JP3438669B2 - 移動通信端末装置及びその制御方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

移動通信端末装置及びその制御方法並びにその制御プログラムを記録した記録媒体

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JP3438669B2
JP3438669B2 JP25967699A JP25967699A JP3438669B2 JP 3438669 B2 JP3438669 B2 JP 3438669B2 JP 25967699 A JP25967699 A JP 25967699A JP 25967699 A JP25967699 A JP 25967699A JP 3438669 B2 JP3438669 B2 JP 3438669B2
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    • H04B2201/69Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
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  • Computer Security & Cryptography (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は移動通信端末装置及
びその制御方法並びにその制御プログラムを記録した記
録媒体に関し、特にCDMA(符号分割多元接続)方式
を採用した移動通信端末装置におけるセル検出方式の改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】セルラ移動通信方式においては、各々が
比較的狭い範囲を受持つ複数のセルにより広範囲のサー
ビスエリアを構成し、このサービスエリア内を移動する
移動局と各セル毎に設けられる基地局との間で通信を行
うようにしている。従って、移動局の移動に伴い、通信
に最適なセル毎に設けられた基地局が時々刻々と変化す
る。そのため、移動通信システムにおいては、通信に最
適な基地局を適宜選択する、いわゆるセル検出(セル選
択)を行う必要がある。
【0003】セル検出が正確に行われるかどうかは加入
者容量、通信品質等に大きく影響する。つまり、誤って
遠いセルを選択すると、移動局、基地局とも、正しい選
択を行ったときよりも大きな送信電力で送信することに
なる。それにより他局に及ぼす干渉が大きくなり、他局
での信号対干渉信号比が小さくなることから通信品質が
劣化する。また、干渉の増加により同時通信可能局数が
小さくなり、加入者容量が減少することになる。
【0004】以下に、セル検出の方法について説明す
る。CDMA方式の携帯電話システムでは、各セル(基
地局)が固有のスクランブルコードを有しており、移動
通信端末装置である移動機(移動局)が、そのスクラン
ブルコードを検出(サーチ)することにより、セル検出
(セルサーチ)が行われる。この場合に使用されるセル
サーチ用の無線チャネルのフレームフォーマットを図1
0に示す。
【0005】図10に示す如く、無線フレームは第1〜
第15のタイムスロット(以下単にスロットと称す)か
らなり、各スロットはPCCPCH(Primary Commmon
Control Physical Channel)とSCH(Synchronizatio
n Channel )とからなっている。PCCPCHは全セル
共通の拡散コードにより拡散されており、更にセル固有
のスクランブルコードでスクランブルされている。この
スクランブルコードは無線フレーム周期(10ms)であ
る。
【0006】SCHはP−SCH(Primary SCH)と
S−SCH(Secondary SCH)とが多重されている。
P−SCHは全セル共通の拡散コード(第1サーチコー
ド)で拡散されており、スクランブルは施されていな
い。この第1サーチコードは全スロットで共通のパター
ンである。S−SCHはPCCPCHに使用されるスク
ランブルコードの属するスクランブルコード群によって
定まる拡散コード(第2サーチコード)で拡散されてお
り、スクランブルコードは施されていない。この第2サ
ーチコードは無線フレーム内のスロット毎に異なるパタ
ーンを有している。スクランブルコード群は32個あ
り、1つの群は16個のスクランブルコードを含んでい
る。すなわち、第2サーチコードは32種類あることに
なる。
【0007】移動機では、基地局からのこの無線クレー
ムを受信することにより、図11のフローに従ってセル
サーチを行うものである。すなわち、全セル共通の第1
サーチコード(既知)を使用してSCH部分の逆拡散を
行い(ステップS131,132),P−SCHを検出
する(ステップS133)。すなわち、スロットの先頭
タイミングを認識するのであり、スロット同期処理が行
われる(ステップS134)。尚、フレームの先頭タイ
ミングは認識できない。
【0008】次に、32種類の第2サーチコードを全て
使用して、SCH部分の逆拡散を行い(ステップS13
5,136)、S−SCHを検出する。この場合、最も
相関値の高い第2サーチコードからスクランブルコード
群を特定するのである(ステップS137,138)。
第2サーチコードはスロット毎に異なるパターンを有し
ているので、同時にフレームの先頭タイミングが認識で
き、フレーム同期処理が行われる。
【0009】しかる後に、特定されたスクランブルコー
ド群に属する16種類のスクランブルコードの全てと、
全セル共通のPCCPCH用拡散コード(既知)とを使
用してPCCPCHの逆拡散を行い、相関値を検出し、
最も相関値の高いスクランブルコードを特定するもので
ある。ここで、スクランブルコード群とスクランブルコ
ードとの関係について説明する。例えば、分かり易くす
るために、スクランブルコードの総数が100であると
すると、セルサーチ時に、いきなり100個のスクラン
ブルコードを試すと時間が掛かることになる。そこで、
次の如くスクランブルコードを10個ずつのグループ
(群)に分ける。
【0010】 スクランブルコード1,2,・・・,10→スクランブルコード群1 スクランブルコード11,12,・・・,20→スクランブルコード群2 スクランブルコード21,22,・・・,30→スクランブルコード群3 ・・・・・・ スクランブルコード91,92,・・・,100→スクランブルコード群1 0 基地局は自分のスクランブルコードが属するスクランブ
ルコード群に対応したセル検出用のサーチコード(第2
サーチコードに相当)を送信し、移動局は上述した如
く、このセル検出用サーチコードを検出することによ
り、それに対応するスクランブルコード群を特定して、
この群に属する10個のスクランブルコードを用いて、
その基地局固有のスクランブルコードを知るものであり
(セルサーチ)、セルサーチ時間の短縮化が図れる様に
なっている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】この様な方法で特定さ
れたスクランブルコード群に属する全てのスクランブル
コードを使用して逆拡散処理を行う必要があるために、
セルサーチにはやはり多大な時間を要することになる。
セル検出時間を短縮するために、複数の相関器を用いて
並列的に動作させる方法も考えられるが、その分回路規
模が大きくなってしまう。
