JP3451444B2 - 温水混合制御装置および給湯制御装置 - Google Patents

温水混合制御装置および給湯制御装置

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JP3451444B2
JP3451444B2 JP04652493A JP4652493A JP3451444B2 JP 3451444 B2 JP3451444 B2 JP 3451444B2 JP 04652493 A JP04652493 A JP 04652493A JP 4652493 A JP4652493 A JP 4652493A JP 3451444 B2 JP3451444 B2 JP 3451444B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は湯と水の混合比率を調節
して混合湯の湯温を最適なものにする湯水混合制御装置
と流量を調節して混合湯の湯温を最適なものにする給湯
制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の湯水混合装置は、特開平
1−312279号公報に示されたような構成であっ
た。
【0003】以下、その構成について図15を参照しな
がら説明する。図において、1は湯流路、2は水流路
で、各流路1,2を開閉して湯温を調節する自動調圧弁
3が設けられている。自動調圧弁3は、湯流路1の1次
圧力PH1を減圧する湯側弁体4および湯側弁座5と、
水流路2の1次圧力PC1を減圧する水側弁体6および
水側弁座7と、湯側弁体4と水側弁体6を連結する弁軸
8と、湯と水の減圧後の1次圧PH1,PC1の圧力差
で動作するピストン9とで構成されている。そして、湯
または水の圧力が急変してもその圧力で自動調圧弁3が
移動し、湯と水の2次圧PH2とPC2とを常に等しく
するように作用する。さらに、弁軸8にはバイアス手段
10が設けられている。このバイアス手段10は、弁軸
8の端部に結合されたボビン11と、ボビン11に巻回
されたコイル12と、コイル12を囲むように設けられ
た永久磁石13とで形成されている。そして、コイル1
2は可撓部14を介して制御手段18に接続されてい
る。
【0004】上記構成において、制御手段18からコイ
ル12に電流を流すとその電流は永久磁石13の磁界を
横切るので、フレミングの法則によって電流の大きさに
比例して弁軸8にバイアス力が付与される。これにより
バイアス力の分だけ自動調圧点がずれ、たとえば、湯と
水の2次圧PH2とPC2とが2:1の点で常に調圧さ
れて所定の温度の混合湯が出湯される。このようにコイ
ル12へ流す電流を変化させることにより混合湯の湯温
を変えることができる。
【0005】なお、制御手段18はコイル12に電流を
流す際に微小交流信号を重畳している。これはバイアス
手段10の磁気回路のヒステリシス特性や駆動開始時の
摺動抵抗を軽減するためである。
【0006】19は湯と水の混合部で、混合された混合
湯は流量調節弁20を介して出湯されるが、その温度は
混合湯温検出手段、たとえばサーミスタ15によって、
またその流量は流量検出手段16によって検出され、出
湯温度を設定する湯温設定手段17で設定された湯温に
一致させるべく制御手段18がバイアス手段10と流量
調節弁駆動手段21を付勢し温度調節を行なうようにな
っている。
【0007】また、このような構成の湯水混合制御装置
を用いて混合湯温を時間的に変化させ、シャワー浴時に
マッサージ効果を得る構成のものが特開平3−1485
30号公報に示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
の湯水混合装置では、混合湯温を波状的に高温、低温に
変化させて出湯する(以下、湯温変動出湯という)動作
の場合に、低温度側の出湯時間が長いとシャワー等を使
用しているときに不快感が生じるという問題がある。
【0009】本発明は上記問題を解決するもので、湯温
変動出湯時には高温側設定温度による出湯時間を長くし
不快感を少なくするようにすることを第1の目的として
いる。
【0010】さらに、湯温変動出湯時に温度変化のタイ
ミングが一定であると刺激感が少なく、また、温度上昇
の速さを速くすると火傷の不安感が生じるという問題が
ある。
【0011】本発明の第2の目的は、湯温変動出湯時に
湯温の降下速さを急速にして刺激感を高め、湯温の上昇
速さを緩慢にして急速な温度上昇による火傷の不安感を
なくするようにすることにある。
【0012】さらに、通常の出湯状態から湯温変動出湯
動作に変更した場合にそれまでの湯温を高温側の上限値
として湯温を変化させると平均湯温が低下して不快な湯
温になるという問題がある。
【0013】本発明の第3の目的は、通常出湯から湯温
変動出湯に変更した場合に、高温側の上限湯温をそれま
での出湯温度から所定値高くして平均湯温を低下させな
いようにすることにある。
【0014】さらに、通常の出湯状態から湯温変動出湯
動作に変更した場合に、高温側の上限湯温をそれまでの
出湯温度から所定値高くすると火傷をするおそれや、そ
の不安感が生じるという問題がある。
【0015】本発明の第4の目的は、湯温変動出湯に変
更した場合に高温側の上限温度を所定値以下にして高温
湯による危険性をなくするようにすることにある。
【0016】また、湯温変動出湯時に小流量出湯の時間
が長いとシャワー等を使用しているときに流量不足を感
じ不快感が生じるという問題がある。
【0017】本発明の第5の目的は、流量変動出湯時に
は大流量側の出湯時間を長くして平均流量を増やし、刺
激感を強くするようにしたことにある。
【0018】さらに、湯温変動出湯時にそれまでの大流
