JP3436375B2 - カニューレ付膨張装置 - Google Patents

カニューレ付膨張装置

Info

Publication number
JP3436375B2
JP3436375B2 JP51490798A JP51490798A JP3436375B2 JP 3436375 B2 JP3436375 B2 JP 3436375B2 JP 51490798 A JP51490798 A JP 51490798A JP 51490798 A JP51490798 A JP 51490798A JP 3436375 B2 JP3436375 B2 JP 3436375B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
balloon
cannula
shaft
tunnel forming
mounting shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP51490798A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000507482A (ja
Inventor
ジャービス,ジェイムズ・イー
カヤン,ヘルムート
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mallinckrodt Enterprises Holdings Inc
Original Assignee
General Surgical Innovations Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by General Surgical Innovations Inc filed Critical General Surgical Innovations Inc
Publication of JP2000507482A publication Critical patent/JP2000507482A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3436375B2 publication Critical patent/JP3436375B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/02Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors
    • A61B17/0218Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for holding wounds open; Tractors for minimally invasive surgery
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B2017/00535Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets pneumatically or hydraulically operated
    • A61B2017/00557Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets pneumatically or hydraulically operated inflatable
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/32Surgical cutting instruments
    • A61B2017/320044Blunt dissectors
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B90/00Instruments, implements or accessories specially adapted for surgery or diagnosis and not covered by any of the groups A61B1/00 - A61B50/00, e.g. for luxation treatment or for protecting wound edges
    • A61B90/02Devices for expanding tissue, e.g. skin tissue
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/0063Implantable repair or support meshes, e.g. hernia meshes
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F2/00Filters implantable into blood vessels; Prostheses, i.e. artificial substitutes or replacements for parts of the body; Appliances for connecting them with the body; Devices providing patency to, or preventing collapsing of, tubular structures of the body, e.g. stents
    • A61F2/0063Implantable repair or support meshes, e.g. hernia meshes
    • A61F2002/0072Delivery tools therefor