【0012】尚、セルサーチを短時間で行うための従来
例として、特開平7−298332号や特開平7−31
2771号公報の技術がある。前者の技術では、基地局
から移動局に対して周辺セル監視コード情報を通知し、
この通知されたセルコード情報を予め定められた優先順
位に従って順次スキャンしてセルサーチを行うというも
のである。
【0013】この方法では、基地局からの周辺セル監視
コード情報に依存してセルサーチを行うものであって、
移動局自身の移動履歴に全く無関係にセルサーチを行う
ものであるから、ハンドオーバ時のセルサーチには有効
であっても、電源投入時におけるセルサーチの短縮には
なり得ないという欠点がある。また、基地局から周辺セ
ル監視コード情報を送信することが必要であるという欠
点もある。
【0014】後者(特開平7−312771号公報)の
技術では、移動局が最も最近に通信したセルのセル検出
用サーチコードを優先してサーチすることや、在圏セル
の履歴に応じた優先度でサーチすることが開示されてい
る。この方法では、電源投入時のセルサーチには有効で
あっても、ハンドオーバ時のセルサーチには有効ではな
いという欠点がある。
【0015】本発明の目的は、電源投入時にも、またハ
ンドオーバ時にもセルサーチの時間を短縮可能として、
結果的にセルサーチにおける電流消費を削減することが
可能な移動通信端末装置及びその制御方法並びにその制
御プログラム記録媒体を提供することである。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明による移動通信端
末装置は、在圏セル及び近接セルのスクランブルコード
を検出してセル検出をなす検出手段と、スクランブルコ
ードを記憶するためのメモリ手段と、前記検出手段によ
り検出された在圏セル及び近接セルのスクランブルコー
ドを前記メモリ手段へ書き込み制御する制御手段と、前
記スクランブルコードの検出頻度及びセル内滞在時間を
測定する測定手段とを含むことを特徴とする。
【0017】そして、前記制御手段は、ユーザー操作に
応答して前記スクランブルコードを前記メモリ手段に記
憶するよう制御することを特徴とし、また前記スクラン
ブルコードの検出頻度と前記スクランブルコードとを自
動的に前記メモリ手段に記憶するよう制御することを特
徴とし、更に前記セル内滞在時間と前記セルのスクラン
ブルコードとを自動的に前記メモリ手段に記憶するよう
制御することを特徴とする。
【0018】また前記制御手段は、セル検出における優
先度を付けて前記スクランブルコードを前記メモリ手段
に記憶するよう制御することを特徴とし、更に前記制御
手段は、前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコー
ドを優先的に使用してセル検出を行うよう前記検出手段
を制御するようにしたことを特徴とし、更にはまた前記
制御手段は、前記メモリ手段に記憶された複数のスクラ
ンブルコードの中から優先度の高いものから順番に使用
してセル検出を行うよう前記検出手段を制御するように
したことを特徴とする。
【0019】また、前記制御手段は、前記メモリ手段に
記憶されたスクランブルコードによってセル検出ができ
なかった場合、前記メモリ手段に記憶されたスクランブ
ルコード以外のスクランブルコードを使用してセル検出
を行うよう前記検出手段を制御するようにしたことを特
徴とし、更に過去に検出頻度の高いスクランブルコード
を優先してセル検出を行うよう前記検出手段を制御する
ようにしたことを特徴とし、更にはまた過去に滞在時間
の長いセルのスクランブルコードを優先してセル検出を
行う前記検出手段を制御するようにしたことを特徴とす
る。
【0020】また、前記検出手段はセル検出時において
スクランブルコード群を特定するよう構成されており、
前記制御手段は、この特定されたスクランブルコード群
内のうち前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコー
ドを優先的に使用してセル検出を行うよう前記検出手段
を制御するようにしたことを特徴とする。更に、前記検
出手段はセル検出時においてスクランブルコード群を特
定するよう構成されており、前記制御手段は、この特定
されたスクランブルコード群内のうち前記メモリ手段に
記憶されたスクランブルコードの優先度に従ってセル検
出を行うよう前記検出手段を制御するようにしたことを
特徴とする。
【0021】更にはまた、前記検出手段はハンドオーバ
状態における近接セル検出時においてスクランブルコー
ド群を特定するよう構成されており、前記制御手段は、
この特定されたスクランブルコード群内のうち前記メモ
リ手段に記憶されたスクランブルコードでかつその近接
セルのスクランブルコードとして記憶されているものが
あれば、それを優先的に使用して近接セル検出を行うよ
う前記検出手段を制御するようにしたことを特徴とす
る。また前記制御手段は、前記検出手段が前記スクラン
ブルコード群を特定するに際して、前記メモリ手段に記
憶されているスクランブルコードの属する群を優先的に
使用して群特定をなすよう制御することを特徴とする。
【0022】本発明によるCDMA方式携帯電話システ
ムの移動通信端末装置におけるセル検出のための制御方
法は、在圏セル及び近接セルのスクランブルコードを検
出してセル検出をなす検出ステップと、検出された在圏
セル及び近接セルのスクランブルコードをメモリ手段へ
記憶する記憶ステップと、前記スクランブルコードの検
出頻度及びセル内滞在時間を測定する測定ステップとを
含むことを特徴とする。
【0023】そして、前記記憶ステップは、ユーザー操
作に応答して前記スクランブルコードを前記メモリ手段
に記憶するようにしたことを特徴とし、また、前記検出
頻度と前記スクランブルコードとを自動的に前記メモリ
手段に記憶するようにしたことを特徴とし、更に、前記
記憶ステップは、前記セル内滞在時間と前記セルの前記
スクランブルコードとを自動的に前記メモリ手段に記憶
するようにしたことを特徴とすし、更にはまた、前記記
憶ステップは、セル検出における優先度を付けて前記ス
クランブルコードを前記メモリ手段に記憶するようにし
たことを特徴とし、更に、前記検出ステップは、前記メ
モリ手段に記憶されたスクランブルコードを優先的に使
用してセル検出を行うようにしたことを特徴とする。
【0024】また、前記検出ステップは、前記メモリ手
段に記憶された複数のスクランブルコードの中から優先
度の高いものから順番に使用してセル検出を行うように
したことを特徴とし、更に、前記メモリ手段に記憶され
たスクランブルコードによってセル検出ができなかった
場合、前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコード
以外のスクランブルコードを使用してセル検出を行うよ
うにしたことを特徴とし、更にはまた、過去に検出頻度
の高いスクランブルコードを優先してセル検出を行うよ
うにしたことを特徴とする。
【0025】また、前記検出ステップは、過去に滞在時
間の長いセルのスクランブルコードを優先してセル検出
を行うようにしたことを特徴とし、更に前記検出ステッ
プは、前記スクランブルコードの検出時においてスクラ
ンブルコード群を特定するステップと、この特定された
スクランブルコード群内のうち前記メモリ手段に記憶さ
れたスクランブルコードを優先的に使用してセル検出を
行うステップとを有することを特徴とする。
