JP3445922B2 - Pcカード用コネクタ - Google Patents

Pcカード用コネクタ

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JP3445922B2
JP3445922B2 JP18264997A JP18264997A JP3445922B2 JP 3445922 B2 JP3445922 B2 JP 3445922B2 JP 18264997 A JP18264997 A JP 18264997A JP 18264997 A JP18264997 A JP 18264997A JP 3445922 B2 JP3445922 B2 JP 3445922B2
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  • Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
  • Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はPCカードを挿脱す
るPCカード用コネクタに関し、特に、電磁波障害を防
止するPCカード用コネクタに関する。
【0002】
【従来の技術】この種のPCカード用コネクタは、コネ
クタ外周を金属枠で形成し、その金属枠の一部を直接あ
るいは金属製の別部品を介在して実装基板上に設けられ
たグラウンドパターンに電気的に接合させたPCカード
用コネクタが知られている。このようなPCカード用コ
ネクタは、例えば、米国特許第5490791号公報に
開示されている。このように金属枠で覆うことにより、
電磁シールドして、EMC/EMI、つまり電磁波障害
(受信/発信)上の問題を防止していた。特に、近年、
PCカード用コネクタに使用される信号のやり取りのス
ピードが速くなってきており、次第に高周波に近づいて
きている。このような状況になると、従来問題とならな
かったEMC/EMI上の問題も発生しやすくなり、一
層電磁シールドの必要性が高まっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来技
術のように電磁シールドのための金属枠でコネクタ本体
全体を覆う構造とした場合、電磁シールドの効果はある
ものの、重量が重くなってこの種のPCカード用コネク
タに求められている軽量化と両立しないものであった。
また、PCカード用コネクタが装着される電子機器に磁
気シールドが施されている場合は、必ずしも金属枠でコ
ネクタ本体全体を覆う必要もなくなるが、前記従来技術
ではこのようなケースにも対応できなかった。
【0004】本発明の課題は、必要に応じて上下のカバ
ーの一方を取り付けたり、取り付けなかったりでき、ま
た、確実に接触状態を確保でき、しかも、爪は抜け止め
用の爪を兼用して構成の簡単化も図ることができるPC
カード用コネクタを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題は、PCカード
が接続されるヘッダと、前記ヘッダに設けられた前記P
Cカードをガイドする樹脂製のフレームと、前記フレー
ムの上下両面に取り付けるカバーとを有し、前記カバー
は前記ヘッダ及び前記フレームとは別個に構成されかつ
それぞれ同一形状とするとともに、前記各カバーの両側
縁部には内方へ折り曲げられた折曲片部が形成され、前
記各折曲片部には内方へ切り起こされた抜け止め用の爪
が形成され、さらに、前記フレームには実装基板のグラ
ウンド及び前記PCカードと接触し前記PCカードをア
ースするアース端子が設けられ、前記上側に設けられた
カバー及び下側に設けられたカバーの各爪がそれぞれ前
記各アース端子に接触し、前記上下のカバーは前記各爪
を介して前記実装基板のグラウンドと接続されかつ前記
各爪により前記フレームに抜け止め保持されている第1
の手段により解決される。上記課題は、第1の手段にお
いて、前記実装基板のグラウンドに接続し、前記コネク
タ本体を実装基板に取り付けるためのスペーサを配設
し、前記カバーの折曲片部は前記フレームにスナップ止
めされるとともに、該折曲片部が前記スペーサに接触さ
れるようにした第2の手段により解決される。上記課題
は、第1の手段において、前記アース端子には、上下両
側部に弾性接触片が外方へ切り起こし形成されており、
