JP3439361B2 - 画像符号化装置および動画像伝送システム - Google Patents

画像符号化装置および動画像伝送システム

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JP3439361B2 JP02789699A JP2789699A JP3439361B2 JP 3439361 B2 JP3439361 B2 JP 3439361B2 JP 02789699 A JP02789699 A JP 02789699A JP 2789699 A JP2789699 A JP 2789699A JP 3439361 B2 JP3439361 B2 JP 3439361B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、符号化した画像デ
ータをインターネットや移動体通信網等のネットワーク
を介して伝送する画像符号化装置および動画像伝送シス
テムに関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットの普及に伴い、インター
ネット等のネットワークシステムにおいて音声データと
ビデオデータとを同時に搬送するようなマルチサービス
の要求が高まっている。インターネットでそのようなリ
アルタイム通信アプリケーション用のプロトコルとして
RTP(Real Time Protocol)があ
る。リアルタイムアプリケーションでは通常インターネ
ット通信で使用されるTCP(Transmissio
n ContoroProtocol)が提供する
ような複雑なプロトコルを必要としない。例えば音声再
生アルゴリズムではTCPの複雑な処理により長時間の
余分な遅延が生じるよりもデータの紛失を許容すること
のほうがメリットがあると考えられる。つまりTCPが
提供する順序制御サービス、再配送サービス、配送保証
サービス、フロー制御などは必要ではない。
【0003】そのためRTPはリアルタイムアプリケー
ションデータの伝送にUDP(User Datagr
am Protocol)を用いるのが一般的である。
UDPはTCPの処理を簡素化したもので一方向のみの
データ転送を行う。具体的には送信端末は指定ポートに
データを送るだけで、データの廃棄、順序逆転、フロー
制御などについてUDPは関知せずこれらへの対処はす
べてアプリケーションに任せられる。またUDPは音声
会議やビデオ会議のような一対複数の放送型アプリケー
ションのために特殊なIPアドレスを用いたマルチキャ
ストを行うことができる。これらの理由によりUDPは
リアルタイムアプリケーションに適している。RTPは
アプリケーションデータを運ぶためのメッセージという
ただ一つのメッセージタイプしかサポートしていない。
これは簡単なアプリケーションを運ぶのには十分である
が多くのリアルタイムアプリケーションではフィードバ
ックやその他の応答メッセージが必要である。これらの
機能は別のプロトコルであるRTCP(Real Ti
me Control Protocol)に委ねられ
ている。RTCPは送信者報告パケット、受信者報告パ
ケット、送信元記述パケット、退去メッセージパケッ
ト、アプリケーション独自のパケットの5個のメッセー
ジタイプが定義されている。このRTCPを用いること
によりタイムスタンプ、送出パケット数、送出バイト
数、廃棄パケット数、ジッタなどの遅延をフィードバッ
クすることができる。これにより柔軟性のあるリアルタ
イムアプリケーションを構成することが可能となってい
る。
【0004】リアルタイムアプリケーションとして動画
像を配送する場合を考えると動画像をそのまま配送する
のはデータ量が多すぎるため現実的ではない。そのため
動画像圧縮方法としてITU−TからはH.261や
H.263、ISOからはMPEG1、MPEG2、M
PEG4などが勧告されている。これらの動画像符号化
方法のなかで超低ビットレートで符号化を行うものとし
てH.263、MPEG4がある。H.263、MPE
G4が使用されると考えられる環境はインターネットや
携帯電話など無線ネットワークのような場合である。イ
ンターネットの場合はパケットの紛失などのバーストエ
ラー、無線ネットワークの場合はパケットの紛失などの
バーストエラーとビットが反転してしまうようなビット
エラーが起ると考えられる。
【0005】このようなバーストエラーやビットエラー
が発生しやすい状況を考慮しているため、その他の動画
像符号化方式に比べてエラー耐性ツールが多く追加され
ている。そのようなエラー耐性の一つとして画像を小さ
なスライスに分割し、それぞれのスライスが含むデータ
のみから復号できるアルゴリズムがある。H.263の
場合、Annex K Slice Structur
emodeとAnnex R Independent
SegmentDecodingmodeであり、M
PEG4の場合、Annex E Resyncron
izationである。前者は画像を符号化する前に画
像を複数のマクロブロックを持つスライスに分割し、そ
れぞれのスライスはその他のスライスと独立に符号化さ
れる。後者はデータサイズの閾値を決めマクロブロック
ごとに符号化を行い符号化されたデータサイズが閾値を
超えた時点でそれまでの符号化した複数のマクロブロッ
クを持つスライスとする。このスライスのサイズは圧縮
効率とエラー耐性に大きな影響を与える。
【0006】スライスサイズが大きい場合、動き補償予
測を行う際に参照領域が大きくなるため符号化効率が向
上するが伝送路でバーストエラーやパケット紛失などが
起きた場合にエラーコンシールメントが難しくなる。逆
にスライスサイズが小さい場合、符号化効率が低下する
がパケット紛失などに対するエラー耐性が向上する。そ
のため、H.263やMPEG4で符号化したデータを
エラー発生率の高い伝送路で送る場合にスライスサイズ
の決定が重要な問題となる。
【0007】このスライス決定手段に関しての一例が、
特開平8−242445号公報に記載されている。この
公報に記載された画像符号化方式ではビデオシーケンス
のスライスのマクロブロックの個数を、画像内部の動き
領域と静止領域とで適応的に変化させ、画像の動き領域
では少数の個数のマクロブロック、画像の静止領域では
多数の個数のマクロブロックによりスライス層の符号化
データの構成を行い、ATM伝送する際に前記少数個数
のマクロブロックを持つスライスにはセル損失率の少な
い優先クラスとし、前記多数個数のマクロブロックを持
つスライスにはセル損失率の多い非優先クラスとし伝送
する方式である。
【0008】また、特開平7−107096号公報では
データを高優先度と低優先度でもって伝送する方式とし
て、ATMネットワークの高セル損失レベルにおいて
は、低優先度のビットストリームで伝送される情報を符
号化する方法を、ネットワークのセル喪失の比率に合わ
せて採用している。また、ネットワークの負荷が低いと
きには、圧縮効率と画質が良くなり、ネットワークの負
荷が高いときには、セル損失の回復性が高くなるという
二層のビデオ符号化技術を用いている。この符号化装置
は、遠隔地の復号化装置によって生成されたセル損失情
報信号に応答して、低優先度ビットストリームを符号化
するのに用いられる予測モードを選択し、低優先度ビッ
トストリーム内にスライス−スタート同期コードの配置
を変えることにより行っている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像符号化装置
においては、MPEG4に示されている再同期方式では
固定長スライスを用いているが、スライスの符号量を制