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Surgery (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
  • Medical Informatics (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Surgical Instruments (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 発明の背景 本発明は、術者が種々のカニューレから選択した一つ
を膨張トンネル形成装置に装着可能とする装置に関する
ものである。
【0002】 本願の譲受人が所有する、米国特許第5,496,345号に
開示されるとともに本明細書にそっくり取り込んで参照
される汎用型装置であって、実用にあたり優れた結果を
奏するように使用され、組織の切開に使用可能なトンネ
ル形成部材に取付けられたバルーン等の膨張器具を具備
する。トンネル形成部材がその好ましい態様で使用され
ると、切開が迅速に行なわれ、自然組織平面にアクセス
されて当該トンネル形成装置が導入され、自然組織平面
に沿って互いに略平行に横たわる組織層間にトンネルを
掘って通路が形成される。次いで、バルーンが膨張させ
られて上記自然組織平面に沿って組織を切開するととも
に、それまでに無かった手術空間が創成されて手術又は
その他の医療処置が行なわれる。そのような処置は上記
米国特許第5,496,345号に詳細に記述されている。
【0003】 しかしながら、現在使用されているこの種の装置は、
大型の基部及び該基部の末端部に組込まれた係留カニュ
ーレを有するものとされる。そのため、実用にあたり、
当該装置を完全に取外さないことには、カニューレを交
換して他の作用を行わせることができなかった。これ
は、創成された手術空間に対する通路を維持する、当該
装置の末端部を取外さなければならないため、該手術空
間へのアクセスを逸失する危険性がある。
【0004】 概略、本発明の目的は、手術空間が創成された後、術
者は選択されたカニューレを簡単に使用可能とする装置
を提供することにある。
【0005】 本発明の要約 本発明の装置は膨張式トンネル形成装置を構成し、こ
の装置において、トンネル形成シャフト又はロッドにバ
ルーンが装着され、該トンネル形成シャフトの末端部
に、好ましくは、トンネル掘りを行うように形成された
太針部材を設けている。このトンネル形成シャフトは、
カニューレが装着されるようにした基部カニューレ装着
シャフトと接続される。上記バルーンに、該バルーンを
膨張する手段が設けられ、トンネル形成シャフトに上記
バルーンを被覆する除去可能スリーブを設けて該トンネ
ル形成シャフトの周囲にバルーンを集中させるようにな
っている。
【0006】 使用時、トンネル形成装置は、まず、自然組織平面に
沿って所望部位まで掘り進んでトンネルを形成するのに
用いられる。次いで、除去可能スリーブが取外され、適
当な媒質、例えば、食塩溶液又は空気により膨張された
際、バルーンの拡張が自由に行なわれるようにされる。
そのような使用にあたり、バルーンの膨張により、自然
組織に沿って組織層間が切開されて手術空間を形成す
る。次に、トンネル形成シャフトに着脱可能に取付けら
れたバルーンは収縮され、該トンネル形成シャフトから
取外されるとともに手術空間から除去され、トンネル形
成シャフト及びカニューレ装着シャフトだけが残留する
ようにされる。
【0007】 適当なあらゆる形式のカニューレが使用可能であり、
例えば、エチコン・エンドパス(Ethicon Endpath)カ
ニューレ等の手動操作可能なフラップバルブを備えたカ
ニューレを使用可能であり、該バルブはカニューレ装着
シャフトに嵌め込まれ、該カニューレ装着シャフトの直
径は、トンネル形成シャフトを選択して利用可能なカニ
ューレの所望範囲のものを装着するものとされ、該カニ
ューレ装着シャフトは前進させられてカニューレが当該
トンネル形成装置により創成された手術空間内に延びる
ようになっている。スキンシールを設けておけば、カニ
ューレは最初に設けられた切り口を封止することができ
る。次いで、カニューレ装着シャフト及びトンネル形成
シャフトは、基部近くで、代表的に、体液の漏洩を防止
するようにしたバルブ手段を備えたカニューレを通して
除去される。
【0008】 好ましい実施例の詳細な説明 本発明の装置は、本明細書において参考として取りこ
まれている米国特許第5,496,345号明細書に開示される
ものと、概略同様の方法で使用するのに適したものであ
る。しかしながら、本発明の装置には、性能及び有用性
において重要な相違点がある。
【0009】 図1に示されるように、本発明のトンネル形成装置20
は、バルーン及び除去可能なスリーブの取付け前では、
末端部にトンネル形成チップ79を有するトンネル形成シ
ャフト47及び該トンネル形成シャフト47の基端部に取付
けられたカニューレ装着シャフト21により構成される。
このカニューレ装着シャフト21の末端部は、好ましく
は、テーパー状又は円錐状とされる。
【0010】 図2は、図3に示されるように、トンネル形成シャフ
