JP3449112B2 - 低消費電力装置 - Google Patents

低消費電力装置

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JP3449112B2
JP3449112B2 JP10327996A JP10327996A JP3449112B2 JP 3449112 B2 JP3449112 B2 JP 3449112B2 JP 10327996 A JP10327996 A JP 10327996A JP 10327996 A JP10327996 A JP 10327996A JP 3449112 B2 JP3449112 B2 JP 3449112B2
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  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばビデオカ
セットレコーダのような電子機器の消費電力を低減させ
るような低消費電力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の、ビデオカセットレコーダのよう
な電子機器では、例えば操作パネル面の電源スイッチを
切ることによって電源をオフ状態にしても、時刻の表示
や校正、タイマー予約のためのメモリ保持、リモートコ
ントローラからのコントロールコマンドによる信号やパ
ネル面の電源スイッチの操作による電源オン入力の検出
などのため、機器内部ではマイコンやそれに付随した回
路に対して常時電源が供給され、待機状態とされてい
た。
【0003】図14に、この従来の電子機器(この例で
は、ビデオカセットレコーダ)による電源構成の一例を
概略的に示す。なお、この図においては、煩雑さを避け
るために、説明の内容とは直接関係の無いオーディオ/
ビデオ信号などの各信号線が省略されている。
【0004】メイン電源回路100からスイッチ101
を介してチューナ部102,映像処理部103,および
音声処理部104に対して電源が供給される。同様に、
スイッチ105を介してメカデッキ106およびマイコ
ン107に対して電源が供給される。このマイコン10
7は、例えばチューナ部102,映像処理部103,音
声処理部104,およびメカデッキ106を制御する。
【0005】一方、メイン電源回路100からは、スイ
ッチなどを介さず直接的にマイコン108およびリモー
トコントローラからのコントロールコマンドを受信する
リモコン受光部109に対して電源が供給される。マイ
コン108は、操作パネル上の電源スイッチ(図示しな
い)によるユーザからの指示に基づきスイッチ101お
よび105を制御し、チューナ部102,映像処理部1
03,音声処理部104,メカデッキ106,およびマ
イコン107に対するメイン電源回路100からの電源
の供給のオン/オフの制御を行う。また、リモコン受光
部109において機器の電源をオン/オフするようなコ
マンドが受信されたら、リモコン受光部109からマイ
コン108に対して電源オン/オフの要求が送られ、こ
の要求に従い、マイコン108によってスイッチ101
および105の制御が行われる。
【0006】このように、機器の電源のオン/オフの制
御は、マイコン108によるスイッチ101および10
5の制御によって行われる。したがって、例えば機器の
電源をオフからオンの状態にするためには、電源オフ時
においても、マイコン108およびリモコン受光部10
9に対して電源が供給し続けられる。また、この電源オ
フ時には、例えばビデオカセットレコーダの場合、予約
録画のためのタイマ動作やメモリ保持のためにもマイコ
ン108に対して電源が供給される。このようにして機
器の電源オフ時にもマイコン108やリモコン受光部1
09に対して電源が供給され、待機状態とされる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、メイン電源
回路100は、このビデオカセットレコーダの動作時の
負荷電流において最大効率が出るように設計される。し
たがって、負荷電流が少ない待機状態(電源オフ時)で
は、極めて電源効率が悪くなり、このメイン電源100
において無駄に電力を消費してしまうという問題点があ
った。例えば、マイコン108およびリモコン受光部1
09における本来の消費電力が0.5W程度である場合
でも、メイン電源回路100においては、2W程度の電
力が消費されてしまう。また、構成によっては、5〜6
Wの電力が消費されてしまう場合もある。
【0008】また、このような電子機器は、例えば家庭
においては1日に数時間しか使用されない。したがっ
て、他の時間は機器を使用していなくてもこの電力が消
費されてしまうという問題点があった。
【0009】このような、電源オフ時の無駄な電力消費
を抑える手段として、図15に示されるように、低消費
電流用のサブ電源回路110をメイン電源回路100と
は別に設け、このサブ電源回路110からマイコン10
8およびリモコン受光部109に対して電源を供給する
ような方法がある。この場合、マイコン108によって
スイッチ111が制御され、これによりメイン電源回路
100に対する電源の供給のオン/オフが制御される。
また、サブ電源回路110からは、マイコン108およ
びリモコン受光部109に対して常時電源が供給され、
待機状態とされる。
【0010】このサブ電源回路110は、少ない負荷電
流用に設計されているため、図14に示した方法に比べ
て電源効率が良く、さらに、電源オフ時には、メイン電
源回路100では全く電力が消費されないため、低消費
電力化を図ることができる。しかし、この方法において
も、サブ電源回路110の電源効率を極端に向上させる
ことができない、また、マイコン108における消費電
力などの問題で、1W程度の電力が消費されてしまうと
いう問題点があった。
【0011】したがって、この発明の目的は、例えばビ
デオカセットレコーダのような電子機器における消費電
力を抑えるような低消費電力装置を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述した課
題を解決するために、機器に対する電源の接続を制御
し、電源オフ時には上記機器に対する電源の接続を開放
するマイコンと、上記電源により充電され、上記電源オ
フ時でも上記マイコンを含む動作電源を必要とする回路
に対して、上記電源オフ時に上記動作電源を供給する電
源供給手段と、上記電源オフ時に上記マイコンで監視さ
れる上記動作電源の電圧が第1の電圧値以下になったら
上記マイコンによって上記電源を接続し上記電源供給手
段に対する上記充電を行い、上記充電の完了が検出され
たら上記マイコンによって上記電源を開放し上記充電を
終了させる電源供給手段の制御手段とを有する低消費電
力装置において、 外部イベントおよび内部イベントを受
け付け可能とされ、マイコンの動作は、CPUが通常の
クロック周波数で動作する通常動作モードと、上記CP
Uが動作していない休止モードと上記通常のクロック周
波数より低いクロック周波数で上記CPUが動作してい
る上記動作電源の電圧検出動作を含む低クロック動作モ
ードとの間の遷移が間欠的に繰り返される低消費電力動
作モードとから成り、上記外部イベントまたは上記内部
イベントに基づいて、上記低消費電力動作モードから上
記通常動作モードへと遷移させることを特徴とする低消
費電力装置である。
【0013】
【0014】上述したように、この発明は、機器の電源
がオフの状態では、充電可能な電源供給手段によって動
作電源が必要な回路に電源が供給される。また、電源接
続手段による電源の制御によって、電源オフ時に間欠的
にこの電源供給手段に対する充電を行うことができる。
そのため、電源オフ時に動作電源を必要とする回路に対