御する手段が無いから発生符号量に応じてエラー耐性を
制御することができないため、伝送エラーの影響が大き
くなってしまうという問題がある。
【0010】また、H.263に示される従来のスライ
ス方式では、任意の長さのスライスを許容しているが、
画像の種類によって特定のスライスに符号量が集中され
ることがあり、このように符号量が集中したスライスが
廃棄された場合、画像の劣化が激しくなってしまうとい
う問題がある。
【0011】また、特開平8−242445号公報に記
載された方式では、スライス内のマクロブロック個数を
画像の動き領域と静止領域から決定しているという問題
がある。これは、動き領域で少数の個数のマクロブロッ
クとしているため符号化効率が低下し、符号量が増加す
るがこれに対するレートコントロールがないため回線容
量が小さい回線では実用的でないからである。
【0012】また、特開平8−242445号公報に記
載の方式では、スライス内のマクロブロック個数を画像
の動き領域と静止領域のみから決定しているという問題
がある。これは、受信側からのフィードバック情報を用
いていないために回線網の変化に対して効果がないから
である。
【0013】また、特開平7−107096号公報に記
載されている方法では、二階層のビデオ符号化技術を前
提としているが相手端末によってはこのような階層符号
化技術をサポートしていない場合があるという問題があ
る。
【0014】また、特開平8−242445号公報およ
び特開平7−107096号公報に示されている方式で
は、優先度の異なるチャンネルの使用を前提としている
が、ネットワークによってこのような機能が提供できな
い場合があるという問題がある。
【0015】本発明の目的は、エラーの発生しやすいネ
ットワーク上で動画像を高能率で高画質の画像に符号化
できる動画像符号化装置および動画像伝送システムを提
供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、入力されたビデオ信号に対
し情報量を圧縮する符号化手段と、この符号化手段で使
用されるスライス構造を制御するスライス制御手段と、
符号化手段の符号化したビットストリームをパケット化
してネットワークに送出するパケット送出手段とを備
え、符号化手段は動き検出手段と符号量制御手段と符号
量測定手段を有し、パケット送出手段は回線容量検出手
段を有し、スライス制御手段は、動き検出手段の結果か
ら動き領域と静止領域の判別を行う動き情報計算手段
と、符号量測定手段の結果から画面内の符号量分布を計
測する符号量分布計算手段と、回線容量検出手段から回
線容量を計算する回線容量計算手段と、動き検出手段と
符号量測定手段と回線容量検出手段の結果からスライス
構造を更新するスライス構造決定手段とを有し、動き検
出手段はスライス構造を参照して動き検出を行い、符号
量制御手段はスライス構造を参照してスライス毎の符号
量制御を行うことを特徴とする。
【0017】請求項2記載の発明は、請求項1に記載の
発明において、さらに画像復号装置からパケット廃棄率
を受信するパケット受信手段を備え、スライス構造決定
手段はパケット廃棄率を新たな入力としてスライス構造
を決定することを特徴とする。
【0018】請求項3記載の発明は、請求項1および請
求項2の1つに記載の発明において、さらに画像復号装
置から画像観察者の注視領域を受信するパケット受信手
段または画像送信部の注視領域を検出する領域検出手段
を備え、スライス構造決定手段は注視領域を新たな入力
としてスライス構造を決定することを特徴とする。
【0019】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明において、スライス構造決定手段は、スライス単位の
発生符号量がほぼ均等となるようにスライス構造を決定
することを特徴とする。
【0020】請求項5記載の発明は、請求項2記載の発
明において、スライス構造決定手段は、スライス単位の
発生符号量がほぼ均等となるようにスライス構造を決定
することを特徴とする。
【0021】請求項6記載の発明は、請求項3記載の発
明において、スライス構造決定手段は、注視領域に多く
の符号量を割り当てるようにし、注視領域の内部ではス
ライス単位の発生符号量がほぼ均等となるようにスライ
ス構造を決定することを特徴とする。
【0022】請求項7記載の発明は、画像符号化装置
と、この画像符号化装置の出力を復号可能な画像復号装
置とから構成されている動画像伝送システムにおいて、
画像符号化装置は、入力されたビデオ信号に対し情報量
を圧縮する符号化手段と、この符号化手段で使用される
スライス構造を制御するスライス制御手段と、符号化手
段の符号化したビットストリームをパケット化してネッ
トワークに送出するパケット送出手段とを備え、符号化
手段は動き検出手段と符号量制御手段と符号量測定手段
を有し、パケット送出手段は回線容量検出手段を有し、
スライス制御手段は、動き検出手段の結果から動き領域
と静止領域の判別を行う動き情報計算手段と、符号量測
定手段の結果から画面内の符号量分布を計測する符号量
分布計算手段と、回線容量検出手段から回線容量を計算
する回線容量計算手段と、動き検出手段と符号量測定手
段と回線容量検出手段の結果からスライス構造を更新す
るスライス構造決定手段とを有し、動き検出手段は前記
スライス構造を参照して動き検出を行い、符号量制御手
段はスライス構造を参照してスライス毎の符号量制御を
行うことを特徴とする。
【0023】請求項8記載の発明は、請求項7に記載の
発明において、画像符号化装置は、さらに画像復号装置
からパケット廃棄率を受信するパケット受信手段を備
え、スライス構造決定手段はパケット廃棄率を新たな入
力としてスライス構造を決定することを特徴とする。
【0024】請求項9記載の発明は、請求項7および請
求項8の1つに記載の発明において、画像符号化装置
は、さらに画像復号装置から画像観察者の注視領域を受
信するパケット受信手段または画像送信部の注視領域を
検出する領域検出手段を備え、スライス構造決定手段は
注視領域を新たな入力としてスライス構造を決定するこ
とを特徴とする。
【0025】請求項10記載の発明は、請求項7記載の
発明において、スライス構造決定手段は、スライス単位
の発生符号量がほぼ均等となるようにスライス構造を決
定することを特徴とする。
【0026】請求項11記載の発明は、請求項8記載の
発明において、スライス構造決定手段は、スライス単位
の発生符号量がほぼ均等となるようにスライス構造を決
定することを特徴とする。
【0027】請求項12記載の発明は、請求項9記載の
発明において、スライス構造決定手段は、注視領域に多
くの符号量を割り当てるようにし、注視領域の内部では
スライス単位の発生符号量がほぼ均等となるようにスラ
イス構造を決定することを特徴とする。
【0028】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本発明
の第1の実施形態としての画像符号化装置は、符号化部
1と、スライス制御部2と、パケット送出部3とを備え
ている。符号化部1は、ビデオ信号入力部10と、DC
T(離散コサイン変換)部11と、量子化部12と、可
変長符号化部13と、バッファ部14と、レート制御部
15と、逆量子化部16と、逆DCT部17と、ビデオ
メモリ部18と、動き検出部19と、動き補償部20
と、加算部21と、加算部22とを有している。スライ
ス制御部2は、スライス構造決定部23と、動き情報計
算部26と、回線容量計算部27と、符号量分布計算部
28とを有している。パケット送出部3は、パケット生
