JP3430770B2 - ドア開閉用リニアモータ - Google Patents

ドア開閉用リニアモータ

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JP3430770B2
JP3430770B2 JP1614696A JP1614696A JP3430770B2 JP 3430770 B2 JP3430770 B2 JP 3430770B2 JP 1614696 A JP1614696 A JP 1614696A JP 1614696 A JP1614696 A JP 1614696A JP 3430770 B2 JP3430770 B2 JP 3430770B2
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    • EFIXED CONSTRUCTIONS
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    • E05Y2900/10Application of doors, windows, wings or fittings thereof for buildings or parts thereof
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ドアの搬送用に用
いられるドア開閉用リニアモータに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、自動ドアの開閉用の動力源として
は回転モータが多く用いられているが、最近、形状の小
型化と機構の簡略化のためリニアモータも多く用いられ
ている。この種のリニアモータとしては可動子に永久磁
石を用いた図14、図15に示す構成のドア開閉用リニ
アモータが知られている。図14は、従来のドア開閉用
リニアモータの立面図、図15は、図14のA-A位置
での断面を示したものである。
【0003】このドア開閉用リニアモータは、ドア枠1
の上面に、凸状を有する継鉄2aと励磁コイル2bとか
らなる電機子2が長手方向に所定間隔にて配設された固
定子と、ドア5の上面に、継鉄6aとその上に厚み方向
に異極着磁され長手方向に所定間隔に交互に異極とし固
定子の電機子2の継鉄2aの対向面と対向した永久磁石
とからなる可動子とにより構成されている。
【0004】永久磁石6は、上下方向に磁束を発生する
ように配置してあり、そのピッチは電機子2の極ピッチ
の1.5倍としている。この永久磁石6が取り付けられ
ている継鉄6aは、断面がL字状に形成され、その水平
面にはドア5の上面に固定され、鉛直面にはドア5の車
輪7の軸が固定されている。この車輪7をガイドする軌
道1bは、車輪7を挟んで上下に2本設けられ、下の軌
道は可動子とドア5との合計重量に耐える強度を有し、
上の軌道は電機子2と可動子の永久磁石6との間に作用
する吸引力によりドア5の全体が吸引されて永久磁石6
と継鉄2aとのギャップが小さくなることを防止する機
能を有している。
【0005】以上の構成の自動ドアのドア開閉用リニア
モータでは、ドアの長手方向に並んでいる電機子2の励
磁コイル2bに3相交流電流を順次相順に給電したり、
あるいは相順を切り替えて図の左方向または右方向への
進行磁界を発生させる。ドア5は、この進行磁界と同じ
所定の同期速度で移動し、永久磁石6と進行磁界との位
相が所定の関係にあるときに進行方向に一致した推進力
が働き、車輪7と軌道1bとの摩擦抵抗などの抗力に打
ち勝ってドア5の同期速度が維持される。また、ドア5
の移動する方向に有効な推進力を発生させるため、一般
に、永久磁石6の位置を図示されない磁気検出センサで
検出し、その位置において所定の方向に推進力が発生す
るような位相で、電機子2の励磁コイル2bに電流を供
給するという方式が採られている。
【0006】この電機子2の凸状の磁極と永久磁石6と
の間に発生する上記の吸引力は、永久磁石6の位置によ
り変化する垂直方向の分力と、水平方向すなわちx方向
の分力とからなる。この水平方向の分力は、電機子2
に、励磁コイル2bの磁界によらず永久磁石6から作用
される力で、コギング力と称する。そして、上記のドア
開閉用リニアモータにおいては、このコギング力を小さ
くして停止位置の位置精度を向上させるため、電機子2
