JP3455753B2 - 音楽情報入力方法及び音楽情報入力装置 - Google Patents

音楽情報入力方法及び音楽情報入力装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、入力された音楽情報を
五線譜上に表示する音楽情報入力方法及び音楽情報入力
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の音楽情報入力装置としては、例え
ば特開平4−161990号公報に開示されたものが提
案されている。この音楽情報入力装置にあっては、表示
パネルに五線譜を表示し、五線譜上にて音符を手書き入
力すると、この入力された音符の音高及び音長が認識さ
れ、この認識された音高及び音長に対応する音符が前記
五線譜上に表示されるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の音楽情報入力装置において、音符を表示させ
るためには、音符全体を手書き入力する必要があること
から、楽譜の作成に際しては通常の五線譜用紙に音符を
書き込む場合と同様の操作が必要となり、楽譜作成の煩
雑性を解消することができない。また、手書き入力した
音符の音高を確実に認識させるためには、五線譜上の各
線又は各間のみに音符の玉部を精度よく書き込む必要が
あり、よって、前述した五線譜用紙に音符を書き込む場
合の困難性も何ら解消し得るものではなかった。
【0004】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
なされたものであり、容易な操作により精度よく入力者
の意図する音符を表示し得る音楽情報入力方法及び音楽
情報入力装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明にかかる音楽情報入力方法にあっては、制御
手段によって、表示手段に五線譜を表示し、この表示し
た五線譜上における手書き操作子の位置により音高を決
定するとともに、前記手書き操作子の操作による押圧回
によって音長を決定し、この決定した音高と音長とに
対応する音符を前記五線譜上に表示するように構成され
ている。
【0006】また、本発明にかかる音楽情報入力装置に
あっては、表示手段と、該表示手段に五線譜を表示する
五線譜表示手段と、前記表示手段上における手書き操作
子の操作を検出する操作検出手段と、該操作検出手段に
より検出された前記五線譜上における手書き操作子の位
置により音高を決定する音高決定手段と、前記操作検出
手段により検出された前記手書き操作子の操作による押
圧回数に基づき音長を決定する音長決定手段と、該音長
決定手段により決定された音長と前記音高決定手段によ
り決定された音高とに対応する音符を前記五線譜上に表
示する音符表示手段とを有している。
【0007】
【作用】前記音楽情報入力方法において、手書き操作子
を操作して表示された五線譜上にて書き込もうとする
音高に対応する位置に接触させると、この手書き操作子
の位置により音高が決定される。また、このときの手書
き操作子の操作による押圧回数により音長が決定され、
この決定した音高と音長とに対応する音符が五線譜上に
表示される。
【0008】また、前記音楽情報入力装置において、手
書き操作子を操作して、表示手段に表示された五線譜上
任意の位置に接触させると、その接触位置が操作検出
手段により検出され、音高決定手段はこの検出された接
触位置により音高を決定する。また、このときの手書き
操作子の操作による押圧回数が操作検出手段により検出
され、音長決定手段はこの押圧回数により音長を決定す
る。そして、これら定された音高と音長とに基づき音
符表示手段が動作することにより、対応する音符が五線
譜上に表示される。
【0009】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図にしたがって説
明する。すなわち、図1は、本実施例の全体構成を示す
ブロック図であり、CPU1は、ROM2に予め記憶さ
れているプログラム等及びRAM3に一時記憶されるデ
ータ等に基づき、この楽音情報入力装置において必要と
なる全ての制御を実行する。ROM2には、前記プログ
ラムとともに数字と対応させて下記音長の音符とその形
状を示す画像データが記憶されている。
【0010】 さらに、ROM2には、五線譜、音部記号、調号、拍子
等の楽譜に必要となる各種記号の画像データが全て記憶
されている。
【0011】また、LCDコントローラ4は、CPU1
の指示に従ってLCD表示部5を駆動し、五線譜や音符
等を表示させる。このLCD表示部5の上面側には、タ
ッチパネル6が積層されており、該タッチパネル6のタ
ッチ情報はパネルI/Oポート7を介して入力される。
音源8は、CPU1の指示に従って楽音波形を生成し、
この楽音波形はアンプ9により増幅されてスピーカ10
より放音される。
【0012】図2は、本実施例にかかる音楽情報表示装
置の外観構造を示すものであり、装置本体11には、前
記LCD表示部5上にタッチパネル6を積層して構成さ
れた画面12が設けられている。この画面12の下部に
は、装置のオン・オフやLCD表示部5の明暗調整等に
使用されるスイッチ13,14が配置されているととも
に、各スイッチ13,14に対応してLED15,16
が配置されている。スイッチ14の側方には、前記スピ
