JP3443351B2 - 電子カルテ装置 - Google Patents
電子カルテ装置Info
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、カルテに添付され
る画像（レントゲン写真，内視鏡写真等）を含む診療情
報を電子的に保持し、必要に応じて画面に表示する電子
カルテ装置に関する。
る画像（レントゲン写真，内視鏡写真等）を含む診療情
報を電子的に保持し、必要に応じて画面に表示する電子
カルテ装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】診療情報を電子化して記録しておき、必
要に応じて画面に表示する、いわゆる電子カルテ装置が
提供されている。電子カルテ装置では、画面に表示され
る診療情報の項目は紙カルテと同様であり、レントゲン
写真，内視鏡写真等の画像も、適宜に表示される。電子
カルテの利用法もまた紙カルテと同様であり、医師は、
画面表示される患者の病歴や検査結果、或いはレントゲ
ン写真等を見て、今後の治療方針を立てたり、薬を処方
したりする。
要に応じて画面に表示する、いわゆる電子カルテ装置が
提供されている。電子カルテ装置では、画面に表示され
る診療情報の項目は紙カルテと同様であり、レントゲン
写真，内視鏡写真等の画像も、適宜に表示される。電子
カルテの利用法もまた紙カルテと同様であり、医師は、
画面表示される患者の病歴や検査結果、或いはレントゲ
ン写真等を見て、今後の治療方針を立てたり、薬を処方
したりする。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】患者のレントゲン写真
等の診療画像を時系列に見比べることにより、病状の推
移を把握したい場合がある。また、患者のレントゲン写
真等を、健常者や病状の進行度が所定レベルのモデルの
レントゲン写真等とを見比べることにより、患者の病状
の進行度を正確に確定したい場合もある。何れの場合
も、比較対照を正確に行うためには、対象となる複数の
画像を同一画面に表示するとともに、各画像相互間の関
係がわかるように表示することが望ましい。
等の診療画像を時系列に見比べることにより、病状の推
移を把握したい場合がある。また、患者のレントゲン写
真等を、健常者や病状の進行度が所定レベルのモデルの
レントゲン写真等とを見比べることにより、患者の病状
の進行度を正確に確定したい場合もある。何れの場合
も、比較対照を正確に行うためには、対象となる複数の
画像を同一画面に表示するとともに、各画像相互間の関
係がわかるように表示することが望ましい。
【０００４】従来、複数の画像を同一画面に表示する場
合には、画像をタイル状に配置して表示している。この
ため、画像相互の関係が分かりにくく、何れの画像と何
れの画像を比較するべきかも分かりにくいという問題が
あった。本発明は、複数の診療画像（シェーマ図，レン
トゲン写真，内視鏡写真等）を同一画面に表示する場合
に、画像相互間の関係を分かりやすく表示して、比較対
照を容易にすることを目的とする。
合には、画像をタイル状に配置して表示している。この
ため、画像相互の関係が分かりにくく、何れの画像と何
れの画像を比較するべきかも分かりにくいという問題が
あった。本発明は、複数の診療画像（シェーマ図，レン
トゲン写真，内視鏡写真等）を同一画面に表示する場合
に、画像相互間の関係を分かりやすく表示して、比較対
照を容易にすることを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、画像
を含む診療情報を電子的に記憶し、選択された複数の画
像を同一画面に表示する電子カルテ装置であって、選択
された画像のアスペクト比と表示画面のアスペクト比の
比較結果に基づいて、ＲａがＲｍより大きい場合には選
択画像の配列方向を縦方向とし、ＲｍがＲａより大きい
場合には選択画像の配列方向を横方向とし、またＲａが
