JP3452238B2 - 高面圧用転動体およびその製造方法 - Google Patents

高面圧用転動体およびその製造方法

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JP3452238B2 JP16736398A JP16736398A JP3452238B2 JP 3452238 B2 JP3452238 B2 JP 3452238B2 JP 16736398 A JP16736398 A JP 16736398A JP 16736398 A JP16736398 A JP 16736398A JP 3452238 B2 JP3452238 B2 JP 3452238B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、自動車な
どの車両やその他の回転動力源等において、トロイダル
式(転がり式)やベルト式(溝幅可変プーリー式)など
の無段変速機として使用可能な無段変速機に適し、その
うち、トロイダル式無段変速機やベルト式無段変速機を
構成する転動体に使用することが可能である高面圧用転
動体およびその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】無段変速機は大きく分けて、ベルトと溝
幅可変プーリーとを組み合わせたベルトドライブ方式
と、転動体を用いたトラクションドライブ方式とがあ
る。このうち、前者は、伝達動力の小さい場合について
既に用いられている。
【0003】他方、トロイダル式(転がり式)は後者の
一つであり、高馬力に対応できる機構を有し、例えば、
図4に示すように、潤滑油を介して接触する金属製転動
体を用いた構造を有するものであって、このトロイダル
式無段変速機1は、入力軸2に接続したローディングカ
ム3および連結軸4を介して一体で回転する入力ディス
ク5,5を備えていると共に、歯車6,7を介して出力
軸8を回転させる出力ディスク9,9をそなえ、入力デ
ィスク5,5と出力ディスク9,9との間にパワーロー
ラー10,10,10,10を設け、各パワーローラー
10はボールベアリング11を介して各々支持体12に
より支持された構造を有するものである。
【0004】そして、このトロイダル式無段変速機1で
は、入力ディスク5と出力ディスク9との間で挟まれた
パワーローラー10の傾きを変化させ、入出力ディスク
5,9の相対回転速度を変えて変速しつつ、入力軸2か
ら出力軸8へと動力を伝達する仕組みになっている(特
開平1−229158号公報など)。
【0005】このような無段変速機においては、大きな
動力を伝達するため、トロイダル式式無段変速機1の転
動体(入出力ディスク5,9,パワーローラー10)
は、高面圧下(例えば、3〜4GPa程度)での転動疲
労寿命に優れる高い表面硬度と深い硬化層深さ(例え
ば、ECD=2〜3mm程度)を得ることができるよう
な材料と製造方法が要求される。
【0006】また、図5はベルト(ドライブ)式無段変
速機の一例を示すものであって、このベルト式無段変速
機21は、原動側の溝幅可変プーリー22と従動側の溝
幅可変プーリー23との間にベルト24をかけわたした
構造を有するものであって、図5(A)に示すロー状態
では原動側の溝幅可変プーリー22が大きい溝幅W
なっていると共に従動側の溝幅可変プーリー23が小さ
い溝幅Wになっているものとなり、図5(B)に示す
オーバードライブ状態では原動側の溝幅可変プーリー2
2が小さい溝幅Wになっていると共に従動側の溝幅可
変プーリー23が大きい溝幅Wになっていて、これら
の間で変速比を無段で変えることができる仕組みになっ
ており、この場合の転動体(溝幅可変プーリー22,2
3)においても転動疲労寿命に優れているものであるこ
とが要求される。
【0007】このうち、トロイダル式無段変速機用の転
動体(ディスク5,9,パーワーローラー10)を製造
するに際しては、例えば、ディスク(5,9)の製造工
程を示す図6の(A)およびパーワーローラー(10)
を製造工程を示す図6の(B)より明らかであるよう
に、まず、購入したバー材を所定の寸法に切断すること
により鍛造素材5a,9a,10aとなし、次いで、予
め準備した金型を用いて型鍛造品5b,9b,10bの
形状に熱間鍛造で成形して徐冷した後、焼きならし処理
