JP3432789B2 - 強制二軸式コンクリートミキサーの回転軸清掃リング - Google Patents

強制二軸式コンクリートミキサーの回転軸清掃リング

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JP3432789B2
JP3432789B2 JP2000227793A JP2000227793A JP3432789B2 JP 3432789 B2 JP3432789 B2 JP 3432789B2 JP 2000227793 A JP2000227793 A JP 2000227793A JP 2000227793 A JP2000227793 A JP 2000227793A JP 3432789 B2 JP3432789 B2 JP 3432789B2
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ring
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俊幸 播本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強制二軸式コンク
リートミキサーの攪拌翼回転軸に、コンクリートが付着
し固化することを防止する強制二軸式コンクリートミキ
サーの回転軸清掃リングに関する技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】コンクリートミキサーは、セメントと水
と砂および砂利等を混練するものであるが、コンクリー
トがミキサー内部に付着し硬化することが多い。このコ
ンクリートが付着成長すると、攪拌混合する作用が弱ま
ったり、大きな塊となって製品であるコンクリートの中
に混入してしまうという不都合が生じてしまい、従来
は、作業終了後に作業員が高圧水噴射あるいはブラシ等
で清掃し、それでも除去できない硬化したコンクリート
はハンマー等により剥離していた。また、近時、特公平
7-112695号公報等に提示されているように、予めミキサ
ー内に高圧水を噴射し噴射方向が自動的に変えられるウ
オッシヤーを設け、作業終了時に作動させてコンクリー
トの付着固化を防止するものが知られている。しかし、
従来の高圧水を噴射し噴射方向が自動的に変えられるウ
オッシヤーは設備が複雑で高価となり、且つ、作業終了
時毎に作動させなければならず、やっかいであるため、
本出願人は特願2000-162739号として、簡単な装置でコ
ンクリートミキサーの攪拌回転軸にコンクリートが付着
するのを常時効果的に防止し、且つ、取り付け、取り外
し、及び消耗した場合の交換が簡単にできる強制二軸式
コンクリートミキサーの清掃リングを提供している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、先行技
術の特願2000-162739号の清掃リングは、ほぼ均一回動
しているので清掃効果が十分ではなく、リングがコンク
リートの流動に伴う水平方向で左右移動だけであまり左
右の広範囲に揺動しないので攪拌翼回転軸の清掃範囲が
狭いという問題点があった。また、従来の混合装置にお
いて、攪拌翼の回転円内の回転軸近傍の部分は、混合が
十分行われず、セメント粉が固まって多くのセメント玉
の発生が発生してしまうという問題点があった。
【0004】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、その課題は、強制二軸式コンクリートミキサー
において、攪拌翼の回転軸に係合した清掃リングを不均
一に回転させて攪拌翼回転軸の清掃効果を高め、且つ、
清掃リングを水平方向で左右に揺動させて清掃範囲を広
範囲にし、更に、攪拌翼の回転円内で軸回りの部分に生
ずるセメント玉の発生を著しく減少させる回転軸の清掃
リングを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1の発明は、強制二軸式コンクリートミキ
サーの攪拌器の回転軸に対して同軸的に係合する清掃リ
ングであって、該清掃リングの内径は前記回転軸の外周
径よりも十分大きくして回動自在に係合され、係合され
た清掃リングは回転軸の回転に伴って変動しながら追従
回転する変動回転手段を設け、前記リングは回転軸に係
