JP3449888B2 - アナログインタフェース液晶表示装置 - Google Patents

アナログインタフェース液晶表示装置

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JP3449888B2
JP3449888B2 JP16610997A JP16610997A JP3449888B2 JP 3449888 B2 JP3449888 B2 JP 3449888B2 JP 16610997 A JP16610997 A JP 16610997A JP 16610997 A JP16610997 A JP 16610997A JP 3449888 B2 JP3449888 B2 JP 3449888B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
り、特に、アナログ形式の入力データを取り込み、デジ
タルデータに変換して表示を行うアナログインタフェー
ス液晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアナログインタフェース液晶表示
装置は、特公平2−245793号公報に記載されてい
るように、液晶パネルと、アナログインタフェース回路
と、複数の電圧レベルを有するアナログデータをデジタ
ルデータに変換するアナログデジタル変換回路と、階調
に応じた複数レベルの階調電圧を生成する電圧発生回路
と、アナログデジタル変換回路で変換された表示用のデ
ジタルデータを基に階調電圧を選択して液晶パネルに印
加する駆動手段とを備える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】アナログインタフェー
ス液晶表示装置のアナログデジタル変換回路に入力され
るアナログデータの電圧は、アナログデータの供給元の
回路の仕様や温度特性などにより、黒レベルや振幅が変
化する。このため、従来のアナログインタフェース液晶
表示装置では、アナログデジタル変換回路から出力され
た表示用のデジタルデータが本来の画像を適切に表わさ
なくなり、液晶パネルにおける表示画像の画質が劣化す
るという問題があった。
【0004】そこで、本発明の目的は、黒レベルや振幅
が異なるアナログデータを入力される場合にも、適切な
表示用のデジタルデータに変換して良好な表示を行うア
ナログインタフェース液晶表示装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、データ信号線および走査信号線を有する
マトリクス形の液晶パネルと、複数のレベルを有するア
ナログ形式の表示データと、オフセットレベル信号と、
ゲインレベル信号とを取り込み、前記表示データの電圧
レベルを前記オフセットレベル信号が示す電圧レベルだ
けシフトし、シフトした表示データを前記ゲインレベル
信号の電圧レベルにより定まるゲインでデジタル形式の
表示データに変換するアナログデジタル変換手段と、前
記液晶パネルのデータ信号線に、前記変換されたデジタ
ル形式の表示データの値に対応する階調電圧を印加する
X駆動手段と、前記液晶パネルの走査信号線に選択電圧
を印加するY駆動手段と、一画面分を走査する一表示期
間中毎に、前記変換されたデジタル形式の表示データの
電圧の最小値を格納する最小値格納手段と、予め定めた
オフセットレベルの初期値と前記最小値格納手段に格納
された前記最小値又は該最小値に係数を掛けた値との偏
差に基づきオフセットレベルを定め、該オフセットレベ
ルを示す前記オフセットレベル信号を生成するオフセッ
ト演算調整手段とを有することを特徴とするアナログイ
ンタフェース液晶表示装置を提供する。
【0006】さらに、上記アナログインタフェース液晶
表示装置において、一画面分を走査する一表示期間中
に、前記変換されたデジタル形式の表示データの電圧の
最大値を格納する最大値格納手段と、現在のゲインレベ
ルから、予め定めたゲインレベルの初期値と前記最大値
格納手段に格納された前記最大値との偏差又は該偏差に
係数を掛けた値を減算して、ゲインレベルを定め、該ゲ
インレベルを示す前記ゲインレベル信号を生成するゲイ
ン演算調整手段とを、さらに有することを特徴とするア
ナログインタフェース液晶表示装置を提供する。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を用いて説明する。
【0008】図1は、本発明の実施形態に係るアナログ
インタフェース液晶表示装置の構成を示すブロック図で
ある。図示するように、本液晶表示装置は、クロック生
成部3、アナログデジタル変換部10(以下、A/D変
換部10)、最小値格納部12、最大値格納部13、オ
フセット自動演算調整部16、ゲイン自動演算調整部1
8、液晶コントローラ20、階調電圧生成部25、X駆
動手段27、Y駆動手段29、および、液晶パネル33
を有する。
【0009】クロック生成部3は、アナログインタフェ
ース(図示略)から入力される垂直同期信号1および水
平同期信号2から、ドットクロック5と、黒調整タイミ
ング信号4とを生成するものである。
【0010】A/D変換部10は、アナログインタフェ
ースから入力されるアナログ表示データ6を、黒調整タ
イミング信号4、ドットクロック5、オフセットレベル
7、ゲインレベル8、および、基準ローレベル9に従っ
て、デジタル表示データ11に変換するものである。こ
こで、基準ローレベル9は、A/D変換の際のレベルの
低い側の基準電圧である。本実施形態では、A/D変換
部10の精度を3ビットとし、デジタル表示データ11
も3ビット構成としている。
【0011】最小値格納部12は、各ドットのデジタル
表示データ11をドットクロック5に同期して取り込
み、その都度、その中の最小値を保持し、垂直同期信号
1に同期して、保持している値を最小値データ14とし
てオフセット自動演算調整部16へ出力するものであ
る。また、最小値格納部12の保持する値は、最小値デ
ータ14を新たに出力した時点でクリアされる。従っ
て、最小値格納部12からは、一表示期間内のデジタル
表示データ11の最小値が、毎表示期間、最小値データ
14として出力されることになる。最小値格納部12
は、R(赤)、G(緑)、B(青)各々のデジタル表示
データのビット数分の記憶を行う容量を有し、本実施形
態では計9ビット(=3×3ビット)の記憶容量を有す
る。
