するもので
ある。 【０００８】捨板Ｃは図３に示すように略水平な固定片
１と固定片１の外方先端を折り返した舌片１ａと、固定
片１の中間から上方に突出した水切り２と、固定片１の
内方端部から垂直上方に屈曲したガイド片３と、水切り
２と固定片１とガイド片３とから形成される流水溝２ａ
と、ガイド片３の上端部より直角外方に屈曲延長した支
持片４と、支持片４の外方先端を折り返した舌片４ａと
から構成されるものである。固定片１は捨板Ｃを固定具
βを用いて既存屋根α上に固定するのもので、ガイド片
３は受け木Ｂと等しい高さをもち、受け木Ｂに当接し、
捨板Ｃの位置決めのガイドとして機能するものである。
流水溝２ａは隅棟部Ａの内部に雨水が浸入しても棟方向
に流下させ、既存屋根α部分への雨漏りを防止し、躯体
が腐食するのを防止するのに有効なものである。支持片
４は棟受け木Ｆを支持するものである。また、舌片１
ａ、４ａは施工時の安全性を向上させるものである。 【０００９】裏打材Ｄは図４に示すように、長方形状の
長尺板材で、その素材としては、シージングボード、シ
ージングインシュレーションボード、ロックウール板、
合板、スチレンボード等のフォーム板、もしくはウレタ
ンフォーム、イソシアヌレートフォーム、フェノールフ
ォーム、塩ビフォーム等の合成樹脂発泡体、またはこれ
らからなる複合板等より形成したものである。裏打材Ｄ
は既存屋根αの強度を向上させると共に、屋根材Ｅの支
持材、嵩上材、断熱材、施工の際のガイド、雨音の軽減
材として機能するものである。 【００１０】屋根材Ｅは一般部に用いられるものとして
は表面から見た斜視図である図５（ａ）、裏面から見た
斜視図である図５（ｂ）に示すように長尺板状であり、
その幅方向一端部を化粧面５側に略Ｕ字状に屈曲して係
合溝６を形成すると共に、再び略コ字状に折り返して嵌
合縁７を形成し、さらには嵌合縁７の端縁を下方に屈曲
すると共に化粧面５と略平行で外方にＬ字状に屈曲した
固定片８を形成したものである。さらに他端部には裏面
９側に略コ字状に屈曲して段差化粧面１０と差込係合片
１１とを形成したものである。 【００１１】また、裏打材Ｄおよび屋根材Ｅの連結は、
図７に示すように、重ね張りしてある下段の裏打材Ｄ₁
上に下段の屋根材Ｅ₁ を当接し、その固定片８において
釘等の固定具βで裏打材Ｄ₁ ごと既存屋根αに固定し、
そして上段の裏打材Ｄ₂ の先端を下段の屋根材Ｅ₁ の固
定片８上に敷設し、下段の屋根材Ｅ₁ の係合溝６に上段
の屋根材Ｅ₂ の差込係合片１１を差し込んで嵌合し、順
次軒方向から棟方向へと施工していくものである。 【００１２】よって、裏打材Ｄと既存屋根αの間には断
面略三角形の空隙γが形成されることになり、この空隙
γは新鮮な空気等の流通路として機能させることができ
裏打材Ｄが有する断熱材、防音材、調湿材等の機能をさ
らに助長させると共に、結露を防止して既存屋根α、屋
根材Ｅ等の腐食防止に寄与するものである。 【００１３】また、化粧面５の長手方向の両側端縁をそ
れぞれ裏面９側にハゼ状に屈曲した連結片１３を形成し
たものである。なお、図４では長手方向の強度の強化
と、外部からの雨水等が毛細管現象により内部に浸入す
ることを防止する意味で凹条１４を係合溝６と差込係合
片１１に形成している。 【００１４】なお、隅棟部Ａ近傍には、図６に示される
ように施工後に受け木Ｂ、捨板Ｃ等と平行に位置するよ
うな角度に位置する水切り片１２を有する屋根材Ｅが用
いられる。この水切り片１２は図１に示すように化粧面
５に対して下方に屈曲して先端は流水溝２ａの上方に位
置し、屋根材Ｅの化粧面５から流れ込む雨水等を流水溝
２ａに漏れなく、速やかに流下させるものである。 【００１５】棟受け木Ｆは図１に示されるように長方形
状の長尺状で２本一対で用いるものであり、受け木Ｂ上
に受け木Ｂと平行に固定具β等を用いて固定され、棟包
みＧを取り付ける際のガイドとして機能し、また強度を
向上させるのに有効なものである。 【００１６】棟包みＧは図８に示すような長尺体で、化
粧面１５と、化粧面１５の外方端部から各々の面に対し
て垂直下方に屈曲した側面１６と、側面１６の下端部か
ら外方に鈍角の角度で突出した補助面１７とから構成さ
れるものである。化粧面１５は棟受け木Ｆをガイドとし
て取り付けられ、隅棟部Ａにおける棟受け木Ｆ同士の交
差角と同角度で内方にくの字状に中央線にて折り曲げら
れ、棟受け木Ｆの上面を完全に被覆するものである。側
面１６は棟受け木Ｆの側面を被覆すると共に、釘等の固
定具βを用いて棟包みＧを棟受け木Ｆに固定するのため
の機能を有するものであり、地面に対して垂直より内方
に傾倒しているため、雨水が固定具βに直接かかること
がないものである。補助面１７は屋根材Ｅと棟包みＧ間
を密封する段付面戸Ｈを取り付けるための部分であり、
またその外方先端に舌片１７ａを有し、施工の安全性を
向上させるものである。 【００１７】段付面戸Ｈは素材としては、例えばポリ塩
化ビニル系、クロロプレン系、クロロスルホン化ポリエ
チレン系、エチレンプロピレン系、アスファルト含浸ポ
リウレタン系、ＥＰＭ、ＥＰＤＭ等の一般的に市販され
ているパッキング材よりなるものであり、主に防水材、
気密材等の機能として有用なものである。また、耐火性
のものとしてはロックウールフェルト、セラミックウー
ル等である。その形状は図９に示すように上面１８、下
面１９、側面２０からなり、棟包みＧの補助面１７の下
面と屋根材Ｅの化粧面５の間に生じる三角形の隙間を密
封し得る大きさの側面２０を有し、上面１８は棟包みＧ
の補助面１７の下面に、下面１９は屋根材Ｅの化粧面５
の水切り片１２の近傍にて挟持され、隅棟部Ａ内部への
雨水の浸入を防止すると共に、外観に現れる隙間を埋め
て美観を向上させる役割を有するものである。 【００１８】アスファルトルーフィングＩは必要に応じ
て既存屋根α上の一面に敷設され、屋根全体の防水性、
防湿性を向上させるものである。 【００１９】次に、施工例を通して本発明に係る屋根隅
棟部の改修構造について簡単に説明する。まず、図１１
に示すように２本一対の受け木Ｂを既存屋根αの隅棟部
Ａにて相互に長手方向の１片を当接させて固定具βを用