合させるため二分割して開口し結合する開口手段を設
け、結合する結合部は分割した分割部材との端部を互い
に半分に切り欠いた切欠部を設けて結合固定したことを
特徴とする回転軸清掃リングである。請求項2の発明
は、強制二軸式コンクリートミキサーの攪拌器の回転軸
に対して同軸的に係合する清掃リングであって、該清掃
リングの内径は前記回転軸の外周径よりも十分大きくし
て回動自在に係合され、係合された清掃リングは回転軸
の回転に伴って水平方向で左右に揺動しながら追従回転
する揺動回転手段を設け、且つ、係合された清掃リング
は回転軸の回転に伴って水平方向で左右に揺動しながら
追従回転する揺動回転手段を設けたことを特徴とする回
転軸清掃リングである。請求項3の発明は、前記清掃リ
ングは、多角形状をしたリングであることを特徴とした
請求項1から請求項2に記載の回転軸清掃リングであ
る。請求項4の発明は、前記清掃リングは、リングの適
所に偏心のための重りを設けたことを特徴とした請求項
1から請求項3に記載の回転軸清掃リングである。請求
項5の発明は、前記清掃リングの内周には、複数の内側
に突出した突出部を設けたことを特徴とした請求項1か
請求項4に記載の回転軸清掃リングである。請求項6
の発明は、前記清掃リングの内周には、複数の内側に突
出した台形突出部を設け、該台形突出部の長手方向はリ
ングの内周の中心線とは所定の角度で斜行し、且つ、近
接する台形突出部の相互の角度方向は互いに反対方向と
したことを特徴とする請求項1から請求項5に記載の回
転軸清掃リングである。請求項7の発明は、前記清掃リ
ングの円周に沿って、清掃リングの巾面は水平方向に左
右に蛇行した形状であることを特徴とした請求項1から
請求項6に記載の回転軸清掃リングである。
【0006】
【発明の実施の形態】ここで、本発明に好適なコンクリ
ートミキサーの清掃装置の実施例を、図面に沿って説明
する。図1は、平行する水平二軸の回転軸に攪拌ブレー
ドを配置し、強制的に攪拌ブレードを回転してセメント
等を混練してコンクリートを製造する強制二軸式コンク
リートミキサーの側断面図で、図2はその上面からの平
面図である。この強制二軸式のコンクリートミキサーの
特徴は、一方の回転軸の攪拌ブレードによって水平方向
で左右に攪拌移動する方向と、他方の回転軸の攪拌ブレ
ードの攪拌移動する方向が逆方向となっており、セメン
トと水と砂および砂利等が左右上下に大きく流動し混練
するものである。図1および図2において、ミキサーの
本体1には一対の攪拌器2が配置されているが、攪拌器
の回転軸21は水平方向に平行に2本が駆動モータ22等に
より減速されて駆動される。この回転軸21には複数の攪
拌ブレード23が腕24を介して取り付け固定され、複数の
攪拌ブレード23は回転した際に互いに接触しないように
配置されている。この回転軸21の取り付け腕24の間には
攪拌ブレード23の回転軸の清掃リング3・6が回動自在
に嵌合されており、コンクリートミキサー1の稼働は、
原料供給口4であるセメント供給口41、砂利供給口42、
砂供給口43、水供給口44から、それぞれコンクリート原
料を投入すると攪拌器2が回転し攪拌ブレードにより、
セメント・砂利・砂・水を練りながら均一に混合し、所
定時間の稼働後にコンクリート製品として排出口5から
排出する。
【0007】[実施例1]ここで、前記の清掃リング3の
第1の実施例を説明するが、図3(a)に示されるように
側面からみると六角形であって、コンクリートミキサー
1の攪拌器2の回転軸21に同軸的に係合して、セメント
と水と砂および砂利等が左右上下に大きく流動するのに
伴って、回転軸21上を水平方向で左右に移動しながら適
当に回転軸21と擦れてコンクリートの付着を防止する
が、清掃リング3の内径31は攪拌器2の回転軸21の外周
径211よりも十分大きくして回動自在に係合されてい
る。この清掃リング3の最短の内径2R1の具体的な大
きさは、攪拌器2の回転軸21の直径2r1の1.3倍から2
倍程度がよく、1.3倍以下であるとコンクリートの付着
の防止作用が薄れ、2倍以上であると大きすぎて自重も
大きくなり清掃リングの回転が悪くなり清掃効果も薄
れ、攪拌羽根に触れるという不都合が生じる。
【0008】清掃リング3を、回転軸21に係合させるに
は二分割して開口し結合する開口手段を必要とするが、
図示するように本実施例では二カ所の結合部33を有して
