JP3449667B2 - 配電機器用ブッシング - Google Patents

配電機器用ブッシング

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JP3449667B2
JP3449667B2 JP19214895A JP19214895A JP3449667B2 JP 3449667 B2 JP3449667 B2 JP 3449667B2 JP 19214895 A JP19214895 A JP 19214895A JP 19214895 A JP19214895 A JP 19214895A JP 3449667 B2 JP3449667 B2 JP 3449667B2
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bushing
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distribution equipment
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純一 松本
昭四郎 玉井
貢一 石田
公蔵 岸本
勝則 青木
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NGK Insulators Ltd
Energy Support Corp
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NGK Insulators Ltd
Energy Support Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、配電機器のケース
に絶縁状態で取付けられて使用される配電機器用ブッシ
ングに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、配電機器用ブッシングは金属製
の導電部材と、同導電部材を外嵌して水密的に収納する
磁器製の絶縁体とにより構成されていて、配電機器であ
る開閉器、遮断器等のケースに貫通状態に取付けられ
て、同ケース内に収容されている電極と外部の電線とを
接続すべく機能する。
【0003】ところで、当該ブッシングにおいては、絶
縁体が磁器製であることから、かなりの重量であるとと
もに耐衝撃性が低く、当該ブッシングの配電機器のケー
スへの取付け作業、およびは当該ブッシングが取付けら
れた配電機器の装柱作業には慎重を要するとともに、か
なりの労力を要する。
【0004】このため、配電機器用ブッシングにおいて
は、重量の低減および耐衝撃性の向上を図り、当該ブッ
シングの配電機器のケースに対する取付け作業、および
当該ブッシングが取付けられた配電機器の装柱作業の改
善と、労力の低減が要請されている。かかる要請に対処
すべく、ヨーロッパ特許出願公開番号第0446404
A1号特許公開公報には、磁器製のブッシングに換え
て、導電部材を被覆する絶縁被覆体を合成樹脂、および
/または合成ゴムにて形成した所謂ポリマーブッシング
が提案されている。
【0005】当該ポリマーブッシングにおいては、導電
部材が2本の金属製の第1,第2のロッドにて構成され
ているとともに、絶縁被覆体が第1のロッドを被覆する
エポキシ樹脂製の第1の被覆体と、第2のロッドを被覆
するエラストマー製の第2の被覆体にて構成されてい
て、両ロッドはこれら両者間に設けた締付け手段にて互
いに連結され、かつ第2の被覆体はその一端を第1の被
覆体の一端に外嵌された状態で両ロッドの締付け手段の
締付け作用にて第1の被覆体の外周に嵌合固着されてい
る。当該ポリマーブッシングは、第1の被覆体に取付け
られた金属製のフランジにて、配電機器のケースに取付
けられるように構成されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、当該ポリ
マーブッシングは、絶縁被覆体がエポキシ樹脂からなる
第1の被覆体と、エラストマーからなる第2の被覆体と
により構成されているため、絶縁被覆体が磁器にて形成
されている磁器製ブッシングに比較して、軽量でかつ耐
衝撃性が高いという特性を備えている。しかしながら、
当該ポリマーブッシングにおいては、従来のブッシング
に比較してその構造が複雑であるとともに、その製作コ
ストが増大し、さらにはブッシング自体を組立てる組立
作業を必要とするという不具合がある。
【0007】従って、本発明の目的は、軽量で耐衝撃性
が高く、かつ簡単な構造でそれ自体の組立作業を必要と
しない配電機器用ブッシングを提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、配電機器のケ
ースに貫通させて絶縁状態に取付けられて同ケース内に
収容されている電極と外部の電線とを接続する配電機器
用ブッシングであり、導電部材と、同導電部材の一端に
電気的に接続された被覆電線と、同被覆電線と前記導電