いて既存屋根α上に固定し、次に捨板Ｃのガイド片３を
受け木Ｂの外方側面に当接しつつ、固定片１を固定具β
を用いて既存屋根α上に固定する。 【００２０】さらに、図１２に示すように捨板Ｃの水切
り２をガイドとして第ｎ段目の裏打材Ｄと屋根材Ｅを施
工する。また、第ｎ段目以降の裏打材Ｄおよび屋根材Ｅ
の連結は、図７に示すように、重ね張りしてある下段の
裏打材Ｄ₁ 上に下段の屋根材Ｅ₁ を当接し、その固定片
８を釘等の固定具βで既存屋根αに固定し、そして上段
の裏打材Ｄ₂ の先端を下段の屋根材Ｅ₁ の固定片８上に
敷設し、下段の屋根材Ｅ₁ の係合溝６に上段の屋根材Ｅ
₂ の差込係合片１１を差し込んで嵌合し、順次軒から棟
方向へと施工していくものである。その際、屋根材Ｆの
水切り片１２は、捨板Ｃの流水溝２ａ内に位置するよう
にする。 【００２１】そして図１３に示すように、略同一平面な
る受け木Ｂの上面と捨板Ｃの支持片４上に棟包みＧの幅
に応じて受け木Ｂと平行に棟受け木Ｆを載置し、受け木
Ｂに固定具βを用いて固定する。次に棟包みＧを棟受け
木Ｆを被覆するように載置して側面１６において固定具
βを用いて棟受け木Ｆに固定し、段付面戸Ｈで屋根材Ｅ
と棟包みＧの補助面１７の間隙を密封して図１のように
仕上げるものである。なお、図１０は本発明の完成状態
を示す斜視図であり、棟包みＧの最下端部は隅棟部Ａの
形状に合致するように、施工現場で任意形状に折り曲げ
加工するものである。 【００２２】以上説明したのは、本発明に係る屋根隅棟
部の改修構造の一実施例にすぎず、図１４及び図１５に
示すような部材を使用した構造とすることもできる。 【００２３】すなわち、図１４（ａ）〜（ｆ）は捨板Ｃ
のその他の実施例を示す断面図であり、特に図（ｄ）は
施工後に流水溝２ａが水平になるように形成されたもの
である。 【００２４】図１５（ａ）〜（ｆ）は屋根材Ｅを各々変
形した例であり、特に（ｅ）、（ｆ）図は吊り子Ｊ（図
中点線で示す）を用いて固定する構造の屋根材Ｅの例で
ある。 【００２５】 【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る屋根
隅棟部の改修構造によれば、既存屋根を取り去ること
なく、その上に形成することができるため、残材が出
ず、施工期間も大幅に短縮できる改修構造となる。施
工が極めて簡単なため、特に熟練した者でなくとも施工
が行える。段付面戸及び流水溝を有することにより防
水性が強化され,家屋の腐食防止に有効である。等の特
徴、効果がある。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a renovation structure of a corner ridge of a roof for renovating the corner ridge of an existing roof easily and with good workability. 2. Description of the Related Art Conventionally, in order to repair a corner ridge portion of this kind of roof, the existing roof material and the existing corner ridge portion structure are all removed, and a waterproof sheet such as asphalt roofing or the like is provided on the base if necessary. The new corner ridge structure and various roofing materials were to be constructed on the sheets. [0003] However, removing the existing roofing material requires a great deal of cost and time, and a large amount of residual material is generated. In recent years, labor shortages have become a major problem, and it is no longer possible to find rehabilitation methods without considering labor shortages. SUMMARY OF THE INVENTION In order to eliminate such a drawback, the present invention provides two roofs having one edge in the longitudinal direction mutually abutting on the ridge of a corner ridge of an existing roof. Receiving tree of long rod, long discarded plate fixed with the receiving tree as a guide and having a running water groove, long plate-like backing material that is overlaid on the back side of the roofing material for stairs, A roofing material for stairs with a fitting edge formed at one end in the width direction and a stepped decorative surface and a plug engagement piece formed on the back side at the other end, and parallel to the receiving tree on the receiving tree Two ridge