を施したものを鍛造後粗材とし、この鍛造後粗材を機械
加工で所定の図面寸法を有するディスク素材5c,9c
およびパーワーローラー素材10cに仕上げ、一般的に
は浸炭または浸炭窒化処理を施して製造されている。
【0008】また、ベルト式無段変速機用転動体(プー
リー22,23)もほぼ同様の工程で図7に示すような
プーリー素材22c,23cに成形したのち浸炭または
浸炭窒化処理を施して製造されている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の転動体にあっては、転動体素材に対し浸炭ま
たは浸炭窒化処理を施してマトリックスをマルテンサイ
ト組織のまま、あるいは、マルテンサイト組織の中に微
細な(粒径0.2〜0.3μmほどの)炭化物や炭窒化
物を面積率で2〜10%程度析出させたものとしていた
ため、面圧3.5GPaまでは実用に耐える得るもので
あったが、ユニットの小型,軽量化が燃費向上の見地か
ら重要視されていることから、ユニットの小型,軽量化
を実現するためには面圧を5GPa程度にする必要があ
る。
【0010】ところが、面圧が大きくなると最大剪断応
力発生位置も深さ約0.9mmと深くなり、発熱量も多
くなるため、最大剪断応力発生位置で組織変化が早期に
発生する可能性があり、組織変化が発生するとこの組織
変化部を起点として面疲労破損することもありうるとい
う問題点や、使用途中で発生する摩耗粉などを転動面に
噛み込むことによる表面起点の剥離が発生することもあ
りうるという問題点や、高面圧化による曲げ疲労強度の
不足も起こりうるという問題点があった。
【0011】
【発明の目的】本発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたものであって、表面から深さ約0.9m
mの最大剪断応力発生位置を超え応力影響深さ以上の
1.5〜3.0mmまで、場合によっては1.5〜2.
0mm、あるいは、2.0〜3.0mmまでを組織変化
および分解しないチル組織(すなわち、鉄化合物である
セメンタイト(FeC)組織)とすることで内部起点
の剥離を防止し、セメンタイトの硬度はHv1100〜
1300であるので摩耗粉等の異物噛み込みによる表面
破損も防止可能となり、更に、セメンタイト部以外のマ
ルテンサイト,ベーナイトおよび/またはソルバイト部
の疲労強度および耐摩耗性向上を図るためにセメンタイ
トの分解温度以下の温度で化合物層の出ない窒化処理を
施し、さらにショットピーニング処理で窒化部に対し窒
化で発生する圧縮残留応力よりも強い圧縮残留応力を付
加することにより、上記問題点を解決することを目的と
している。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる高面圧用
転動体は、請求項1に記載しているように、高面圧を受
ける転動体において、鋳造冷却のままでマルテンサイト
組織またはベーナイト組織または両者の混合組織となる
空気焼き入れ(鋳)鋼(鋳造後の冷却速度を制御してマ
ルテンサイト組織またはベーナイト組織またはソルバイ
ト組織またはこれらの2種ないしは3種の混合組織とな
る場合をも含む。)を素材としてなり、転動体の転動面
における表面から1.5〜3.0mmがチル組織(セメ
ンタイト組織)となっていると共に、芯部がマルテンサ
イト組織またはベーナイト組織または両者の混合組織と
なっているものとした特徴としている。
【0013】そして、本発明に係わる高面圧用転動体の
実施態様においては、請求項2に記載しているように、
マトリックス硬度がHRC30〜35のソルバイト組織
となっているものとすることができる。
【0014】同じく、本発明に係わる高面圧用転動体の
実施態様においては、請求項3に記載しているように、
転動体の一部が中空となっていて軽量化が図られている
ものとすることができる。
【0015】同じく、本発明に係わる高面圧用転動体の
実施態様においては、請求項4に記載しているように、
窒化処理が施されていて疲労強度の向上が図られている
ものとすることができる。
【0016】同じく、本発明に係わる高面圧用転動体の
実施態様においては、請求項5に記載しているように、
チル組織以外の部分にショットピーニングによる圧縮残
留応力が付与されていて疲労強度の向上が図られている
ものとすることができる。
【0017】同じく、本発明に係わる高面圧用転動体の