ト47に装着されたバルーン87を含む、バルーンアッセン
ブリ86を示す。また、図2は、バルーン87を被覆するよ
うに装着された除去可能なスリーブアッセンブリ23を示
し、該スリーブアッセンブリ23にハンドル24が設けられ
ているのが示される。ハンドル24は、除去可能スリーブ
23にクリップ25により取付けられている。
【0011】 図4は、(トンネル形成シャフト47と一緒に)カニュ
ーレ装着シャフト21を示し、また、バルーン87に取付け
られた可撓性管状部材96(図5)と係合させるのに使用
されるバルーン保持溝22を示す。この溝22は、また、図
1にも示される。該溝22は管状部材96を取外し可能に係
合する寸法のもの、例えば、該管状部材96の直径よりも
幾らか大きい幅を有するものとして、除去可能なスリー
ブ23が取外される際、バルーン87を所定位置に保持する
ような大きさとされる。管状部材96に幅広部分を付け加
える、例えば、該管状部材96とバルーン87が重なり合う
点を厚肉溶着することにより同様の結果が得られる。
【0012】 図5に示されるように、バルーン87は、減圧された
際、概略西洋ナシ形を有するようにすることができる。
バルーン87は、好ましくは、非弾性を有する、例えば、
ポリ塩化ビニル又はポリウレタン等の適当なタイプの医
療機器級材料により形成される。バルーン87は、二枚の
シート88、89(図6)により、これらのシート材料の外
縁部を適当な手段、例えば、熱により、バルーン87の周
囲に延びる縁部を互いに接着して形成することができ
る。また、バルーン87は一体成形したものであってもよ
い。
【0013】 また、バルーン87に、伸長する可撓性管状部材96が挿
入される首部94が設けられる。この管状部材96は、適当
な方法、例えば、接着剤を用いてバルーン87に固定され
る。この管状部材96は、バルーン87の内部と連絡する内
腔97を備えるとともに、当該部材96の自由端部に装着さ
れた、ルアー型継手98を介してバルーン87を膨張するの
に使用可能とされる。
【0014】 トンネル形成シャフト47に、該バルーン87と同じ材料
により形成されたスリーブ101等によりバルーン87を取
外し可能に固定する手段が設けられ、該手段は、該トン
ネル形成シャフト47に一体的に又は分離して形成すると
ともに該トンネル形成シャフト47に接着剤等の適当な手
段を介して接着することができる。スリーブ101はバル
ーン87の長手方向に延びるとともに該バルーン87の両側
縁部から等距離をもって配置される。スリーブ101はそ
れを貫通して延びる通路102を設けてあるとともにトン
ネル形成シャフト47を摺動させて挿入可能とする大きさ
とされる。トンネル形成シャフト47からバルーン87を分
離可能とする手段が設けられ、該手段はスリーブ101に
沿って該スリーブ101の長手方向に間隔をあけて設けら
れた複数の孔103とされる。これらの孔103は互いに十分
近づけて弱化部を形成し、スリーブ101における多数の
孔103に沿って引裂くことによりバルーンがトンネル形
成シャフト47から容易に分離するようにされる。スリー
ブ101の末端部に、例えば、半径方向に延びるリッジ
(陵線部)等の手段を設け、除去可能なスリーブ23が引
き外される際、バルーン87が軸方向に移動するのを防止
することができる。
【0015】 図6に示されるように、スリーブ101はバルーン87の
膨張を行なうように、該バルーン87の両側縁部から等間
隔をもって配置される。収縮されたとき、バルーン87の
両側縁部は、図6に破線をもって示すように、トンネル
形成シャフト47に向けて内側に巻き込み、図3に示され
るような形態に折り畳まれるようにする。この構成によ
り、バルーン87は除去可能スリーブ23内に包み込まれ、
図3に示されるように、その壁部に、例えば、縦長溝の
弱化部を備えた円筒状チューブが構成される。除去可能
スリーブ23は、例えば、テフロン(「登録商標」)とか
ポリエチレン等の比較的薄厚の管状材料により形成され
る。縦長溝をもうける代わりに、上記除去可能スリーブ
23は、その長手方向に沿って簡単に分割されるチューブ
とするか、その壁部に形成された多数の孔もしくはスロ
ットを有するチューブとするか、又は、それらを組合せ
たチューブとすることができる。それとも、除去可能ス
リーブ23はバルーン87と一体的に形成したものであって
もよく、図面に示されるように、スリーブ23等のよう
に、必ずしも、分離型の除去可能なスリーブとする必要
も無く、バルーン材料から作ることができる。
【0016】 管状スリーブアッセンブリ23の基端部にハンドル24が
設けられ、該ハンドルがスリーブ23にクリップ25を介し
て取付けられる。ハンドル24は、例えば、指又は手で適
当な押圧力を加えることにより操作可能とされ、当該装
置からスリーブ23を分離して該スリーブ23を除去すると
ともにバルーン87が自在に膨張拡開するようにされる。
【0017】 本発明の装置は、次のようにしてヘルニア治療を行う
のに使用される。患者121が、例えば図7に図解される
ように、下腹部にヘルニア122を有する場合、患者は適
当な麻酔及びその他適当と思われる処置を施して適宜の