成部35と、回線容量検出部36とを有している。
【0029】まず、符号化部1の動作について説明す
る。DCT部11は、入力されたビデオ信号に対して8
×8画素からなるブロックを単位にDCT変換の行列演
算を行い、その変換係数を量子化部12に出力する。量
子化部12では入力された変換係数に対して量子化処理
を行い、量子化変換係数を出力する。量子化の特性は、
レート制御部15によって制御される。量子化変換係数
は、可変長符号化部13に渡され可変長符号化,ランレ
ングス符号化などのエントロピ符号化処理を行う。一
方、逆量子化部16で逆量子化の処理を行って変換係数
に復号された信号は、逆DCT部17でDCT逆変換の
行列演算を行い、PおよびBピクチャの時には予測誤差
信号を、Iピクチャの時には符号化画像信号に相当した
信号を復号する。加算部21は、PおよびBピクチャ時
には予測信号を加算した信号と、Iピクチャの時にはそ
のままの信号を、それぞれ出力する。この加算部21の
出力信号は、ビデオメモリ部18に記憶される。ビデオ
メモリ部18の出力信号(符号化フレームの1フレーム
相当遅延させた信号)は、動き検出部19に入力する。
動き検出部19では各マクロブロックごとの動きベクト
ル信号MVを検出する。この時、スライス制御部2より
入力されたスライス情報101を用いてそれぞれのスラ
イスまたは複数個のスライスが独立に復号が可能になる
ように動き検出を行うことが可能である。
【0030】この動きベクトル信号MVは、可変長符号
化部13で所定の符号化を行う。動き補償部20は、動
き検出部19から入力された動きベクトル信号MVをも
とに動き補償を行い、動き補償予測画像を生成する。こ
の予測信号は加算部22で入力された画像と差分計算を
行い、その差分情報がDCT部11に入力され上記と同
様に符号化される。
【0031】可変長符号化部13でエントロピ符号化し
た符号化データ信号は、バッファ部14に入力し、その
出力信号は符号化データとしてパケット送出部3に渡さ
れる。また、レート制御部15はバッファを監視し、そ
の状態に応じて量子化部12の量子化特性を制御する。
【0032】次に、スライス制御部2の動作を説明す
る。動き情報計算部26は符号化部1の動き検出部19
から動き情報102を受け取り、各スライスごとの動き
情報を計算する。回線容量計算部27は回線容量検出部
36から入力される回線容量情報104を受け取り、最
適なスライスサイズの上限値を計算する。符号量分布計
算部28は符号化部1のバッファ部14より符号量情報
103を受け取り、それぞれのマクロブロックごとまた
は所定の領域単位の符号量を計算する。スライス構造決
定部23では動き情報計算部26と回線容量計算部27
と符号量分布計算部28からの情報を用いてスライス構
造を決定する。決定したスライス構造情報101は符号
化部1の動き検出部19に送られる。また、スライス構
造情報101はレート制御部15にも送られる。動き情
報計算部26は符号化部1の動き検出部19から動き情
報102を受け取り、図13のように各スライス内の動
き情報を計算し、スライス内での動きが大きい場合はス
ライス領域を小さくし、スライス内での動きが小さい場
合はスライス領域を大きくする。これにより各パケット
ごとの重要度を均一にすることができる。
【0033】回線容量計算部27が最適なスライスサイ
ズを計算するのに用いる回線容量情報104として具体
的には、ネットワーク上に送るデータグラムの最大送信
単位{MTU(Maximum Transmissi
on Unit) }がある。ネットワークに送出するパ
ケットサイズがこのMTUを超えるとそのパケットはネ
ットワーク上で複数のデータグラムとして分割され伝送
される。このような場合エラー耐性を考慮して作られた
パケットがMTUサイズにより分割されるため、エラー
耐性の弱い複数のパケットになってしまう。
【0034】次に多重化方式を用いて音声信号やビデオ
信号、制御信号などを多重化する場合を説明する。ビデ
オ信号が多重化される場合にはビデオ信号をあるデータ
サイズで分割して他のデータと多重化するので分割され
たデータサイズはある意味を持った単位であることが望
ましい。ここで多重化のために分割されたデータをスラ
イス単位に設定すると多重化されたビットストリーム内
でエラーが発生した場合にエラー耐性が強化される。次
にATM網で伝送する場合を説明する。ATM伝送の場
合にも伝送単位であるセルのサイズ以内に1個のスライ
スのサイズを制限することによりエラー耐性を強化する
ことができる。以上のように伝送の際に生じる伝送路で
のパケットサイズの最大値がエラー耐性の観点からとて
も重要である。そのため回線容量検出部36によりパケ
ットサイズの最大値を検出し、回線容量情報104をス
ライス制御部2に入力することによりエラー耐性が強い
スライスを生成する。
【0035】符号量分布計算部28は符号化部1のバッ
ファ部14より符号量情報103を受け取り、それぞれ
の図14のようにマクロブロックごとの符号量を計算
し、スライスの開始からの符号量が回線容量計算部27
より得られたスライスサイズの最大値を超えるまでを1
個のスライスとする。図13ではスライスサイズの最大
値を9としてスライス構造が動的に変化している様子を
示している。これにより1個のスライスが持つ符号量を
制御することができる。
【0036】次にパケット送出部3の動作について説明
する。パケット生成部35は、符号化部1より入力され
たビットストリームをパケットとしてネットワークに送
出する。回線容量検出部36ではネットワークと情報交
換を行うなどの方法により、パケットを送出するネット
ワークやネットワーク状況に応じてパケットサイズの最
大値を決定する。
【0037】次に、本発明の第2の実施形態を図面に基
づいて詳細に説明する。本発明の第2の実施形態におい
ては、本発明の第1の実施形態と同じ構成要素には同じ
参照符号が付されている。図2に示すように、本発明の
第2の実施形態としての画像符号化装置は、符号化部1
と、スライス制御部2と、パケット送出部3とを備えて
いる。符号化部1は、ビデオ信号入力部10と、DCT
(離散コサイン変換)部11と、量子化部12と、可変
長符号化部13と、バッファ部14と、レート制御部1
5と、逆量子化部16と、逆DCT部17と、ビデオメ
モリ部18と、動き検出部19と、動き補償部20と、
加算部21と、加算部22とを有している。スライス制
御部2は、スライス構造決定部24と、動き情報計算部
26と、回線容量計算部27と、符号量分布計算部28
と、廃棄率計算部29とを有している。パケット送出部
3は、パケット生成部35と、回線容量検出部36とを
有している。
【0038】次に、本発明の第2の実施形態としての画
像符号化装置の動作を詳細に説明する。符号化部1の動
作は、本発明の第1の実施形態の動作と同じである。次
に、スライス制御部2の動作を説明する。廃棄率計算部
29は、パケット廃棄率情報106を受ける。廃棄率計
算部29からパケット廃棄率がスライス構造決定部24
に入力される。スライス構造決定部24は、パケット廃
棄率が大きい場合にはスライスサイズの最大値を減少さ
せ、それぞれのパケットサイズを小さくすることにより
廃棄エラーに対するエラー耐性を強化する。しかし、パ
ケットサイズを減少させるとエラー耐性が強化される代
わりに符号量が増加し、回線の負荷がさらに増加する可
能性があるため、スライス構造決定部24は符号化部1
のレート制御部15にスライス構造情報101を出す。
スライス構造情報101を受け取ったレート制御部15
は与えられたスライス構造を考慮して適応的に符号量を
