JP3450620B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JP3450620B2
JP3450620B2 JP971997A JP971997A JP3450620B2 JP 3450620 B2 JP3450620 B2 JP 3450620B2 JP 971997 A JP971997 A JP 971997A JP 971997 A JP971997 A JP 971997A JP 3450620 B2 JP3450620 B2 JP 3450620B2
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drum
negative pressure
small
diameter hollow
hollow tube
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光生 久保
信一郎 藤井
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Toshiba TEC Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一定周速度で回転
可能なドラムに保持されかつドラムとともに回転中の印
字媒体に印字部からインクを吹付けて印字可能なインク
ジェットプリンタに関する。
【0002】
【従来の技術】各色用ノズルユニットを行方向の全長に
渡って往復移動させかつその各往動中に印字して1行印
字をし、1行印字後に印字媒体(普通紙,OHP用紙
等)Mを列方向に1行送りしてこれらを繰り返すいわゆ
るシリアル型のインクジェットプリンタに比較して大幅
な印字高速化を図れかつ多数枚に渡って連続印字運転可
能であるとともに、いわゆるレーザプリンタに比較して
大幅な小型化を図れるインクジェットプリンタが本出願
人から提案(例えば、特願平8−296959号)され
ている。
【0003】すなわち、図6において、ドラム10は一
定の周速度で回転可能でありかつその外周面11に印字
媒体Mを保持可能である。このドラム10の回転(Y)
方向には各色用ノズルユニット200が配設されてい
る。
【0004】したがって、行方向(紙面に垂直方向)の
全長に一体型の各色用ノズルユニット200あるいは行
方向に複数のノズルユニット要素を並べた一体的な各色
用ノズルユニット200を、例えばインクジェットノズ
ル間ピッチ分だけ往復移動させつつ回転中の印字媒体M
に各色用インクジェットノズル207からインクを吹付
けて行方向印字させるとともに、インクジェットノズル
間ピッチの往動中にドラム10の回転を利用しつつ列方
向印字させることができる。つまり、行方向印字と列方
向印字とを同時的に進行可能であるから大幅な印字高速
化を図れる。
【0005】また、各色用ノズルユニット200と当該
各色用インクタンク(図示省略)が離れた位置に配設さ
れているので、各色用ノズルユニット200を軽くでき
行方向の往復移動速度をより大幅に高められる点も一層
の印字高速化を助長するとともに、各色用インクタンク
の容量を大幅に拡大できるので、例えば500枚以上の
連続印字運転ができるわけである。
【0006】これらを実現化するために、ドラム10の
一方(図で右)側には給送手段60と媒体供給手段90
とが設けられ、他方(左)側には媒体剥離手段140と
媒体排出搬送手段160と方向切換手段190とが設け
られている。
【0007】給送手段60は、カセット給送手段71お
よび手差給送手段61のいずれか一方から選択的に1枚
ずつ印字媒体Mを給送できる。媒体供給手段90(供給
ローラ91,92)は、給送されて来た印字媒体Mを所
定のタイミングでドラム10側へ給送する。媒体剥離手
段140は印字後印字媒体Mをドラム10から剥離し、
かつ媒体排出搬送手段160(搬送ベルトコンベア16
1,押圧ベルトコンベア165)は、剥離された印字媒
体Mを図6で左方向に排出搬送する。方向切換手段19
0は排出トレイ192および上部排出トレイ193のい
ずれかに選択切換する。
【0008】かくして、印字媒体Mの給送,供給,保
持,印字,剥離,排出搬送を連続して行えるから、1分