【0026】また、前記検出ステップは、前記スクラン
ブルコードの検出時においてスクランブルコード群を特
定するステップと、この特定されたスクランブルコード
群内のうち前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコ
ードの優先度に従ってセル検出を行うステップとを有す
ることを特徴とし、更に、前記検出ステップは、ハンド
オーバ状態における前記スクランブルコードの検出時に
おいてスクランブルコード群を特定するステップと、こ
の特定されたスクランブルコード群内のうち前記メモリ
手段に記憶されたスクランブルコードでかつその近接セ
ルコードとして記憶されているものがあれば、それを優
先的に使用してセル検出を行うステップとを有すること
を特徴とする。また、前記検出ステップは、前記スクラ
ンブルコード群を特定するに際して、前記メモリ手段に
記憶されているスクランブルコードの属する群を優先的
に使用して群特定をなすステップを有することを特徴と
する。
【0027】本発明によるCDMA方式携帯電話システ
ムの移動通信端末装置におけるセル検出のための制御方
法のプログラムを記録した記録媒体は、前記プログラム
が、在圏セル及び近接セルのスクランブルコードを検出
してセル検出をなす検出ステップと、検出された在圏セ
ル及び近接セルのスクランブルコードをメモリ手段へ記
憶する記憶ステップと、前記スクランブルコードの検出
頻度及びセル内滞在時間を測定する測定ステップとを含
むことを特徴とする。
【0028】そして、前記記憶ステップは、ユーザー操
作に応答して前記スクランブルコードを前記メモリ手段
に記憶するようにしたことを特徴とし、また前記スクラ
ンブルコードの検出頻度と前記スクランブルコードとを
自動的に前記メモリ手段に記憶するようにしたことを特
徴とし、更に前記記憶ステップは、前記セル内滞在時間
と前記セルのスクランブルコードとを自動的に前記メモ
リ手段に記憶するようにしたことを特徴とし、更にはま
た、セル検出における優先度を付けて前記スクランブル
コードを前記メモリ手段に記憶するようにしたことを特
徴とする。
【0029】また、前記検出ステップは、前記メモリ手
段に記憶されたスクランブルコードを優先的に使用して
セル検出を行うようにしたことを特徴とし、更に、前記
検出ステップは、前記メモリ手段に記憶された複数のス
クランブルコードの中から優先度の高いものから順番に
使用してセル検出を行うようにしたことを特徴とし、更
にはまた、前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコ
ードによってセル検出ができなかった場合、前記メモリ
手段に記憶されたスクランブルコード以外のスクランブ
ルコードを使用してセル検出を行うようにしたことを特
徴とする。
【0030】また、前記検出ステップは、過去に検出頻
度の高いスクランブルコードを優先してセル検出を行う
ようにしたことを特徴とし、更に、過去に滞在時間の長
いセルのスクランブルコードを優先してセル検出を行う
ようにしたことを特徴とし、更にはまた、前記スクラン
ブルコードの検出時においてスクランブルコード群を特
定するステップと、この特定されたスクランブルコード
群内のうち前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコ
ードを優先的に使用してセル検出を行うステップとを有
することを特徴とする。
【0031】また、前記検出ステップは、前記スクラン
ブルコードの検出時においてスクランブルコード群を特
定するステップと、この特定されたスクランブルコード
群内のうち前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコ
ードの優先度に従ってセル検出を行うステップとを有す
ることを特徴とし、更に、ハンドオーバ状態における前
記スクランブルコードの検出時においてスクランブルコ
ード群を特定するステップと、この特定されたスクラン
ブルコード群内のうち前記メモリ手段に記憶されたスク
ランブルコードでかつその近接セルコードとして記憶さ
れているものがあれば、それを優先的に使用してセル検
出を行うステップとを有することを特徴とし、更にはま
た、前記スクランブルコード群を特定するに際して、前
記メモリ手段に記憶されているスクランブルコードの属
する群を優先的に使用して群特定をなすステップを有す
ることを特徴とする。
【0032】本発明の作用を述べる。本発明では、移動
機に「セル検出学習機能」を持たせる。すなわち、第一
に、移動機のユーザーが頻繁に訪れる場所、例えば自宅
や職場、通勤路等において、移動機が検出しているセル
(スクランブルコード)をメモリに記憶する。これは、
ユーザーのマニュアル操作によるものでも良いし、また
は移動機が常に検出しているスクランブルコードをチェ
ックし、その検出頻度やセル内滞在時間などに応じて、
自動的にメモリに記憶するものでも良い。いずれにして
も、検出頻度やセル内滞在時間などによってスクランブ
ルコードに優先度を持たせて記憶することが望ましい。
【0033】セル検出学習機能を持つ移動機は、セル検
出において、スクランブルコード群を特定した後、スク
ランブルコード群の中にメモリに記憶されているスクラ
ンブルコードがあれば、優先度の高い順に使用して逆拡
散を行う。ここで、相関値の高いスクランブルコードが
なかった場合には、スクランブルコード群の中の残りの
スクランブルコードを使用して逆拡散を行う。このよう
にして、検出頻度の高いスクランブルコードをメモリに
記憶しておき、優先的に使用することによって、セル検
出の時間を短縮することができる。
【0034】第二に、移動機が複数の基地局と同時に通
信状態、例えば、ダイバーシティハンドオーバー状態な
どにある場合、移動機はそれぞれのセルに固有のスクラ
ンブルコードを組としてセットでメモリに記憶する。す
なわち近接セルのスクランブルコードの情報をも記憶す
るのである。
【0035】移動機は、待受中や通話中において、現在
対象となっている基地局からの電波の受信レベルが低下
した場合、新たにセル検出を行って基地局を見つけよう
とする。この時、現在対象になっているセルのスクラン
ブルコードに近接するスクランブルコードがメモリに記
憶されていれば、第一の場合と同様に優先的に使用して
逆拡散を行う。このようにして、近接するセルのスクラ
ンブルコードをメモリに記憶しておき、優先的に使用す
ることによってセル検出の時間を短縮することができ
る。
【0036】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ本発明
の実施例を説明する。図1は本発明の実施例の全体構成
を示すブロック図である。図1を参照すると、アンテナ
1及び無線部2は無線データの送受信を行うものであ
る。送信部3は、例えば、誤り訂正、拡散、スクランブ
ル処理等の送信データの処理を行う機能を有する。受信
部4は、例えば、逆拡散、チャネル推定、レイク(RA
KE)合成等の受信データの処理を行う。
【0037】セル検出部5はセルサーチを行う。すなわ
ち、受信データから基地局との同期を確立し、基地局が
持つ固有のスクランブルコードを特定するものである。
制御部6は移動機における各種の制御を行うもので、一
般にはCPUにて構成されるものであり、特にセル検出
部5で検出したスクランブルコードのメモリ部8への記
憶、スクランブルコードの検出頻度の測定、セル内滞在