する電源供給の際の消費電力を低減させることができ
る。
【0015】また、低消費電力動作時にマイコンの動作
モードを通常動作モードから低消費電力動作モードに遷
移させ、外部イベントや内部イベントによって低消費電
力動作モードから通常動作モードに遷移させることがで
きるため、消費電力を低減させることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。この発明は、メイン電源に対して、十分大き
い容量を持ち短時間で充電可能なバックアップ素子を設
け、待機状態である電源オフ時に、このバックアップ素
子対する充電/放電を所定の間隔で繰り返すことによっ
て、待機状態時に動作するマイコンなどの回路に対して
電源の供給を行うものである。また、この発明は、この
待機状態において、待機状態時に動作するマイコンを低
消費電力動作で動作させることで、消費電力の低減を図
るものである。
【0017】図1は、この発明が適用された電子機器
(この例ではビデオカセットレコーダ)の構成の一例を
概略的に示す。なお、この図においては、煩雑さを避け
るために、この発明の内容とは直接関係の無いオーディ
オ/ビデオ信号などの各信号線が省略されている。
【0018】商用電源のアウトレットに接続されたプラ
グ1から電源がこの電子機器に対して供給される。この
電源がスイッチ2を介してメイン電源回路3に供給され
る。供給されたこの電源は、例えばスイッチング電源か
ら成るメイン電源回路3によって整流および所定の電圧
で以て安定化がなされる。
【0019】メイン電源回路3で安定化された電源は、
スイッチ4を介してチューナ部5,映像処理部6,およ
び音声処理部7に対して供給される。また、メイン電源
回路3からの電源は、スイッチ8を介してメカデッキ9
およびマイコン10に対して供給される。さらに、メイ
ン電源回路3からの電源は、メイン電源回路3から順方
向に接続されたダイオード11を介して、バックアップ
素子12,マイコン13,およびリモコン受光部14に
対して供給される。
【0020】なお、例えばマイクロプロセッサから成る
マイコン10は、この機器において、例えばテープ走行
や各信号処理といった、ビデオカセットレコーダのシス
テム制御を行う。
【0021】リモコン受光部14は、リモートコントロ
ーラ(図示しない)から例えば赤外線で送信されたコン
トロールコマンドを受信し、受信した信号をマイコン1
3で処理するために適した形式に変換して、マイコン1
3に送る。このマイコン13は、例えばマイクロプロセ
ッサから成り、さらに、マイコン13と外部とのインタ
ーフェイスや各種のタイミング発生回路、また、マイコ
ン13に含まれるこれらの回路を動作させるためのクロ
ックを発生する発振回路などが含まれる。マイコン13
は、機器の操作パネルに配された電源スイッチ(図示し
ない)の操作に基づくスイッチ2の制御やリモコン受光
部14から送られたコントロールコマンドの解読および
このコマンドに基づく制御などを行う。また、このマイ
コン13は、予約録画の制御やこの機器が有する内部時
計の管理も行う。
【0022】なお、メイン電源回路3,バックアップ素
子12,マイコン13,およびマイコン13によって制
御されるスイッチ2によって、この発明による低消費電
力装置が構成される。
【0023】スイッチ2が導通状態、すなわち、電源オ
ン状態とされ機器が動作している間は、メイン電源回路
3からダイオード11を介してバックアップ素子12に
対して電源が供給されバックアップ素子12が充電され
る。上述の操作パネル上の電源スイッチが電源オフ状
態、すなわち、待機状態とされると、マイコン13の制
御によりスイッチ2,4,および8が開放状態とされ
る。すると、バックアップ素子12に対する電源の供給
が停止され、バックアップ素子12において放電が開始
される。
【0024】バックアップ素子12から放電された電荷
は、マイコン13およびリモコン受光部14に対して供
給され、これらマイコン13およびリモコン受光部14
の電源とされる。なお、ダイオード11がバックアップ
素子12に対して逆方向に接続されているため、このバ
ックアップ素子12から放電された電荷は、メイン電源
回路3には供給されない。
【0025】バックアップ素子12の両端の電位は、マ
イコン13によって監視される。バックアップ素子12
による放電が続き放電電位が所定の値より下がったら、
スイッチ2がマイコン13の制御によって導通状態とさ
れる。すると、バックアップ素子12に対して電源が供
給され、バックアップ素子12の充電が開始される。そ
して、バックアップ素子12が十分に充電されると、再
びマイコン13の制御によりスイッチ2が開放状態とさ
れる。
【0026】このときの、バックアップ素子12の充電
に要する電力は、例えば6W程度であり、メイン電源回
路3の電源効率の良い領域が使用できる。また、詳細は
後述するが、この待機状態におけるマイコン13の動作
は、例えばクロック周波数を落としての動作,あるいは
ストップモードやスリープモードでなされ、低消費電力
動作とされる。これにより、待機状態でのマイコン13
における消費電力が抑えられる。
【0027】そのため、待機状態において、マイコン1
3およびリモコン受光部14に対するバックアップ素子
12からの電力の供給は、極めて僅かで良い。例えば、
バックアップ素子12における充電/放電の際のデュー
ティが1/60、すなわち、1分の充電時間に対して6
0分の放電というような割合で、マイコン13およびリ
モコン受光部14に対して電力の供給が行われる。
【0028】なお、この待機状態において、スイッチ4
および8は、開放状態とされたままであるため、後続す
る回路に対する電源の供給は行われない。
【0029】図2は、この発明による低消費電力装置の
構成の一例をより詳細に示す。なお、この図において、
上述の図1と共通する部分については、同一の番号を付
しその詳細な説明を省略する。この装置が適用される電
子機器(この例ではビデオカセットレコーダ)の作動時
には、スイッチ2が導通状態とされており、商用電源が
プラグ1からスイッチ2を介してメイン電源回路3に供
給される。
【0030】商用電源がメイン電源回路3で安定した直
流電源とされ、充電制御回路20に供給される。この充
電制御回路20は、スイッチ2が開放状態から導通状態
とされメイン電源回路3が立ち上がった際に生じる過大
な電流を、後続の回路に流さないようにするためのもの
である。この充電制御回路20から出力された電源は、
この回路20に対して順方向に接続されたダイオード1
1を介して、バックアップ素子12,マイコン13,お
よびDC−DCコンバータ21に共に供給される。バッ
クアップ素子12において、充電が行われる。また、D
C−DCコンバータ21の出力は、一定の電源電圧とし
てリモコン受光部14に供給される。
【0031】この実施の一形態で用いられるバックアッ
プ素子12は、例えば、スーパーキャパシタと称され
る、内部に活性炭が充填され高密度とされた大容量のコ
ンデンサであり、一例として10F(ファラド)程度の
容量を有している。このスーパーキャパシタが用いられ
たバックアップ素子12は、内部インピーダンスが例え
ば1Ωあるいは10Ω程度と小さいため、通常1時間程
度かかる充電が1分程度で行える。そのため、このバッ
クアップ素子12に対する充電は、極めて短時間で完了
させることが可能である。さらに、このバックアップ素
子12は、内部インピーダンスが小さいため、DC−D
Cコンバータ21へ流す電流を大きくすることができ
る。
【0032】なお、上述の説明においては、電源オフ時
に電源を供給するためのバックアップ素子12にスーパ
ーキャパシタを用いたが、これはこの例に限定されるも
のではない。例えば、このバックアップ素子には、充電