receiving trees fixed to the building, a long ridge wrapper covering the upper part of the ridge receiving tree with a decorative surface formed at approximately the same angle as the intersection angle of the existing roof, and a roof for stepping roof It proposes a renovation structure for the roof corner ridge section, which consists of timber and stepped face doors that seal the gap between the ridge packaging. BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is an exploded perspective view showing an embodiment of a repair structure for a roof corner ridge according to the present invention. FIG.
FIG. 3 is a sectional view taken along the line II in FIG. 2 and is an explanatory view showing a typical example of the repaired structure. More specifically, the existing roof α, the fixture β, the gap γ, the corner ridge A, the receiving timber B, the discarded C, the lining material D, the roofing material E, the ridge receiving timber F, the ridge parcel G, and the stepped door H And, if necessary, asphalt roofing I laid on the entire surface of the existing roof α. That is, the existing roof α has a structure composed of rafters a, floor boards b, asphalt roofing c, existing roofing materials d, and the like, and is an old roof that needs to be repaired. The existing roofing material d is a type of flat asbestos slate roofing material (new-generation tile), tile, metal roofing material (folded roof, long-sided roofing, tile bar roofing material, metal-formed tile, etc.). Things. [0007] Receiving tree B is a long and square shape, and is used as a pair of two, and one piece in the longitudinal direction is brought into contact with each other at the ridge line of the corner ridge portion of the existing roof α. It functions as a guide at the time of C mounting and a mounting part of the ridge receiving tree F. [0010] As shown in FIG. 3, the discarding plate C includes a substantially horizontal fixing piece 1, a tongue piece 1 a obtained by folding the outer end of the fixing piece 1, a drainer 2 projecting upward from the middle of the fixing piece 1, A guide piece 3 bent vertically upward from the inner end of the piece 1, a drainer 2 and a running water groove 2a formed by the fixed piece 1 and the guide piece 3
And a support piece 4 bent outwardly at a right angle from the upper end of the guide piece 3, and a tongue piece 4 a with the outer end of the support piece 4 turned back. The fixing piece 1 is for fixing the waste board C on the existing roof α using the fixing tool β, and the guide piece 3 has the same height as the receiving tree B, and abuts on the receiving tree B,
It functions as a guide for positioning the discarded plate C.