方法で準備が為される。図8に示されるように、術者
は、まず、臍127の下方の皮膚に臍下切り口126を設け、
最初に脂肪129を分離し、次いで腹直筋鞘、即ち、筋膜1
31及び中線近くの直筋筋肉を切開する。腹腔133を被覆
する腹膜132を穿通しないように注意しなければならな
い。
【0018】 ハンドルとしてカニューレ装着シャフト21を使用し、
次いで、本発明の装置のトンネル形成チップ79が切り口
126に挿入され、術者により、患者における腹膜132の前
方の恥骨領域に向けて進められる一方、術者は他方の手
を腹の上に置いて当該トンネル形成装置20の前進具合を
触感する。この装置の推進は、図8に示すように、トン
ネル形成チップ79が恥骨結合137の下方部、好ましく
は、線維軟骨結合137と嚢138間に位置するまで連続的に
行なわれる。
【0019】 本発明の装置は、図8に示されるように、適当な位置
に配置された後、除去可能スリーブ23がハンドル24を用
いて切り口126から引き出され、該除去可能スリーブ23
の弱化部を分離させて該スリーブ23がバルーン87から取
外されるとともに患者121の体から取除かれる。除去可
能スリーブ23が開かれ、分離されると、バルーン87が露
出する。除去可能スリーブ23が完全に取除かれ、バルー
ン87が、例えば、図9に示される管状部材96を介して滅
菌食塩溶液を導入することにより膨張させられる。これ
は、管状部材96に取付けられたルアー型継手98を介して
通常のシリンジ141を接続することにより行なわれる。
シリンジ141のプランジャ142を押圧することによりバル
ーン87内に500cc又はそれ以下の通常の食塩溶液を導入
してバルーン87が適当な大きさに膨張される。バルーン
87が膨張するにつれて、平面状に展開しながら中央部か
ら外方に巻回された両側縁部を巻き戻しながら漸次組織
の切開を行い、即ち、腹膜132前の手術空間136を創成す
るようにバルーン87の面に略垂直に力を加えることによ
り組織層132から組織層131を切開する。バルーン87が漸
次拡張する様子が図6中に破線で示される。術者は、患
者の腹部の触診によりバルーン87の充填具合を感知する
ことができる。バルーン87を製作するのに非弾性材料を
用いることにより、予め定められた形状の手術空間を創
成することができる。種々の患者のサイズとかヘルニア
治療以外の色々な手術に対し、種々の寸法及び形状を有
するバルーンが利用される。適当な形状及び寸法のバル
ーンとすれば、収縮しかつ更に別の部位に移動し、再度
膨張させて更に大きな手術空間を形成することができ
る。
【0020】 さて、図10を参照すると、バルーン87が、例えば、シ
リンジ141のプランジャ142を引き出すことにより、又
は、(図示しない)病院吸引装置等の他の手段により、
収縮される。バルーン87が収縮された後、一方の手でカ
ニューレ装着シャフト21を掴んで取外され、他方の手
で、管状部材96及びバルーン87の基部を掴み、図10に示
されるように、切り口126からバルーン87が引き出され
る。バルーン87が取外される際、上記シャフト21は所定
位置に保持される。
【0021】 スリーブ101の長手方向に設けられた複数の孔103に沿
って該スリーブ101を分割することによりバルーン87が
トンネル形成シャフト47から徐々に開放される。このよ
うにして、トンネル形成シャフト47を取外すことなく、
該トンネル形成シャフト47からバルーン87を分離するこ
とができる。バルーン87が取外された後、カニューレ装
着シャフト21は、カニューレ36の末端部33が実質的に上
記バルーン87の膨張により形成された手術空間136内に
延びるまで、カニューレ装着シャフト21の全長にわたっ
てカニューレ36が通過可能な形状寸法のものとされる。
次に、カニューレ装着シャフト21及びトンネル形成シャ
フト47は、カニューレ36の内腔を介して引き出されるこ
とにより切り口126から除去される。代表的に、カニュ
ーレ36にバルブが設けられ、該カニューレ36の内腔にカ
ニューレ装着シャフト21を貫通させて該カニューレ36か
ら取り出し可能とされる。
【0022】 カニューレ装着シャフト21及びトンネル形成シャフト
47がカニューレ36を介して外部に取外される際、上記バ
ルブは一般に閉じられてカニューレ36を通して漏洩が防
止される。次いで、切開された腹膜前空間136に、例え
ば、ストップコック41を介して、代表的に、6〜8mmHg
の水銀柱圧力をもって炭酸ガスが吹き込まれる。その
後、図7に示されるように、更に、別のトロカール、例
えば、146及び147が腹壁を通して恥骨結合137の直ぐ上
方の切開された腹膜前空間136にかつカニューレ36の下
方に直接導入される。このようなトロカール146及び147
の配置場所は、勿論、一般に、治療しようとするヘルニ
ア122の位置及び手術優先部位により指図される。その
後、本明細書に織り込んで参照される、米国特許第5496
345号明細書に開示されていると同様の方法でヘルニア
が治療される。
【0023】 本発明は、上記特定の実施例に限定されるべきではな
いと理解しなければならない。例えば、バルーン87は、
円形、卵形、ドーナツ形等の種々の形状に変形でき、体
における色々な部位での手術又は他の処置を施すことが
