JP3433374B2 - 水底トンネルの止水構造 - Google Patents
水底トンネルの止水構造Info
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- JP3433374B2 JP3433374B2 JP13523398A JP13523398A JP3433374B2 JP 3433374 B2 JP3433374 B2 JP 3433374B2 JP 13523398 A JP13523398 A JP 13523398A JP 13523398 A JP13523398 A JP 13523398A JP 3433374 B2 JP3433374 B2 JP 3433374B2
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Description
水底トンネルの止水構造に関するものである。
造は、函体が鋼殻構造の場合は表面に露出する鋼板であ
り、函体が鉄筋コンクリートの場合は、側面と底面を防
水鋼板で止水構造とし、上面(函体頂面)がゴム等のシ
ート構造で止水構造として施工されるのが一般的であ
る。
あるが鋼板を使用しており、函体が半永久的構造物であ
ることを考えると、長期間に対応するための電気防食等
の処理を施さなければならない。
水底トンネル工法における止水構造は、電気防食等の処
理費用が高価になるばかりでなく、メンテナンスを必要
とし、工期的にも長期間を要し、工期及び工費の面で不
経済であるという問題があった。
るためになされたもので、長期間にわたり止水性を保
ち、電気防食等の高価な処理費用が不要で、工期の短縮
と工費の削減を図ることができる水底トンネルの止水構
造を提供することを目的とする。
の手段として、本発明は、連結させた函体群を順次水底
に押し出して構築する水底トンネルの止水構造におい
て、函体の外表面全周をシート防水とし、函体の底面の
全面は、敷きモルタルと防護鋼板により保護すると共
に、函体の側面及び上面は、防護コンクリートにより防
水シートを保護する構造であることを特徴とした、水底
トンネルの止水構造を提供する。
て、函体底版に、函体の軸方向と直角に、防護鋼板のズ
レ止め材を一体固定することを特徴とした、水底トンネ
ルの止水構造を提供する。
いて、函体の底面を保護する防護鋼板の内、完成時の函
体を支承する支承台に位置する函体底面部分は、耐腐食
・耐磨耗材を設置した構造であることを特徴とした、水
底トンネルの止水構造を提供する。
明の実施の形態について説明する。
させた函体群Aを順次水底に押し出して構築する水底ト
ンネルの止水構造において、函体A1の外表面全周をシ
ート防水1とし、函体A1の底面は、敷きモルタル2と
防護鋼板3により保護すると共に、函体A1の側面及び
上面は、防護コンクリート4によりシート防水1を保護
する構造である。
防水工法であり、函体A1の外表面全周にわたって防水処
理される構造としている。
る防護コンクリート4が打設されている。防護コンクリ
ート4は函体A1を、船舶の投錨等からも保護するもので
ある。
び防護鋼板3が重層構造に形成される。防護鋼板3は函
体群Aを順次水底に押し出していく時、函体A1を支持
する基礎の上を函体A1が滑るための耐磨耗の役割と、
前記シート防水1の保護及び滑り面の製作精度を高める
機能を果たすものである。
順次水底に押し出していく時、前記防護鋼板3は函体群
Aと同じ動きをするため、函体A1の軸方向と直角に、ズ
レ止め材5が防護鋼板3に一体固定されている。ズレ止
め材5はたとえば鋭角のない角パイプ等を使用し、函体
底版B内に埋め込まれた状態で防護鋼板3と溶接等によ
り一体固定した構造としている。
完成時の函体群Aを支承する支承台6に位置する函体A1
底面部分には、耐腐食・耐磨耗材(本実施の形態におい
ては、たとえばステンレス材7)が部分的に設置された
構造としている。
工について説明する。
及び敷きモルタル2の重層構造に形成されて行われる。
鋼板3を敷設する。防護鋼板3にはズレ止め材5を設置
する。函体群A底面の内、函体群Aを支承する支承台6
に位置する底面部分には、たとえばステンレス材7を部
分的に配置する。
る製作時に防護鋼板3を敷設した後に函体A1の底面全体
にシート防水1を行う。底面全体のシート防水1を施工
後、敷きモルタル2を打設してシート防水1を保護す
る。敷きモルタル2の硬化後函体A1を構築する。函体群
A底面の内、ズレ止め材5を設置する凸部は、その凸部
に沿ってシート防水1が行われる。
の側面及び上面のシート防水1も施工し、函体群A全周
をシート防水1する。函体群Aの側面及び上面にシート
防水1を施工後、防護コンクリート4を施工し、シート
防水1の防護を行う。防護コンクリート4の施工によ
り、函体群Aを船舶の投錨等による破損事故から保護で
きるものである。
以下の効果を得ることができる。 <イ>函体群の上面及び側面を防護コンクリートで保護
しているので、船舶の投錨等による破損事故から保護す
ることができる。 <ロ>函体群の底面は、敷きモルタルと防護鋼板でシー
ト防水を保護しているので、函体群を押し出す時、確実
・安全に施工することができる。 <ハ>函体群底面の防護鋼板は、ズレ止め材と一体固定