ーカ10が内蔵され、また、この装置本体11とは別設
のペン17が用意されている。
【0013】次に、以上の構成にかかる本実施例の動作
を説明する。すなわち、CPU1はスイッチ13のオン
に伴って図3に示したメインフローに従って動作を開始
する。そして、先ずROM2から読み出した五線譜の画
像データに基づき、LCDコントローラ4を制御し、L
CD表示部5に五線譜を表示させる(SA1)。このS
A1の処理により、図4の(A)に示したように、画面
12には複数段の五線譜が表示される。
【0014】次に、音部入力操作の有無を判別するが
(SA2)、ここで音部入力操作とは、図4の(B)に
示したように、前記ペン17を用いて五線譜上に“〇”
を描く操作である。そして、入力者がペン17を用いて
五線譜上に“〇”を描くと、描いた際のペン17のタッ
チがタッチパネル6により検出されパネルI/Oポート
7を介して、CPU1に入力される。するとCPU1
は、音部入力操作が有ったものと判別し、ト音記号の画
像データをROM2から読み出して、LCDコントロー
ラ4を制御し音部記号表示を実行する(SA3)。この
SA3の処理に応じて、LCDコントローラ4が動作す
ることにより、図4の(C)に示したように、“〇”を
描いた五線譜の端部にト音記号が表示される(SA
3)。
【0015】次に、調号入力操作の有無を判別するが
(SA4)、この調号入力操作は、前記ペン17を用い
て五線譜上に“♯”(又は“♭”)とその数の数字を書
く操作である。すなわち、図5の(A)に示したト音記
号が表示されている状態で、同図の(B)に点線で示し
たように、前記ペン17を用いて五線譜上に“♯”(又
は“♭”)とその数の数字を書く。
【0016】このとき、本例のようにイ長調であれば、
♯が3個であることから“♯”を五線譜上に記してか
ら、その下部に“3”を記せば、調号入力操作が完了す
る。そして、この調号入力操作が完了すると、CPU1
は調表示を実行し(SA5)、このSA5の処理によ
り、図5の(C)に示したように、ト音記号の右側に入
力された調の調号が表示される。
【0017】引き続き、メインフローにおいて拍子記号
入力操作の有無を判別する(SA6)。この拍子記号入
力操作は、図6の(A)に示したト音記号及び調号(但
し、図6以降においては調号の図示を省略して、ト音記
号のみを表示してある。)が表示されている状態で、同
図の(B)に示したように、前記ペン17を用いて五線
譜上に拍子の分子と分母の数字を書き込む操作である。
つまり、この例のように3/4拍子であれば、“3”を
上部に記し、かつその下部に“4”を記す。これによ
り、数値タッチパネル6により検出されパネルI/O
ポート7を介して、CPU1に入力される。すると、C
PU1は、ROM2に記憶されている数字データに基づ
き、上下に記された2個の数字を認識して、子記号入
力操作があったものと判別し、拍子記号表示を実行する
(SA7)。すなわち、対応する数字の画像データをR
OM2から読み出し、LCDコントローラ4がこの読み
出した画像データに従って動作することにより、図6の
(C)に示したように子記号“3/4”が表示され
る。
【0018】このようにして、SA1〜SA7までの判
別処理を実行した後、次の音符入力操作検出・表示処理
(SA8)を行う。この音符入力操作検出・表示処理
は、図7に示したフローチャートに従って実行し、先ず
五線譜上で音高指定があったか否かを判別する(SB
1)。この音高指定は、五線譜上において記入しようと
する音符の音高に対応する位置にペン17の先端を接触
させることにより行う。つまり、例えば音高F1の4分
音符を記入しようとする場合には、図8の(A)に示し
たように調子記号等が表示されている状態で、五線譜の
第1間にペン17の先端を接触させる。これにより、ペ
ン17のタッチがタッチパネル6により検出されパネル
I/Oポート7を介してCPU1に入力されると、この
指定された音高をRAM3の所定エリアに記憶させる
(SB2)。引き続き、音高位置で表示を実行し(SB
3)、このSB3の処理により図8の(B)に示したよ
うに、五線譜の第1間に点Pが表示される。
【0019】次に、数値指定が有ったか否かを判別する
が(SB4)、この数値指定は同図(B)に点線で示し
たように、表示されている点Pの下部に音符名称の頭部
の数値を記する操作である。したがって、本例のように
音高F1の4分音符を記入しようとする場合には、点P
の下部に音符名称の頭部の数値である“4”をペン17
にて記する。この操作により数値指定が有ったこととな
り、CPU1はこの指定された数値に基づき、その内容
を判断する(SB5)。
【0020】すなわち、前述したように、ROM2に
は、数値1,2,4,8,16・・・に対応させて、各
数値が示す音長の音符(全音符,2,4,8,16)が
記憶されている。そして、ペン17の操作により記され
た数値を認識した後、この認識した数値に対応する音長
の音符を判別して、数値が示す音符の音長を決定し(S
B6)、この決定した音長をRAM3に記憶する(SB
7)。そして、予めSB2で記憶した音高と、このSB
7で記憶した音長とにより、記入しようとする音符を表
示し(SB8)、このSB8の処理により図8の(C)
に示したように、4分音符が音高F1の位置に表示され
る。
【0021】一方、図3のメインフローにおいて、SA
8に続くSA9では当該拍子における1小節分の音符入
