JP3434135B2 - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP3434135B2 JP20128996A JP20128996A JP3434135B2 JP 3434135 B2 JP3434135 B2 JP 3434135B2 JP 20128996 A JP20128996 A JP 20128996A JP 20128996 A JP20128996 A JP 20128996A JP 3434135 B2 JP3434135 B2 JP 3434135B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両走行中に運転
者に給油を促すようにしたナビゲーション装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から移動体、特に車両の現在位置を
地図上に表示するとともに、運転者が目的地に容易に到
達できるように音声等で案内を行うナビゲーション装置
が普及している。このようなナビゲーション装置におい
ては、車両の位置を検出してその近傍の地図データをC
D−ROMから読み出すとともにディスプレイ上に表示
している。また、ディスプレイ中央には自車位置を示す
車両位置マークが表示されており、この車両位置マーク
を中心に車両の進行にしたがって近傍の地図データがス
クロールされる。したがって、常時自車周辺の地図情報
がわかるようになっている。
【0003】また、従来のナビゲーション装置は、ガソ
リンスタンドやレストランあるいはコンビニエンススト
アといった道路周辺の施設がCD−ROMに予め設定さ
れているものもあり、必要に応じてこれらの施設を検索
して途中経由地点として設定することもできるようにな
っている。また、上述したCD−ROMには、走行経路
上の道路を構成する各リンクの長さが格納されており、
目的地までの累積距離を表示してくれるものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のナビゲーション装置は、経路設定を行う際に現在地
と予め設定された目的地とを結ぶようにある条件下で自
動探索を行って自動的に経路設定を行い、必要に応じて
現在地と目的地間の距離を表示することができるが、目
的地までの距離が長い場合に途中で給油することまでは
考慮されていなかった。したがって、運転者自身がガソ
リンスタンドの位置を考慮した運転を行うことが必要と
なるが、郊外や山間部においてはほとんどガソリンスタ
ンドがない場合もあるため、燃料切れになるおそれがあ
った。
【0005】また、ガソリンスタンド自体はCD−RO
Mの地図データに基づいて検索することができるが、一
定距離走行したときに給油しようとしてもこの一定距離
に相当する地点に存在するガソリンスタンドを簡単に検
索する方法がないため、予め自動経路探索の時点で給油
点を設定することが難しかった。
【0006】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は長距離の運転を行う際に燃料
切れになる前に運転者に給油を促すことができるナビゲ
ーション装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のナビゲーション装置は、自動経路探索
において所定の距離間隔で給油を行うために給油点を経
由地として設定し、経路誘導を行う際に給油点に接近し
たときに所定のメッセージを出力する。また、上述した
経路誘導を行う際に、実際の走行経路が給油点を含む誘
導経路を外れたときに、新たな給油点を含むように経路
探索を再実施する。
【0008】具体的には、給油間隔を設定する給油設定
手段と、給油設定手段で設定された給油間隔毎に給油点
を経由地として設定しながら、出発地と目的地とを結ぶ
ように経路探索を行う経路計算手段と、経路計算手段に
よって探索された経路にしたがって経路誘導を行う際
に、給油点に接近したときに所定のメッセージを出力す
るメッセージ出力手段とを備えている。また、上述した
経路誘導を行う際に、給油点を含む誘導経路から実際の
走行経路が外れていることを検出したときに、新たな給
油点を含むように誘導経路の再設定を行う経路再設定手
段をさらに備えている。
【0009】このように、予め経路探索を行って誘導経
路を設定する際に、所定の距離間隔で給油点を経由地と
して設定し、以後の経路誘導においてはこの給油点に接
近したときに給油を促すメッセージが出力されるため、
運転者は燃料切れになる前に確実に給油を行うことがで
きる。また、実際の走行経路が誘導経路を外れた場合で
あっても、給油点を含む誘導経路を再設定することによ
り、確実に給油を行うことができる。
【0010】
【0011】
【0012】
【発明の実施の形態】本発明のナビゲーション装置は、
車両を長距離運転したときに燃料切れになる前に運転者
に給油を促すようにしたことに特徴がある。給油を促す
タイミングとしては、前回に給油した後に予め設定され
た一定距離走行した場合が考えられ、また、給油を促す
方法としては自動的にガソリンスタンドに誘導する方法
や画面表示や音声によって給油を促すメッセージを出力
する方法等が考えられる。以下、本発明を適用した一の
実施形態のナビゲーション装置について、図面を参照し
ながら具体的に説明する。
【0013】図1は、一実施形態のナビゲーション装置
