JP3432560B2 - 回転アクチュエータ - Google Patents

回転アクチュエータ

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JP3432560B2
JP3432560B2 JP34446893A JP34446893A JP3432560B2 JP 3432560 B2 JP3432560 B2 JP 3432560B2 JP 34446893 A JP34446893 A JP 34446893A JP 34446893 A JP34446893 A JP 34446893A JP 3432560 B2 JP3432560 B2 JP 3432560B2
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    • F15FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
    • F15BSYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F15B15/00Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
    • F15B15/02Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member
    • F15B15/06Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement
    • F15B15/068Mechanical layout characterised by the means for converting the movement of the fluid-actuated element into movement of the finally-operated member for mechanically converting rectilinear movement into non- rectilinear movement the motor being of the helical type

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Actuator (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、中空ピストン部材の往
復運動を出力シャフトの間欠的な回転運動に変換する機
構を有する回転アクチュエータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ピストンの往復運動を出力シャフ
トの揺動運動に変換するアクチュエータとして、ラック
ピニオン形揺動アクチュエータ、クランク形揺動アクチ
ュエータ、ねじ形揺動アクチュエータが知られている。
(例えば、1989年2月25日、オーム社発行「新版
・油空圧便覧」500〜501頁参照)
【0003】従来のアクチュエータは、ピストンのスト
ロークに応じて出力シャフトが揺動する機構を備えてお
り、その機構では出力シャフトの回転角度が制限され、
また間欠的回転運動をさせることもできなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ピストンの
往復運動を出力シャフトの間欠的で回転角度に制限のな
い回転運動に変換させる回転アクチュエータ(回転形ス
テッピングアクチュエータ)を構成することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を達
成するために、回転アクチュエータにおいて、シリンダ
チューブ内に出力シャフトが配設され、出力シャフトの
外面に略筒状の中空ピストン部材が往復動可能で回転不
能状態に配設され、出力シャフトの外周面に空転溝又は
ジグザグ状に連続したリード溝が形成され、中空ピスト
ン部材にボール支持装置が配設され、前記ボール支持装
置の筒状部に摺動自在に嵌合されたプランジャの底部に
支持部が形成され、前記支持部に支持されたボールが前
記リード溝又は空転溝と係合され、中空ピストン部材の
往復運動が出力シャフトの間欠的回転運動に変換される
ことを技術的手段第1とする。本発明は、回転アクチュ
エータにおいて、シリンダチューブ内に出力シャフトが
配設され、出力シャフトの外面に略筒状の中空ピストン
部材が往復動可能で回転不能状態に配設され、出力シャ
フトの外周面に空転溝及びジグザグ状に連続したリード
溝が形成され、中空ピストン部材内側に支持されたボー
ルが前記リード溝又は空転溝と係合され、出力シャフト
の外面に中空補助ピストンが嵌合され、中空補助ピスト
ンにより空転溝と前記ボールとの係合が防止することが
でき、中空ピストン部材の往復運動が出力シャフトの間
欠的回転運動に変換されることを技術的手段第2とす
る。
【0006】
【作用】中空ピストン部材を移動させると、その半往復
又は1往復により出力シャフトを所定の位相角だけ回転
させることができる。そして、ピストンの往復運動を継
続させることにより、出力シャフトを間欠的に回転させ
ることができる。中空補助ピストンが所定の位置にある
ときは、空転溝とボールとが係合しない。
【0007】
【実施例】図1〜図2及び図5〜6は本発明の第1実施
例の第1例を示す。シリンダチューブ1の一端(図1で
は左端)に第1カバー11が装着され、シリンダチューブ
1の他端(図1では右端)に第2カバー12が装着され、
第1カバー11及び第2カバー12とシリンダチューブ1と
は複数個のボルト(不図示)によって固定される。第1
カバー11及び第2カバー12にはそれぞれ第1筒状突出部
14及び第2筒状突出部15が一体に形成され、第1筒状突
出部14及び第2筒状突出部15の外周面はシリンダチュー
ブ1の一端側及び他端側の内周面にそれぞれ嵌合され
る。第1筒状突出部14及び第2筒状突出部15の外周には
環状溝が形成され、この環状溝にシール16が装着され、
シール16によって第1筒状突出部14及び第2筒状突出部
15の外周とシリンダチューブ1内周との間が密封され
る。第1筒状突出部14及び第2筒状突出部15の内周面に
は第1ベアリング17及び第2ベアリング18がそれぞれ圧
入され、第1ベアリング17及び第2ベアリング18によっ
て出力シャフト2の両端の第1小径部19及び第2小径部
20がそれぞれ回転自在に軸支される。第1小径部19及び
第2小径部20の外周にはそれぞれ環状溝21及び22が形成
され、環状溝21及び22にはパッキンが装着され、これら
のパッキンによって第1小径部19と第1カバー11の中央
孔との間、及び第2小径部20と第2カバー12の中央孔と
の間がそれぞれ密封される。
【0008】シリンダチューブ1は、第1シリンダチュ
ーブ25と第2シリンダチューブ26とに分割される。シリ
ンダチューブ1の内面には、第1シリンダチューブ25と