力があったか否かを判別し、1小節分の音符入力がある
までSA8→SA9のループを繰り返す。したがって、
この間前述した五線譜上で音高指定と数値指定とを行う
ことにより、例えば音高F1を指定した後“8”を記
し、さらに音高A1を指定した後“4”を記すると、図
9の(A)に示したように、前述した音高F1の4分音
符の後に、音高F1の8分音符及び音高A1の4分音符
が順次表示される。また、この時点では3/4拍子にお
いて未だ1小節分の音符入力がないことから、再度前記
ループが繰り返される。
【0022】そして、同図の(B)に仮想的に示したよ
うに、音高E2で8分音符の入力操作を行い、これによ
り1小節分の音符入力がなされると、1小節分の音符入
力が完了し、小節線の自動引きを実行する(SA1
0)。このSA10の処理により、図9の(C)に示し
たように、1小節分の最後の音符である音高E2の8分
音符の次に小節線が表示される。
【0023】引き続き、1段分の音符入力があったか否
かを判別し(SA11)、1段分の音符入力があるま
で、SA8〜SA11のループを繰り返す。よって、こ
のSA8〜SA11のループが繰り返されることによ
り、図10の(A)に示したように、この間に入力され
た音符が順次表示されるとともに、1小節の音符入力が
有った時点で小節線が表示される。そして、同図の
(B)に仮想的に示したように、音高E1で4分音符の
入力操作を行うと、1小節分の音符入力がなされ、か
つ、1段分の音符入力が完了する。したがって、前記ル
ープにおいてSA10で小節線の自動引きを行った後、
SA11の判別がYESとなって、SA12に進み楽譜
の完成操作の有無を判別する。
【0024】この楽譜の完成操作は、ペン17の操作に
よって、最後に自動引きされた小節線の手前にこれと平
行に線を書き込む操作である。そして、かかるペン17
による操作がなかった場合には、次の段の冒頭に音部記
号、調号を自動表示してから(SA13)、SA8から
の処理を繰り返す。よって、SA13の処理により図1
0の(C)に示したように次の段の冒頭にト音記号と調
号(但し、前述のように図6以降においては調号の図示
を省略して、ト音記号のみを表示してある。)が自動的
に表示されて、改段される。
【0025】また、前記完成操作がなされるまで、SA
8〜SA13のループが繰り返され、これにより、図1
1の(A)に示したように、この間に入力された音符が
順次表示される。また、1小節の音符入力が有った時点
で小節線が表示され、かつ、1段分の音符入力があった
時点で改段されて、音部記号等の自動表示がなされる。
そして、楽譜が完成した時点で同図の(B)に点線で示
したように、最後に自動引きされた小節線の手前にこれ
と平行に線を書き込む操作を行うと、前記完成操作がな
されたこととなる。よって、SA12からSA14に進
んで、終止線引きを実行し、このSA14の処理により
同図(C)に示したように、最終段の最後部に終止線が
表示される。
【0026】図12は、本発明の第2実施例を示すフロ
ーチャートである。すなわち、このフローチャートは、
図3に示したメインフローにおけるSA8の楽譜入力操
作検出・表示の処理内容を示すものであり、先ず五線譜
上で音高指定があったか否かを判別する(SC1)。こ
の音高指定は、第1実施例と同様であって、図13の
(A)に示した五線譜上において、記入しようとする音
符の音高に対応する位置に、ペン17の先端を接触させ
る操作である。そして、この操作より音高指定がなされ
ると、指定された音高をRAM3の所定エリアに記憶さ
せる(SC2)。引き続き、数値指定が有ったか否かを
判別するが(SC3)、この数値指定は図13の(B)
に示したように、音高を指定した位置で音符名称の頭部
の数値を記する操作である。したがって、音高F1の4
分音符を記入しようとする場合には、同図に仮想的に示
したように五線譜の第1間に4分音符の頭部の数値であ
る“4”をペン17にて記す。この操作により数値指定
が有ったこととなり、CPU1はこの指定された数値に
基づき、第1実施例と同様にしてその内容を判断して
(SC4)、数値が示す音符の音長を決定する(SC
5)。次に、これをRAM3に記憶し(SC6)、予め
SC2で記憶した音高と、このSC6で記憶した音長と
により、記入しようとする音符を表示し(SC7)、こ
のSC7の処理により図13の(C)に示したように、
4分音符が音高F1の位置に表示される。つまり、この
第2実施例においては、画面12に表示されている五線
譜上において、記入しようとする音符の音高に対応する
位置に、ペン17を用いて音符の数値を書き込む操作を
行うと、書き込みを開始した時点でSC1の判別がYE
Sとなり、数値の書き込みを終了した時点でSC3の判
別がYESとなって、SC7の処理により所望音符が表
示される。したがって、五線譜上にて記入しようとする
音符の音高に対応する位置に、数値を書き込む単一操作
により、容易に任意の音符を表示させることができる。
【0027】図14は、本発明の第3実施例を示すフロ
ーチャートである。すなわち、このフローチャートも、
図3に示したメインフローにおけるSA8の楽譜入力操
作検出・表示の処理内容を示すものであり、先ず五線譜
上で音高指定があったか否かを判別する(SD1)。こ
の音高指定も、第1実施例と同様であって、図15の
(A)に示した五線譜上において、記入しようとする音
符の音高に対応する位置に、ペン17の先端を接触させ