の構成を示す図である。同図に示すナビゲーション装置
は、地図データを記憶するCD−ROM1と、このCD
−ROM1に記憶された地図データを読み出すディスク
読取装置2と、利用者が操作する各種操作キーを有する
操作盤3と、所定の航法によって車両位置と方位を検出
する車両位置検出装置4と、自車周辺の地図データや各
種の経路誘導情報を表示する液晶表示装置5と、操作盤
3からの各種のキー入力に応じて経路誘導の目的地や経
由地の登録、給油する間隔や給油するガソリンスタンド
の指定、あるいは車両位置検出装置4の出力に基づく経
路誘導等を行うナビゲーションコントローラ10とを含
んで構成されている。
【0014】上述したディスク読取装置2は、1枚ある
いは複数枚のCD−ROM1が装填可能であり、ナビゲ
ーションコントローラ10の制御によっていずれかのC
D−ROM1からの地図データの読み出しが行われる。
この地図データは、縮尺別の道路レイヤ、背景レイヤ、
文字記号レイヤなどから構成されており、この中で道路
レイヤには後述する経路誘導等に必要なノードテーブル
等各種のテーブルやリストが含まれており、文字記号レ
イヤにはガソリンスタンドの各種マークが含まれてい
る。操作盤3は、経路誘導モードの設定に用いる経路誘
導モードキー、目的地入力キー、経由交差点入力等に用
いる左、右、上、下の各カーソルキー、地図検索や拡大
/縮小のキー、表示画面上のカーソル位置にある項目の
確定を行う設定キー等を備えている。この操作盤3は、
ナビゲーション装置の筐体前面に備わった各種キーを備
える他に、赤外線等で操作指示を与えることができるリ
モコンユニットも含むものとし、筐体前面の各種キーを
操作するかリモコンユニットに備わった各種キーを操作
するかは利用者が適宜選択することができる。
【0015】車両位置検出装置4は、速度センサや方位
センサによる自立航法またはGPS等を用いた衛星航法
により車両位置と車両方位を検出するが、これら自立航
法と衛星航法を組み合わせたハイブリッド航法を用いる
ことにより高い精度で車両位置と方位を検出するように
してもよい。また、GPSによる衛星航法のみを用いた
場合には車両方位を直接検出できないため、連続する2
つの車両位置に基づいてナビゲーションコントローラ1
0による計算によって車両方位を求める。
【0016】液晶表示装置5は、ナビゲーションコント
ローラ10から出力される映像信号に基づいて、自車周
辺の地図情報を自車位置マーク、出発地マーク、目的地
マーク、経由交差点マーク等とともに表示したり、この
地図上に誘導経路を表示したりする。また、この液晶表
示装置5は、経路誘導の際に運転者が給油する間隔を入
力したり、給油するガソリンスタンドを指定する場合に
はその系列店名を選択したりするための所定の設定画面
を表示する。この設定画面の具体例については後述す
る。
【0017】上述したナビゲーションコントローラ10
は、CD−ROM1から読み出した地図データに基づい
て液晶表示装置5に表示する各種の画像を作成するとと
もにこの作成した画像を映像信号に変換するために、バ
ッファメモリ11、地図画像描画部13、誘導経路描画
部19、交差点走行案内画像描画部20、第1および第
2V−RAM21、22、合成部23、映像変換部24
を有しており、操作盤3から入力された目的地データや
車両位置検出装置4によって検出された車両位置データ
等に基づいて所定の経路誘導や経路表示を行うために、
カーソル位置計算部12、経路計算部14、経路情報メ
モリ15、交差点距離計算部16、存在リンク検出部1
7、通過判定部18、目的地入力部25を有している。
【0018】バッファメモリ11は、ディスク読取装置
2によってCD−ROM1から読み出した地図データを
一時的に格納するためのものである。カーソル位置計算
部12は、操作盤3のカーソル操作に応じたカーソル位
置データを計算して出力する。
【0019】地図画像描画部13は、走行開始前におい
て、操作盤3の地図検索キーや拡大/縮小キー等で選択
された所望の地図データを、ディスク読取装置2によっ
てCD−ROM1からバッファメモリ11に読み出し
て、第1V−RAM21に1画面分の地図画像を北方向
を上向きにして(あるいは車両の進行方向を上向きにし
て)描画する。このようにして描画された地図画像の表
示が行われる際に操作盤3のいずれかのカーソルキーが
押下されると、地図画像描画部13は、必要に応じて新
たな地図データをCD−ROM1からバッファメモリ1
1に読み出して、常にカーソル位置が画面中央となるよ
うに第1V−RAM21の地図画像を更新し、しかも画
面中央に所定のカーソルマークを描画する。また、地図
画像描画部13は、走行中において、車両位置検出装置
4から出力される車両位置データや車両方位データが変
化するのに従って適宜新たな地図データをCD−ROM
1から読み出して、現在の車両位置が画面中央となり、
かつ北方向あるいは車両の進行方向が上向きとなるよう
に第1V−RAM21の地図画像を書き換えながら描画
するとともに、出発地マーク、目的地マーク、経由地マ
ーク等を表示画面上の該当箇所に描画する。
【0020】経路計算部14は、走行開始前に操作盤3
の経路誘導モード設定キーが押下されて経路誘導モード
になると、その後操作盤3のカーソル操作によって表示
画面上のカーソルが所望の目的地に合わせられて目的地
入力キーが押下されたときにその時点でのカーソル位置
とその時点で車両位置検出装置4で検出されている車両
