JP3452291B2 - 耐摩擦溶融性を有する芯鞘型複合繊維及びその織編物 - Google Patents

耐摩擦溶融性を有する芯鞘型複合繊維及びその織編物

Info

Publication number
JP3452291B2
JP3452291B2 JP26797995A JP26797995A JP3452291B2 JP 3452291 B2 JP3452291 B2 JP 3452291B2 JP 26797995 A JP26797995 A JP 26797995A JP 26797995 A JP26797995 A JP 26797995A JP 3452291 B2 JP3452291 B2 JP 3452291B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
sheath
composite fiber
type composite
sheath type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP26797995A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0987925A (ja
Inventor
久 黒田
秀夫 坂倉
能則 川島
和昌 藤村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Mitsubishi Rayon Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp, Mitsubishi Rayon Co Ltd filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP26797995A priority Critical patent/JP3452291B2/ja
Publication of JPH0987925A publication Critical patent/JPH0987925A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3452291B2 publication Critical patent/JP3452291B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
  • Multicomponent Fibers (AREA)
  • Woven Fabrics (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、耐摩擦溶融性を有
する芯鞘型複合繊維及びその織編物に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリエステル繊維やナイロン繊維等の合
成繊維からなる織編物は、製品、特にスポーツ衣料とさ
れたとき、その使用状態において、スライデング、転倒
等で過度の擦過を受けた場合、摩擦熱により織編物が溶
融し、穴があいたり、さらに、ときとしては使用者に擦
過傷或いは火傷を与えるという問題を有する。特にこの
問題は、屋内運動場や人工芝の普及により増大してい
る。このため従来より、合成繊維織編物に対し各種の耐
摩擦溶融加工が施され、一般的にはシリコーンを主成分
とする仕上剤の付着により平滑性を高める等の表面処理
が用いられているが、スナッギング等織編物としての物
性が低下し、また洗濯により処理効果が低下する。
【0003】また、合成繊維に木綿を交撚、交織、交編
等により混合する方法もあるが、穴あき現象は生じない
ものの、織編物表面に合成繊維の溶融跡が生じたり、木
綿における染色性及び混合工程に基づくコスト高を招
く。一方、織編物の原糸そのものに耐摩擦溶融性を付与
する観点から、本出願人は、芯鞘型複合繊維における芯
部に鞘部の重合体より低融点の重合体を配するならば耐
摩擦溶融性が得られることを見い出し、特開平4−11
006号公報、特開平6−49712号公報にて、鞘部
成分としてポリエチレンテレフタレート、芯部成分とし
てポリプロピレン、ポリエチレン或いはナイロン12を
用いた芯鞘型複合繊維を提案している。
【0004】しかしながら、この芯鞘型複合繊維に、そ
の用途から要求されるストレッチ性、嵩高性を付与する
ために、仮撚加工を施した場合、通常の仮撚温度では芯
部成分の重合体の軟化変形により鞘部が破裂し、芯部成
分が露出するという問題を有し、特に芯部成分としてポ
リプロピレンを用いる場合、荷重たわみ温度が115℃
の通常のポリプロピレン、或いは規則性を高めることに
より結晶性を高めた荷重たわみ温度が125℃の高結晶
性ポリプロピレンを芯部成分に用いた芯鞘型複合繊維に
160℃以上の温度で仮撚加工を施すと、変形歪によっ
て芯鞘構造が破壊し、芯部成分のポリプロピレンが露出
する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、仮撚
加工通過性に優れ、ソフトなボリューム感のある風合い
を織編物に与えることが可能な耐摩擦溶融性を有する芯
鞘型複合繊維及びその耐摩擦溶融性が発現される織編物
を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、融点が200
℃以上の熱可塑性重合体を鞘部に配し、α晶核剤または
β晶核剤の少なくとも一つの結晶核剤が配合された荷重
たわみ温度が130℃以上のポリプロピレンを芯部に配
したことを特徴とする耐摩擦溶融性を有する芯鞘型複合
繊維、及び、
【0007】前記の芯鞘型複合繊維からなり、ローター
型摩擦溶融試験による荷重6kg、3秒間の接圧で溶融
跡を生じないことを特徴とする織編物、にある。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の芯鞘型複合繊維は、鞘部
に融点が200℃以上の熱可塑性重合体が配され、芯部
に荷重たわみ温度が130℃以上のポリプロピレンが配
された芯鞘複合構造を有する。
【0009】本発明において、芯部に配されるポリプロ
ピレンは、JIS K7207(硬質プラスチックの荷