前記各折曲片部の爪が前記各弾性接触片に押し当てられ
第3の手段により解決される。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1(a),(b),(c)は本発明の実施
の形態に係るPCカード用コネクタの平面図、上面図、
側面図、図2はPCカード用コネクタの分解斜視図、図
3はアース端子の斜視図、図4はPCカード用コネクタ
のカバーを取り除いて示す説明図、図5(a),(b),(c)は
カバーの平面図および底面図並びに抜け止め用の爪の拡
大断面図、図6はカバーとアース端子の接続状態を示す
要部拡大断面図、図7はカバーのコーティングを模式的
に示す説明図、図8は変形例を模式的に示す説明図、図
9は別の変形例を模式的に示す説明図である。
【0007】まず、PCカード用コネクタの全体の概略
構成について説明する。図1(a),(b),(c)および図2に
示すように、本実施の形態に係るPCカード用コネクタ
は、挿抜時のPCカード(図示せず)をガイドする左右
一対の樹脂製のフレーム1と、これらフレーム1の後端
部に一体化された上下一対のヘッダ部2と、一方のフレ
ーム1に付設された一対のプッシュロッド3とによって
主に構成されており、上段と下段スロットのいずれにも
PCカード45が挿着できる2枚対応のコネクタとなっ
ている。また、グラウンドパターン(図示せず)が形成
された実装基板36が配設されている。
【0008】図1乃至図3に示すように、一方のフレー
ム1は、長方形状をなす板状部4と、2つの突片5を有
し、これらは合成樹脂を用いて一体成形されている。両
突片5は板状部4の後端からPCカード45の挿抜方向
に沿って延びている。板状部4の表面側には一対のガイ
ド突起6と一対の規制溝7が形成されており、これらガ
イド突起6と規制溝7の各対は板状部4の中心に対して
等位置に振り分けられている。さらに、板状部4の表面
側にはその長手方向に所定の間隔を存して一対の係合爪
8が形成されている。また、板状部4の裏面側にはその
長手方向に沿って一対のガイド溝10が形成されてお
り、これらガイド溝10も板状部4の中心に対して等位
置に振り分けられている。すなわち、このフレーム1の
天地を逆にすることによって他方のフレーム1が構成さ
れている。したがって、共通の金型を用いて左右両フレ
ーム1を成形することができ、部品の共通化が図られて
いる。
【0009】一方のヘッダ部2は、図1,図2および図
4に示すように、合成樹脂で成形されたピンハウジング
11と、ピンハウジング11に圧入固定された多数本の
ピンコンタクト12、ピンハウジング11の上面に固定
されたシュラウド13、ピンハウジング11の下面に回
動自在に支承された駆動レバー14および第1の回動ア
ーム15および第2の回動アーム29とで構成されてお
り、これら駆動レバー14と回動アーム15および第2
の回動アーム29およびプッシュロッド3とによってイ
ジェクト機構が構成されている。前記ピンハウジング1
1は、図1に示すように、前記ピンコンタクト12を固
定するための多数の孔16が形成された本体部17と、
本体部17の両側端から直角に延びる一対の腕部18と
を有し、本体部17の下面に前記駆動レバー14と回動
アーム15,29をそれぞれ支承するための軸部31,
30が形成されている。両腕部18の側面には凹溝20
とコ字状の切欠き21が形成されている。また、他方の
ヘッダ部2も同様に構成されており、このヘッダ部2の
構成部品は前述した一方のヘッダ部2と全て同じであ
る。したがって、共通の金型を用いて上下両ヘッダ部2
のピンハウジング11を成形することができ、部品の共
通化が図られている。
【0010】このように全て同一に構成された両ヘッダ
部2を上下2段に積層し、それぞれのピンコンタクト1
2にガイド部材35を介して回路基板22を半田付けし
た後、上下のピンハウジング11の左右両側面に形成さ
れた各凹溝20に両フレーム1の各突片5を挿入し、こ
れら突片5の爪部を凹溝20の段落ち部にスナップイン
することにより、上下両ヘッダ部2のピンハウジング1
1と左右両フレーム1とが一体化される。
【0011】なお、一対のプッシュロッド3は一方のフ
レーム1に形成された上段および下段のガイド突起6と
規制溝7の各組にそれぞれガイドされており、これら両
プッシュロッド3の後端は前述した上下両ヘッダ部2の