間に例えば20枚以上のA4サイズについて多色カラー
印字することができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、かかる新規
提案プリンタの印字高速化を一段と高めるには、ドラム
10を停止させることなく回転させたままの状態で印字
媒体Mを当該ドラム外周面11に迅速かつ確実に保持し
かつ印字後は保持解除できることが必要である。
【0010】また、印字品質を一段と高めるには、印字
媒体Mが保持されるドラム外周面11がインクジェット
ノズル207からのインクで汚れるのを防止する必要が
ある。
【0011】本発明の目的は、ドラム外周面がインク汚
れするのを防止しつつ印字媒体を迅速かつ確実に回転中
のドラムに保持しかつ印字後保持解除することができる
インクジェットプリンタの媒体保持装置を提供すること
にある。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、一定
周速度で回転可能なドラムに保持されかつドラムととも
に回転中の印字媒体に印字部からインクを吹付けて印字
可能なインクジェットプリンタであって、ドラムを外側
筒体とこの外側筒体内に同心に設けられた内側筒体とか
らなる二重筒体構造とし、外側筒体と内側筒体との間の
空間を径方向に伸る隔壁で複数に区画した負圧生成室を
形成するとともに、各負圧生成室に外側筒体内外を径方
向に貫通する複数の吸込孔を形成し、内側筒体に各負圧
生成室と外部とを連通する複数の吸込口を設け、内側筒
体に嵌挿された小径中空管を設けるとともに、この小径
中空管にドラム側の各吸込口に対応させて各対応吸込口
を設け、ドラムと小径中空管との相対回転速度差を利用
してドラムの各吸込口をドラム回転方向下流側から上流
側に向けて順次各対応吸込口と整合・整合解除可能な開
閉手段と、整合された各吸込口と各対応吸込口とを通し
て各負圧生成室の空気を吸込む吸込ファンとを設け、印
字媒体を各負圧生成室の負圧を利用してドラム外周面に
負圧吸着保持できるように形成したことを特徴とする。
【0013】かかる発明の場合、吸込ファンを回転させ
た状態で、ドラムに送られてくる印字媒体に合わせて開
閉手段を作動させると、ドラムの各吸込口がその回転方
向下流側から上流側に向けて順次に小径中空管の各対応
吸込口と整合し当該各吸込口は開放される。すなわち、
各吸込口は、ドラム回転方向の並び順とは逆に順次開放
される。
【0014】ここで、下流側の吸込口が開放されると、
当該吸込口を通して対応した負圧生成室の空気が外部へ
吸い出され、当該負圧生成室内には負圧が確立される。
したがって、この負圧生成室の吸込孔に対向する位置に
到達した印字媒体の部分(先端側)は当該吸込孔を介し
て負圧吸着保持される。
【0015】そして、印字媒体の先端側より後方側部分
も、対向する吸込孔を介して順次に回転方向上流側の各
負圧生成室内に負圧が生成されることによりドラム外周
面に負圧吸着保持される。
【0016】このように、各負圧生成室は、対応する吸
込孔が印字媒体で覆われた状態で負圧が確立されるの
で、当該吸込孔を介して異物(例えば、インクジェット
ノズル内のインク)を吸込んでしまうようなことはな
く、ドラム外周面が汚損するのを防止することができ
る。
【0017】請求項2の発明は、前記ドラムの内側筒体
に前記各負圧生成室と外部とを連通する複数の換気口を
設けるとともに、前記小径中空管に各換気口と軸線方向
に所定長さだけ位置ずれさせて各対応換気口を設け、前
記小径中空管の開口端を開閉可能な小径中空管用開閉手
段を設け、この小径中空管の開口端を開放するとともに
該小径中空管を軸線方向に所定長さだけ移動させ、かつ
前記ドラムと小径中空管とを相対回転させて各換気口を
ドラム回転方向下流側から上流側に向けて順次に各対応
換気口と整合させて各負圧生成室内の負圧を消失可能に
形成したことを特徴とする。
【0018】かかる発明の場合、印字終了後、小径中空
管の開口端を開放するとともに該小径中空管を軸線方向
に所定長さだけ移動させ、小径中空管を回転停止させ
る。これにより、回転中のドラム側の各換気孔がドラム
回転方向下流側から上流側に向けて順次に各対応換気口
と整合する。これにより、各負圧生成室内の負圧がドラ