The running water groove 2a is effective for flowing down in the direction of the ridge even if rainwater enters the corner ridge portion A, preventing rain from leaking to the existing roof α portion, and preventing corrosion of the frame. The support piece 4 supports the ridge receiving tree F. In addition, tongue piece 1
a and 4a improve the safety during construction. As shown in FIG. 4, the backing material D is a rectangular long plate material, which is made of a sheathing board, a sheathing insulation board, a rock wool board,
It is formed from a foam board such as a plywood or a styrene board, or a synthetic resin foam such as a urethane foam, an isocyanurate foam, a phenol foam or a PVC foam, or a composite board made of these. Lining material D
Is used to improve the strength of the existing roof α and to function as a support material for the roof material E, a bulking material, a heat insulating material, a guide for construction, and a rain noise reducing material. The roofing material E is generally used as a general part. As shown in FIG. 5A which is a perspective view seen from the front surface, and FIG. And
One end in the width direction is bent in a substantially U-shape toward the decorative surface 5 to form an engagement groove 6, and is again folded back into a substantially U-shape to form a fitting edge 7. The fixing piece 8 is formed by bending the edge of the lower part downward and bending outward in an L-shape substantially in parallel with the decorative surface 5. Further, at the other end, a stepped decorative surface 10 and a plug-in engaging piece 11 are formed by bending in a substantially U-shape toward the back surface 9 side. The connection between the backing material D and the roofing material E is as follows.
As shown in FIG. 7, the lower backing material D _1, which is overlaid,
Abutting roofing E ₁ of the lower to the upper, fixed with a fixture β nails such as backing material D ₁ each existing roof α in the fixing piece 8,
And laying the upper tip of the backing member D ₂ on the lower fixing piece 8 roofing E _1, the engaging groove 6 of the lower roofing material E ₁ of the upper roofing E ₂ insertion engagement piece 11 Are inserted and fitted, and construction is performed sequentially from the eaves direction to the ridge direction. Therefore, a gap γ having a substantially triangular cross section is formed between the backing material D and the existing roof α, and this gap γ can function as a flow passage for fresh air or the like, and the backing material D In addition to promoting the functions of the heat insulating material, the soundproofing material, the humidity control material, and the like, the present invention contributes to the prevention of corrosion of the existing roof α and the roof material E by preventing dew condensation. A connecting piece 13 is formed by bending both side edges of the decorative surface 5 in the longitudinal direction toward the back surface 9 side. In FIG. 4, concave grooves 14 are formed in the engagement groove 6 and the insertion engagement piece 11 in order to increase the strength in the longitudinal direction and to prevent rainwater or the like from the outside from penetrating into the interior due to capillary action. ing. In the vicinity of the corner ridge portion A, as shown in FIG. 6, a roofing material E having a water drainage piece 12 positioned at an angle such that it is positioned in parallel with the receiving tree B, the waste plate C and the like after construction. Used. As shown in FIG. 1, the drain piece 12 is bent downward with respect to the decorative surface 5 and its tip is located above the water flow groove 2a, and leaks rainwater or the like flowing from the decorative surface 5 of the roofing material E into the water flow groove 2a. No, it will flow down quickly. As shown in FIG. 1, the ridge receiving tree F has a rectangular shape and is used in pairs, and is fixed on the receiving tree B in parallel with the receiving tree B using a fixing tool β or the like. It functions as a guide when attaching the ridge packet G, and is effective for improving the strength. The wrapper G is an elongated body as shown in FIG. 8 and has a decorative surface 15, a side surface 16 bent downward from the outer end of the decorative surface 15 to each surface, and a side surface 16 of the side surface 16. And an auxiliary surface 17 protruding outward from the lower end at an obtuse angle. The decorative surface 15 is attached using the ridge receiving tree F as a guide, and is bent inwardly at the center line at the same angle as the intersection angle between the ridge receiving trees F in the corner ridge portion A. Is completely covered. The side surface 16 has a function of covering the side surface of the ridge receiving tree F and fixing the ridge parcel G to the ridge receiving tree F using a fixing tool β such as a nail. Since it is tilted inward, rainwater does not fall directly on the fixture β. The auxiliary surface 17 is a portion for attaching a stepped surface door H for sealing between the roofing material E and the ridge wrapping G,