量側の流量を上限値として流量を変化させると、平均流
量が低下して水圧が減少した感じになるという問題があ
る。
【0019】本発明の第6の目的は、湯温変動出湯時に
は大流量側の上限流量をそれまでの出湯流量から所定値
増やして平均流量を大きく低下させず、平均水圧をほぼ
一定値に保つようにしたことにある。
【0020】また、出湯開始時に急に設定温度の湯が出
湯されると、シャワー等を使用しているときに体温との
差が大きいため体感温度が高いものとなり、危険に感じ
るという問題がある。
【0021】本発明の第7の目的は、出湯開始時に出湯
設定温度を一時的に低下させ時間とともに湯温を設定温
度に上昇させ、快適な使用開始感と温度上昇感を体感と
して得られるようにすることにある。
【0022】また、出湯開始時に出湯温度の上昇が緩慢
であると刺激感に欠けるという問題がある。
【0023】本発明の第8の目的は、出湯開始時に設定
温度を一時的に低下させ、時間とともに湯温を上昇させ
て一旦設定温度以上に湯温を上昇させ、温感を早くする
ようにすることにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明は上記第1の目的
を達成するために、第1の手段は制御手段に第1および
第2の記憶手段の出湯設定温度を時間的に切り替える湯
温切り替え手段と、タイマ手段を設け、湯温変動出湯時
前記タイマ手段の出力で前記湯温切り替え手段により
高温側設定温度による出湯時間を低温側設定温度による
出湯時間より長くするようにしたものである。
【0025】また、上記第2の目的を達成するために第
2の手段は、制御手段に第1および第2の記憶手段の出
湯設定温度を時間的に切り替える湯温切り替え手段と、
タイマ手段を設け、湯温変動出湯時に前記タイマ手段の
出力で高温側設定温度による出湯から低温側設定温度に
よる出湯へ移行するに要する時間を前記低温側設定温度
による出湯から前記高温側設定温度による出湯へ移行す
るに要する時間より短くするようにしたものである。
【0026】また、上記第3の目的を達成するために、
第3の手段は、出湯温度を設定する湯温設定手段と、
御手段に第1および第2の記憶手段の出湯温度を時間的
に切り替える湯温切り替え手段を設け、湯温変動出湯時
には、前記湯温切り替え手段により高温側設定温度によ
る出湯温度を平均出湯湯温を下げないよう前記湯温設定
手段により設定された出湯温度より所定値高く変更する
ようにしたものである。
【0027】また、上記第4の目的を達成するために、
第4の手段は、出湯温度を設定する湯温設定手段と、
御手段に第1および第2の記憶手段の出湯設定温度を時
間的に切り替える湯温切り替え手段を設け、湯温変動出
湯時には、前記湯温設定手段により設定された出湯温度
が所定の温度より高いときには、前記湯温切り替え手段
により前記高温側設定温度を所定の温度に変更するよう
にしたものである。
【0028】また、上記第5の目的を達成するために、
第5の手段は、制御手段に第1および第2の記憶手段の
設定流量を時間的に切り替える流量切り替え手段と、タ
イマ手段を設け、湯温変動出湯時に前記タイマ手段の出
力で前記流量切り替え手段により大流量側流量による出
湯時間を小流量側流量による出湯時間よりも長くするよ
うにしたものである。
【0029】また、上記第6の目的を達成するために、
第6の手段は、制御手段に第1および第2の記憶手段の
設定流量を時間的に切り替える流量切り替え手段を設
け、湯温変動出湯時には、前記流量切り替え手段により
大流量側流量による出湯量を平均出湯量を下げないよう
流量設定手段により設定された流量より多くするように
したものである。
【0030】また、上記第7の目的を達成するために、
第7の手段は、制御手段に湯温設定手段の設定湯温より
所定値低い湯温を設定する下限湯温設定手段と、出湯開
始信号発生手段の出湯開始信号により動作を開始するタ
イマ手段と、前記タイマ手段の出力により下限湯温設定
手段から設定下限湯温を入力し、その後、前記湯温設定
手段から設定湯温を入力する第1の湯温変更手段とを設
け、湯温変動出湯時には、前記第1の湯温変更手段によ
る出湯温度を一旦前記設定下限湯温に降温させた後、前
記設定湯温に昇温させるようにしたものである。
【0031】また、上記第8の目的を達成するために、
第8の手段は、制御手段に湯温設定手段の設定温度より
所定値低い湯温を設定する下限湯温設定手段と、出湯開
始信号発生手段の出湯開始信号により動作を開始するタ
イマ手段と、前記湯温設定手段の設定湯温より所定値高
い湯温を設定する上限湯温設定手段と、前記タイマ手段
の出力により前記下限湯温設定手段から設定下限湯温を
入力する第1の湯温変更手段と、その後、前記上限湯温
設定手段から設定湯温を入力して前記湯温設定手段から
設定温度を入力する第2の湯温変更手段とを設け、湯温
変動出湯時には、前記第1の湯温変更手段により出湯温
度を一旦前記下限設定湯温に降温させた後、前記上限設
定湯温に昇温させ、さらにその後、前記設定湯温に降温
させるようにしたものである。
【0032】
【作用】上記第1の手段によれば、湯温変動出湯時には
高温出湯時間が低温出湯時間より長くなり、湯温変動浴
時の不快感がなくなる。
【0033】また、第2の手段によれば、低温出湯から
高温出湯への移行時間が長くなって湯温の上昇時間的
に繰り返し湯温を変更する場合、温度を下げる時は早
温度を上げ速さ緩慢なものとなり、湯温変動浴
時の不安感がなくなる。
【0034】また、第3の手段によれば、湯温変動出湯
時には高温出湯の湯温が通常出湯時の設定温度より高く
なり、湯温変動出湯の平均湯温の低下がなくなる。
【0035】また、第4の手段によれば、湯温変動出湯
時に通常出湯時の高い設定温度がそれより低い所定の温