可能な2次電池を用いることができる。
【0033】充電制御回路20は、電源の立ち上がり時
に、バックアップ素子12の内部インピーダンスが低い
ために発生する過大電流が後段に流れることを防止する
電流リミッタを有している。この電流リミッタは、例え
ば抵抗からなり、バックアップ素子12の両端電圧が所
定の電圧値を越えると、抵抗を切り換えて後段に流れる
電流を増大させることができるものである。この充電制
御回路20の詳細については、後述する。
【0034】図3は、この低消費電力装置が適用された
電子機器の待機状態における電力消費の一例を示す。先
ず、マイコン13の制御によって、図3Cに示されるタ
イミングで以てスイッチ2が開放状態にされる。これに
より、ビデオカセットレコーダの外側から見た場合、図
3AのタイミングAに示すように、このビデオカセット
レコーダにおける消費電力は、ゼロになる。このとき、
バックアップ素子12の電荷は、マイコン12およびD
C−DCコンバータ21に供給される。
【0035】そして、図3Bに示されるように、放電に
より次第にバックアップ素子12の両端電圧が低下す
る。このとき、リモコン受光部14には、上述したよう
にDC−DCコンバータ21により電圧が一定とされた
電源が供給される。
【0036】バックアップ素子12の両端の電位は、マ
イコン13によって常時監視される。そして、図3B中
のBで示されるように、この両端電圧が所定の電圧以下
となったとき、マイコン13の制御によってスイッチ2
が導通状態とされる。すると、商用電源からメイン電源
回路3に対して電源が供給され、バックアップ素子12
の充電が開始される。そして、図3B中のCで示される
ように、バックアップ素子12の両端電圧が所定の電圧
値以上となったとき、図3C中のDで示されるように、
マイコン13の制御によってスイッチ2が開放状態とさ
れる。待機状態においては、この動作が繰り返される。
【0037】この動作において、機器による商用電源に
よる電力消費は、図3に示される導通期間においてのみ
なされ、開放期間では消費電力は0である。したがっ
て、図3Aに示されるように、待機状態における機器の
商用電源の消費は、全体の平均電力とされる。これは例
えば、1分間の導通状態において6Wの電力が消費さ
れ、60分間開放状態が続く場合には、平均消費電力
は、0.1W/hとされる。
【0038】図4は、上述の充電制御回路20の構成の
一例を示す。この例においては、充電制御回路20は、
スイッチ60,充電制御回路61,62,および電圧検
出器63から成る。なお、スイッチ60は、電圧検出器
63の検出結果に基づく制御により、充電制御回路61
および62に対する接続が切り換えられる。
【0039】装置の待機状態において、図3に示すタイ
ミングBになりバックアップ素子12の両端電圧が所定
の電圧以下であると判断されると、マイコン13の制御
によりスイッチ2が導通状態とされ、メイン電源回路3
からスイッチ60,充電制御回路61,およびダイオー
ド11を介してバックアップ素子12が充電される。そ
して、電圧検出器63によってバックアップ素子12の
両端電圧がある定められた電圧を越えたと判断される
と、電圧検出器63からスイッチ60に対して切換信号
が供給され、スイッチ60の接続が切り換えられる。
【0040】メイン電源回路3からの電源電圧は、切り
換えられたスイッチ60を介して充電制御回路62へ供
給され、さらにダイオード11を介してバックアップ素
子12に供給され、バックアップ素子12が充電され
る。そして、図3に示すタイミングCとなったとき、す
なわち、バックアップ素子12の両端電圧がある定めら
れた電圧を越えたと判断されたとき、マイコン13の制
御によってスイッチ2が開放状態とされる。
【0041】この図4に示す充電制御回路20におい
て、充電制御回路61は、充電制御回路62よりも電流
制限が大きく設定される。電流制限の大きくされた充電
制御回路61は、バックアップ素子12の初期充電の過
電流制限に使用される。この充電制御回路61に比べ充
電制御回路62は、電流制限が小さくされ、より大きな
充電電流を発生するように構成されているため、積極的
な充電を行うことができる。この2つの充電制御回路6
1,62を効率良く制御することにより、バックアップ
素子12に対する短時間で効率的な充電を行うことが可
能となる。また、このような充電制御回路を多数用いて
電圧検出のステップを増やすことで、更に充電の効率を
高めることが可能である。
【0042】図5は、充電制御回路20の構成の他の例
を示す。この図5に示す充電制御回路20は、充電制御
回路70およびA/Dコンバータ回路71から構成され
る。図3に示すタイミングBになりバックアップ素子1
2の両端電圧が所定の電圧以下であると判断されると、
マイコン13の制御によりスイッチ2が導通状態とさ
れ、メイン電源回路3からスイッチ21,充電制御回路
61,およびダイオード11を介してバックアップ素子
12が充電される。このとき、バックアップ素子12の
両端電圧がA/Dコンバータ回路71に供給され、この
電圧値がアナログ値からディジタル値へ変換される。
【0043】ディジタル値へ変換された両端電圧値は、
A/Dコンバータ回路71から充電制御回路70に供給
される。充電制御回路70は、電子ボリュームから構成
され、A/Dコンバータ回路71から供給されるディジ
タル値に対応したインピーダンス(抵抗)に設定され
る。すなわち、充電制御回路70では、バックアップ素
子12の両端電圧に応じて、電子ボリュームの制御(充
電制御)が行われる。具体的には、バックアップ素子1
2の両端電圧が低いときには電子ボリュームのインピー
ダンスが高く、充電が進み両端電圧が高くなるに従って
インピーダンスが低くなる。これらの制御から、さらに
効率的な充電を行うことができる。
【0044】図6,図7は、マイコン13によるスイッ
チ2の制御の方法の例を示す。図6は、リレー30によ
ってスイッチ2が構成される例である。図6Aは、電源
が商用電源からDCアダプタを介して直流電源として供
給される例である。図6Bは、電源が商用電源のアウト
レットから直接的に機器に供給され、トランス31で変
圧された交流電源をダイオードブリッジ31で整流しコ
ンデンサ32で平滑化して直流電源とする例である。ま
た、図6Cは、商用電源から直接的に供給された電源を
スイッチング電源33で直流安定化して電源とする例で
ある。これらの例の何れにおいても、マイコン13から
の制御信号によって駆動制御され開閉されるリレー30
によって、電源のオン/オフの制御が行われる。
【0045】また、図7は、電子的手段によってスイッ
チ2が構成される例である。図7Aに示される方法にお
いては、機器に供給された商用電源がスイッチング電源
34で直流安定化される。このスイッチング電源34の
制御トランジスタ35のベース〜エミッタ間を短絡させ
ることによって、このスイッチング電源の動作を止め電
源の供給を停止させることができる。
【0046】すなわち、制御トランジスタ35のベース
〜エミッタ間に接続された抵抗36の両端に、トランジ
スタ37のコレクタおよびエミッタをそれぞれ接続す
る。このトランジスタ37のベースに入力が無く、開放
状態の場合には、トランジスタ37のコレクタ〜エミッ
タ間は非常に高抵抗とされており、スイッチング電源3
4は、動作する。一方、トランジスタ37のベースに対
して、マイコン13からのスイッチ2に対する制御信号
に基づいた信号を供給することでこのトランジスタ37
のコレクタ〜エミッタ間を導通状態とすることができ
る。これにより、スイッチング電源34の動作を停止さ
せることができ、電源のオン/オフの制御を行うことが
できる。
【0047】図7Bは、スイッチング素子、例えばトラ
イアック38でスイッチ2を構成した例である。この場