駆動レバー14にそれぞれ係合している。また、両フレ
ーム1の前端側にはそれぞれアース端子23が取着され
ており、PCカード45を両フレーム1のガイド溝10
に挿着した際、PCカード45のグラウンド部がアース
端子23と接触するようになっている。これらアース端
子23は各規制溝7にスナップ止めされており、フレー
ム1の係合爪8間に取着されたスペーサ24と接触して
いる。このスペーサ24は金属製で、ねじ孔(図示せ
ず)を有する端部(図2で下方端)と、前記係合爪8が
係合される係合凹部27とが形成されており、そして、
アース端子23は規制溝7とスペーサ24との間に挟み
込まれている。さらに、ヘッダ部2側のスペーサ24は
上下2段に積層された両ピンハウジング11の前記切欠
き21内に挿入され、係合凹部27が両ピンハウジング
11の上下面に係止することにより、両ヘッダ部2の隅
部に取着されている。なお、アース端子23については
さらに後述する。
【0012】フレーム1には、プッシュロッド3に接触
可能なバネ状のアース端子23を取り付け、プッシュロ
ッド3がアース端子23に接触することによって、実装
基板36のグラウンドパターンと電気的に接続されてい
る。
【0013】アース端子23は、図3に示すように、互
いに逆方向に延設された第1,第2のアース片部23
a,23bがスロットの数に合わせて複数形成されてい
る。また、第1,第2のアース片部23a,23bは互
いに逆方向に屈曲形成されてその頂部が接触部分となっ
ている。この第1のアース片部23a,23aはフレー
ム1に形成された開口部(図示せず)からフレーム1内
に露出し、装着されたPCカード45のグラウンド部と
接触してアースする。また、奥側に延設された第2のア
ース片部23b,23bは、プッシュロッド3の内面側
に接触可能となっていて、接触するとプッシュロッド3
をアース端子23そしてスペーサ24を介して実装基板
36上のグラウンドパターン(図示せず)に電気的に接
続してアースする。23cは係合爪8が貫通される開口
部、23dはフレーム1の規制溝7に差し込まれる支持
片部、23eは後述するカバー37,38の差し込み片
と接触する弾性接触片である。
【0014】前述したように、PCカード用コネクタを
一体化して実装基板36に取り付けるためのスペーサ2
4が設けられ、アース端子23は規制溝7とスペーサ2
4との間に挟み込まれており、これによってアース端子
23とスペーサ24とが接触されている。したがって、
プッシュロッド3はスペーサ24を介して、アース端子
23から実装基板36のグラウンドパターンへ電気的接
続される。
【0015】樹脂製のフレーム1にカバー37,38が
嵌合して取り付けられるようになっている。すなわち、
これらの上下カバー37,38には折曲片部37a,3
8aがそれぞれ屈曲形成されるとともに、さらに折曲片
部37a,38aには図5に示すように抜け止め用の爪
37b,38bが切り起されている。上下カバー37,
38の折曲片部37a,38aは、フレーム1,1の上
下面に形成されたスリット49,49に差し込まれて取
り付けられる。41は補強用のリブ、42は透孔であ
る。差し込まれた折曲片部37a,38aは、図6に示
すように、アース端子23の弾性接触片23eとそれぞ
れ接触して電気的に接続され、結局上下カバー37,3
8がアースされる。なお、上下カバー37,38の外面
側には、PET等の樹脂コーティング50が施されて絶
縁処理されており、PCカード用コネクタが電子機器に
装備されたとき、電子機器中の他の導電部材に接触して
もショートしないようにしてある。従来はフィルムを貼
っていたので、工数がかかっていた。
【0016】プッシュロッド3は、一方のフレーム1の
側面の2個所に突設されているガイド突起6,6によ
り、PCカード挿抜方向(図4の矢印A方向)に沿って
往復移動できるようにそれぞれ保持されている。また、
プッシュロッド3は、フレーム1の側面に突設された引
っ掛け部と、プッシュロッド3の奥端側の引っ掛け部に
張設されたコイルスプリング(図示せず)によって図4
の左方向に付勢されている。一方、駆動レバー14と第
1の回動アーム15はピンハウジング11に立設された
第1の支軸31に回動自在に支持されており、第2の回
動アーム29は同じくピンハウジング11に立設された
第2の支軸30に回動自在に支持されている。
【0017】駆動レバー14には、自身の回転軸である