減少させる。逆に、パケット廃棄率が小さい場合には、
回線容量計算部27により入力されたスライスサイズの
最大値を上限としてスライスサイズを増加させる。この
動作によりネットワーク回線の変動に適応した符号化を
行なうことができる。パケット送出部3の動作は、上記
第1の実施形態の動作と同じである。
【0039】次に、本発明の第3の実施形態を図面に基
づいて詳細に説明する。本発明の第3の実施形態におい
ては、本発明の第1および第2の実施形態と同じ構成要
素には同じ参照符号が付されている。図3に示すよう
に、本発明の第3の実施形態としての画像符号化装置
は、符号化部1と、スライス制御部2と、パケット送出
部3とを備えている。符号化部1は、ビデオ信号入力部
10と、DCT(離散コサイン変換)部11と、量子化
部12と、可変長符号化部13と、バッファ部14と、
レート制御部15と、逆量子化部16と、逆DCT部1
7と、ビデオメモリ部18と、動き検出部19と、動き
補償部20と、加算部21と、加算部22とを有してい
る。スライス制御部2は、スライス構造決定部25と、
動き情報計算部26と、回線容量計算部27と、符号量
分布計算部28と、廃棄率計算部29と、注視領域計算
部30とを有している。パケット送出部3は、パケット
生成部35と、回線容量検出部36とを有している。
【0040】次に、本発明の第3の実施形態としての画
像符号化装置の動作を詳細に説明する。符号化部1の動
作は、本発明の第1の実施形態の動作と同じである。次
に、スライス制御部2の動作を説明する。注視領域計算
部30は、注視領域情報107を用いて画像を注視領域
と非注視領域に分割し分割情報を生成する。注視領域計
算部30の分割情報は、スライス構造決定部25に入力
される。スライス構造決定部25においては、動き情報
計算部26と、回線容量計算部27と、符号量分布計算
部28および廃棄率計算部29とにより図15のように
注視領域および非注視領域のそれぞれを別のスライスに
配分する。パケット送出部3の動作は、本発明の第1の
実施形態の動作と同じである。なお、本発明の第3の実
施形態としての画像符号化装置においては、廃棄率計算
部29を削除してもよい。
【0041】次に、本発明の第4の実施形態を図面に基
づいて詳細に説明する。本発明の第4の実施形態におい
ては、本発明の第1の実施形態と同じ構成要素には同じ
参照符号が付されている。図4に示すように、本発明の
第4の実施形態としての画像符号化装置は、符号化部1
と、スライス制御部2と、パケット送出部3とを備えて
いる。符号化部1は、ビデオ信号入力部10と、DCT
(離散コサイン変換)部11と、量子化部12と、可変
長符号化部13と、バッファ部14と、レート制御部1
5と、逆量子化部16と、逆DCT部17と、ビデオメ
モリ部18と、動き検出部19と、動き補償部20と、
加算部21と、加算部22とを有している。スライス制
御部2は、スライス構造決定部23と、動き情報計算部
26と、回線容量計算部27と、符号量分布計算部28
とを有している。パケット送出部3は、パケット生成部
35と、回線容量検出部36とを有している。
【0042】次に、本発明の第4の実施形態としての画
像符号化装置の動作を詳細に説明する。符号化部1の動
作は、本発明の第1の実施形態の動作と同じである。ス
ライス制御部2の動作で本発明の第1の実施形態の動作
と異なる点は、各スライスごとの発生符号量をほぼ均等
にすることである。各スライスごとの発生符号量をほぼ
均等にすることで動き領域ではスライスサイズが小さく
なり、静止領域ではスライスサイズが大きくなるのでパ
ケットが紛失した場合、失われた符号量がどちらの場合
でも同じサイズとなるため画質に対する影響をほぼ一定
に保つことができるからである。パケット送出部3の動
作は、本発明の第1の実施形態の動作と同じである。
【0043】次に、本発明の第5の実施形態を図面に基
づいて詳細に説明する。本発明の第5の実施形態におい
ては、本発明の第2の実施形態と同じ構成要素には同じ
参照符号が付されている。図5に示すように、本発明の
第5の実施形態としての画像符号化装置は、符号化部1
と、スライス制御部2と、パケット送出部3とを備えて
いる。符号化部1は、ビデオ信号入力部10と、DCT
(離散コサイン変換)部11と、量子化部12と、可変
長符号化部13と、バッファ部14と、レート制御部1
5と、逆量子化部16と、逆DCT部17と、ビデオメ
モリ部18と、動き検出部19と、動き補償部20と、
加算部21と、加算部22とを有している。スライス制
御部2は、スライス構造決定部24と、動き情報計算部
26と、回線容量計算部27と、符号量分布計算部28
と、廃棄率計算部29とを有している。パケット送出部
3は、パケット生成部35と、回線容量検出部36とを
有している。
【0044】次に、本発明の第5の実施形態としての画
像符号化装置の動作を説明する。符号化部1の動作は、
本発明の第1の実施形態の動作と同じである。スライス
制御部2の動作で本発明の第2の実施形態の動作と異な
る点は、各スライスごとの発生符号量をほぼ均等にする
ことである。パケット送出部3の動作は、本発明の第1
の実施形態の動作と同じである。
【0045】次に、本発明の第6の実施形態を図面に基
づいて詳細に説明する。本発明の第6の実施形態におい
ては、本発明の第3の実施形態と同じ構成要素には同じ
参照符号が付されている。図6に示すように、本発明の
第5の実施形態としての画像符号化装置は、符号化部1
と、スライス制御部2と、パケット送出部3とを備えて
いる。符号化部1は、ビデオ信号入力部10と、DCT
(離散コサイン変換)部11と、量子化部12と、可変
長符号化部13と、バッファ部14と、レート制御部1
5と、逆量子化部16と、逆DCT部17と、ビデオメ
モリ部18と、動き検出部19と、動き補償部20と、
加算部21と、加算部22とを有している。スライス制
御部2は、スライス構造決定部25と、動き情報計算部
26と、回線容量計算部27と、符号量分布計算部28
と、廃棄率計算部29と、注視領域計算部30とを有し
ている。パケット送出部3は、パケット生成部35と、
回線容量検出部36とを有している。
【0046】次に、本発明の第6の実施形態としての画
像符号化装置の動作を説明する。符号化部1の動作は、
本発明の第1の実施形態の動作と同じである。スライス
制御部2の動作で本発明の第3の実施形態の動作と異な
る点は、非注視領域よりも注視領域に多くの符号量を割
りあてることである。また、スライス制御部2は、非注
視領域および注視領域ともにスライス内の符号量は一定
となるようにスライス構造を決定し、かつ、符号量制御
を行なう。パケット送出部3の動作は、本発明の第1の
実施形態の動作と同じである。なお、本発明の第6の実
施形態としての画像符号化装置においては、廃棄率計算
部29を削除してもよい。
【0047】次に、本発明の第7の実施形態を図面に基
づいて詳細に説明する。本発明の第7の実施形態におい
ては、本発明の第1の実施形態と同じ構成要素には同じ
参照符号が付されている。図7に示すように、本発明の
第7の実施形態としての動画像伝送システムは、符号化
部1と、スライス制御部2と、パケット送出部3と、パ
ケット受信部4と、復号部5とを備えている。符号化部
1は、ビデオ信号入力部10と、DCT(離散コサイン
変換)部11と、量子化部12と、可変長符号化部13
と、バッファ部14と、レート制御部15と、逆量子化
部16と、逆DCT部17と、ビデオメモリ部18と、
動き検出部19と、動き補償部20と、加算部21と、
加算部22とを有している。スライス制御部2は、スラ