第2シリンダチューブ26との接続部を含む部分に大径部
27が形成され、大径部27内に略環状のスプラインナット
4が装着され、その後に第1シリンダチューブ25と第2
シリンダチューブ26とが接続される。スプラインナット
4の外周の両端部近傍には環状溝が形成され、各環状溝
には第1シール31及び第2シール32が装着され、第1シ
ール31はスプラインナット4の外周面と第1シリンダチ
ューブ25の内周面との間を密封し、第2シール32はスプ
ラインナット4の外周面と第2シリンダチューブ26の内
周面との間を密封する。図1・図5に明示されるよう
に、シリンダチューブ1の外形は略四角柱状であり、シ
リンダチューブ1の外面から大径部27に連通する複数個
の雌ねじ孔34が形成される。スプラインナット4の外表
面であって、シリンダチューブ1の雌ねじ孔34に対向す
る部分に、1本の回転止め溝33が形成され、雌ねじ孔34
に螺合された雄ねじ35の先端部が、回転止め溝33に係合
して、スプラインナット4の回動を防止する。スプライ
ンナット4の内面には、多数のスプラインが形成されて
いる。
【0009】出力シャフト2の中央部には大径の溝付軸
部3が形成され、溝付軸部3と第1小径部19及び第2小
径部20との間にはそれぞれ第1大径軸部36及び第2大径
軸部37が形成される。溝付軸部3・第1大径軸部36間に
は第1環状溝40が形成され、同様に溝付軸部3・第2大
径軸部37間には第2環状溝41が形成され、第1環状溝40
及び第2環状溝41にはそれぞれ第1パッキン42及び第2
パッキン43が装着される。シリンダチューブ1の第1シ
リンダチューブ25には第1小径内面部28が形成され、同
様に第2シリンダチューブ26には第2小径内面部29が形
成され、第1シリンダチューブ25が第1シリンダ9とな
り、第2シリンダチューブ26が第2シリンダ10となる。
第1小径内面部28及び第2小径内面部29には略筒状の第
1中空ピストン部材5及び第2中空ピストン部材6がそ
れぞれ挿通される。第1中空ピストン部材5及び第2中
空ピストン部材6には、それぞれ第1スプライン軸38及
び第2スプライン軸39があり、第1スプライン軸38及び
第2スプライン軸39の外面のスプラインは、ともにスプ
ラインナット4内面のスプラインに係合される。第1ス
プライン軸38の第3小径内面部44及び第2スプライン軸
39の第4小径内面部45は、出力シャフト2の溝付軸部3
・第1大径軸部36・第2大径軸部37に摺動自在に嵌合
し、第3小径内面部44・出力シャフト2間は第1パッキ
ン42により密封され、第4小径内面部45・出力シャフト
2間は第2パッキン43により密封される。第1スプライ
ン軸38の一端部外周の第1環状溝46には第1ウエアリン
グ保持環48、第1ピストンパッキン保持環50が嵌合さ
れ、第1スプライン軸38の一端部をかしめて固定され
る。同様に第2スプライン軸39の他端部外周の第2環状
溝47には第2ウエアリング保持環49、第2ピストンパッ
キン保持環51が嵌合され、第2スプライン軸39の他端部
をかしめて固定される。第1ウエアリング保持環48,第
1ピストンパッキン保持環50の外周の環状溝にはそれぞ
れ第1ウエアリング52,第1ピストンパッキン54が装着
され、同様に第2ウエアリング保持環49,第2ピストン
パッキン保持環51の外周の環状溝にはそれぞれ第2ウエ
アリング53,第2ピストンパッキン55が装着される。第
1環状溝46・第1ウエアリング保持環48・第1ピストン
パッキン保持環50間は、第1ピストンパッキン保持環50
の内面端部の環状溝に装着されたシール58によって密封
され、第1ウエアリング保持環48の第1ピストンパッキ
ン保持環50側端部の環状切欠に第1マグネット56が装着
される。同様に第2環状溝47・第2ウエアリング保持環
49・第2ピストンパッキン保持環51間は、第2ピストン
パッキン保持環51の内面端部の環状溝に装着されたシー
ル58によって密封され、第2ウエアリング保持環49の第
2ピストンパッキン保持環51側端部の環状切欠に第2マ
グネット57が装着される。
【0010】溝付軸部3の外周面には、複数のリード溝
・空転溝が形成され、それらの溝の第1例の展開図が図
6に示される。図6に示されるように、90°の位相差
でそれぞれ4本の第1リード溝60、第2リード溝61、第
3リード溝62、第4リード溝63及び第5リード溝64が形
成され、それぞれ略環状の第1空転溝66、第2空転溝67
が形成されている。第1リード溝60と第2リード溝61と
は交互にジグザク状に配設され、同様に第3リード溝62
と第4リード溝63とは交互にジグザク状に配設される。
第1空転溝66は溝付軸部3の中心軸に垂直な円周上であ
って、溝付軸部3の一端(図6で左端)近傍に位置し、
第2空転溝67は溝付軸部3の中心軸に垂直な円周上であ
って、溝付軸部3の他端(図6で右端)近傍に位置す
る。第1リード溝60及び第4リード溝63は直線溝が中央
部分で折れ曲がった形状をなし、第1リード溝60の一端
側の半分の溝は軸線方向に略平行で、一端近傍で第1空
転溝66に連通され、第4リード溝63の他端側の半分の溝
も軸線方向に略平行で、他端近傍で第2空転溝67に連通
される。第1リード溝60の他端側の半分の溝は反時計方
向(図6で右後ろ方向)に約30°傾斜し、第1リード
溝60の他端は、軸線方向に略平行な第5リード溝64に連
通される。同様に、第4リード溝63の一端側の半分の溝
も反時計方向(図6で左手前方向)に約30°傾斜し、
第4リード溝63の一端も、軸線方向に略平行な第5リー
ド溝64に連通される。第5リード溝64の一端には第2リ
ード溝61の他端が連続的に連結され、第5リード溝64の
他端には第3リード溝62の一端が連続的に連結され、第
2リード溝61の一端は第1リード溝60の一端側の溝に連
通され、同様に第3リード溝62の他端は第4リード溝63
の他端側の溝に連通される。第2リード溝61及び第3リ
ード溝62は、第5リード溝64に対してともに時計方向に
約30°傾斜している。第5リード溝64は全体的に溝が
深く、第1リード溝60は、一端側の直線部分は溝が深
く、折れ曲がった部分から他端側に向けて徐々に溝が浅
くなり、他端で第5リード溝64の深い溝に段差を介して
連通する。第2リード溝61は、他端は溝が深く、一端側
に向けて徐々に溝が浅くなり、一端で第1リード溝60の
一端側の深い溝に段差を介して連通する。第4リード溝
63は、他端側の直線部分は溝が深く、折れ曲がった部分
から一端側に向けて徐々に溝が浅くなり、一端で第5リ
ード溝64の深い溝に段差を介して連通する。第3リード
溝62は、一端は溝が深く、他端側に向けて徐々に溝が浅
くなり、他端で第3リード溝62の他端側の深い溝に段差
を介して連通する。
【0011】第1中空ピストン部材5の第1スプライン
軸38の他端近傍に第1ボール支持装置7が配設され、第
2中空ピストン部材6の第2スプライン軸39の一端近傍
に第2ボール支持装置8が配設される。リード溝の位相
が90°の場合には、第1ボール支持装置7及び第2ボ