度に変更され、湯温変動浴時の不安感がなくなる。
【0036】また、第5の手段によれば、湯温変動出湯
時には大流量出湯時間が小流量出湯時間より長くなって
湯温変動出湯時の平均流量が増加し、刺激感が強くな
る。
【0037】また、第6の手段によれば、湯温変動出湯
時に通常出湯時の設定流量がそれより多い所定の流量と
なり、湯温変動浴時の平均水圧がほぼ一定に保たれる。
【0038】また、第7の手段によれば、湯温変動出湯
時に出湯温度を所定の低温にした後、所定の高温にする
ので湯温変動浴時の使用開始感と昇温感が得られる。
【0039】また、第8の手段によれば、湯温変動出湯
時に出湯温度を所定の低温にした後、所定の高温にし、
さらにその後設定温度にするので湯温変動浴時の早い昇
温感が得られる。
【0040】
【実施例】以下、本発明の第1から第4の実施例につい
て図1から図6を参照しながら説明する。
【0041】なお、従来例に示したものと同一部品には
同じ符号を付して説明を省略する。 (実施例1)図1において、22は付勢手段で、自動調
圧弁3とともに混合弁23を形成している。24は付勢
手段22の力と対抗して可変バイアス力を混合弁23に
付与する混合弁駆動手段で、磁性体からなる第1のプラ
ンジャ25と、第1のプランジャ25を囲む第1のコイ
ル26とで構成され、第1のコイル26は制御手段18
に接続されている。混合弁駆動手段24の働きにより混
合された混合湯温は混合湯温検出手段15によって検出
され、その信号は制御手段18に入力される。
【0042】混合湯の流量は混合部19より下流に配設
された流量調節開閉弁20により調節される。流量調節
開閉弁20は、弁筐体27と、弁筐体27内に設けられ
た円錐状の流量制御弁体28とそれに対応する弁座29
とを有している。流量制御弁体28と流体の1次圧(混
合部19の圧力)とバランスをとるため、可撓性受圧体
としての溝付ダイヤフラム30が流量制御弁体28と弁
筐体27の間に連結されており、さらに溝30aを深く
して流量制御弁体28のリフト量にかかわらず有効受圧
面積が弁座29の口径と常に等しくなるようにしてい
る。ダイヤフラム30で1次側と完全に仕切られた背圧
室31と流量制御弁体28の2次側とは連通孔32によ
り連通している。流量制御弁体28は付勢手段としての
スプリング33により弁座29に当接するように付勢さ
れている。
【0043】流量制御弁体28を駆動する流量調節弁駆
動手段21は、磁性体からなる第2のプランジャ37
と、第2のプランジャ37が摺動するパイプ36と、パ
イプ36に巻装された第2のコイル35とで構成され、
第2のコイル35は制御手段18に接続されている。そ
して、第2のプランジャ37はシャフト38を介して流
量制御弁体28を駆動するようになっている。この駆動
は制御手段18により第2のコイル35へ流す電流を変
化させて行われ、第2のプランジャ37の移動により流
量制御弁体28を任意のリフト量に調節して流量を制御
するようになっている。
【0044】次に、制御手段18について図2により説
明する。41は混合湯温検出手段15の信号を入力して
混合弁23の駆動量を演算する混合弁制御手段、42は
混合弁制御手段41の信号により混合弁駆動手段(第1
のコイル26)24への印加電流を設定する第1の駆動
量設定手段、43は高温側の出湯設定温度を記憶する第
1の記憶手段、44は低温側の出湯設定温度を記憶する
第2の記憶手段、45は第1の記憶手段43と第2の記
憶手段44に記憶されている出湯設定温度を時間的に切
り替える湯温切り替え手段である。46は湯温設定手段
17の信号を入力し流量調節開閉弁20の駆動量を演算
する流量調節弁制御手段、47は流量調節弁制御手段4
6の信号により流量調節弁駆動手段21(第2のコイル
35)の駆動量を設定する第2の駆動量設定手段、48
は出湯設定温度を時間的に切り替えるタイマ手段であ
る。なお、湯温設定手段17は、出湯温度の設定の他
に、出湯流量の設定と通常出湯から湯温変動出湯への切
り替えの各機能を有するものである。
【0045】上記構成において、出湯温度と出湯量の調
節は、湯温設定手段17と混合湯温検出手段15からの
信号を入力する制御手段18によって行われる。出湯温
度は、湯温設定手段17と混合湯温検出手段15からの
信号により混合弁制御手段41と第1の駆動量設定手段
42とを介して混合弁駆動手段26に印加する電流を変
化させ、自動調圧弁3のバランス点を移動することによ
り調節される。また、出湯量は、湯温設定手段17から
の信号により流量調節弁制御手段46と第2の駆動量設
定手段47を介して流量調節弁駆動手段21に印加する
電流を変化させ、流量調節弁20のバランス点を移動す
ることにより調節される。
【0046】ここで、湯温設定手段17が湯温変動出湯
に切り替えられると、制御手段18の湯温切り替え手段
45がこの信号を入力し、第1の記憶手段43および第
2の記憶手段44に記憶されている高温側および低温側
の出湯設定温度をタイマ手段48により時間的に切り替
えて混合弁制御手段41に設定出湯温度として信号を送
出する。混合弁制御手段41は混合湯温がこの高温側お
よび低温側の出湯設定温度になるよう第1の駆動量設定
手段42を介して混合弁駆動手段24の電流を調節す
る。このようにして湯温変動出湯が行われる。
【0047】ところで、湯温変動出湯において、低温側
の出湯時間が長かったり、あるいは同じ時間であったり
すると、シャワーを使用している場合に湯温を低く感じ
て不快感が生じるが、本実施例では、湯温変動出湯時に
はタイマ手段48と湯温切り替え手段45とにより高温
側出湯設定温度による出湯時間を低温側出湯設定温度に
よる出湯時間より長くしている。
【0048】この出湯特性を図3により説明する。図3