実施態様においては、請求項6に記載しているように、
転動面の表面が硬度Hv1100〜1300のチル組織
(セメンタイト(FeC)組織)となっていて耐異物
噛み込み性の向上が図られているものとすることができ
る。
【0018】本発明に係わる高面圧用転動体の製造方法
は、請求項7に記載しているように、耐高面圧性の優れ
た転動体を製造するに際し、鋳造冷却のままでマルテン
サイト組織またはベーナイト組織または両者の混合組織
となる空気焼き入れ(鋳)鋼(鋳造後の冷却速度を制御
してマルテンサイト組織またはベーナイト組織またはソ
ルバイト組織またはこれらの2種ないしは3種の混合組
織となる場合をも含む。)を溶製してその鋳鋼溶湯を準
備すると共に、鋳型内部のうち前記転動体の転動面に相
当する部位に前記鋳鋼溶湯が接触したときに熱を奪って
チル組織化するチラーをセットした状態とし、前記鋳型
内に前記鋳鋼溶湯を注入・鋳造して前記転動面の表面か
ら1.5〜3.0mmをチル組織とし、冷却した状態で
芯部をマルテンサイト組織またはベーナイト組織または
両者の混合組織とするようにしたことを特徴としてい
る。
【0019】そして、本発明に係わる高面圧用転動体の
製造方法の実施態様においては、請求項8に記載してい
るように、鋳造後制御冷却してマトリックス硬度をHR
C30〜35のソルバイト組織とするようになすことが
できる。
【0020】同じく、本発明に係わる高面圧用転動体の
製造方法の実施態様においては、請求項9に記載してい
るように、鋳型として精密鋳造鋳型を用いることで次工
程の機械加工工程を短縮化するようになすことができ
る。
【0021】同じく、本発明に係わる高面圧用転動体の
製造方法の実施態様においては、請求項10に記載して
いるように、転動体の一部を中空化して軽量化を図るよ
うになすことができる。
【0022】同じく、本発明に係わる高面圧用転動体の
製造方法の実施態様においては、請求項11に記載して
いるように、冷却後にセメンタイト分解開始温度600
℃以下の温度で窒化処理して疲労強度の向上を図るよう
になすことができ、この場合に、請求項12に記載して
いるように、窒化処理において化合物層(白層)を出さ
ないようになすことがより望ましい。
【0023】同じく、本発明に係わる高面圧用転動体の
製造方法の実施態様においては、請求項13に記載して
いるように、チル組織以外の部分をショットピーニング
処理して圧縮残留応力を付与することにより疲労強度の
向上を図るようになすことができる。
【0024】同じく、本発明に係わる高面圧用転動体の
製造方法の実施態様においては、請求項14に記載して
いるように、転動体の表面を硬度Hv1100〜130
0のチル組織(セメンタイト(FeC)組織)とする
ことで耐異物噛み込み性を向上させるようになすことが
できる。
【0025】
【発明の作用】例えば、トロイダル式無段変速機用転動
体(ディスク5,9,パーワーローラー10)やベルト
式無段変速機用転動体(溝幅可変プーリー22,23)
の素材としては、軸受用鋼として開発された清浄鋼(低
酸素・低硫黄鋼)が用いられている。これは、転動体が
転がり軸受とほぼ同じ作動状況にさらされていることに
よる。
【0026】すなわち、トロイダル式無段変速機用転動
体におけるディスクとパーワーローラーとの間は滑りの
ほとんど無い転がり接触であって、ヘルツの接触応力で
3〜3.5GPaの面圧で作動している。
【0027】そして、この場合の破損モードは面疲労に
よる剥離であり、その起点はヘルツの接触応力で発生す
る最大剪断応力の生じている材料内部であって、接触応
力3〜3.5GPaでは表面下0.6〜0.8mmの位
置である。
【0028】この種の転動体に清浄鋼を用いる理由は、
非金属介在物、特に酸化物系介在物の少ない鋼でない
と、最大剪断応力発生位置に酸化物系介在物が存在した
場合にこれを起点として早期に剥離を生ずるおそれがあ
るからである。
【0029】しかしながら、このような清浄鋼を用いた
ときでも、例えば、2×10回程度の寿命で剥離が発
生することもある。そして、この剥離の原因は、最大剪
断応力発生深さ付近での発熱による組織変化であること
が判明した。
【0030】転動体であるディスクとパーワーローラー
は、トラクション油を介して接触しており、直接接触す
ること無くトルクを伝達する機構になっているが、面圧