ール支持装置8をそれぞれ1〜4個を配設可能である
が、図1〜図2,図5には1個の第1ボール支持装置7
及び4個の第2ボール支持装置8a〜8dが示されている。
図1・図2に示されるように、第1中空ピストン部材5
及び第2中空ピストン部材6がシリンダチューブ1の両
端側(第1中空ピストン部材5が一端側、第2中空ピス
トン部材6が他端側)に位置しているとき、第1ボール
支持装置7の第1ボール69は第1空転溝66と係合し、第
2ボール支持装置8a〜8dの第2ボール70は第2空転溝67
と係合する。第1ボール支持装置7及び第2ボール支持
装置8a〜8dはいずれも同一の構成であるので、その代表
例として、図2の第1ボール支持装置7についてその構
成を説明する。
【0012】第1スプライン軸38の外面に第1ボール支
持装置7を装着するための凹溝71が形成され、凹溝71の
他端近傍に挿通孔72が形成され、挿通孔72の両側に雌ね
じ孔が形成される。挿通孔72にフランジ付のプランジャ
ガイド73の筒状部75が嵌合され、プランジャガイド73の
両側のフランジ74は凹溝71の底面に当接され、フランジ
74は2個のボルト77を前記雌ねじ孔に螺合することによ
って凹溝71に固定される。筒状部75には断面コ字状のプ
ランジャ78が摺動自在に嵌合され、プランジャ78の底部
79の外面中央に半球状の支持部80が形成され、支持部80
によって第1ボール69が支持される。プランジャガイド
73の底部分とプランジャ78の底部79との間のスプリング
室にスプリング81が介装され、スプリング81によって第
1ボール69が溝付軸部3のリード溝・空転溝に向けて付
勢される。プランジャガイド73の底部分に空気連通孔が
形成され、空気連通孔によってスプリング室と第1シリ
ンダ9のロッド側室82とが連通される。スプラインナッ
ト4の内面には凹溝84が形成され、プランジャガイド73
の外面及びボルト77は凹溝84内に位置する。シリンダチ
ューブ1には第1ポート86,中央ポート87,第2ポート
88が形成され、第1ポート86は第1シリンダ9のヘッド
側室83に連通され、中央ポート87は第1シリンダ9のロ
ッド側室82及び第2シリンダ10のロッド側室に連通さ
れ、第2ポート88は第2シリンダ10のヘッド側室に連通
される。
【0013】第1実施例の第1例の作用について説明す
る。図1〜図2,図5〜6に示す状態のとき、空気圧源
からの圧縮空気は中央ポート87を通って第1シリンダ9
のロッド側室82及び第2シリンダ10のロッド側室に流入
し、第1シリンダ9のヘッド側室の空気は第1ポート86
を通って大気に排出され、第2シリンダ10のヘッド側室
の空気は第2ポート88を通って大気に排出される。従っ
て、第1中空ピストン部材5は一端(図1で左端)に移
動され、第1ウエアリング保持環48の先端が第1筒状突
出部14に当接し、第2中空ピストン部材6は他端(図1
で右端)に移動され、第2ウエアリング保持環49の先端
が第2筒状突出部15に当接する。第1ボール支持装置7
の第1ボール69は、第1空転溝66と第1リード溝60との
交叉部に係合し、第2ボール支持装置8a〜8dの第2ボー
ル70は、第2空転溝67と第4リード溝63との交叉部に係
合している。
【0014】電磁弁(不図示)を操作して、空気圧源か
らの圧縮空気を第1ポート86を通って第1シリンダ9の
ヘッド側室83に流入させ、第1シリンダ9のロッド側室
82及び第2シリンダ10のロッド側室の空気を中央ポート
87を通って大気に排出させ、第2シリンダ10のヘッド側
室を引き続き大気に連通させる。第2中空ピストン部材
6は停止を続け、第1中空ピストン部材5は他方(図1
で右方)へ移動を開始する。第1ボール69は第1リード
溝60の深い部分に係合しているので、第1リード溝60と
の係合が外れることがなく、第1中空ピストン部材5の
第1スプライン軸38はスプラインナット4とスプライン
で係合している。従って、他方へのストロークの後半で
溝付軸部3・出力シャフト2は約45°だけ他端側(シ
リンダチューブ1のA−A線矢視図・図5)からみて反
時計方向に回転する。ここでは、この回転方向を正回転
方向といい、正回転方向へ回転することを正回転すると
いうこととする。図5の第2ボール支持装置8aに示され
ているように、溝付軸部3の第4リード溝63と第2空転
溝67との関係は、第4リード溝63の右側が深く、左側が
浅く形成されている(図6では第4リード溝63から上側
の第2空転溝67に接続される部分が深く、下側の第2空
転溝67に接続される部分が浅い。)ので、出力シャフト
2は正回転方向には回転するが(第2ボール70が深い溝
の方に移動するのは容易である。)、第2ボール70は急
に浅い溝を乗り越え、段差を登るることが困難であるの
で、逆回転方向には回転しない。第1中空ピストン部材
5の他方へのストロークの終端において、第1ボール69
は第1リード溝60の浅い部分との係合から、第5リード
溝64の深い部分との係合へと段差を降りて移行する。
【0015】第1中空ピストン部材5が他方のストロー
ク端に到達した後に、電磁弁を操作して、空気圧源から
の圧縮空気を中央ポート87を通って第1シリンダ9のロ
ッド側室82に流入させ、第1シリンダ9のヘッド側室83
の空気を第1ポート86を通って大気に排出させ、第2シ
リンダ10のヘッド側室を引き続き大気に連通させる。第
1中空ピストン部材5は一方(図で左方)へ移動し、第
1ボール69は第5リード溝64との係合から第2リード溝
61との係合に移行し、第2リード溝61と係合してから出
力シャフト2は約45°だけ正回転する。第1中空ピス
トン部材5の一方へのストロークの終端において、第1
ボール69は第2リード溝61の浅い部分との係合から、第
1リード溝60の深い部分との係合へ移行し、次に第1空
転溝66と係合する。第2ボール70は第4リード溝63と第
2空転溝67との交叉部に係合し、第1中空ピストン部材
5の1往復により、出力シャフト2が90°正回転す
る。
【0016】次に、電磁弁を操作して、空気圧源からの
圧縮空気を第2ポート88から第2シリンダ10のヘッド側
室に流入させ、第2シリンダ10のロッド側室の空気を中
央ポート87を通って大気に排出させ、第1シリンダ9の
ヘッド側室83を引き続き大気に連通させる。第1中空ピ
ストン部材5は停止を続け、第2中空ピストン部材6は
一方(図1で左方)へ移動する。第2ボール70は第4リ
ード溝63の深い部分に係合しているので、第4リード溝
63との係合が外れることがなく、第2中空ピストン部材
6の第2スプライン軸39はスプラインナット4とスプラ
インで係合している。一方へのストロークの後半で出力
シャフト2は約45°だけ他端側(シリンダチューブ1
のA−A線矢視図・図5)からみて時計方向に逆回転す
る。溝付軸部3の第1リード溝60と第1空転溝66との関
係は、図6では第1リード溝60から下側の第1空転溝66
に至る部分が深く、上側の第1空転溝66に至る部分が浅
いので、第1中空ピストン部材5は逆回転方向には回転