Ｒｍと等しい場合には選択画像の配列方向を予め定めら
れた方向として、選択画像の配列方向を決定する配列方
向決定手段と、決定された配列方向に選択画像を並べて
表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする電
子カルテ装置である。請求項２の発明は、画像を含む診
療情報を電子的に記憶し、選択された複数の画像を同一
画面に表示する電子カルテ装置であって、選択された画
像のアスペクト比と表示画面のアスペクト比の比較結果
に基づいて、ＲａがＲｍより大きい場合には選択画像の
配列方向を縦方向とし、ＲｍがＲａより大きい場合には
選択画像の配列方向を横方向とし、またＲａがＲｍと等
しい場合には選択画像の配列方向を予め定められた方向
として、選択画像の配列方向を決定する配列方向決定手
段と、決定された配列方向に於ける選択画像及び表示画
面の各サイズと選択画像数とに基づいて選択画像の表示
倍率を決定する表示倍率決定手段と、決定された配列方
向に選択画像を並べて決定された表示倍率で表示する表
示制御手段と、を有することを特徴とする電子カルテ装
置である。請求項３の発明は、請求項２に於いて、表示
倍率決定手段は、決定された配列方向に並べられる全選
択画像が表示画面内に収まる中で最大の倍率を表示倍率
として決定する、ことを特徴とする電子カルテ装置であ
る。請求項４の発明は、請求項１又は請求項２に於い
て、表示制御手段は、選択画像中の中央画像の中心若し
くは中央２画像の間と、表示画面の中心とが合致するよ
うに表示する、ことを特徴とする電子カルテ装置であ
る。請求項５の発明は、請求項４に於いて、表示制御手
段は、画像の一部が表示画面からはみ出る選択画像があ
る場合には該選択画像を非表示とする、ことを特徴とす
る電子カルテ装置である。請求項６の発明は、請求項４
に於いて、さらに完全表示モード又は不完全表示モード
の何れかを選択するためのモード入力手段を有し、表示
制御手段は、画像の一部が表示画面からはみ出る選択画
像がある場合、完全表示モードでは該選択画像を非表示
とし、不完全表示モードでは該選択画像については表示
可能な部分のみを表示する、ことを特徴とする電子カル
テ装置である。請求項７の発明は、請求項１〜請求項６
の何れかに於いて、各選択画像は当該画像が記録された
日付に対応付けられており、表示制御手段は選択画像を
時系列の順若しくは選択された順に並べて表示する、こ
とを特徴とする電子カルテ装置である。
を含む診療情報を電子的に記憶し、選択された複数の画
像を同一画面に表示する電子カルテ装置であって、選択
された画像のアスペクト比と表示画面のアスペクト比の
比較結果に基づいて、ＲａがＲｍより大きい場合には選
択画像の配列方向を縦方向とし、ＲｍがＲａより大きい
場合には選択画像の配列方向を横方向とし、またＲａが
Ｒｍと等しい場合には選択画像の配列方向を予め定めら
れた方向として、選択画像の配列方向を決定する配列方
向決定手段と、決定された配列方向に選択画像を並べて
表示する表示制御手段と、を有することを特徴とする電
子カルテ装置である。請求項２の発明は、画像を含む診
療情報を電子的に記憶し、選択された複数の画像を同一
画面に表示する電子カルテ装置であって、選択された画
像のアスペクト比と表示画面のアスペクト比の比較結果
に基づいて、ＲａがＲｍより大きい場合には選択画像の
配列方向を縦方向とし、ＲｍがＲａより大きい場合には
選択画像の配列方向を横方向とし、またＲａがＲｍと等
しい場合には選択画像の配列方向を予め定められた方向
として、選択画像の配列方向を決定する配列方向決定手
段と、決定された配列方向に於ける選択画像及び表示画
面の各サイズと選択画像数とに基づいて選択画像の表示
倍率を決定する表示倍率決定手段と、決定された配列方
向に選択画像を並べて決定された表示倍率で表示する表
示制御手段と、を有することを特徴とする電子カルテ装