の上昇とともに発熱量も多くなり、接触応力3〜3.5
GPaレベルのものでは特に問題無く実用化できるが、
それ以上の面圧では組織変化が早期に発生し、大容量ト
ロイダル式無段変速機用転動体としては実用化が困難で
あることが判明した。
【0031】接触圧力3.5GPaで使用される転動体
部分の温度は約180℃であるが、5GPaになると約
250℃と高くなるため、この温度で組織変化も分解も
しない組織として、金属間化合物が適していることにな
る。
【0032】なお、転動体として具備しなければならな
い特性として、曲げ疲労強度と衝撃強度があり、それぞ
れの設計値として小野式回転曲げ疲労限で約1000M
Pa,シャルピー吸収エネルギーで約10〜20Jがあ
る。
【0033】このような表面および芯部の特性を具備し
た転動体として、表面部分をセメンタイトとし、芯部を
マルテンサイトまたはベーナイトないしは両者の混合組
織とするため、鋳鋼によるチル化材料としては、鋳造後
の冷却だけでマルテンサイト,ベーナイトまたは両者の
混合組織を得られる合金成分のものと、鋳造後の冷却速
度を制御することで、前記組織ないしはソルバイト組織
の得られる合金成分のものも含まれる。
【0034】そして、窒化については、NHガス等を
用いるガス窒化,ガス軟窒化,イオン窒化など現在公知
の窒化は全て適用可能なことは容易に想像できることで
ある。
【0035】本発明は、上記した知見にもとづいてなさ
れたものであって、以下さらに詳細に説明する。
【0036】本発明による耐高面圧性の優れた転動体を
製造するに際しては、鋳造冷却のままでマルテンサイト
組織またはベーナイト組織または両者の混合組織または
鋳造後の冷却速度の制御により得られるソルバイト組織
またはこのソルバイト組織を含めた2種ないしは3種の
混合組織となる空気焼き入れ鋼を使用する。このような
鋼としては、JIS G 4404で制定するSKD材
や、適宜の特性改善元素を添加した空気焼入れ鋼などが
ある。
【0037】そして、この鋼を溶製してその鋳鋼溶湯を
準備すると共に、鋳型(たとえば、砂型)内部のうち前
記転動体の転動面に相当する部位に前記鋳鋼溶湯が接触
した時に熱を素早く奪ってチル組織化するチラー(冷や
し金など)を各部材の熱膨張・熱収縮を考慮してセット
した状態とする。
【0038】次いで、前記鋳型内に前記鋳鋼溶湯を注入
して鋳造することによって、前記転動面の表面から1.
5〜3.0mmの部分をチル組織とし、冷却した状態で
芯部をマルテンサイト組織またはベーナイト組織または
両者の混合組織とする。
【0039】この場合、鋳造後制御冷却を行うことによ
って、前記マルテンサイト組織やベーナイト組織と共
に、あるいはこれらの組織を伴うことなく、マトリック
ス硬度をHRC30〜35のソルバイト組織とするよう
になすこともできる。
【0040】このようにして表面から深さ約0.9mm
の最大剪断応力発生位置を超え応力影響深さ以上の1.
5〜3.0mmまで、場合によっては1.5〜2.0m
mまで、あるいは、2.0〜3.0mmまでを組織変化
および分解しないチル組織(すなわち、鉄化合物である
セメンタイト(FeC)組織)とすることで、内部起
点の剥離を防止することができるようになり、接触圧力
5GPaレベルにおいても十分に使用に耐え得る転動体
となる。
【0041】ここで、チル組織の深さについてさらに説
明すれば、例えば、トロイダル式無段変速機に使用され
る転動体(ディスク5,9,パーワーローラー10)の
場合、面圧5GPaでの最大剪断応力発生深さは0.9
〜1.2mmであり、その応力の影響深さは約1.8m
mまであるので、チル組織についてはこれ以上の深さが
必要となることから、深さは2.0mm以上とすること
が望ましい。また、上限については、転動体の肉厚が約
10mmであるとした場合に、硬化層(チル層:セメン
タイト層)と母材との比が0.3を超えると衝撃強度が
大幅に低下することとなるため、3.0mm以下とする
ことが望ましい。
【0042】他方、ベルト式無段変速機に使用される転
動体(溝幅可変プーリー22,23)の場合、面圧は2
〜3GPaであるため、最大剪断応力発生深さは0.3
〜0.6mmであり、その応力の影響深さは約1.3m
mほどであるため、チル組織(セメンタイト層)の厚さ
は1.5〜2.0mmでよいこととなる。
【0043】そして、鋳型として精密鋳造鋳型(例え