できる。カニューレ装着シャフト21の直径が当該カニュ
ーレ36の内腔の大きさに応じた大きさとされると、実に
様々なカニューレをカニューレ装着シャフトに装着した
り、取外したりすることができる。当該膨張式トンネル
形成装置20を適用しようとする特定の用途に応じて、例
えば、異なった長さ及び直径のカニューレ36、スキンシ
ール形式及び/又はバルブ機構が選定される。本発明の
装置は、実用に付される前に、適度の訓練を行うだけで
簡単に使用することができる。
【0024】 更に、本発明装置のカニューレ装着シャフト21及びト
ンネル形成シャフト47は、カニューレ装着装置がトンネ
ル形成シャフト47に、固定式ではなく、摺動式で装着さ
れるように構成される。このもう1つの実施例が使用さ
れる場合には、好ましくは、トンネル形成シャフト47
に、カニューレ装着シャフト21と相互作用する、例え
ば、半径方向に延びるタブ等の手段、トンネル形成シャ
フト47の全長にわたるカニューレ装着シャフト21の縦方
向における移動範囲を制限する、スロット等の手段を設
けるようにする。更に、そのほかに、そのような構成に
おいて、トンネル形成シャフト47におけるタブに対する
カニューレ装着シャフト21におけるロック手段、例え
ば、結合スロットは、当該タブが装着される伸長スロッ
トの末端部に隣接して設けられる。このようにして、ロ
ック手段は、カニューレ装着シャフト21及び/又はトン
ネル形成シャフト47を回転させることにより、長手方向
スロットから結合スロットに横方向に該タブを移動させ
て行なわれる。この場合、結合スロットの縦方向の長さ
は、好ましくは、上記タブの縦方向の長さよりも若干長
いものとされる。カニューレ装着シャフト21とトンネル
形成シャフト47間は摺動可能な関係とされ、切り口126
からスリーブ23及びバルーン87を除去してしまった後、
トンネル形成シャフト上でその末端にカニューレ装着シ
ャフトを摺動させて該カニューレ装着シャフトのテーパ
ー状又は円錐状の末端部が切り口を通過させられる。こ
の際、膨張式トンネル形成装置により創成された手術空
間内へのカニューレ36の取付けは、カニューレ装着シャ
フト21を介して切り口126の拡開が行なわれ、該カニュ
ーレ装着シャフト21の末端部を円錐状又はテーパー状と
したことにより上記拡開がより迅速に行なわれる。
【0025】 また、カニューレ装着シャフトは2個型のものに形成
することができる。この場合、基端部がトンネル形成シ
ャフトに固定される一方、末端部がトンネル形成シャフ
トに摺動可能に装着される。この構成により、カニュー
レ装着シャフトの末端部をトンネル形成シャフト上に摺
動させながら、固定されたカニューレ装着シャフトの基
部を介してトンネル形成シャフトが調節される。
【0026】 また、一旦、カニューレ36が本発明の膨張式トンネル
形成装置20により創成された手術空間136に配置される
と、該カニューレ36は、内視鏡とか医療器具等のアクセ
スポートとして、又は、その他の目的で、又は、術者が
採用することを望んだ際、吹き込みに加え、又はそれに
代えて使用することができる。したがって、本発明は、
上述した特定の実施例に限定されることなく、添付した
請求の範囲に記載の全範囲のものである。 [図面の簡単な説明]
【図1】 バルーンを取付ける前のトンネル形成シャフ
ト及びカニューレ装着シャフトの側面図である。
【図2】 トンネル形成シャフトに取付けられたバルー
ン及び該バルーンを包囲する除去可能スリーブを具備し
た、本発明装置の部分断面図を示す。
【図3】 図2の3−3線に沿って見た断面図である。
【図4】 バルーン用膨張チューブを保持する溝が示さ
れる、カニューレ装着シャフトの側面図である。
【図5】 トンネル形成シャフトに取付けられた膨張バ
ルーンの等角斜視図である。
【図6】 図3に示されるように巻き上げられた元の状
態から展開するバルーンの様子を破線で示す、図5の6
−6線に沿って見た断面図である。
【図7】 腹膜前空間を介してヘルニア治療に本発明装
置を利用できる方法及び平伏した人体の腹部の下方部分
を示す図である。
【図8】 図7に示される人体の下腹腔部であって、そ
の腹膜前空間に導入された本発明装置を示す、矢状図で
ある。
【図9】 上記装置から取外された除去可能スリーブ及
び膨張したバルーンを示す、図8と同様の矢状図であ
る。
【図10】 収縮されたバルーンを取外し、カニューレ
装着シャフトにカニューレを装着する方法を示す、図8
と同様の矢状図である。
【図11】 カニューレ装着シャフトにカニューレを装
着し、該カニューレの内腔を通してトンネル形成シャフ
ト及びカニューレ装着シャフトを取除く様子を示す、図
10と同様の矢状図である。
フロントページの続き (72)発明者 カヤン,ヘルムート アメリカ合衆国94062カリフォルニア州 レッドウッド・シティ、シーニック・ド ライブ222番 (56)参考文献 特開 平7−275203(JP,A) 特開 昭59−186549(JP,A) 特開 平3−4845(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 17/00 A61B 17/34 A61M 25/00