(a)は従来例の湯温変動出湯の出湯特性で、高温側出
湯設定温度THでの出湯時間t1と低温側出湯設定温度
TLでの維持時間t2とは等しくなっている。これでは
低温の出湯時間が長く感じて不快感が生じる。
【0049】これに対して図3(b)に示した本実施例
の出湯特性では、タイマ手段48と湯温切り替え手段4
5により高温側出湯設定温度THでの出湯時間t1’を
低温側出湯設定温度TLでの出湯時間t2’より長くし
ている。
【0050】これにより、湯温変動出湯浴時に混合湯温
の変化が感じとれるとともに、低温出湯時間が短いため
不快感が少なくなるという効果が得られる。
【0051】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について図2および図4により説明する。
【0052】湯温変動出湯時に、昇温と降温の温度変化
速度が一定であると刺激感が少なく、また温度上昇の速
さを速くすると火傷の不安感が生じるが、本実施例で
は、図4の特性図に示したように、湯温変動出湯時には
タイマ手段48と湯温切り替え手段45とにより高温側
出湯設定温度THによる出湯から低温側出湯設定温度T
Lに移行するに要する時間t4を低温側出湯設定温度T
Lにより出湯から高温側出湯設定温度THに移行するに
要する時間t3より短かくしている。
【0053】これにより、湯温変動出湯浴時に湯温の降
下速さを急速にして刺激感を高めるとともに、湯温の上
昇速さを緩慢にして急激な温度上昇による火傷の不安感
をなくすことができるという効果が得られる。
【0054】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について図2および図5により説明する。
【0055】通常出湯から湯温変動出湯に変更した場合
に、それまでの湯温を高温側の上限値として湯温を変化
させると平均湯温が低下して不快な湯温になることがあ
るが、本実施例では、湯温切り替え手段45により高温
側出湯設定温度を湯温設定手段17により設定された出
湯温度より所定値高く変更するようにしている。
【0056】この出湯特性を図5により説明する。図5
(a)は従来例の湯温変動出湯の出湯特性で、高温側出
湯設定温度THは通常出湯時における出湯温度Tsと等
しくなっている。このため平均湯温は出湯温度Tsより
低くなり、出湯温度が低下した不快な湯温になる。
【0057】これに対して図5(b)に示した本実施例
の出湯特性では、湯温切り替え手段45により高温側出
湯設定THを出湯温度Tsより所定値4T高く変更して
いる。
【0058】これにより、湯温変動出湯浴時に平均湯温
を大きく低下させないという効果が得られる。
【0059】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
について図2および図6により説明する。
【0060】通常出湯から湯温変動出湯に変更した場合
に、実施例3に示したように単純に高温側出湯設定温度
THを出湯温度Tsより所定値4T高く変更すると、変
更された高温側出湯設定温度が高くなり過ぎ、火傷をす
るおそれやその不安感が生じるが、本実施例では、湯温
切り替え手段45に予め上限温度Ts’を設定してお
き、第3の実施例に示したものと同様にして高温側出湯
設定温度THを出湯温度Tsより所定値4T高く変更し
たとき、変更後の高温側出湯設定温度THが上限温度T
s’より高くなった場合には湯温切り替え手段45によ
り出湯温度を上限温度Ts’に変更するようにしてい
る。
【0061】この出湯特性を図6により説明する。高温
側出湯設定温度THを出湯温度Tsより所定値4T高く
変更したとき、変更後の高温側出湯設定温度THが予め
設定された上限値Ts’より高くなった場合には出湯温
度を上限値Ts’になるようにしている。
【0062】これにより、湯温変動出湯浴時に上限値T
s’より高い温度の出湯がなくなり、火傷をするおそれ
やその不安感をなくすることができるという効果が得ら
れる。
【0063】(実施例5)次に、本発明の第5の実施例
について図7および図8により説明する。
【0064】なお、図7において、図2に示したものと
同一部品には同じ符号を付して説明を省略する。
【0065】図7において、50は大流量側の設定流量
を記憶する第1の記憶手段、51は小流量側の設定流量
を記憶する第2の記憶手段、52は第1の記憶手段50
と前記第2の記憶手段51が記憶している設定流量を時
間的に切り替える流量切り替え手段、53はタイマ手段
である。
【0066】ここで、流量を波状的に大流量と小流量に
変化させて出湯(以下、流量変動出湯という)する動作
の場合に、小流量の出湯時間が長いとシャワー等を使用
しているときに流量不足を感じ不快感が生じるが、本実
施例では、流量変動出湯時にはタイマ手段53と流量切
り替え手段52とにより大流量側の設定流量による出湯
時間を小流量側の設定流量による出湯時間よりも長くし
ている。
【0067】この出湯特性を図8により説明する。図8
(a)は従来例の流量変動出湯の出湯特性で、大流量側
設定流量QHでの出湯時間t5と小流量側設定流量QL
での出湯時間t6とは等しくなっている。これでは小流
量の出湯時間が長く感じて不快感が生じる。
【0068】これに対して図8(b)に示した本実施例
の出湯特性では、タイマ手段53と流量切り替え手段5
2により大流量側設定流量QHでの出湯時間t5’を小
流量側設定流量QLでの出湯時間t6’より長くしてい
る。
【0069】これにより、流量変動出湯浴時に、流量の
変化が感じとれるとともに、小流量の出湯時間が短いた
め平均流量が増え刺激感を得ることができるという効果
が得られる。
【0070】(実施例6)次に、本発明の第6の実施例
について図7および図9により説明する。