第1の支軸31に挿入される円孔14aと、この円孔1
4aの反対側の端部に突出する係合部14bと、これら
円孔14aと係合部14bの間に位置する連結孔14c
とが形成されており、係合部14bはプッシュロッド3
の先端部に係合されている。なお、48はプッシュロッ
ド3の先端部の引っ掛け部とフレーム1の側面に突設さ
れた引っ掛け部46との間に張設されたコイルスプリン
グである。
【0018】第1の回動アーム15には、自身の回転軸
である第1の支軸31に挿入される円孔15aと、PC
カード45を押し出すための爪片15bと、駆動レバー
14の連結孔14c内に突出する舌片15cとが形成さ
れており、爪片15bと舌片15cは第1の回動アーム
15の板面に対して互いに逆方向へ略直角に折り曲げら
れている。
【0019】第2の回動アーム29は第1の回動アーム
15を180度回転させたもので、これら両回動アーム
15,29は同一形状に形成されている。すなわち、図
4に示すように、第2の回動アーム29には、自身の回
転軸である第2の支軸31に挿入される円孔29aと、
PCカード45を押し出すための爪片29bと、駆動レ
バー14の連結孔14c内に突出する舌片29cとが形
成されており、爪片29bと舌片29cは第2の回動ア
ーム29の板面に対して互いに逆方向へ略直角に折り曲
げられている。
【0020】第1の支軸31に第1の回動アーム15の
円孔15aと駆動レバー14の円孔14aがそれぞれ回
動自在に支持され、第2の支軸30に第2の回動アーム
29の円孔29aが回動自在に支持されている。
【0021】次に、前記PCカード用コネクタへのPC
カードの挿入・排出動作について図4を参照して説明す
る。PCカード45の未装着状態からフレーム1のカー
ド挿入部へPCカード45を挿入していくと、ピンハウ
ジング11へ向かうPCカード45が第1および第2の
回動アーム15,29の爪片15b,29bを押し込み
ながら、自身のソケットコンタクトにピンハウジング1
1のピンコンタクトを圧入させていくので、PCカード
45を所定量挿入することにより、PCカード45が各
ピンコンタクトと確実に接続する挿着完了状態となる。
このとき、第1の回動アーム15と第2の回動アーム2
9はそれぞれ第1の支軸31と第2の支軸30を回転軸
として互いに逆向きに回転し、これら第1,第2の回動
アーム15,29の回転が舌片15c,29cと連結孔
14cの連結部分を介して駆動レバー14へ伝達される
ので、駆動レバー14は第1の支軸31を回転軸として
回転し、それに連動して2点鎖線の位置にあったプッシ
ュロッド3がフレーム1の手前へ移動して図4の実線の
位置の状態となる。
【0022】一方、こうしてコネクタ内にPCカード4
5が挿着されているとき(図4の状態)にプッシュロッ
ド3を押圧操作すると、駆動レバー14の回転に伴って
第1および第2の回動アーム15,29が互いに逆向き
に回転し、両回動アーム15,29の爪片15b,29
bがPCカード45の前面両端部を押し込むことにな
り、つまり該PCカード45を離脱方向へほぼまっすぐ
に押し出すことができ、常にスムーズな離脱動作が行え
る。
【0023】次に、本発明のカバー37,38の取付に
ついて説明する。図4の状態に組み立てたPCカード用
コネクタの樹脂製のフレーム1の上下面のスリット4
9,49にカバー37,38の折曲片部37a,38a
をそれぞれ差し込む。そして完全に差し込まれると、折
曲片部37a,38aの抜け止め用の爪37b,38b
が自らの弾性復帰力によって図5(c)および図6の状
態に拡がり、スリット49から抜けないようにしてい
る。このようにフレーム1の上下面を覆うように上下カ
バー37,38が嵌合して取り付けられる。また、この
ようにしてスリットに差し込まれた折曲片部37a,3
8aは規制溝7内に突出し、図6に示すように、規制溝
7内に取り付けられているアース端子23の弾性接触片
23eにそれぞれ接触して電気的に接続される。したが
って、結局上下カバー37,38がアース端子23そし
てスペーサ24を介して実装基板36上のグラウンドパ
ターンに接続されてアースされる。
【0024】また、PCカード用コネクタを装備する電
子機器の方に磁気シールドが施されているなどで、例え
ば上方の磁気シールドが不要の場合、上カバー38は取
り付けずに下カバー37のみ取り付ける。あるいは、上