するが、正回転方向には回転しない。第2中空ピストン
部材6の一方へのストロークの終端において、第2ボー
ル70は第4リード溝63の浅い部分との係合から、第5リ
ード溝64の深い部分との係合へと段差を降りて移行す
る。
【0017】第2中空ピストン部材6が一方のストロー
ク端に到達した後に、電磁弁を操作して、空気圧源から
の圧縮空気を中央ポート87を通って第2シリンダ10のロ
ッド側室に流入させ、第2シリンダ10のヘッド側室の空
気を第2ポート88を通って大気に排出させ、第1シリン
ダ9のヘッド側室83を引き続き大気に連通させる。第2
中空ピストン部材6は他方(図で右方)へ移動し、第2
ボール70は第5リード溝64との係合から第3リード溝62
との係合に移行し、第3リード溝62と係合してから出力
シャフト2は約45°だけ逆回転する。第2中空ピスト
ン部材6の他方へのストロークの終端において、第2ボ
ール70は第3リード溝62の深い部分との係合から、第4
リード溝63の深い部分との係合に移行し、次に第2空転
溝67と係合する。第1ボール69は第1リード溝60と第1
空転溝66との交叉部に係合し、第2中空ピストン部材6
の1往復により、出力シャフト2が90°逆回転する。
【0018】本発明の第1実施例の第1例では、第1中
空ピストン部材5の1往復により、出力シャフト2が9
0°正回転し、第2中空ピストン部材6の1往復によ
り、出力シャフト2が90°逆回転する。第1中空ピス
トン部材5のX回の往復により、出力シャフト2が90
°×X回だけ正回転し、第2中空ピストン部材6のY回
の往復により、出力シャフト2が90°×Y回だけ逆回
転する。第1中空ピストン部材5の往復運動を継続する
と、出力シャフト2は間欠的な正回転を継続し、第2中
空ピストン部材6の往復運動を継続すると、出力シャフ
ト2は間欠的な逆回転を継続する。この第1実施例で
は、リード溝の位相を90°としたが、リード溝の位相
を60°(ボール支持装置は1〜6個)、30°(ボー
ル支持装置は1〜12個)等の所望の角度とすることが
できる。また、同一の出力軸に位相の異なった複数の回
転アクチュエータを連結し、複数の回転アクチュエータ
を適宜選択して作動させることにより、多種の位相の回
転をさせることができる。
【0019】図1〜図2及び図5,図7は本発明の第1
実施例の第2例を示す。第1実施例の第1例では図6に
示すリード溝・空転溝の展開図を用いたのに対して、第
1実施例の第2例では図7に示すリード溝・空転溝の展
開図を用いた点で相違し、その余の点で一致する。図7
については、第2実施例の第2例において詳細に後述す
ることとし、ここでは省略する。
【0020】図3〜図6は本発明の第2実施例の第1例
を示し、第1実施例の第1例と同一の構成については同
一の符号を付し、共通部分の説明は適宜省略する。シリ
ンダチューブ1の一端(図3では左端)に第1カバー11
が装着され、シリンダチューブ1の他端(図3では右
端)に第2カバー12が装着され、第1カバー11及び第2
カバー12とシリンダチューブ1とは複数個のボルト(不
図示)によって固定される。第1カバー11及び第2カバ
ー12にはそれぞれ第1筒状突出部14及び第2筒状突出部
15が一体に形成され、第1筒状突出部14及び第2筒状突
出部15の外周面はシリンダチューブ1の一端側及び他端
側の第1中径内面部90及び第2中径内面部91にそれぞれ
嵌合される。第1筒状突出部14及び第2筒状突出部15の
外周には環状溝が形成され、この環状溝にOリング16が
装着され、Oリング16によって第1筒状突出部14及び第
2筒状突出部15の外周とシリンダチューブ1の第1中径
内面部90及び第2中径内面部91との間が密封される。
【0021】出力シャフト2の中央部には大径の溝付軸
部3が形成され、溝付軸部3と第1小径部19及び第2小
径部20との間にはそれぞれ第1大径軸部36及び第2大径
軸部37(いずれも溝付軸部3と同一径)が形成される。
溝付軸部3・第1大径軸部36間には第1環状溝40が形成
され、同様に溝付軸部3・第2大径軸部37間には第2環
状溝41が形成され、第1環状溝40及び第2環状溝41には
それぞれ第1パッキン42及び第2パッキン43が装着され
る。シリンダチューブ1の第1シリンダチューブ25に
は、一端側(図3で左端側)から順に第1中径内面部90
及び第1小径内面部28が形成され、同様に第2シリンダ
チューブ26には、他端側(図3で右側)から順に第2中
径内面部91及び第2小径内面部29が形成される。第1シ
リンダチューブ25が第1シリンダ9となり、第2シリン
ダチューブ26が第2シリンダ10となる。第1中径内面部
90及び第1小径内面部28にはそれぞれ略筒状の第1中空
補助ピストン92及び第1中空ピストン部材5が摺動自在
に嵌合される。同様に、第2中径内面部91及び第2小径
内面部29にはそれぞれ略筒状の第2中空補助ピストン93
及び第2中空ピストン部材6が摺動自在に嵌合される。
【0022】第1中空補助ピストン92の外周面の2つの
環状溝には、一端側から順に第3ウエアリング94,第3
ピストンパッキン96が装着され、同様に第2中空補助ピ
ストン93の外周面の2つの環状溝には、他端側から順に
第4ウエアリング95,第4ピストンパッキン97が装着さ
れる。第1中空補助ピストン92の内周面は出力シャフト
2の第1大径軸部36の外周面に摺動自在に嵌合され、第
2中空補助ピストン93の内周面は出力シャフト2の第2
大径軸部37の外周面に摺動自在に嵌合される。第1中空
補助ピストン92の内周の環状溝にはOリング98が装着さ
れ、Oリング98は第1中空補助ピストン92の内周面と第
1大径軸部36の外周面との間を密封する。同様に、第2
中空補助ピストン93の内周の環状溝にはOリング99が装
着され、Oリング99は第2中空補助ピストン93の内周面
と第2大径軸部37の外周面との間を密封する。第1中空
ピストン部材5が最も一端側(図3で左端側)に位置す
るとき、第1ウエアリング保持環48の一端は第1中空補
助ピストン92の他端面に当接し、第1中空補助ピストン
92の一端面は第1筒状突出部14の他端に当接する。第2
中空ピストン部材6が最も他端側(図3で右端側)に位
置するとき、第2ウエアリング保持環49の他端は第2中
空補助ピストン93の一端面に当接し、第2中空補助ピス
トン93の他端面は第2筒状突出部15の一端に当接する。
【0023】第2実施例の溝付軸部3の外周面には、複
数のリード溝・空回り溝が形成され、それらの溝の第1
例の展開図が図6に示され、第2例の展開図が図7に示
される。つまり、第2実施例の第1例の溝(図6)と第
1実施例の第1例の溝(図6)とは同一であり、第2実
施例の第2例の溝(図7)と第1実施例の第2例の溝
(図7)とは同一である。第1例の溝(図6)の構成に
ついては既に説明したので、ここではその説明を省略
し、第2例の溝(図7)については未だ説明していない
ので、以下にせつめいする。
【0024】第2実施例の第2例においては、図7に示