【0012】なお、本実施形態では最小データ14を垂
直同期信号1に同期して出力することとした。しかし、
自動調整を行うときのみ任意のタイミングで出力するこ
ととしてもよい。但し、格納値のクリアは垂直同期信号
1のタイミングに従って行うこととする。
【0013】オフセット自動演算調整部16は、A/D
変換部10におけるオフセットを調整するためのオフセ
ットレベル7を生成するものである。このオフセット自
動演算調整部16は、最初はオフセットレベル7をある
初期値で出力する。しかし、オフセット調整開始信号1
7が入力されたときには、最小値データ14に基づいて
演算を行い、オフセットレベル7を最適なレベルに自動
調整する。この調整は、垂直同期信号1に同期して行わ
れる。本実施形態では、オフセット調整開始信号17
は、オフセットレベルの自動調整開始時に“1”となる
パルス信号とする。このオフセット調整部16の構成お
よび動作についは、後ほどさらに詳細に説明する。な
お、オフセットレベル7には、Rオフセットレベル3
7、Gオフセットレベル38、Bオフセットレベル39
がある(図2参照)。
【0014】最大値格納部13は、各ドットのデジタル
表示データ11をドットクロック5に同期して取り込
み、その都度、その中の最大値を保持し、垂直同期信号
1に同期して、保持している値を最大値データ15とし
てゲイン自動演算調整部18へ出力するものである。ま
た、最大値格納部13の保持する値は、最大値データ1
5を出力した時点でクリアされる。従って、最大値格納
部13からは、一表示期間内のデジタル表示データ11
の最大値が、毎表示期間、最大値データ15として出力
されることになる。最大値格納部13は、R、G、Bの
各々について[デジタル表示データのビット数+オーバ
ーフロービット]だけの記憶容量を有する。本実施形態
では、計12ビット(=4×3ビット)の記憶容量をも
つ。
【0015】なお、ここでは最大値データ15は垂直同
期信号1に同期して出力することとした。しかし、自動
調整を行うときのみ任意のタイミングで出力することと
してもよい。但し、格納値のクリアは垂直同期信号1の
タイミングに従って行うこととする。
【0016】ゲイン自動演算調整部18は、 A/D変
換部10におけるゲインを調整するためのゲインレベル
8を生成するものである。このゲイン自動演算調整部1
8は、最初はゲインレベル8をある初期値で出力する。
しかし、ゲイン調整開始信号19を入力されると、最大
値データ15に基づいて演算を行い、ゲインレベル8を
最適なレベルに自動調整する。この調整は、垂直同期信
号1に同期して行われる。本実施形態では、ゲイン調整
開始信号19は、開始時に“1”となるパルス信号とす
る。このゲイン自動演算調整部18の構成および動作に
ついては、後ほどさらに詳細に説明する。なお、ゲイン
レベル8には、Rゲインレベル46、Gゲインレベル4
7、Bゲインレベル48がある(図2参照)。
【0017】液晶コントローラ20は、デジタル表示デ
ータ11を後述する液晶パネルの画素の並びに並びか
え、ラッチクロック22に同期して出力するとともに、
1ライン毎の走査タイミングとなる水平クロック23
と、1表示期間の先頭を示す先頭ライン信号24とを生
成するものである。
【0018】X駆動手段27は、ラッチクロック22お
よび水平クロック23に同期して、1ライン分のデジタ
ル表示データ11の各々に対応する階調電圧をパネルデ
ータ28として出力するものである。X駆動手段27
は、デジタル表示データ11をラッチクロック22で1
ライン分順次取り込み、各ドットのデータに従って、階
調電圧生成部25で生成される階調電圧レベル26のう
ちの1レベルを選択する。そして、次の水平クロック2
3に同期して、選択した階調電圧レベルをパネルデータ
28として出力する。本実施形態では、液晶パネル33
の横方向のドット数を640とし、X信号線は640×
3(R、G、Bで1ドット)=1920本、階調電圧レ
ベル26は8レベルとする。
【0019】Y駆動手段29は、先頭ライン信号24お
よび水平クロック23に同期して、走査信号線32に順
次1つ選択電圧31を出力するものである。Y駆動手段
29は、先頭ライン信号24を取り込みむと、走査信号
線32の1ライン目を選択電圧31とし、以降、水平ク
ロック23に同期して、選択電圧31を走査信号線32
の2ライン目、3ライン目、…とシフトさせていく。こ
の際、選択電圧31としたライン以外は全て非選択電圧
30とする。本実施形態では、液晶パネル33の縦方向
のドット数を480とし、Y信号線は480本とする。
【0020】液晶パネル33は、X駆動手段27が出力
するパネルデータ28に従い、選択電圧31となってい
る走査信号線32のライン上にデータを表示するもので
ある。また、液晶パネル33は、R、G、Bのカラーフ
ィルタを持ち、3画素で1ドットを構成し、加色混合に
よるカラー表示を行う。このため、本実施形態では、液
晶パネル33において、解像度が640×480で、
R、G、B各8階調の計512色の表示が可能である。
【0021】クロック生成部3は、アナログインタフェ
ースから入力されている垂直同期信号1および水平同期
信号2に基づいて、ドットクロック5を生成し、各部
(A/D変換部10、液晶コントローラ20、最小値格
納部12、最大値格納部13)へ供給する。また、黒調
整タイミング信号4を生成し、これをA/D変換部10
へ出力する。この黒調整タイミング信号4は、後述する
オフセット調整に用いられる。
【0022】ここで、本液晶表示装置の動作の概要につ
いて説明する。
【0023】A/D変換部10は、オフセットレベル7
に従って、アナログ表示データ6の黒レベルを調整す
る。そして、ゲインレベル8と基準ローレベル9とを基
準として、アナログ表示データ6をデジタル表示データ
11に変換し、これを液晶コントローラ20へ出力す
る。液晶コントローラ20は、X駆動手段27およびY
駆動手段29を制御することで、この入力されたデジタ
ル表示データ11を液晶パネル33に表示させる。この
場合、液晶パネル33に印加する階調電圧は、階調電圧
生成部25が別途生成している。
【0024】A/D変換部10によるA/D変換のゲイ
ンおよびオフセット値は、入力されるアナログ表示デー
タに応じて調整する必要がある。そのため、本実施形態
では、デジタル表示データ11の最小値を最小値格納部
12によって保持する。そして、オフセット自動演算調