合には、トライアック38のゲート39に、マイコン1
3からのスイッチ2に対する制御信号に基づいた信号を
供給することで、電源の供給の制御を行うことができ
る。
【0048】次に、上述の電源の制御と併用することで
より装置の消費電力を低減することができる、マイコン
13の低消費電力動作について説明する。このマイコン
13の低消費電力動作は、スイッチ2が開放状態とされ
た待機状態において用いるとより効果的なものである。
【0049】マイコン13を低消費電力動作させるため
には、スリープモード,ストップモード,メインクロッ
ク分周動作モード,およびサブクロック動作モードの4
種類の動作モードが考えられる。マイコン13がこれら
のどのモードで動作するかは、ソフトウェアで設定可能
である。図8は、マイコン13の内部構成およびこれら
の各モードにおけるマイコン13の動作を示す。マイコ
ン13は、例えば16MHzのクロック周波数を有する
メインクロックおよびメインクロックより遅い例えば3
2KHzのクロック周波数を有するサブクロックとの、
2つのクロックで動作することができる。
【0050】16MHzのメインクロックは、例えば水
晶発振子40の固有振動を基準として発振回路41によ
って生成される。生成されたこのメインクロックは、マ
イコン13の周辺ハードウェア42に供給されると共
に、タイミングジェネレータ43に供給される。タイミ
ングジェネレータ43は、供給されたクロックをCPU
44を動作させるためのCPUクロックに変換するもの
である。タイミングジェネレータ43に供給されたメイ
ンクロックは、CPUクロックに変換されCPU44に
供給される。
【0051】同様に、32KHzのサブクロックが例え
ば水晶発振子45の固有振動を基準として発振回路46
によって生成され、周辺ハードウェア42およびタイミ
ングジェネレータ43に共に供給される。タイミングジ
ェネレータに供給されたサブクロックは、CPUクロッ
クに変換されCPU44に供給される。このサブクロッ
クは、マイコン13における時計用のクロックである。
【0052】周辺ハードウェア42は、マイコン13の
外部に対するインターフェイスを有し、例えば機器の操
作パネルからのキー入力や、リモコン受光部によって受
信されたリモートコントローラのコントロールコマンド
がこの周辺ハードウェア42に供給される。さらにこの
周辺ハードウェア42には、上述のバックアップ素子1
2における放電電圧の検出結果の供給のためのI/Oポ
ートも設けられる。
【0053】これらの、マイコン13を構成する各部の
動作状態は、上述の各動作モードによってそれぞれ異な
る。図8Aに示されるスリープモードにおいては、サブ
クロックを生成する発振回路46が動作しており、マイ
コン13のCPUクロックおよび周辺ハードウェア42
に対するクロックがスピードの遅いサブクロックから供
給される。一方、メインクロックを生成する発振回路4
1が停止状態とされており、タイミングジェネレータ4
3およびCPU44が共に停止状態とされる。また、周
辺ハードウェア42は、その機能の一部のみが動作状態
とされる。
【0054】図8Bに示されるストップモードにおいて
は、メインクロックおよびサブクロックの何れも停止状
態とされる。したがって、タイミングジェネレータ43
およびCPU44は、共に停止状態となっている。周辺
ハードウェア42は、その一部の機能のみが動作状態と
される。
【0055】図8Cに示されるメインクロック分周動作
モードにおいては、メインクロックおよびサブクロック
の何れも生成され、これらのクロックは、周辺ハードウ
ェア42およびタイミングジェネレータ43に供給され
る。そして、タイミングジェネレータ43に供給された
メインクロックは、タイミングジェネレータ43におい
て例えば1MHzに分周され、より遅いクロックとされ
てCPU44に供給される。
【0056】図8Dに示されるサブクロック動作モード
においては、メインクロックが停止状態とされ、サブク
ロックだけが生成される。このサブクロックが周辺ハー
ドウェア42およびタイミングジェネレータ43を介し
てCPU44に対して供給される。したがって、マイコ
ン13は、このサブクロックに基づき動作する。
【0057】上述のマイコン13の動作の各モードにお
いて、消費電力の小さい順に並べると、ストップモード
<スリープモード<サブクロック動作モード<メインク
ロック分周動作モード、となる。これらのモードのう
ち、メインクロック分周モードおよびサブクロック動作
モードにおいては、CPU44を動作させることができ
る。また、スリープモードでは、CPU44の動作が停
止されているためイベント処理などを行うことはできな
いが、サブクロックの生成は行われている。
【0058】この実施の一形態におけるマイコン13の
低消費電力動作は、これらの各モードのうち、スリープ
モードおよびサブクロック動作モードとを所定の間隔で
交互に行うことによってなされる。例えば、スリープモ
ードが100msec続けられた後、サブクロック動作
モードが900msec続けられる。この1secの周
期が待機状態において繰り返される。
【0059】図9は、スリープモードにおけるマイコン
13の内部の動作状態の一例を示す。このスリープモー
ドでは、上述したように、メインクロックを生成するた
めの発振回路41,タイミングジェネレータ43,およ
びCPUが停止状態とされ、周辺ハードウェア42の一
部が動作状態とされる。
【0060】この周辺ハードウェア42を構成する回路
のうち、I/Oポートおよびリモコン受信部は、割り込
み入力に対するインターフェイスである。これらのう
ち、I/Oポートに対してキー入力などの外部からの入
力が供給される。また、リモコン受信部によってリモコ
ン受光部14からの信号が受け付けられる。さらに、図
示しないが、この周辺ハードウェア42には、電源電圧
の検出を行う電源検出ポート、およびスイッチ2を制御
するための電源コントロールポートが含まれる。これら
のポートは、I/Oポートに含まれる。電源コントロー
ルポートが‘H’および‘L’とされることによって、
スイッチ2がそれぞれ導通状態および開放状態とされ
る。これらの回路は、発振回路46で生成されたサブク
ロックが供給され、このスリープモードにおいて動作状
態とされる。
【0061】それに対して、この周辺ハードウェア42
に含まれる他の回路、例えばA/Dコンバータ,シリア
ルI/O,タイマ・カウンタ,タイムベースカウンタ,
PPG(Programable Patern Generator),RTG(real
Time Generator) ,PWM(パルス幅変調器)といっ
た、割り込み処理と関係のない回路は、停止状態とされ
る。
【0062】図10は、マイコン13における、低消費
電力動作状態およびメインクロックが動作している通常
動作状態との状態遷移の様子を概略的に示す。機器の待
機状態である電源オフ時には、マイコン13は、ステッ
プS10の低消費電力動作状態とされている。このと
き、上述したように、周辺ハードウェア42において、
I/Oポートおよびリモコン受信回路が動作状態とされ
ている。
【0063】この待機状態において、例えば機器のパネ
ル上のキー操作やリモートコントローラからのコントロ
ールコマンドによる電源オンの指示が周辺ハードウェア
42のI/Oポートやリモコン受信回路に与えられる
と、マイコン13は、ステップS11の割り込み発生状
態とされる。すると、マイコン13において発振回路4
1においてメインクロックの生成が開始され、マイコン
13がステップS12のメインクロックによる動作に切
り替わる。
【0064】図11,図12は、このマイコン13がビ
デオカセットレコーダに対して適用された場合の、低消
費電力動作状態における処理のフローチャートである。
これらの図に示される処理は、ビデオカセットレコーダ
の電源オフ中に実行され、ビデオカセットレコーダの動
作の全体の処理フロー中に含まれる。
【0065】機器の全体の動作の処理を行うメインルー
チンから、この低消費電力動作状態における最初の処理
であるステップS20に移行する。ステップS20で、
機器の電源がオンにされたかどうかが判断される。若
し、オンにされたと判断されたら、処理はステップS2
1に移行する。このステップS21では、ウェイトタイ
マの設定が行われる。このウェイトタイマは、マイコン
13に含まれ(図示しない)、バックアップ素子12の
充電時間の設定を行うためのタイマである。このウェイ
トタイマは、例えば電池により電源を供給され、常に動
作する。機器に最初に電源を入れたときに、このウェイ
トタイマで設定された時間だけ、バックアップ素子12
に対する充電時間が確保される。この充電時間は、例え
ば5分に設定される。
【0066】例えば、工場出荷直後でバックアップ素子
12に充電がなされていないような状態から機器の電源
をオンにして直ぐにオフにしたような場合、機器の正常
な動作が期待できない。上述のようにウェイトタイマの
設定が行われると、このような場合でもバックアップ素
子12に対する充電時間を確保することができる。
【0067】このように、ステップS21でウェイトタ
イマの設定が行われると、処理は次のステップS22に
移行し、ウェイトタイマのタイマ値のデクリメントがな
され、マイコン13によってスイッチ2が導通状態に制
御され、バックアップ素子12に対する充電が開始され
る。そして、処理はステップS23に移行し、リモート
コントローラやキー入力によるコマンドの内容が電源オ
ンを指示するものであるかどうかが判断される。そし
て、このステップS23において、このコマンドが電源
オンの指示でなければ、処理はメインルーチンに戻され
る。また、この間にもウェイトタイマのデクリメントは
続けられており、ウェイトタイマがタイムアウトするま
でバックアップ素子12に対する充電が続けられる。
【0068】また、ステップS23において、コマンド
の内容が電源オンを指示するものであると判断されれ
ば、処理はステップS24に移行する。このステップS
24では、この指示に従い、先ず、マイコン13の周辺
ハードウェア42に含まれる、電源検出ポートや電源コ
ントロールポートなどの各種ポートの設定が通常設定と
される。そして、マイコン13の制御によってスイッチ
2が導通状態とされ、機器の電源がオンとされる。な
お、マイコン13によって設定される各種ポートの設定
については後述する。
【0069】一方、上述のステップS20において、電
源がオンされていない、すなわちオフ状態であると判断
された場合、処理はステップS25に移行する。このス
テップS25では、ウェイトタイマにおけるタイマ値の
デクリメントが終了し、タイムアウトしたかどうかが判
断される。若し、ウェイトタイマがタイムアウトしてい
ないと判断されたら、処理はステップS22に移行し、
ウェイトタイマのデクリメントが行われる。
【0070】また若し、ステップS25において、ウェ
イトタイマがタイムアウトしたと判断されたら、処理は
ステップS26に移行する。このステップS26から、
電源オフ状態とされバックアップ素子12の放電による
動作が開始される。先ず、ステップS26では、機器の
前面に配された操作パネルにおける不要な表示が消され
る。例えば、時刻表示だけを残して、他の表示が全て消
される。また、単に表示の明るさを電源オン時の半分に
するなどの方法でもよい。
【0071】次のステップS27で、周辺ハードウェア
42に含まれるポートのうち、例えばシリアルI/Oポ
ートといった、電源オフ状態で使用されないポートが入
力設定される。これは、使用されないポートに対して電
流を流さないように設定することによってなされる。そ
して、次のステップS28において、バックアップ素子
12に対する充電時間用のタイマの設定が行われる。こ
の充電時間用タイマは、例えばマイコン13の周辺ハー
ドウェア42に含まれる。この充電時間用タイマによっ
て、上述の図3に示される待機状態における電力消費の
導通時間が設定される。バックアップ素子12の充電
は、実際には両端が所定の電圧値に達したところで終了
されるため、この充電時間の設定は、補助的なものであ
る。
【0072】そして、次のステップS29において、3
2KHzタイマ・カウンタが略1secでカウントアッ
プするように設定される。この32KHzタイマ・カウ
ンタは、マイコン13の周辺ハードウェア42に含まれ
るもので、発振回路46によって生成されたサブクロッ
クに基づきカウントを行う。上述のスリープモードおよ
びサブクロックモードとの遷移の周期がこの32KHz
タイマ・カウンタで略1secに設定される。
【0073】次のステップS30において、マイコン1
3がスリープモードおよびサブクロック動作モードに遷
移する。図12は、このステップS30の処理の詳細を
示す。なお、図11における記号A,B,およびCは、
図12における記号A,B,およびCにそれぞれ対応す
る。
【0074】処理がステップS30のスリープモードお
よびサブクロック動作モードに移行すると、先ず、最初
のステップS40で、マイコン13の動作モードがスリ
ープモードに遷移する。これは、マイコン13におい
て、16MHzのメイクロックの発振を行う発振回路4
1が停止され、32KHzのサブクロックの発振を行う
発振回路46のみが動作することによってなされる。
【0075】上述したように、このマイコン13の低消
費電力動作状態においては、上述のステップS29で設
定された1secを単位として、スリープモードとサブ
クロック動作モードとが交互に遷移され、これらのモー
ドが間欠的に実行される。この遷移のタイミングは、例
えば100msecのスリープモードの期間の後サブク
ロック動作モードに遷移し、900msecのサブクロ
ック動作モードの後に再びスリープモードに戻るように
される。
【0076】このように、ステップS40におけるスリ
ープモードへの遷移から100msec経過した後、マ
イコン13の動作モードがサブクロック動作モードに遷
移し、処理はステップS41に移行する。このサブクロ
ックモードにおいては、上述したように、マイコン13
におけるCPU44およびタイミングジェネレータ43
とが32KHzの周波数であるサブクロックに基づき動
作する。したがって、このサブクロック動作モードにお
いては、CPU44に対するトリガなどが有効とされ
る。このステップS41で、CPU44によって、この
マイコン13が組み込まれたビデオカセットレコーダの
内部時計の更新がなされる。
【0077】この内部時計は、例えば所定の放送チャン
ネルおよび時刻における時報を受信することによって時
刻を校正する、ジャストクロックと称されるシステムに
よって校正される。例えば、7:00および15:00
の時報で時刻を校正する場合、内部時計の時刻情報に基
づきこれらの時刻の1分前にビデオカセットレコーダの
電源がオンとされ、これらの時報を受信した時点で内部
時計の校正が行われる。ビデオカセットレコーダにおけ
る、ユーザによって予約された指定時刻に指定チャンネ
ルの放送の録画を開始する予約録画などの動作は、この
内部時計の時刻情報に基づいて行われる。
【0078】次のステップS42において、更新された
内部時計の時間情報に基づき、予約録画などの予約情報
のチェックが行われる。この予約情報は、例えばビデオ
カセットレコーダが有するメモリ(図示しない)に、予
めユーザによって記憶されており、CPU44によって
このメモリがアクセスされることによってなされる。予
約情報のチェックが行われると、処理はステップS43
に移行する。
【0079】ステップS43において、周辺ハードウェ