は、ドアの閉位置すなわち図中の区間Bにおいては、残
りの区間Cの電機子2の凸磁極と可動子用永久磁石6と
のギャップD2に比べてギャップD1は大きくなるよう
形成されている。その結果、図16の、移動距離と移動
方向に働くコギング力のグラフに示すように、区間Bに
おけるコギング力は、残りの区間Cのコギング力に比べ
て小さくなり、停止位置の位置精度が確保される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで上記の自動ド
アのドア開閉用リニアモータは、停止位置の位置精度に
ついてはコギング力を低下させて確保はされるものの、
停止位置以外の区間においては、コギング力が働いてい
る。従って、ドアの開閉時は、このコギング力によりド
ア自体が振動して騒音を発生することとなる。またこの
コギング力により、長年の使用によって電機子2の凸磁
極と可動子用永久磁石6とのギャップの間隔が全体に広
く変化した場合、ドアの停止位置における推進力は低下
して停止位置の位置精度が低下することがあった。
【0008】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、停止位置あるいは走行位
置でのコギング力が少ない、低騒音で長期の使用におい
てドアの推進力の安定したドア開閉用リニアモータを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のドア開閉用リニアモータは、ドア枠
を構成するもので、略L字状の断面を有して長く延びそ
の下方に軌道部が形成された固定子ケースと、略C字状
を成した継鉄の対向する端部に巻回された励磁コイルを
有する電機子と、電機子を長手方向に所定間隔にて配設
するための成形体と、磁界の変化を検知し励磁コイルの
給電する方向を制御するための磁気センサと、を有する
固定子ブロックと、ドアの上面に配設されるもので、厚
み方向に異極着磁され長手方向に所定間隔にて交互に異
極に着磁された平板の永久磁石がその側面を前記継鉄の
端面略中心部に対向し配設された可動台と、可動台に実
質的に一体化され前記軌道部に移動自在にガイドされる
ローラと、を有して前記電機子の励磁コイルの磁界変化
により移動する可動子ブロックと、を有するドア開閉用
リニアモータにおいて、前記固定子ブロックは、前記電
機子の3個を1ユニットとした4もしくは6つのユニッ
トが、各1ユニットの電機子の励磁相U,V,Wの配列
順を、4ユニットの場合には、UVW−UVW−UVW
−VWUとなり、また6ユニットの場合には、UVW−
UVW−VWU−VWU−VWU−WUVとなるよう成
形体に配設され且つ、電機子の1ユニット内の配置間隔
Dが下記(1)式で表され、4ユニットの場合には、隣
り合うユニット間の端部に位置する電機子どうしの配置
間隔D1が下記(2)式で表され、6ユニットの場合に
は、3ユニットをひとかたまりとして、このひとかたま
りの中の3ユニット間の隣り合うユニット間の端部に位
置する電機子どうしの配置間隔D2が下記(3)式で表
されると共に、同ひとかたまり間の隣り合う3ユニット
間の端部に位置する電機子どうしの配置間隔D3が下記
(4)式で表されるように、各電機子が配設された電機
子ブロックを前記固定子ケースに配置している。D=2L・i/3+2L・k…(1) D1=D+L/4…(2) D2=D+L/3…(3) D3=D+L/6…(4) k:0、1、2、3、… 2L=永久磁石の同極間ピッチ寸法、i=3の倍数以外
の自然数 これにより、可動子の永久磁石により電機子の継鉄に作
用するコギング力がユニット間にて打ち消し合う。
【0010】また、請求項2記載のドア開閉用リニアモ
ータは、請求項1記載の電機子ブロックを、前記固定子
ケースの大略中央に離隔し2つ配置して成ることとして
いる。これにより、可動子ブロックには、固定子ブロッ
クの大略中央に設けた該電機子ブロックから吸引力が作
用するものとなる。
【0011】また、請求項3記載のドア開閉用リニアモ
ータは、請求項1又は2記載の電機子は、プリント基板
を介して給電されることとしている。これにより、電機
子の励磁方向はプリント基板のパターン配置にて決めら
れるものとなる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のドア開閉用リニア
モータの一実施の形態を図1乃至図6に基づいて説明す