部材を被覆して一端側から前記被覆電線を突出させると
ともに他端側から前記導電部材の他端を突出させる絶縁
被覆体を備え、同絶縁被覆体は合成樹脂または合成ゴム
にて形成されているものである
【0009】本発明に係る配電機器用ブッシングにおい
ては、前記絶縁被覆体は、同絶縁被覆体の外周に前記ケ
ースに対する取付用の外向フランジ部を一体的に備え、
かつ、同外向フランジ部の根元部に硬質の合成ゴムから
なる環状で導電性の補強部材を備えていることを特徴と
するものである。当該配電機器用ブッシングにおいて
は、前記絶縁被覆体をシリコーンゴムにて形成し、かつ
被覆電線の被覆体をシリコーンゴムまたはエチレン−プ
ロピレンゴムにて形成する態様を採ることができる。
【0010】
【発明の作用・効果】このように構成した配電機器用ブ
ッシングにおいては、絶縁被覆体が合成樹脂または合成
ゴムにて形成されているため、磁器製のブッシングに比
較して軽量でかつ耐衝撃性に優れていることは勿論のこ
と、1本の導電部材と外向フランジ部を一体に有する1
本の絶縁被覆体にて構成されているため、上記した従来
のポリマーブッシングに比較して構造が簡単であるとと
もに、製作コストが廉価であり、かつそれ自体の組立作
業を要しない。また、当該ブッシングにおいては、導電
部材に電気的に接続された被覆電線を備えているため、
配電線との接続作業を極めて容易にすることができると
いう利点を有する。
【0011】ところで、本発明に係る配電機器用ブッシ
ングにおいては、外向フランジ部の根元部に硬質の合成
ゴムからなる環状で導電性の補強部材を設けて、前記
向フランジ部を同絶縁被覆体の他の部位に比較して高い
剛性に形成しているので、ブッシングを配電機器のケー
スに対して強固でかつ安定した状態に取付けることがで
きる。この場合、補強部材が導電性であることから、当
補強部材が外向フランジ部の根元部に局部的に集中す
る電界を緩和し、コロナ放電の発生を防止すべく機能す
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明
するに、図1には本発明が適用対象とする配電機器用ブ
ッシングの一実施の形態が示されている。当該ブッシン
グは導電部材11と、被覆電線12と、絶縁被覆体13
とにより構成されている。導電部材11は金属製の棒状
のもので、その一端側には取付孔11aが形成されてい
るとともに、他端側にはネジ部11bが形成されてい
る。取付孔11aは導電部材11に同軸的に形成されて
いて、その一端から軸方向へ所定深さ延びている。
【0013】被覆電線12は配電線と同一の被覆電線で
あって、芯線12aの外周をエチレン−プロピレンゴム
からなる被覆体12bにて被覆されているものである。
被覆電線12は適宜の長さのもので、一端側において芯
線12aが被覆体12bから所定量突出しており、芯線
12aの突出部を導電部材11の一端側の取付孔11a
に挿入されて、取付孔11aの周壁をカシメることによ
り、導電部材11の一端に電気的に接続されている。
【0014】絶縁被覆体13はシリコーンゴムにて形成
されているもので、導電部材11および被覆電線12の
一部を被覆する筒部13aと、同筒部13aの外周に一
体的に形成された多数の傘部13bと、筒部13aの外
周に一体的に形成された外向フランジ部13cとにより
構成されている。傘部13bおよび外向フランジ部13
cは円板状のもので、外向フランジ部13cは傘部13
bに比較し厚く形成されている。これにより、外向フラ
ンジ部13cは剛性を高められている。
【0015】絶縁被覆体13は、所定の成形型内に導電
部材11およびこれに接続した被覆電線12の一部をセ
ットした状態で、これらと一体に成形される。絶縁被覆
体13は導電部材11をその他端部を残して絶縁被覆
し、かつ被覆電線12をその導電部材11との接続部よ
り被覆側まで絶縁被覆している。これにより、絶縁被覆
体13の一端側からは被覆電線12が突出し、かつその
他端側からは導電部材11の他端部が突出している。
【0016】かかる構成の配電機器用ブッシングは、例
えばその他端側を開閉器のケースに設けた取付穴に挿入
した状態で、絶縁被覆体13に設けた外向フランジ部1
3cにてケースに取付けられる。また、導電部材11の
他端部には、図1の2点鎖線で示すように、ネジ部11
bに螺着したナットを介して開閉器の電極が取付けられ
る。開閉器はこの状態で装柱され、ブッシングが有する
被覆電線12の一端に配電線が電気的に接続される。
【0017】ところで、当該ブッシングにおいては、絶
縁被覆体13がシリコーンゴムにて形成されているた
め、磁器製のブッシングに比較して軽量でかつ耐衝撃性
に優れていることは勿論のこと、被覆電線12が接続さ
れた1本の導電部材11と外向フランジ部13cを一体
に有する絶縁被覆体13にて構成されているため、上記
した従来のポリマーブッシングに比較して構造が簡単で
あるとともに、製作コストが廉価であり、かつそれ自体