る操作である。したがって、例えば音高F1を指定しよ
うとする場合には、図15の(B)に接触点Tとして示
したように五線譜上において第1間にペン17の先端を
接触させる。そして、この操作より音高指定がなされる
と、指定された音高F1をRAM3の所定エリアに記憶
させる(SD2)。
【0028】次に、カウンターに初期値“1”をセット
し(SD3)、このカウンターの値に基づく判断を実行
する(SD4)。このSD4は、カウンターの値が奇数
及び偶数のいずれであるかを判断するものであって、奇
数である場合には音符の玉部を白抜きに、偶数である場
合には音符の玉部を塗り潰しに設定し(SD5)、しか
る後に音高位置にて表示する(SD6)。したがって、
前述のように音高F1を指定して今カウンターの値が
“1”であったとすると、図15の(C)に示したよう
に、五線譜の第1間に玉部が白抜きである全音符が表示
されることとなる。
【0029】次に、音長指定操作の読み込み処理を実行
するが、ここで音長指定操作とはSD6で五線譜上に表
示されている音符の玉部に対して、ペン17を操作して
音符の棒や旗を追記し、あるいは追記しない操作であ
る。すなわち、2分音符又は4分音符のように旗がなく
玉部と棒とからなる音符の場合には、予め表示されてい
る玉部に対して棒のみを追記し、8分音符以下の音符の
ように玉部と棒、及び旗から構成される音符の場合に
は、予め表示されている玉部に対して棒と旗を追記す
る。また、全音符のように棒及び旗がなく玉部のみから
なる音符の場合には、棒及び旗の追記を行うことなく、
そのまま放置する。
【0030】そして、棒や旗の追記により音長が指定さ
れると、この音長指定操作を読み込み(SD7)、さら
に指定された音長を記憶する(SD8)。なお、全音符
を指定する場合のようにいずれの追記を行うことなく所
定時間が経過すると、SD7からSD8に進んで、全音
符の音長を記憶する。次に、予めSD2で記憶した音高
と、このSD8で記憶した音長とにしたがって音符を表
示する(SD9)。したがって、図15の(D)に仮想
的に示したように、予め表示されている音高F1の全音
符に対して棒を追記すると、同図の(E)に示したよう
に、音高F1の2分音符が表示されることとなる。
【0031】次に、ペン17が表示されている音符の玉
部に触れたか否かを判別し(SD10)、触れない場合
には、エンドに進む。よって、音符の玉部に触れない場
合には、SD9で表示された音高F1の2分音符が確定
し、次の音符の入力を開始する。
【0032】しかし、同図の(F)に接触点Tとして示
したように、玉部に触れると、現在表示されている旗、
棒を消去する(SD11)。引き続き、カウンターをカ
ウントアップさせ(SD12)、SD4からの判別処理
を再度実行する。したがって、SD3で初期値“1”が
設定されていたカウンターがカウントアップして“2”
になると、その値は偶数であることから、SD5で音符
の玉部が塗り潰しに設定される。しかも、SD11で
旗、棒は消去されていることから、SD6の処理が実行
されることにより、図16の(G)に示したように、音
高F1に塗り潰しの玉部が表示されることとなる。
【0033】この状態で、同図の(H)に仮想的に示し
たように、8分音符を入力すべく、棒及び旗を追記する
と、これが読み込まれる(SD7)。さらに、その音長
が記憶された後(SD8)、音高と音長とで音符表示
(SD9)がなされることにより、同図の(I)に示し
たように、音高F1の8分音符が表示される。そして、
この状態で音符の玉部に触れなければ、SD10からエ
ンドに進み、これによりSD9で表示された音高F1の
分音符が確定し、次の音符の入力を開始する。しか
し、同図()に接触点Tとして示したように、玉部に
触れると、前述したように現在表示されている旗、棒を
消去し(SD11)、引き続き、カウンターをカウント
アップさせ(SD12)、SD4からの判別処理を再度
実行する。したがって、値が“2”であったカウンター
がカウントアップして“3”になり、その値が奇数にな
ると、SD5で白抜きの玉部が設定される。しかも、S
D11で旗、棒は消去されていることから、SD6の処
理が実行されることにより、図16の(K)に示したよ
うに、音高F1に白抜きの玉部が表示されることとな
る。そして、この状態で音符の玉部に触れなければ、S
D10からエンドに進み、これにより、SD9で表示さ
れた音高F1の全音符が確定し、次の音符の入力を開始
する。無論、玉部に触れれば、SD4〜SD12までの
ループが繰り返され、これにより、任意の音符を作成し
て表示することができる。
【0034】図17は、本発明の第4実施例において、
図3に示したメインフローにおけるSA8の楽譜入力操
作検出・表示の処理内容を示すものである。すなわち、
先ず五線譜上で音高指定があったか否かを判別する(S
E1)。この音高指定も、第1実施例と同様であって、
図18の(A)に示した五線譜上において、記入しよう
とする音符の音高に対応する位置に、ペン17の先端を
接触させる操作である。そして、この操作より音高指定
がなされると、この指定された音高をRAM3の所定エ
リアに記憶させる(SE2)。
【0035】引き続き、音長指定操作が有ったか否かを
判別するが(SE3)、この音長指定操作は五線譜上に
てペン17の操作により音符を描いた際の棒の長さによ
り行う。すなわち、図1に示したROM2には、下記に
示した棒の棒の長さに対応させて、各音長の音符を記憶