位置データとのそれぞれを目的地データ、出発地データ
として経路情報メモリ15に格納する。また、経路計算
部14は、上述した経路誘導モードにおいて、操作盤3
のカーソル操作によって表示画面中央のカーソルが所望
の経由交差点に合わせられた後に経由交差点入力キーが
押下されると、バッファメモリ11に格納されたノード
テーブルと交差点構成ノードリストを参照して、その時
点でカーソル位置計算部12の出力に最も近い交差点に
対応した経由交差点ノードと、この経由交差点ノードが
一方端となるリンクの他方端側の集合である経由交差点
構成ノードとを経由交差点データとして経路情報メモリ
15に格納する。
【0021】図2は、バッファメモリ11に格納された
地図データの一部を示す図である。同図において、道路
リストRDLTは、道路別に道路の種類、道路を構成す
る全ノード数、道路を構成するノードのノードテーブル
NDTB上での位置と、次のノードまでの幅員、ノード
の距離(全長)を含んでいる。交差点構成ノードリスト
CRDTは、地図上の各交差点毎に、この着目交差点に
連結するリンクの他端ノード(交差点構成ノードとい
う)のノードテーブルNDTB上での位置の集合であ
る。ノードテーブルNDTBは、地図上の全ノードのリ
ストであり、ノード毎の位置情報(経度、緯度)、着目
ノードが交差点であるか否かの交差点識別フラグ、交差
点であれば交差点構成ノードリストCRDT上での位置
を示し、交差点でなければ道路リストRDLT上で着目
ノードが属する道路の位置を示すポインタ等を含んでい
る。上述した経路計算部14は、図2に示したノードテ
ーブルNDTBおよび交差点構成ノードリストCRDT
を参照することにより経由交差点データを計算する。
【0022】このようにして全ての経由交差点を利用者
によって指定することもできるが、目的地と出発地ある
いはこれらに加えて数カ所の経由交差点や経由地を指定
しただけで、その途中経路を自動的に設定することもで
きる。この場合には、経路計算部14は、例えば出発地
と目的地あるいはこれらに加えて数カ所の経由地等を結
ぶ経路の距離が最短となるように、あるいは所要時間が
最短となるように途中経路を計算し、計算によって求め
た経由交差点データを経路情報メモリ15に格納する。
【0023】経路情報メモリ15は、利用者が設定した
順に、あるいは自動経路探索によって求めた所定の順
に、経由交差点のそれぞれについて経由交差点ノードと
経由交差点構成ノードを格納する。例えば、図3に示す
走行経路を考え、交差点CP1〜CP3 を第1経由交差
点〜第3経由交差点として設定した場合には、経路情報
メモリ15には図4に示すように各経由交差点データが
格納される。なお、車両が通過した経由交差点について
は、通過識別フラグPFが立てられるようになってい
る。また、上述したように、経路情報メモリ15には、
出発地データと目的地データが格納される。
【0024】交差点距離計算部16は、経由交差点の中
で未通過で出発地に最も近い経由交差点を案内対象交差
点とし、この案内対象交差点と車両位置検出装置4で検
出された車両位置との距離を計算する。存在リンク検出
部17は、バッファメモリ11に格納された地図データ
と、車両位置検出装置4で検出された車両位置データと
車両方位データとに基づいて、走行中の道路上で、車両
の進行方向前方に存在する最も車両寄りのノード(前方
ノード)と、車両の進行方向後方に存在する最も車両寄
りのノード(後方ノード)との組を存在リンクとして検
出する。通過判定部18は、経路情報メモリ15に格納
された情報と、存在リンク検出部17で検出された存在
リンクデータとに基づいて、現在車両が向かっている経
由交差点ノードと後方ノードが一致したか否かを判定し
ており、一致したときに経路情報メモリ15の該当する
経由交差点の通過識別フラグPFを立てる。
【0025】誘導経路描画部19は、経路情報メモリ1
5に格納されたデータに基づいて、出発地、第1経由交
差点、第2経由交差点と辿っていって最終的に目的地ま
でを順に折れ線で結び、その中で車両の通過し終わった
ものを除いて、第1V−RAM21に描画された地図画
像の中に含まれる部分を所定色の破線を用いて地図画像
に重ねて描画する。
【0026】交差点走行案内画像描画部20は、上述し
た案内対象交差点について、経路情報メモリ15に登録
された交差点ノードと交差点構成ノードを用いて、第2
V−RAM22に例えば進行方向を上向きにして交差点
形状図形を描画し、さらに、この交差点形状図形の中心
から1つ手前の経由交差点方向と1つ後の経由交差点方
向に所定長さの線を引くとともに、1つ後の経由交差点
方向に矢印を重ねて交差点走行案内画像を描画する。ま
た、交差点走行案内画像描画部20は、交差点距離計算
部16で求めた距離データに基づいて、交差点走行案内
画像の一部に、その時点での車両位置と案内対象交差点
との間の距離を示す文字を表示する。例えば、「あと○
○km」、「あと○○m」として描画したり、これらの
文字の代わりにあるいは文字とともに距離を示すバーグ
ラフを描画する。
【0027】第1V−RAM21は、液晶表示装置5の
1表示画面分に相当する領域を有しており、地図画像描
画部13によって描画された地図画像を格納する。第2
V−RAM22は、液晶表示装置5の1/9表示画面分
に相当する領域を有しており、交差点走行案内画像描画
部20によって描画された交差点走行案内画像を格納す