置である。請求項３の発明は、請求項２に於いて、表示
倍率決定手段は、決定された配列方向に並べられる全選
択画像が表示画面内に収まる中で最大の倍率を表示倍率
として決定する、ことを特徴とする電子カルテ装置であ
る。請求項４の発明は、請求項１又は請求項２に於い
て、表示制御手段は、選択画像中の中央画像の中心若し
くは中央２画像の間と、表示画面の中心とが合致するよ
うに表示する、ことを特徴とする電子カルテ装置であ
る。請求項５の発明は、請求項４に於いて、表示制御手
段は、画像の一部が表示画面からはみ出る選択画像があ
る場合には該選択画像を非表示とする、ことを特徴とす
る電子カルテ装置である。請求項６の発明は、請求項４
に於いて、さらに完全表示モード又は不完全表示モード
の何れかを選択するためのモード入力手段を有し、表示
制御手段は、画像の一部が表示画面からはみ出る選択画
像がある場合、完全表示モードでは該選択画像を非表示
とし、不完全表示モードでは該選択画像については表示
可能な部分のみを表示する、ことを特徴とする電子カル
テ装置である。請求項７の発明は、請求項１〜請求項６
の何れかに於いて、各選択画像は当該画像が記録された
日付に対応付けられており、表示制御手段は選択画像を
時系列の順若しくは選択された順に並べて表示する、こ
とを特徴とする電子カルテ装置である。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１は実施の形態の電子カルテ装
置の構成を示す。図示のように、電子カルテ装置は、制
御装置２０、キーボード１１、マウス（又は他の公知の
ポインティングディバイスでもよい）１２、ディスプレ
イ１３、記憶装置３０を有する。制御装置２０は、プロ
グラムＲＯＭ・作業ＲＡＭ・ＭＰＵ・ビデオＲＡＭ等で
構成される。機能的には、装置全体の制御機能を奏する
システム制御部２１、ディスプレイ１３の表示制御機能
を奏する表示制御部２２、記憶装置３０の各ファイルの
読み出し／書き込み機能を奏するファイル記録再生部２
３を有する。記憶装置３０は、例えば、ハードディスク
等の記録媒体を備えた装置として構成される。記憶装置
３０には、レントゲン写真，内視鏡写真，超音波エコー
写真、ＣＴスキャナによる写真等の診療画像が、取得
（記入又は検査）日付に対応付けて記憶されている。ま
た、記憶装置３０には、画像ファイル３１の他、診療情
報ファイル等も記憶されているが、本発明の要旨に直接
的な関連はないため図示は省略する。
置の構成を示す。図示のように、電子カルテ装置は、制
御装置２０、キーボード１１、マウス（又は他の公知の
ポインティングディバイスでもよい）１２、ディスプレ
イ１３、記憶装置３０を有する。制御装置２０は、プロ
グラムＲＯＭ・作業ＲＡＭ・ＭＰＵ・ビデオＲＡＭ等で
構成される。機能的には、装置全体の制御機能を奏する
システム制御部２１、ディスプレイ１３の表示制御機能
を奏する表示制御部２２、記憶装置３０の各ファイルの
読み出し／書き込み機能を奏するファイル記録再生部２
３を有する。記憶装置３０は、例えば、ハードディスク
等の記録媒体を備えた装置として構成される。記憶装置
３０には、レントゲン写真，内視鏡写真，超音波エコー
写真、ＣＴスキャナによる写真等の診療画像が、取得
（記入又は検査）日付に対応付けて記憶されている。ま
た、記憶装置３０には、画像ファイル３１の他、診療情
報ファイル等も記憶されているが、本発明の要旨に直接
的な関連はないため図示は省略する。
【０００７】図示の装置では、ユーザ（医師）の入力に
より複数の診療画像が選択され、該複数の診療画像を同
一画面に表示するモードが指令されると、まず、選択さ
れた各画像に各々対応付けられている日付情報（写真の
場合は当該画像の撮影日，シェーマ図の場合はカルテへ
の記入日）が読み出されて、日付の古い順にソートされ
て、その順序が配列順とされる。
より複数の診療画像が選択され、該複数の診療画像を同
一画面に表示するモードが指令されると、まず、選択さ