In addition, a tongue piece 17a is provided at the outer end to improve the safety of construction. The stepped door H is made of a commercially available packing such as polyvinyl chloride, chloroprene, chlorosulfonated polyethylene, ethylene propylene, asphalt-impregnated polyurethane, EPM, EPDM and the like. Materials, mainly waterproof materials,
It is useful as a function such as an airtight material. Examples of fire-resistant materials include rock wool felt and ceramic wool. As shown in FIG. 9, the shape has an upper surface 18, a lower surface 19, and a side surface 20, and is a size capable of sealing a triangular gap generated between the lower surface of the auxiliary surface 17 of the ridge packet G and the decorative surface 5 of the roofing material E. And the upper surface 18 is a wrapper G
, The lower surface 19 is a decorative surface 5 of the roofing material E.
And has a role of preventing rainwater from entering the inside of the corner ridge portion A and filling gaps appearing in the appearance to improve the aesthetic appearance. The asphalt roofing I is laid on one side of the existing roof α as required, and the waterproofness of the entire roof,
It is to improve the moisture resistance. Next, the repair structure of the roof corner ridge according to the present invention will be briefly described through working examples. First, FIG.
As shown in the figure, two pairs of receiving trees B are brought into contact with each other in the longitudinal direction at the corner ridge portion A of the existing roof α, and fixed on the existing roof α using the fixing tool β, and then While the guide piece 3 of the discarded plate C is in contact with the outer side surface of the tree B, the fixing piece 1 is fixed to the fixing tool β.
And fix it on the existing roof α. Further, as shown in FIG. 12, the n-th lining material D and the roof material E are constructed by using the drainer 2 of the discarded plate C as a guide. In addition, the backing material D and the roofing material E of the nth and subsequent stages
Connection, as shown in FIG. 7, superimposed clad to contact the roofing material E ₁ of the lower on the backing material D ₁ of the lower stage are, the fixing piece 8 to the existing roof α in fixture β such as a nail fixed, and laying the upper tip of the backing member D ₂ on the lower part of the fixed piece 8 roofing E _1, lower the upper engaging grooves 6 of the roofing material E ₁ roofing E
_{The two} plug engagement pieces 11 are inserted and fitted, and construction is performed sequentially from the eave to the ridge. At this time, the drainage pieces 12 of the roofing material F are located in the flowing water grooves 2a of the waste board C. Then, as shown in FIG. 13, a ridge receiving tree F is mounted on the upper surface of the receiving tree B and the support piece 4 of the discard plate C, which are substantially flush with each other, in parallel with the receiving tree B in accordance with the width of the ridge packet G. And fix it to the receiving tree B using the fixing tool β. Next, the ridge parcel G is placed so as to cover the ridge receiving tree F, and is fixed to the ridge receiving tree F using the fixing tool β on the side surface 16.
And the gap between the auxiliary surfaces 17 of the ridge packet G is sealed and finished as shown in FIG. FIG. 10 is a perspective view showing a completed state of the present invention, in which the lowermost end of the ridge packet G is bent into an arbitrary shape at a construction site so as to match the shape of the corner ridge portion A. The above is only one embodiment of the repair structure of the roof corner ridge according to the present invention, and a structure using members as shown in FIGS. 14 and 15 may be employed. That is, FIGS. 14 (a) to 14 (f) show a discard C
FIG. 4D is a cross-sectional view showing another embodiment of the present invention. In particular, FIG. 4D shows a structure in which the flowing water groove 2a is formed horizontally after construction. FIGS. 15 (a) to 15 (f) show examples in which the roofing material E is respectively modified. In particular, FIGS. 15 (e) and 15 (f) show a structure in which the roofing material E is fixed by using a suspender J (indicated by a dotted line in the drawing). This is an example of the roofing material E. As described above, according to the renovation structure of the roof corner ridge according to the present invention, the existing roof can be formed without removing the existing roof, so that the remaining material is discharged. In addition, the renovation structure will greatly reduce the construction period. Since the construction is extremely simple, the construction can be performed even by a skilled person. The provision of stepped doors and running water grooves enhances waterproofing and is effective in preventing house corrosion. There are features and effects.