イス構造決定部23と、動き情報計算部26と、回線容
量計算部27と、符号量分布計算部28とを有してい
る。パケット送出部3は、パケット生成部35と、回線
容量検出部36とを有している。パケット受信部4は、
受信部40と、ビットストリーム生成部42とを有して
いる。復号部5は、バッファ部51と、可変長復号化部
52と、逆量子化部53と、逆DCT部54と、ビデオ
メモリ部55と、動き補償予測部56、と加算部57と
を有している。
【0048】次に、本発明の第7の実施形態としての動
画像伝送システムの動作を詳細に説明する。符号化部1
とスライス制御部2およびパケット送出部3の動作は、
本発明の第1の実施形態の動作と同じである。パケット
受信部4の受信部40はパケット送出部3のパケット生
成部35から送出されるパケット201を受信する。受
信部40で受信したパケット201はビットストリーム
生成部42に渡され、ビットストリーム生成部42はパ
ケットよりビットストリームを再構成する。ビットスト
リーム生成部42で再構成されたビットストリーム20
2は復号部5のバッファ部51に蓄えられる。バッファ
部51からとりだされたビットストリームは可変長復号
化部52で復号され、逆量子化部53に送られる。逆量
子化部53で逆量子化の処理を行って変換係数に復号し
た信号は、逆DCT部54でDCT逆変換の行列演算を
行い、Iピクチャの時には符号化画像信号に相当した信
号を復号する。PおよびBピクチャの場合、ビデオメモ
リ部55に蓄えられた画像を使用して動き補償予測部5
6で動き補償を行い、信号を復号し加算部57で加算さ
れビデオ信号として出力される。
【0049】次に、本発明の第8の実施形態を図面に基
づいて詳細に説明する。本発明の第8の実施形態におい
ては、本発明の第2の実施形態と同じ構成要素には同じ
参照符号が付されている。図8に示すように、本発明の
第2の実施形態としての動画像伝送システムは、符号化
部1と、スライス制御部2と、パケット送出部3と、パ
ケット受信部4と、復号部5とを備えている。符号化部
1は、ビデオ信号入力部10と、DCT(離散コサイン
変換)部11と、量子化部12と、可変長符号化部13
と、バッファ部14と、レート制御部15と、逆量子化
部16と、逆DCT部17と、ビデオメモリ部18と、
動き検出部19と、動き補償部20と、加算部21と、
加算部22とを有している。スライス制御部2は、スラ
イス構造決定部24と、動き情報計算部26と、回線容
量計算部27と、符号量分布計算部28と、廃棄率計算
部29とを有している。パケット送出部3は、パケット
生成部35と、回線容量検出部36とを有している。パ
ケット受信部4は、受信部41と、ビットストリーム生
成部42と、送信部43とを有している。復号部5は、
バッファ部51と、可変長復号化部52と、逆量子化部
53と、逆DCT部54と、ビデオメモリ部55と、動
き補償予測部56と、加算部57とを有している。
【0050】次に、本発明の第8の実施形態としての動
画像伝送システムの動作を詳細に説明する。符号化部1
とスライス制御部2およびパケット送出部3の動作は、
本発明の第2の実施形態の動作と同じである。パケット
受信部4の受信部41は、パケット送出部3のパケット
生成部35から送出されるパケット201を受信する。
受信部41で受信したパケット201はビットストリー
ム生成部42に渡され、ビットストリーム生成部42は
パケットよりビットストリームを再構成する。また、受
信部41よりパケット廃棄率情報が送信部43に送られ
る。送信部43からパケット廃棄率情報106がスライ
ス制御部2の廃棄率計算部29に送られる。ビットスト
リーム生成部42で再構成されたビットストリーム20
2は復号部5のバッファ部51に蓄えられる。復号部5
の動作は、本発明の第7の実施形態の動作と同じであ
る。
【0051】次に、本発明の第9の実施形態を図面に基
づいて詳細に説明する。本発明の第9の実施形態におい
ては、本発明の第3の実施形態と同じ構成要素には同じ
参照符号が付されている。図9に示すように、本発明の
第9の実施形態としての動画像伝送システムは、符号化
部1と、スライス制御部2と、パケット送出部3と、パ
ケット受信部4と、復号部5とを備えている。符号化部
1は、ビデオ信号入力部10と、DCT(離散コサイン
変換)部11と、量子化部12と、可変長符号化部13
と、バッファ部14と、レート制御部15と、逆量子化
部16と、逆DCT部17と、ビデオメモリ部18と、
動き検出部19と、動き補償部20と、加算部21と、
加算部22とを有している。スライス制御部2は、スラ
イス構造決定部25と、動き情報計算部26と、回線容
量計算部27と、符号量分布計算部28と、廃棄率計算
部29と、注視領域計算部30とを有している。パケッ
ト送出部3は、パケット生成部35と、回線容量検出部
36とを有している。パケット受信部4は、受信部41
と、ビットストリーム生成部42と、送信部43とを有
している。復号部5は、バッファ部51と、可変長復号
化部52と、逆量子化部53と、逆DCT部54と、ビ
デオメモリ部55と、動き補償予測部56と、加算部5
7とを有している。本発明の第9の実施形態としての動
画像伝送システムは、さらに注視領域計算部30に接続
されている注視領域入力装置71と、送信部43に接続
されている注視領域入力装置61とを有している。
【0052】次に、本発明の第9の実施形態としての動
画像伝送システムの動作を詳細に説明する。符号化部1
とスライス制御部2およびパケット送出部3の動作は、
本発明の第3の実施形態の動作と同じである。パケット
受信部4の受信部41は、パケット送出部3のパケット
生成部35から送出されるパケット201を受信する。
受信部41で受信したパケット201はビットストリー
ム生成部42に渡され、ビットストリーム生成部42は
パケットよりビットストリームを再構成する。また、パ
ケット受信部41よりパケット廃棄率情報が送信部43
に送られる。注視領域入力装置61で得られる受信者の
注視領域情報203は送信部43に送られる。パケット
送出部43からはパケット廃棄率情報106がスライス
制御部2の廃棄率計算部29に、注視領域情報107が
スライス制御部2の注視領域計算部30に送られる。
【0053】ビットストリーム生成部42で再構成され
たビットストリーム202は復号部5のバッファ部51
に蓄えられる。復号部5の動作は、本発明の第7の実施
形態の動作と同じである。注視領域入力装置71では送
信者からの注視領域情報108がスライス制御部2の注
視領域計算部30に送られる。なお、本発明の第9の実
施形態としての動画像伝送システムにおいては、廃棄率
計算部29を削除してもよい。
【0054】次に、本発明の第10の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本発明の第10の実施形態に
おいては、本発明の第4の実施形態と同じ構成要素には
同じ参照符号が付されている。図10に示すように、本
発明の第10の実施形態としての動画像伝送システム
は、符号化部1と、スライス制御部2と、パケット送出
部3と、パケット受信部4と、復号部5とを備えてい
る。符号化部1は、ビデオ信号入力部10と、DCT
(離散コサイン変換)部11と、量子化部12と、可変
長符号化部13と、バッファ部14と、レート制御部1
5と、逆量子化部16と、逆DCT部17と、ビデオメ
モリ部18と、動き検出部19と、動き補償部20と、
加算部21と、加算部22とを有している。スライス制
御部2は、スライス構造決定部23と、動き情報計算部