ア42に含まれる電源検出ポートのチェックが行われ
る。この電源検出ポートによって電源電圧の検出が行わ
れ、CPU44によってこの電源検出ポートがチェック
されることによって、バックアップ素子12の放電状態
を知ることができる。例えば、この電源検出ポートには
電源電圧の電圧値が供給され、この電圧値が予め設定さ
れたしきい値より低い値を示しているときには、
‘L’,高い値を示しているときには‘H’とするよう
な判断がCPU44によってなされる。
【0080】若し、検出値が‘L’であると判断されれ
ば、バックアップ素子12に対する充電が必要であると
され、処理はステップS44に移行する。このステップ
S44では、バックアップ素子12の充電時間用タイマ
の設定が行われる。そして、処理は次のステップS45
に移行し、電源コントロールポートが‘H’とされるこ
とによりスイッチ2が導通状態とされ、バックアップ素
子12に対する充電が行われる。この充電は、上述の充
電時間用タイマがタイムアップすることによって終了さ
れる。また、バックアップ素子12の充電状態を監視
し、充電が完了したと判断された時点で充電を終了させ
てもよい。
【0081】ステップS45において電源コントロール
ポートが‘H’とされると、処理はCPU44に対する
割り込み処理を発生させるステップS49に移行する。
このステップS49についての説明は、後述する。
【0082】一方、上述のステップS43において、電
源電圧の検出値が‘H’であると判断されれば、処理は
ステップS46に移行し、充電時間用タイマがデクリメ
ントされる。そして、処理は次のステップS47に移行
し、充電時間用タイマが0となったかどうかが判断され
る。若し、タイマが0になっていないと判断されれば、
バックアップ素子12に対する充電を行うべきであると
判断され、処理はステップS45に移行する。そして、
電源コントロールポートが‘H’とされ、充電が開始さ
れる。
【0083】また若し、ステップS47において、タイ
マが0になっていると判断されれば、処理は次のステッ
プS48に移行し、電源コントロールポートが‘L’と
され、バックアップ素子12に対する充電が終了され
る。そして、処理はステップS49に移行する。
【0084】以降のステップS49,ステップS50,
およびステップS51は、このサブクロック動作モード
における、CPU44に対する割り込み処理を行うステ
ップである。ステップS49において、機器の操作パネ
ル上に配されたキーによるコマンド入力がなされたかど
うかが調べられる。これは、例えば、これらの入力手段
からの信号のエッジを検出することによってなされる。
若し、キーによるコマンド入力があれば外部イベントに
よる割り込みが発生したとされ、処理は図中のCのフロ
ーから図11のフローチャートに移る。
【0085】なお、このステップS49における入力
は、キーによるものに限られない。例えば、ビデオカセ
ットレコーダにおけるテープのイジェクト機構にセンサ
を設け、テープの挿入を検出する際の信号のエッジをこ
の入力としてもよい。
【0086】一方、ステップS49において、キー入力
がなければ、処理はステップS50に移行し、リモート
コントローラのコントロールコマンドの入力があるかど
うかが調べられる。若し、マイコン13の周辺ハードウ
ェア42のリモコン受信回路に対して、例えば電源オン
の指示があれば外部イベントによる割り込みが発生した
とされ、処理は図中のCのフローから図11のフローチ
ャートに移る。
【0087】一方、ステップS50において、リモコン
受信回路に対する指示がなければ、処理はステップS5
1に移行し、予約イベントの実行時刻の所定時間、例え
ば1分前であるかどうかが、ビデオカセットレコーダの
内部時計の時刻情報を参照することによって判断され
る。この予約イベントとは、例えば、上述の予約録画の
実行、また、上述した、ジャストクロックによる内部時
計の校正がある。また、米国などにおいては、テレビジ
ョン信号の垂直ブランキング期間にテレビジョンの番組
情報を挿入し伝送するサービスが行われているが、この
番組情報の自動受信などもこの予約イベントで定義する
ことができる。
【0088】若し、予約イベントの実行時刻の例えば1
分前でないと判断されれば、処理はステップS40に戻
り、マイコン13の動作モードが再びスリープモードに
遷移する。
【0089】一方、ステップS51で、予約イベントの
開始時刻の例えば1分前であると判断されたら、内部イ
ベントによる割り込みが発生したとされ、処理は図中の
Bから図11のフローチャートに戻り、ステップS31
に移行する。このステップS31において、マイコン1
3の動作が通常動作状態に戻される。すなわち、発振回
路41が動作状態とされ、周波数16MHzのメインク
ロックが生成される。そして、CPU44の動作がこの
メインクロックに基づいたメインクロック動作とされ
る。
【0090】次のステップS24において、上述したよ
うに、マイコン13の周辺ハードウェア42に含まれ
る、電源検出ポートや電源コントロールポートなどの各
種ポートの設定が通常設定とされる。そして、マイコン
13の制御によってスイッチ2が導通状態とされ、機器
の電源がオンとされる。そして、処理は機器の処理のメ
インルーチンに戻る。
【0091】一方、ステップS51で、キー入力やリモ
コン受信回路に対する入力による割り込みがあったら、
処理は図中のCから図11のフローチャートに戻り、ス
テップS32に移行する。このステップS32では、上
述のステップS31と同様、発振回路41が動作状態と
され、マイコン13が周波数16MHzのメインクロッ
クに基づく通常動作状態に戻される。
【0092】そして、次のステップS33において、ウ
ェイトタイマの設定がなされ、処理はステップS23に
移行する。このステップS23では、上述のステップS
49やステップS50におけるリモートコントローラや
キー入力によるコマンドの内容が電源オンを指示するも
のであるかどうかが判断される。そして、このコマンド
の内容が電源オンを指示するものであると判断されれ
ば、処理はステップS24に移行し、ポートの設定が行
われ、スイッチ2の制御によって機器の電源がオンとさ
れる。また若し、コマンドが電源オンを指示する内容で
ないと判断されれば、処理はそのまま機器の処理のメイ
ンルーチンに戻る。
【0093】なお、上述のステップS41からステップ
S51までの処理は、サブクロック動作モードで行われ
る。上述の説明においては、このサブクロック動作モー
ドとスリープモードは、上述の32KHzカウンタの設
定における1secの単位の中で、それぞれ900ms
ec,100msecに割り当てられたが、これはこの
例に限定されるものではない。例えば、このサブクロッ
ク動作モードおよびスリープモードとの間の遷移は、サ
ブクロック動作モードに要する時間の余りをスリープモ
ードに割り当てるようにしてもよい。
【0094】また、CPU44に対する割り込み処理を
行う、ステップS49,S50,S51の順序は、機器
に対して設定されたこれらの処理に対する優先順位に基
づいて任意に変更することができる。
【0095】なお、上述の説明では、低消費電力動作モ
ードにおいては、CPUの動作がスリープモードおよび
サブクロック動作モードとが組み合わされるとしたが、
これはこの例に限定されるものではない。例えば、内部
に時計を有しないような装置においては、サブクロック
動作モードと図6Bに示されるストップモードとを組み
合わせることにしてもよい。また、図6Cに示されるメ
インクロック分周動作モードと、スリープモードあるい
はストップモードとを組み合わせるようにしてもよい。
【0096】次に、この発明の実施の一形態の変形例
を、図13を参照しながら説明する。上述の実施の一形
態は、この発明による低消費電力装置が1台のマイコン