【図面の簡単な説明】 【図１】本発明に係る屋根隅棟部の改修構造の代表例を
示す説明図である。 【図２】上記構造を用いる箇所を示す説明図である。 【図３】上記構造に用いられる捨板を示す説明図であ
る。 【図４】上記構造に用いられる裏打ち材を示す説明図で
ある。 【図５】上記構造に用いられる段葺用の屋根材の一般的
な代表例を示す説明図である。 【図６】上記構造に用いられる段葺用の屋根材の代表例
を示す説明図である。 【図７】上記構造に用いられる段葺用の屋根材と裏打材
の連結状態を示す説明図である。 【図８】上記構造に用いられる棟包みを示す説明図であ
る。 【図９】上記構造に用いられる段付面戸を示す説明図で
ある。 【図１０】本発明の完成例を示す斜視図である。 【図１１】本発明に係る屋根隅棟部の改修構造の施工方
法を示す説明図である。 【図１２】本発明に係る屋根隅棟部の改修構造の施工方
法を示す説明図である。 【図１３】本発明に係る屋根隅棟部の改修構造の施工方
法を示す説明図である。 【図１４】本発明に係る屋根隅棟部の改修構造に使用す
る捨板のその他の実施例を示す断面図である。 【図１５】本発明に係る屋根隅棟部の改修構造に使用す
る屋根材のその他の実施例を示す断面図である。 【符号の説明】 Ａ 隅棟部 Ｂ 受け木 Ｃ 捨板 Ｄ 裏打材 Ｅ 屋根材 Ｆ 棟受け木 Ｇ 棟包み Ｈ 段付面戸 Ｉ アスファルトルーフィング Ｊ 吊り子 ａ 垂木 ｂ 野地板 ｃ アスファルトルーフィング ｄ 既存屋根材 α 既存屋根 β 固定具 γ 空隙 １ 固定片 １ａ 舌片 ２ 水切り ２ａ 流水溝 ３ ガイド片 ４ 支持片 ４ａ 舌片 ５ 化粧面 ６ 係合溝 ７ 嵌合縁 ８ 固定片 ９ 裏面 １０ 段差化粧面 １１ 差込係合片 １２ 水切り片 １３ 連結片 １４ 凹状 １５ 化粧面 １６ 側面 １７ 補助面 １７ａ 舌片 １８ 上面 １９ 下面 ２０ 側面BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is an explanatory diagram showing a typical example of a repair structure for a roof corner ridge according to the present invention. FIG. 2 is an explanatory diagram showing locations where the above structure is used. FIG. 3 is an explanatory diagram showing a discard plate used in the above structure. FIG. 4 is an explanatory view showing a backing material used in the above structure. FIG. 5 is an explanatory view showing a typical typical example of a roofing material for steps used in the above structure. FIG. 6 is an explanatory view showing a typical example of a roof material for steps used in the above structure. FIG. 7 is an explanatory diagram showing a connection state between a roofing material for steps and a backing material used in the above structure. FIG. 8 is an explanatory view showing a ridge wrap used in the above structure. FIG. 9 is an explanatory view showing a stepped surface door used in the above structure. FIG. 10 is a perspective view showing a completed example of the present invention. FIG. 11 is an explanatory view showing a method of constructing a repair structure for a roof corner ridge according to the present invention. FIG. 12 is an explanatory view showing a method of constructing a repair structure for a roof corner ridge according to the present invention. FIG. 13 is an explanatory diagram showing a method of constructing a repair structure for a roof corner ridge according to the present invention. FIG. 14 is a cross-sectional view showing another embodiment of a discarded plate used for a repair structure of a roof corner ridge according to the present invention. FIG. 15 is a cross-sectional view showing another embodiment of the roofing material used for the repair structure of the roof corner ridge according to the present invention. [Description of Signs] A Corner Building B Receiving Tree C Discarding D Backing Material E Roofing Material F Building Receiving Tree G Building Enclosure H Stepped Door I Asphalt Roofing J Suspension a Rafterb No Baseboard c Asphalt Roofing d Existing Roof Material α Existing roof β Fixture γ Air gap 1 Fixing piece 1a Tongue piece 2 Drain 2a Flowing groove 3 Guide piece 4 Supporting piece 4a Tongue piece 5 Makeup surface 6 Engagement groove 7 Fitting edge 8 Fixing piece 9 Back surface 10 Step makeup surface 11 Insert engagement piece 12 Drain piece 13 Connection piece 14 Concave 15 Makeup surface 16 Side surface 17 Auxiliary surface 17a Tongue piece 18 Upper surface 19 Lower surface 20 Side surface

フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.⁷，ＤＢ名) E04D 3/40 E04D 3/00 E04D 1/30 601 Continuation of the front page (58) Field surveyed (Int.Cl. ⁷ , DB name) E04D 3/40 E04D 3/00 E04D 1/30 601

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 既存屋根の隅棟部を改修する構造におい
て、既存屋根の隅棟部にて稜線を挟んで相互に長手方向
の１片を当接してなる２本の長尺状の受け木と、略水平
な固定片と、該固定片の中間から上方に突出した水切り
と、前記固定片の内方端部から垂直上方に屈曲したガイ
ド片と、該ガイド片の上端部より直角外方に延長した支
持片とからなり、該受け木をガイドとして固定される長
尺状の捨板と、該捨板の水切りをガイドとして当接し、
段葺き用の屋根材の裏面側に重ね張りする長尺板状の裏
打材と、少なくとも幅方向の一端部を化粧面側に略Ｕ字
状に屈曲して係合溝を形成すると共に、再び略コ字状に
折り返して嵌合縁を形成し、他端部には裏面側に略コ字
状に屈曲した段差化粧面と差込係合片とを形成した段葺
き用の屋根材と、前記受け木上に前記受け木と平行に固
定した２本の棟受け木と、既存屋根の交差角と略同一角
度に形成された化粧面と該化粧面の端部を下方に略直角
に屈曲した側面と該側面の下端部を該側面に対して鈍角
に屈曲した補助面とからなり、該棟受け木の上部を被覆
する長尺状の棟包みと、略長方形の上下面が前記既存屋
根と前記屋根材との交差角と略同一角度で交差し、前記
段葺き用の屋根材と前記棟包みの間隙を密閉する段付面
戸とから構成されることを特徴とする屋根隅棟部の改修
構造。(57) [Claims] [Claim 1] In a structure for repairing a corner ridge of an existing roof, one piece in the longitudinal direction abuts each other across a ridge at the corner ridge of the existing roof. Two long receiving bars, a substantially horizontal fixed piece, a drainer projecting upward from the middle of the fixed piece, a guide piece bent vertically upward from an inner end of the fixed piece, It consists of a support piece extending outward at a right angle from the upper end of the guide piece, and a long discarded plate fixed with the receiving tree as a guide, and the draining of the discarded plate abuts as a guide,
A long plate-like backing material that is superimposed on the back surface side of the roofing material for stairs, and at least one end in the width direction is bent substantially U-shaped toward the decorative surface side to form an engagement groove, and again A roofing material for step roofing that is folded back into a substantially U-shape to form a fitting edge, and the other end portion has a stepped decorative surface and a plug engagement piece bent to a substantially U-shape on the back side, Two ridge receiving trees fixed on the receiving tree in parallel with the receiving tree, a decorative surface formed at substantially the same angle as the intersection angle of the existing roof, and an end of the decorative surface bent downward at a substantially right angle. A long ridge wrap covering the upper part of the ridge receiving tree, and a substantially rectangular upper and lower surface comprising the existing roof. And the roofing material intersects at substantially the same angle as the roofing material, and is composed of the stepping roofing material and a stepped face door that seals a gap between the ridges. Repair the structure of the roof corner building unit, characterized in that.