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手術空間を形成するためのアッセンブリで
    あって、 (a)基端部及び末端部を有するトンネル形成シャフト
    であって、該トンネル形成シャフトの基端部にカニュー
    レ装着シャフトが取付けられ、該カニューレ装着シャフ
    トはカニューレの末端部が手術空間内に延びるまでカニ
    ューレ装着シャフトの全長にわたってカニューレが通過
    可能な形状寸法のものとされ、該カニューレ装着シャフ
    トと一緒にカニューレの内腔に挿入および内腔を介して
    引出し可能に形成されたトンネル形成シャフト; (b)上記トンネル形成シャフトに着脱可能に取付けら
    れたバルーン; (c)上記バルーンに装着され、該バルーンに膨張流体
    を供給する手段;及び (d)上記トンネル形成シャフトに装着されたバルーン
    を実質的に被覆しかつ包囲する、着脱可能なスリーブ により構成した、手術空間形成用のアッセンブリ。
  2. 【請求項2】カニューレがカニューレ装着シャフトに装
    着された、請求項1に記載のアッセンブリ。
  3. 【請求項3】カニューレ装着シャフトの少なくとも一部
    分がトンネル形成シャフトに摺動可能に装着された、請
    求項1に記載のアッセンブリ。
  4. 【請求項4】トンネル形成シャフトが丸形の太針状末端
    部を有する、請求項1に記載のアッセンブリ。
  5. 【請求項5】カニューレ装着シャフトがテーパー状末端
    領域を有する、請求項1に記載のアッセンブリ。
JP51490798A 1996-09-23 1997-09-11 カニューレ付膨張装置 Expired - Fee Related JP3436375B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/717,794 US5871498A (en) 1996-09-23 1996-09-23 Expansible apparatus with back-loaded cannula
US08/717,794 1996-09-23
PCT/US1997/016664 WO1998011841A1 (en) 1996-09-23 1997-09-11 Expansible apparatus with back-loaded cannula