れた各画像に各々対応付けられている日付情報（写真の
場合は当該画像の撮影日，シェーマ図の場合はカルテへ
の記入日）が読み出されて、日付の古い順にソートされ
て、その順序が配列順とされる。
【０００８】次に、選択された複数の画像のアスペクト
（横：縦）比と、表示画面のアスペクト（横：縦）比と
が比較され、その結果に応じて、複数の選択画像を縦方
向に並べて配列するか、横方向に並べて配列するかが決
定される。
（横：縦）比と、表示画面のアスペクト（横：縦）比と
が比較され、その結果に応じて、複数の選択画像を縦方
向に並べて配列するか、横方向に並べて配列するかが決
定される。
【０００９】即ち、診療画像の形状が表示画面の形状よ
りも横長の画像の場合、縦方向に並べて配列する方が、
横方向に並べて配列するよりも、各画像をより大きなサ
イズで表示することができるため、（ａ）図２左欄に示
すように、選択画像のアスペクト比Ｒa が表示画面のア
スペクト比Ｒm よりも大きい 数１ Ｒa ＞Ｒm ・・・・（１） の場合には、複数の選択画像の配列方向が『縦方向』に
決定される。また、表示画面の形状が診療画像の形状よ
りも横長の画像の場合、横方向に並べて配列する方が、
縦方向に並べて配列するよりも、各画像をより大きなサ
イズで表示することができるため、 （ｂ）図２右欄に示すように、選択画像のアスペクト比
Ｒb が表示画面のアスペクト比Ｒm よりも小さい 数２ Ｒm ＞Ｒb ・・・・（２） の場合には、複数の選択画像の配列方向が『横方向』に
決定される。なお、 （ｃ）選択画像と表示画面のアスペクト比が等しい相似
形の場合には、何れの方向に並べても同じであるため、
本電子カルテ装置で設定されているデフォルトの方向
が、配列方向として決定される。以上の機能が、請求項
の配列方向決定手段に該当する。
りも横長の画像の場合、縦方向に並べて配列する方が、
横方向に並べて配列するよりも、各画像をより大きなサ
イズで表示することができるため、（ａ）図２左欄に示
すように、選択画像のアスペクト比Ｒa が表示画面のア
スペクト比Ｒm よりも大きい 数１ Ｒa ＞Ｒm ・・・・（１） の場合には、複数の選択画像の配列方向が『縦方向』に
決定される。また、表示画面の形状が診療画像の形状よ
りも横長の画像の場合、横方向に並べて配列する方が、
縦方向に並べて配列するよりも、各画像をより大きなサ
イズで表示することができるため、 （ｂ）図２右欄に示すように、選択画像のアスペクト比
Ｒb が表示画面のアスペクト比Ｒm よりも小さい 数２ Ｒm ＞Ｒb ・・・・（２） の場合には、複数の選択画像の配列方向が『横方向』に
決定される。なお、 （ｃ）選択画像と表示画面のアスペクト比が等しい相似
形の場合には、何れの方向に並べても同じであるため、
本電子カルテ装置で設定されているデフォルトの方向
が、配列方向として決定される。以上の機能が、請求項
の配列方向決定手段に該当する。
【００１０】また、図示の装置では、上記のように選択
画像を表示する場合に於いて表示倍率の指定が特に無い
場合には、選択画像の全てが過不足なくピッタリと表示
画面に収まるように、決定された配列方向に並べられる
全選択画像が表示画面内に収まる中で、最大の倍率が表
示倍率として決定される。
画像を表示する場合に於いて表示倍率の指定が特に無い
場合には、選択画像の全てが過不足なくピッタリと表示
画面に収まるように、決定された配列方向に並べられる
全選択画像が表示画面内に収まる中で、最大の倍率が表
示倍率として決定される。
【００１１】つまり、複数の選択画像を縦方向に並べて
配列する場合には、図３上欄に示すように、選択画像の
縦サイズＨa と表示画面の縦サイズＨm 、及び選択画像
の総数ｎより、 数３ Ｘ＝（Ｈm ／ｎ）／Ｈa ・・・・（３） が表示倍率として決定される。また、複数の選択画像を
横方向に並べて配列する場合には、図３下欄に示すよう