されるように、90°の位相差でそれぞれ4本の第1リ
ード溝60、第2リード溝61、第3リード溝62、第4リー
ド溝63、第6リード溝64a、第7リード溝64b及びそれ
ぞれ1本の第1空転溝66、第2空転溝67が形成されてい
る。第1例では第5リード溝64に第1リード溝60〜第4
リード溝63が連通していたが、第2例ではリード溝64が
第6リード溝64aと第7リード溝64bとに分離され、し
かも位相がずれている。第1リード溝60と第2リード溝
61とは交互にジグザク状に配設され、同様に第3リード
溝62と第4リード溝63とは交互にジグザク状に配設され
る。第1空転溝66は溝付軸部3の中心軸に垂直な円周上
であって、溝付軸部3の一端(図7で左端)近傍に位置
し、第2空転溝67は溝付軸部3の中心軸に垂直な円周上
であって、溝付軸部3の他端(図7で右端)近傍に位置
する。第1リード溝60及び第4リード溝63は直線溝が中
央部分で折れ曲がった形状をなし、第1リード溝60の一
端側の半分の溝は軸線方向に略平行で、一端近傍で第1
空転溝66に連通され、第4リード溝63の他端側の半分の
溝も軸線方向に略平行で、他端近傍で第2空転溝67に連
通される。第1リード溝60の他端側の半分の溝は反時計
方向(図7で右後ろ方向)に約30°傾斜し、第1リー
ド溝60の他端は、軸線方向に略平行な第6リード溝64a
に連通される。同様に、第4リード溝63の一端側の半分
の溝も反時計方向(図7で左手前方向)に約30°傾斜
し、第4リード溝63の一端も、軸線方向に略平行な第7
リード溝64bに連通される。第7リード溝64bの他端に
は第3リード溝62の一端が連続的に連結され、第2リー
ド溝61の一端は第1リード溝60の一端側の溝に連通さ
れ、同様に第3リード溝62の他端は第4リード溝63の他
端側の溝に連通される。第2リード溝61及び第3リード
溝62は、第6リード溝64a及び第7リード溝64bに対し
てともに時計方向に約30°傾斜している。第6リード
溝64a及び第7リード溝64bはともに全体的に溝が深
く、第1リード溝60は、一端側の直線部分は溝が深く、
折れ曲がった部分から他端側に向けて徐々に溝が浅くな
り、他端で第6リード溝64aの深い溝に段差を介して連
通する。第2リード溝61の他端は、溝の深い第6リード
溝64aと連続的に連結され、かつ一端側に向けて徐々に
溝が浅くなり、一端で第1リード溝60の一端側の深い溝
段差を介してに連通する。第4リード溝63は、他端側の
直線部分は溝が深く、折れ曲がった部分から一端側に向
けて徐々に溝が浅くなり、一端で第7リード溝64bの深
い溝に段差を介して連通する。第3リード溝62の一端
は、溝の深い第7リード溝64bと連続的に連結され、か
つ他端側に向けて徐々に溝が浅くなり、他端で第3リー
ド溝62の他端側の深い溝に段差を介して連通する。
【0025】シリンダチューブ1には第1補助ポート8
5,第1主ポート86,中央ポート87,第2主ポート88,
第2補助ポート89が一端側から順に形成される。第1補
助ポート85は、第1中空補助ピストン92と第1カバー11
との間の第1中空補助ピストン室23に連通され、同様に
第2補助ポート89は、第2中空補助ピストン93と第2カ
バー12との間の第2中空補助ピストン室23に連通され
る。第1主ポート86は第1シリンダ9のヘッド側室83
(第1中空ピストン部材5と第1中空補助ピストン92と
の間の室)に連通され、中央ポート87は第1シリンダ9
のロッド側室82及び第2シリンダ10のロッド側室82a
(図に符号82aを記入せず)に連通され、第2主ポート
88は第2シリンダ10のヘッド側室83a(図に符号83aを
記入せず。第2中空ピストン部材6と第2中空補助ピス
トン93との間の室)に連通される。
【0026】本発明の第2実施例の第1例の作用につい
て説明する。図3〜図6に示す状態のとき、空気圧源か
らの圧縮空気は中央ポート87を通ってロッド側室82及び
ロッド側室82aに流入し、ヘッド側室83及びヘッド側室
83aの空気は第1主ポート86及び第2主ポート88を通っ
て大気に排出され、第1中空補助ピストン室23及び第2
中空補助ピストン室24の空気は第1中空補助ポート85及
び第2中空補助ポート89を通って大気に排出される。従
って、図3・図4に示したとおり、第1中空ピストン部
材5・第1中空補助ピストン92及び第2中空ピストン部
材6・第2中空補助ピストン93が、シリンダチューブ1
の両端側(第1中空ピストン部材5・第1中空補助ピス
トン92が一端側、第2中空ピストン部材6・第2中空補
助ピストン93が他端側)に移動される。第1ボール支持
装置7の第1ボール69は、第1空転溝66と第1リード溝
60との交叉部に係合し、第2ボール支持装置8a〜8dの第
2ボール70は、第2空転溝67と第4リード溝63との交叉
部に係合している。
【0027】電磁弁(不図示)を操作して、第1主ポー
ト86,中央ポート87,第2主ポート88,第2補助ポート
89をすべて大気に連通させ、空気圧源からの圧縮空気を
第1補助ポート85を通って第1中空補助ピストン室23に
流入させる。第1中空補助ピストン92が他方(図3・図
4で右方)へ移動し、第1中空補助ピストン92に押され
て第1中空ピストン部材5も他方へ移動し、ロッド側室
82内の空気は中央ポート87を通って大気に流出する。第
1中空補助ピストン92は第1中径内面部90の他端(図3
・図4で右端)で停止し、このとき第1ボール支持装置
7の第1ボール69は第1リード溝60上で第2リード溝61
との交叉部に係合し、出力シャフト2の回転に備える。
【0028】電磁弁を操作して、空気圧源からの圧縮空
気を第1補助ポート85のみでなく第1主ポート86を通っ
て流入させると、第1中空補助ピストン室23には引き続
き圧縮空気が供給され、ヘッド側室83にも圧縮空気が供
給される。第1中空補助ピストン92は第1中径内面部90
の他端での停止を続け、第1中空ピストン部材5が他方
(図3・図4で右方)へ移動を開始する。第1ボール69
は第1リード溝60の深い部分に係合しているので、第1
リード溝60との係合が外れることがなく、第1中空ピス
トン部材5の第1スプライン軸38はスプラインナット4
とスプラインで係合している。従って、他方へのストロ
ークの後半で溝付軸部3・出力シャフト2は約45°だ
け他端側(シリンダチューブ1のA−A線矢視図・図
5)からみて反時計方向に回転する。ここでは、この回
転方向を正回転方向といい、正回転方向へ回転すること
を正回転するということとする。図5の第2ボール支持
装置8aに示されているように、溝付軸部3の第4リード
溝63と第2空転溝67との関係は、第4リード溝63の右側
が深く、左側が浅く形成されている(図6では第4リー
ド溝63から上側の第2空転溝67に接続される部分が深
く、下側の第2空転溝67に接続される部分が浅い。)の
で、出力シャフト2は正回転方向には回転するが(第2
ボール70が深い溝の方に移動するのは容易である。)、
第2ボール70は急に浅い溝(段差)を乗り越えることが