カバー38のみを取り付けるようにしてもよい。このよ
うにしてカバー37,38はコネクタ本体部分と別部材
で構成し、かつカバー37,38も別々であるので、上
下シールドの必要に応じて選択的に対応でき、必要最小
限の重量増加に抑えることができ、また、コネクタ本体
のフレーム1の部分を樹脂製として重量を抑えることが
できる。
【0025】なお、上記実施の形態では、2枚対応のP
Cカード用コネクタについて説明したが、前記ピンハウ
ジング11を3つ以上積層し、増加したピンハウジング
11の凹溝20に応じて両フレーム1の突片5やアース
端子23の第2のアース片部23bの数を増やせば、3
枚以上のPCカード45を挿着できるPCカード用コネ
クタにも適用可能である。
【0026】ところで、前記実施の形態では、カバー3
7,38の折曲片部37a,38aをアース端子23に
接触しさらにスペーサを介して実装基板36上のグラウ
ンドパターンに接続するようにしているが、本発明はこ
れに限られるものでなく、図8に示すように、スペーサ
を介さずにアース端子47を直接実装基板36上のグラ
ウンドパターンに接続させた構造とし、カバー37,3
8の折曲片部37a,38aをアース端子47に接触さ
せてもよく、又は図9に示すように、スペーサ24にカ
バー37,38の折曲片部37a,38aを接触させる
ようにして実装基板36上のグラウンドパターンに接続
してもよい。
【0027】このような前記実施の形態にあっては、コ
ネクタ本体と、コネクタ本体に設けられた樹脂製のフレ
ーム1と、フレーム1の上下面の少なくとも一方に配設
した上下カバー37,38と、グラウンドパターンを形
成した実装基板36とを有し、上下のカバー37,38
はそれぞれ分割した構成でかつ上下のカバー37,38
を同一形状とするとともに、上下のカバー37,38に
はコネクタ本体にスナップ止めして取り付けるための折
曲片部37a,38aが形成されており、上下のカバー
37,38の折曲片部37a,38aをコネクタ本体の
フレーム1にスナップ止めして取り付けると、実装基板
36のグラウンドに接続している接続部材と接触して、
カバー37,38は実装基板36のグラウンドパターン
と電気的に接続されるようにしたため、上下カバー3
7,38はそれぞれ別部品として構成しているので、機
械的強度を維持しつつ、上カバー38のみあるいは下カ
バー37のみといった選択的な対応が可能となって必要
に応じてコネクタ本体に選択的に装着でき、特に上下一
方の磁気シールドを要求されない場合には、対応するカ
バーを取り付けずに更に軽量化を図れる。また、上下カ
バー37,38を同一形状としてフレーム1に取り付け
れば、上下カバー37,38の部品の共通化を図れてコ
スト低減を図れる。特に、フレーム1の上下面に対して
磁気シールドの必要性に応じて選択的に上下のカバー3
7,38を取り付ける場合、カバーが1種類であると有
利である。また、上下カバー37,38を取り付けた場
合、PCカード用コネクタを取り付けた電子機器内にス
ロットから異物が侵入するのを防ぐ働きも併せて実現で
きる。したがって、EMC/EMI対策を図り、同時に
軽量化を図ることができ、かつ状況に応じてEMC/E
MI対策のバリエーションを容易に変更できて、さら
に、重量増加を最小限にとどめることができる。また、
前記実施の形態にあっては、フレーム1には、実装基板
36のグラウンドパターンに接続し、装着されたPCカ
ード45と接触してアースするバネ状のアース端子23
を取り付け、カバー37,38の折曲片部37a,38
aはフレーム1にスナップ止めされるとともに、該折曲
片部37a,38aの抜け止め用の爪37b,38bが
アース端子23に接触されるようにしたため、別段の接
続部品を配設することなく、カバー37,38を取り付
けるだけでアース端子23,47を介してカバー37,
38のアースを行うことができる。また、前記実施の形
態にあっては、実装基板36のグラウンドに接続し、コ
ネクタ本体を実装基板36に取り付けるためのスペーサ
24を配設し、カバー37,38の折曲片部37a,3
8aはフレーム1にスナップ止めされるとともに、該折
曲片部37a,38aがスペーサ24に接触されるよう
にしたため、別段の接続部品を配設することなく、カバ
ー37,38を取り付けるだけでスペーサ24を介して
カバー37,38のアースを行うことができ、接続箇所