重たわみ温度試験方法)に拠って測定される荷重たわみ
温度が130℃以上のポリプロピレンであることが必要
である。芯部に配されるポリプロピレンが荷重たわみ温
度が130℃未満のポリプロピレンであるときは、耐摩
擦溶融性は得られるものの、仮撚加工における芯鞘構造
の破壊が起こり仮撚加工通過性が不良となる。
【0010】荷重たわみ温度が130℃以上のポリプロ
ピレンは、結晶核剤の配合により、ポリプロピレンにお
ける非晶部に対する結晶部の割合を高めることにより得
られる。また、一般的に繊維に用いられるポリプロピレ
ンの結晶部の結晶構造は、α晶を示すが、α晶の増加
は、α晶核剤の配合により、またβ晶の生成は、β晶核
剤の配合により行われ、特に本発明におけるポリプロピ
レンは、β晶の生成により結晶部割合を高めたポリプロ
ピレンであることが好ましい。
【0011】荷重たわみ温度が130℃以上のポリプロ
ピレンを得るに用いられる結晶核剤は、α晶核剤として
は、例えば芳香族カルボン酸金属塩、芳香族リン酸金属
塩が挙げられ、特にp−t−ブチル安息香酸アルミニウ
ム、リン酸2,2’−メチレンビス(4,6−ジ−t−
ブチルフェニル)ナトリウムが好ましく用いられ、ま
た、β晶核剤としては、例えば下記一般式で示される化
合物が挙げられる。
【0012】
【化1】
【0013】特に一般式の具体的な化合物として、N,
N’−ジシクロヘキシル−2,6−ナフタレンジカルボ
キシアミド、3,9−ビス〔4−(N−シクロヘキシル
カルバモイル)フェニル〕−2,4,8,10−テトラ
オキサスピロ〔5,5〕ウンデカン、テレフタル酸−O
−トルイジドが好ましく用いられる。
【0014】結晶核剤は、ポリプロピレン100重量部
に対し前記α晶核剤またはβ晶核剤0.01〜1重量
部、好ましくは0.03〜0.8重量部、さらに好まし
くは0.05〜0.6重量部配合され、結晶核剤の配合
が0.01重量部未満では、荷重たわみ温度が130℃
に達せず、1重量部を超えると、荷重たわみ温度の顕著
な向上がないだけでなく、機械的物性の低下、コストア
ップを招く。
【0015】また、鞘部に配される熱可塑性重合体は、
融点が200℃以上の熱可塑性重合体であり、融点が2
00℃以上であるポリエステル、ナイロン66、ナイロ
ン6等が挙げられ、特にエチレンテレフタレートを主た
る繰り返し単位とするポリエステルであることが好まし
く、さらにエチレンテレフタレート単位が95モル%以
上のポリエステルであることが好ましい。
【0016】エチレンテレフタレートを主たる繰り返し
単位とするポリエステルとしては、テレフタル酸または
そのエステル形成性誘導体をジカルボン酸性成分とし、
エチレングリコールまたはそのエステル形成性誘導体を
ジオール成分として得られるポリエチレンテレフタレー
トが代表的に挙げられ、またこのジカルボン酸性成分ま
たはジオール成分の一部が他のジカルボン酸性成分また
はジオール成分で置き換えられたポリエステルであって
もよい。
【0017】他のジカルボン酸性成分としては、イソフ
タル酸、5−スルホイソフタル酸金属塩、ナフタレンジ
カルボン酸、ジフェニルジカルボン酸、アジピン酸、セ
バシン酸、1,4−シクロヘキサンジカルボン酸、p−
オキシ安息香酸等が、また他のジオール成分としては、
1,4−ブタンジオール、炭素数2〜10のアルキレン
グリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、ポ
リアルキレングリコール等が挙げられる。さらに、ポリ
エステルが実質的に線状である範囲で、トリメリット
酸、ピロメリット酸等のポリカルボン酸、ペンタエリス
リトール、トリメチロールプロパン等のポリオール、モ
ノハイドリックポリアルキレンオキサイド、フェニル酢
酸等が用いられたものであってもよい。
【0018】かかるポリエステルは、公知の任意の方法
で合成されたものでよく、例えばポリエチレンテレフタ
レートについて説明すれば、テレフタル酸とエチレング
ルコールとをエステル化反応させる、テレフタル酸ジメ
チルとエチレングルコールとをエステル交換反応させる
等によりグルコールエステルまたはその低縮合物を生成
し、次いで重縮合させる方法により得られる。なお、ポ
リエステルの合成に当たっては、公知の触媒、抗酸化
剤、着色防止剤、エーテル結合副生防止剤、難燃剤等が
用いられ、かつこれらの添加剤がポリエステルに含まれ
ていてもよい。
【0019】本発明の芯鞘型複合繊維における芯部と鞘
部の複合比は、芯部成分に前記ポリプロピレンを用いた
ことにより、その芯部比率を高めることが可能であり、
芯鞘複合比は、容積比で芯部/鞘部が1.5/1〜1/
8、特に1/1〜1/4であることが好ましい。
【0020】本発明の芯鞘型複合繊維は、鞘部成分とし
て前記の融点が200℃以上の熱可塑性重合体を用い、
芯部成分として前記の荷重たわみ温度が130℃以上の
ポリプロピレンを用い、公知の芯鞘複合紡糸ノズルにて
溶融複合紡糸し、延伸、好ましくは2段延伸する方法に
より得ることができる。
【0021】芯鞘型複合繊維は、その繊度に限定はなく
任意の繊度とし得る。また、繊維断面も円形断面、三角
断面等異形断面としてもよく、複合成分の少なくとも一
方に着色用顔料を含有させて原着繊維としてもよい。
【0022】本発明の芯鞘型複合繊維は、通常のポリプ
ロピレンより低融点であっても、芯部のポリプロピレン
が荷重たわみ温度130℃以上であることにより、16
0℃以上の温度での仮撚加工によっても芯鞘構造の破壊
なしに良好に捲縮が付与されるものであり、仮撚加工で
適用される仮撚温度の範囲を拡大する。従って、より高
い仮撚温度で仮撚加工された本発明の芯鞘型複合繊維
は、捲縮率が15%以上、好ましくは35%以上の捲縮
が付与され、嵩高発現による優れた風合いを織編物に与
える。
【0023】また、本発明の芯鞘型複合繊維からなる織
編物は、JIS L1056(B法)に準拠するロータ
ー型摩擦溶融試験による荷重6kg、3秒間の接圧で溶
融跡を生ぜず、穴あき現象が全くない織編物となる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
る。なお、実施例中のポリプロピレンの荷重たわみ温度
は、前述したJIS K7207に準拠して測定された
温度であり、ローター型摩擦溶融試験は、JIS L1
056(B法、荷重6kg、3秒間)に準拠する試験で
ある。
【0025】(実施例1)相対粘度1.6、密度1.3
8g/cm3、融点256℃のポリエチレンテレフタレ
ート(PET)を鞘部成分に用い、JIS K6758
(230℃、2.16kg荷重)に準拠して測定された
メルトフローレート(MFR)が12g/10分のポリ
プロピレン粉末100重量部に対しβ晶核剤としてN,
N’−ジシクロヘキシル−2,6−ナフタレンジカルボ
キシアミド0.2重量部を配合して250℃のスクリュ
ー押出機にて混合し、JIS K6758(23℃)に
準拠して測定された密度が0.902g/cm3、融点
が154℃及び167℃の2点ピーク、荷重たわみ温度
が143℃のポリプロピレン(PP)を芯部成分に用い
た。
【0026】かかる鞘部成分及び芯部成分にて、芯鞘複
合比(容積比)をPP/PET=1/8として、芯鞘複
合紡糸ノズルにて溶融複合紡糸し、未延伸糸を得た。次
いでこの未延伸糸を2段延伸して98デニール/24フ
ィラメントの芯鞘型複合繊維を得た。この芯鞘型複合繊
維を得る際の製糸安定性は良好であった。得られた芯鞘
型複合繊維を原糸とし、Z撚3043T/M、オーバー
フィード率3.1%、加燃張力15〜16g、ヒーター
温度(仮撚温度)150〜180℃の条件で仮撚加工を
施したところ、仮撚温度が150〜170℃の範囲で糸
切れもなく加工安定性が良好で、芯鞘構造の破壊もな
く、優れた仮撚加工通過性を示した。仮撚温度が175
℃以上となると、鞘部の破裂による芯部成分の露出が認
められ、糸切れが多発した。
【0027】160℃の仮撚温度で得られた仮撚加工糸
は、捲縮率が43.8%で、優れた嵩高性を有するもの
であった。この仮撚加工糸を用い、20ゲージ丸編機に
てスポーツ衣料に使用する代表的組織であるモックロデ
ィに編成し、通常のポリエステル繊維に適用の染色工程
で染色仕上げを行ったところ、ストレッチ性、嵩高性に
よるボリューム感に優れ、また良好な鮮明性を有する編
物が得られた。また、得られた染色編物をローター型摩
擦溶融試験(荷重6kg、3秒間)を行ったが、溶融跡
がなく、穴あき現象は全く認められなかった。
【0028】(実施例2)実施例1において、芯鞘複合
比(容積比)をPP/PET=1/4とした以外は、実
施例1と同様にして溶融複合紡糸、延伸して90デニー
ル/24フィラメントの芯鞘型複合繊維を得た。得られ
た芯鞘型複合繊維を原糸とし、Z撚3043T/M、オ
ーバーフィード率3.1%、加燃張力13g、ヒーター
温度(仮撚温度)150〜180℃の条件で仮撚加工を
施したところ、仮撚温度が150〜165℃の範囲で糸
切れもなく加工安定性が良好で、芯鞘構造の破壊もな
く、優れた仮撚加工通過性を示した。仮撚温度が170
℃以上となると、鞘部の破裂による芯部成分の露出が認
められ、糸切れが多発した。
【0029】160℃の仮撚温度で得られた仮撚加工糸
は、捲縮率が43.2%で、優れた捲縮特性を有するも
のであった。この仮撚加工糸を用い、実施例1と同様に
して編成し、染色仕上げを行ったところ、ボリューム感
に優れ、また良好な鮮明性を有する編物が得られた。ま
た、得られた染色編物をローター型摩擦溶融試験(荷重
6kg、3秒間)を行ったが、溶融跡が全くなく、穴あ
き現象は全く認められなかった。さらに荷重10kg、
3秒間ローター型摩擦溶融試験を行ったが、溶融跡が殆
どなく、穴あき現象は全く認められなかった。
【0030】(比較例1)実施例1において、芯部成分
をMFR12g/10分、密度0.96g/cm3、融
点167℃、荷重たわみ温度115℃の結晶核剤無配合
のPPに代えた以外は、実施例1と同様にして溶融複合
紡糸、延伸して98デニール/24フィラメントの芯鞘
型複合繊維を得た。得られた芯鞘型複合繊維を原糸と
し、Z撚3043T/M、オーバーフィード率3.1
%、加燃張力15〜16g、ヒーター温度(仮撚温度)
150〜180℃の条件で仮撚加工を施したところ、仮
撚温度が150〜155℃の極く狭い範囲では、糸切れ
もなく加工安定性が良好で、芯鞘構造の破壊もなく、優
れた仮撚加工通過性を示しが、仮撚温度が160℃以上
になると、鞘部の破裂による芯部成分の露出が認めら
れ、糸切れが多発した。
【0031】150℃の仮撚温度で得られた仮撚加工糸
は、捲縮率が31.7%であった。この仮撚加工糸を用
い、実施例1と同様にして編成し、染色仕上げを行っ
た。得られた染色編物を、ローター型摩擦溶融試験(荷
重6kg、3秒間)を行ったところ、溶融跡がなく、穴
あき現象は全く認められなかったが、得られた染色編物
そのものは、嵩高性に欠けボリューム感がなく風合いが
不十分な編物であった。
【0032】
【発明の効果】本発明の芯鞘型複合繊維は、より広い仮
撚温度での仮撚加工通過性に優れ、ストレッチ性、嵩高
性に優れた仮撚加工糸とすることが可能なるものであ
り、ソフトなボリューム感のある風合いを織編物に与え
ることが可能な、かつ耐摩擦溶融性を有する芯鞘型複合
繊維であり、本発明の芯鞘型複合繊維からなる織編物
は、優れた耐摩擦溶融性が発揮されるものである。従っ
て、本発明の芯鞘型複合繊維を原糸とした織編物は、例
えば、スポーツ衣料をはじめとして、各種繊維製品ので
の使用状態において、スライデング、転倒等で過度の擦
過を受けた場合でも、摩擦熱により織編物が溶融しない
ことより、使用者に対し安全性を与えるものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川島 能則 愛知県豊橋市牛川通四丁目1番地の2 三菱レイヨン株式会社豊橋事業所内 (72)発明者 藤村 和昌 三重県四日市市東邦町1番地 三菱化学 株式会社四日市総合研究所内 (56)参考文献 特開 平6−49712(JP,A) 特開 平4−11006(JP,A) 特開 昭61−155437(JP,A) 特開 平4−82933(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D01F 8/00 - 8/18

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 融点が200℃以上の熱可塑性重合体を
    鞘部に配し、α晶核剤またはβ晶核剤の少なくとも一つ
    の結晶核剤が配合された荷重たわみ温度が130℃以上
    のポリプロピレンを芯部に配したことを特徴とする耐摩
    擦溶融性を有する芯鞘型複合繊維。
  2. 【請求項2】 熱可塑性重合体が、エチレンテレフタレ
    ートを主たる繰り返し単位とするポリエステルである
    求項1記載の耐摩擦溶融性を有する芯鞘型複合繊維。
  3. 【請求項3】 捲縮率15%以上の捲縮が付与された
    求項1または請求項2記載の耐摩擦溶融性を有する芯鞘
    型複合繊維。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の芯鞘型複合繊維からな
    り、ローター型摩擦溶融試験による荷重6kg、3秒間
    の接圧で溶融跡を生じないことを特徴とする織編物。
JP26797995A 1995-09-22 1995-09-22 耐摩擦溶融性を有する芯鞘型複合繊維及びその織編物 Expired - Lifetime JP3452291B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26797995A JP3452291B2 (ja) 1995-09-22 1995-09-22 耐摩擦溶融性を有する芯鞘型複合繊維及びその織編物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26797995A JP3452291B2 (ja) 1995-09-22 1995-09-22 耐摩擦溶融性を有する芯鞘型複合繊維及びその織編物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0987925A JPH0987925A (ja) 1997-03-31
JP3452291B2 true JP3452291B2 (ja) 2003-09-29