でシステムが制御されるビデオカセットレコーダに適用
された。それに対して、この変形例は、この発明による
低消費電力装置が複数のマイコンを有する機器に対して
適用された例である。図13は、この複数のマイコンを
有する機器にこの発明による低消費電力装置を適用させ
た例を概略的に示す。なお、この図では、低消費電力装
置および低消費電力動作状態をさせるマイコンのみを示
し、これらのマイコンで制御される他の回路は省略され
ている。
【0097】この機器は、1台のメインマイコン50と
複数(例えばN個)のサブマイコン511 ,512 ,・
・・,51N とから成り、メイン電源52からこれらメ
インマイコン50およびサブマイコン511 ,512
・・・,51N に対して電源Vddが供給される。メイン
電源52には、メインマイコン50によって導通状態/
開放状態が制御される電源スイッチを介して外部からの
電源が供給される。また、メインマイコン50は、サブ
マイコン511 ,512 ,・・・,51N それぞれの動
作を制御することができる。
【0098】メインマイコン50およびサブマイコン5
1 ,512 ,・・・,51N は、通常は例えば16M
Hzの周波数を有するメインクロックに基づいて動作す
るが、ソフトウェアなどの設定によって、メインクロッ
クより低い、例えば32KHzの周波数を有するサブク
ロックに基づいた動作を行うことができる。また、これ
らメインマイコン50およびサブマイコン511 ,51
2 ,・・・,51N に対して通信やポート制御を行うこ
とによって、割り込み処理を行うことができる。
【0099】メイン電源52は、外部からの電源の供給
が無くても機器に対して電源を供給することが可能な、
電源バックアップ手段を有している。この電源バックア
ップ手段には、例えば、上述したようなスーパーキャパ
シタによるバックアップ素子を利用した電源を用いるこ
とができる。
【0100】電源スイッチが開放状態とされ、機器の電
源がオフのときには、メインマイコン50およびサブマ
イコン511 ,512 ,・・・,51N は、上述の実施
の一形態と同様に、スリープモードおよびサブクロック
動作モードとが間欠的に繰り返される、低消費電力動作
状態とされる。この電源オフ時には、これらメインマイ
コン50およびサブマイコン511 ,512 ,・・・,
51N に対しては、バックアップ素子から電源が供給さ
れる。
【0101】この電源オフ時のメインマイコン50の処
理は、上述の実施の一形態における処理と同様のもので
ある。すなわち、メインマイコン50によってバックア
ップ素子から供給される電源電圧のチェックが行われ、
電圧値が所定のしきい値以下になるとマイコン50の制
御によって電源スイッチが導通状態とされ、バックアッ
プ素子に対して充電が行われる。そして、充電が完了す
ると、マイコン50の制御によって電源スイッチが開放
状態とされる。そして、このメインマイコン50に対し
て、外部からの通信やポート制御などによって割り込み
処理が行われた場合には、この処理が電源オンの指示で
あるかどうかが判断される。若し、電源オンの指示であ
るならば、メイン電源52の電源スイッチが導通状態と
なるように制御され、また、メインマイコン50および
サブマイコン511 ,512 ,・・・,51N の動作が
サブクロック動作による低消費電力動作状態からメイン
クロック動作による通常動作状態に戻される。
【0102】一方、この機器の電源オン時には、複数あ
るサブマイコン511 ,512 ,・・・,51N の全て
が常に動作している必要があるとは限らない。例えば、
サブマイコン511 および512 のみの動作が必要な場
合や、あるいは、メインマイコン50のみが動作し、サ
ブマイコン511 ,512 ,・・・,51N 何れの動作
も必要では無い場合も考えられる。このような場合に、
動作の必要が無いサブマイコンをメインクロックによる
通常動作をさせてしまうと、無駄に電力を消費してしま
うことになる。
【0103】そこで、この実施の一形態の変形例では、
メインマイコン50の制御によって、動作する必要の無
いサブマイコンを低消費電力動作させ待機状態とする。
そして、通信やポート制御によって、待機状態とされた
サブマイコンに対してメインクロックによる通常動作状
態への遷移の要求がなされた場合、そのサブマイコンを
サブクロックによる低消費電力動作状態からメインクロ
ックによる通常動作状態に戻す。
【0104】このように、複数のマイコンを有する機器
において、必要なマイコンのみをメイクロックによる通
常動作状態とし、その他のマイコンを低消費電力動作状
態とすることによって、全体として機器の消費電力を削
減することができる。
【0105】なお、サブマイコン511 ,512 ,・・
・,51N における、通常動作状態および低消費電力動
作状態との切り替えは、メインマイコン50の制御によ
って行うことができる。また、上述の図11,図12に
示されるフローチャートにおいて、それぞれの判断条件
などをサブマイコンの使用目的に応じて適宜設定し、通
信やポート制御によって割り込み処理が入った場合に、
サブマイコン511 ,512 ,・・・,51N の動作を
この処理に従って切り換えるようにしてもよい。さら
に、これらの方法を組み合わせることもできる。
【0106】なお、上述では、この発明がビデオカセッ
トレコーダに適用されるように説明したが、これはこの
例に限定されるものではない。この発明は、電源オフ時
に待機状態となり、特定のイベントをトリガとして待機
状態から復帰し電源オンとなるような機器であれば、他
の電子機器にも適用できるものである。例えば、リモー
トコントローラによって電源のオン/オフを指示するよ
うなテレビジョン受像機やオーディオ機器に対してこの
発明を適用することができる。また、電話やファックス
装置に対してこの発明を適用した場合、例えば、電話の
コールをトリガとすることによって、これらの機器にお
ける所定の機能を起動させることができる。
【0107】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、例えばビデオカセットレコーダなどの電子機器が待
機状態となる時間において、完全にAC電源が切り離さ
れ、マイクロプロセッサなどの待機状態において動作す
る必要のある回路は、バックアップ素子によりバックア
ップされている電力によって動作しているので、この状
態でビデオカセットレコーダを外側から見れば消費電力
を実質的に0Wとすることができる効果がある。
【0108】また、この発明によれば、バックアップ素
子の充電がバックアップ時間に対して非常に短時間で行
われる。そのため、ビデオカセットレコーダを外側から
見たトータルの消費電力を殆ど0Wに近くすることがで
き、機器の消費電力を大幅に低減することができる効果
がある。
【0109】また、この発明によれば、機器の待機状態
において、機器の電源のオン/オフの制御を行うマイコ
ンの動作は、CPUが休止しているスリープモードと、
より低いクロック周波数でCPUが動作するサブクロッ
ク動作モードとが間欠的に繰り返される、低消費電力動
作状態によって行われる。そのため、待機状態における
電力消費を低減できる効果がある。
【0110】また、この発明の変形例によれば、複数の
マイコンを有する機器において、そのとき動作する必要
のあるマイコンだけをクロック周波数の高いメインクロ
ックによる通常動作とし、動作の必要の無いマイコンを
クロック周波数の低い低消費電力動作状態で動作させる
ことができる。そのため、このような複数のマイコンを
有する機器において、全体として消費電力を低減させる
ことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用されたビデオカセットレコーダ