ば、ロストワックス鋳型)を用いることによって、ニヤ
ネットシェイプの鋳造品とし、次工程の機械加工等の仕
上げ加工を短縮化するようになすことも可能である。
【0044】また、場合によっては、前記鋳型と共に適
宜の中子を用いて転動体の一部を中空化することによっ
てさらなる軽量化を図るようになすこともできる。
【0045】さらにまた、場合によっては、冷却後にセ
メンタイト分解開始温度600℃以下の温度(すなわ
ち、セメンタイトが分解しない温度)で化合物層の出な
い窒化処理を施してセメンタイト部以外のマルテンサイ
ト,ベーナイトおよび/またはソルバイト部の疲労強度
および耐摩耗性のさらなる向上をはかるようになすこと
もできる。この場合、窒化処理において化合物層(白
層)を出さないようにすることがより望ましい。
【0046】さらにまた、チル組織以外の部分をショッ
トピーニング処理して圧縮残留応力(例えば、−800
MPa以下)を付与することにより、そしてまた、窒化
処理した場合の窒化部に対し窒化で発生する圧縮残留応
力よりも強い圧縮残留応力を付加することにより、疲労
強度および耐摩耗性のさらなる向上を図るようになすこ
ともできる。
【0047】さらにまた、表面を硬度Hv1100〜1
300のチル組織(セメンタイト(FeC))組織と
することで耐異物噛み込み性をさらに向上させたものと
するようになすこともでき、摩耗粉等の異物噛み込みに
よる表面破損も十分に阻止されることとなる。
【0048】
【発明の効果】本発明による高面圧用転動体によれば、
請求項1に記載しているように、高面圧を受ける転動体
において、鋳造冷却のままでマルテンサイト組織または
ベーナイト組織または両者の混合組織となる空気焼き入
れ鋼を素材としてなり、転動体の転動面における表面か
ら1.5〜3.0mmがチル組織(セメンタイト組織)
となっていると共に、芯部がマルテンサイト組織または
ベーナイト組織または両者の混合組織となっているもの
としたから、転動時の発熱による組織変化を防止するこ
とが可能となって内部起点の剥離を防止することができ
るようになり、機械的強度も大であって接触圧力5GP
aレベルにおいても十分に使用に耐え得る耐久性の良好
な高面圧用転動体を提供することが可能であるという著
しく優れた効果がもたらされる。
【0049】そして、請求項2に記載しているように、
マトリックス硬度がHRC30〜35のソルバイト組織
となっているものとすることによって、耐久性がより一
層向上した高面圧用転動体を提供することが可能である
という著しく優れた効果がもたらされる。
【0050】また、請求項3に記載しているように、転
動体の一部が中空となっていて軽量化が図られているも
のとすることによって、燃費の向上に少しでも寄与しう
る高面圧用転動体を提供することが可能であるという著
しく優れた効果がもたらされる。
【0051】さらにまた、請求項4に記載しているよう
に、窒化処理が施されていて疲労強度の向上が図られて
いるものとすることによって、耐久性がさらに向上した
高面圧用転動体を提供することが可能であるという著し
く優れた効果がもたらされる。
【0052】さらにまた、請求項5に記載しているよう
に、チル組織以外の部分にショットピーニングによる圧
縮残留応力が付与されていて疲労強度の向上が図られて
いるものとすることによって、耐久性がさらに向上した
高面圧用転動体を提供することが可能であるという著し
く優れた効果がもたらされる。
【0053】さらにまた、請求項6に記載しているよう
に、転動面の表面が硬度Hv1100〜1300のチル
組織(セメンタイト(FeC)組織)となっていて耐
異物噛み込み性の向上が図られているものとすることに
よって、摩耗粉などを転動面に噛み込むことによる表面
起点の剥離を防止して耐久性をさらに向上することがで
きる高面圧用転動体を提供することが可能であるという
著しく優れた効果がもたらされる。
【0054】本発明による高面圧用転動体の製造方法に
よれば、請求項7に記載しているように、耐高面圧性の
優れた転動体を製造するに際し、鋳造冷却のままでマル
テンサイト組織またはベーナイト組織または両者の混合
組織となる空気焼き入れ鋼を溶製してその鋳鋼溶湯を準
備すると共に、鋳型内部のうち前記転動体の転動面に相
当する部位に前記鋳鋼溶湯が接触したときに熱を奪って
チル組織化するチラーをセットした状態とし、前記鋳型
