JP3451778B2 - 印刷用紙の加湿装置及び加湿方法 - Google Patents

印刷用紙の加湿装置及び加湿方法

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JP3451778B2 JP05684395A JP5684395A JP3451778B2 JP 3451778 B2 JP3451778 B2 JP 3451778B2 JP 05684395 A JP05684395 A JP 05684395A JP 5684395 A JP5684395 A JP 5684395A JP 3451778 B2 JP3451778 B2 JP 3451778B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、印刷後に加湿された
印刷用紙の含水率を印刷前の印刷用紙の含水率と比較し
た含水率復元率が所望の含水率復元率になるよう制御す
る印刷用紙の加湿装置及び印刷用紙の加湿方法に関係し
ている。
【0002】
【従来の技術】印刷前の印刷用紙の含水率は通常5〜6
%になっており、オフセット輪転印刷機では印刷された
後の印刷用紙は乾燥機によりインクを乾燥されるので含
水率が通常1〜2%に低減されている。これに対してオ
フセット枚葉印刷機や活版印刷機では印刷された後の印
刷用紙は乾燥機によりインクを乾燥されないので印刷前
の含水率を維持している。
【0003】書籍や雑誌の多くは種々の印刷機により印
刷された複数の印刷用紙を束ねることにより製本される
が、上記複数の印刷用紙の夫々の含水率は上述した如く
印刷に使用された印刷機の種類により異なっている。従
って上記複数の印刷用紙を印刷後直ちに製本すると、製
本後に時間が経過するにつれて上記複数の印刷用紙の中
で安定した含水率よりも低い含水率を有した印刷用紙は
安定した含水率になるよう空気中の水分を吸収して寸法
がわずかであるが伸長し、また安定した含水率よりも高
い含水率を有した印刷用紙は安定した含水率になるよう
空気中に水分を放出して寸法がわずかであるが収縮す
る。この為に、製本後に時間が経過すると製本された書
籍や雑誌の複数の印刷用紙の裁断面に段差が生じ、商品
として販売出来なくなることがある。
【0004】このような段差の発生を防止する為に従来
のオフセット輪転印刷機では、乾燥機によりインクが乾
燥された直後の印刷用紙に水をスプレー加湿して印刷用
紙の温度を低下させるとともに含水量を向上させたり、
シリコンを含有させた水をローラを使用して加湿して製
本時における複数の印刷用紙の相互間の擦れによる印刷
の損傷を防止したり複数の印刷用紙の相互間の揃いを向
上させたりしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上述した
従来の加湿装置では、印刷用紙に対する加湿量を変更す
ることは出来るが印刷用紙における実際の含水量は印刷
用紙の表面処理や印刷インクの使用状況により変化する
印刷用紙の吸水量に左右され、所望の値に設定すること
は難しい。
【0006】印刷用紙の吸水量を印刷用紙の表面処理や
印刷インクの使用状況による影響とは無関係にする為に
印刷後の印刷用紙が加湿装置に導入される前に印刷後の
印刷用紙の表面を放電加工することが行なわれている
が、輪転印刷機に使用される複数のロール状印刷用紙で
は夫々の間で含水率が大きく異なっているばかりでな
く、夫々のロール状印刷用紙の中でも外周部分と内周部
分とで含水率が大きく異なっていることがある。また印
刷速度や乾燥温度を変更した場合でも、乾燥後の印刷用
紙の含水率が変化し、さらに複数の日数に渡り印刷が行
われる場合には一日の印刷が終了した後に印刷用紙を保
管しておく室内の温度により次の日における印刷用紙の
含水率が前日の同じ印刷用紙の含水率とは大きく異なっ
てしまうことがある。
【0007】従って製本直前の複数の印刷用紙の夫々の
含水率を所定の値にすることは難しく、製本後における
書籍や雑誌の複数の印刷用紙の裁断面に段差が生じて商
品として販売出来なくなることを無くすことは出来なか
った。
【0008】この発明は上記事情の下でなされ、この発
明の目的は、製本直前の複数の印刷用紙の夫々の含水率
を常に確実に所定の値にすることが出来て製本後におけ
る書籍や雑誌の複数の印刷用紙の裁断面に段差を生じさ
せることがない印刷用紙の加湿装置及び加湿方法を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上述したこの発明の目的