の構成の一例を概略的に示すブロック図である。
【図2】この発明による低消費電力装置の構成の一例を
示す略線図である。
【図3】低消費電力装置による待機状態における電力消
費の一例を示す略線図である。
【図4】充電制御回路の構成の一例を示すブロック図で
ある。
【図5】充電制御回路の構成の他の一例を示すブロック
図である。
【図6】マイコンによるスイッチの制御の方法の例を示
す略線図である。
【図7】マイコンによるスイッチの制御の方法の例を示
す略線図である。
【図8】マイコンの内部構成および各モードにおける動
作を示す略線図である。
【図9】スリープモードにおけるマイコンの動作状態の
一例を示す略線図である。
【図10】マイコンの低消費電力動作状態および通常動
作状態との状態遷移の様子を概略的に示す略線図であ
る。
【図11】この発明がビデオカセットレコーダに適用さ
れた場合の、低消費電力動作状態における処理のフロー
チャートである。
【図12】この発明がビデオカセットレコーダに適用さ
れた場合の、低消費電力動作状態における処理のフロー
チャートである。
【図13】複数のマイコンを有する機器にこの発明によ
る低消費電力装置を適用させた例を概略的に示す略線図
である。
【図14】従来の電子機器による電源構成の一例を概略
的に示すブロック図である。
【図15】従来の電子機器による電源構成の一例を概略
的に示すブロック図である。
【符号の説明】
2・・・スイッチ、3・・・メイン電源、12・・・バ
ックアップ素子、13・・・マイコン、42・・・周辺
ハードウェア、44・・・CPU
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 英則 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソ ニー株式会社内 (56)参考文献 特開 平7−284225(JP,A) 特開 平7−302133(JP,A) 特開 平8−8681(JP,A) 特開 平7−121259(JP,A) 特開 平2−294712(JP,A) 特開 平1−170515(JP,A) 特開 平4−328410(JP,A) 実開 昭61−77636(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02J 1/00 G06F 1/26 G06F 1/32 H02J 7/00 - 7/10

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 機器に対する電源の接続を制御し、電源
    オフ時には上記機器に対する電源の接続を開放するマイ
    コンと、上記電源により充電され、上記電源オフ時でも
    上記マイコンを含む動作電源を必要とする回路に対し
    て、上記電源オフ時に上記動作電源を供給する電源供給
    手段と、上記電源オフ時に上記マイコンで監視される上
    記動作電源の電圧が第1の電圧値以下になったら上記マ
    イコンによって上記電源を接続し上記電源供給手段に対
    する上記充電を行い、上記充電の完了が検出されたら上
    記マイコンによって上記電源を開放し上記充電を終了さ
    せる電源供給手段の制御手段とを有する低消費電力装置
    において、 外部イベントおよび内部イベントを受け付け可能とさ
    れ、マイコンの動作は、CPUが通常のクロック周波数
    で動作する通常動作モードと、上記CPUが動作してい
    ない休止モードと上記通常のクロック周波数より低いク
    ロック周波数で上記CPUが動作している上記動作電源
    の電圧検出動作を含む低クロック動作モードとの間の遷
    移が間欠的に繰り返される低消費電力動作モードとから
    成り、 上記外部イベントまたは上記内部イベントに基づいて、
    上記低消費電力動作モードから上記通常動作モードへと
    遷移させることを特徴とする低消費電力装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の低消費電力装置におい
    て、 上記低クロック動作モード時に時計の更新を行うことを
    特徴とする低消費電力装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の低消費電力装置におい
    て、 上記休止モードと低クロック動作モードとの間の遷移は
    1秒を周期として行うことによって上記低消費電力動作
    モードで時計の更新を行うことを特徴とする低消費電力
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2または請求項3
    に記載の低消費電力装置において、 上記時計による時刻情報に基づき動作するタイマをさら
    に有し、 上記内部イベントは、予め予約された時刻情報に基づく
    タイマ動作で発生するものであって、該タイマ予約によ
    って指定された開始時刻よりも前に上記低消費電力モー
    ドから上記通常動作モードへの遷移が行われるようにさ
    れたことを特徴 とする低消費電力装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の低消費電力装置におい
    て、 上記タイマ動作によって、到来する外部データの取り込
    みを行うことを特徴とする低消費電力装置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の低消費電力装置におい
    て、 上記外部イベントは、リモートコントローラにより発生
    するものであって、 受信された上記リモートコントローラからの信号のエッ
    ジによって上記マイコンに対する割り込みを発生させ、
    該割り込みによって上記低消費電力動作モードから上記
    通常動作モードへの遷移を行い、その後、上記受信信号
    に基づく情報の認識を行うことを特徴とする低消費電力
    装置。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の低消費電力装置におい
    て、 上記外部イベントは、上記機器におけるキー操作に基づ
    く入力により発生するものであって、 上記キー操作に基づく信号のエッジによって上記マイコ
    ンに対する割り込みを発生させ、該割り込みによって上
    記低消費電力動作モードから上記通常動作モードへの遷
    移を行い、その後、上記キー操作に基づく信号における
    情報の認識を行うことを特徴とする低消費電力装置。
  8. 【請求項8】 請求項1に記載の低消費電力装置におい
    て、 上記低消費電力動作モードでは上記機器における不要な
    表示灯を消すことを特徴とする低消費電力装置。
  9. 【請求項9】 請求項1に記載の低消費電力装置におい
    て、 上記機器が電源オフとされてから所定の時間が経過した
    後に上記低消費電力モードに遷移することを特徴とする
    低消費電力装置。
  10. 【請求項10】 請求項6または請求項7に記載の低消
    費電力装置において、 上記リモートコントローラまたは上記キー操作に基づく
    入力が所定時間の間無い場合、上記低消費電力動作モー
    ドに自動的に遷移することを特徴とする低消費電力装
    置。
  11. 【請求項11】 請求項1に記載の低消費電力装置にお
    いて、 上記マイコンが複数搭載され、 上記複数のマイコンのうち通常動作モードでの動作が必
    要無いマイコンは低消費電力動作モードに遷移させるこ
    とを特徴とする低消費電力装置。
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