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000507482A JP2000507482A (ja) 2000-06-20
JP3436375B2 true JP3436375B2 (ja) 2003-08-11

Family

ID=24883536

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51490798A Expired - Fee Related JP3436375B2 (ja) 1996-09-23 1997-09-11 カニューレ付膨張装置

Country Status (5)

Country Link
US (2) US5871498A (ja)
EP (1) EP1006917B1 (ja)
JP (1) JP3436375B2 (ja)
CA (1) CA2265969C (ja)
WO (1) WO1998011841A1 (ja)

Families Citing this family (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6540764B1 (en) * 1992-06-02 2003-04-01 General Surgical Innovations, Inc. Apparatus and method for dissecting tissue layers
US5871498A (en) * 1996-09-23 1999-02-16 General Surgical Innovations, Inc. Expansible apparatus with back-loaded cannula
US7534243B1 (en) 1998-08-12 2009-05-19 Maquet Cardiovascular Llc Dissection and welding of tissue
US7695470B1 (en) 1998-08-12 2010-04-13 Maquet Cardiovascular Llc Integrated vessel ligator and transector
US7485092B1 (en) * 1998-08-12 2009-02-03 Maquet Cardiovascular Llc Vessel harvesting apparatus and method
EP0979635A2 (en) 1998-08-12 2000-02-16 Origin Medsystems, Inc. Tissue dissector apparatus
DE19920869A1 (de) * 1999-05-06 2000-12-07 Storz Karl Gmbh & Co Kg Retraktor zur Verwendung in der endoskopischen Chirurgie sowie medizinisches Instrument zum Einführen eines Retraktors und Verfahren zur Verwendung eines Retraktors in der endoskopischen Chirurgie
US6302897B1 (en) 1999-11-19 2001-10-16 Ethicon, Inc. Device for deploying medical textiles
CA2404430A1 (en) 2000-04-07 2001-10-18 Albert S. Lee Methods and apparatus for thermally affecting tissue
US20040034321A1 (en) * 2000-10-05 2004-02-19 Seacoast Technologies, Inc. Conformal pad for neurosurgery and method thereof
CA2425061A1 (en) 2000-10-05 2002-04-11 Seacoast Technologies, Inc. Neurosurgical device for thermal therapy
US6558313B1 (en) 2000-11-17 2003-05-06 Embro Corporation Vein harvesting system and method
US6790213B2 (en) 2002-01-07 2004-09-14 C.R. Bard, Inc. Implantable prosthesis
GB2403150B (en) * 2003-06-24 2007-05-09 Anthony Lambert Subcutaneous tunneller
US7846171B2 (en) 2004-05-27 2010-12-07 C.R. Bard, Inc. Method and apparatus for delivering a prosthetic fabric into a patient
US9770230B2 (en) 2006-06-01 2017-09-26 Maquet Cardiovascular Llc Endoscopic vessel harvesting system components
US8500762B2 (en) * 2007-10-17 2013-08-06 Davol, Inc. (a C.R. Bard Company) Fixating means between a mesh and mesh deployment means especially useful for hernia repair surgeries and methods thereof
ES2859624T3 (es) 2008-10-03 2021-10-04 Bard Inc C R Prótesis que se puede implantar
US20110034886A1 (en) * 2009-08-06 2011-02-10 Angiodynamics, Inc. Implantable medical device tool and method of use
US20140018836A1 (en) * 2012-07-13 2014-01-16 Top-Bound Enterprise Co., Ltd Endo-Safe-Bag-Gasless support system

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5954739A (en) * 1990-03-02 1999-09-21 General Surgical Innovations, Inc. Method of dissecting tissue layers
US6312442B1 (en) * 1992-06-02 2001-11-06 General Surgical Innovations, Inc. Method for developing an anatomic space for laparoscopic hernia repair
US5540711A (en) * 1992-06-02 1996-07-30 General Surgical Innovations, Inc. Apparatus and method for developing an anatomic space for laparoscopic procedures with laparoscopic visualization
US5653726A (en) * 1994-11-03 1997-08-05 Archimedes Surgical, Inc. Retrograde dissector and method for facilitating a TRAM flap
US5871498A (en) * 1996-09-23 1999-02-16 General Surgical Innovations, Inc. Expansible apparatus with back-loaded cannula

Also Published As

Publication number Publication date
WO1998011841A1 (en) 1998-03-26
JP2000507482A (ja) 2000-06-20
EP1006917A4 (en) 2009-08-26
CA2265969C (en) 2007-06-19
CA2265969A1 (en) 1998-03-26
EP1006917A1 (en) 2000-06-14
US6129736A (en) 2000-10-10
EP1006917B1 (en) 2012-11-07
US5871498A (en) 1999-02-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3436375B2 (ja) カニューレ付膨張装置
JP3332387B2 (ja) 管腔外バルーン解剖
US5439476A (en) Inflatable laparoscopic retractor
US5634937A (en) Skin seal with inflatable membrane
US5964781A (en) Skin seal with inflatable membrane
US5823947A (en) Method of creating an operating space endoscopically at an obstructed site
US6432121B1 (en) Apparatus and method for guiding placement of a minimally invasive surgical instrument
US20170325798A1 (en) Wound retractor specimen bag
US8157831B2 (en) Apparatus and method for developing an anatomic space for laparoscopic procedures with laparoscopic visualization
JP3924033B2 (ja) 気管壁に孔を形成する装置
US5814058A (en) Method and apparatus employing conformable sleeve for providing percutaneous access
JP2008538518A (ja) 組織拡張装置および関連方法
JP2000501634A (ja) バルーン解剖装置
CA2727808A1 (en) Surgical retrieval apparatus
JP4536306B2 (ja) 視覚化を向上させたバルーン切開装置
JP3460204B2 (ja) 医療用腹腔鏡挿入用外套管
EP1210959B1 (en) Method and device for use in micro-invasive surgical procedures, and guide catheter and valve unit for a device for use in micro-invasive surgical procedures
JPH11299795A (ja) 経肛門的内視鏡下手術用エクスパンダー
WO1999009905A1 (en) Expansible apparatus with back-loaded cannula

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080606

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100606

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100606

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110606

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120606

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130606

Year of fee payment: 10

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees