JP3438036B2 - ロッカアーム - Google Patents

ロッカアーム

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JP3438036B2
JP3438036B2 JP10609797A JP10609797A JP3438036B2 JP 3438036 B2 JP3438036 B2 JP 3438036B2 JP 10609797 A JP10609797 A JP 10609797A JP 10609797 A JP10609797 A JP 10609797A JP 3438036 B2 JP3438036 B2 JP 3438036B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カムにより傾動さ
せられてシリンダヘッドに設けられたバルブの開閉を行
うセンターピボットタイプのロッカアームに関する。特
に本発明のロッカアームは、主要部が板金加工により製
作されるものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の板金製のロッカアームと
して、例えば実願昭57−51031号(実開昭58−
152503号)のマイクロフィルムに示されている。
【0003】この従来のロッカアームでは、平板を屈曲
してなる一対の壁部の長手方向中間に貫通孔が設けら
れ、この貫通孔に円筒形のブッシュが嵌入固定されてお
り、このブッシュに傾動支点軸が挿通されるようになっ
ている。この傾動支点軸がシリンダヘッドなどに支持さ
れる。
【0004】なお、前述のブッシュは、その軸方向一端
に径方向外向きのフランジが設けられており、このブッ
シュは一対の壁部の貫通孔に嵌入された後、ブッシュの
軸方向他端がかしめられることにより、固定されてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
ロッカアームでは、その傾動動作に伴う荷重を一対の壁
部の貫通孔で受けさせるようにしているので、壁部の貫
通孔に過大な面圧がかかるようになっている。そのた
め、経時的に壁部が変形しやすくなり、ロッカアームの
がたつきが発生するおそれがある。
【0006】したがって、本発明は、ロッカアームにお
いて、壁部における傾動支点軸の支持剛性を向上するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のロッカアーム
は、カムにより傾動させられてシリンダヘッドに設けら
れたバルブの開閉を行うセンターピボットタイプのロッ
カアームであって、平板を屈曲してほぼ平行に対向し、
互いに離隔する一対の壁部が形成され、前記一対の壁部
それぞれの長手方向中間に内方に突出する筒状膨出部が
一体的に設けられ、前記両筒状膨出部に傾動支点軸が取
り付けられており、前記一対の壁部それぞれの自由端側
に取付孔が設けられ、前記一対の壁部の対向間にカムに
当接するローラが位置する状態で前記両取付孔に該ロー
ラを外装した支軸の両端が嵌入固定され、前記一対の壁
部の屈曲支点部分にバルブの上端に当接させられるバル
ブ受け部が設けられている。
【0008】
【0009】
【0010】なお、前述の一対の壁部の各筒状膨出部に
は、円筒部材の両端を嵌入固定して、この円筒部材に傾
動支点軸を相対回転可能に挿通することができる。
【0011】要するに、本発明では、壁部に筒状膨出部
を設け、この筒状膨出部に中空軸を介して傾動支点軸を
間接的に取り付けるか、あるいは傾動支点軸を直接的に
取り付けることにより、傾動動作に伴う荷重を壁部の肉
厚よりも幅広の筒状膨出部で受けさせるようにしてい
る。そのため、壁部に作用する面圧が従来に比べて小さ
くなるなど、壁部における傾動支点軸の支持剛性が高め
られることになる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の詳細を図1ないし図7に
示す実施例に基づいて説明する。
【0013】図1ないし図3は本発明の実施形態1にか
かり、図1は、ロッカアームの分解斜視図、図2は、ロ
ッカアームの側面図、図3は、図2の(3)−(3)線
断面の矢視図である。図中、1はカム、2はバルブ、3
はロッカアームである。
【0014】ロッカアーム3は、ほぼ平行に対向する一
対の壁部31,31の自由端側にカム1が転接するカム
受け部としてのローラ32が複数の針状ころ33および
支軸34を介して取り付けられ、一対の壁部31,31
の連結部35にバルブ2の上端が当接されるバルブ受け
部としてのねじ軸36が取り付けられ、一対の壁部3
1,31の長手方向中間に中空軸37を介して傾動支点
軸38が取り付けられており、長手方向中間の傾動支点
軸38を支点として傾動するようになっている。なお、
傾動支点軸38は図示省略のシリンダヘッドなどに支持
される。
【0015】そして、一対の壁部31,31の長手方向
中間には、内方にそれぞれ突出する傾動支点軸取付用の
円筒状膨出部39,39が設けられており、この各円筒
状膨出部39,39に、円筒部材としての中空軸37の
両端が嵌入固定されている。この中空軸37に傾動支点
軸38が相対回転可能に挿通されている。中空軸37
は、鋼管材あるいは自己潤滑性を有する材料、例えば銅
合金などからなる。
【0016】次に、上記ロッカアーム3の製作方法を簡
単に説明する。
【0017】まず、壁部31,31を製作する。すなわ
ち、一枚の金属板を所要形状に打ち抜く。このとき、壁
部31,31における所要位置を絞り成形することによ
り、底付きの円筒膨出部を形成するとともにその底部を
打ち抜くようにし、さらに、壁部31,31の自由端側
を円形に打ち抜くことによりローラ32の支軸34の取
付孔40,40を形成するようにしている。前述の円筒
膨出部が、上述した円筒状膨出部39となる。この加工
品の長手方向中央を支点として2つ折りに屈曲し、この
屈曲支点部分を円筒形に湾曲させつつ、その近傍を密接
させ、端縁側部分をほぼ平行に対向させる。この加工品
の前記密接部分を溶接などにより接合するとともに、前
記円筒形に湾曲した屈曲支点部分の内面にねじ溝を刻設
する。この屈曲支点部分が上述した連結部35となる。
【0018】次いで、上記壁部31,31の各円筒状膨
出部39,39に中空軸37を圧入あるいは焼き嵌めに
より嵌入固定し、さらに連結部35に下側からねじ軸3
6を螺着する。なお、中空軸37は、溶接により固定し
てもよいし、あるいは中空軸37の軸端をかしめること
により固定してもよい。
【0019】この後、上記壁部31,31の自由端の取
付孔40に、複数の針状ころ33を介してローラ32を
外装した支軸34の両端を圧入あるいは焼き嵌めにより
嵌入固定する。この支軸34は、溶接により固定しても
よいし、あるいは支軸34の軸端をかしめることにより
固定してもよい。
【0020】以上説明したように、本実施形態のロッカ
アーム3は、一対の壁部31,31に円筒状膨出部3
9,39を設け、この円筒状膨出部39,39に中空軸
37を取り付け、この中空軸37に傾動支点軸38を挿
通させるようにしているから、傾動動作に伴う荷重を、
壁部31,31の肉厚よりも幅広となった円筒状膨出部
39,39で受けさせることができる。そのため、壁部
31,31での面圧を従来に比べて小さくできるように
なるなど、壁部31,31における傾動支点軸38の支
持剛性を高めることができる。これにより、円筒状膨出
部39,39が長期にわたって変形しにくくなって、ロ
ッカアーム3のがたつきの発生を防止することができる
ようになる。
【0021】なお、本発明は上述した実施形態のみに限
定されるものではなく、種々な応用や変形が考えられ
る。
【0022】
【0023】ッカアーム3は、上記実施例1で説明し
たものの他に、図6に示すような構成のものにも本発明
を適用することができるなど、要するに、センターピボ
ットタイプであれば本発明を適用することができる。
【0024】ここで、図6に示す実施形態のロッカア
ーム3の構成を説明する。この実施形態において上記
実施形態1と異なる構成は、一対の壁部31、31の形
状である。つまり、金属板を図7に示すように平面視ほ
ぼコ字形に打ち抜くが、このとき、突片部分A、A(壁
部31、31となる部分)の長手方向中央に円筒状膨出
部39、39を、また、突片部分A、Aの自由端側に円
形の取付孔40、40を、さらに連結部分Bにねじ軸3
6の螺着用膨出部35aを形成しておく。この金属板の
2つの突片部分A、Aをそれらの連結部分Bの破線に沿
って垂直に屈曲する。これにより、一対の壁部31、3
1が形成される。そして、ローラ32、ねじ軸36、中
空軸37が上記実施形態1と同様にしてそれぞれ取り付
けられる。この実施形態では、上記実施形態1のよう
な一対の壁部31、31間の接合工程が不要であるか
ら、製造コストを低減できる利点がある。
【0025】(3) ローラ32は、支軸34に対して
複数の針状ころ33を支持させずにすべり接触により回
転支持させることができる。つまり、ローラ32を支軸
34に対してすきま嵌めしたり、あるいはブッシュなど
のすべり軸受を介して嵌合したりすることができる。
【0026】(4)上記実施形態1〜では、カム受け
部としてローラ32を、バルブ受け部としてねじ軸36
を用いているが、それらは図示しないが適当な金属材か
らなるチップ状の部材などで代用することができる。
【0027】
【発明の効果】本発明では、傾動動作に伴う荷重を壁部
の肉厚よりも幅広の筒状膨出部で受けさせるようにして
いるから、壁部に作用する面圧を従来に比べて小さくで
きるようになるなど、壁部における傾動支点軸の支持剛
性を高めることができる。そのため、筒状膨出部が長期
にわたって変形しにくくなって、ロッカアームのがたつ
きの発生を防止することができるようになる。
【0028】このように、本発明によれば、長期にわた
る安定動作を実現できる、信頼性の高いロッカアームを
提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1にかかるロッカアームの分
解斜視図
【図2】実施形態1のロッカアームの側面図
【図3】図2の(3)−(3)線断面の矢視図
【図4】本発明の実施形態2にかかるロッカアームの斜
視図
【図5】実施形態2のロッカアームの壁部の屈曲前の打
ち抜き形状を示す平面
【符号の説明】
1 カム 2 バルブ 3 ロッカアーム 31 壁部 35 連結部 36 ねじ軸 37 中空軸 38 傾動支点軸 39 壁部の円筒状膨出部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−272903(JP,A) 実開 昭58−64805(JP,U) 実開 昭55−36922(JP,U) 実開 昭59−21003(JP,U) 米国特許27176083(US,A) 米国特許5010857(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 1/18

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カムにより傾動させられてシリンダヘッ
    ドに設けられたバルブの開閉を行うセンターピボットタ
    イプのロッカアームであって、 平板を屈曲してほぼ平行に対向し、互いに離隔する一対
    の壁部が形成され、前記一対の壁部それぞれの長手方向
    中間に内方に突出する筒状膨出部が一体的に設けられ、
    前記両筒状膨出部に傾動支点軸が取り付けられており、
    前記一対の壁部それぞれの自由端側に取付孔が設けら
    れ、前記一対の壁部の対向間にカムに当接するローラが
    位置する状態で前記両取付孔に該ローラを外装した支軸
    の両端が嵌入固定され、前記一対の壁部の屈曲支点部分
    にバルブの上端に当接させられるバルブ受け部が設けら
    れていることを特徴とするロッカアーム。
  2. 【請求項2】 前記一対の壁部の各筒状膨出部には、円
    筒部材の両端が嵌入固定されて、この円筒部材に傾動支
    点軸が相対回転可能に挿通される、請求項1に記載の
    ッカアーム。
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