26と、回線容量計算部27と、符号量分布計算部28
とを有している。パケット送出部3は、パケット生成部
35と、回線容量検出部36とを有している。パケット
受信部4は、受信部40と、ビットストリーム生成部4
2とを有している。復号部5は、バッファ部51と、可
変長復号化部52と、逆量子化部53と、逆DCT部5
4と、ビデオメモリ部55と、動き補償予測部56と、
加算部57とを有している。
【0055】次に、本発明の第10の実施形態としての
動画像伝送システムの動作を説明する。符号化部1とス
ライス制御部2およびパケット送出部3の動作は、本発
明の第4の実施形態の動作と同じである。パケット受信
部4および復号部5の動作は、本発明の第7の実施形態
の動作と同じである。
【0056】次に、本発明の第11の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本発明の第11の実施形態に
おいては、本発明の第5の実施形態と同じ構成要素には
同じ参照符号が付されている。図11に示すように、本
発明の第11の実施形態としての動画像伝送システム
は、符号化部1と、スライス制御部2と、パケット送出
部3と、パケット受信部4と、復号部5とを備えてい
る。符号化部1は、ビデオ信号入力部10と、DCT
(離散コサイン変換)部11と、量子化部12と、可変
長符号化部13と、バッファ部14と、レート制御部1
5と、逆量子化部16と、逆DCT部17と、ビデオメ
モリ部18と、動き検出部19と、動き補償部20と、
加算部21と、加算部22とを有している。スライス制
御部2は、スライス構造決定部24と、動き情報計算部
26と、回線容量計算部27と、符号量分布計算部28
と、廃棄率計算部29とを有している。パケット送出部
3は、パケット生成部35と、回線容量検出部36とを
有している。パケット受信部4は、受信部41と、ビッ
トストリーム生成部42と、送信部43とを有してい
る。復号部5は、バッファ部51と、可変長復号化部5
2と、逆量子化部53と、逆DCT部54と、ビデオメ
モリ部55と、動き補償予測部56と、加算部57とを
有している。
【0057】次に、本発明の第11の実施形態としての
動画像伝送システムの動作を説明する。符号化部1とス
ライス制御部2およびパケット送出部3の動作は、本発
明の第5の実施形態の動作と同じである。パケット受信
部4の動作は、本発明の第8の実施形態の動作と同じで
ある。復号部5の動作は、本発明の第7の実施形態の動
作と同じである。
【0058】次に、本発明の第12の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本発明の第12の実施形態に
おいては、本発明の第9の実施形態と同じ構成要素には
同じ参照符号が付されている。図12に示すように、本
発明の第12の実施形態としての動画像伝送システム
は、符号化部1と、スライス制御部2と、パケット送出
部3と、パケット受信部4と、復号部5とを備えてい
る。符号化部1は、ビデオ信号入力部10と、DCT
(離散コサイン変換)部11と、量子化部12と、可変
長符号化部13と、バッファ部14と、レート制御部1
5と、逆量子化部16と、逆DCT部17と、ビデオメ
モリ部18と、動き検出部19と、動き補償部20と、
加算部21と、加算部22とを有している。スライス制
御部2は、スライス構造決定部25と、動き情報計算部
26と、回線容量計算部27と、符号量分布計算部28
と、廃棄率計算部29と、注視領域計算部30とを有し
ている。パケット送出部3は、パケット生成部35と、
回線容量検出部36とを有している。パケット受信部4
は、受信部41と、ビットストリーム生成部42と、送
信部43とを有している。復号部5は、バッファ部51
と、可変長復号化部52と、逆量子化部53と、逆DC
T部54と、ビデオメモリ部55と、動き補償予測部5
6と、加算部57とを有している。本発明の第12の実
施形態としての動画像伝送システムは、さらに注視領域
計算部30に接続されている注視領域入力装置71と、
送信部43に接続されている注視領域入力装置61とを
有している。
【0059】次に、本発明の第12の実施形態としての
動画像伝送システムの動作を説明する。符号化部1とス
ライス制御部2およびパケット送出部3の動作は、本発
明の第4の実施形態の動作と同じである。パケット受信
部4の動作は、本発明の第9の実施形態の動作と同じで
ある。復号部5の動作は、本発明の第7の実施形態の動
作と同じである。
【0060】次に、本発明の第13の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本発明の第13の実施形態に
おいては、本発明の第12の実施形態と同じ構成要素に
は同じ参照符号が付されている。図12に示すように、
本発明の第13の実施形態としての動画像伝送システム
は、符号化部1と、スライス制御部2と、パケット送出
部3と、パケット受信部4と、復号部5とを備えてい
る。符号化部1は、ビデオ信号入力部10と、DCT
(離散コサイン変換)部11と、量子化部12と、可変
長符号化部13と、バッファ部14と、レート制御部1
5と、逆量子化部16と、逆DCT部17と、ビデオメ
モリ部18と、動き検出部19と、動き補償部20と、
加算部21と、加算部22とを有している。スライス制
御部2は、スライス構造決定部25と、動き情報計算部
26と、回線容量計算部27と、符号量分布計算部28
と、廃棄率計算部29と、注視領域計算部30とを有し
ている。パケット送出部3は、パケット生成部35と、
回線容量検出部36とを有している。パケット受信部4
は、受信部41と、ビットストリーム生成部42と、送
信部43とを有している。復号部5は、バッファ部51
と、可変長復号化部52と、逆量子化部53と、逆DC
T部54と、ビデオメモリ部55と、動き補償予測部5
6と、加算部57とを有している。本発明の第12の実
施形態としての動画像伝送システムは、さらに注視領域
計算部30に接続されている注視領域入力装置71と、
送信部43に接続されている注視領域入力装置61とを
有している。
【0061】本発明の第13の実施形態としての動画像
伝送システムは、インターネット上でのものである。符
号化部1と復号部5の方式としては、H.263、MP
EG4などがある。パケット送出部3としてRTP、パ
ケット受信部4のパケット送信部43としてRTCPが
ある。符号化部1ではスライス制御部2からスライス構
造を受け取り、そのスライス構造に基づいて入力される
画像を符号化していく。動き情報計算部26では符号化
部1の動き検出部19から上下方向と左右方向の動きベ
クトルを受け取る。回線容量計算部27ではネットワー
ク上でパケットサイズの最大値を受け取る。符号量分布
計算部28では符号化部1のバッファ部14から各マク
ロブロックの符号量を受け取る。廃棄率計算部29では
RTCPのヘッダより廃棄率を受け取る。注視領域計算
部30では画像内のそれぞれのマクロブロックが注視領
域であるか非注視領域であるかを決定する。
【0062】スライス構造決定部25では入力されるそ
れぞれの情報に基づきスライス構造を決定し符号化部1
の動き検出部19に入力する。パケット送出部3では受
け取ったビットストリームをRTPのフォーマットに合
った形でパケット化し、ネットワークに送出する。パケ
ット受信部4ではRTPフォーマットのパケットを受け
取り、ビットストリーム生成部42にパケットを送る。
【0063】また、ここでRTCPに必要な情報を計算
し送信部43に送る。送信部43では注視領域入力装置
61から注視領域を受け取る。送信部43は、送信側に