時間の測定、セル検出優先度の決定/更新、セル検出に
おけるスクランブルコードの制御等を行う。この制御部
6の制御動作は、記録媒体9に予め格納されている動作
プログラムの手順に従って行われる。この記録媒体9と
しては、不揮発性のみならず揮発性のメモリを使用する
ことができ、また磁気記録媒体、光記録媒体、光磁気録
媒体等の他フラッシュメモリを使用することもできる。
【0038】ユーザーインターフェース部7は移動機に
おけるユーザーインターフェース部分であり、本発明で
は、特にユーザーによるマニュアル操作によって在圏セ
ルおよび近接セルの情報をメモリ部8に記憶することが
できる。このメモリ部8は移動機における各種設定を記
憶するメモリである。本発明では、特に検出頻度の高い
スクランブルコードを記憶したり、スクランブルコード
のセル検出時の優先度を設定したりすることができる。
【0039】次に、本発明の実施例の動作を図2〜図9
の動作フローに従って説明する。先ず、図2を参照する
と、ユーザー操作によるセル情報の記憶処理手順を示す
図である。ユーザーがマニュアル操作によってセル記憶
コマンドを発行する(ステップS1)。この場合のユー
ザー操作のためのキーとしては、ユーザーインターフェ
ース部7に専用のキーを搭載しても良いし、ファンクシ
ョン機能として持たせても良いものである。
【0040】セル検出部5によって、現在検出している
セル(スクランブルコード)があるかどうかを判定し
(ステップS2)、ある場合はステップS3へ進み、な
い場合はステップS1へ戻る。ユーザーがマニュアル操
作によって、現在検出しているスクランブルコードのセ
ル検出の優先度およびコメントを入力する(ステップS
3)。
【0041】次回以降のセルサーチ時において、そのス
クランブルコードがスクランブルコード群の中に含まれ
ていた場合、ここで設定した優先度が高ければ高いほ
ど、先にそのスクランブルコードを使用して逆拡散を行
う。すなわち優先度が高いスクランブルコードほど、短
時間で検出することができる。優先度の表現方法は、例
えば10段階の数値等が考えられるが、メモリ部8の容
量等にもよるので、ここでは特に規定はしない。
【0042】コメントとは、例えば「自宅」、「○○
駅」等の情報をスクランブルコードと対応付けて記憶さ
せるものであり、必要に応じて入力する。例えば、○○
駅に着いたらアラームを鳴らす等といった使い道があ
る。
【0043】スクランブルコード、セル検出の優先度、
コメントをメモリ部8に記憶する(ステップS4)。そ
して、セル検出部5によって、上記のスクランブルコー
ド以外に検出している近接セル(近接スクランブルコー
ド)があるかどうかを判定し(ステップS5)、ある場
合はステップS6へ進み、この近接セルのスクランブル
コードをステップS2の検出セルのスクランブルコード
と組でセットでメモリに記憶する。
【0044】ステップS5で、ない(N)場合にはステ
ップS1へ戻る。この近接セルの検出の方法を簡単に説
明する。在圏セル検出時においては、相関値(図11の
ステップS137参照)が最大の在圏セルのコード以外
にも、相関値がそれに続いて高い近接セルのコードも検
出されるので、この検出コードの有無が、図2のステッ
プS5の近接セルの有無と等価となるのである。
【0045】ステップS4のスクランブルコード、セル
検出の優先度、コメントに関連付けて、近接スクランブ
ルコードをメモリ部8に記憶する。次回以降のセルサー
チ時において、現在検出しているスクランブルコードに
近接したスクランブルコードを知っていれば、ハンドオ
ーバー先のセルを検出する時間を短縮することができる
(後述する図8のフロー参照のこと)。
【0046】次に、図3を参照してセル内滞在時間の測
定、自動記憶処理動作について説明する。セル検出部5
によって、セルn(nはセルを識別する番号、スクラン
ブルコードと考えても良い)を検出した場合(ステップ
S11)、制御部6によって、セルn内の滞在時間の測
定をスタートする(ステップS12)。セル検出部5に
よって、セルnの検出後も常にセルnの再検出を行って
いる。セルnを再検出できなくなった場合(ステップS
13)、制御部6によるセルn内の滞在時間の測定を終
了する(ステップS14)。このときの測定滞在時間を
tとする。
【0047】制御部6によって、セルn内の累積滞在時
間T(n)を計算する。すなわち、今回の測定以前のセ
ルn内の累積滞在時間T(n)に今回の測定滞在時間t
を加算して、最新のセルn内の累積滞在時間T(n)と
する(ステップS15)。セルnのスクランブルコー
ド、累積滞在時間T(n)をメモリ部8に記憶する(ス
テップS16)。ここで、累積滞在時間はユーザーのマ
ニュアル操作によってリセットすることができるもので
ある。また、これから図4を参照して述べるセル検出頻
度が低下した場合には、自動的にリセットするといった
手段も考えられる。
【0048】次に、図4を参照してセル検出頻度の測
定、自動記憶処理動作につき説明する。制御部6によっ
て、セル検出頻度測定用のタイマーをリスタートする
(ステップS21)。これはユーザーのマニュアル操作
によってリスタートしても良いが、基本的にユーザーが
設定したタイムアウト時間が経過したら自動的にリスタ
ートする動作を繰り返すものである。タイムアウト時間
は、その間にユーザーがあるセルに訪れた回数(頻度)
をカウントするためのものなので、例えば1週間等のあ
る程度長い時間を設定することが望ましい。
【0049】制御部6によって、メモリ部8に記憶され
ているすべてのセルの検出回数をクリアする(ステップ
22)。セル検出部5によって、セルnが新たに検出さ
れた場合は(ステップS23)、ステップS24へ、そ
れ以外の場合はステップS26へ、夫々進む。セルnの
検出後も常にセルnの再検出を行っているが、未検出状
態から最初に検出した場合に限る。要するに、同じセル
に居続けてもセル検出回数はカウントアップされず、一
度そのセルを離れてから再び訪れた場合のみカウントア
ップする。
【0050】制御部6によって、セルnの検出回数を1
だけカウントアップする。すなわち、今回の検出以前の
セルnの検出回数C(n)に今回の1回を加算して、最
新のセルnの検出回数C(n)とする(ステップ2
4)。セルnのスクランブルコード、検出回数C(n)
をメモリ部8に記憶する(ステップS25)。セル検出
頻度測定用のタイマーがタイムアウトしたら(ステップ
S23)ステップS21へ、そうでなければステップS
23へ、夫々進む。セル検出頻度測定用タイマーを持つ
ことによって、最近頻繁に訪れるセルを記憶することが
できる。すなわち、タイムアウト時のリスタートによっ
て、以前は頻繁に訪れたが最近はほとんど訪れないとい
ったセルの検出回数はクリアされることになる。
【0051】次に、図5を参照してセル検出優先度の決
定動作手順について図5を参照して説明する。先ず、メ
モリ部8に、図2,3,4のフローに示したいずれかの
方法で記憶されたセル情報(スクランブルコード等)が
ある場合(ステップS31)、メモリ部8に記憶されて
いる全てのセル(スクランブルコード)のセル検出の優
先度を決定、更新する(ステップS32)。メモリ部8
に記憶されているセルには、ユーザーのマニュアル操作
によって記憶されたもの、セル検出回数C(n)と共に
自動的に記憶されたもの、セル内累積滞在時間T(n)
と共に自動的に記憶されたものがある。
【0052】ここでは制御部6によって、それら全ての
