JP3432956B2 - 画像データ処理装置 - Google Patents

画像データ処理装置

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JP3432956B2 JP16720295A JP16720295A JP3432956B2 JP 3432956 B2 JP3432956 B2 JP 3432956B2 JP 16720295 A JP16720295 A JP 16720295A JP 16720295 A JP16720295 A JP 16720295A JP 3432956 B2 JP3432956 B2 JP 3432956B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、カラー写真等のカ
ラー原画像を読取るとともに、その後に各種の画像処理
を施して再現させる場合に利用されるものであり、特
に、再現される画像の色を原画像の色に近づけて再現さ
せるのに好適な画像データ処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】今日においては、例えばイメージスキャ
ナによりカラー写真等のカラー原画像を読取り、コンピ
ュータ等の画像処理装置によって各種の画像処理を施
し、プリンタ等の出力機器によりカラー再生画像を再生
することが盛んに行なわれている。 【0003】更に説明すると、前記イメージスキャナに
おいては、白色ランプを光源としてカラー原画像を照明
し、当該カラー原画像の各画素を例えばRGBまたはC
MYの3色に分解して読取り、これを読取り原画像デー
タとして前記画像処理装置に出力する。光源として白色
ランプを用いているのは、発光させるための制御回路が
簡単な構成でよく、小型化を容易に図ることができ、安
価であるためである。画像処理装置においては、図4に
示すように、マスキング手段1により読取り原画像デー
タのRGBに対して、下式に示す1次線形マスキングを
施して、再生用データとしてプリンタに出力している。 【0004】 このマスキングは、読取り原画像データに対してイメー
ジスキャナの特性や、インクの特性や、プリンタの特性
等を考慮して前記データを補正して、再生される再生カ
ラー画像をカラー原画像に近づけるために行なわれてい
る。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】前記イメージスキャナ
において読取られた読取り原画像データのRGBの3色
は、それぞれ色成分と明るさ成分とが合成されたもので
ある。 【0006】ところが、前記イメージスキャナにおいて
は、白色ランプを光源としているために、前記読取り原
画像データのRGBの3色の色成分と明るさ成分との比
率が、カラー原画像の3色の色成分と明るさ成分との比
率と相違している。 【0007】これは、白色ランプを光源としているイメ
ージスキャナの出力は、RGBの色の一方の色成分はほ
ぼ忠実にカラー原画像の色成分を再現するが、他方の明
るさ成分の出力は、図5に示すように、入力に対して線
形に変化しないで、暗い部分から明るい部分に行くに従
って出力が圧縮されてしまうことに起因している。更に
説明すると、例えば図6(a)に示すような比率を有す
るカラー原画像のある色データは、同図(b)の色成分
と同図(c)の明るさ成分とを加算合成して形成されて
いる。このカラー原画像を白色ランプを光源とするイメ
ージスキャナで読取って得られる読取り原画像データ
は、図7(a)に示す通りとなる。この読取り原画像デ
ータは、同図(b)の色成分と同図(c)の明るさ成分
とを加算合成したものであるが、一方の色成分は原画像
の色成分とほぼ同様に変化するが、他方の明るさ成分は
原画像の明るさ成分に対して明るい部分において圧縮さ
れた状態となっている。従って、この読取り原画像デー
タの色成分と明るさ成分との比率は、前記カラー原画像
の色成分と明るさ成分との比率と相違したものとなって
いる。よって、前記従来方式においては、この読取り原
画像データの色成分と明るさ成分との比率を補正しない
でそのまま再生用データとしてプリンタに出力している
ために、カラー再生画像の色合いがカラー原画像の色合
いと相違してしまうという不都合が発生していた。 【0008】また、前記図4に示すマスキング手段1に
より読取り原画像データのRGBに施すマスキングは、
各色のデータが色成分および明るさ成分の合成データで
あることには全く着目せずに、各色のデータの全体に対
して1次線形マスキングのみを施すものであるために、
きめの細かい補正を行なうことができず、カラー再生画
像の色合いがカラー原画像の色合いと相違してしまうと
いう不都合が発生していた。 【0009】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、カラー原画像を再現性よくカラー再生画像とし