を達成するために、この発明に従った印刷用紙の加湿装
置は:印刷前の印刷用紙の含水率を測定し、測定した含
水率に対応する第1の含水率信号を発信する第1の含水
率測定手段と;印刷後の印刷用紙に加湿する加湿手段
と;印刷用紙において加湿手段により加湿された部分の
含水率を測定し、測定した含水率に対応する第2の含水
率信号を発信する第2の含水率測定手段と;第1及び第
2の含水率測定手段からの第1及び第2の含水率信号を
受信し、受信した第1及び第2の含水率信号の差異から
含水率復元率を求め、求められた含水率復元率が所望の
含水率復元率になるよう印刷後の印刷用紙に対する加湿
手段による加湿量を調整する加湿量制御手段と;を備え
たことを特徴としている。
【0010】また上述したこの発明の目的を達成するた
めに、この発明に従った印刷用紙の加湿方法は、印刷後
の印刷用紙に加湿する加湿手段を有した印刷機に使用さ
れ:印刷前の印刷用紙の含水率を測定し、測定した含水
率に対応する第1の含水率信号を発信する第1の含水率
測定工程と;印刷後の印刷用紙に加湿手段により加湿す
る加湿工程と;印刷用紙において加湿手段により加湿さ
れた部分の含水率を測定し、測定した含水率に対応する
第2の含水率信号を発信する第2の含水率測定工程と;
第1及び第2の含水率信号を受信し、受信した第1及び
第2の含水率信号の差異から含水率復元率を求め、求め
られた含水率復元率が所望の含水率復元率になるよう印
刷後の印刷用紙に対する加湿手段による加湿量を調整す
る加湿量制御工程と;を備えたことを特徴としている。
【0011】
【作用】上述した如く構成されたことを特徴とするこの
発明に従った印刷用紙の加湿装置では、第1の含水率測
定手段が印刷前の印刷用紙の含水率を測定し、測定した
含水率に対応する第1の含水率信号を発信する。印刷後
の印刷用紙は加湿手段により加湿された後に加湿された
部分の含水率を第2の含水率測定手段により測定され、
第2の含水率測定手段もまた測定した含水率に対応する
第2の含水率信号を発信する。第1及び第2の含水率測
定手段からの第1及び第2の含水率信号は加湿量制御手
段により受信され、加湿量制御手段は受信した第1及び
第2の含水率信号の差異から含水率復元率を求め、求め
られた含水率復元率が所望の含水率復元率になるよう印
刷後の印刷用紙に対する加湿手段による加湿量を調整す
る。
【0012】上述した如く構成されたことを特徴とする
この発明に従った印刷用紙の加湿装置は、印刷用紙が吸
水率が相互に異なる一面と他面とを有していて前記含水
率測定手段が印刷用紙の一面と他面の夫々の含水率を測
定している場合に、印刷用紙の一面と他面とにおいて求
められた含水率復元率が所望の含水率復元率に満たない
方に加湿手段による加湿前に放電加工し上記求められた
含水率復元率が所望の含水率復元率に満たない方の面の
吸水率を向上させる放電加工手段をさらに備えているこ
とが出来る。
【0013】上述した如く構成されたことを特徴とする
この発明に従った印刷用紙の加湿方法は印刷後の印刷用
紙に加湿する加湿手段を有した印刷機に使用され、第1
の含水率測定工程で印刷前の印刷用紙の含水率が測定さ
れる。測定した含水率に対応する第1の含水率信号が発
信される。印刷後の印刷用紙は加湿工程により加湿され
た後に加湿された部分の含水率が第2の含水率測定工程
により測定され、第2の含水率測定工程からもまた測定
した含水率に対応する第2の含水率信号が発信される。
第1及び第2の含水率測定工程からの第1及び第2の含
水率信号は加湿量制御工程に送られ、加湿量制御工程で
は第1及び第2の含水率信号の差異を基にして含水率復
元率が求められ、求められた含水率復元率が所望の含水
率復元率になるよう印刷後の印刷用紙に対する加湿手段
による加湿量が調整される。
【0014】上述した如く構成されたことを特徴とする
この発明に従った印刷用紙の加湿方法は、印刷用紙が吸
水率が相互に異なる一面と他面とを有しており前記含水
率測定工程では印刷用紙の一面と他面の夫々の含水率が
測定されている場合に、印刷用紙の一面と他面とにおい
て求められた含水率復元率が所望の含水率復元率に満た
ない方に放電加工し上記求められた含水率復元率が所望
の含水率復元率に満たない方の面の吸水率を向上させる
放電加工工程をさらに備えていることが出来る。
【0015】
【実施例】以下、この発明の印刷用紙の加湿方法を実施
する為の印刷用紙の加湿装置の種々の実施例を添付の図