おり、清掃リング3は丸棒を6角形状に曲げて加工した
もので、二つの半円状の分割部材32に分割され、分割さ
れた分割部材32の両端の二カ所では、両分割部材を結合
する結合部33が設けられているが、結合部33の具体的構
成は、図3(b)に示すように、分割部材32との端部を互
いに半分に切り欠いた切欠部331,331を設けて、皿ボル
ト332とタップによる雌ネジ部333で結合固定している。
この場合は、突出した部分もなく必要以上に回転軸21を
傷つけることがなく、リングが角柱を加工する場合には
加工し易く有利である。なお、清掃リング3は半永久的
に使用するので、分割部材32の結合手段は取り外し可能
としなくとも、溶接手段で結合してもよい。実施例1は
上記のような構成であるので、使用に際しては清掃リン
グ3という簡単な構成で、攪拌回転軸が一定回転すると
その回転に伴って清掃リングも回転するが、回転軸の軸
面に対して摩擦力が生じてコンクリートミキサーの攪拌
回転軸にコンクリートが付着するのをより効果的に自動
的に防止する。また、清掃リングの回転によって攪拌回
転軸の近傍のコンクリート等の混合を促進し、攪拌翼の
回転円内の部分に生ずやすいセメント玉の発生を減少さ
せるが、更に、清掃リング3の6角形の角の部分で回転
が一時的に阻止され不均一な回転となり、この不均一の
回転がコンクリート等の流動方向に抗するように作用
し、コンクリート等の混合を一層促進し、従来混合装置
であると攪拌翼の回転円内の部分に生ずるセメント玉の
発生が著しく減少させるという作用も有する。
【0009】[実施例2]清掃リング3の第2の実施例を
説明するが、図4に示されるように円形であって、一部
に偏心重り34を設け、コンクリートミキサー1の攪拌器
2の回転軸21に同軸的に係合して、実施例1と同様にセ
メントと水と砂および砂利等が左右上下に大きく流動す
るのに伴って、回転軸21上を水平方向で左右に移動しな
がら適当に回転軸21と擦れてコンクリートの付着を防止
し、清掃リング3の内径は攪拌器2の回転軸21の外周径
211よりも十分大きくして回動自在に係合するが、この
清掃リング3の内径2R2の具体的な大きさは、攪拌器
2の回転軸21の直径2r1の1.3倍から2倍程度がよい。
清掃リング3を、回転軸21に係合させるには二分割して
開口し結合する開口手段も実施例1と同様な構成を用い
ればよく、実施例2の結合部35は溶接手段により結合し
た。また、分割部材32の結合手段は前述した溶接やネジ
止めの他にも、図5(a)に示すように、分割部材32は二
カ所の結合部351を有し、一方の結合部351は回動部材35
2が設けられ、図5(b)に示すように、回動軸353によっ
て分割部材32の半円状のリングが互いに回動するように
回動支持し、また、他方の結合部351は図4(c)に示すよ
うに、分割部材32に設けたボルト部354と、他方の分割
部材32に設けた袋ナット355との組み合わせによって着
脱自在に結合され、この袋ナット355の環状溝部356は分
割部材32の端部の外周に膨出した縁部357に嵌合してお
り、袋ナット355を回動することにより部材の結合や解
放が簡単にでき、通常は結合するように強く締めて固定
し、回転軸21に係合した後は切れ目のない一連のリング
が形成するようにすればよい。
【0010】実施例2は上記のような構成であるので、
使用に際しては清掃リングという簡単な構成で、攪拌回
転軸が一定回転するとその回転に伴って清掃リングも回
転するが、回転軸の軸面に対して摩擦力が生じてコンク
リートミキサーの攪拌回転軸にコンクリートが付着する
のをより効果的に自動的に防止する。また、清掃リング
3の偏心重り34が低位置にある場合にリングの回転が一
時的に阻止され不均一な回転となるが、コンクリート等
の流動方向に抗するように作用し、コンクリート等の混
合を促進し、従来の混合装置での攪拌翼の回転円内の部
分に生ずるセメント玉の発生を、本実施例では著しく減
少させるという作用も有する。
【0011】[実施例3]前記の清掃リング3の第3の実
施例を説明するが、図6に示されるように円形であっ
て、清掃リング3の内周には複数の内側に突出した凸状
の突出部36を設けたもので、実施例2、3と同様に回転
軸21上を水平方向で左右に移動しながら適当に回転軸21
と擦れてコンクリートの付着を防止し、清掃リング3の