に、選択画像の横サイズＷb と表示画面の縦サイズＷm
、及び選択画像の総数ｎより、 数４ Ｘ＝（Ｗm ／ｎ）／Ｗa ・・・・（４） が表示倍率として決定される。以上の機能が請求項の表
示倍率決定手段に該当する。なお、配列方向決定手段と
しての機能と、表示倍率決定手段としての機能を奏する
処理手順の主要部分を、図５と図６のフローチャートに
示す。
配列する場合には、図３上欄に示すように、選択画像の
縦サイズＨa と表示画面の縦サイズＨm 、及び選択画像
の総数ｎより、 数３ Ｘ＝（Ｈm ／ｎ）／Ｈa ・・・・（３） が表示倍率として決定される。また、複数の選択画像を
横方向に並べて配列する場合には、図３下欄に示すよう
に、選択画像の横サイズＷb と表示画面の縦サイズＷm
、及び選択画像の総数ｎより、 数４ Ｘ＝（Ｗm ／ｎ）／Ｗa ・・・・（４） が表示倍率として決定される。以上の機能が請求項の表
示倍率決定手段に該当する。なお、配列方向決定手段と
しての機能と、表示倍率決定手段としての機能を奏する
処理手順の主要部分を、図５と図６のフローチャートに
示す。
【００１２】一方、選択画像の表示倍率がユーザ（医
師）等の入力により予め指定されている場合や、上記
（３）又は（４）式により自動的に設定された自動倍率
での表示が行われた後にユーザ等の入力により表示倍率
の変更が指令された場合には、該指令等された指定倍率
での表示が行われる。その際、選択画像中の中央画像
（配列順が真ん中の画像）の中心が、表示画面の中心と
合致するように、各画像の位置が決定される。この機能
は、請求項４で特定された表示制御手段の機能に該当す
る。なお、最も見たい画像を選択させてその中心を表示
画面の中心と合致させる制御を採用してもよい。
師）等の入力により予め指定されている場合や、上記
（３）又は（４）式により自動的に設定された自動倍率
での表示が行われた後にユーザ等の入力により表示倍率
の変更が指令された場合には、該指令等された指定倍率
での表示が行われる。その際、選択画像中の中央画像
（配列順が真ん中の画像）の中心が、表示画面の中心と
合致するように、各画像の位置が決定される。この機能
は、請求項４で特定された表示制御手段の機能に該当す
る。なお、最も見たい画像を選択させてその中心を表示
画面の中心と合致させる制御を採用してもよい。
【００１３】中央画像の中心を表示画面の中心と合致さ
せる場合に於いて、指定倍率が自動倍率よりも大きい場
合には、周辺部に位置する画像又はその一部が、表示画
面内に収まりきらなくなる。なお、この問題は、最も見
たい画像の中心を表示画面の中心と合致させる制御を採
用した場合でも略同様に起こり得る。本装置は、このよ
うな場合には、画像欠損を生ずる画像全体を表示しない
（図４上段参照）ようにするか、又は、画像欠損を許容
して一部を表示する（図４下段参照）かを、ユーザが任
意に選択できるようにしている。
せる場合に於いて、指定倍率が自動倍率よりも大きい場
合には、周辺部に位置する画像又はその一部が、表示画
面内に収まりきらなくなる。なお、この問題は、最も見
たい画像の中心を表示画面の中心と合致させる制御を採
用した場合でも略同様に起こり得る。本装置は、このよ
うな場合には、画像欠損を生ずる画像全体を表示しない
（図４上段参照）ようにするか、又は、画像欠損を許容
して一部を表示する（図４下段参照）かを、ユーザが任
意に選択できるようにしている。
【００１４】つまり、画像欠損を生じた画像は見ない方
が病状の把握等が容易であるか、画像欠損を生じたとし
てもできるだけ多くの画像を一時に視認する方が病状の
把握等が容易であるかは、ユーザの使用目的や使用態様
等によって異なるため、ユーザが何れかのモード（完全
表示モード／不完全表示モード）を選択入力できるよう
に構成しているのである。なお、請求項に記載のモード
入力手段は、図１の構成では、マウス１２、ディスプレ
イ１３、表示制御部２２、システム制御部２１が協働し