る。図1は、ドア開閉用リニアモータの横断面図であ
る。図2は、ドア開閉用リニアモータの設置状態を示す
正面図である。このドア開閉用リニアモータは、ドア枠
を構成する固定子ブロックAと、ドアの上面に配設され
る可動子ブロックBを基本構成部材としている。
【0013】固定子ブロックAは、固定子ケース1と、
電機子2と、成形体3と、磁気センサ4と、プリント基
板5とを有して構成される。固定子ケース1は、例えば
アルミニウムなどの非磁性金属材料により、略L字状の
断面を有し、下方に軌道部を有して押し出し成形等によ
り、被搬送物であるドアの設置された開口部の横方向長
さの略2倍の長さを有して形成される。具体的には、図
1に示すように、鉛直面1aの下方に軌道部1bを有
し、鉛直面1aの内側の略中間と上面側との内側に、後
述する成形体3を係止する突部1c、1cを長手方向に
沿って有している。
【0014】電機子2は、例えば珪素鋼板などの磁性金
属材料による略C字状を成した継鉄2aと、継鉄2aの
端部2b、2bにボビン2c、2cに巻回された励磁コ
イル2d、2dとを有して形成される。継鉄2aは、前
記の薄板材料により、略均一の幅の矩形の一辺中央に、
後述する可動子ブロックBの永久磁石の側面と所定間隙
を介して対向する端面を有する略C字状を成し、打ち抜
き加工等にて加工された薄板部材の所定枚数を積層し接
着されて形成される。励磁コイル2dは、継鉄2aの端
部2b、2bの外周と略同一の巻胴部の内周形状を有す
る合成樹脂製のボビン2cに、表面を絶縁層にて被覆さ
れた軟銅線を巻回して形成される。この励磁コイル2
d、2dは、巻回しの方向の同一のもの2個を一組にし
て、継鉄2aの端部2b、2bに圧入などにより固着さ
れる。また、励磁コイル2d、2dの巻端は、コネクタ
2eを介して後述するプリント基板5のコネクタ5aと
接続される。そして、プリント基板5のパターン配線に
より、一方のコイルの終端と他方のコイルの始端とが接
続され、一方のコイルの始端と他方のコイルの終端から
直流が給電されて継鉄2aを励磁して電機子2を形成す
る。このコイルの励磁電流の方向により、継鉄2aの端
部2b、2bの磁極は、一方がN極のときは他方はS極
となり、一方がS極のときは他方はN極となる。またこ
の電機子2は、継鉄2aの積層厚及び励磁コイル2dの
巻回されたコイルの外形を、後述する可動子ブロックB
の永久磁石の長手方向の同極間ピッチ寸法2Lの1/3
より小さい値になるよう適宜設定される。なお、励磁コ
イル2d、2dは、ボビン2c、2cを使用せず、直接
上記軟銅線を継鉄2aの端部2bに巻回してコイルを形
成しても良い。また、継鉄2aは、磁性金属材料を切削
加工または焼結等により直接成形し形成しても良い。
【0015】成形体3は、電機子2を配設するもので、
例えば合成樹脂材料などの非磁性材料により型造され、
コ字状の断面を有し、所定の長さを有して形成される。
具体的には、図3の斜視図に示もので、隣接する電機子
2の間のスペーサと、電機子2の取付けとを兼ね備え、
継鉄2aの端部2b、2bに設けられた一対の励磁コイ
ル2d、2dの外法寸法よりわずかに大きい内法寸法を
有するコ字状の断面を有する。そして、継鉄2aの積層
厚と略同一の幅の内法と、その高さと略同一の深さとを
有する溝部3a、3aを、長手方向に所定の等間隔に3
つ有する。また、後述する可動子ブロックBの位置を検
知する磁気センサ4のセンサ配設部3bを、溝部3aの
間に溝部3aと同一間隔に適宜有する。なお、この成形
体3は、上記の合成樹脂材料に替えてアルミニウムなど
の非磁性金属材料を用いても良い。また加工手段は、切
削加工としても良い。
【0016】磁気センサ4は、後述する可動子ブロック
Bの位置を磁界の変化により検知して励磁コイル2d、
2dの給電と給電の電流方向を制御するための検出信号
を出力する磁気−電気変換素子で、例えば磁気ダイオー
ド素子を用いる。この磁気センサ4は、例えば成形体3
の内側鉛直面に、隣接する2つの電機子2の中間部に適
宜配設して固着され、配設された近傍の磁束の変化を検
知し、可動子ブロックBの永久磁石7の長手方向の変位
を検出して、図には示されていない比較回路等を含む信
号処理回路に検出信号を出力する。この磁気センサ4に
より、磁束の大きさ即ち磁束密度の変化に応じた電圧信
号が出力され、この電圧信号が信号処理回路にて処理さ
れて永久磁石7の位置が検出(把握)される。磁気ダイ