る。合成部23は、経路誘導モードで走行中に、第1V
−RAM21に格納された地図画像の一部に第2V−R
AM22に格納された交差点走行案内画像を重ねて画像
の合成を行い、合成画像データを出力する。映像変換部
24は、合成部23から出力された画像データを表示ラ
イン単位でアナログの映像信号に変換し、液晶表示装置
5に出力する。
【0028】目的地入力部25は、操作盤3のカーソル
キーを用いることなく直接的に目的地を入力するための
ものであり、例えば操作盤3を操作することにより電話
番号やビルの名称、会社名、テナント名等が入力される
と、バッファメモリ11を検索することにより、これら
の入力データで特定されるビルや事業者等の住所を目的
地データとして設定する。このようにして設定された目
的地データは、経路計算部14によって経路情報メモリ
15に格納されるとともに自動経路探索等に使用され
る。なお、このように電話番号等で目的地を検索する場
合には、予め電話番号等とビルの住所等との対応データ
が格納されているCD−ROM1を使用する必要があ
る。
【0029】また、図1に示すナビゲーションコントロ
ーラ10は、上述した構成に加えて、所定距離走行した
ときに運転者に給油を促すために、自動給油設定部2
6、給油判定部27、給油メッセージ描画部28、割込
み制御部29を有している。自動給油設定部26は、操
作盤3の所定のキー操作に応じて、自動給油の有無や給
油間隔等を設定するものである。これらの各種設定時に
は、自動給油設定部26によって所定の設定画面に対応
した画像が描画されて第2V−RAM22に格納され、
表示画面によって設定内容を参照しながら各種設定が行
えるようになっている。
【0030】給油判定部27は、走行開始後に給油する
タイミングを計算するためのものであり、予め自動経路
探索時に給油点が設定されている場合に、車両がこの給
油点に接近したか否かを経路情報メモリ15に格納され
た情報に基づいて判断する。給油メッセージ描画部28
は、給油判定部27による監視結果に基づいて、予め設
定された給油点に接近したときに、運転者に給油を促す
所定のメッセージ画像を描画し、第2V−RAM22に
格納する。したがって、例えば所定距離走行した運転者
は、この第2V−RAM22の格納画像に基づいて表示
された液晶表示装置5のメッセージ画面を見たときに給
油を行うようになっている。
【0031】また、割込み制御部29は、誘導経路上に
給油点が設定されていない場合に、車両の走行距離が予
め設定された一定距離に達したときに(あるいは一定距
離に近づいたときに)、その付近に存在する給油点を探
索するか否かを判定するためのものである。探索の有無
を運転者に選択させるための所定のメッセージ画像が給
油メッセージ描画部28によって描画され、第2V−R
AM22に格納される。したがって、所定のメッセージ
画面が液晶表示装置5に表示され、これを見た運転者に
よって給油点の探索の有無が指示されて、上述した割込
み制御部29による判定が行われる。
【0032】図5は、自動給油設定部26によって描画
された設定画面の具体例を示す図である。操作盤3のキ
ー操作によってオプション機能が選択されると、図5
(A)に示す自動給油の設定画面が自動給油設定部26
によって描画され表示される。この設定画面によって、
自動給油点の設定をするかどうか、満タン距離、すなわ
ち満タンに給油した後次に給油するまでに走行可能な距
離をどの程度に設定するか、給油点としてどの系列店の
ガソリンスタンドを指定するかが設定可能であり、操作
盤3のカーソルキーを操作することにより、各項目ごと
に任意に設定できるようになっている。
【0033】例えば、自動給油点「あり」にカーソルマ
ークを合わせて操作盤3の設定キーを押下し、「+」あ
るいは「−」にカーソルマークを合わせながら設定キー
を必要回数押下することにより満タン距離を400km
に設定する。また、スタンド系列「設定」にカーソルマ
ークを合わせて設定キーを押下することにより、図5
(B)に示すスタンド系列の選択画面が表示される。こ
の選択画面は、経路の自動探索を行って走行経路を自動
設定する際にどのような系列のガソリンスタンドを給油
点として設定するかを選択するためのものであり、例え
ば「A社」、「B社」、「C社」あるいは系列を特定し
ない場合のために「どこでもよい」の各候補が用意され
ている。選択画面内の「↑」あるいは「↓」にカーソル
マークを合わせて必要な回数だけ設定キーを押下するこ
とにより、上述したスタンド系列のいずれかが選択され
る。選択終了後、「戻り」にカーソルマークを合わせて
設定キーを押下することにより、図5(A)に示した設
定画面に戻る。このようにして設定された内容に変更し
たい箇所がなければ自動給油点の設定が終了する。
【0034】図6は、上述した構成を有するナビゲーシ
ョン装置の動作手順を示す流れ図である。満タン距離が
予め設定されており、自動経路探索の際にこの満タン距
離以内で到達可能な給油点が設定されるまでの動作手順
が示されている。また、図7は経路設定時および車両走
行時の各種の表示画面の一例を示す図である。
【0035】ナビゲーション装置に電源が投入される
と、自動経路探索に先立って目的地および必要に応じて
経由地の指定が行われる(ステップ601、602)。
指定された目的地、経由地およびその時点での自車位置
の各データは経路情報メモリ15に格納される。
【0036】上述したように、目的地を設定する方法は