RTCPフォーマットのパケットや注視領域情報を送
る。ビットストリーム生成部42はパケットをビットス
トリームに変換し、復号部5に送る。復号部5は受け取
ったビットストリームを復号し画像を出力する。
【0064】次に、本発明の第14の実施形態を図面に
基づいて詳細に説明する。本発明の第14の実施形態に
おいては、本発明の第12の実施形態と同じ構成要素に
は同じ参照符号が付されている。図12に示すように、
本発明の第14の実施形態としての動画像伝送システム
は、符号化部1と、スライス制御部2と、パケット送出
部3と、パケット受信部4と、復号部5とを備えてい
る。符号化部1は、ビデオ信号入力部10と、DCT
(離散コサイン変換)部11と、量子化部12と、可変
長符号化部13と、バッファ部14と、レート制御部1
5と、逆量子化部16と、逆DCT部17と、ビデオメ
モリ部18と、動き検出部19と、動き補償部20と、
加算部21と、加算部22とを有している。スライス制
御部2は、スライス構造決定部25と、動き情報計算部
26と、回線容量計算部27と、符号量分布計算部28
と、廃棄率計算部29と、注視領域計算部30とを有し
ている。パケット送出部3は、パケット生成部35と、
回線容量検出部36とを有している。パケット受信部4
は、受信部41と、ビットストリーム生成部42と、送
信部43とを有している。復号部5は、バッファ部51
と、可変長復号化部52と、逆量子化部53と、逆DC
T部54と、ビデオメモリ部55と、動き補償予測部5
6と、加算部57とを有している。本発明の第12の実
施形態としての動画像伝送システムは、さらに注視領域
計算部30に接続されている注視領域入力装置71と、
送信部43に接続されている注視領域入力装置61とを
有している。
【0065】本発明の第14の実施形態としての動画像
伝送システムは、移動体通信網上でのものである。符号
化部1と復号部5の方式としては、H.263、MPE
G4などがある。パケット送出部3およびパケット受信
部4の送信部43としてITUのH.223、及びH.
223上で転送されるH.245がある。ここでH.2
23は多重化方式であり、H.245はシグナリング方
式である。
【0066】符号化部1ではスライス制御部2からスラ
イス構造を受け取り、そのスライス構造に基づいて入力
される画像を符号化していく。動き情報計算部26では
符号化部1の動き検出部19から上下方向と左右方向の
動きベクトルを受け取る。回線容量計算部27では回線
上でのパケットサイズの最大値を例えばH.245のf
orward Maximum SDU Size、
backward Maximum SDU Size
コマンドによって受け取る。符号量分布計算部28では
符号化部1のバッファ部14から各マクロブロックの符
号量を受け取る。
【0067】廃棄率計算部29ではH.245のH22
3Mulitplex Reconfiguratio
nコマンドなどにより廃棄率情報を受け取り廃棄率を計
算する。ここで、H.223 Mulitplex R
econfigurationコマンドは回線上でのエ
ラー発生頻度よりH.223自体が持つエラー耐性モー
ドを強くしたり弱くしたりするものであるので、このコ
マンドにより廃棄率とほぼ等価な値を計算することがで
きる。また廃棄率としてH.263 Annex N
Reference Picture Selecti
on Modeでは受信側から送信側へ画像内のエラー
情報を通知できる。この通知情報を基に廃棄率を計算す
ることもできる。
【0068】注視領域計算部30では画像内のそれぞれ
のマクロブロックが注視領域であるか非注視領域である
かを決定する。あるいは上記Annex N Refe
rence Picture Selection M
odeを使用して、受信者は故意に注視領域を廃棄領域
に見せかけて符号量割り当ての増加をすることも可能で
ある。スライス構造決定部25では入力されるそれぞれ
の情報に基づきスライス構造を決定し符号化部1の動き
検出部19に入力する。パケット送出部3では受け取っ
たビットストリームをH.223に規定されるデータに
合った形でパケット化し、H.223が規定する多重化
装置に送出する。
【0069】パケット受信部4では多重化されたデータ
からパケットを受け取り、ビットストリーム生成部42
にパケットを送る。送信部43では注視領域入力装置6
1から注視領域を受け取る。送信部43は送信側に例え
ばH.245のH223 Mulitplex Rec
onfigurationコマンドや注視領域情報を送
る。ビットストリーム生成部42はパケットをビットス
トリームに変換し、復号部5に送る。復号部5は受け取
ったビットストリームを復号し画像を出力する。
【0070】本発明の実施形態においては、スライスの
符号量を制御する部を備えているから、発生符号量に応
じてエラー耐性を制御することができ、送信エラーの影
響を制御することができる。また、本発明の実施に形態
においては、1個のスライスサイズの最大値を各ネット
ワークに適したサイズにできるため画像符号化装置より
下のレイヤでのパケット分割を回避することができる。
また、本発明の実施形態においては、受信側からのフィ
ードバック情報として廃棄率を符号化装置が利用して符
号化を行うため、ネットワーク回線の変動に対応した符
号化を行うことができる。さらに、本発明の実施形態に
おいては、受信側からのフィードバック情報である注視
領域情報や送信側での注視領域情報を利用することによ
り、送受信者にとって重要な個所と重要でない個所とを
分けて符号化装置が符号化を行うことができる。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、発生符号量に応じてエ
ラー耐性を制御してエラーの影響を最小限に抑えること
ができるから、エラーが発生しやすいネットワーク上で
動画像を高能率で高画質の画像に符号化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態としての画像符号化装
置を示すブロック図である。
【図2】本発明の第2の実施形態としての画像符号化装
置を示すブロック図である。
【図3】本発明の第3の実施形態としての画像符号化装
置を示すブロック図である。
【図4】本発明の第4の実施形態としての画像符号化装
置を示すブロック図である。
【図5】本発明の第5の実施形態としての画像符号化装
置を示すブロック図である。
【図6】本発明の第6の実施形態としての画像符号化装
置を示すブロック図である。
【図7】本発明の第7の実施形態としての動画像伝送シ
ステムを示すブロック図である。
【図8】本発明の第8の実施形態としての動画像伝送シ
ステムを示すブロック図である。
【図9】本発明の第9の実施形態としての動画像伝送シ
ステムを示すブロック図である。
【図10】本発明の第10の実施形態としての動画像伝
送システムを示すブロック図である。
【図11】本発明の第11の実施形態としての動画像伝
送システムを示すブロック図である。
【図12】本発明の第12の実施形態としての動画像伝
送システムを示すブロック図である。
【図13】図1〜図12におけるスライス制御部の動作
を説明するための図である。
【図14】図1〜12におけるスライス制御部の動作を
するための他の図である。
【図15】図3と図6と図9および図12における注視
領域を説明するための図である。
【符号の説明】