て奏する機能によって実現される。例えば、ディスプレ
イに表示されている何れかのモード選択ボタンにポイン
タを合わせてマウス１２のシングルクリックにより押し
下げる操作で実現される。上記の処理手順の主要部分を
図７のフローチャートに示す。
が病状の把握等が容易であるか、画像欠損を生じたとし
てもできるだけ多くの画像を一時に視認する方が病状の
把握等が容易であるかは、ユーザの使用目的や使用態様
等によって異なるため、ユーザが何れかのモード（完全
表示モード／不完全表示モード）を選択入力できるよう
に構成しているのである。なお、請求項に記載のモード
入力手段は、図１の構成では、マウス１２、ディスプレ
イ１３、表示制御部２２、システム制御部２１が協働し
て奏する機能によって実現される。例えば、ディスプレ
イに表示されている何れかのモード選択ボタンにポイン
タを合わせてマウス１２のシングルクリックにより押し
下げる操作で実現される。上記の処理手順の主要部分を
図７のフローチャートに示す。
【００１５】
【発明の効果】本発明では、選択画像（レントゲン写
真，内視鏡写真等）のアスペクト比と表示画面のアスペ
クト比の比較結果に基づいて選択画像の配列方向を決定
し、決定された配列方向での選択画像及び表示画面の各
サイズと選択画像数とに基づいて選択画像の表示倍率を
決定し、該配列方向に選択画像を並べて上記表示倍率で
表示するため、複数の選択画像相互の関係が分かり易
く、何れの画像と何れの画像を比較するべきかも分かり
易い。
真，内視鏡写真等）のアスペクト比と表示画面のアスペ
クト比の比較結果に基づいて選択画像の配列方向を決定
し、決定された配列方向での選択画像及び表示画面の各
サイズと選択画像数とに基づいて選択画像の表示倍率を
決定し、該配列方向に選択画像を並べて上記表示倍率で
表示するため、複数の選択画像相互の関係が分かり易
く、何れの画像と何れの画像を比較するべきかも分かり
易い。
【図１】実施の形態の電子カルテ装置の構成を示すブロ
ック図。
ック図。
【図２】選択画像の配列方向を決定する方法の説明図。
【図３】選択画像の表示倍率を自動決定する方法の説明
図。
図。
【図４】複数の選択画像を並べて配列した場合に周辺部
の選択画像に画像欠損が生ずる場合の処理方式を示す説
明図。
の選択画像に画像欠損が生ずる場合の処理方式を示す説
明図。
【図５】複数の選択画像の配列方向と表示倍率を、選択
画像のアスペクト比と表示画面のアスペクト比、選択画
像のサイズと表示画面のサイズ及び選択画像総数に基づ
いて決定する処理手順を示すフローチャートの一部。
画像のアスペクト比と表示画面のアスペクト比、選択画
像のサイズと表示画面のサイズ及び選択画像総数に基づ
いて決定する処理手順を示すフローチャートの一部。
【図６】複数の選択画像の配列方向と表示倍率を、選択
画像のアスペクト比と表示画面のアスペクト比、選択画
像のサイズと表示画面のサイズ及び選択画像総数に基づ
いて決定する処理手順を示すフローチャートの残部。
画像のアスペクト比と表示画面のアスペクト比、選択画
像のサイズと表示画面のサイズ及び選択画像総数に基づ
いて決定する処理手順を示すフローチャートの残部。
【図７】複数の選択画像を並べて配列した場合に周辺部
の選択画像に画像欠損が生ずる場合の処理手順を示すフ
ローチャート。
の選択画像に画像欠損が生ずる場合の処理手順を示すフ
ローチャート。
３１ 画像ファイル
Claims (7)
- 【請求項１】 画像を含む診療情報を電子的に記憶し、
選択された複数の画像を同一画面に表示する電子カルテ
装置であって、 選択された画像のアスペクト比Ｒａと表示画面のアスペ
クト比Ｒｍの比較結果に基づいて、ＲａがＲｍより大き
い場合には選択画像の配列方向を縦方向とし、ＲｍがＲ
ａより大きい場合には選択画像の配列方向を横方向と
し、またＲａがＲｍと等しい場合には選択画像の配列方
向を予め定められた方向として、選択画像の配列方向を