内径は攪拌器2の回転軸21の外周径211よりも十分大き
くして回動自在に係合し、この清掃リング3の内径の大
きさは、攪拌器2の回転軸21の直径の1.3倍から2倍程
度にしてある。清掃リング3を、回転軸21に係合させる
には二分割して開口し結合する開口手段も実施例1と同
様な構成を用いればよく、実施例3の結合部37は溶接手
段により結合した。実施例3は上記のような構成である
ので、使用に際しては清掃リングという簡単な構成で、
攪拌回転軸が一定回転するとその回転に伴って清掃リン
グも回転するが、回転軸の軸面に対して摩擦力が生じて
コンクリートミキサーの攪拌回転軸にコンクリートが付
着するのをより効果的に自動的に防止する。また、清掃
リング3の内周の凸状の突出部36でリングの回転が一時
的に阻止され不均一な回転となるが、コンクリート等の
流動方向に抗するように作用し、コンクリート等の混合
を促進し、従来の混合装置での攪拌翼の回転円内の部分
に生ずるセメント玉の発生を、本実施例では著しく減少
させるという作用も有する。
【0012】[実施例4]前記の清掃リング6の第4の実
施例を説明するが、図7(a)に示されるように円形であ
って四個の分割部材61からなり、清掃リング3の内周に
は図7(b)に示すように複数の内側に突出した四個の細
長い台形の突出部62を設けたもので、回転軸21上を水平
方向で左右に移動しながら適当に回転軸21と擦れてコン
クリートの付着を防止し、清掃リング3の内径は攪拌器
2の回転軸21の外周径211よりも十分大きくして回動自
在に係合し、この清掃リング3の内径の大きさは、攪拌
器2の回転軸21の直径の1.3倍から2倍程度とした。清
掃リング3を、回転軸21に係合させるには四分割して開
口し結合する開口手段も実施例1と同様な構成にした
が、突出部62は細長い台形なので分割部材61との端部を
互いに半分に切り欠いた結合部611を設けて、三個の皿
ボルト612とタップによる雌ネジ部613で結合固定してい
る。この台形の突出部62の長手方向の中心線Xは、図7
(b)に示すように、清掃リング6の内周の中心線Yとは
所定の角度αで斜行し、且つ、近接する台形の突出部62
aと突出部62bの角度方向は互いに反対方向に固定してあ
る。なお、清掃リング6は半永久的に使用するので、分
割部材61は二分割以上で回転軸に係合できればよく、分
割部材61の結合手段や台形状の突出部62は取り外し可能
としなくとも、溶接手段で結合してもよい。
【0013】実施例4は上記のような構成であるので、
使用に際しては清掃リングという簡単な構成で、攪拌回
転軸が一定回転するとその回転に伴って清掃リングも回
転するが、回転軸21の軸面に対して摩擦力が生じてコン
クリートミキサーの攪拌回転軸にコンクリートが付着す
るのをより効果的に自動的に防止する。また、清掃リン
グ6の内周の凸状の突出部62でリングの回転が一時的に
阻止され不均一な回転となるが、コンクリート等の流動
方向に抗するように作用し、コンクリート等の混合を促
進し、従来の混合装置での攪拌翼の回転円内の部分に生
ずるセメント玉の発生を、本実施例では著しく減少させ
るという作用も有する。更に、台形の突出部62の長手方
向の中心線Xは、清掃リング6の内周の中心線Yとは所
定の角度αで斜行して設けられているので、回転軸21に
近接する突出部62aは回転軸21とともに回動するコンク
リートの流れに押されて清掃リング6自体が水平方向に
移動し、次に回転軸に近接する突出部62bは反対方向に
斜行しているから、逆に回転軸とともに回動するコンク
リートの流れに押されて清掃リング6自体が前と逆方向
の水平方向に移動し、結果として、清掃リング6自体が
回転軸21の軸面の広範囲を左右に蛇行し広範囲を清掃す
る作用を有する。この場合に、更に清掃リングが大きく
左右に移動することにより、攪拌回転軸の回りの混合を
一層促進し、セメント玉の発生を一層減少させるという
作用も有する。なお、この角度αは、余り小さくても大
きくても左右に移動する効果がなく。20°〜70°の範囲
がよく、本実施例では約60°の角度で交互に反対の斜行
状態で設け、移動速度を速くし移動範囲を広くするよう
に設定した。
【0014】[実施例5]前記の清掃リング6の第5の実
施例を説明するが、第3或いは第4の実施例とは突出部
の形状が異なるだけで他の構成は同じであるので、突出