内に前記鋳鋼溶湯を注入・鋳造して前記転動面の表面か
ら1.5〜3.0mmをチル組織とし、冷却した状態で
芯部をマルテンサイト組織またはベーナイト組織または
両者の混合組織とするようにしたから、転動時の発熱に
よる組織変化を防止することが可能であって内部起点の
剥離を防止することができ、機械的強度も大であって接
触圧力5GPaレベルにおいても十分に使用に耐えうる
耐久性の良好な高面圧用転動体を製造することが可能で
あるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0055】そして、請求項8に記載しているように、
鋳造後制御冷却してマトリックス硬度をHRC30〜3
5のソルバイト組織とするようになすことによって、耐
久性がより一層向上した高面圧用転動体を製造すること
が可能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0056】また、請求項9に記載しているように、鋳
型として精密鋳造鋳型を用いることで次工程の機械加工
工程を短縮化するようになすことによって、転動体製造
時の材料歩留りを著しく向上させることができると共に
生産性をも向上させることが可能であり、また、中子を
用いることにより容易に中空化することも可能であっ
て、軽量化を至極く簡単に達成することが可能であると
いう著しく優れた効果がもたらされる。
【0057】さらにまた請求項10に記載しているよう
に、転動体の一部を中空化して軽量化を図るようになす
ことによって、燃費の向上に少しでも寄与しうる高面圧
用転動体を製造することが可能であるという著しく優れ
た効果がもたらされる。
【0058】さらにまた、請求項11に記載しているよ
うに、冷却後にセメンタイト分解開始温度600℃以下
の温度で窒化処理して疲労強度の向上を図るようになす
ことによって、耐久性がさらに向上した高面圧用転動体
を製造することが可能であるという著しく優れた効果が
もたらされる。
【0059】さらにまた、請求項12に記載しているよ
うに、窒化処理において化合物層(白層)を出さないよ
うになすことによって、窒化処理による疲労強度向上の
作用を十分に活かした高面圧用転動体を製造することが
可能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0060】さらにまた、請求項13に記載しているよ
うに、チル組織以外の部分をショットピーニング処理し
て圧縮残留応力を付与することにより疲労強度の向上を
図るようになすことによって、耐久性がさらに向上した
高面圧用転動体を製造することが可能であるという著し
く優れた効果がもたらされる。
【0061】さらにまた、請求項14に記載しているよ
うに、転動体の表面を硬度Hv1100〜1300のチ
ル組織(セメンタイト(FeC)組織)とすることで
耐異物噛み込み性を向上させるようになすことによっ
て、摩耗粉などを転動面に噛み込むことによる表面損傷
の発生ならびに表面起点の剥離を防止して耐久性をさら
に向上することができる高面圧用転動体を製造すること
が可能であるという著しく優れた効果がもたらされる。
【0062】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明するが、
本発明はこのような実施例のみに限定されないことはい
うまでもない。
【0063】(実施例1)この実施例1では、転動体
(トロイダル式無段変速機用ディスク5,9およびパー
ワーローラー10)の鋳鋼素材として、JIS G 4
404で制定するSKD61(C:0.36重量%、S
i:1.01重量%、Mn:0.25重量%、Cr:
5.01重量%、Mo:1.24重量%、V:0.98
重量%、Feおよび不純物:残部)を用いると共に、鋳
型として精密鋳造用砂鋳型を用いた。
【0064】そして、砂鋳型内部のうち前記転動体
(5,9,10)の転動面に相当する部位に各部材の熱
膨張・熱収縮を考慮した状態にしてチラー(冷やし金)
をセットした精密鋳造用砂鋳型の鋳造空間内に前記SK
D61の組成よりなる鋳鋼溶湯を注入して鋳造すること
によって、図1に示すような転動面に表面から深さ2.
3〜2.8mmのチル層(硬度はHv1150〜125
0程度)Cが形成された転動体(ディスク5,9)およ
び図2に示すような転動面に表面から深さ2.3〜2.