何通りか自由に選択することができる。例えば、操作盤
3のカーソル操作によって表示画面上のカーソルマーク
が所望の目的地に合わせられたときに目的地設定キーを
押下することにより目的地の指定が行われる。あるい
は、操作盤3を操作して電話番号やビルの名称、会社
名、テナント名等を入力することにより、この入力デー
タで特定されるビルや事業者等の住所が目的地として指
定される。また、目的地に到達するまでの間に1あるい
は複数の場所に立ち寄りたい場合には、1あるいは複数
の経由地を指定し、自動経路探索においてこれらの経由
地を必ず含むような走行経路の設定を行うこともでき
る。例えば上述した目的地の指定と同様に、操作盤3の
カーソル操作によって表示画面上のカーソルマークが所
望の経由地に合わせられたときに経由地設定キーを押下
することにより経由地の指定が行われる。あるいは、操
作盤3を操作して電話番号やビルの名称、会社名、テナ
ント名等を入力することにより、この入力データで特定
されるビルや事業者等の住所が経由地として指定され
る。
【0037】目的地および必要な場合には経由地のそれ
ぞれが指定されると、経路計算部14によって自動経路
探索が開始される(ステップ603)。まず、経路計算
部14は、給油点設定の有無に関係なく現在地(出発
地)と目的地とを結ぶように、給油点以外の経由地が設
定されている場合には1あるいは複数の経由地を含むよ
うに、所定の経路探索を行って走行経路を設定する(ス
テップ604)。自動経路探索が一旦終了すると、次に
経路計算部14は、自動給油点の設定がなされているか
否かを判定する(ステップ605)。自動給油点の有無
の設定は、自動給油設定部26によって表示された設定
画面(図5)内の自動給油点「あり」あるいは「なし」
を指定することにより行われるため、この指定状況に基
づいて上述した判定が行われる。自動給油点が設定され
ていない場合には自動経路探索を終了する(ステップ6
06)。
【0038】自動給油点が設定されている場合には、経
路計算部14は、経路探索した走行経路上に給油点とし
て選択された系列のガソリンスタンドが存在するか否か
調べ(ステップ607)、存在する場合には走行経路途
中に該当する給油点を経由地として設定する(ステップ
608)。走行経路が決まれば、バッファメモリ11に
格納されている地図データに含まれる道路リストRDL
Tに基づいて各道路の距離がわかるため、予め設定され
た満タン距離に基づいて1回の給油で走行経路上のどの
地点まで走行できるかを計算することができる。経路計
算部14は、このようにして満タン距離に相当する走行
地点を計算し、走行経路上のそれ以前の一定距離以内
に、指定された系列のガソリンスタンドがあるか否かを
上述した地図データに基づいて検索する。地図画面に表
示する地名や施設名等は地図データに含まれる文字記号
レイヤに格納してあるが、この文字記号レイヤにはガソ
リンスタンドの各マークも各施設名の先頭に格納してあ
る。したがって、経路計算部14は、走行経路に沿った
ごく狭い範囲について、ガソリンスタンドに対応するマ
ークの検索を文字記号レイヤを調べることにより行う。
指定された系列のガソリンスタンドのマークが検索され
た場合には、このガソリンスタンドが給油点として設定
される。
【0039】また、走行経路上の一定範囲内で指定され
た系列のガソリンスタンドを検索できなかった場合に
は、次に経路計算部14は、少し検索の範囲を広げて走
行経路の周辺に指定された系列のガソリンスタンドが存
在するか否かを調べる(ステップ609)。最初の検索
とは異なり、今度は走行経路に沿った比較的広い範囲
(例えば道路から数百mの範囲)について、所望のガソ
リンスタンドに対応するマークの検索が文字記号レイヤ
を調べることにより行われる。該当するガソリンスタン
ドのマークが検索された場合には、経路計算部14は、
このガソリンスタンドを給油点として設定するととも
に、最初の自動経路探索で設定した走行経路を部分的に
変更する(ステップ610)。変更後の走行経路データ
は経路情報メモリ15に格納される。
【0040】検索の範囲を広げても所望のガソリンスタ
ンドを発見できなかった場合には、その旨を示す所定の
メッセージが表示されてナビゲーション装置の利用者に
通知される(ステップ611)。例えば、経路計算部1
4から給油メッセージ描画部28に検索結果が送られ、
給油メッセージ描画部28によって「指定されたガソリ
ンスタンドがないため、他のガソリンスタンドを選択し
て下さい」等のメッセージ画像が描画され第2V−RA
M22に格納されて、所定のメッセージ画面が液晶表示
装置5に表示される。その後、このメッセージ画面を見
た利用者によって別の系列のガソリンスタンドが選択さ
れ、給油施設の変更処理が行われると(ステップ61
2)、再びステップ607(走行経路上でのガソリンス
タンドの検索)に戻って処理が繰り返される。
【0041】このようにして、給油の間隔および給油を
行うガソリンスタンドの系列を予め設定しておくことに
より、走行経路に沿った一定範囲内で給油点が検索さ
れ、この検索した給油点が走行経路の経由地の一つとし
て設定される。例えば、図7(A)に示すように目的地
として「京都」が設定され、現在地が「東京」である場
合に、自動給油点の設定が指示されて経路探索が実施さ
れると、図7(B)に示すようにこれら現在地「東京」
と目的地「京都」の間であって東京から満タン距離であ
る400kmの地点に給油ポイントが自動的に設定され
る。
【0042】図8は、予め設定された走行経路に沿って
自動経路誘導を行う場合のナビゲーション装置の動作手
順を示す流れ図である。操作盤3が操作されて経路誘導
モードが指示されると、所定の経路誘導が開始される
(ステップ801、802)。具体的には、誘導経路描
画部19による描画によって、表示された地図画像上に
誘導経路を表示するとともに、地図画像描画部13によ
って、車両の走行位置に車両位置マークを表示すること
により運転者に現在位置を知らせる。また、走行方向前
方に交差点がある場合には、交差点走行案内画像描画部
20によって交差点までの距離や交差点の拡大画像が表
示されるとともに、この交差点でどの方向に曲がればよ
いかが指示される。
【0043】このような経路誘導動作と並行して、給油
判定部27は、自動給油点が設定されているか否かを判
定し(ステップ803)、自動給油点が設定されている
場合には走行している現在位置が設定された給油点に接
近したか否かを判定する(ステップ804)。給油点が
設定されているが車両がこの給油点に接近していない場
合にはステップ802に戻って所定の経路誘導動作が継
続される。また、給油点が設定されており、車両がこの
給油点に接近した場合には、給油メッセージ描画部28
は、もうすぐ次の給油点に到着する旨のメッセージ画像
を描画して第2V−RAM22に格納する。このように
して第2V−RAM22に格納されたメッセージ画像に
基づいて液晶表示装置5から例えば図7(C)に示すメ
ッセージ画面が表示される(ステップ805)。
【0044】また、自動給油点が設定されていない場合
(図5に示した設定画面で自動給油点「なし」が選択さ
れた場合であって、この場合には図7(E)に示すよう
に誘導経路途中に給油ポイントが設定されない)には、
給油判定部27において給油点に接近したか否かを判定
する代わりに、割込み制御部29は給油すべき距離に達
したか否か、すなわち満タン距離に達する前に給油する
必要があるため例えば(満タン距離−5km)に達した
か否かを判定する(ステップ806)。給油すべき距離
に達した場合には、付近の給油施設を探索するか否かを
運転者に指示させるための所定の割込みメッセージ画像
が給油メッセージ描画部28によって描画され、第2V
−RAM22に格納される。このようにして第2V−R
AM22に格納されたメッセージ画像に基づいて液晶表
示装置5から例えば図7(F)に示す割込みメッセージ
画面が表示される(ステップ807)。
【0045】この割込みメッセージ画面内の「YES」
がカーソルで指し示されたときに操作盤3の設定キーが
押下されると、次に割込み制御部29は、走行経路上の
所定距離内(満タン距離の5km手前で割込みメッセー
ジ画面を表示させた場合にはこの所定距離は5kmに設
定される)に、予め選択された系列のガソリンスタンド
が存在するか否かを自動探索し、探索したガソリンスタ
ンドを給油点として設定する(ステップ808、80
9)。例えば、走行経路上に所望のガソリンスタンドが
存在する場合には、走行経路を変更することなくそのガ
ソリンスタンドが給油点として設定される。走行経路上
に所望のガソリンスタンドがない場合には、走行経路か
ら外れた位置に存在する所望のガソリンスタンドが検索
され、このガソリンスタンドを迂回するように走行経路
の一部が変更されて給油点が設定される。このようにし
て給油点の設定を行った後、あるいは割込みメッセージ
画面内の「NO」がカーソルで指し示されたときに設定
キーが押下された場合には上述した給油点設定を行うこ
となく(ステップ808)、ステップ802に戻って所
定の経路誘導が継続される。
【0046】このように、誘導経路上に予め給油点が設
定されている場合には、この給油点に接近したときに給
油を促す所定のメッセージが表示されるとともに、運転
者が希望する系列のガソリンスタンド、あるいは系列を
指定しない場合は任意のガソリンスタンドに誘導される
ため、長距離運転を行う際に燃料切れになる前に確実に
給油を行うことができる。また、誘導経路上に給油点が
設定されていない場合には、満タンにした後に走行可能
な一定の距離が経過する前に、給油を促す所定のメッセ
ージが表示され、希望する場合にはその付近に存在する
ガソリンスタンドが検索され誘導が行われるため、予め
給油点を設定しない場合であっても燃料切れになる前に
確実に給油を行うことができる。
【0047】なお、上述したメッセージ表示や経路誘導
に従って運転者が給油を行うと、次の給油点(給油点が
1ヵ所の場合には目的地)まで経路誘導が継続されるこ
とになるが、例えば給油点に到達したときに、あるいは
図5(A)に示す設定画面内の「満タン」マークや図7
(D)に示すメッセージ画面の一部に表示された「給
油」マークがカーソルで指し示されて操作盤3の設定キ
ーが押下されたときに、給油が行われて燃料タンクが満
タンになったものと判断する。
【0048】ところで、最近のナビゲーション装置に
は、車両が誘導経路を外れて走行したときに、その都度
自動的に経路探索を行って新たな誘導経路を設定する機
能(いわゆるオートリルート機能)を有するものがあ
る。このオートリルート機能によって誘導経路が変更さ
れた場合であって、変更前の誘導経路に沿って給油点が
設定されている場合には、誘導経路の変更と同時に給油
点の再設定も必要になる。
【0049】図9は、オートリルート機能によって誘導
経路が変更された場合のナビゲーション装置の動作手順
を示す流れ図である。基本的には図8に示した経路誘導
に関する動作手順をそのまま適用することができ、ステ
ップ802の経路誘導動作とステップ803の給油点設
定ありか否かの判定動作の間にオートリルート機能を使
用する場合の処理が挿入されている。図9には、図8と
異なるステップを抜き出して示してあり、他の共通する
ステップについては省略するものとする。また、図10
は誘導経路と給油点との位置関係の具体例を示す図であ
り、誘導経路変更の前後が示されている。
【0050】所定の経路誘導が開始されると(ステップ
802)、経路計算部14は、経路情報メモリ15に格
納した誘導経路に存在リンク検出部17で検出した存在
リンクが含まれているか否かを調べることにより、実際
の走行経路が予め設定された誘導経路を外れたか否かを
判定する(ステップ901)。誘導経路を外れていない
場合には、図8に示したステップ803(給油点設定あ
りか否かの判定)以降の処理が継続される。
【0051】また、誘導経路を外れた場合には、経路計
算部14は、現在走行している経路を含むように再度経
路探索を行って新たな誘導経路を設定する(ステップ9
02)とともに、変更前の誘導経路に沿った位置に給油
点が設定されているか否かを判定する(ステップ90
3)。変更前の誘導経路に給油点が含まれていない場合
には、ステップ901(誘導経路を外れたか否かの判
定)以降の処理が繰り返される。また、変更前の誘導経
路に給油点が含まれている場合には、新たに設定された
誘導経路に沿って新たな給油点を設定し(ステップ90
4)、その後ステップ901以降の処理が繰り返され
る。
【0052】例えば、図10(A)に示すように、破線
で示されている最初の誘導経路を外れると、図10
(B)に示すように新たな誘導経路が自動的に計算され
設定される。したがって、例えば図10(A)の給油点
Aが設定されていたとすると、変更後の誘導経路を走行
した場合にこの給油点Aで給油を行うことができないた
め、変更後の誘導経路に沿った例えば図10(B)の給
油点Bが新たに設定される。なお、新たに設定した誘導
経路上に指定された系列のガソリンスタンドがない場合
には、誘導経路に沿った広い範囲で候補となるガソリン
スタンドを検索し、新たな誘導経路を部分的に変更す
る。
【0053】このように、オートリルート機能によって
新たな誘導経路が設定された場合であっても代わりの給
油点が設定され、この給油点に接近したときに運転者に
給油を促すための所定のメッセージ画面が表示されて経
路誘導されるため、確実に給油を行うことができる。
【0054】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。
【0055】上述したナビゲーション装置は、自動経路
探索を行う際に満タン距離毎に給油点を設定しており、
自動経路探索時(走行開始時)に燃料タンクが満タンで
あることを前提に説明したが、実際には自動経路探索時
に満タンであるとは限らないため、図5(A)に示した
設定画面において満タン距離とともに自動経路探索時に
前回の給油点からの走行距離を設定するようにしてもよ
い。例えば、運転者が自由にリセット可能な所謂トリッ
プメータがある場合には、前回の給油時にこのトリップ
メータをリセットしておけば自動経路探索時の表示距離
がそのまま前回の給油点からの走行距離になる。このよ
うに、自動経路探索時における前回の給油点からの走行
距離を設定した場合には、最初の給油点を出発地から満
タン距離走行した位置に設定する代わりに、前回の給油
点から満タン距離走行した位置に設定すればよい。
【0056】また、経路誘導を行う場合であって予め給
油点が設定されていない場合には、割込み制御部29に
よって給油すべき距離に達したか否かを判定するように
したが、この判定は実際の走行距離を計測することによ
り行っている。ところが、エンジンの負荷状態や道路の
混雑の程度によっては満タンに給油してから走行可能な
距離が変化するため、実際のガソリン(あるいは他の燃
料)の残量を検出して、給油が必要なガソリン残量に達
したか否かを判定すれば、より正確な給油タイミングの
判断を行うことができる。
【0057】図11は、ガソリンの残量に応じて給油タ
イミングを判断するようにしたナビゲーション装置の変
形例を示す構成図であり、図1に示したナビゲーション
コントローラ10を変形してその一部の構成を示したも
のである。図11に示した割込み制御部29は、図1に
示したように車両位置検出装置4に基づく走行距離に応
じて運転者に給油を促すメッセージ表示の指示を行うの
ではなく、ガソリン残量センサ30の出力に基づいてこ
の指示を行っている。ガソリン残量センサ30は、燃料
タンク内のガソリン残量がある一定量、例えばあと5リ
ットルになったことを検出するものである。このガソリ
ン残量センサ30は、ガソリンタンク内に1あるいは複
数の専用の検出子を配置してガソリン残量が所定量以下
になったことを検出する場合の他、現在の殆どの車両に
はガソリン残量が残り少なくなったことを運転者に知ら
せるためにフューエル(FUEL)ランプが備わってい
るためこのフューエルランプを点灯させるためのスイッ
チで代用することもできる。ガソリン残量センサ30の
検出信号が入力されたときに割込み制御部29によって
給油タイミングであると判断され、図7(F)に示す所
定のメッセージ画面が表示されて運転者による給油の指