されている。
【0036】 ここで、1間長は五線譜における“間”の幅、すなわち
線と線との間隔の長さである。
【0037】そして、五線譜上にてペン17の操作によ
り音符の玉部のみ、あるいは玉部と棒とを描くと、音長
指定操作が有ったこととなり、棒の長さを検出する(S
E4)。引き続き、この検出した結果に基づき、前記記
憶内容から音長を判断する(SE5)。したがって、図
18の(B)に点線で示したように音符の玉部を五線譜
の第1間K1に描き、棒を第2間K2の全幅に亙って引
くと、棒は1間長であることから、その音長は4分音符
であると判断し、この判断した音長をRAM3の所定エ
リアに記憶する(SE6)。次に、予めSE2で記憶し
た音高と、このSE6で記憶した音長とにより、記入し
ようとする音符を表示し(SE7)、このSE7の処理
により図18の(C)に示したように、4分音符が音高
F1の位置に表示される。
【0038】また、同図の(D)に点線で示しように音
高F1の4分音符の次に、音符の玉部を五線譜の第1間
K1に描き、棒を第2間K2から第3間K3の中央まで
引くと、棒は1.5間長であることから、その音長は8
分音符となる。よって、同図の(E)に示したように、
音高F1の4分音符の次に、8分音符が音高F1の位置
に表示される。
【0039】つまり、画面12に表示されている五線譜
上において、記入しようとする音符の音高に対応する位
置に、ペン17を用いて音符の玉部を書き込む操作を行
うと、玉部の書き込みを開始した時点でSE1の判別が
YESとなる。また、玉部及び棒の書き込みを終了した
時点で、SE3の判別がYESとなって、SE4〜SE
7の処理が順次実行されることにより、所望音符が所望
の音高にて表示される。したがって、五線譜上にて記入
しようとする音符の音高に対応する位置に玉部を書き、
音長に応じた長さの棒(但し、全音符の場合は棒の長さ
“0”であり、棒を書き込むことなく放置する)を書く
操作により、順次任意の音符を表示させることができ
る。
【0040】図19は、本発明の第5実施例において、
図3に示したメインフローにおけるSA8の楽譜入力操
作検出・表示の処理内容を示すものである。すなわち、
この第5実施例のフローは、SF1〜SF8で構成され
るが、SF3を除く他の処理は図17に示したフローの
SE1〜SE7と同様である。そして、SF3では、前
のステップで記憶した音高位置で表示を行う。したがっ
て、例えば音高F1の16分音符を記入しようとする場
合には、図20の(A)に示したように調子記号等が表
示されている状態で、五線譜の第1間にペン17の先端
を接触させる。すると、SF3の処理により同図の
(B)に示したように、五線譜の第1間K1に点Pが表
示される。
【0041】次に、この点Pが表示されている位置に玉
部を書き[図20の(C)]、引き続き、第2間K2か
ら第3間K3の全幅に亙って棒を書く[同図の
(D)]。これにより、16音符の音長指定操作が完了
し、前述した第4実施例と同様の処理手順によって、音
高F1の位置に16分音符が表示される[同図の
(E)]。また、次の音符を入力するに際して、五線譜
上の次に音符を入力させる位置にペン17を接触させる
と、当該位置に点Pが表示され[同図の(F)]、前述
したと同様にペン17の操作を行うことにより、順次任
意の音符を表示させることができる。
【0042】図21は、本発明の第6実施例において、
図3に示したメインフローにおけるSA8の楽譜入力操
作検出・表示の処理内容を示すものであるが、この第6
実施例においては、ROM2には、下記に示したように
カウンターの値と対応させて音符データが記憶されてい
る。
【0043】 そして、図21のフローにおいては、先ず五線譜上で音
高指定があったか否かを判別する(SG1)。この音高
指定は、図22の(A)に示しように五線譜上におい
て、記入しようとする音符の音高に対応する位置に、ペ
ン17により全音符を記入する操作である。したがっ
て、例えば音高F1を指定しようとする場合には、五線
譜の第1間に全音符を書き込むと、音高F1が指定さ
れ、この指定された音高F1はRAM3の所定エリアに
記憶される(SG2)。
【0044】次に、カウンターに初期値“1”をセット
し(SG3)、このカウンターの値に基づく音長判断を
実行した後(SG4)、この音長に対応するいずれかの
音符を決定する(SG5)。次に、この決定した音符の
音長を記憶し(SG6)、SG2で記憶した音高とSG
6で記憶した音長とで、音符を表示する(SG7)。し
たがって、前述のように音高F1を指定して今カウンタ
ーの値が“1”であったとすると、図22の(A)に示
したように、五線譜の第1間に全音符が表示されること
となる。
【0045】次に、ペン17が表示されている音符の玉
部に触れたか否かを判別し(SG8)、触れない場合に
は、エンドに進む。よって、音符の玉部に触れない場合
には、SG7で表示された音高F1の全音符が確定し、
次の音符の入力を開始する。しかし、同図の(B)に接
触点Tとして示したように、玉部に触れると、先ずカウ
ンターの値がMax(例えばMax=7)となっている
か否かを判別する(SG9)。
【0046】そして、Maxとなっている場合には、カ
ウンターを0リセットした後(SG10)、カウンター
の値をカウントアップさせる。また、Maxとなってい
ない場合には0リセットすることなくカウンターの値を
カウントアップさせ(SG11)、しかる後にSG4か
らの判別処理を繰り返す。したがって、SG3で初期値
“1”が設定されていたカウンターがカウントアップし
て“2”になると、SG5で2分音符が決定され、SG
7の処理が実行されることにより、図22の(C)に示
したように、音高F1の2分音符が表示される。この状
態で、音符の玉部に触れたか否かを判別し(SG8)、
触れない場合には、エンドに進む。よって、音符の玉部
に触れない場合には、SG7で表示された音高F1の2
分音符が確定し、次の音符の入力を開始する。
【0047】しかし、同図の(D)に接触点Tとして示
したように玉部に触れると、前述したSG8〜SG11
→SG4と進む。したがって、SG11でカウンターが
カウントアップして“3”になると、SG5で4分音符
が決定され、SG7の処理が実行されることにより、同
図の(E)に示したように、音高F1の4分音符が表示
される。そして、この状態で、音符の玉部に触れない場
合にはエンドに進むことにより、SG7で表示された音
高F1の4分音符が確定し、次の音符の入力を開始す
る。
【0048】しかし、同図の(F)に接触点Tとして示
したように玉部に触れると、前述したSG8〜SG11
→SG4と進む。そして、SG11でカウンターがカウ
ントアップして“4”になると、SG5で8分音符が決
定され、SG7の処理が実行されることにより、図23
の(G)に示したように、音高F1の8分音符が表示さ
れる。また、この状態で、音符の玉部に触れない場合に
はエンドに進むことにより、SG7で表示された音高F
1の8分音符が確定し、次の音符の入力を開始する。
【0049】以下同様にして、図23の(H)にて、8
分音符の玉部に触れると、16分音符が表示され[同図
の(I)]、同図の(J)にて16分音符の玉部に触れ
ると、32分音符が表示され[同図の(K)]、同図の
(L)にて32分音符の玉部に触れると、64分音符
(図示せず)が表示される。そして、この64分音符の
玉部に触れることにより、カウンターの値がMaxにな
ると、カウンターに初期値“1”がセットされることに
より、再び全音符が表示されることとなる。よって、任
意の回数をもって玉部に触れる単純な操作により、所望
の音長からなる音符を順次表示させることができる。
【0050】図24は、本発明の第7実施例において、
図3に示したメインフローにおけるSA8の楽譜入力操
作検出・表示の処理内容を示すものである。すなわち、
先ず五線譜上で音高指定があったか否かを判別し(SH
1)、音高指定があった場合には、この指定された音高
をRAM3の所定エリアに記憶させる(SH2)。引き
続き、音高位置で表示を実行し(SH3)、音長指定操
作があったか否かを判別する(SH4)。音長指定操作
があった場合には、これをRAM3に記憶し(SH
5)、予めSH2で記憶した音高と、このSH5で記憶
した音長とにより、記入しようとする音符を表示する
(SH6)。したがって、音高指定操作と音長指定操作
とを交互に行うことにより、例えば図25の(A)に示
したように、指定された音高であって指定された音長の
音符が五線譜上に順次表示されて行く。しかし、同図の
(B)に点線で示したように、音高C2を指定する操作
を行った後、この音高C2の音長を指定することなく、
次の音高A1を指定すると、図24のフローチャートに
おいて、SH4の判別がNOとなって、SH7に進んだ
後、SH7の判別はYESとなる。したがって、SH8
で前回の音長、つまり図25の(B)において音高E2
の音長である8分音符長を保持する。
【0051】しかる後に、SH2で記憶した音高つまり
音高C2と、SH8で保持した音長つまり8分音符長
で、音符を表示する(SH6)。したがって、このSH
6の処理により、図25の(C)に示したように、先に
音高の指定のみを行った音高C2の8分音符が表示され
る。すなわち、この第7実施例においては、同一音長の
音符が連続する場合には、音長の指定操作を行うことな
く、音高の指定のみを行った後、さらに次の音符の音高
を指定すれば、同一音長の音符が自動的に表示されるこ
ととなり、音符の入力操作が一層容易となる。
【0052】図26は、本発明の第8実施例において、
図3に示したメインフローにおけるSA8の楽譜入力操
作検出・表示の処理内容を示すものである。すなわち、
先ず五線譜上で音高指定があったか否かを判別し(SI
1)、音高指定があった場合には、この指定された音高
をRAM3の所定エリアに記憶させる(SI2)。引き
続き、ペン17により画面12を押圧した際の押圧力を
検出し(SI3)、この検出結果に基づき音長判断を行
う(SI4)。
【0053】すなわち、この第8実施例において、RO
M2にはペン17によりタッチパネル6を押圧した際の
複数種の押圧力と、各押圧力に対応する音符の音長デー
タとが記憶されている。そして、ペン17の操作により
入力しようとする音符の音長に対応する押圧力にて、画
面12を押圧すると、該画面12の上層を形成するタッ
チパネル6に対する押圧を検出してその音長を判断し、
これをRAM3に記憶する(SI5)。
【0054】そして、SI2で記憶した音高と、SI5
で記憶した音長とで音符を表示した後(SI6)、押圧
操作がストップしたか否かを判別する(SI7)。押圧
操作がストップした場合には、SI7からエンドに進
み、これによりSI6で表示された音符が確定し、次の
音符の入力を開始する。しかし、押圧操作がストップさ
れない限り、SI3からの処理を繰り返す。したがっ
て、押圧操作を継続していると、押圧力が変化する都
度、表示されている音符の音長が変化し、所望音長の音
符が表示された時点で、押圧操作をストップすることに
より、任意の音符を表示することができる。
【0055】図27は、本発明の第9実施例において、
図3に示したメインフローにおけるSA8の楽譜入力操
作検出・表示の処理内容を示すものである。すなわち、
先ず五線譜上で音高指定があったか否かを判別し(SJ
1)、この音高指定は、五線譜上において記入しようと
する音符の音高に対応する位置にペン17の先端を接触
させることにより行う。音高指定があった場合には、こ
の指定された音高をRAM3の所定エリアに記憶させる
(SJ2)。引き続き、タイマーのカウント動作をスタ
ートさせ(SJ3)、このスタートさせたタイマーのカ
ウント値に基づき、一定時間が経過したか否かを判別す
る(SJ4)。
【0056】そして、一定時間が経過したならば、表示
状態変更つまり予め表示した音符の種類を変更した後
(SJ5)、ペン17が画面12より離れたか否かを判
別する(SJ6)。ペン17が離れていない場合には、
SJ4からの判別処理を実行し、よって、ペン17が画
面12から離れるまで、SJ4〜SJ6のループが繰り
返される。その間、一定時間が経過する毎にSJ5の処
理が実行されて、異なる音長の音符が順次表示される。
そこで、所望音長の音符が表示された時点で、ペン17
を画面12から離し、これによりタッチパネル6からペ
ン17が離れた信号が出力されると、タイマーをカウン
トストップさせる(SJ7)。
【0057】次に、カウントストップされるまでのタイ
マーのカウント時間に基づき、音長を判断する(SJ
8)。すなわち、この第9実施例において、ROM2に
はペン17によりタッチパネル6を押圧している複数種
の時間と、各時間に対応する音符の音長データとが記憶
されている。そして、ペン17の操作により入力しよう
とする音符の音高位置で画面12の押圧を継続すると、
該画面12の上層であるタッチパネル6に対する押圧時
間を検出してその音長を判断し、これをRAM3に記憶
する(SJ9)。
【0058】そして、最終的にはSJ2で記憶した音高
と、SJ9で記憶した音長とで音符を表示する(SJ1
0)。したがって、押圧操作を継続していると、押圧時
間に応じて表示されている音符の音長が変化し、所望音
長の音符が表示された時点で、押圧操作をストップする
ことにより、任意の音符を順次表示することができる。
【0059】図28は、本発明の第10実施例におい
て、図3に示したメインフローにおけるSA8の楽譜入
力操作検出・表示の処理内容を示すものである。すなわ
ち、先ず五線譜上で音高指定の有無を判別し(SK
1)、音高指定があった場合には、この指定された音高
を記憶する(SK2)。引き続き、音長指定操作の有無
を判別して、音長指定操作があった場合にはその音長を
記憶し(SK4)、SK2で記憶した音高と、SK4で
記憶した音長とで音符を表示する(SK4)。しかし、
SK1の判別を行った際に音高指定操作がなかった場合
には、音高変更操作の有無を判別する(SK6)。そし
て、音高変更操作があった場合には、この音高変更操作
による指示に従った音高に変更した後(SK7)、この
音高を変更した音符を表示する。
【0060】ここで、音高変更操作とは、図29の
(A)に例示したように、音符が表示されている状態
で、当該音符の玉部にペン17で触れたまま、同図の
(B)に点線矢印で示したように、ペン17を所望の音
高位置まで移動させる操作である。したがって、本例の
ように音高C2である4分音符の玉部に触れた状態で、
ペン17を音高F1まで移動させると、当該4分音符は
同図の(C)に示したように、F1に音高変更されて表
示される。
【0061】また、図30は、音高変更操作の他の例を
示すものであり、同図の(A)に例示したように、音符
が表示されている状態で、当該音符の玉部にペン17で
触れた後、同図の(B)に点線で示したように、ペン1
7で所望の音高位置に玉部を順次ずらして書き込む。か
かる操作により、最終的にずらして書き込んだ音高、こ
の例ではF1に4分音符が音高変更されて表示される。
【0062】なお、この図29と図30に示したいずれ
の音高変更操作を行った場合であっても、図28のSK
6で音高変更操作があったものと判別され、よって、い
ずれか操作し易い方で、音高変更を行えばよい。
【0063】図31は、本発明の第11実施例を示す外
観斜視図であり、装置本体11には、親画面12aと子
画面12bとが設けられている。親画面12aにあって
は、複数段の五線譜を表示し得る表示面積を有し、子画
面12bには単一の段を拡大して表示し得る表示面積を
有している。したがって、図32に示したように、親画
面12aに既に入力済みの音符を複数段に亙って表示す
る一方、子画面12bに現在入力している段を拡大して
表示する。また、音高及び音長の指定操作や音高変更操
作を子画面12b側で行う構成とすることにより、操作
の容易化を図ることができる。
【0064】なお、図33に示した第12実施例におい
ては、単一の画面12上にて現在音符入力を行っている
段を拡大して表示し[同図(A)(B)]、当該段の音
符入力が完了して次の段への音符入力を開始する時点
で、入力済みの段を縮小表示する一方、次の段を拡大表
示する[同図(C)]。したがって、この第12実施例
によれば、前述した第11実施例のように、親画面12
aと子画面12bとを設けずとも、単一の画面12のみ
を設ける構造であっても、音符入力操作や音高変更操作
が容易となる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、表示した
五線譜上における手書き操作子の位置により音高を決定
するとともに、前記手書き操作子の押圧回数から音長を
決定して、この決定した音高と音長とに対応する音符を
前記五線譜上に表示するようにした。したがって、五線
譜上にて入力しようとする音符の音高に対応する線
間に手書き操作子を位置させ、音符の音長に対応す
る回数だけ押圧操作を行うことにより、所望の音高及び
音長を表示させることができる。よって、容易な操作に
より精度よく入力者の意図する音符を表示することが可
能となり、楽譜作成の煩雑生を解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例にかかる音楽情報入力装置に
共通する全体構成を示すブロック図である。
【図2】同音楽情報入力装置の外観構成を示す斜視図で
ある。
【図3】本発明の各実施例に共通する動作を示すメイン
フローチャートである。
【図4】音部記号表示の表示過程を示す図である。
【図5】調号表示の表示過程を示す図である。
【図6】拍子記号表示の表示過程を示す図である。
【図7】本発明の第1実施例における音符入力操作検出
・表示の処理内容を示すフローチャートである。
【図8】同実施例の音符入力操作の操作手順を示す図で
ある。
【図9】小節線自動引きの表示過程を示す図である。
【図10】改段の表示過程を示す図である。
【図11】終止線引きの表示過程を示す図である。
【図12】本発明の第2実施例における音符入力操作検
出・表示の処理内容を示すフローチャートである。
【図13】同実施例の音符入力操作の手順を示す図であ
る。
【図14】本発明の第3実施例における音符入力操作検
出・表示の処理内容を示すフローチャートである。
【図15】同実施例の音符入力操作の手順を示す図であ
る。
【図16】図15に続いて音符入力操作の手順を示す図
である。
【図17】本発明の第4実施例における音符入力操作検
出・表示の処理内容を示すフローチャートである。
【図18】同実施例の音符入力操作の手順を示す図であ
る。
【図19】本発明の第5実施例における音符入力操作検
出・表示の処理内容を示すフローチャートである。
【図20】同実施例の音符入力操作の手順を示す図であ
る。
【図21】本発明の第6実施例における音符入力操作検
出・表示の処理内容を示すフローチャートである。
【図22】同実施例の音符入力操作の手順を示す図であ
る。
【図23】図22に続いて音符入力操作の手順を示す図
である。
【図24】本発明の第7実施例における音符入力操作検
出・表示の処理内容を示すフローチャートである。
【図25】同実施例の音符入力操作の手順を示す図であ
る。
【図26】本発明の第8実施例における音符入力操作検
出・表示の処理内容を示すフローチャートである。
【図27】本発明の第9実施例における音符入力操作検
出・表示の処理内容を示すフローチャートである。
【図28】本発明の第10実施例における音符入力操作
検出・表示の処理内容を示すフローチャートである。
【図29】同実施例の音高変更操作の手順を示す図であ
る。
【図30】同実施例における他の音高変更操作の手順を
示す図である。
【図31】本発明の第11実施例にかかる音楽情報入力
装置の外観構成を示す斜視図である。
【図32】同実施例の表示状態を示す図である。
【図33】本発明の第12実施例における表示状態を示
す図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 ROM 3 RAM 4 LCDコントローラ 5 LCD表示部 6 タッチパネル 12 画面 17 ペン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G10G 1/00 - 3/04 G06F 3/03 380

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 制御手段によって、 表示手段に 五線譜を表示し、 この表示した五線譜上における手書き操作子の位置によ
    り音高を決定するとともに、前記手書き操作子の操作
    よる押圧回数によって音長を決定し この決定した音高と音長とに対応する音符を前記五線譜
    上に表示することを特徴とする音楽情報入力方法。
  2. 【請求項2】 表示手段と、 該表示手段に五線譜を表示する五線譜表示手段と、 前記表示手段上における手書き操作子の操作を検出する
    操作検出手段と、 該操作検出手段により検出された前記五線譜上における
    手書き操作子の位置により音高を決定する音高決定手段
    と、 前記操作検出手段により検出された前記手書き操作子の
    操作による押圧回数に基づき音長を決定する音長決定手
    段と、 該音長決定手段により決定された音長と前記音高決定手
    段により決定された音高とに対応する音符を前記五線譜
    上に表示する音符表示手段と、 を有することを特徴とする音楽情報入力装置。
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