て再生することができる画像データ処理装置を提供する
ことを目的とする。 【0010】 【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に請求項1に記載の本発明の画像データ処理装置は、
メージスキャナによってカラー原画像の各画素をそれぞ
れ色成分および明るさ成分からなる少なくとも3色に分
解して読取った読取り原画像データより前記明るさ成分
を抽出する明るさ成分抽出手段と、前記読取り原画像デ
ータから明るさ成分を減算して色成分を抽出して出力す
る減算手段と、前記読取り原画像データの明るさ成分に
前記イメージスキャナの変換特性に応じた補正を施して
色成分との比率が前記カラー原画像の色成分および明る
さ成分の比率と同一のデータとなるように補正する明る
さ成分補正手段と、その補正後の読取り原画像データの
明るさ成分と前記減算手段から出力される前記読取り原
画像データの色成分とを加算して合成原画像データを求
める加算手段とを有することを特徴とする。 【0011】 【0012】 【0013】 【0014】 【作用】本発明の画像データ処理装置によれば、カラー
原画像を再現性よくカラー再生画像として再生すること
ができる。更に、白色ランプを光源としているイメージ
スキャナによって読取った前記読取り原画像データを利
用して、カラー再生画像の各色の色成分と明るさ成分と
の比率をカラー原画像の各色の色成分と明るさ成分との
比率と同一にすることができ、再現性に優れたカラー再
生画像を得ることができる。 【0015】 【0016】 【実施例】以下、本発明の実施例を図1から図3につい
て説明する。 【0017】図1は本発明の1実施例を示す。 【0018】本実施例は、カラー再生画像の各色の色成
分と明るさ成分との比率をカラー原画像の各色の色成分
と明るさ成分との比率と同一となるようにする装置を示
したものである。 【0019】本実施例においては、図1の最左部に示す
ように、白色ランプを光源としているイメージスキャナ
によってカラー原画像から読取った読取り原画像データ
が入力されるようになっている。本実施例においては、
この読取り原画像データはカラー原画像の各画素をそれ
ぞれ色成分および明るさ成分からなるRGBの3色に分
解して読取られている。 【0020】この読取り原画像データは、RGBの各色
のデータから明るさ成分を抽出する明るさ成分抽出手段
11と、前記読取り原画像データから明るさ成分を減算
して色成分を抽出して出力する減算手段12とに入力さ
れるようになっている。 【0021】前記明るさ成分抽出手段11においては、
各画素におけるRGBの各色の最小ものもであるMINI・D
ATA(R),(G),(B)を取出す。これらのMINI・DATA(R),(G),
(B)は各色の明るさ成分に相当するものであり、前記減
算手段12と明るさ成分補正手段13とに送られる。 【0022】前記減算手段12においては、前記読取り
原画像データの各色のデータRGBから、前記明るさ成
分抽出手段11より送られて来る各色のMINI・DATA(R),
(G),(B)を減算して各色の色成分を求め、その後加算手
段14へ出力する。 【0023】前記明るさ成分抽出手段11に接続されて
いる明るさ成分補正手段13は、前記読取り原画像デー
タの明るさ成分であるMINI・DATA(R),(G),(B)に、前記イ
メージスキャナの変換特性に応じた補正を施して色成分
との比率が前記カラー原画像の色成分および明るさ成分
の比率と同一のデータとなるように補正し、その結果を
前記加算手段14に出力するように形成されている。 【0024】前記加算手段14は、明るさ成分補正手段
13から送られて来る補正後の読取り原画像データの明
るさ成分と前記減算手段12から送られて来る前記読取
り原画像データの色成分とを加算して合成原画像データ
を求めて出力するように形成されている。 【0025】次に、本実施例の装置を動作させて行なう
画像データ処理を図2について説明する。 【0026】まず、図2(a)に示すように、白色ラン
プを光源としているイメージスキャナによってカラー原
画像から読取った読取り原画像データ、即ちカラー原画
像の各画素をそれぞれ色成分および明るさ成分からなる
RGBの3色に分解して読取られた原画像データが入力
される。同図(a)に示すように、RGBの各色のデー
タは、それぞれ色成分および明るさ成分が加算して合成
された状態になっている。 【0027】次に、同図(b)に示すように、明るさ成
分抽出手段11において、各画素におけるRGBの各色
の最小のものであり、各色の明るさ成分に相当するMINI
・DATA(R),(G),(B)が取出されて、減算手段12と明るさ
成分補正手段13とに送られる。これにより読取り原画
像データから明るさ成分が抽出されたこととなる。 【0028】次に、同図(c)に示すように、減算手段
12において、前記読取り原画像データの各色のデータ
RGBから、前記明るさ成分抽出手段11より送られて
来る各色のMINI・DATA(R),(G),(B)を減算して各色の色成
分を抽出し、その後加算手段14へ出力する。これによ
り、読取り原画像データから色成分も抽出されたことと
なる。 【0029】このようにして抽出された各色の明るさ成
分と色成分のうち、イメージスキャナの変換特性によ
り、一方の明るさ成分であるMINI・DATA(R),(G),(B)はカ
ラー原画像の実際の明るさ成分と比較すると、暗い部分
より明るい部分において圧縮された状態にあり、他方の
色成分はカラー原画像の実際の色成分とほぼ同様な値を
有している。 【0030】そこで本実施例においては、一方の明るさ
成分のみを次に説明するようにして補正している。 【0031】即ち、同図(d)に示すように、明るさ成
分補正手段13において、読取り原画像データの明るさ
成分であるMINI・DATA(R),(G),(B)に、前記イメージスキ
ャナの変換特性に応じた補正を施して、色成分との比率
が前記カラー原画像の色成分および明るさ成分の比率と
同一のデータとなるような補正が施され、その結果が加
算手段14に出力される。この補正は、同図(d)の波
線に示すように、明るい部分において圧縮された状態の
MINI・DATA(R),(G),(B)を、イメージスキャナの変換特性
に応じてMINI・DATA(R),(G),(B)を増大させて、同図実線
に示すように、カラー原画像における実際の明るさ成分
と同様に変化する値に補正させる。 【0032】次に、同図(e)に示すように、加算手段
14において、明るさ成分補正手段13から送られて来
る補正後の読取り原画像データの明るさ成分と、前記減
算手段12から送られて来る前記読取り原画像データの
色成分とを加算して合成原画像データが求められて出力
される。この加算後の値が、オーバーフローした場合に
は、即ち演算に使用している回路のビット数の最大値を
越えた場合には、当該ビット数の最大値とする。 【0033】このようにして求められた合成原画像デー
タは、同図(e)に示すように、各色の明るさ成分と色
成分の比率が、カラー原画像の実際の明るさ成分と色成
分との比率と同様となる。従って、この合成原画像デー
タに基づいてプリンタにより出力されるカラー再生画像
は、その色具合がカラー原画像の実際の色具合とほぼ同
じとなるきわめて再現性の優れたものとなる。更に、白
色ランプを光源としているイメージスキャナによって読
取った前記読取り原画像データを利用して、カラー再生
画像の各色の色成分と明るさ成分との比率を、カラー原
画像の各色の色成分と明るさ成分との比率と同一にする
ことができ、一層再現性に優れたカラー再生画像を得る
ことができる。 【0034】なお、前記実施例においては、各色の色成
分については補正を施していないが、イメージスキャナ
の変換特性が色成分の補正も必要とする場合には、明る
さ成分と同様にして補正するとよい。 【0035】図3は本発明の他の実施例を示し、図1に
示す装置に、更に、マスキング手段を設けたものであ
る。 【0036】このマスキング手段15は、前記読取り原
画像データのRGBの各色のデータから明るさ成分を減
算して色成分を求め、前記各色のデータに前記色成分を
加減算するマスキングを施して再生用データを求めるよ
うに形成されている。このマスキングは前記色成分に基
づいて前記各色のデータに色合いの調整を施してより再
現性のよいカラー再生画像を提供させるようにするもの
である。 【0037】更に説明すると、マスキング手段15は第
1演算部15a、第2演算部15bおよび第3演算部1
5cをもって形成されている。前記第1演算部15a
は、読取り原画像データのRGBの各色のデータから、
前記明るさ成分抽出手段11によって抽出された各色の
明るさ成分に相当するMINI・DATA(R),(G),(B)を減算して
各色の色成分を抽出し、それを前記第2演算部15bお
よび第3演算部15cへ出力するように形成されてい
る。前記第2演算部15bは第1演算部15aによって
抽出された各色成分に対して、更に、成分抽出の演算を
行なって第3演算部15cへ出力するように形成されて
いる。この第3演算部15cにおいては、前記読取り原
画像データのRGBの各色のデータに対して、第1およ
び第2演算部15a、15bから送られて来る各種の色
成分に所定の定数を乗じて加減算することにより、各色
のデータに色合いの調整を施した再生用データを求め
て、減算手段12へ出力するように形成されている。 【0038】次に、本実施例の作用をデータの内容に着
目しながら説明する。 【0039】まず、図2(a)に示すように、白色ラン