面を参照しながら詳細に説明する。 [一実施例]図1には、この発明の印刷用紙の加湿方法
を実施する為の印刷用紙の加湿装置の一実施例が概略的
に示されている。
【0016】一実施例の印刷用紙の加湿装置は公知のオ
フセット輪転印刷機に組み込まれていて、公知のオフセ
ット輪転印刷機では、給紙装置10が保持している複数
のロール状印刷用紙12の中の一つから引き出された帯
状の印刷用紙12aはインフィードテンション装置14
を介して所定の張力に設定された後にオフセット輪転機
16に供給される。オフセット輪転機16は供給された
帯状の印刷用紙12aに対して所定の色数のインクで所
定の画像の印刷を行い、印刷後の帯状の印刷用紙12a
は乾燥機18に供給されて乾燥機18からの熱風により
印刷に使用されたインクが乾燥される。乾燥機18を出
た帯状の印刷用紙12aは冷却装置20により温度を下
げられた後に加湿装置22へと送られ加湿装置22にお
いて加湿される。
【0017】この実施例の加湿装置22は加湿が行われ
る前の帯状の印刷用紙12aの両面に対向した放電加工
機24を含んでおり、放電加工機24は加湿が行われる
前の帯状の印刷用紙12aの両面の夫々の全体に渡りコ
ロナ放電を利用して放電加工を施す。この放電加工によ
り帯状の印刷用紙12aの両面には微細な凹凸が生じさ
れ、この結果として帯状の印刷用紙12aの両面は両面
の夫々の表面処理や印刷インクの使用状況とは無関係に
同じ吸水率を有するようになる。なお放電加工機24は
帯状の印刷用紙12aの両面のいずれか一方を選択的に
放電加工できるように構成されていても良いし、所定の
一面のみに対向し所定の一面のみを放電加工するよう構
成することも出来る。
【0018】この実施例の加湿装置22は、加湿装置2
2中における帯状の印刷用紙12aの移動方向において
放電加工機24よりも下流で帯状の印刷用紙12aの両
面の夫々に対向した水噴霧器26を有しているとともに
水噴霧器26を取り囲むよう配置された高電界発生機2
8を有している。水噴霧器26から印刷用紙12aの両
面に向かい噴霧された水は高電界発生機28により発生
された高電界領域によりさらに微細な水滴に分解される
ので、印刷用紙12aの両面の全域に渡り均一に加湿す
ることが出来る。したがって放電加工により同じ吸水率
を有するようになった帯状の印刷用紙12aの両面は同
じ含水率を有するようになる。なお帯状の印刷用紙12
aの両面の含水率は水噴霧器26からの単位時間当たり
の加湿量や帯状の印刷用紙12aの移動速度に対応して
変化させることが出来る。
【0019】加湿装置22を出た後の帯状の印刷用紙1
2aは、ウエッブパス30を通過されることにより所定
の張力を有するよう調整された後に折り機32へと供給
される。
【0020】加湿装置22において水噴霧器26からの
単位時間当たりの加湿量は加湿量制御手段34により調
整される。加湿量制御手段34にはデータ入力装置36
により帯状の印刷用紙12aの為の所望の含水率復元率
を入力することが出来る。
【0021】なおここでいう含水率復元率とは、印刷前
の帯状の印刷用紙12aの含水率に対する印刷後に加湿
された後の帯状の印刷用紙12aの含水率の割合であ
り、印刷後に乾燥機18で乾燥されて低下した帯状の印
刷用紙12aの含水率が加湿装置22の水噴霧器26と
高電界発生機28との組み合わによりどの程度回復した
かが分かる。
【0022】なお入力される所望の含水率復元率はこの
実施例では略80%〜略100%の範囲である。そして
ロール状印刷用紙12及び印刷前の帯状の印刷用紙12
aにおける通常の含水率は略5%〜略6%の範囲であ
り、出願人の従来の経験によれば加湿装置22を通過後
の印刷用紙12aの含水率復元率が略80%以下である
とこのような印刷用紙12aは後で空気中の水分を吸収
して伸び、また加湿装置22を通過後の印刷用紙12a
の含水率復元率が略100%以上であるとこのような印
刷用紙12aは後で空気中に水分を排出して縮む。
【0023】この実施例の加湿装置22はさらに、給紙
装置10からオフセット輪転機16へと至る印刷前の帯
状の印刷用紙12aの移動軌跡に沿いインフィードテン
ション装置14の入口近傍で印刷前の帯状の印刷用紙1
2aの両面の夫々に対向した第1の含水率測定機38a
を含んでいる。第1の含水率測定機38aは非接触型で
あり、帯状の印刷用紙12aの両面の夫々の複数の箇所
で帯状の印刷用紙12aの含水率を測定し、測定した含