ム回転方向の並び順とは逆に順次消失される。したがっ
て、請求項1の発明の場合と同様な作用効果を奏し得る
他、印字媒体を印字後ドラム外周面から迅速かつ確実に
保持解除することができる。
【0019】請求項3の発明は、前記ドラム外周面に保
持される印字媒体の先端部を位置決め可能な位置決め手
段を設けたことを特徴とする。
【0020】かかる発明の場合、ドラム外周面に保持さ
れる印字媒体の先端部は位置決めされるので、請求項1
および請求項2の発明の場合と同様な作用効果を奏し得
る他、印字媒体の保持位置精度を一段と向上させること
ができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面を
参照して説明する。本インクジェットプリンタの媒体保
持装置は、図1〜図5に示す如く、ドラム10側に複数
の負圧生成室(16−1〜16−4)と吸込孔12と吸
込口(14−1〜14−4)とを設け,かつ小径中空管
31側に開閉手段(101)と吸込ファン111とを設
け、各吸込口(14−1〜14−4)の開放をドラム1
0の回転方向(Y)の下流側から上流側に向けて行って
各負圧生成室(16−1〜16−4)内での負圧生成が
回転方向(Y)の並び順とは逆に順次実行可能に形成さ
れ,かつ適宜選択された印字媒体Mをドラム外周面11
に確実に負圧吸着保持可能に構成されている。そして、
各負圧生成室(16−1〜16−4)および各吸込孔1
2は、各印字媒体Mの長さに対応して形成されている。
印字媒体Mとしては、例えばB5,EXEC,A5,A
4,LETTERの各用紙が選定されている。
【0022】なお、インクジェットプリンタは、先提案
(特願平8−296959号)のものと同様な構造であ
る。
【0023】ドラム10は、図1に示す如く、外側筒体
10Aと,この外側筒体10A内に同心に設けられた内
側筒体10Bとからなる二重筒体構造とされている。こ
のドラム10は、プリンタ本体ケース(図示省略)内の
ブラケット(5L,5R)間に回転自在に支持されてお
り、メインモータ10Mおよび動力伝達機構10D等か
らなる駆動手段10Eによって一定周速度でY方向に回
転駆動される。
【0024】内側筒体10Bには、小径中空管31が相
対回転可能に嵌挿されている。この実施形態では、小径
中空管31は、軸線方向にも移動可能に設けられてい
る。なお、小径中空管31と内側筒体10Bとの間は密
封材(図示省略)等で密閉シールされている。
【0025】また、ブラケット5Lには、ダクト112
を介して小径中空管31の一端32L側から内部空気を
吸引可能な吸込ファン111が設けられている。一方、
ブラケット5R側には、小径中空管31の他端32Rを
開閉可能な小径中空管用開閉手段115が設けられてい
る。なお、小径中空管用開閉手段115については後で
詳述する。ドラム10の回転位置は、回転位置検出器
(10S)で検出される。
【0026】外側筒体10Aと内側筒体10Bとの間の
空間16は、図3および図4に示す如く、各印字媒体M
の種類に合せて,径方向に伸びる隔壁17で複数に区画
(この実施形態では5区画)されており、1つの空室を
除いた他の室を利用して複数(4つ)の負圧生成室(1
6−1,16−2,16−3,16−4)が形成されて
いる。
【0027】ドラム10の外周面(外側筒体10Aの外
周面)11には、各負圧生成室(16−1〜16−4)
を内外に貫通する複数の吸込孔12が各印字媒体Mの長
さに対応して形成されている。この実施形態では、各吸
込孔12は、使用する印字媒体Mのうち最少幅のものよ
りも小さな幅寸法範囲内に形成されている。
【0028】ドラム10の内側筒体10Bには、図1お
よび図4に示す如く、各負圧生成室(16−1〜16−
4)と外部とを連通する複数の吸込口(14−1〜14
−4)が設けられている。各吸込口(14−1〜14−
4)に対応して小径中空管31の外周面には対応吸込口
(34−1,34−2,34−3,34−4)が貫通穿
設されている。
【0029】また、ドラム10の内側筒体10Bには、
各負圧生成室(16−1〜16−4)と外部とを連通す
る複数の換気口(15−1,15−2,15−3,15
−4)が設けられている。小径中空管31の外周面に
は、各換気口(15−1〜15−4)と軸線方向に所定