プを光源としているイメージスキャナによってカラー原
画像から読取った読取り原画像データ、即ちカラー原画
像の各画素をそれぞれ色成分および明るさ成分からなる
RGBの3色に分解して読取られた原画像データが入力
される。同図(a)に示すように、RGBの各色のデー
タは、それぞれ色成分および明るさ成分が加算して合成
された状態になっている。 【0040】次に、明るさ成分抽出手段11において、
各画素におけるRGBの各色の最小のものであり、各色
の明るさ成分に相当するるMINI・DATA(R),(G),(B)が取出
されて、第1演算部15a、減算手段12および明るさ
成分補正手段13に送られる。これにより読取り原画像
データから明るさ成分が抽出されたこととなる。 【0041】次に、マスキング手段15によるマスキン
グ処理を説明する。 【0042】まず、第1演算部15aにおいて、読取り
原画像データのRGBの各色のデータから、前記明るさ
成分抽出手段11によって抽出された各色の明るさ成分
に相当するMINI・DATA(R),(G),(B)を減算して、下式に示
すように各色の色成分RONLY,GONLY,BONLY が抽出され、
それらが前記第2演算部15bおよび第3演算部15c
へ出力される。 【0043】RONLY=R-MINI・DATA(R) GONLY=G-MINI・DATA(G) BONLY=B-MINI・DATA(B) ここで、上記の3式における各MINI・DATA(R),(G),(B)は
各色の最小の値である。 【0044】次に、第2演算部15bにおいて、第1演
算部15aによって抽出した各色成分RONLY,GONLY,BONL
Y に対して、下式に示す演算によって更なる成分抽出が
行なわれ、その結果が第3演算部15cへ出力される。 【0045】CYONLY=BONLY-GONLY G2ONLY=GONLY-RONLY YEONLY=GONLY-BONLY ここで、各式の値が負になる場合には、0とする。 【0046】次に、第3演算部15cにおいては、前記
読取り原画像データのRGBの各色のデータに対して、
第1および第2演算部15a、15bから送られて来る
各種の色成分RONLY,GONLY,BONLY,CYONLY,G2ONLY,YEONLY
を用いて、下式に示すマスキング演算を行なうことによ
り、各色のデータに色合いの調整を施した再生用データ
BM,GM,RMが求められて、減算手段12へ出力される。 【0047】RM=R+YEONLY/2+RONLY/2 GM=G+2・G2ONLY+YEONLY-RONLY/2 BM=B+4・CYONLY-G2ONLY ここで、各式の値が負になる場合には、0とする。ま
た、算出された再生用データBM,GM,RMがオーバーフロー
した場合には、即ち演算に使用している回路のビット数
の最大値を越えた場合には、当該ビット数の最大値とす
る。 【0048】このようにしてマスキングが施された再生
用データBM,GM,RMは、入力された読取り原画像データの
RGBの各色成分に基づいて色合いの調整を施している
ために、マスキング精度が図4に示す従来のマスキング
手段1によるマスキング処理に比較して、大きく向上し
たものとなり、再現性に極めて優れたものとなる。即
ち、本実施例によれば、入力データである読取り原画像
データの状態や、使用するインクの性状や、プリンタの
特性等に適正に応じてデータを補正することができるか
らである。 【0049】なお、前記各演算部15a、15b、15
cにおける演算式はマスキングの補正目的に応じて変更
するとよい。 【0050】その後の動作は、以下に説明するように、
図1に示す実施例と同様に行われる。 【0051】すなわち、減算手段12において、マスキ
ング手段15の第3演算部15cから送られて来るマス
キング処理後の再生用データBM,GM,RMから、前記明るさ
成分抽出手段11より送られて来る各色のMINI・DATA
(R),(G),(B)を減算して、下式に示すように各色の色成
分RS,GS,BSが抽出され、それらが前記加算手段14へ出
力される。 【0052】RS=RM-MINI・DATA(R) =3RONLY/2+GONLY/2-BONLY/2 GS=GM-MINI・DATA(G) =-5RONLY/2+4GONLY-BONLY BS=BM-MINI・DATA(B) =RONLY-5GONLY+5BONLY これにより、マスキング処理された読取り原画像データ
から色成分も抽出されたこととなる。 【0053】次に、明るさ成分補正手段13において、
読取り原画像データの明るさ成分であるMINI・DATA(R),
(G),(B)に、前記イメージスキャナの変換特性に応じた
補正を施して、色成分との比率が前記カラー原画像の色
成分および明るさ成分の比率と同一のデータとなるよう
な補正が施され、その結果が加算手段14に出力され