水率に対応した第1の含水率信号を発信する。
【0024】この実施例の加湿装置22はまたさらに、
加湿装置22中における帯状の印刷用紙12aの移動方
向において水噴霧器26や高電界発生機28よりも下流
で帯状の印刷用紙12aの両面の夫々に対向した第2の
含水率測定機38bを含んでいる。
【0025】第2の含水率測定機38bは非接触型であ
り、帯状の印刷用紙12aの両面の夫々の複数の箇所で
帯状の印刷用紙12aの含水率を測定し、測定した含水
率に対応した第2の含水率信号を発信する。
【0026】第1及び第2の含水率測定機38a,38
bからの第1及び第2の含水率信号は加湿量制御手段3
4に送られ、加湿量制御手段34はデータ入力装置36
により入力されている所望の含水率復元率と第1及び第
2の含水率信号に基づいて計算された実際の含水率復元
率とを比較して、実際の含水率復元率を所望の含水率復
元率に合致させるよう水噴霧器26からの単位時間当た
りの加湿量を調整する。
【0027】なお放電加工機24の出力制御を加湿量制
御手段34により行なわせることも出来る。この場合に
は、上記実際の含水率復元率に基づいて水噴霧器26か
らの単位時間当たりの加湿量を調整したにもかわらず所
望の含水率復元率よりも低い値の実際の含水率復元率し
か第1及び第2の含水率測定機38a,38bで検知す
ることが出来ない時に、放電加工機24の出力を高めて
帯状の印刷用紙12aの吸水率を高めることが出来る。
加湿量制御手段34による放電加工機24の出力制御は
印刷用紙12aの両面の夫々に対して行うことが可能で
ある。
【0028】図2には、図1の実施例の加湿装置22の
加湿量制御手段34の動作を示すフローチャートが実線
で示されており、放電加工機24の出力制御を加湿量制
御手段34が行う場合のフローチャートが2点鎖線で示
されている。
【0029】[もう一つの実施例]図3には、この発明
の印刷用紙の加湿方法を実施する為の印刷用紙の加湿装
置のもう一つの実施例が概略的に示されている。
【0030】図3から明らかなように、このもう一つの
実施例の構成の大部分は図1を参照して前述したこの発
明の印刷用紙の加湿方法を実施する為の印刷用紙の加湿
装置の一実施例の構成の大部分と同じであり、図1の一
実施例の構成部材と同じ構成部材には同じ参照符号を付
しこれらの構成部材についての詳細な説明は省略する。
【0031】図1の一実施例では第1の含水率測定機3
8aが給紙装置10からオフセット輪転機16へと至る
印刷前の帯状の印刷用紙12aの移動軌跡に沿いインフ
ィードテンション装置14の入口近傍で印刷前の帯状の
印刷用紙12aの両面の夫々に対向するよう配置されて
いるとともに第2の含水率測定機38bが加湿装置22
中における帯状の印刷用紙12aの移動方向において水
噴霧器26や高電界発生機28よりも下流で帯状の印刷
用紙12aの両面の夫々に対向するよう配置されている
が、図3のもう一つの実施例では第1及び第2の含水率
測定機38´a,38´bが移動式として構成されてい
ることが上記一実施例と上記もう一つの実施例との唯一
の違いである。
【0032】移動式の第1の含水率測定機38´aは、
印刷前のロール状の印刷用紙12または帯状の印刷用紙
12aの両面の含水率を測定することが出来るのであれ
ば、給紙装置10または給紙装置10からオフセット輪
転機16へと至る印刷前の帯状の印刷用紙12aの移動
軌跡に沿った任意の位置に配置することが出来るし、給
紙装置10に供給される直前のロール状の印刷用紙12
の一片を切り取ってこの一片の両面の含水率を測定する
ことも出来る。
【0033】また移動式の第2の含水率測定機38´b
は加湿された後の帯状の印刷用紙12aの両面の含水率
を測定することが出来るのであれば、帯状の印刷用紙1
2aの移動方向で加湿装置22の水噴霧器26や高電界
発生機28よりも下流の任意の位置に配置することが出
来、例えば折り機32において所定の長さに裁断され所
定の位置で折り曲げられた後の印刷用紙12aの両面の
含水率を測定することも出来る。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した如く、この発明に従った印
刷用紙の加湿装置及び加湿方法によれば、製本直前の複
数の印刷用紙の夫々の含水率を常に確実に所定の値にす
ることが出来て製本後における書籍や雑誌の複数の印刷
用紙の裁断面に段差を生じさせることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の印刷用紙の加湿方法を実施する為の