オード素子は、V単位の検出信号が得られるので、永久
磁石7による磁束の変化は高感度に検出される。なおこ
の磁気センサ4は、磁気ダイオード素子に変えて磁気抵
抗素子あるいはホール素子を用い、磁束の変化を出力電
圧の変化として検出するものとしても良い。
【0017】プリント基板5は、電機子2の励磁コイル
2d、2dに給電するもので、励磁コイル2d、2dに
流れる電流の位相を所定の配列にすべく変化させる配線
パターンを有し、後述するコントローラーから位相の異
なる駆動電流を入力する入力用コネクタ(図示せず)
と、励磁コイル2d、2dに接続される出力用コネクタ
5aとを有して形成される。詳しくは図4の配線図に示
すように、このプリント基板5の配線パターンは、コネ
クタ5aを介して固定子ブロックAの電機子2の励磁コ
イル2d、2dの3個を1ユニットとして順次配列され
るa、b、c励磁コイルを励磁する位相が、(a)の4
ユニットの場合には、UVW−UVW−UVW−VWU
となり、(b)の6ユニットの場合には、UVW−UV
W−VWU−VWU−VWU−WUVとなるよう、4も
しくは6つのユニットが配列された電機子ブロックA1
の電機子2の励磁相の配列順を適宜変化すべく形成され
ている。また、このプリント基板5は、磁気センサ4か
らの検出信号をコントローラーに入力するための配線パ
ターン(図示せず)が適宜形成されている。
【0018】以上の部品により構成される固定子ブロッ
クAは、まず、磁気センサ4をセンサ配設部3bに接着
などにより固着し配設する。そして、図5の、電機子ブ
ロックA1の斜視図に示すように、成形体3の溝部3a
に、3個の電機子2を、端部2b、2bがコ字状の開口
端と同一の向きになるよう挿入して例えば接着により固
着し、成形体3の鉛直面に取付基板3cを接着等により
固着して電機子ブロックA1を形成する。この電機子ブ
ロックA1の取付基板3cが、取付穴3dを介し、図1
に示すように別途設けた狭着板1dとネジ締め等により
固着されることにより、固定子ケース1の突部1cが狭
着されて固定子ケース1に固着され固定子ブロックAが
形成される。なお、電機子2の成形体3への固着手段
は、適宜同時成形、圧入等を用いても良い。また、本実
施の形態においては、成形体3と取付基板3cは別部材
として構成したものについて説明したが、これらは一体
としても良い。
【0019】可動子ブロックBは、可動台6と、永久磁
石7と、ローラ8とを有している。可動台6は、ドアを
鉛直方向に取り付けて搬送するもので、例えばアルミニ
ウム材料などの非磁性材料により、例えば押し出し成形
により、略L字状の断面を有し、被搬送物であるドアの
長手方向長さと略等しい長さ寸法を有して形成される。
この可動台6は、図6の部分斜視図に示すよう、後述す
る永久磁石7を、永久磁石7の側面が前述の電機子2の
継鉄2aの端部2bの端面と対向してその略中心部とな
るよう配設する永久磁石配設部6aが開口形成される。
そして、実質的に一体化され前述の走行軌道部1bに移
動自在にガイドされるローラ8と、ドア上面に取り付け
るための取付部6bとを有してドアを長手方向に搬送す
る。
【0020】永久磁石7は、可動子ブロックBの長手方
向に交互に異極が存在するよう可動台6と略同じ長さを
有して形成され、可動台6の永久磁石配設部6aに接着
等により固着される。この永久磁石7は、図6に示すよ
うに厚さ方向(図1における横幅方向)に着磁され、こ
れが等間隔毎に逆方向となり横方向から見た場合に、前
述したように交互に異極が存在することとなる。この実
施の形態では、N極とS極からなる1磁石片の長さをL
として前述の電機子2の配列間隔などの関連部材の寸法
が設定される。
【0021】ローラ8は、可動台6に実質的に一体化さ
れ、少なくとも2つ以上可動子ブロックBの長手方向に
間隔を隔てて配置されて固定子ケース1の軌道部1bに
より移動自在にガイドされる。このローラ8は、ローラ
軸8aを貫装し、ローラ軸8aの他端は、可動台6に固
着されてローラ8を回動自在に支持して可動台6の取付
部6bに取り付けられたドアの水平方向の搬送をガイド
する。
【0022】次に、このドア開閉用リニアモータの、永
久磁石7と電機子2との各部の配置寸法と動作の関係に
ついて、図7及び図8に基づいて説明する。図7は、動
作原理を説明するための電機子2と永久磁石7との位置
関係の説明図である。図8は、静推力とコギング力の説