困難であるので、逆回転方向には回転しない。第1中空
ピストン部材5の他方へのストロークの終端において、
第1ボール69は第1リード溝60の浅い部分との係合か
ら、第5リード溝64の深い部分との係合へと段差を降り
て移行する。
【0029】第1中空ピストン部材5が他方のストロー
ク端に到達した後に、電磁弁を操作して、圧縮空気を中
央ポート87を通ってロッド側室82に流入させ、第1中空
補助ピストン室23には第1補助ポート85を通して引き続
き圧縮空気を流入させ、ヘッド側室83の空気を第1主ポ
ート86を通って大気に排出させ、ヘッド側室83a及び第
2中空補助ピストン室24の空気は第2主ポート88及び第
2補助ポート89を通してを引き続き大気に連通させる。
第1中空ピストン部材5は一方(図で左方)へ移動し、
第1ボール69は第5リード溝64との係合から第2リード
溝61との係合に移行し、第2リード溝61と係合してから
出力シャフト2は約45°だけ正回転する。第1中空ピ
ストン部材5の一方へのストロークの終端において、第
1中空ピストン部材5の第1ウエアリング保持環48の一
端が第1中空補助ピストン92の他端面に当接して停止す
る。このとき第1ボール69は、第2リード溝61の浅い溝
との係合から第1リード溝60の深い溝への係合に移行し
た部分、つまり第2リード溝61と第1リード溝60との交
叉部に位置する。このように、慣性力によって第1ボー
ル69が第1空転溝66と係合することがないので、次の回
転に備えることができる。このとき、第2ボール70は第
4リード溝63と第2空転溝67との交叉部に係合し、第1
中空ピストン部材5の1往復により、出力シャフト2が
90°正回転する。連続して正回転させるときには、第
1中空補助ピストン室23への圧縮空気の供給を続け、第
1主ポート86及び中央ポート87へ交互に圧縮空気を供給
し、それ以外のポートを大気に連通させる。正回転を停
止させるときは、第1中空補助ピストン室23内の空気を
排出して、第1中空補助ピストン92を一端に移動させ、
第1ボール支持装置7の第1ボール69を第1空転溝66に
係合させる。
【0030】逆回転させたいときには、圧縮空気を中央
ポート87を通してロッド側室82及びロッド側室82aに流
入させ、他のポートをすべて大気に連通させて、図3・
図4に示す位置に移動させる。電磁弁(不図示)を操作
して、第1補助ポート85,第1主ポート86,中央ポート
87,第2主ポート88をすべて大気に連通させ、空気圧源
からの圧縮空気を第2補助ポート89を通って第2中空補
助ピストン室24に流入させる。第2中空補助ピストン93
が一方(図3・図4で左方)へ移動し、第2中空補助ピ
ストン93に押されて第2中空ピストン部材6も一方へ移
動し、ロッド側室82a内の空気は中央ポート87を通って
大気に流出する。第2中空補助ピストン93は第2中径内
面部91の一端(図3・図4で左端)で停止し、このとき
第2ボール支持装置8の第2ボール70は第4リード溝63
上で第3リード溝62と交叉部に係合し、出力シャフト2
の回転に備える。
【0031】電磁弁を操作して、空気圧源からの圧縮空
気を第2補助ポート89のみでなく第2主ポート88を通っ
て流入させると、第2中空補助ピストン室24には引き続
き圧縮空気が供給され、ヘッド側室83aにも圧縮空気が
供給される。第2中空補助ピストン93は第2中径内面部
91の一端での停止を続け、第2中空ピストン部材6が一
方(図3・図4で左方)へ移動を開始する。第2ボール
70は第4リード溝63の深い部分に係合しているので、第
4リード溝63との係合が外れることがなく、第2中空ピ
ストン部材6の第2スプライン軸39はスプラインナット
4とスプラインで係合している。従って、一方へのスト
ロークの後半で溝付軸部3・出力シャフト2は約45°
だけ他端側(シリンダチューブ1のA−A線矢視図・図
5)からみて時計方向に逆回転する。図6に示されてい
るように、溝付軸部3の第1リード溝60と第1空転溝66
との関係は、第1リード溝60から下側の第1空転溝66に
接続される部分が深く、上側の第1空転溝66に接続され
る部分が浅いので、出力シャフト2は逆回転方向には回
転するが(第1ボール69が深い溝の方に移動するのは容
易である。)、第1ボール69は急に浅い溝を乗り越える
ことが困難であるので、正回転方向には回転しない。第
2中空ピストン部材6の一方へのストロークの終端にお
いて、第2ボール70は第4リード溝63の浅い部分との係
合から、第5リード溝64の深い部分との係合へと段差を
降りて移行する。
【0032】第2中空ピストン部材6が一方のストロー
ク端に到達した後に、電磁弁を操作して、圧縮空気を中
央ポート87を通ってロッド側室82aに流入させ、第2中
空補助ピストン室24には第2補助ポート89を通して引き
続き圧縮空気を流入させ、ヘッド側室83aの空気を第2
主ポート88を通って大気に排出させ、ヘッド側室83及び
第1中空補助ピストン室23の空気は第1主ポート86及び
第1補助ポート85を通してを引き続き大気に連通させ
る。第2中空ピストン部材6は他方(図で右方)へ移動
し、第2ボール70は第5リード溝64との係合から第3リ
ード溝62との係合に移行し、第3リード溝62と係合して
から出力シャフト2は約45°だけ逆回転する。第2中
空ピストン部材6の他方へのストロークの終端におい
て、第2中空ピストン部材6の第2ウエアリング保持環
49の他端が第2中空補助ピストン93の一端面に当接して
停止する。このとき第2ボール70は、第3リード溝62の
浅い溝との係合から第4リード溝63の深い溝への係合に
移行した部分、つまり第3リード溝62と第4リード溝63
との交叉部に位置する。このように、慣性力によって第
2ボール70が第2空転溝67と係合することがないので、
次の回転に備えることができる。このとき、第1ボール
69は第1リード溝60と第1空転溝66との交叉部に係合
し、第2中空ピストン部材6の1往復により、出力シャ
フト2が90°逆回転する。連続して逆回転させるとき
には、第2中空補助ピストン24への圧縮空気の供給を続
け、第2主ポート88及び中央ポート87へ交互に圧縮空気
を供給し、それ以外のポートを大気に連通させる。逆回
転を停止させるときは、第2中空補助ピストン24内の空
気を排出して、第2中空補助ピストン93を一端に移動さ
せ、第2ボール支持装置8の第2ボール70を第2空転溝
67に係合させる。
【0033】次に第2実施例の第2例の作用について説
明する。図3〜図5,図7に示す状態のとき、第1例の
場合と同様に、第1中空ピストン部材5・第1中空補助
ピストン92及び第2中空ピストン部材6・第2中空補助
ピストン93が、シリンダチューブ1の両端側に移動され
る。第1ボール支持装置7の第1ボール69は、第1空転
溝66と第1リード溝60との交叉部に係合し、第2ボール
支持装置8a〜8dの第2ボール70は、第2空転溝67に、第
4リード溝63と第4リード溝63との間の略中間の位置で