を減らして接続の信頼性を高めることができる。
【0028】
【発明の効果】請求項1、3記載の発明によれば、必要
に応じて上下のカバーの一方を取り付けたり、取り付け
なかったりでき、また、切り起こした爪をアース端子に
押し当てることにより確実に接触状態を確保でき、しか
も、爪は抜け止め用の爪を兼用しているため構成の簡単
化も図ることができる。
【0029】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の発明による作用効果に加えて、別段の接続部品を配
設することなく、カバーを取り付けるだけでスペーサを
介してカバーのアースを行うことができ、接続箇所を減
らして接続の信頼性を高めることができる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】(a),(b),(c)は本発明の実施の形態に係るPC
カード用コネクタの平面図、上面図、側面図である。
【図2】PCカード用コネクタの分解斜視図である。
【図3】アース端子の斜視図である。
【図4】PCカード用コネクタのカバーを取り除いて示
す説明図である。
【図5】(a),(b),(c)はカバーの平面図および底面図並
びにおよび抜け止め用の爪の拡大断面図である。
【図6】カバーとアース端子の接続状態を示す要部拡大
断面図である。
【図7】カバーのコーティングを模式的に示す説明図で
ある。
【図8】変形例を模式的に示す説明図である。
【図9】別の変形例を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1 フレーム 23,47 アース端子 24 スペーサ 36 実装基板 37 下カバー 37b,38b 抜け止め用の爪 37a,38a 折曲片部 38 上カバー 45 PCカード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−82407(JP,A) 特開 平7−302645(JP,A) 特開 平4−134580(JP,A) 実開 平6−38179(JP,U) 実開 平6−38180(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01R 13/648 H01R 23/68 G06K 17/00

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 PCカードが接続されるヘッダと、 前記ヘッダに設けられた前記PCカードをガイドする樹
    脂製のフレームと、 前記フレームの上下両面に取り付けるカバーとを有し、 前記カバーは前記ヘッダ及び前記フレームとは別個に
    されかつそれぞれ同一形状とするとともに、前記各カ
    バーの両側縁部には内方へ折り曲げられた折曲片部が形
    成され、前記各折曲片部には内方へ切り起こされた抜け
    止め用の爪が形成され、さらに、前記フレームには実装
    基板のグラウンド及び前記PCカードと接触し前記PC
    カードをアースするアース端子が設けられ、前記上側に
    設けられたカバー及び下側に設けられたカバーの各爪が
    それぞれ前記各アース端子に接触し、前記上下のカバー
    は前記各爪を介して前記実装基板のグラウンドと接続さ
    れかつ前記各爪により前記フレームに抜け止め保持され
    ていることを特徴とするPCカード用コネクタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記実装基板の
    グラウンドに接続し、前記コネクタ本体を実装基板に取
    り付けるためのスペーサを配設し、 前記カバーの折曲片部は前記フレームにスナップ止めさ
    れるとともに、該折曲片部が前記スペーサに接触される
    ようにしたことを特徴とするPCカード用コネクタ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、前記アース端子
    には、上下両側部に弾性接触片が外方へ切り起こし形成
    されており、前記各折曲片部の爪が前記各弾性接触片に
    押し当てられることを特徴とするPCカード用コネク
    タ。
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