明図で、(a)は、1つの電機子による静推力と永久磁
石との相対位置との関係のグラフ、(b)は、1つの電
機子へのコギング力と永久磁石との相対位置との関係の
グラフ、(c)は、ユニット全体の静推力と永久磁石と
の相対位置との関係のグラフである。
【0023】本実施の形態の電機子2は、3個を1ユニ
ットとして配置される。また、3個の磁気センサ4が、
1つのユニットのみ電機子2と同一間隔にて所定の位置
に配設される。そして、電機子2の1ユニット内の配置
間隔Dは、次に示す(1)式により計算される。 D=2L・i/3+2L・k k:0、1、2、3、・・・ ・・・(1) ただし、2L=永久磁石7の同極間ピッチ寸法、i=3
の倍数以外の自然数とする。上記のように構成されるド
ア開閉用リニアモータにおいて、図9にその回路図を示
すコントローラから、励磁コイル2dに直流電圧を印加
すると、励磁コイル2dに励磁電流が流れる。励磁コイ
ル2dは、継鉄2aの端部2bに各々同一方向に巻回し
たものである。従って、図7の手前の継鉄2aの端部2
bの励磁コイル2dに左回り方向の電流を流すと、他方
の端部2bの励磁コイル2dにも左回り方向の電流が流
れる。そして、上記一方の励磁コイル2dに左回り方向
の電流を流すと、その励磁コイル2dが巻回された端部
2bの永久磁石の側面に対向する面はS極になり、他方
の励磁コイル2dにも左回り方向の電流が流れ、その励
磁コイル2dが巻回された端部2bの永久磁石の側面に
対向する面はN極になる。
【0024】いま、固定子ブロックAの電機子2と可動
子ブロックBの永久磁石7が図7(a)に示す位置にお
いて、このときにはa及びcの符号の電機子2の励磁コ
イル2dに励磁電流が流れ、a及びcの符号の電機子2
の継鉄2aの端部2b、2bの永久磁石7との対向面の
極性は図7(a)に示す状態になるようにしている。従
って、a及びcの符号の電機子2と永久磁石7とは、対
向する磁極との間には吸引力、隣接する磁極との間には
反発力が生じ、永久磁石7に図中の右方向への推進力が
働く。この推進力を静推力と称し、図8の(a)にその
変化を示す。図8の(a)のグラフの横軸は、電機子2
と永久磁石7の相対位置寸法、縦軸は、静推力を表す。
また、(b)のグラフの横軸は、電機子2と永久磁石7
の相対位置寸法、縦軸は、コギング力を表す。このグラ
フからもわかる通り、静推力の変化は、コギング力の変
化の周期の2倍である。
【0025】次に、この推進力で永久磁石7すなわち可
動子ブロックBが右に移動して、図7(b)に示す位置
に移動すると、磁気センサ4からの出力が切替わり、b
及びcの符号の電機子2の励磁コイル2dに励磁電流が
流れ、b及びcの符号の電機子2の継鉄2aの端部2
b、2bの永久磁石7との対向面の極性は図7(b)に
示す状態になるようにしている。従って、b及びcの符
号の電機子2と永久磁石7とは、上記の場合と同様、対
向する磁極との間には吸引力、隣接する磁極との間には
反発力が生じ、永久磁石7に図中の右方向への推進力が
働く。
【0026】上述のように、固定子ブロックAの電機子
2の継鉄2aの磁極と可動子の永久磁石7の相対位置を
磁気センサ4の出力によって検出し、励磁コイル2dの
a、b、cを切替えて励磁することにより、図7(a)
〜(f)に示す6通りの状態が形成される。いずれの場
合も上記の場合と同様、対向する磁極との間には吸引
力、隣接する磁極との間には反発力が生じ、永久磁石7
すなわち可動子ブロックBには継続して右側に推進力が
働く。図8の(c)に、ユニット全体の静推力と永久磁
石の位置との関係のグラフを示す。このグラフの横軸
は、電機子2と永久磁石7の相対位置寸法、縦軸は静推
力を表す。このグラフに示すように、上記の6通りの状
態に合わせ、ドア開閉用リニアモータの1ユニットの電
機子の3つの励磁コイル2dのa、b、cの内の静推力
が最大となる2つのコイルに常時電流を流すことによ
り、大略直線的な推力を得ることができる。なお、図中
の左方向すなわち逆方向に推力を得る場合には、コント
ローラによる励磁切替えのタイミングを切り替えて対処
するものとなる。
【0027】次に、このドア開閉用リニアモータのコン
トローラについて図9に基づいて説明する。図9は、こ
のドア開閉用リニアモータを駆動するコントローラの概
略説明図である。このコントローラは、励磁コイル2d