整部16は、その最小値に応じてオフセットレベル7を
調整する。また、デジタル表示データ11の最大値を最
大値格納部13に保持する。そして、その値に応じてゲ
イン自動演算調整部18がゲインレベル8を調整する。
【0025】A/D変換部10は、オフセットレベル7
およびゲインレベル8に従ってA/D変換のオフセット
およびゲインを調整する。これによりオフセットおよび
ゲインは、自動的に最適に保たれる。
【0026】なお、オフセット自動演算調整部16およ
びゲイン自動演算調整部18は、電源立ち上げ時には、
ある初期レベルを出力している。各々オフセット調整開
始信号17、ゲイン調整開始信号19が入力された場合
に、オフセットレベル7、ゲインレベル8を自動調整を
開始する。オフセット調整開始信号17、ゲイン調整開
始信号19は、任意で入力してもよいし、装置立ち上げ
時に必ず入力するようにしてもよい。
【0027】以下、オフセットレベルおよびゲインレベ
ルの調整処理に関わるA/D変換部10、オフセット自
動演算調整部16、ゲイン自動演算調整部18につい
て、詳細に説明する。
【0028】まず、 A/D変換部10について、図2
〜図8を用いて説明する。
【0029】A/D変換部10は、入力されたアナログ
表示データ6を、デジタル表示データ11に変換するも
のである。なお、アナログ表示データ6には、アナログ
R表示データ34、アナログG表示データ35、アナロ
グB表示データ36がある。また、デジタル表示データ
11には、デジタルR表示データ52、デジタルG表示
データ53、デジタルB表示データ54がある。
【0030】本実施形態では、図2に示すように、A/
D変換部10を、R黒レベル調整手段40,G黒レベル
調整手段41,B黒レベル調整手段42と、R−A/D
変換手段49,G−A/D変換手段50,B−A/D変
換手段51とで構成している。
【0031】R黒レベル調整手段40,G黒レベル調整
手段41,B黒レベル調整手段42は、アナログ表示デ
ータ6のオフセット調整を行うものである。R黒レベル
調整手段40は、Rオフセットレベル37に応じて、ア
ナログR表示データ34のオフセット量(すなわち、黒
レベル)を調整するものである。調整は、黒調整タイミ
ング信号4に従って決定されるタイミングで行ってい
る。R黒レベル調整手段40は、調整後のデータを、デ
ジタル変換用アナログRデータ43としてR−A/D変
換手段49へ出力している。G黒レベル調整手段41
は、Gオフセットレベル38に応じて、アナログG表示
データ35のオフセット量(すなわち、黒レベル)を調
整するものである。調整は、黒調整タイミング信号4に
従って決定されるタイミングで行っている。G黒レベル
調整手段41は、調整後のデータを、デジタル変換用ア
ナログRデータ44としてG−A/D変換手段50へ出
力している。B黒レベル調整手段42は、Bオフセット
レベル39に応じて、アナログB表示データ36のオフ
セット量(すなわち、黒レベル)を調整するものであ
る。調整は、黒調整タイミング信号4に従って決定され
るタイミングで行っている。B黒レベル調整手段42
は、調整後のデータを、デジタル変換用アナログBデー
タ45としてR−A/D変換手段51へ出力している。
【0032】R−A/D変換手段49,G−A/D変換
手段50,B−A/D変換手段51は、別途定められた
ゲインでA/D変換を行うものである。R−A/D変換
手段49は、デジタル変換用アナログRデータ43を、
デジタルR表示データ52に変換するものである。この
変換は、Rゲインレベル46と、基準ローレベル9とを
基準として行われている。G−A/D変換手段50は、
デジタル変換用アナログGデータ44を、デジタルG表
示データ53に変換するものである。この変換は、Gゲ
インレベル47と、基準ローレベル9とを基準として行
われている。B−A/D変換手段51は、デジタル変換
用アナログBデータ45を、デジタルB表示データ54
に変換するものである。この変換は、Bゲインレベル4
8と、基準ローレベル9とを基準として行われている。
これらのさらに詳細な構成は、後ほど図4を用いて説明
する。
【0033】A/D変換部10の動作を、Rデータを例
に説明する。
【0034】まず、R黒レベル調整部40がオフセット
レベルを調整する。図3に示すとおり、アナログR表示
データ34は、非表示期間である帰線期間55ではペデ
スタルレベルと呼ばれる黒レベルとなっている。R黒レ
ベル調整手段40は、このオフセット量を有するアナロ
グR表示データ34の黒レベルを、帰線期間55におい
てオフセット量57だけシフトさせる。このオフセット
量57は、Rオフセットレベル37に応じて決定され
る。R黒レベル調整部40は、シフト後の信号を、デジ
タル変換用アナログRデータ43として出力する。この
ようにしてR黒レベル調整手段40は、基準ローレベル
9とデジタル変換用アナログRデータ43との関係を調
整する。なお、この調整のためのタイミング信号が、帰
線期間55でパルスを発生する水平同期信号2から生成
された黒レベル調整タイミング信号4である。なお、図
3中で符号“56”を付した期間は表示期間である。
【0035】続いて、Rアナログデジタル変換手段49
が、このデジタル変換用アナログRデータ43を、デジ
タルR表示データ52に変換する。この変換において
は、Rゲインレベル46を高い方の基準電圧として行
う。一方、基準ローレベル9を低い方の基準電圧とす
る。
【0036】このようなオフセットレベルおよびゲイン
レベルの調整処理そのものは、A/D変換部10が行
う。しかし、A/D変換部10は、オフセットレベル7
およびゲインレベル8に応じて動作しているだけであ
る。オフセットレベル7およびゲインレベル8を適宜変
更することで、調整処理を“自動的”に行わせるのはあ
くまでもオフセット自動演算調整部16およびゲインレ
ベル調整部18である。オフセット自動演算調整部16
およびゲインレベル調整部18については、後ほど詳細
に説明する。
【0037】R−A/D変換部49の内部構成を、図4
を用いて説明する。
【0038】本実施形態では、R−A/D変換部49は
3ビットの分解能を備え、R−A/D変換部49は、第
1分圧抵抗58〜第7分圧抵抗64と、第1コンパレー
タ73〜第8コンパレータ80と、8to3エンコーダ
89とから構成されている。
【0039】第1分圧抵抗58〜第7分圧抵抗64は、
Rゲインレベル46と基準ローレベル9の間を分圧する
ことで、第1比較電圧65〜第8比較電圧72を生成す
るためのものである。ここでは、Rゲインレベル46と
基準ローレベル9の間を均等に分圧するべく、分圧抵抗
58〜64の抵抗値は全て同じにされている。
【0040】第1コンパレータ73は、デジタル変換用
アナログRデータ43を第1比較電圧65と比較するた
めのものである。比較の結果、入力(ここでは、デジタ
ル変換用アナログRデータ43)<第1比較電圧65で
あった場合、第1コンパレータ73は、第1コンパレー
タ出力81として“0”をドットクロック5に同期して
出力する。逆に、入力(ここでは、デジタル変換用アナ
ログRデータ43)≧第1比較電圧65であった場合、
第1コンパレータ73は第1コンパレータ出力81とし
て“1”をドットクロック5に同期して出力するように
なっている。第2コンパレータ74〜第8コンパレータ
80も各々同様の動作によって、第2コンパレータ出力
82〜第8コンパレータ出力88を出力するように構成
されている。
【0041】エンコーダ89は、8ビットの第1コンパ
レータ出力81〜第8コンパレータ出力88を、3ビッ
トのデジタルR表示データ52に変換して出力するもの
である。
【0042】本実施形態における、デジタル変換用アナ
ログRデータ43に対する、第1コンパレータ出力81
〜第8コンパレータ出力88、および、デジタルR表示
表示データ52の真理値表を表1に示しておく。
【0043】
【表1】
【0044】なお、A/D変換部10の分解能は、3ビ
ットには限定されない。分解能をnビットとしたい場合
は、コンパレータをn個と、(2n)to(n)エンコ
ーダとで構成すればよい。
【0045】図2における、G−A/D変換部50、B
−A/D変換部51の内部構成も、ここで述べたR−A
/D変換部49と同様である。
【0046】R−A/D変換部49によるゲイン調整動
作を、図4を用いて説明する。
【0047】第1分圧抵抗58〜第7分圧抵抗64は、
Rゲインレベル46と基準ローレベル9との間を分圧す
ることで、第1比較電圧65〜第8比較電圧72を生成
する。第1コンパレータ73〜第8コンパレータ80
は、各々デジタル変換用アナログRデータ43と第1比
較電圧65〜第8比較電圧72を比較する。そして、比
較結果を、第1コンパレータ出力81〜第8コンパレー
タ出力88として出力する。例えば、第6比較電圧≦入
力<第5比較電圧の場合を考える。この場合には、入力
<第1比較電圧であるから、第1コンパレータ出力81
は“0”となる。入力<第2比較電圧であるから、第2
コンパレータ出力82は“0”となる。入力<第3比較
電圧であるから、第3コンパレータ出力83は“0”と
なる。入力<第4比較電圧であるから、第4コンパレー
タ出力84は“0”となる。入力<第5比較電圧である
から、第5コンパレータ出力85は“0”となる。入力
≧第6比較電圧であるから、第6コンパレータ出力86
は“1”となる。入力≧第7比較電圧であるから、第7
コンパレータ出力87は“1”となる。入力≧第8比較
電圧であるから、第8コンパレータ出力88は“1”と
なる。
【0048】エンコーダ89は、8ビットの第1コンパ
レータ出力81〜第8コンパレータ出力88を3ビット
にエンコードし、これをデジタルR表示データ52とし
て出力する。
【0049】本実施形態では、コンパレータを8個設け
たため、条件を9レベル設定できる。高い方の基準電圧
を入力が超えた場合は、オーバーフローとする。エンコ
ーダは、残りの8レベルの条件を2進数で表すため、入
力値を3ビットにエンコードする。なお、オーバーフロ
ー条件が必要ない場合は、コンパレータの数を一つ減ら
すことも可能である。本実施形態では、オーバーフロー
ビットは、オーバーフロー時に“1”となるものとす
る。
【0050】ここで、ゲインレベルおよびオフセットレ
ベルと、A/D変換の結果との関係を、図5〜図8を用
いて説明する。
【0051】以下では、1.オフセットレベルおよびゲ
インレベルがともに最適に設定されている場合における
A/D変換、2.A/D変換の結果に対するオフセット
レベルの影響、3.A/D変換の結果に対するゲインレ
ベルの影響、について述べる。なお、ここでは説明を簡
略化して、A/D変換の結果として、コンパレータ出力
81〜88、デジタルR表示データ52についてのみ述
べる。
【0052】1.オフセットレベルおよびゲインレベル
がともに最適に設定されている場合におけるA/D変換 図5に、適切なオフセットレベル、ゲインレベルが設定
されている場合におけるA/D変換の結果(コンパレー
タ出力81〜88,デジタルR表示データ52)の一例
を示す。A/D変換のサンプルポイント90は、コンパ
レータ73〜80が電圧を比較するタイミングであり、
ここではドットクロック5の立ち上がりのタイミングに
設定している。
【0053】図5(b)に示したのは、各々のサンプル
ポイント90における第1コンパレータ出力81〜第8
コンパレータ出力88である。図5(c)に示したの
は、図5(b)の第1コンパレータ出力81〜第8コン
パレータ出力88に対する、エンコーダ89の出力(つ
まり、デジタルR表示データ52の値)である。最高輝
度を表す“1、1、1”から最低輝度となる“0、0、
0”まで正しく変換されている。この場合、オーバーフ
ロービットは“0”となる。
【0054】また、最小値91の“0、0、0”が、最
小値格納部12から出力される最小値データ14、最大
値92の“1、1、1、1”が最大値格納部13から出
力される最大値データ15となっている。オフセットお
よびゲインの自動調整では、このデータが一表示期間内
の最大値、最小値となる。
【0055】2.A/D変換の結果に対するオフセット
レベルの影響 図6(a)は、オフセット量が図5(a)に比べて高め
に設定された場合におけるデジタル変換動作である。図
6(a)におけるデジタル変換用アナログRデータ43
は、Rオフセットレベルが図5の例に比べて高めに設定
されており、アナログ表示データの黒レベルがA/D変
換の基準ローレベル9を超えている。
【0056】図6(b)には、図6(a)におけるサン
プルポイント90のそれぞれにおける第1〜第8コンパ
レータの出力を示した。各コンパレータの動作は図5
(b)で説明したとおりである。図6(b)において
は、アナログR表示データ43のレベルが変わったこと
に起因して、いくつかのサンプルポイント90におい
て、図5(b)とは出力が異なっている。例えば、1つ
目のサンプルポイント90においては、図5(b)では
全てのコンパレータ出力が“0”となっているのに対
し、図6(b)では第8コンパレータ出力が“1”とな
っている。
【0057】図6(c)には、図6(b)の第1〜第8
コンパレータ出力に対するエンコーダ出力、つまり、デ
ジタル表示データの値を示した。エンコーダ89の動作
は図5(c)で説明したとおりである。
【0058】図6(b)と図5(b)とでコンパレータ
出力が異なっているサンプルポイントにおいて、図6
(c)ではデジタルデータが図5(c)とは異なった値
となる。特に最小値91が、図5(c)では“0、0、
0”であったものが、ここでは、“0、0、1”とな
る。つまり、オフセット量が大きすぎるため、黒表示が
少し明るめに表示されてしまうことを示している。この
場合、オフセット量の調整が必要となる。
【0059】3.A/D変換の結果に対するゲインレベ
ルの影響 まず、ゲインレベルが高すぎる場合について図7を用い
て述べる。
【0060】図7(a)は、ゲインレベルが図5(a)
に比べて高めに設定された場合の、デジタル変換動作を
示している。デジタル変換用アナログRデータ43は、
図5の例と同様である。しかし、Rゲインレベルは、図
5の例に比べて高めに設定されている。また、それに伴
って、Rゲインレベルと基準ローレベルの間が均等に分
割された第1〜第8比較電圧も、図5の例とは異なって
いる。
【0061】図7(b)には、図7(a)の各々のサン
プルポイント90における第1〜第8コンパレータの出
力を示した。図7(b)において、各コンパレータの動
作は図5(b)で説明したとおりである。
【0062】比較電圧レベルが変わったことに起因し
て、いくつかのサンプルポイントにおいて、図5(b)
とは出力が異なっている。例えば、6つ目のサンプルポ
イントが、図5(b)では第1コンパレータ出力のみが
“0”となっているのに対し、図7(b)では第1、第
2コンパレータ出力が“0”となっている。
【0063】図7(c)には、図7(b)の第1コンパ
レータ出力81〜第8コンパレータ出力88に対するエ
ンコーダ89の出力、つまり、デジタル表示データの値
を示した。エンコーダ89の動作は図5(c)で説明し
たとおりである。図5と比較して見た場合、コンパレー
タ出力の値が異なっているサンプルポイントでは、デジ
タルデータも異なった値となっている。特に、最大値9
2が、図5(c)では“0、1、1、1”であったもの
が、図7(c)では“0、1、1、0”になっている。
つまり、白表示が少し暗めに表示されてしまうことを示
している。この場合、ゲインレベルの調整が必要とな
る。このポイントが、ゲインレベルが高すぎるか否かの
判断の基準となる。
【0064】ゲインレベルが低すぎる場合について、図
8を用いて説明する。
【0065】図8(a)は、ゲインレベルが図5(a)
に比べて低めに設定された場合の、デジタル変換動作を
示している。デジタル変換用アナログRデータ43は図
5と同様である。しかし、Rゲインレベルは、図5の例
に比べて低めに設定されている。それに伴って、Rゲイ
ンレベルと基準ローレベルの間が均等に分割された第1
〜第8比較電圧も、図5と異なっている。
【0066】図8(b)には、図8(a)の各々のサン
プルポイント90における第1〜第8コンパレータの出
力を示した。各コンパレータの動作は図5(b)で説明
したとおりである。比較電圧レベルが変わったことに起
因して、図8(b)では、いくつかのサンプルポイント
において図5(b)とは出力が異なっている。例えば、
6つ目のサンプルポイントが、図5(b)では第1コン
パレータ出力のみが“0”となっているのに対し、図8
(b)では全てのコンパレータ出力が“1”となってい
る。
【0067】図8(c)には、図8(b)の第1コンパ
レータ出力81〜第8コンパレータ出力88に対するエ
ンコーダ89の出力、つまり、デジタル表示データの値
を示した。エンコーダ89の動作は図5(c)で説明し
たとおりである。図5と比較してみた場合、コンパレー
タ出力の値が異なっているサンプルポイントでは、デジ
タルデータも異なった値となっている。特に最大値92
が、図5(c)では“0、1、1、1”であったもの
が、ここでは、“1、1、1、1”となっている。つま
り、白表示だけでなく、少し暗いグレーの表示までも白
表示となってしまうことを示している。この場合も、ゲ
インレベルの調整が必要となる。このポイントが、ゲイ
ンレベルが低すぎるか否かの判断の基準となる。
【0068】次に、オフセットレベルの自動調整につい
て説明する。
【0069】まず、オフセット自動演算調整部16の構
成を、図9を用いて説明する。図9に示すように、オフ
セット自動演算調整部16は、オフセット演算部161
と、オフセット生成部162とから構成される。
【0070】オフセット演算部161は、最小値データ
14を取り込み、オフセットレベルを与えるオフセット
演算結果出力163を出力するものである。オフセット
演算結果出力163は、デジタルデータであり、電源立
ち上げ時には予め定めた初期値をとる。オフセット演算
部161は、取り込んだ最小値データ14と、その時点
で出力していたオフセット演算結果出力163とを基
に、より適切なオフセットレベルを算出し、算出結果を
新たにオフセット演算結果出力163として出力する。
【0071】なお、オフセット演算結果出力163のビ
ット数は任意に設定でき、多くするほどオフセット調整
の精度を良くすることができる。また、オフセット演算
部161は、ハードウェアで実現してもよいし、マイコ
ンが所定のプログラムを実行することで実現してもよ
い。
【0072】オフセット生成部162は、オフセット演
算結果出力163の値に従ったレベルのアナログデータ
を、オフセットレベル7として出力するものである。こ
のオフセット生成部162は、D/A変換器で実現する
ことができる。また、入力されるデータの値に従った分
圧比で基準電圧を分圧するデジタルポテンショメータに
より実現することもできる。
【0073】オフセット自動演算調整部16の動作を、
図10および図11を用いて説明する。なお、図11中
で符号“237”を付しているレベルは、アナログ表示
データの黒表示部分のレベルである。
【0074】電源立ち上げ時、オフセット演算部161
は、オフセット演算結果出力の初期値を出力する(図1
0のステップ2500)。この初期値は、演算時に最小
値データ14が“0,0,0”とならないように、大き
めの値に設定されている。そして、オフセット生成部1
62からは、この初期値に従った大きめのレベルのオフ
セットレベル7が出力される(図11参照)。
【0075】オフセット演算結果出力の初期値を出力し
始めてから少なくとも一表示期間が経過し(図10のス
テップ2500、2501)、オフセット調整開始信号
17が“1”となった時点で、オフセット演算部161
は、その時点で出力しているオフセット演算結果出力
(オフセット値)の初期値から最小値データ14を減算
し(ステップ2502)、その演算結果を次の垂直同期
信号に同期してオフセット演算結果出力163として出
力する。オフセット生成部162からは、この演算結果
に従った電圧レベルのオフセットレベル7が出力され
る。これにより、オフセットレベル7は、図11中で符
号“238”を付した幅だけレベルを減少され、適切な
レベルに調整される。
【0076】上記の図10の演算によれば、A/D変換
部10およびオフセット生成部162が同じ変換特性を
持つ場合に、短期間にオフセットレベル7を最適なレベ
ルに設定することができる。
【0077】図12に示すように、アナログデジタル変
換部10でのデジタル値およびアナログ値の変換特性
(符号“239”を付した直線)と、オフセット生成部
162でのデジタル値およびアナログ値の変換特性(符
号“240”を付した直線)とが一致しない場合には、
オフセット演算部161に、図13に示す演算や図14
に示す演算を行わせることにより、精度の高いオフセッ
ト調整が可能である。
【0078】図13に示す演算では、オフセット調整開
始信号17が“1”となった時点で(ステップ250
5)、予め1より小さい値に定めた係数と最小値データ
14との積を、その時点で出力しているオフセット演算
結果出力から減算し、減算結果を新たにオフセット演算
結果出力とする(ステップ2506)。そして、上記ス
テップ2505および2506を、一表示期間を空けて
n回繰り返す(ステップ2508)。
【0079】また、図14に示す演算では、オフセット
調整開始信号17が“1”となった時点で(ステップ2
511)、予め1より小さい値に定めた係数を最小値デ
ータ14にかけた結果を、その時点で出力しているオフ
セット演算結果出力から減算し、減算結果を新たにオフ
セット演算結果出力とする(ステップ2512)。そし
て、一表示期間待って(ステップ2513)、新たに入
力される最小値データ14が“0、0、0”(0値)で
あるかどうかを判定し(ステップ2514)、0値の場
合は演算を終了する。最小値データ14が0値でない場
合には、オフセット演算結果出力の値を一定値減少させ
(ステップ2516)、上記ステップ2513の処理に
戻る。
【0080】なお、上記ステップ2516でのオフセッ
ト演算結果出力の減少量は小さくするほど高精度な調整
が可能となる。少なくとも、[(A/D変換器10の高
い方の基準電圧−低い方の基準電圧)/(分解能−
1)]よりは小さくする必要がある。
【0081】図13および図14の各演算によれば、図
15に示すように、オフセットレベル7は、適正値を大
きく下回ることなく、基準一表示期間毎に段階的に適正
値に近づくように調整される。これにより、アナログデ
ジタル変換部10およびオフセット生成部162の各変
換特性が一致しない場合にも、精度の高いオフセット調
整が可能となる。
【0082】次に、ゲインレベルの自動演算調整につい
て説明する。
【0083】まず、ゲイン自動演算調整部18の構成
を、図16を用いて説明する。図示するように、ゲイン
自動演算調整部18は、ゲイン演算部181と、ゲイン
生成部182とにより構成されている。
【0084】ゲイン演算部181は、最大値データ15
を取り込み、ゲインレベルを与えるゲイン演算結果出力
183を出力するものである。ゲイン演算結果出力18
3は、デジタルデータであり、電源立ち上げ時には予め
定めた初期値をとる。ゲイン演算部181は、取り込ん
だ最大値データ15と、その際のゲイン演算結果出力1
83とを基に、より適切なゲインレベルを演算し、演算
結果を新たにゲイン演算結果出力183として出力す
る。
【0085】なお、ゲイン演算結果出力183のビット
数は任意に設定でき、多くするほどゲイン調整が高精度
となる。また、ゲイン演算部181は、ハードウェアで
実現してもよいし、マイコンが所定のプログラムを実行
することで実現してもよい。
【0086】ゲイン生成部182は、ゲイン演算結果出
力183の値に従ったレベルのアナログデータを、ゲイ
ンレベル8として出力するものである。このゲイン生成
部182は、D/A変換器やデジタルポテンショメータ
により実現することができる。
【0087】ゲイン自動演算調整部18の動作を、図1
7および図18を用いて説明する。なお、図30中に符
号“47”を付したのは最大値データとなる最高輝度表
示のアナログデータである。
【0088】電源立ち上げ時、ゲイン演算部181は、
ゲイン演算結果出力の初期値を出力する(図17のステ
ップ2900)。この初期値は、最大値データ15が
“1,1,1”とならないように、大きめの値に設定さ
れている。そして、ゲイン生成部182からは、この初
期値に従った大きめの電圧レベルのゲインレベル8が出
力される(図18参照)。
【0089】ゲイン演算結果出力の初期値を出力し始め
てから少なくとも一表示期間が経過し(ステップ290
1)、オフセット調整開始信号17が“1”となった時
点で、ゲイン演算部181は、演算を開始する。この演
算では、まず、ゲインレベルが適切である場合に得られ
る最大値データ15の値“1、1、1”から、取り込ん
だ最大値データ15を減算する。そして、その時点で出
力しているゲイン演算結果出力(ゲイン値)の初期値か
ら、上記減算結果を引いた結果の値を、次の垂直同期信
号に同期してゲイン演算結果出力183として出力する
(ステップ2902)。ゲイン生成部182からは、こ
の演算結果に従った電圧レベルのゲインレベル8が出力
される。これにより、ゲインレベル8は、図18中で符
号“238”を付した幅だけレベルを減少され、適切な
レベルに調整される。
【0090】アナログデジタル変換部10およびゲイン
生成部182の各変換特性が一致しない場合には、ゲイ
ン自動演算調整部18に、図19に示す演算や図20に
示す演算を行わせることにより、精度の高いゲイン調整
が可能となる。
【0091】図19に示す演算では、まず、ゲインレベ
ルが適切である場合に得られる最大値データの値“1、
1、1”から、取り込んだ最大値データ15を減算す
る。そして、その時に出力しているゲイン演算結果出力
(ゲイン値)から、上記減算結果と予め1より小さい値
に定めた係数との積を引き、その結果を新たなゲイン演
算結果出力183として出力する(ステップ290
6)。そして、上記ステップ2905および2906
を、一表示期間を空けて(ステップ2905)n回繰り
返す(ステップ2908)。
【0092】また、図20に示す演算では、まず、ゲイ
ンレベルが適切である場合に得られる最大値データの値
“1、1、1”から、取り込んだ最大値データ15を減
算する。そして、その時に出力しているゲイン演算結果
出力(ゲイン値)から、上記減算結果と予め1より小さ
い値に定めた係数との積を引き、その結果を新たなゲイ
ン演算結果出力183として出力する(ステップ291
2)。そして、一表示期間の経過を待って(ステップ2
913)、新たに取り込んだ最大値データ15が“1、
1、1”(全1ビット)であるかどうかを判定し(ステ
ップ2914)、全ビット1の場合は演算を終了する。
最大値データ15が全ビット1でない場合には、ゲイン
演算結果出力の値を一定値減少させ(ステップ291
6)、上記ステップ2913の処理に戻る。
【0093】なお、上記ステップ2916でのゲイン演
算結果出力の減少量は小さくするほど高精度な調整が可
能となる。少なくとも、[(A/D変換器10の高い方
の基準電圧−低い方の基準電圧)/(分解能−1)]よ
りは小さくする必要がある。
【0094】図19および図20の各演算によれば、図
21に示すように、ゲインレベル8は、適正値を大幅に
下回ることなく、一表示期間毎に段階的に適正値に近づ
くように調整される。このため、アナログデジタル変換
部10およびオフセット生成部162の各変換特性が一
致しない場合にも、精度の高いオフセット調整が可能と
なる。
【0095】以上のように、本実施形態の液晶表示装置
では、アナログデジタル変換後のデジタル表示データの
最大値、最小値を基に、オフセットおよびゲインレベル
を演算して調整することにより、最適なオフセット調整
およびゲインレベル調整を自動的に行うことができる。
また、演算に一表示期間内のデジタル表示データの最大
値および最小値を利用するため、パーソナルコンピュー
タからの映像信号についても、最適なオフセット調整お
よびゲインレベル調整を行うことができる。
【0096】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によれ
ば、黒レベルや振幅が異なるアナログデータを入力され
る場合にも、適切な表示用のデジタルデータに変換して
良好な表示を行うアナログインタフェース液晶表示装置
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態に係るアナログインタフェ
ース液晶表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】 アナログデジタル変換部10の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】 アナログ表示データのオフセット調整を説明
するための図である。
【図4】 R−A/D変換部49の構成を示すブロック
図である。
【図5】 オフセットレベルおよびゲインレベルが適切
に設定された場合の一例を示し、(a)はA/D変換出
力、(b)はコンパレータ出力、(c)はデジタル表示
データを示す。
【図6】 オフセットレベルが大きい場合の一例を示す
図である。
【図7】 ゲインレベルが大きい場合の一例を示す図で
ある。
【図8】 ゲインレベルが小さい場合の一例を示す図で
ある。
【図9】 オフセット自動演算調整部16の構成を示す
ブロック図である。
【図10】 オフセット自動調整の方法を示すフローチ
ャート(1)である。
【図11】 オフセット自動調整のタイミングを示す図
(1)である。
【図12】 アナログデジタル変換部10と、オフセッ
ト生成部162の変換特性の一例を示す図である。
【図13】 オフセット自動調整の方法を示すフローチ
ャート(2)である。
【図14】 オフセット自動調整の方法を示すフローチ
ャート(3)である。
【図15】 オフセット自動調整のタイミングを示す図
(2)である。
【図16】 ゲイン自動演算調整部18の構成を示すブ
ロック図である。
【図17】 ゲイン自動調整の方法を示すフローチャー
ト(1)である。
【図18】 ゲイン自動調整のタイミングを示す図
(1)である。
【図19】 ゲイン自動調整方法を示すフローチャート
(2)である。
【図20】 ゲイン自動調整方法を示すフローチャート
(3)である。
【図21】 ゲイン自動調整のタイミングを示す図
(2)である。
【符号の説明】
1…垂直同期信号、2…水平同期信号、3…クロック生
成部、4…黒レベル調整タイミング信号、5…ドットク
ロック、6…アナログ表示データ、7…オフセットレベ
ル、8…ゲインレベル、9…基準ローレベル、10…ア
ナログデジタル変換部(A/D変換部)、11…デジタ
ル表示データ、12…最小値格納部、13…最小値格納
部、14…最小値データ、15…最大値データ、16…
オフセット自動演算調整部、17…オフセット調整開始
信号、18…ゲイン自動演算調整部、19…ゲイン調整
開始信号、20…液晶コントローラ、21…液晶表示デ
ータ、22…ラッチクロック、23…水平クロック、2
4…先頭ライン信号、25…階調電圧生成部、26…階
調電圧レベル、27…X駆動手段、28…パネルデー
タ、29…Y駆動手段、30…非選択電圧、31…選択
電圧、32…走査信号線、33…液晶パネル、34…ア
ナログR表示データ、35…アナログG表示データ、3
6…アナログB表示データ、37…Rオフセットレベ
ル、38…Gオフセットレベル、39…Bオフセットレ
ベル、40…R黒レベル調整手段、41…G黒レベル調
整手段、42…B黒レベル調整手段、43…デジタル変
換用アナログRデータ、44…デジタル変換用アナログ
Gデータ、45…デジタル変換用アナログBデータ、4
6…Rゲインレベル、47…Gゲインレベル、48…B
ゲインレベル、49…R−A/D変換手段、50…G−
A/D変換手段、51…B−A/D変換手段、52…デ
ジタルR表示データ、53…デジタルG表示データ、5
4…デジタルB表示データ、55…帰線期間、56…表
示期間、57…オフセット量、58…第1分圧抵抗、5
9…第2分圧抵抗、60…第3分圧抵抗、61…第4分
圧抵抗、62…第5分圧抵抗、63…第6分圧抵抗、6
4…第7分圧抵抗、65…第1比較電圧、66…第2比
較電圧、67…第3比較電圧、68…第4比較電圧、6
9…第5比較電圧、70…第6比較電圧、71…第7比
較電圧、72…第8比較電圧、73…第1コンパレー
タ、74…第2コンパレータ、75…第3コンパレー
タ、76…第4コンパレータ、77…第5コンパレー
タ、78…第6コンパレータ、79…第7コンパレー
タ、80…第8コンパレータ、81…第1コンパレータ
出力、82…第2コンパレータ出力、83…第3コンパ
レータ出力、84…第4コンパレータ出力、85…第5
コンパレータ出力、86…第6コンパレータ出力、87
…第7コンパレータ出力、88…第8コンパレータ出
力、89…8to3エンコーダ、90…サンプルポイン
ト、91…最小値、92…最大値、161…オフセット
演算部、163…オフセット演算結果出力、162…オ
フセット生成部、237…黒表示アナログデータ、23
8…オフセット調整量、239…オフセット生成D−A
特性、240…アナログデジタル変換特性、241…ア
ナログデータレベル、242…オフセットデジタル値、
243…アナログデジタル変換値、181…ゲイン演算
部、183…ゲイン演算結果出力、182…ゲイン生成
部、247…最高輝度表示アナログデータ、248…ゲ
イン調整量。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G09G 3/20 642 G09G 3/20 642E (72)発明者 古橋 勉 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地 株式会社日立製作所 システム開発研究 所内 (72)発明者 栗原 博司 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日 立製作所 電子デバイス事業部内 (72)発明者 加藤 伸隆 愛知県尾張旭市晴丘町池上1番地 株式 会社日立製作所 オフィスシステム事業 部内 (72)発明者 森 雅志 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立画像情報システム内 (72)発明者 蛭田 幸男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立画像情報システム内 (56)参考文献 特開 平8−9193(JP,A) 特開 平3−231287(JP,A) 特開 昭60−247378(JP,A) 特開 昭56−75775(JP,A) 特開 昭62−188477(JP,A) 特開 平9−83836(JP,A) 特開 平2−168296(JP,A) 特開 昭59−33930(JP,A) 特開 平2−146587(JP,A) 実開 平6−60884(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G09G 3/00 - 3/38 H04N 5/66 - 5/74 G02F 1/133 505 - 580

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】データ信号線および走査信号線を有するマ
    トリクス形の液晶パネルと、 複数のレベルを有するアナログ形式の表示データと、オ
    フセットレベル信号と、ゲインレベル信号とを取り込
    み、前記表示データの電圧レベルを前記オフセットレベ
    ル信号が示す電圧レベルだけシフトし、シフトした表示
    データを前記ゲインレベル信号の電圧レベルにより定ま
    るゲインでデジタル形式の表示データに変換するアナロ
    グデジタル変換手段と、 前記液晶パネルのデータ信号線に、前記変換されたデジ
    タル形式の表示データの値に対応する階調電圧を印加す
    るX駆動手段と、 前記液晶パネルの走査信号線に選択電圧を印加するY駆
    動手段と、一画面分を走査する一表示期間中 毎に、前記変換された
    デジタル形式の表示データの電圧の最小値を格納する最
    小値格納手段と、予め定めたオフセットレベルの初期値と 前記最小値格納
    手段に格納された前記最小値又は該最小値に係数を掛け
    た値との偏差に基づきオフセットレベルを定め、該オフ
    セットレベルを示す前記オフセットレベル信号を生成す
    るオフセット演算調整手段とを有する、 ことを特徴とするアナログインタフェース液晶表示装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のアナログインタフェース液
    晶表示装置において、一画面分を走査する一表示期間中 毎に、前記変換された
    デジタル形式の表示データの電圧の最大値を格納する最
    大値格納手段と、現在のゲインレベルから、予め定めたゲインレベルの初
    期値と前記最大値格納手段に格納された前記最大値との
    偏差又は該偏差に係数を掛けた値を減算して、ゲインレ
    ベルを定め、該ゲインレベルを示す 前記ゲインレベル信
    号を生成するゲイン演算調整手段とを、さらに有する、 ことを特徴とするアナログインタフェース液晶表示装
    置。
  3. 【請求項3】請求項記載のアナログインタフェース液
    晶表示装置において、 前記オフセット演算調整手段は、前記一表示期間毎に演
    算を行い、該演算を複数回繰り返す、 ことを特徴とするアナログインタフェース液晶表示装
    置。
  4. 【請求項4】請求項記載のアナログインタフェース表
    示装置において、 前記ゲイン演算調整手段は、前記一表示期間毎に演算を
    行い、該演算を複数回繰り返すことを特徴とするアナロ
    グインタフェース液晶表示装置。
JP16610997A 1997-06-23 1997-06-23 アナログインタフェース液晶表示装置 Expired - Fee Related JP3449888B2 (ja)

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