1 符号化部 2 スライス制御部 3 パケット送出部 4 パケット受信部 5 復号部 10 ビデオ信号入力部 11 DCT部 12 量子化部 13 可変長符号化部 14 バッファ部 15 レート制御部 16 逆量子化部 17 逆DCT部 18 ビデオメモリ部 19 動き検出部 20 動き補償部 21、22 加算部 23〜25 スライス構造決定部 26 動き情報計算部 27 回線容量計算部 28 符号量分布計算部 29 廃棄率計算部 30 注視領域計算部 35 パケット生成部 36 回線容量検出部 40、41 受信部 42 ビットストリーム生成部 43 送信部 51 バッファ部 52 可変長復号化部 53 逆量子化部 54 逆DCT部 55 ビデオメモリ部 56 動き補償予測部 57 加算部 61、71 注視領域入力装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−107458(JP,A) 特開 平6−351006(JP,A) 特開 平8−107096(JP,A) 特開 平6−319134(JP,A) 特開 平10−164572(JP,A) 特開 平8−331559(JP,A) 特表 平8−511931(JP,A)

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力されたビデオ信号に対し情報量を圧
    縮する符号化手段と、この符号化手段で使用されるスラ
    イス構造を制御するスライス制御手段と、前記符号化手
    段の符号化したビットストリームをパケット化してネッ
    トワークに送出するパケット送出手段とを備え、 前記符号化手段は動き検出手段と符号量制御手段と符号
    量測定手段を有し、 前記パケット送出手段は回線容量検出手段を有し、 前記スライス制御手段は、前記動き検出手段の結果から
    動き領域と静止領域の判別を行う動き情報計算手段と、
    前記符号量測定手段の結果から画面内の符号量分布を計
    測する符号量分布計算手段と、前記回線容量検出手段か
    ら回線容量を計算する回線容量計算手段と、前記動き検
    出手段と前記符号量測定手段と前記回線容量検出手段の
    結果からスライス構造を更新するスライス構造決定手段
    とを有し、 前記動き検出手段は前記スライス構造を参照して動き検
    出を行い、前記符号量制御手段は前記スライス構造を参
    照してスライス毎の符号量制御を行うことを特徴とする
    画像符号化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の画像符号化装置におい
    て、 さらに画像復号装置からパケット廃棄率を受信するパケ
    ット受信手段を備え、前記スライス構造決定手段は前記
    パケット廃棄率を新たな入力としてスライス構造を決定
    することを特徴とする請求項1記載の画像符号化装置。
  3. 【請求項3】 請求項1および請求項2の1つに記載の
    画像符号化装置において、 さらに画像復号装置から画像観察者の注視領域を受信す
    るパケット受信手段または画像送信部の注視領域を検出
    する領域検出手段を備え、 前記スライス構造決定手段は前記注視領域を新たな入力
    としてスライス構造を決定することを特徴とする画像符
    号化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の画像符号化装置におい
    て、 前記スライス構造決定手段は、スライス単位の発生符号
    量がほぼ均等になるようにスライス構造を決定すること
    を特徴とする画像符号化装置。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の画像符号化装置におい
    て、 前記スライス構造決定手段は、スライス単位の発生符号
    量がほぼ均等になるようにスライス構造を決定すること
    を特徴とする画像符号化装置。
  6. 【請求項6】 請求項3に記載の画像符号化装置におい
    て、 前記スライス構造決定手段は、前記注視領域に多くの符
    号量を割り当てるようにし、前記注視領域の内部ではス
    ライス単位の発生符号量がほぼ均等となるようにスライ
    ス構造を決定することを特徴とする画像符号化装置。
  7. 【請求項7】 画像符号化装置と、この画像符号化装置
    の出力を復号可能な画像復号装置とから構成されている
    動画像伝送システムにおいて、前記画像符号化装置は、
    入力されたビデオ信号に対し情報量を圧縮する符号化手
    段と、この符号化手段で使用されるスライス構造を制御
    するスライス制御手段と、前記符号化手段の符号化した
    ビットストリームをパケット化してネットワークに送出
    するパケット送出手段とを備え、 前記符号化手段は動き検出手段と符号量制御手段と符号
    量測定手段を有し、 前記パケット送出手段は回線容量検出手段を有し、 前記スライス制御手段は、前記動き検出手段の結果から
    動き領域と静止領域の判別を行う動き情報計算手段と、
    前記符号量測定手段の結果から画面内の符号量分布を計
    測する符号量分布計算手段と、前記回線容量検出手段か
    ら回線容量を計算する回線容量計算手段と、前記動き検
    出手段と前記符号量測定手段と前記回線容量検出手段の
    結果からスライス構造を更新するスライス構造決定手段
    とを有し、 前記動き検出手段は前記スライス構造を参照して動き検
    出を行い、前記符号量制御手段は前記スライス構造を参
    照してスライス毎の符号量制御を行うことを特徴とする
    動画像伝送システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の動画像伝送システムに
    おいて、前記画像符号化装置は、 さらに画像復号装置からパケッ
    ト廃棄率を受信するパケット受信手段を備え、前記スラ
    イス構造決定手段は前記パケット廃棄率を新たな入力と
    してスライス構造を決定することを特徴とする動画像伝
    送システム。
  9. 【請求項9】 請求項7および請求項8の1つに記載の
    動画像伝送システムにおいて、前記画像符号化装置は、 さらに画像復号装置から画像観
    察者の注視領域を受信するパケット受信手段または画像
    送信部の注視領域を検出する領域検出手段を備え、前記
    スライス構造決定手段は前記注視領域を新たな入力とし
    てスライス構造を決定することを特徴とする動画像伝送
    システム。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載の動画像伝送システム
    において、 前記スライス構造決定手段は、スライス単位の発生符号
    量がほぼ均等となるようにスライス構造を決定すること
    を特徴とする動画像伝送システム。
  11. 【請求項11】 請求項8に記載の動画像伝送システム
    において、 前記スライス構造決定手段は、スライス単位の発生符号
    量がほぼ均等となるようにスライス構造を決定すること
    を特徴とする動画像伝送システム。
  12. 【請求項12】 請求項9に記載の動画像伝送システム
    において、 前記スライス構造決定手段は、前記注視領域に多くの符
    号量を割り当てるようにし、前記注視領域の内部ではス
    ライス単位の発生符号量がほぼ均等となるようにスライ
    ス構造を決定することを特徴とする動画像伝送システ
    ム。
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