係合しているとする。電磁弁(不図示)を操作して、第
1主ポート86,中央ポート87,第2主ポート88,第2補
助ポート89をすべて大気に連通させ、圧縮空気を第1補
助ポート85を通して第1中空補助ピストン室23に流入さ
せる。第1中空補助ピストン92が他方(図3・図4で右
方)へ移動し、第1中空補助ピストン92に押されて第1
中空ピストン部材5も他方へ移動し、ロッド側室82内の
空気は中央ポート87を通って大気に流出する。第1中空
補助ピストン92は第1中径内面部90の他端(図3・図4
で右端)で停止し、このとき第1ボール支持装置7の第
1ボール69は第1リード溝60上で第2リード溝61との交
叉部に係合し、出力シャフト2の回転に備える。
【0034】電磁弁を操作して、空気圧源からの圧縮空
気を第1補助ポート85のみでなく第1主ポート86を通っ
て流入させると、第1中空補助ピストン室23には引き続
き圧縮空気が供給され、ヘッド側室83にも圧縮空気が供
給される。第1中空補助ピストン92は第1中径内面部90
の他端での停止を続け、第1中空ピストン部材5が他方
(図3・図4で右方)へ移動を開始する。第1ボール69
は第1リード溝60の深い部分に係合しているので、第1
リード溝60との係合が外れることがない。他方へのスト
ロークの後半で溝付軸部3・出力シャフト2は約45°
だけ他端側(シリンダチューブ1のA−A線矢視図・図
5)からみて反時計方向に正回転する。第1中空ピスト
ン部材5の他方へのストロークの終端において、第1ボ
ール69は第1リード溝60の浅い部分との係合から、第6
リード溝64aの深い部分との係合へと段差を降りて移行
する。図7に示されているように、溝付軸部3の第4リ
ード溝63と第2空転溝67との関係は、第4リード溝63か
ら上側の第2空転溝67に接続される部分が深く、下側の
第2空転溝67に接続される部分が浅い。第1中空ピスト
ン部材5の他方へのストロークの終端において、第2ボ
ール70は第2空転溝67の溝が浅い部分を越えて溝の深い
部分(第4リード溝63との交叉部)に係合して停止す
る。
【0035】第1中空ピストン部材5が他方のストロー
ク端に到達した後に、電磁弁を操作して、圧縮空気を中
央ポート87を通ってロッド側室82に流入させ、第1中空
補助ピストン室23には第1補助ポート85を通して引き続
き圧縮空気を流入させ、ヘッド側室83の空気を第1主ポ
ート86を通って大気に排出させ、ヘッド側室83a及び第
2中空補助ピストン室24の空気は第2主ポート88及び第
2補助ポート89を通してを引き続き大気に連通させる。
第1中空ピストン部材5は一方(図で左方)へ移動し、
第1ボール69は第6リード溝64aとの係合から第2リー
ド溝61との係合に移行し、第2リード溝61と係合してか
ら出力シャフト2は約45°だけ正回転する。このと
き、図7に示されているように、第4リード溝63の右端
から上側の第2空転溝67に接続される部分が深く、下側
の第2空転溝67に接続される部分が浅いので、出力シャ
フト2は正回転方向には回転するが(第2ボール70が深
い溝の方に移動するのは容易である。)、第2ボール70
は急に浅い溝を乗り越えることが困難であるので、逆回
転方向には回転しない。第1中空ピストン部材5の一方
へのストロークの終端において、第1中空ピストン部材
5の第1ウエアリング保持環48の一端が第1中空補助ピ
ストン92の他端面に当接して停止する。このとき第1ボ
ール69は、第2リード溝61の浅い溝との係合から第1リ
ード溝60の深い溝への係合に移行した部分、つまり第2
リード溝61と第1リード溝60との交叉部に位置する。こ
のように、慣性力によって第1ボール69が第1空転溝66
と係合することがないので、次の回転に備えることがで
きる。このとき、第2ボール70は第2空転溝67上で、第
4リード溝63と第4リード溝63との略中間の位置あり、
第1中空ピストン部材5の1往復により、出力シャフト
2が90°正回転する。連続して正回転させるときに
は、第1中空補助ピストン室23への圧縮空気の供給を続
け、第1主ポート86及び中央ポート87へ交互に圧縮空気
を供給し、それ以外のポートを大気に連通させる。正回
転を停止させるときは、第1中空補助ピストン室23内の
空気を排出して、第1中空補助ピストン92を一端に移動
させ、第1ボール支持装置7の第1ボール69を第1空転
溝66に係合させる。
【0036】逆回転させたいときには、第1ボール支持
装置7の第1ボール69が第6リード溝64aに係合してい
るときに、圧縮空気を第2補助ポート89を通して第2中
空補助ピストン室24に流入させ、他のポートをすべて大
気に連通させる。第2中空補助ピストン93が一方(図3
・図4で左方)へ移動し、第2中空補助ピストン93に押
されて第2中空ピストン部材6も一方へ移動し、ロッド
側室82a内の空気は中央ポート87を通って大気に流出す
る。第2中空補助ピストン93は第2中径内面部91の一端
(図3・図4で左端)で停止し、このとき第2ボール支
持装置8の第2ボール70は第4リード溝63上で第3リー
ド溝62との交叉部に係合し、出力シャフト2の回転に備
える。
【0037】電磁弁を操作して、空気圧源からの圧縮空
気を第2補助ポート89のみでなく第2主ポート88を通っ
て流入させると、第2中空補助ピストン室24には引き続
き圧縮空気が供給され、ヘッド側室83aにも圧縮空気が
供給される。第2中空補助ピストン93は第2中径内面部
91の一端での停止を続け、第2中空ピストン部材6が一
方(図3・図4で左方)へ移動を開始する。第1ボール
70は第4リード溝63の深い部分に係合しているので、第
4リード溝63との係合が外れることがない。一方へのス
トロークの後半で溝付軸部3・出力シャフト2は約45
°だけ他端側(シリンダチューブ1のA−A線矢視図・
図5)からみて時計方向に逆回転する。第2中空ピスト
ン部材6の一方へのストロークの終端において、第2ボ
ール70は第4リード溝63の浅い部分との係合から、第7
リード溝64bの深い部分との係合へと段差を降りて移行
する。出力シャフト2の約45°の逆回転により、第1
ボール支持装置7の第1ボール69は、第6リード溝64a
の深い溝との係合から、第1リード溝60の他端側の浅い
溝を越えて、第1リード溝60の一端側の深い溝との係合
に移行する。そこで、中央ポート87に圧縮空気を流入さ
せ、第1補助ポート85及び第1主ポート86から空気を排
出させると、第1中空補助ピストン92及び第1中空ピス
トン部材5は一端部(図3・図4で左端部)に移動す
る。こうして、出力シャフト2の逆回転の準備ができ
る。
【0038】第2中空ピストン部材6が一方のストロー
ク端に到達した後に、電磁弁を操作して、圧縮空気を中
央ポート87を通ってロッド側室82aに流入させ、第2中
空補助ピストン室24には第2補助ポート89を通して引き
続き圧縮空気を流入させ、ヘッド側室83aの空気を第2
主ポート88を通って大気に排出させ、ヘッド側室83及び
第1中空補助ピストン室23の空気は第1主ポート86及び