示がなされる。具体的には、図8のステップ806にお
いて、実際の走行距離に応じて給油タイミングを判断す
る代わりに、ガソリン残量センサ30による検出結果に
応じて給油タイミングを判断すればよい。
【0058】また、このようにガソリン残量センサ30
を用いた給油タイミングの判断は、誘導経路上に給油点
が設定されていない場合に限らず、給油点が設定されて
いる場合に併用することもできる。図12は、予め給油
点が設定されている場合であってもこの給油点に到着前
にガソリン残量が少なくなった場合には運転者に対して
所定のメッセージを出力するとともに新たな給油点の設
定を行うようにしたナビゲーション装置の動作手順を示
す図であり、図8に示した動作手順の順番を部分的に変
更したものである。図12に示すように、ステップ80
4で経路誘導中に給油点に達したか否かの判定を給油判
定部27によって行い、給油点に達しない場合には続け
てガソリン残量が所定量以下であって給油時期になった
か否かの判定を割込み制御部29によって行う。したが
って、通常は予め給油点として設定された所望のガソリ
ンスタンドで給油を行い、渋滞が激しい都市部あるいは
坂が多い山間部を走行する場合等において予定より早く
ガソリンを消費した場合には予め設定された給油点に到
着する前に別の給油点を設定しなおすことができ、燃料
切れになる前に確実に給油を行うことができる。
【0059】また、上述したナビゲーション装置は、所
定のメッセージ画面を表示することにより運転者に給油
を促すようにしたが、音声によって通知するようにして
もよい。
【0060】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、予め
経路探索を行って誘導経路を設定する際に、所定の距離
間隔で給油点を経由地として設定し、以後の経路誘導に
おいてはこの給油点に接近したときに給油を促すメッセ
ージが出力されるため、運転者は燃料切れになる前に確
実に給油を行うことができる。また、実際の走行経路が
誘導経路を外れた場合であっても、給油点を含む誘導経
路を再設定することにより、確実に給油を行うことがで
きる。
【0061】
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のナビゲーション装置の構成を示す
図である。
【図2】バッファメモリに格納された地図データの一部
を示す図である。
【図3】走行経路の一例を示す図である。
【図4】経由交差点データの一例を示す図である。
【図5】自動給油設定部によって描画された設定画面の
具体例を示す図である。
【図6】自動経路探索時に給油点の設定を行うナビゲー
ション装置の動作手順を示す流れ図である。
【図7】経路設定時および車両走行時の各種の表示画面
の一例を示す図である。
【図8】予め設定された走行経路に沿って自動経路誘導
を行う場合のナビゲーション装置の動作手順を示す流れ
図である。
【図9】オートリルート機能によって誘導経路が変更さ
れた場合のナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図
である。
【図10】誘導経路と給油点の位置関係の具体例を示す
図である。
【図11】ガソリンの残量に応じて給油タイミングを判
断するようにしたナビゲーション装置の変形例を示す構
成図である。
【図12】予め設定された給油点に到着前にガソリン残
量が少なくなった場合に運転者に対して所定のメッセー
ジを出力するとともに新たな給油点の設定を行うように
したナビゲーション装置の動作手順を示す流れ図であ
る。
【符号の説明】
3 操作盤 4 車両位置検出装置 5 液晶表示装置 10 ナビゲーションコントローラ 11 バッファメモリ 12 カーソル位置計算部 13 地図画像描画部 14 経路計算部 15 経路情報メモリ 21、22 V−RAM 26 自動給油設定部 27 給油判定部 28 給油メッセージ描画部 29 割込み制御部 30 ガソリン残量センサ

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動経路探索において所定の距離間隔で
    給油を行うために給油点を経由地として設定する手段
    、 経路誘導を行う際に前記給油点に接近したときに所定の
    メッセージを出力する手段と、 前記経路誘導を行う際に、実際の走行経路が前記給油点
    を含む誘導経路を外れたときに、新たな給油点を含むよ
    うに経路探索を再実施する手段と、 を備える ことを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 給油間隔を設定する給油設定手段と、 前記給油設定手段で設定された前記給油間隔毎に給油点
    を経由地として設定しながら、出発地と目的地とを結ぶ
    ように経路探索を行う経路計算手段と、 前記経路計算手段によって探索された経路にしたがって
    経路誘導を行う際に、前記給油点に接近したときに所定
    のメッセージを出力するメッセージ出力手段と、 前記経路誘導を行う際に、前記給油点を含む誘導経路か
    ら実際の走行経路が外れていることを検出したときに、
    新たな給油点を含むように誘導経路の再設定を行う経路
    再設定手段と、 を備え ることを特徴とするナビゲーション装置。
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