Family

ID=17452234

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26797995A Expired - Lifetime JP3452291B2 (ja) 1995-09-22 1995-09-22 耐摩擦溶融性を有する芯鞘型複合繊維及びその織編物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3452291B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6298697B2 (ja) * 2014-04-18 2018-03-20 Kbセーレン株式会社 複合繊維および布帛

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0987925A (ja) 1997-03-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4339760B2 (ja) 混繊糸および織編物
JP2003293234A (ja) 伸縮性芯鞘型複合糸及び伸縮性織編物
WO2002074111A1 (fr) Sous-vêtement
JP3452291B2 (ja) 耐摩擦溶融性を有する芯鞘型複合繊維及びその織編物
JP3547842B2 (ja) 抗ピリング性異形断面繊維の製造方法
JP3840001B2 (ja) 耐摩擦溶融性能を有する芯鞘型複合繊維及び同繊維を使用した織編物
JP3293704B2 (ja) ポリエステル繊維及びその製造方法
JPH03241024A (ja) カチオン可染極細仮撚加工糸の製造方法
JPH02300318A (ja) 伸縮性ポリエステル複合繊維
JP2000212835A (ja) 制電性脂肪族ポリエステル複合繊維
JP3894289B2 (ja) ポリエステル繊維の製造方法
JPH08294586A (ja) ポリエステル系弾性耐熱固綿の製造方法
JP2003213526A (ja) ストレッチ性織編物用ポリエステル複合繊維
JP2000226727A (ja) 太細を有する脂肪族ポリエステル繊維
JP2003155647A (ja) ラッセルレース
JP3307383B2 (ja) ポリエステル中空短繊維
JPH0881831A (ja) 吸湿性に優れた芯鞘型複合繊維
JPH042818A (ja) 遠赤外線放射性ポリエステル複合繊維
JPH08188925A (ja) 特殊斑糸
JP2022143330A (ja) 潜在捲縮性能を有する複合繊維およびそれからなる不織布
JPS62223322A (ja) 異形異収縮混繊糸
JP2010196179A (ja) 皺回復性の優れた制電性ポリエステル混繊糸
JP2012012747A (ja) 皺回復性の優れた制電性ポリエステル混繊糸
JPH07157916A (ja) 潜在抗ピル性中空ポリエステル繊維の製造法
JP2003221737A (ja) ポリエステル系高収縮性複合繊維

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080718

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080718

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090718

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100718

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100718

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110718

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 9

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120718

Year of fee payment: 9

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term