セルに関して、ある条件に基いて順位付けをする。すな
わちセル検出の優先度を決定する。前にも述べたが、次
回以降のセルサーチ時において、そのセルのスクランブ
ルコードがスクランブルコード群の中に含まれていた場
合、優先度が高ければ高いほど、先にそのスクランブル
コードを使用して逆拡散を行う。すなわち優先度が高い
セルほど、短時間で検出することができる。
【0053】優先度決定の条件要素としては、ユーザー
のマニュアル操作によって設定された優先度、自動的に
記憶されたセル検出回数C(n)とセル内累積滞在時間
T(n)とがあり、これらの条件を総合して今後のセル
サーチに最も効果的な優先度順位を付ければ良いわけで
あるが、ここではそのアルゴリズムに関しては特に規定
しない。例えば、ユーザーによる設定はやはり最優先と
して、あとは最近頻繁に訪れるセルに重みをおくなら
ば、セル検出回数C(n)の多い順に優先度を高くする
等の方法が考えられる。
【0054】各スクランブルコードに最新のセル検出優
先度を付けてメモリ部8に記憶する(ステップS3
3)。メモリ部8に記憶されているセル情報数(スクラ
ンブルコードの数)が、予め定められているメモリ部8
の最大セル記憶数を越えた場合は、ステップS35へ、
そうでない場合はステップS31へ、夫々進む。
【0055】メモリ部8の最大セル記憶数を越えた場合
には、その最大セル記憶数を越えた分のセル情報(スク
ランブルコード等)をメモリ部8から消去する(ステッ
プS35)。メモリ部8の記憶容量も有限であるため、
優先度の低いセルに関してはメモリから消去することに
よって、常に最適なセル情報を保持するようにする。例
えば、常に優先度の上位10までのセル情報を保持する
といった制御が有効である。
【0056】ここで、上記動作フローは、メモリ部8に
複数のセル情報が記憶されている限り、ある程度の頻度
で実行されるべきである。それによって常に最適な条件
でセルサーチを行うことができる。
【0057】次に、セルサーチ方法について、図6を参
照して説明する。先ず、セル検出部5によって、セルサ
ーチを開始する(ステップS41)。例えば、移動機の
電源投入時やハンドオーバー時等である。次に、セル検
出部5によって、スクランブルコード群番号が特定され
る(ステップS42)。メモリ部8にセル情報が記憶さ
れている場合は(ステップS43)ステップS44へ、
そうでない場合はステップS52へ、夫々進む。
【0058】特定したスクランブルコード群に属する複
数のスクランブルコードの中で、メモリ部8に記憶され
ているものがある場合は(ステップS44)、ステップ
S45へ、そうでない場合はステップS52へ、夫々進
む。セル検出部5によって、特定したスクランブルコー
ド群に属する、メモリ部8に記憶されているスクランブ
ルコードを使用して受信データの逆拡散を行う(ステッ
プS45)。
【0059】ステップS45の結果、最も相関値の高い
スクランブルコードCを選択する(相関値=P)(ステ
ップS46)。相関値Pが予め設定されているセル検出
閾値以上の場合は(ステップS47)、ステップS48
へ、そうでない場合はステップS49へ、夫々進む。閾
値以上の場合にはスクランブルコードをCに特定する
(セル検出)(ステップS48)。閾値より小の場合に
は、セル検出部5によって、特定したスクランブルコー
ド群に属する残りのスクランブルコード(メモリ部8に
記憶されていない)を使用して受信データの逆拡散を行
う(ステップSS49)。その結果、最も相関値の高い
スクランブルコードCを選択する(相関値=P)(ステ
ップS50)。ステップS51において、相関値Pが予
め設定されているセル検出閾値以上の場合はステップS
48へ、そうでない場合はステップS41へ、夫々進
む。
【0060】ステップS43やS44において“NO”
であれば、セル検出部5によって、特定したスクランブ
ルコード群に属する全てのスクランブルコードを使用し
て受信データの逆拡散を行う(ステップS52)。この
場合は、従来の技術と同じセルサーチ方法になり多大な
時間を必要とする。
【0061】ステップ52の結果、最も相関値の高いス
クランブルコードCを選択する。(相関値=P)(ステ
ップS53)そして、相関値Pが予め設定されているセ
ル検出閾値以上の場合は(ステップS54)、ステップ
S48へ、そうでない場合はステップS41へ、夫々進
む。
【0062】次に図7を参照してより高速なセルサーチ
方法につき説明する。先ず、図6のステップS45にお
いて、特定したスクランブルコード群に属するメモリ部
8に記憶されているスクランブルコードを「セル検出優
先度の高い順に」使用して受信データの逆拡散を行うこ
とによって、より高速なセル検出を実現するものであ
る。従って、この場合の動作フローとしては、セルサー
チにおいて特定したスクランブルコード群に属する複数
のスクランブルコードの中で、メモリ部8に記憶されて
いるものがある場合についてのみ記述する。
【0063】先ず、セル検出部5によるセルサーチにお
いて、特定したスクランブルコード群に属する複数のス
クランブルコードの中で、メモリ部8に記憶されている
ものがある(ステップS61)。そして、制御部6によ
って、特定したスクランブルコード群に属するメモリ部
8に記憶されているスクランブルコードのリストを作成
する(ステップS62)。
【0064】ステップS63において、スクランブルコ
ードのリストにスクランブルコードが1つでもある場合
はステップS64へ、そうでない場合はステップS69
へ、夫々進む。ステップS64において、セル検出部5
によって、スクランブルコードのリストの中で最もセル
検出優先度の高いスクランブルコードを使用して受信デ
ータの逆拡散を行う。
【0065】ステップS64の結果、相関値をPとする
(スクランブルコード“C”)(ステップS65)。そ
して、ステップS66において、相関値Pが予め設定さ
れているセル検出閾値以上の場合はステップ67へ、そ
うでない場合はステップS68へ、夫々進む。ステップ
S66において相関値Pが閾値以上の場合には、スクラ
ンブルコードを“C”に特定する(セル検出)(ステッ
プS67)。そうでなければ、制御部6によって、スク
ランブルコード“C”をスクランブルコードのリストか
ら削除してステップS63へ戻る。
【0066】ステップS63において、スクランブルコ
ードのリストにスクランブルコードが1つもない場合、
セル検出部5によって、特定したスクランブルコード群
に属する残りのスクランブルコード(メモリ部8に記憶
されていない)を使用して受信データの逆拡散を行う
(ステップS69)。このステップS69の結果、相関
値をPとする(スクランブルコード“C”)(ステップ
S70)。
【0067】相関値Pが予め設定されているセル検出閾
値値以上の場合は(ステップ71)ステップS67)
へ、そうでない場合は(ステップS72)へ、夫々進
む。ステップS72では、セル検出部5によってセルサ
ーチを始めからやり直す。
【0068】次に、図8を参照して、ハンドオーバ時の
セルサーチ方法について説明する。通信中において(ス
テップS81)、受信部4内の受信レベル測定機能によ
り周期的に在圏セルの受信レベルを監視している(ステ
ップS82)。このとき、受信レベルがしきい値以上な
らば(ステップS83)、ステップS84へ進み、それ
以外はステップS81へ戻る。ステップS84において
はセルサーチを開始する。その結果、スクランブルコー
ド群が特定されると(ステップS85)、メモリ部8に