第1補助ポート85を通してを引き続き大気に連通させ
る。第2中空ピストン部材6は他方(図で右方)へ移動
し、第2ボール70は第7リード溝64bとの係合から第3
リード溝62との係合に移行し、第3リード溝62と係合し
てから出力シャフト2は約45°だけ逆回転する。この
とき、図7に示されているように、第1リード溝60の左
端から下側の第1空転溝66に接続される部分が深く、上
側の第1空転溝66に接続される部分が浅いので、出力シ
ャフト2は逆回転方向には回転するが(第2ボール70が
深い溝の方に移動するのは容易である。)、第1ボール
69は急に浅い溝を乗り越えることが困難であるので、正
回転方向には回転しない。第2中空ピストン部材6の他
方へのストロークの終端において、第2中空ピストン部
材6の第2ウエアリング保持環49の他端が第2中空補助
ピストン93の一端面に当接して停止する。このとき第2
ボール70は、第3リード溝62の浅い溝との係合から第4
リード溝63の深い溝への係合に移行した部分、つまり第
3リード溝62と第4リード溝63との交叉部に位置する。
このように、慣性力によって第2ボール70が第2空転溝
67と係合することがないので、次の回転に備えることが
できる。このとき、第1ボール69は第1空転溝66上で、
第1リード溝60と第1リード溝60との略中間の位置あ
り、第2中空ピストン部材6の1往復により、出力シャ
フト2が90°逆回転する。
【0039】本発明の前記実施例では、第1中空ピスト
ン部材5の1往復により、出力シャフト2が90°正回
転し、第2中空ピストン部材6の1往復により、出力シ
ャフト2が90°逆回転する。第1中空ピストン部材5
のX回の往復により、出力シャフト2が90°×X回だ
け正回転し、第2中空ピストン部材6のY回の往復によ
り、出力シャフト2が90°×Y回だけ逆回転する。第
1中空ピストン部材5の往復運動を継続すると、出力シ
ャフト2は間欠的な正回転を継続し、第2中空ピストン
部材6の往復運動を継続すると、出力シャフト2は間欠
的な逆回転を継続する。この実施例では、リード溝の位
相を90°としたが、リード溝の位相を60°(ボール
支持装置は1〜6個)、30°(ボール支持装置は1〜
12個)等の所望の角度とすることができる。また、同
一の出力軸に位相の異なった複数の回転アクチュエータ
を連結し、複数の回転アクチュエータを適宜選択して作
動させることにより、多種の位相の回転をさせることが
できる。
【0040】
【発明の効果】本発明においては、出力シャフトの外周
面に2種類のリード溝が交互にジグザク状態に連続して
形成され、中空ピストン部材内側(特に中空ピストン部
材にボール支持装置が配設され、前記ボール支持装置の
筒状部に摺動自在に嵌合されたプランジャの底部に支持
部が形成され、前記支持部)に支持されたボールが前記
リード溝と係合され、中空ピストン部材が往復動可能で
回転不能状態に配設されている。従って、中空ピストン
部材を移動させると、その1往復により出力シャフトを
所定の位相だけ回転させることがでる。中空ピストン部
材の往復運動を出力シャフトの間欠的で回転角度に制限
のない回転運動に変換させることができる。 また、中
空補助ピストンにより空転溝とボールとの係合を防止す
ることができ、その場合には中空ピストン部材の往復動
の大部分が出力軸の回転に変換される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の回転アクチュエータの縦
断側面図である。
【図2】本発明の第1実施例の回転アクチュエータの一
部の拡大図である。
【図3】本発明の第2実施例の回転アクチュエータの縦
断側面図である。
【図4】本発明の第2実施例の回転アクチュエータの一
部の拡大図である。
【図5】図1及び図3のA−A線断面図である。
【図6】本発明の第1実施例及び第2実施例の出力シャ
フト外周面の第1例の空転溝及びリード溝の展開図であ
る。
【図7】本発明の第1実施例及び第2実施例の出力シャ
フト外周面の第2例の空転溝及びリード溝の展開図であ
る。
【符号の説明】
1 シリンダチューブ 2 出力シャフト 5 第1中空ピストン部材 6 第2中空ピストン部材 60 第1リード溝 61 第2リード溝 62 第3リード溝 63 第4リード溝 64 第5リード溝 64a 第6リード溝 64b 第7リード溝 66 第1空転溝 67 第2空転溝 69 第1ボール 70 第2ボール 92 第1中空補助ピストン 93 第2中空補助ピストン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 武田 義弘 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社 筑波技術セン ター内 (72)発明者 曲渕 通昇 茨城県筑波郡谷和原村絹の台4−2−2 エスエムシー株式会社 筑波技術セン ター内 (72)発明者 金原 雅彦 茨城県つくば市千現二丁目1番地6 株 式会社スリーデイコンポリサーチ内 (56)参考文献 特開 平6−205563(JP,A) 特開 平6−307410(JP,A) 特開 平7−115763(JP,A) 実開 昭56−113253(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F15B 15/06 F16H 25/12

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダチューブ内に出力シャフトが配
    設され、出力シャフトの外面に略筒状の中空ピストン部
    材が往復動可能で回転不能状態に配設され、出力シャフ
    トの外周面に空転溝及びジグザク状に連続したリード溝
    が形成され、中空ピストン部材にボール支持装置が配設
    され、前記ボール支持装置の筒状部に摺動自在に嵌合さ
    れたプランジャの底部に支持部が形成され、前記支持部
    に支持されたボールが前記リード溝又は空転溝と係合さ
    れ、中空ピストン部材の往復運動が出力シャフトの間欠
    的回転運動に変換される回転アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 シリンダチューブ内に出力シャフトが配
    設され、出力シャフトの外面に略筒状の中空ピストン部
    材が往復動可能で回転不能状態に配設され、出力シャフ
    トの外周面に空転溝及びジグザグ状に連続したリード溝
    が形成され、中空ピストン部材内側に支持されたボール
    が前記リード溝又は空転溝と係合され、出力シャフトの
    外面に中空補助ピストンが嵌合され、中空補助ピストン
    により空転溝と前記ボールとの係合が防止することがで
    き、中空ピストン部材の往復運動が出力シャフトの間欠
    的回転運動に変換される回転アクチュエータ。
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