印刷用紙の加湿装置の一実施例を概略的に示す側面図で
ある。
【図2】図1の実施例の加湿装置の加湿量制御手段の動
作を実線で示し、放電加工機の出力制御を加湿量制御手
段が行う場合の動作を2点鎖線で示すフローチャートで
ある。
【図3】この発明の印刷用紙の加湿方法を実施する為の
印刷用紙の加湿装置のもう1つの実施例を概略的に示す
側面図である。
【符号の説明】
10…給紙装置、12…ロール状印刷用紙、12a…帯
状の印刷用紙、14…インフィードテンション装置、1
6…オフセット輪転機、18…乾燥機、20…冷却装
置、22…加湿装置、24…放電加工機、26…水噴霧
器、28…高電界発生機、30…ウエッブパス、32…
折り機、34…加湿量制御手段、36…データ入力装
置、38a,38´a…第1の含水率測定機、38b,
38´b…第2の含水率測定機。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−3308(JP,A) 特開 昭60−109839(JP,A) 特開 平5−231769(JP,A) 実開 昭62−170139(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41F 23/00 - 23/04 F26B 13/00 - 13/30

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷前の印刷用紙の含水率を測定し、測
    定した含水率に対応する第1の含水率信号を発信する第
    1の含水率測定手段と;印刷後の印刷用紙に加湿する加
    湿手段と;印刷用紙において加湿手段により加湿された
    部分の含水率を測定し、測定した含水率に対応する第2
    の含水率信号を発信する第2の含水率測定手段と;第1
    及び第2の含水率測定手段からの第1及び第2の含水率
    信号を受信し、受信した第1及び第2の含水率信号の差
    異から含水率復元率を求め、求められた含水率復元率が
    所望の含水率復元率になるよう印刷後の印刷用紙に対す
    る加湿手段による加湿量を調整する加湿量制御手段と;
    を備えたことを特徴とする印刷用紙の加湿装置。
  2. 【請求項2】 印刷用紙は吸水率が相互に異なる一面と
    他面とを有しており、 前記含水率測定手段は印刷用紙の一面と他面の夫々の含
    水率を測定しており、 加湿装置は印刷用紙の一面と他面とにおいて求められた
    含水率復元率が所望の含水率復元率に満たない方に加湿
    手段による加湿前に放電加工し上記求められた含水率復
    元率が所望の含水率復元率に満たない方の面の吸水率を
    向上させる放電加工手段をさらに備えている、 ことを特徴とする請求項1に記載の印刷用紙の加湿装
    置。
  3. 【請求項3】 印刷後の印刷用紙に加湿する加湿手段を
    有した印刷機に使用され: 印刷前の印刷用紙の含水率を測定し、測定した含水率に
    対応する第1の含水率信号を発信する第1の含水率測定
    工程と;印刷後の印刷用紙に加湿手段により加湿する加湿工程
    ; 印刷用紙において加湿手段により加湿された部分の含水
    率を測定し、測定した含水率に対応する第2の含水率信
    号を発信する第2の含水率測定工程と; 第1及び第2の含水率信号を受信し、受信した第1及び
    第2の含水率信号の差異から含水率復元率を求め、求め
    られた含水率復元率が所望の含水率復元率になるよう印
    刷後の印刷用紙に対する加湿手段による加湿量を調整す
    る加湿量制御工程と; を備えたことを特徴とする印刷用紙の加湿方法。
  4. 【請求項4】 印刷用紙は吸水率が相互に異なる一面と
    他面とを有しており、 前記含水率測定工程では印刷用紙の一面と他面の夫々の
    含水率を測定しており、 加湿方法は印刷用紙の一面と他面とにおいて求められた
    含水率復元率が所望の含水率復元率に満たない方に加湿
    手段による加湿前に放電加工し上記求められた含水率復
    元率が所望の含水率復元率に満たない方の面の吸水率を
    向上させる放電加工工程をさらに備えている、 ことを特徴とする請求項3に記載の印刷用紙の加湿方
    法。
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