【0071】なお、図2に示した湯温設定手段17は流
量設定機能も有するので、ここでは湯量設定手段17と
いう。
【0072】通常出湯から流量変動出湯に変更した場合
に、それまでの流量を大流量側の上限値として流量を変
化させると平均流量が低下して水圧が減少した感じとな
り不快な流量になることがあるが、本実施例では、流量
切り替え手段52により大流量側設定流量を湯量設定手
段17により設定された出湯量より所定量多く変更する
ようにしている。
【0073】この出湯特性を図9により説明する。図9
(a)は従来側の流量変動出湯の出湯特性で、大流量側
設定流量QHは通常出湯時における設定流量Qsと等し
くなっている。このため平均流量は設定流量Qsより少
なくなり、出湯流量が減少した不快な流量になる。
【0074】これに対して図9(b)に示した本実施例
の出湯特性では、流量切り替え手段52により大流量側
設定流量QHを設定流量Qsより所定値ΔQ多く変更し
ている。
【0075】これにより、流量変動出湯浴時に平均流量
を大きく低下させないという効果が得られる。
【0076】なお、流量変動出湯の場合、流量は周期的
に増減を繰り返しているため湯温設定手段17における
流量設定スイッチはその機能を果たす必要がない。この
ため、たとえば湯量設定手段17に通常のリモコンを用
いた場合、流量設定スイッチを用いて、たとえば流量増
加スイッチを操作すると流量の繰り返し周期を早くし、
流量減少スイッチを操作すると流量の繰り返し周期を遅
くする設定をすることができる。これにより湯量設定手
段17の操作スイッチを増加することなく機能を増やす
ことができ、小型の設定手段(リモコン)を構成するこ
とが可能である。
【0077】(実施例7)次に、本発明の第7の実施例
について図1、図10および図11により説明する。
【0078】なお、図2に示したものと同一部品には同
じ符号を付して説明を省略する。図1において、54は
出湯開始信号を制御手段18に出力する出湯開始信号発
生手段である。
【0079】図10において、55は出湯開始信号発生
手段54からの信号により動作を開始するタイマ手段、
56は出湯開始時の混合湯の下限温度を設定する下限湯
温設定手段、57はタイマ手段55と下限湯温設定手段
56の信号を入力して混合湯温を設定する第1の湯温変
更手段である。
【0080】ここで、シャワー等を使用する場合の出湯
開始時に急に設定温度の湯が出湯されると、湯温と体温
との差が大きいため体感温度が高いものとなり危険に感
じることがあるが、本実施例では、出湯開始信号発生手
段54から出湯開始の信号が出力されると、流量調節弁
制御手段46は第2の駆動量設定手段47を介して流量
調節弁駆動手段21を調節し流量調節弁20を開成す
る。この場合、設定温度は湯温設定手段17によって設
定された温度Tsではなく、下限湯温設定手段56によ
って設定された温度T1となり、その後タイマ手段55
の信号によって第1の湯温変更手段57が時間的にこの
温度T1を温度Tsに近づけるよう変更するようにして
いる。
【0081】この出湯特性を図11により説明する。図
11(a)は従来例の出湯特性で、設定温度は通常出湯
時における設定手段17により設定された設定温度Ts
である。このため出湯開始時の湯温が体温より高温にな
ることがあり、出湯直後に高温の危険を感じて設定温度
を低くするなどの余計な操作が必要になる。
【0082】これに対して図11(b)に示した本実施
例の出湯特性では、出湯開始時に第1の湯温変更手段5
7が下限湯温設定手段56で設定された温度T1により
設定温度Tsより所定値ΔTだけ低い温度で出湯を開始
する。すなわち、時刻xにおいて出湯開始信号発生手段
54から出湯信号が出力されるとタイマ手段55が動作
を開始するとともに第1の湯温変更手段57には湯温設
定手段17により設定されている通常出湯中の設定温度
Tsより所定値ΔTだけ低温の温度T1を下限湯温設定
手段56から入力してこれを出湯開始時の設定温度とす
る。第1の湯温変更手段57がタイマ手段55により出
湯開始から時間t7経過したことを入力すると、設定温
度Tsと下限温度T1の温度差をあらかじめ設定された
時間内(ここでは時間t8)に昇温させるように演算し
て設定温度Tsに昇温させる。
【0083】これにより、出湯開始時から時間とともに
湯温が上昇するので体感温度が快適なものになるという
効果が得られる。
【0084】また、図11(c)に示したように、体感
温度を一層和らげるために湯温上昇中に一定時間T9の
湯温を一定値に維持するようにしてもよいものである。
【0085】(実施例8)次に、本発明の第8の実施例
について図12および図13により説明する。
【0086】なお、図10に示したものと同一部品には
同じ符号を付して説明を省略する。図12において、5
8は出湯開始時の混合湯の上限温度を設定する上限湯温
設定手段、59はタイマ手段55と上限湯温設定手段5
8の信号を入力して混合湯温を設定する第2の湯温変更
手段である。
【0087】ここで、シャワー等を使用する場合の出湯
開始時に出湯温度の上昇が緩慢であると刺激感に欠ける
が、本実施例では、出湯開始信号発生手段54から出湯
開始の信号が出力されると、流量調節弁制御手段46は
第2の駆動量設定手段47を介して流量調節弁駆動手段
21を調節し流量調節弁20を開成する。この場合、設
定温度は湯温設定手段17によって設定された温度Ts
ではなく、下限湯温設定手段56によって設定された温
度T1となり、タイマ手段55の信号によって第1の湯
温変更手段57が時間的にこの温度T1を温度Tsより
所定値ΔT1高温の上限湯温設定手段58によって設定
された温度に近づけるよう変更する。そして、湯温が上
限湯温T2になって一定時間経過後、第2の湯温変更手