セル情報(そのスクランブルコード群に属するスクラン
ブルコード)が記憶されている場合には(ステップS8
6)、ステップS87へ、そうでない場合はステップS
99へ進む。
【0069】ステップS87において、特定されたスク
ランブルコード群に属する複数のスクランブルコードの
中で、メモリ部8に在圏スクランブルコードの近接スク
ランブルコードとして記憶されているものがあれば(ス
テップS88)、ステップS89へ、そうでない場合は
ステップS93へ進む。ステップS89において、セル
検出部5により、特定されたスクランブルコード群に属
するメモリ部8に記憶されている在圏セルの近接スクラ
ンブルコードを用いて、受信データの逆拡散を行う。
【0070】この結果、最も相関値Pの高いスクランブ
ルコード”C”を選択する(ステップS90)。この相
関値Pがしきい値以上の場合には(ステップS91)、
このスクランブルコード”C”を検出セルコードと特定
する(ステップS92)。そうでない場合はステップS
93へ進む。
【0071】ステップS93において、セル検出部5に
よって、特定されたスクランブルコード群に属しメモリ
部8に記憶されている残りのスクランブルコードを使用
して受信データの拡散を行う。その結果、最も相関値P
の高いスクランブルコード”C”を選択する(ステップ
S94)。相関値Pがしきい値以上の場合には(ステッ
プS95)、ステップS92へ、そうでなければステッ
プS96へ進む。
【0072】ステップS96において、セル検出部5に
よって、特定されたスクランブルコード群に属する残り
のスクランブルコード(メモリ部8に記憶されていな
い)を用いて受信データの逆拡散を行う。その結果、最
も相関値Pの高いスクランブルコード”C”を選択する
(ステップS97)。相関値Pがしいき値以上の場合に
は(ステップS98)、ステップS92へ、そうでなけ
ればステップS84へ進む。ステップS99において
は、セル検出部5によって、特定されたスクランブルコ
ード群に属する全てのスクランブルコードを用いて受信
データの逆拡散を行う。この場合は従来と同じセルサー
チ法となり、時間を要することになる(ステップS10
0,101)。
【0073】図8に示したこの方法によれば、ハンドオ
ーバ時において、在圏スクランブルコードの近接スクラ
ンブルコードを優先的に使用するために、ハンドオーバ
先のスクランブルコード検出に必要な時間を短縮するこ
とができる。
【0074】以上の図6〜8に示した各動作例において
は、セルサーチ開始時における、在圏セルのスクランブ
ルコード群特定動作(ステップS42,S61,S8
5)の方法に関しては、特に限定しておらず、図11に
示した従来の手法を用いることができるが、本発明によ
ってスクランブルコードをメモリに記憶するときに、そ
のスクランブルコードが属するスクランブルコード群
(第2サーチコード)をも合せてセットで記憶しておく
ことにより、図9に示す動作フローに示す如く、セルサ
ーチ時のスクランブルコード群の特定までの時間を大幅
に短縮することができる。
【0075】図9を参照すると、ステップS111〜S
114までは図11に示したステップS131〜S13
4までと同じである。次のステップS115において、
32種類の第2サーチコードのうち、メモリ部に記憶さ
れているものを優先度の高い順に使用して逆拡散を行
う。そして、検出した相関値Pがしきい値以上であれば
(ステップS116)、ステップS117へ、そうでな
ければステップS118へ進む。
【0076】ステップS117においては、第2サーチ
コードからスクランブルコード群を特定する。ステップ
S118においては、メモリ内に記憶されている全ての
第2サーチコードによる逆拡散が終了したら、ステップ
S119へ、そうでなければステップS115へ進む。
ステップS119においては、32種類の第2サーチコ
ードのメモリ内に記憶されていないものを使用して逆拡
散を行う。
【0077】その結果、相関値Pがしきい値以上であれ
ば(ステップS120)、ステップS117へ、そうで
なければステップS111へ進む。そして、メモリ内に
記憶されていない全ての第2サーチコードによる逆拡散
が終了したら(ステップS121)、ステップS111
へ戻り、そうでなければステップS119へ戻る。
【0078】この方法によれば、検出する可能性の高い
第2サーチコードを優先的に使用するために、スクラン
ブルコード分の特定に必要な時間を短縮することができ
るものである。
【0079】
【発明の効果】本発明により、CDMA方式の移動電話
機において、セル(基地局)サーチの時間を短縮するこ
とができる。結果として、セルサーチにおける電流消費
を削減することができる。その理由は、検出頻度の高い
セルのスクランブルコードをメモリに記憶しておき、セ
ルサーチにおいて優先的に使用することができるからで
ある。
【0080】また、移動電話機の電源投入時だけでな
く、ハンドオーバー時などのセルサーチにおいても同様
である。その理由は、検出頻度の高いセルに近接したセ
ルのスクランブルコードをメモリに記憶しておき、セル
サーチにおいて優先的に使用することができるからであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の全体構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の実施例のユーザー操作によるセル情報
の記憶処理手順を示すフローである。
【図3】本発明の実施例のセル内滞在時間の測定、自動
記憶処理手順を示すフローである。
【図4】本発明の実施例のセル検出頻度の測定、自動記
憶処理手順を示すフローである。
【図5】本発明の実施例のセル検出優先度の決定処理手
順を示すフローである。
【図6】本発明の実施例のセルサーチ方法の処理手順を
示すフローである。
【図7】本発明の実施例のより高速なセルサーチ方法の
処理手順を示すフローである。
【図8】本発明の実施例のハンドオーバー時のセルサー
チ方法の処理手順を示すフローである。
【図9】本発明の実施例のスクランブルコード群特定方
法の処理手順を示すフローである。
【図10】セルサーチ技術を説明するための無線フレー
ムフォーマットを示す図である。
【図11】従来のスクランブルコード群特定方法の処理
手順を示すフローである。
【符号の説明】
1 アンテナ 2 無線部 3 送信部 4 受信部 5 セル検出部 6 制御部 7 ユーザーインターフェース部 8 メモリ部 9 記録媒体
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−298332(JP,A) 特開 平11−234762(JP,A) 特開 平7−312771(JP,A) 特開 平3−117230(JP,A) 特開2001−54156(JP,A) 特開 平6−121369(JP,A) 特開2000−92543(JP,A) 特開 平9−55974(JP,A) 特開 平7−303275(JP,A) 特開 平3−226032(JP,A) 特開 昭61−244137(JP,A) 特開 平10−191426(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (42)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 CDMA方式携帯電話システムの移動通
    信端末装置であって、在圏セル及び近接セルのスクラン