決定する配列方向決定手段と、 決定された配列方向に選択画像を並べて表示する表示制
御手段と、 を有することを特徴とする電子カルテ装置。 - 【請求項２】 画像を含む診療情報を電子的に記憶し、
選択された複数の画像を同一画面に表示する電子カルテ
装置であって、 選択された画像のアスペクト比と表示画面のアスペクト
比の比較結果に基づいて、ＲａがＲｍより大きい場合に
は選択画像の配列方向を縦方向とし、ＲｍがＲａより大
きい場合には選択画像の配列方向を横方向とし、またＲ
ａがＲｍと等しい場合には選択画像の配列方向を予め定
められた方向として、選択画像の配列方向を決定する配
列方向決定手段と、 決定された配列方向に於ける選択画像及び表示画面の各
サイズと選択画像数とに基づいて選択画像の表示倍率を
決定する表示倍率決定手段と、 決定された配列方向に選択画像を並べて決定された表示
倍率で表示する表示制御手段と、 を有することを特徴とする電子カルテ装置。 - 【請求項３】 請求項２に於いて、 表示倍率決定手段は、決定された配列方向に並べられる
全選択画像が表示画面内に収まる中で最大の倍率を表示
倍率として決定する、 ことを特徴とする電子カルテ装置。 - 【請求項４】 請求項１又は請求項２に於いて、 表示制御手段は、選択画像中の中央画像の中心若しくは
中央２画像の間と、表示画面の中心とが合致するように
表示する、 ことを特徴とする電子カルテ装置。 - 【請求項５】 請求項４に於いて、 表示制御手段は、画像の一部が表示画面からはみ出る選
択画像がある場合には該選択画像を非表示とする、 ことを特徴とする電子カルテ装置。 - 【請求項６】 請求項４に於いて、 さらに、完全表示モード又は不完全表示モードの何れか
を選択するためのモード入力手段を有し、 表示制御手段は、画像の一部が表示画面からはみ出る選
択画像がある場合、完全表示モードでは該選択画像を非
表示とし、不完全表示モードでは該選択画像については
表示可能な部分のみを表示する、 ことを特徴とする電子カルテ装置。 - 【請求項７】 請求項１〜請求項６の何れかに於いて、 各選択画像は当該画像が記録された日付に対応付けられ
ており、 表示制御手段は選択画像を時系列の順若しくは選択され
た順に並べて表示する、 ことを特徴とする電子カルテ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03499099A JP3443351B2 (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 電子カルテ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP03499099A JP3443351B2 (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 電子カルテ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000235608A JP2000235608A (ja) | 2000-08-29 |
| JP3443351B2 true JP3443351B2 (ja) | 2003-09-02 |
Family
ID=12429595
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP03499099A Expired - Fee Related JP3443351B2 (ja) | 1999-02-12 | 1999-02-12 | 電子カルテ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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1999
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