段59がこの温度を温度Tsに近づけるよう変更するよ
うにしている。
【0088】この出湯特性を図13により説明する。図
13(a)は従来例の出湯特性で、設定温度は通常出湯
時における設定手段17により設定された設定温度Ts
である。このため出湯開始時の湯温が体温より高温にな
ることがある。これに対して図13(b)に示した本実
施例の出湯特性では、出湯開始時に第1の湯温変更手段
57が下限湯温設定手段56で設定された温度T1によ
り設定温度Tsより所定値ΔT1だけ低い温度で出湯を
開始する。すなわち、時刻xにおいて出湯開始信号発生
手段54から出湯信号が出力されるとタイマ手段55が
動作を開始するとともに第1の湯温変更手段57には湯
温設定手段17により設定されている通常出湯中の設定
温度Tsより所定値ΔT1だけ低温の温度T1を下限湯
温設定手段56から入力してこれを出湯開始時の設定温
度とする。第1の湯温変更手段57がタイマ手段55に
より出湯開始から時間t9経過したことを入力すると、
上限湯温設定手段58から入力した設定温度Tsより所
定値ΔT2だけ高温の温度T2と下限温度T1の差を予
め設定された時間内(ここでは時間t10)になくすよ
うに演算して設定温度を変更する。そして、湯温が温度
T2になった時点で第2の湯温変更手段59に処理が移
され、第2の湯温変更手段59は一定時間(ここでは時
間t11)設定温度TsよりΔT1高温の温度T2を維
持した後、設定温度Tsと温度T2の差を予め設定され
た時間内(ここでは時間t12)になくすように設定温
度を変更する。
【0089】これにより、出湯開始時に時間とともに湯
温が上昇するので体感温度も急激な高温を感じることが
なく、さらに一旦設定温度以上に湯温を上昇させるため
シャワー等を使用時には皮膚への適度な刺激感を与え、
かつ暖まり感を早くすることができるという効果が得ら
れる。
【0090】(実施例9)次に、本発明の第9の実施例
について図10、図12、および図14により説明す
る。
【0091】図10および図12において、60は下限
湯温検出手段である。前記第7および第8の実施例にお
いて、出湯開始信号が出力されると湯温設定手段17に
よって設定されている温度Tsより所定値ΔT1だけ低
い下限湯温設定手段56によって設定された温度T1に
より出湯を開始しているが、設定温度Tsが低温に設定
され下限湯温設定温度T1と同等近傍である場合、この
設定温度TsよりΔT1だけ低い温度をT1として出湯
を開始すると出湯温度が冷たすぎて不快なものになる。
【0092】これに対して本実施例では、出湯開始信号
発生手段54から出湯開始の信号が出力されると、流量
調節弁制御手段46は第2の駆動量設定手段47を介し
て流量調節弁駆動手段21を調節し流量調節弁20を開
成する。この場合、通常は、設定温度は湯温設定手段1
7によって設定された温度Tsではなく、下限湯温設定
手段56によって設定された温度T1となり、タイマ手
段55の信号によって第1の湯温変更手段57が時間的
にこの温度T1を温度Tsに近づけるよう変更する。し
かし、湯温設定手段17による設定温度Tsが下限湯温
検出手段60に予め設定された温度T1と同等あるいは
その近傍である場合には、下限湯温検出手段60はタイ
マ手段55に信号を送出し、設定温度Tsを出湯温度と
してそのまま出湯するようにしている。
【0093】この出湯特性を図14により説明する。時
刻xにおいて出湯開始信号発生手段54から信号が出力
された際、湯温設定手段17による設定温度Tsは下限
湯温設定手段56の下限温度T1より十分高温である。
このため下限湯温検出手段はタイマ手段55に信号を送
出せず、第7および第8の実施例に示したように出湯開
始温度を設定温度Tsより低い温度から時間とともに上
昇させて出湯する。しかし、時刻yにおいて出湯開始信
号発生手段54から信号が出力されたとき、もし、設定
温度Tsが下限温度T1と同等あるいはその近傍であっ
たとすると、下限温度T1よりさらに所定値ΔT1低い
温度で出湯を開始すると冷水が出湯されることになり不
快感が生じる。このような不具合をなくするために、下
限湯温検出手段60は設定手段17の設定温度Tsが下
限温度T1と同等あるいはその近傍であることを検出し
てタイマ手段55に信号を送出する。そして、タイマ手
段55の信号により第1の湯温変更手段57は出湯温度
を設定温度Tsに変更して出湯させる。
【0094】これにより、設定温度Tsが下限温度T1
と同等あるいはその近傍に設定されていても出湯開始時
に時間とともにTsを設定温度として出湯を開始するの
で冷水が出ることなく安心して使用することができると
いう効果を得ることができる。
【0095】
【発明の効果】以上の各実施例の説明から明らかなよう
に、本発明によれば以下のような効果がある。 (1)湯温変動出湯時には高温出湯時間を低温出湯時間
より長くするようにしたことにより、湯温変動浴時の不
快感をなくすることができる。 (2)低温出湯から高温出湯への移行時間を長くするよ
うにしたことにより、湯温の上昇速さが緩慢なものとな
って湯温変動浴時の火傷等の不安感をなくすることがで
きる。 (3)湯温変動出湯時には高温出湯の湯温を通常出湯時
の設定温度より高くするようにしたことにより、湯温変
動出湯の平均湯温の低下をなくすることができる。 (4)湯温変動出湯時に通常出湯時の高い設定温度をそ
れより低い所定の温度に変更するようにしたことによ
り、湯温変動出湯浴時の火傷等の不安感をなくすること
ができる。 (5)湯温変動出湯時に大流量出湯時間を小流量出湯時
間より長くするようにしたことにより、湯温変動出湯時
の平均流量が増加して刺激感を強くすることができる。 (6)湯温変動出湯時に通常出湯時の設定流量がそれよ