されているので、函体群を押し出す時防護鋼板が函体群
底面とズレを生じることがない。 <ニ>函体群底面の支承台設置位置には、ステンレス材
を配置しているので、函体群底面が腐食するのを防止す
ることができる。 <ホ>函体群に電気防食を施す必要がなく、長期間にわ
たり止水性を保つことができる。
Claims (3)
- 【請求項1】連結させた函体群を順次水底に押し出して
構築する水底トンネルの止水構造において、 函体の外表面全周をシート防水とし、 函体の底面の全面は、敷きモルタルと防護鋼板により保
護すると共に、 函体の側面及び上面は、防護コンクリートにより防水シ
ートを保護する構造であることを特徴とした、 水底トンネルの止水構造。 - 【請求項2】請求項1に記載の水底トンネルの止水構造
において、 函体底版に、函体の軸方向と直角に、防護鋼板のズレ止
め材を一体固定することを特徴とした、 水底トンネルの止水構造。 - 【請求項3】請求項1又は2に記載の水底トンネルの止
水構造において、 函体の底面を保護する防護鋼板の内、完成時の函体を支
承する支承台に位置する函体底面部分は、耐腐食・耐磨
耗材を設置した構造であることを特徴とした、 水底トンネルの止水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13523398A JP3433374B2 (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 水底トンネルの止水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP13523398A JP3433374B2 (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 水底トンネルの止水構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11323976A JPH11323976A (ja) | 1999-11-26 |
JP3433374B2 true JP3433374B2 (ja) | 2003-08-04 |
Family
ID=15146932
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP13523398A Expired - Fee Related JP3433374B2 (ja) | 1998-05-18 | 1998-05-18 | 水底トンネルの止水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3433374B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106013257A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-10-12 | 中铁二院重庆勘察设计研究院有限责任公司 | 一种用于施工缝的主被动一体止水的外贴式止水带结构 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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DE102007019276A1 (de) | 2007-04-16 | 2008-11-13 | Heinze, Peter, Dr.-Ing. | Wasserquerguder Tunnelbau in einen mit Schienen ausgelegten Tunnelverbau |
KR100924794B1 (ko) | 2009-04-15 | 2009-11-03 | 주식회사 에스코컨설턴트 | 개착식 구조물과 지중터널 구조물의 연결부 유입수 처리방법 |
CN101886401B (zh) * | 2010-07-14 | 2012-07-04 | 广州永联钢结构有限公司 | 水下隧道沉管段钢端壳分段拼装构件及施工方法 |
CN104947715A (zh) * | 2015-04-24 | 2015-09-30 | 上海市隧道工程轨道交通设计研究院 | 沉管压舱水箱及其骨架 |
CN106592634A (zh) * | 2017-01-11 | 2017-04-26 | 中铁隧道勘测设计院有限公司 | 一种海底观光隧道结构 |
-
1998
- 1998-05-18 JP JP13523398A patent/JP3433374B2/ja not_active Expired - Fee Related
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CN106013257A (zh) * | 2016-06-28 | 2016-10-12 | 中铁二院重庆勘察设计研究院有限责任公司 | 一种用于施工缝的主被动一体止水的外贴式止水带结构 |
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JPH11323976A (ja) | 1999-11-26 |
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