の組立作業を要しない。また、当該ブッシングにおいて
は、導電部材11に電気的に接続された被覆電線12を
備えているため、配電線との接続作業を極めて容易にす
ることができるという利点がある。
【0018】また、当該ブッシングにおいて、絶縁被覆
体13が有する外向フランジ部13cを他の部位に比較
して高い剛性に形成しているため、ブッシングを配電機
器のケースに対して強固でかつ安定した状態に取付ける
ことができる。
【0019】しかして、図2は、本発明に係る配電機器
用ブッシングの主要部を示している。当該ブッシングに
おいては、外向フランジ部13cの根元部に、図3に示
す補強部材14が埋設されている。補強部材14はシリ
コーンゴムまたはエチレン−プロピレンゴムに硬度およ
び導電性を付与した材料からなるもので、大径筒部14
aと、小径筒部14bと、大径筒部14aの端面と小径
筒部14bの外周面とを連結する複数のリブ14cとに
より構成されている。また、補強部材14の内孔は、大
径筒部14a側から小径筒部14b側へ漸次拡開する形
状に形成されている。
【0020】補強部材14は、絶縁被覆体13の成形時
にこれと一体に成形されて、図2に示すように、外向フ
ランジ部13cの根元部に位置するとともに、各リブ1
4cが絶縁被覆体13から突出している。
【0021】当該ブッシングにおいては、絶縁被覆体1
3の外向フランジ部13cの根元部が補強部材14にて
補強されていて、外向フランジ部13cが一層高い剛性
に形成されているため、ブッシングを配電機器のケース
に対して一層安定した状態に取付けることができる。ま
た、補強部材14は導電性であるため、当該ブッシング
のフランジ部13cの根元部に局部的に集中する電界を
緩和して、コロナ放電の発生を防止する。
【0022】なお、当該ブッシングにおいては、補強部
材として複数のリブ14cを備えた補強部材14を採用
しているが、本発明においてはリブ14cを備えていな
い補強部材を採用することもできる。これによっても、
絶縁被覆体13の外向フランジ部13cの根元部の補強
を行うことができて、外向フランジ部13cの剛性を高
めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用対象とするブッシングの一部破断
側面図である。
【図2】本発明に係る一例に係るブッシングの主要部を
示す一部破断側面図である。
【図3】同ブッシングを構成する補強部材を示す斜視図
である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石田 貢一 愛知県名古屋市瑞穂区須田町2番56号 日本碍子株式会社内 (72)発明者 岸本 公蔵 愛知県犬山市字上小針1番地 エナジー サポート株式会社内 (72)発明者 青木 勝則 愛知県犬山市字上小針1番地 エナジー サポート株式会社内 (56)参考文献 実開 昭63−111736(JP,U) 実公 昭50−13272(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01B 17/00 - 17/58

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配電機器のケースに貫通させて絶縁状態に
    取付けられて同ケース内に収容されている電極と外部の
    電線とを接続する配電機器用ブッシングであり、導電部
    材と、同導電部材の一端に電気的に接続された被覆電線
    と、同被覆電線と前記導電部材を被覆して一端側から前
    記被覆電線を突出させるとともに他端側から前記導電部
    材の他端を突出させる合成樹脂または合成ゴムからなる
    絶縁被覆体を備え、前記絶縁被覆体は、同絶縁被覆体の
    外周に前記ケースに対する取付用の外向フランジ部を一
    体的に備え、かつ、同外向フランジ部の根元部に硬質の
    合成ゴムからなる環状で導電性の補強部材を備えている
    ことを特徴とする配電機器用ブッシング。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の配電機器用ブッシングに
    おいて、前記絶縁被覆体がシリコーンゴムにて形成さ
    れ、かつ被覆電線の被覆体がシリコーンゴムまたはエチ
    レン−プロピレンゴムにて形成されていることを特徴と
    する配電機器用ブッシング。
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KR100431252B1 (ko) * 2002-03-08 2004-05-20 주식회사 평일 가공 개폐기 및 변압기용 폴리머 부싱
KR100727545B1 (ko) * 2005-11-30 2007-06-14 김연수 절연내력이 강한 경량 고전압 부싱 및 그 제조방법

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