8mmのチル層(硬度はHv1150〜1250程度)
Cが形成された転動体(パワーローラー10)を得た。
ここで得た転動体(5,9,10)の芯部の組織は、マ
ルテンサイト組織またはベイナイト組織またはこれらの
混合組織からなるものであった。
【0065】さらに、転動面にチル層Cを形成してセメ
ンタイト(FeC)組織とした転動体(5,9,1
0)のうちセメンタイト組織となっている以外の部分、
すなわち、マルテンサイト組織またはベイナイト組織ま
たはこれらの混合組織からなっている部分の疲労強度を
向上させるために、セメンタイトの分解開始温度(約6
00℃)以下の570℃の温度で5hrの窒化処理を施
した。この場合の窒化処理はNHガスに5Vol%の
空気を添加した雰囲気で行い、化合物層(白層)の出な
い酸窒化処理であるものとした。
【0066】このようにして得られた窒化層は、表面硬
度Hv約1000,全窒化層深さ約0.5mmで、表面
の残留応力は約−500MPaの圧縮残留応力であっ
た。
【0067】さらに、チル組織以外の部分をショットピ
ーニング処理(ショット粒径:0.6mm,アークハイ
ト:0.8mmA)することによって、約−900MP
aの圧縮残留応力を付与することが可能であり、小野式
回転曲げ疲労限で約1100MPaの高曲げ疲労強度と
シャルピー吸収エネルギーで約18Jの高衝撃強度を有
する転動体(ディスク5,9.パーワーローラー10)
を得ることができた。
【0068】(実施例2)この実施例2では、転動体
(ベルト式無段変速機用プーリー22,23)の鋳鋼素
材として、JIS G 4404で制定するSKD61
(C:0.36重量%、Si:1.01重量%、Mn:
0.25重量%、Cr:5.01重量%、Mo:1.2
4重量%、V:0.98重量%、Feおよび不純物:残
部)を用いると共に、鋳型として精密鋳造用砂鋳型を用
いた。
【0069】そして、砂鋳型内部のうち前記転動体(2
2,23)の転動面に相当する部位に各部材の熱膨張・
熱収縮を考慮した状態にしてチラー(冷やし金)をセッ
トした精密鋳造用砂鋳型の鋳造空間内に前記SKD61
の組成よりなる鋳鋼溶湯を注入して鋳造することによっ
て、図3に示すような転動面に表面から深さ1.6〜
1.8mmのチル層(硬度はHv1150〜1250程
度)Cが形成された転動体(プーリー22,23)を得
た。ここで得た転動体(22,23)の芯部の組織は、
マルテンサイト組織またはベイナイト組織またはこれら
の混合組織からなるものであった。
【0070】さらに、転動面にチル層Cを形成してセメ
ンタイト(FeC)組織とした転動体(22,23)
のうちセメンタイト組織となっている以外の部分、すな
わち、マルテンサイト組織またはベイナイト組織または
これらの混合組織からなっている部分の疲労強度を向上
させるために、セメンタイトの分解開始温度(約600
℃)以下の570℃の温度で5hrの窒化処理を施し
た。この場合の窒化処理はNHガスに5Vol%の空
気を添加した雰囲気で行い、化合物層(白層)の出ない
酸窒化処理であるものとした。
【0071】このようにして得られた窒化層は、表面硬
度Hv約1000,全窒化層深さ約0.5mmで、表面
の残留応力は約−500MPaの圧縮残留応力であっ
た。
【0072】さらに、チル組織以外の部分をショットピ
ーニング処理することによって、約−900MPaの圧
縮残留応力を付与することが可能であり、小野式回転曲
げ疲労限で約1100MPaの高曲げ疲労強度とシャル
ピー吸収エネルギーで約18Jの高衝撃強度を有する転
動体(プーリー22,23)を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で製造したトロイダル式無段
変速機用転動体(ディスク)の断面説明図である。
【図2】本発明の実施例1で製造したトロイダル式無段
変速機用転動体(パーワーローラー)の断面説明図であ
る。
【図3】本発明の実施例2で製造したベルト式無段変速
機用転動体(プーリー)の断面説明図である。
【図4】トロイダル式無段変速機の構造例を示す断面説
明図である。
【図5】ベルト式無段変速機の構造例を示す斜面説明図
である。
【図6】従来例によるトロイダル式無段変速機の転動体
(ディスクおよびパーワーローラー)の製造工程を示す
説明図である。
【図7】従来例によるベルト式無段変速機の転動体(プ
ーリー)の断面説明図である。
【符号の説明】
5,9 ディスク(トロイダル式無段変速機の転動体) 10 パーワーローラー(トロイダル式無段変速機の転