り多い所定の流量になるようにしたことにより、湯温変
動浴時の平均水圧をほぼ一定に保つことができる。 (7)シャワー出湯時に出湯温度を所定の低温にした
後、所定の高温にするようにしたことにより、シャワー
出湯浴時の使用開始感と昇温感を得ることができる。 (8)シャワー出湯時に出湯温度を所定の低温にした
後、所定の高温にし、さらにその後設定温度にするよう
にしたことにより、シャワー出湯浴時の早い昇温感を得
ることができる。
【0096】また、設定温度が下限温度と同等あるいは
その近傍である場合には所定の低温に変更することなく
設定温度で出湯させるようにしたことにより、シャワー
浴時の冷水の出湯をなくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の湯水混合制御装置の側断面
【図2】本発明の第1から第4の実施例の湯水混合制御
装置のブロック回路図
【図3】(a)は従来例の湯水混合制御装置の出湯特性
図 (b)は本発明の第1の実施例の湯水混合制御装置の出
湯特性図
【図4】本発明の第2の実施例の湯水混合制御装置の出
湯特性図
【図5】(a)は従来例の湯水混合制御装置の出湯特性
図 (b)は本発明の第3の実施例の湯水混合制御装置の出
湯特性図
【図6】本発明の第4の実施例の湯水混合制御装置の出
湯特性図
【図7】本発明の第5および第6の実施例の給湯制御装
置のブロック回路図
【図8】(a)は従来例の給湯制御装置の出湯特性図 (b)は本発明の第5の実施例の給湯制御装置の出湯特
性図
【図9】(a)は従来例の給湯制御装置の出湯特性図 (b)は本発明の第6の実施例の給湯制御装置の出湯特
性図
【図10】本発明の第7の実施例の湯水混合制御装置の
ブロック回路図
【図11】(a)は従来例の湯水混合制御装置の出湯特
性図 (b)は本発明の第7の実施例の湯水混合制御装置の出
湯特性図 (c)は同他の出湯特性図
【図12】本発明の第8の実施例の湯水混合制御装置の
ブロック回路図
【図13】(a)は従来例の湯水混合制御装置の出湯特
性図 (b)は本発明の第8の実施例の湯水混合制御装置の出
湯特性図
【図14】本発明の第9の実施例の湯水混合制御装置の
出湯特性図
【図15】従来例の湯水混合制御装置の側断面図
【符号の説明】
1 湯流路 2 水流路 15 混合湯温検出手段 17 湯温設定手段 18 制御手段 20 流量調節弁 21 流量調節弁駆動手段 23 混合弁 24 混合弁駆動手段 43,50 第1の記憶手段 44,51 第2の記憶手段 45 湯温切り替え手段 48,53,55 タイマ手段 52 流量切り替え手段 54 出湯開始信号発生手段 57 第1の湯温変更手段 58 上限湯温設定手段 59 第2の湯温変更手段 60 下限湯温設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 玄道 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 橋本 雅文 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−256714(JP,A) 特開 平4−228988(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05D 23/00 - 23/32 F24D 17/00

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】湯流路および水流路から流入する湯と水の
    流量を調節する混合弁と、前記混合弁を駆動する混合弁
    駆動手段と、前記混合弁駆動手段の駆動量を制御する制
    御手段と、前記混合湯の湯温を検出する混合湯温検出手
    段と、高温側および低温側の少なくとも2つの出湯設定
    温度を記憶する第1および第2の記憶手段とを備え、前
    記制御手段は前記第1および第2の記憶手段の出湯設定
    温度を時間的に切り替える湯温切り替え手段と、タイマ
    手段を有し、湯温変動出湯時に前記タイマ手段の出力で
    前記湯温切り替え手段による前記高温側設定温度による
    出湯時間を低温側設定温度による出湯時間より長くする
    ことを特徴とする湯水混合制御装置。
  2. 【請求項2】湯流路および水流路から流入する湯と水の
    流量を調節する混合弁と、前記混合弁を駆動する混合弁
    駆動手段と、前記混合弁駆動手段の駆動量を制御する制
    御手段と、前記混合湯の湯温を検出する混合湯温検出手
    段と、高温側および低温側の少なくとも2つの出湯設定
    温度を記憶する第1および第2の記憶手段とを備え、前
    記制御手段は前記第1および第2の記憶手段の出湯設定
    温度を時間的に切り替える湯温切り替え手段と、タイマ
    手段を有し、湯温変動出湯時に前記タイマ手段の出力で
    前記高温側設定温度による出湯から前記低温側設定温度
    による出湯へ移行するに要する時間を前記低温側設定温
    度による出湯から前記高温側設定温度による出湯へ移行
    するに要する時間より短かくすることを特徴とする湯水
    混合制御装置。
  3. 【請求項3】湯流路および水流路から流入する湯と水の
    流量を調節する混合弁と、前記混合弁を駆動する混合弁
    駆動手段と、前記混合弁駆動手段の駆動量を制御する制
    御手段と、出湯温度を設定する湯温設定手段と、前記混
    合湯の湯温を検出する混合湯温検出手段と、高温側およ
    び低温側の少なくとも2つの出湯設定温度を記憶する第
    1および第2の記憶手段とを備え、前記制御手段は前記
    第1および第2の記憶手段の出湯設定温度を時間的に切