部の説明だけで他は省略する。実施例5の清掃リング6
の突出部64は、図8に示すように、突出部64の頂面641
は底面642に対して角度βは0°〜30°の範囲で緩やかに
傾斜している。そして、角度βを実施例4の突出部に適
用した場合には台形の頂面が傾斜して側面が三角形状に
なるが、清掃リング6の挙動がよりランダムになって、
清掃作用と混合作用がより高まる。
【0015】[実施例6]前記の清掃リング6の第6の実
施例を説明するが、図9(a)に示すように、回転軸方向
から見ると円形であって二個の分割部材65からなり、結
合部66で組み立て分解可能し、清掃リング3の内周には
4個の突出部67を設けてある。そして、図9(b)に示す
ように、清掃リング6の両分割部材65の円周に沿って、
その巾方向は水平方向、即ち、円周面の左右方向に蛇行
した形状68である。実施例6は上記のような構成である
ので、使用に際しては蛇行形状68により清掃リング6の
実際の巾よりも見かけ上大きい蛇行形状68の巾Zにな
り、従って、清掃範囲もより広くなる。
【0016】勿論、実施例4のように突出部67を斜行さ
せて、左右動を加えてより清掃範囲を広げても良いし、
逆に、リングの分割部材65は突出部67を削除して蛇行形
状68だけにしても良い。また、本実施例は回転方向から
みると円形のリングであるが、多角形や楕円でもよく、
清掃リング6の内径の大きさも、攪拌器2の回転軸21の
直径の1.3倍から2倍程度とした。そして、前述したよ
うに、清掃リングという簡単な構成で、攪拌回転軸が一
定回転するとその回転に伴って清掃リングも回転し、回
転軸21の広範囲で軸面に対して摩擦力が生じてコンクリ
ートミキサーの攪拌回転軸にコンクリートが付着するの
をより効果的に自動的に防止する作用を有する。また、
清掃リング6の内周の凸状の突出部62でリングの回転が
一時的に阻止され不均一な回転となるが、コンクリート
等の流動方向に抗するように作用し、コンクリート等の
混合を促進し、従来の混合装置での攪拌翼の回転円内の
部分に生ずるセメント玉の発生を著しく減少させるが、
更に、清掃リング6の軌跡は蛇行するので攪拌回転軸の
回りの混合を一層促進し、セメント玉の発生を一層減少
させるという作用も有する。
【0017】なお、本発明の特徴を損なうものでなけれ
ば、上記の実施例に限定されるものでないことは勿論で
あり、例えば、各実施例の部分構成を適宜組み合わせて
清掃作用と混合作用を高めた構成にすればよい。また、
各実施例はリングの内周の壁面を無垢としたが、清掃機
能を高めるために梨地にしてもよい。また、各実施例の
内径は、攪拌器2の回転軸21の直径の1.3倍から2倍程
度としたが、攪拌羽根の邪魔にならなければ、投入する
材料や回転速度によって3倍程度としても良い。さら
に、分割部材の結合手段は前述した以外にも、スプリン
グワシャーのように単にリング自体の弾性力だけの構成
にして、リング自体の切れ目を広げられればよく、要は
切れ目を開口ができ、攪拌軸に係合後は閉口する結合部
を有していればよい。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
強制二軸式コンクリートミキサーにおいて、攪拌器の回
転軸に対して同軸的に係合する清掃リングという簡単な
構成で、攪拌回転軸が一定回転するとその回転に伴って
清掃リングも回転し、攪拌回転軸の軸面に対して摩擦力
が生じてコンクリートミキサーの回転軸にコンクリート
が付着するのをより効果的に自動的に防止するという効
果を得られ、また、清掃リングの回転によって攪拌回転
軸の近傍のコンクリート等の混合を促進し、攪拌翼の回
転円内の部分に生ずやすいセメント玉の発生を減少させ
るが、清掃リングの角の部分、偏心重り、突出部におい
て、リングの回転が一時的に阻止され不均一な回転とな
り、コンクリート等の流動方向に抗するように作用し、
コンクリート等の混合を更に促進し、従来混合装置であ
ると攪拌翼の回転円内で軸回りの部分に生ずるセメント
玉の発生が著しく減少するという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を使用する好適な強制二軸式コ
ンクリートミキサーの側断面図
【図2】図1のコンクリートミキサーの上面からの平面
【図3】図3(a)は本発明の清掃リングの第1の実施例