動体) 22,23 プーリー(ベルト式無段変速機の転動体) C チル層(セメンタイト組織)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平10−103440(JP,A) 特開 平7−71555(JP,A) 特開 平6−159463(JP,A) 特開 平7−286649(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16H 15/38 B22D 11/22 C23C 8/26 F16H 55/56

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高面圧を受ける転動体において、鋳造冷
    却のままでマルテンサイト組織またはベーナイト組織ま
    たは両者の混合組織となる空気焼き入れ鋼を素材として
    なり、転動体の転動面における表面から1.5〜3.0
    mmがチル組織となっていると共に、芯部がマルテンサ
    イト組織またはベーナイト組織または両者の混合組織と
    なっていることを特徴とする高面圧用転動体。
  2. 【請求項2】 マトリックス硬度がHRC30〜35の
    ソルバイト組織となっていることを特徴とする請求項1
    に記載の高面圧用転動体。
  3. 【請求項3】 転動体の一部が中空となっていて軽量化
    が図られていることを特徴とする請求項1または2に記
    載の高面圧用転動体。
  4. 【請求項4】 窒化処理が施されていて疲労強度の向上
    が図られていることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれかに記載の高面圧用転動体。
  5. 【請求項5】 チル組織以外の部分にショットピーニン
    グによる圧縮残留応力が付与されていて疲労強度の向上
    が図られていることを特徴とする請求項1ないし4のい
    ずれかに記載の高面圧用転動体。
  6. 【請求項6】 転動面の表面が硬度Hv1100〜13
    00のチル組織(セメンタイト(FeC)組織)とな
    っていて耐異物噛み込み性の向上が図られていることを
    特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の高面圧
    用転動体。
  7. 【請求項7】 耐高面圧性の優れた転動体を製造するに
    際し、鋳造冷却のままでマルテンサイト組織またはベー
    ナイト組織または両者の混合組織となる空気焼き入れ鋼
    を溶製してその鋳鋼溶湯を準備すると共に、鋳型内部の
    うち前記転動体の転動面に相当する部位に前記鋳鋼溶湯
    が接触したときに熱を奪ってチル組織化するチラーをセ
    ットした状態とし、前記鋳型内に前記鋳鋼溶湯を注入・
    鋳造して前記転動面の表面から1.5〜3.0mmをチ
    ル組織とし、冷却した状態で芯部をマルテンサイト組織
    またはベーナイト組織または両者の混合組織とすること
    を特徴とする高面圧用転動体の製造方法。
  8. 【請求項8】 鋳造後制御冷却してマトリックス硬度を
    HRC30〜35のソルバイト組織とすることを特徴と
    する請求項7に記載の高面圧用転動体の製造方法。
  9. 【請求項9】 鋳型として精密鋳造鋳型を用いることで
    次工程の機械加工工程を短縮化することを特徴とする請
    求項7または8に記載の高面圧用転動体の製造方法。
  10. 【請求項10】 転動体の一部を中空化して軽量化を図
    ることを特徴とする請求項7ないし9のいずれかに記載
    の高面圧用転動体の製造方法。
  11. 【請求項11】 冷却後にセメンタイト分解開始温度6
    00℃以下の温度で窒化処理して疲労強度の向上を図る
    ことを特徴とする請求項7ないし10のいずれかに記載
    の高面圧用転動体の製造方法。
  12. 【請求項12】 窒化処理において化合物層(白層)を
    出さないことを特徴とする請求項11に記載の高面圧用
    転動体の製造方法。
  13. 【請求項13】 チル組織以外の部分をショットピーニ
    ング処理して圧縮残留応力を付与することにより疲労強
    度の向上を図ることを特徴とする請求項7ないし12の
    いずれかに記載の高面圧用転動体の製造方法。
  14. 【請求項14】 転動体の表面を硬度Hv1100〜1
    300のチル組織(セメンタイト(FeC)組織)と
    することで耐異物噛み込み性を向上させることを特徴と
    する請求項7ないし13のいずれかに記載の高面圧用転
    動体の製造方法。
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