長さL1だけ位置ずれさせて各対応換気口(35−1,
35−2,35−3,35−4)が貫通穿設されてい
る。
【0030】開閉手段(101)は、ドラム10と小径
中空管31との相対回転速度差を利用してドラム10の
各吸込口(14−1〜14−4)をドラム回転方向(Y
方向)下流側から上流側に向けて順次各対応吸込口(3
4−1〜34−4)と整合・整合解除させて開閉可能に
形成されている。この実施形態では、開閉手段は、図1
に示す制動手段101から形成されている。
【0031】小径中空管用開閉手段115は、栓部材1
16と,この栓部材116を軸線方向に移動して小径中
空管31の開口端(他端32R)に圧接可能かつ離隔可
能なアクチェエータ117とを含み、当該小径中空管3
1の他端32Rを開閉可能に形成されている。この実施
形態では、小径中空管用開閉手段115を利用して小径
中空管31を軸線方向に移動する小径中空管用移動手段
121が形成されている。
【0032】すなわち、小径中空管用移動手段121
は、小径中空管31を図1で右方向に付勢する付勢部材
(バネ122)と,小径中空管用開閉手段115(栓部
材116,アクチェエータ117)とを含み、アクチェ
エータ117を駆動して栓部材116で小径中空管31
を付勢部材(バネ122)に抗して移動させることによ
り,各吸込口(14−1〜14−4)が各対応吸込口
(34−1〜34−4)と整合し得る位置(図4に示す
吸込位置)に位置決め保持可能かつ栓部材116を後退
させることにより小径中空管31を各換気口(15−1
〜15−4)が各対応換気口(35−1〜35−4)と
整合し得る位置(換気位置)に位置決め保持可能に形成
されている。なお、栓部材116で小径中空管31を押
圧した状態でも、ベアリング119によって当該中空管
31は回転自在である。
【0033】また、本インクジェットプリンタでは、図
5(A)〜(C)に示す如く、ドラム外周面11上で印
字媒体Mの先端部を位置規制する位置決め手段が設けら
れている。位置決め手段は、ドラム外周面11に設けら
れた凹部15内に支軸42Pを中心に回動可能に装着さ
れた位置決め部材42と,この位置決め部材42を開放
方向(J方向)および閉方向(J方向と逆方向)に回動
可能な駆動手段(図示省略)等とから形成されている。
【0034】図2に示す駆動制御部210は、CPU,
ROM,RAM等を含みプリンタ全体を駆動制御可能で
あるが、本装置と直接的に関与しないものについては図
示省略した。
【0035】次に、この実施形態の作用について説明す
る。適宜選択された印字媒体(例えば、印字媒体M)が
回転中のドラム10に送られてくるのに合わせて、駆動
制御部210が開閉手段(101)を作動させると、小
径中空管31が回転停止してドラム10側の各吸込口
(14−1〜14−4)がその回転方向(Y方向)下流
側から上流側に向けて順次に小径中空管31側の各対応
吸込口(34−1〜34−4)と整合し,当該各吸込口
(14−1〜14−4)は開放される。すなわち、各吸
込口(14−1〜14−4)は、ドラム回転方向の並び
順とは逆に順次開放される。
【0036】ここで、下流側の吸込口(14−1)が開
放されると、当該吸込口(14−1)を通して対応した
負圧生成室16−1の空気が外部へ吸い出され、当該負
圧生成室16−1内には負圧が確立される。したがっ
て、この負圧生成室16−1の吸込孔12に対向する位
置に到達した印字媒体Mの部分(先端部)は当該吸込孔
12を介して負圧吸着保持される。なお、印字媒体Mの
先端部は位置決め部材42によって位置規制されるの
で、保持位置は正確である。
【0037】そして、印字媒体Mの先端側より後方側部
分も、対向する吸込孔12を介して順次に回転方向上流
側の各負圧生成室(16−2,16−3,16−4)内
に負圧が生成されることによりドラム外周面11に負圧
吸着保持される。
【0038】なお、印字媒体Mとしては、長さがそれぞ
れ異なる複数種類の印字媒体(例えば、A4,A5用紙
等)の内から適宜選択できるが、各負圧生成室(16−
1〜16−4)および各吸込孔12は各印字媒体Mの長
さに対応して形成してあるので、いずれの印字媒体Mを
選択しても確実に吸着保持できる。
【0039】このように、各負圧生成室(16−1〜1