る。この補正は、明るい部分において圧縮された状態の
MINI・DATA(R),(G),(B)を、イメージスキャナの変換特性
に応じて各MINI・DATA(R),(G),(B)を増大させたαMINI・D
ATA(R), αMINI・DATA(G), αMINI・DATA(B)を算出して、
カラー原画像における実際の明るさ成分と同様に変化す
る値に補正させる。 【0054】次に、加算手段14において、明るさ成分
補正手段13から送られて来る補正後の読取り原画像デ
ータの明るさ成分αMINI・DATA(R), αMINI・DATA(G), α
MINI・DATA(B)と、前記減算手段12から送られて来る各
色成分とを、下式に示すように加算して、合成原画像デ
ータRA,GA,BAを求めて再生に供するように出力される。 【0055】RA=RS+αMINI・DATA(R) GA=GS+αMINI・DATA(G) BA=BS+αMINI・DATA(B) ここで、加算後の値がオーバーフローした場合には、即
ち演算に使用している回路のビット数の最大値を越えた
場合には、当該ビット数の最大値を明るさ成分の値とし
て合成原画像データの値とする。 【0056】この後、合成原画像データRA,GA,BAにガン
マ補正を行ない、更にRGBをYMCに変換し、更にデ
イザサンプリングを行なってプリンタから出力すること
によりカラー再生画像が得られる。 【0057】本実施例においては、前記のようにして求
められた合成原画像データRA,GA,BAが、各色の明るさ成
分と色成分の比率をカラー原画像の実際の明るさ成分と
色成分との比率と同様とされるとともに、色合いの優れ
たマスキング処理を受けたものとなるので、この合成原
画像データに基づいてプリンタにより出力されるカラー
再生画像は、その色具合がカラー原画像の実際の色具合
とほぼ同じとなるきわめて再現性の優れたものとなる。
更に、白色ランプを光源としているイメージスキャナに
よって読取った前記読取り原画像データを利用して、カ
ラー再生画像の各色の色成分と明るさ成分との比率を、
カラー原画像の各色の色成分と明るさ成分との比率と同
一にすることができ、一層再現性に優れたカラー再生画
像を得ることができる。 【0058】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて変更することができる。 【0059】 【発明の効果】このように本発明の画像データ処理装置
は構成され作用するものであるから、カラー原画像を再
現性よく品位の高いカラー再生画像として再生すること
ができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の画像データ処理装置の1実施例を示す
ブロック図 【図2】本発明の画像データ処理方法の工程に従った読
取り原画像データ、明るさ成分、色成分の変化を示す線
図 【図3】本発明の画像データ処理装置の他の実施例を示
すブロック図 【図4】従来のマスキング手段を示すブロック図 【図5】白色ランプを光源としているイメージスキャナ
の出力中の明るさ成分の出力特性を示す線図 【図6】カラー原画像の色成分と明るさ成分との関係を
示す線図 【図7】白色ランプを光源としているイメージスキャナ
による読取り原画像データの色成分と明るさ成分との関
係を示す線図 【符号の説明】 11 明るさ成分抽出手段 12 減算手段 13 明るさ成分補正手段 14 加算手段 15 マスキング手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/60 B41J 2/525 G06T 5/00 100 H04N 1/46

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 イメージスキャナによってカラー原画像
    の各画素をそれぞれ色成分および明るさ成分からなる少
    なくとも3色に分解して読取った読取り原画像データよ
    り前記明るさ成分を抽出する明るさ成分抽出手段と、前
    記読取り原画像データから明るさ成分を減算して色成分
    を抽出して出力する減算手段と、前記読取り原画像デー
    タの明るさ成分に前記イメージスキャナの変換特性に応
    じた補正を施して色成分との比率が前記カラー原画像の
    色成分および明るさ成分の比率と同一のデータとなるよ
    うに補正する明るさ成分補正手段と、その補正後の読取
    り原画像データの明るさ成分と前記減算手段から出力さ
    れる前記読取り原画像データの色成分とを加算して合成
    原画像データを求める加算手段とを有することを特徴と
    する画像データ処理装置。
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