    ブルコードを検出してセル検出をなす検出手段と、スク
    ランブルコードを記憶するためのメモリ手段と、前記検
    出手段により検出された在圏セル及び近接セルのスクラ
    ンブルコードを前記メモリ手段へ書き込み制御する制御
    手段と、前記スクランブルコードの検出頻度及びセル内
    滞在時間を測定する測定手段とを含むことを特徴とする
    移動通信端末装置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、ユーザー操作に応答し
    て前記スクランブルコードを前記メモリ手段に記憶する
    よう制御することを特徴とする請求項1記載の移動通信
    端末装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記スクランブルコー
    ドの検出頻度と前記スクランブルコードとを自動的に
    記メモリ手段に記憶するよう制御することを特徴とする
    請求項1記載の移動通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記セル内滞在時間
    前記セルのスクランブルコードとを自動的に前記メモリ
    手段に記憶するよう制御することを特徴とする請求項1
    または2記載の移動通信端末装置。
  5. 【請求項5】 前記制御手段は、セル検出における優先
    度を付けて前記スクランブルコードを前記メモリ手段に
    記憶するよう制御することを特徴とする請求項1〜4い
    ずれか記載の移動通信端末装置。
  6. 【請求項6】 前記制御手段は、前記メモリ手段に記憶
    されたスクランブルコードを優先的に使用してセル検出
    を行うよう前記検出手段を制御するようにしたことを特
    徴とする請求項5記載の移動通信端末装置。
  7. 【請求項7】 前記制御手段は、前記メモリ手段に記憶
    された複数のスクランブルコードの中から優先度の高い
    ものから順番に使用してセル検出を行うよう前記検出手
    段を制御するようにしたことを特徴とする請求項6記載
    の移動通信端末装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、前記メモリ手段に記憶
    されたスクランブルコードによってセル検出ができなか
    った場合、前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコ
    ード以外のスクランブルコードを使用してセル検出を行
    うよう前記検出手段を制御するようにしたことを特徴と
    する請求項7記載の移動通信端末装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、過去に検出頻度の高い
    スクランブルコードを優先してセル検出を行うよう前記
    検出手段を制御するようにしたことを特徴とする請求項
    8記載の移動通信端末装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、過去に滞在時間の長
    いセルのスクランブルコードを優先してセル検出を行う
    前記検出手段を制御するようにしたことを特徴とする請
    求項8記載の移動通信端末装置。
  11. 【請求項11】 前記検出手段はセル検出時においてス
    クランブルコード群を特定するよう構成されており、前
    記制御手段は、この特定されたスクランブルコード群内
    のうち前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコード
    を優先的に使用してセル検出を行うよう前記検出手段を
    制御するようにしたことを特徴とする請求項6記載の移
    動通信端末装置。
  12. 【請求項12】 前記検出手段はセル検出時においてス
    クランブルコード群を特定するよう構成されており、前
    記制御手段は、この特定されたスクランブルコード群内
    のうち前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコード
    の優先度に従ってセル検出を行うよう前記検出手段を制
    御するようにしたことを特徴とする請求項7または8記
    載の移動通信端末装置。
  13. 【請求項13】 前記検出手段はハンドオーバ状態にお
    ける近接セル検出時においてスクランブルコード群を特
    定するよう構成されており、前記制御手段は、この特定
    されたスクランブルコード群内のうち前記メモリ手段に
    記憶されたスクランブルコードでかつその近接セルのス
    クランブルコードとして記憶されているものがあれば、
    それを優先的に使用して近接セル検出を行うよう前記検
    出手段を制御するようにしたことを特徴とする請求項1
    〜6いずれか記載の移動通信端末装置。
  14. 【請求項14】 前記制御手段は、前記検出手段が前記
    スクランブルコード群を特定するに際して、前記メモリ
    手段に記憶されているスクランブルコードの属する群を
    優先的に使用して群特定をなすよう制御することを特徴
    とする請求項11〜13いずれか記載の移動通信端末装
    置。
  15. 【請求項15】 CDMA方式携帯電話システムの移動
    通信端末装置におけるセル検出のための制御方法であっ
    て、在圏セル及び近接セルのスクランブルコードを検出
    してセル検出をなす検出ステップと、検出された在圏セ
    ル及び近接セルのスクランブルコードをメモリ手段へ記
    憶する記憶ステップと、前記スクランブルコードの検出
    頻度及びセル内滞在時間を測定する測定ステップとを含
    むことを特徴とする制御方法。
  16. 【請求項16】 前記記憶ステップは、ユーザー操作に
    応答して前記スクランブルコードを前記メモリ手段に記
    憶するようにしたことを特徴とする請求項15記載の制
    御方法。
  17. 【請求項17】 前記記憶ステップは、前記スクランブ
    ルコードの検出頻度と前記スクランブルコードとを自動
    的に前記メモリ手段に記憶するようにしたことを特徴と
    する請求項15記載の制御方法。
  18. 【請求項18】 前記記憶ステップは、前記セル内滞在
    時間と前記セルの前記スクランブルコードとを自動的に
    前記メモリ手段に記憶するようにしたことを特徴とする
    請求項15または16記載の制御方法。
  19. 【請求項19】 前記記憶ステップは、セル検出におけ
    る優先度を付けて前記スクランブルコードを前記メモリ
    手段に記憶するようにしたことを特徴とする請求項15
    18いずれか記載の制御方法。
  20. 【請求項20】 前記検出ステップは、前記メモリ手段
    に記憶されたスクランブルコードを優先的に使用してセ
    ル検出を行うようにしたことを特徴とする請求項19記
    載の制御方法。
  21. 【請求項21】 前記検出ステップは、前記メモリ手段
    に記憶された複数のスクランブルコードの中から優先度
    の高いものから順番に使用してセル検出を行うようにし
    たことを特徴とする請求項20記載の制御方法。
  22. 【請求項22】 前記検出ステップは、前記メモリ手段
    に記憶されたスクランブルコードによってセル検出がで
    きなかった場合、前記メモリ手段に記憶されたスクラン
    ブルコード以外のスクランブルコードを使用してセル検
    出を行うようにしたことを特徴とする請求項21記載の
    制御方法。
  23. 【請求項23】 前記検出ステップは、過去に検出頻度
    の高いスクランブルコードを優先してセル検出を行うよ
    うにしたことを特徴とする請求項22記載の制御方法。
  24. 【請求項24】 前記検出ステップは、過去に滞在時間
    の長いセルのスクランブルコードを優先してセル検出を
    行うようにしたことを特徴とする請求項22記載の制御
    方法。
  25. 【請求項25】 前記検出ステップは、前記スクランブ
    ルコードの検出時においてスクランブルコード群を特定
    するステップと、この特定されたスクランブルコード群
    内のうち前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコー
    ドを優先的に使用してセル検出を行うステップとを有す
    ることを特徴とする請求項20記載の制御方法。
  26. 【請求項26】 前記検出ステップは、前記スクランブ
    ルコードの検出時においてスクランブルコード群を特定
    するステップと、この特定されたスクランブルコード群
    内のうち前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコー
    ドの優先度に従ってセル検出を行うステップとを有する
    ことを特徴とする請求項21または22記載の制御方
    法。
  27. 【請求項27】 前記検出ステップは、ハンドオーバ状
    態における前記スクランブルコードの検出時においてス
    クランブルコード群を特定するステップと、この特定さ
    れたスクランブルコード群内のうち前記メモリ手段に記
    憶されたスクランブルコードでかつその近接セルコード
    として記憶されているものがあれば、それを優先的に使
    用してセル検出を行うステップとを有することを特徴と
    する請求項15〜20いずれか記載の制御方法。
  28. 【請求項28】 前記検出ステップは、前記スクランブ
    ルコード群を特定するに際して、前記メモリ手段に記憶
    されているスクランブルコードの属する群を優先的に使
    用して群特定をなすステップを有することを特徴とする
    請求項25〜27いずれか記載の制御方法。
  29. 【請求項29】 CDMA方式携帯電話システムの移動
    通信端末装置におけるセル検出のための制御方法のプロ
    グラムを記録した記録媒体であって、前記プログラム
    は、在圏セル及び近接セルのスクランブルコードを検出
    してセル検出をなす検出ステップと、検出された在圏セ
    ル及び近接セルのスクランブルコードをメモリ手段へ記
    憶する記憶ステップと、前記スクランブルコードの検出
    頻度及びセル内滞在時間を測定する測定ステップとを含
    むことを特徴とする記録媒体。
  30. 【請求項30】 前記記憶ステップは、ユーザー操作に
    応答して前記スクランブルコードを前記メモリ手段に記
    憶するようにしたことを特徴とする請求項29記載の記
    録媒体。
  31. 【請求項31】 前記記憶ステップは、前記スクランブ
    ルコードの検出頻度と前記スクランブルコードとを自動
    的に前記メモリ手段に記憶するようにしたことを特徴と
    する請求項29記載の記録媒体。
  32. 【請求項32】 前記記憶ステップは、前記セル内滞在
    時間と前記セルのスクランブルコードとを自動的に前記
    メモリ手段に記憶するようにしたことを特徴とする請求
    項29または30記載の記録媒体。
  33. 【請求項33】 前記記憶ステップは、セル検出におけ
    る優先度を付けて前記スクランブルコードを前記メモリ
    手段に記憶するようにしたことを特徴とする請求項29
    32いずれか記載の記録媒体。
  34. 【請求項34】 前記検出ステップは、前記メモリ手段
    に記憶されたスクランブルコードを優先的に使用してセ
    ル検出を行うようにしたことを特徴とする請求項33記
    載の記録媒体。
  35. 【請求項35】 前記検出ステップは、前記メモリ手段
    に記憶された複数のスクランブルコードの中から優先度
    の高いものから順番に使用してセル検出を行うようにし
    たことを特徴とする請求項34記載の記録媒体。
  36. 【請求項36】 前記検出ステップは、前記メモリ手段
    に記憶されたスクランブルコードによってセル検出がで
    きなかった場合、前記メモリ手段に記憶されたスクラン
    ブルコード以外のスクランブルコードを使用してセル検
    出を行うようにしたことを特徴とする請求項35記載の
    記録媒体。
  37. 【請求項37】 前記検出ステップは、過去に検出頻度
    の高いスクランブルコードを優先してセル検出を行うよ
    うにしたことを特徴とする請求項36記載の記録媒体。
  38. 【請求項38】 前記検出ステップは、過去に滞在時間
    の長いセルのスクランブルコードを優先してセル検出を
    行うようにしたことを特徴とする請求項36記載の記録
    媒体。
  39. 【請求項39】 前記検出ステップは、前記スクランブ
    ルコードの検出時においてスクランブルコード群を特定
    するステップと、この特定されたスクランブルコード群
    内のうち前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコー
    ドを優先的に使用してセル検出を行うステップとを有す
    ることを特徴とする請求項34記載の記録媒体。
  40. 【請求項40】 前記検出ステップは、前記スクランブ
    ルコードの検出時においてスクランブルコード群を特定
    するステップと、この特定されたスクランブルコード群
    内のうち前記メモリ手段に記憶されたスクランブルコー
    ドの優先度に従ってセル検出を行うステップとを有する
    ことを特徴とする請求項35または36記載の記録媒
    体。
  41. 【請求項41】 前記検出ステップは、ハンドオーバ状
    態における前記スクランブルコードの検出時においてス
    クランブルコード群を特定するステップと、この特定さ
    れたスクランブルコード群内のうち前記メモリ手段に記
    憶されたスクランブルコードでかつその近接セルコード
    として記憶されているものがあれば、それを優先的に使
    用してセル検出を行うステップとを有することを特徴と
    する請求項29〜34いずれか記載の記録媒体。
  42. 【請求項42】 前記検出ステップは、前記スクランブ
    ルコード群を特定するに際して、前記メモリ手段に記憶
    されているスクランブルコードの属する群を優先的に使
    用して群特定をなすステップを有することを特徴とする
    請求項39〜41いずれか記載の記録媒体。
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