6−4)は対応する吸込孔12が印字媒体M1で覆われ
た状態で負圧が確立されるので、当該吸込孔12を介し
て異物〔例えば、印字部(200)内のインク〕を吸込
んでしまうようなことはなく、ドラム外周面11等が汚
損するのを防止することができる。
【0040】こうして、ドラム外周面11に保持された
印字媒体Mに、印字部(200)からインクが吹付けら
れて,印字される。なお、この際、小径中空管31は、
ドラム10と同一速度で回転されて全ての対応吸込口
(34−1〜34−4)がそれぞれ吸込口(14−1〜
14−4)と整合された状態を維持する。したがって、
印字媒体Mをドラム外周面11に確実に保持した状態で
印字することができる。
【0041】印字終了後、アクチェエータ117が駆動
されて栓部材116が小径中空管31の他端32Rから
離隔するまで後退される。すると、小径中空管31は、
その他端32Rが開放されるとともに軸線方向に所定長
さL1だけ移動される。また、同時的に小径中空管31
の回転が停止される。これにより、回転中のドラム10
側の各換気孔(15−1〜15−4)がドラム回転方向
下流側から上流側に向けて順次に各対応換気口(35−
1〜35−4)と整合する。そのため、各負圧生成室
(16−1〜16−4)内の負圧がドラム回転方向(Y
方向)の並び順とは逆に順次消失される。したがって、
印字媒体Mをドラム外周面11から迅速かつ確実に保持
解除することができる。
【0042】しかして、この実施形態によれば、ドラム
10側に複数の負圧生成室(16−1〜16−4)と吸
込孔12と吸込口(14−1〜14−4)とを設け,か
つ小径中空管31側に開閉手段(101)と吸込ファン
111とを設け、各吸込口(14−1〜14−4)の開
放をドラム10の回転方向(Y)の下流側から上流側に
向けて行って各負圧生成室(16−1〜16−4)内で
の負圧生成が回転方向(Y)の並び順とは逆に順次実行
可能に形成されているので、ドラム外周面11がインク
汚れするを防止しつつ印字媒体Mをドラム外周面11に
迅速かつ確実に負圧吸着保持することができる。
【0043】また、ドラム10側に各換気口(15−1
〜15−4)を設けるとともに、小径中空管31側に各
対応換気口(35−1〜35−4)を設け、かつ小径中
空管31の他端32Rを開放する小径中空管用開閉手段
115を設けたので、小径中空管31を軸線方向に所定
長さL1だけ移動させるとともに回転停止して各換気口
(15−1〜15−4)をドラム回転方向下流側から上
流側に向けて順次に各対応換気口(35−1〜35−
4)と整合させて各負圧生成室(16−1〜16−4)
内の負圧を消失させることができる。したがって、印字
後印字媒体Mをドラム外周面11から迅速かつ確実に保
持解除することができる。
【0044】また、ドラム外周面11に保持される印字
媒体Mの先端部は位置決めされるので、印字媒体Mの保
持位置精度を一段と向上させることができる。
【0045】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、ドラム側に複
数の負圧生成室と吸込孔と吸込口とを設け,かつ小径中
空管側に開閉手段と吸込ファンとを設け、各吸込口の開
放をドラムの回転方向の下流側から上流側に向けて行っ
て各負圧生成室内での負圧生成が回転方向の並び順とは
逆に順次実行可能に形成されているので、ドラム外周面
がインク汚れするのを防止しつつ印字媒体をドラム外周
面に迅速かつ確実に負圧吸着保持することができる。
【0046】請求項2の発明によれば、ドラム側に各換
気口を設けるとともに、小径中空管側に各対応換気口を
設け、かつ小径中空管の開口端を開放する小径中空管用
開閉手段を設けたので、小径中空管を軸線方向に所定長
さだけ移動させるとともに回転停止して各換気口をドラ
ム回転方向下流側から上流側に向けて順次に各対応換気
口と整合させて各負圧生成室内の負圧を消失することが
できる。したがって、請求項1の発明の場合と同様な効
果を奏し得る他、印字後印字媒体をドラム外周面から迅
速かつ確実に保持解除することができる。
【0047】請求項3の発明によれば、ドラム外周面に
保持される印字媒体Mの先端部は位置決めされるので、
請求項1および請求項2の発明の場合と同様な効果を奏