の正面図、図3(b)は清掃リングの結合機構の部分断面
【図4】本発明の清掃リングの第2の実施例の正面図
【図5】図5(a)は本発明の清掃リングの第2の実施例
の他の結合機構を用いた正面図、図3(b),(c)は清掃リ
ングの結合機構の部分断面図
【図6】本発明の清掃リングの第3の実施例の正面図
【図7】図7(a)は本発明の清掃リングの第4の実施例
の正面図、図3(b)は清掃リングの突出部の上からの平
面図
【図8】本発明の清掃リングの第5の実施例の清掃リン
グの突出部の斜視図
【図9】図9(a)は本発明の清掃リングの第6の実施例
の正面図、図3(b)は清掃リングの側面からの平面図で
ある。
【符号の説明】
1…強制二軸式コンクリートミキサー 2…攪拌器 21…回転軸 22…駆動モータ 23…攪拌ブレード 24…腕 3,6…清掃リング 31…内周面 32,61,65…分割部材 33,35,37、611,66…結合部 331…切欠部 332,612…皿ボルト 333,613…雌ネジ部 34…偏心重り 354…ボルト部 355…袋ナット 356…環状溝部 357…縁部 36,62,62a,62b,64,67…突出部 4…供給口 41…セメント供給口 42…砂供給口 43…砂利供給口 44…水供給口 5…排出口 641…頂面 642…底面 68…蛇行形状
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B28C 5/14 B28C 7/00 B08B 1/00

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】強制二軸式コンクリートミキサーの攪拌器
    の回転軸に対して同軸的に係合する清掃リングであっ
    て、該清掃リングの内径は前記回転軸の外周径よりも十
    分大きくして回動自在に係合され、係合された清掃リン
    グは回転軸の回転に伴って変動しながら追従回転する変
    動回転手段を設け、前記リングは回転軸に係合させるた
    め二分割して開口し結合する開口手段を設け、結合する
    結合部は分割した分割部材との端部を互いに半分に切り
    欠いた切欠部を設けて結合固定したことを特徴とする回
    転軸清掃リング。
  2. 【請求項2】強制二軸式コンクリートミキサーの攪拌器
    の回転軸に対して同軸的に係合する清掃リングであっ
    て、該清掃リングの内径は前記回転軸の外周径よりも十
    分大きくして回動自在に係合され、係合された清掃リン
    グは回転軸の回転に伴って水平方向で左右に揺動しなが
    ら追従回転する揺動回転手段を設け、且つ、係合された
    清掃リングは回転軸の回転に伴って水平方向で左右に揺
    動しながら追従回転する揺動回転手段を設け、前記リン
    グは回転軸に係合させるため二分割して開口し結合する
    開口手段を設け、結合する結合部は分割した分割部材と
    の端部を互いに半分に切り欠いた切欠部を設けて結合固
    定したことを特徴とする回転軸清掃リング。
  3. 【請求項3】前記清掃リングは、多角形状をしたリング
    であることを特徴とした請求項1から請求項2に記載の
    回転軸清掃リング。
  4. 【請求項4】前記清掃リングは、リングの適所に偏心の
    ための重りを設けたことを特徴とした請求項1から請求
    項3に記載の回転軸清掃リング。
  5. 【請求項5】前記清掃リングの内周には、複数の内側に
    突出した突出部を設けたことを特徴とした請求項1から
    請求項4に記載の回転軸清掃リング。
  6. 【請求項6】前記清掃リングの内周には、複数の内側に
    突出した台形突出部を設け、該台形突出部の長手方向は
    リングの内周の中心線とは所定の角度で斜行し、且つ、
    近接する台形突出部の相互の角度方向は互いに反対方向
    としたことを特徴とする請求項1から請求項5に記載の
    回転軸清掃リング。
  7. 【請求項7】前記清掃リングの円周に沿って、清掃リン
    グの巾面は水平方向に左右に蛇行した形状であることを
    特徴とした請求項1から請求項6に記載の回転軸清掃リ
    ング。
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