    り替える湯温切り替え手段を有し、湯温変動出湯時に
    は、前記湯温切り替え手段により前記高温側設定温度に
    よる出湯温度を平均出湯湯温を下げないよう前記湯温設
    定手段により設定された出湯温度より所定値高く変更す
    ることを特徴とする湯水混合制御装置。
  4. 【請求項4】湯流路および水流路から流入する湯と水の
    流量を調節する混合弁と、前記混合弁を駆動する混合弁
    駆動手段と、前記混合弁駆動手段の駆動量を制御する制
    御手段と、出湯温度を設定する湯温設定手段と、前記混
    合湯の湯温を検出する混合湯温検出手段と、高温側およ
    び低温側の少なくとも2つの出湯設定温度を記憶する第
    1および第2の記憶手段とを備え、前記制御手段は前記
    第1および第2の記憶手段の出湯設定温度を時間的に切
    り替える湯温切り替え手段を有し、湯温変動出湯時に
    は、前記湯温設定手段により設定された出湯温度が所定
    の温度より高いときには、前記湯温切り替え手段により
    前記高温側設定温度を所定の温度に変更することを特徴
    とする湯水混合制御装置。
  5. 【請求項5】給湯手段と、前記給湯手段の流量を調節す
    る流量調節弁と、前記流量調節弁を駆動する流量調節弁
    駆動手段と、流量を設定する流量設定手段と、前記流量
    調節弁駆動手段の駆動量を制御する制御手段と、大流量
    側および小流量側の少なくとも2つの設定流量を記憶す
    る第1および第2の記憶手段とを備え、前記制御手段は
    前記第1および第2の記憶手段の設定流量を時間的に切
    り替える流量切り替え手段と、タイマ手段を有し、湯温
    変動出湯時に前記タイマ手段の出力で前記流量切り替え
    手段により前記大流量側流量による出湯時間を小流量側
    流量による出湯時間よりも長くすることを特徴とする給
    湯制御装置。
  6. 【請求項6】給湯手段と、前記給湯手段の流量を調節す
    る流量調節弁と、前記流量調節弁を駆動する流量調節弁
    駆動手段と、流量を設定する流量設定手段と、前記流量
    調節弁駆動手段の駆動量を制御する制御手段と、大流量
    側および小流量側の少なくとも2つの設定流量を記憶す
    る第1および第2の記憶手段とを備え、前記制御手段は
    前記第1および第2の記憶手段の設定流量を時間的に切
    り替える流量切り替え手段を有し、湯温変動出湯時に
    は、前記流量切り替え手段により前記大流量側流量によ
    る出湯量を平均出湯量を下げないよう前記流量設定手段
    により設定された流量より多くすることを特徴とする給
    湯制御装置。
  7. 【請求項7】湯流路および水流路から流入する湯と水の
    流量を調節する混合弁と、前記混合弁を駆動する混合弁
    駆動手段と、給湯手段の流量を調節する流量調節弁と、
    前記流量調節弁を駆動する流量調節弁駆動手段と、出湯
    の開始信号を発生する出湯開始信号発生手段と、前記混
    合弁駆動手段と前記流量調節弁駆動手段に各々駆動信号
    を出力する制御手段と、混合湯の湯温を検出する混合湯
    温検出手段と、混合湯温を設定する湯温設定手段とを備
    え、前記制御手段は、前記湯温設定手段の設定湯温より
    所定値低い湯温を設定する下限湯温設定手段と、前記出
    湯開始信号発生手段の出湯開始信号により動作を開始す
    るタイマ手段と、前記タイマ手段の出力により前記下限
    湯温設定手段から設定下限湯温を入力し、その後、前記
    湯温設定手段から設定湯温を入力する第1の湯温変更手
    段とを有し、湯温変動出湯時には、前記第1の湯温変更
    手段により出湯温度を一旦前記設定下限湯温に降温させ
    た後、前記設定湯温に昇温させることを特徴とする湯水
    混合制御装置。
  8. 【請求項8】湯流路および水流路から流入する湯と水の
    流量を調節する混合弁と、前記混合弁を駆動する混合弁
    駆動手段と、給湯手段の流量を調節する流量調節弁と、
    前記流量調節弁を駆動する流量調節弁駆動手段と、出湯
    の開始信号を発生する出湯開始信号発生手段と、前記混
    合弁駆動手段と前記流量調節弁駆動手段に各々駆動信号
    を出力する制御手段と、混合湯の湯温を検出する混合湯
    温検出手段と、混合湯温を設定する湯温設定手段とを備
    え、前記制御手段は、前記湯温設定手段の設定湯温より
    所定値低い湯温を設定する下限湯温設定手段と、前記出
    湯開始信号発生手段の出湯開始信号により動作を開始す
    るタイマ手段と、前記湯温設定手段の設定温度より所定
    値高い湯温を設定する上限湯温設定手段と、前記タイマ
    手段の出力により前記下限湯温設定手段から設定下限湯
    温を入力する第1の湯温変更手段と、その後、前記上限
    湯温設定手段から設定湯温を入力して前記湯温設定手段
    から設定湯温を入力する第2の湯温変更手段とを有し、
    湯温変動出湯時には、前記第1の湯温変更手段により出
    湯温度を一旦前記設定下限湯温に降温させた後、前記上
    限設定湯温に昇温させ、さらにその後、前記設定湯温に
    降温させることを特徴とする湯水混合制御装置。
  9. 【請求項9】制御手段は下限検出手段を有し、湯温設定
    手段の出力が前記下限検出手段にあらかじめ定めた値よ
    り大きい場合に前記湯温設定手段の値を変更することを
    特徴とする請求項7または請求項8記載の湯水混合制御
    装置。
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