し得る他、印字媒体の保持位置精度を一段と向上させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を説明するための図である。
【図2】同じく、全体構成を説明するためのブロック図
である。
【図3】同じく、ドラムの内部構造を説明するための図
である。
【図4】同じく、ドラム側の吸込口(換気口)と小径中
空管側の対応吸込口(対向換気口)との位置関係を説明
するための展開図である。
【図5】同じく、位置決め手段を説明するための図であ
る。
【図6】先提案のインクジェットプリンタを説明するた
めの図である。
【符号の説明】
10 ドラム 10A 外側筒体 10B 内側筒体 11 ドラム外周面 14−1〜14−4 吸込口 15−1〜15−4 換気口 16−1〜16−4 負圧生成室 34−1〜34−4 対応吸込口 35−1〜35−4 対応換気口 101 制御手段(開閉手段) 111 吸込ファン 115 小径中空管用開閉手段 121 小径中空管用移動手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−87567(JP,A) 特開 昭62−62783(JP,A) 実開 昭61−102546(JP,U) 実開 平1−161041(JP,U) 特表 平5−503887(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 11/04 B41J 3/04 101 B41J 13/22 B65H 5/12

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一定周速度で回転可能なドラムに保持さ
    れかつドラムとともに回転中の印字媒体に印字部からイ
    ンクを吹付けて印字可能なインクジェットプリンタであ
    って、 ドラムを外側筒体とこの外側筒体内に同心に設けられた
    内側筒体とからなる二重筒体構造とし、外側筒体と内側
    筒体との間の空間を径方向に伸る隔壁で複数に区画した
    負圧生成室を形成するとともに、各負圧生成室に外側筒
    体内外を径方向に貫通する複数の吸込孔を形成し、内側
    筒体に各負圧生成室と外部とを連通する複数の吸込口を
    設け、内側筒体に嵌挿された小径中空管を設けるととも
    に、この小径中空管にドラム側の各吸込口に対応させて
    各対応吸込口を設け、ドラムと小径中空管との相対回転
    速度差を利用してドラムの各吸込口をドラム回転方向下
    流側から上流側に向けて順次各対応吸込口と整合・整合
    解除可能な開閉手段と、整合された各吸込口と各対応吸
    込口とを通して各負圧生成室の空気を吸込む吸込ファン
    とを設け、印字媒体を各負圧生成室の負圧を利用してド
    ラム外周面に負圧吸着保持できるように形成した、こと
    を特徴とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記ドラムの内側筒体に前記各負圧生成
    室と外部とを連通する複数の換気口を設けるとともに、
    前記小径中空管に各換気口と軸線方向に所定長さだけ位
    置ずれさせて各対応換気口を設け、前記小径中空管の開
    口端を開閉可能な小径中空管用開閉手段を設け、この小
    径中空管の開口端を開放するとともに該小径中空管を軸
    線方向に所定長さだけ移動させ、かつ前記ドラムと小径
    中空管とを相対回転させて各換気口をドラム回転方向下
    流側から上流側に向けて順次に各対応換気口と整合させ
    て各負圧生成室内の負圧を消失可能に形成したことを特
    徴とする請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記ドラム外周面に保持される印字媒体
    の先端部を位置決め可能な位置決め手段を設けたことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載されたインク
    ジェットプリンタ。
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