を励磁するための直流電源である電源部Vと、出力部D
と、制御部Cとにより構成される。出力部Dは、励磁コ
イル2dの励磁相を切り替えて出力するためのブリッジ
回路で、スイッチ素子Qと逆起防止用ダイオードとによ
り構成される。制御部Cは、出力部Dを制御するもの
で、例えばCPU回路を有し、磁気センサ4から可動子
ブロックBの位置の検出信号を入力し、出力電圧制御器
を介して出力部Dのスイッチ素子Qを開閉する。このコ
ントローラにより、ドア開閉用リニアモータの1ユニッ
トの電機子の3つの励磁コイル2dのa、b、cの内の
静推力が最大となる2つに常時電流を流すことにより、
大略直線的な推力を得ることができる。
【0028】次に、前記の、1ユニットを所定間隔に配
置し、固定子ブロックAの電機子2から可動子ブロック
Bの永久磁石7に作用するコギング力を低下する4ユニ
ットの場合及び6ユニットの場合の配置条件について、
図10乃至図13に基づいて説明する。
【0029】[4ユニットの場合]図10は、4ユニッ
トの場合の電機子2と永久磁石7との相対位置の関係を
表す説明図で、(a)は、ユニット間ピッチを同一にし
た場合の配置図(b)は、ユニット間ピッチを変えた場
合の配置図、(c)は、ユニット間ピッチを変えて各1
ユニットの電機子の励磁相の配列順を所定の条件にて変
化させる配置図を表す。
【0030】コギング力は、前述の通り、電機子2と永
久磁石7との相対位置の寸法2Lの間にて8つのピーク
を有して変化する。従ってコギング力の分布は、上記の
1ユニットを連ねて配設する場合、ユニット間にて2L
/8すなわちL/4だけずらして配置することにより互
いの磁極どうしにて打ち消し合うことができる。従っ
て、隣り合うユニット間の端部に位置する電機子2どう
しの配置間隔D1は、次に示す(2)式により計算され
る。 D1=2L・i/3+L/4+2L・k k:0、1、2、3、・・・ ・・・(2) ただし、2L=永久磁石7の同極間ピッチ寸法、i=3
の倍数以外の自然数とする。そして、このコギング力の
打ち消しの効果は、図11に示すように、4つ以上のユ
ニットを連ねることにより特に顕著なことが判明した。
図11は、電機子の3個を1ユニットとしたユニット数
とコギング力の低減化の率の変化を表すグラフで、横軸
はユニット数、縦軸は1ユニットの場合を1としたコギ
ング力の相対値である。このグラフより、ユニット数が
4以上にてコギング力の低減効果は変化しなくなること
がわかる。
【0031】また、上述のように、各ユニット間のピッ
チをずらして各ユニットを配置することにより、電機子
2の離れたユニットの同一方向に励磁される電機子2
と、永久磁石7の同一磁極の磁界に位相差が生ずること
となる。従って、この位相差により互いの電機子2の静
推力を低下させないため、各1ユニットの電機子2の励
磁相の配列順を変化して成形体に配設する。この位相差
は、D=2L・i/3=20mm、2L=60mm、i
=1、k=0の場合、(b)図に示す、各ユニット間の
ピッチをずらして各ユニットを配置した4番目に配置さ
れたユニットは、1番目に配置されたユニットに比べて
電気的な位相角において135度のずれである。従っ
て、励磁相の配列を、UVW−UVW−UVW−UVW
から、UVW−UVW−UVW−VWUの順番になるよ
う変化させることにより、(c)図に示す、4番目のユ
ニットの電気的な位相角は120度前に推移し、位相差
は15度に抑えられることとなる。その結果、静推力
は、電機子の励磁相の配列順を変化する以前の(b)位
相の配置の場合と比較し大略34%の向上が図れた。
【0032】図12に、上記の改良の結果によるコギン
グ力と、静推力の分布のグラフに示す。図12のグラフ
は、(a)のグラフはコギング力の改良で、横軸は電機
子と永久磁石の相対位置寸法、縦軸はコギング力を表
し、Aのグラフは改良品のコギング力、Bのグラフは1
ユニットのコギング力の4倍の推移を示す。また、
(b)のグラフは静推力の改良で、横軸は電機子と永久
磁石の相対位置寸法、縦軸は静推力を表し、Aのグラフ
は改良品の静推力、Bのグラフは1ユニットの静推力の
4倍の推移を示す。このグラフからもわかる通り、静推
力とコギング力の変化は1ユニットの4倍ものと比べ平
準化されていることがわかる。
【0033】[6ユニットの場合]次に、固定子ブロッ
クAの電機子2から可動子ブロックBの永久磁石7に作
用するコギング力を低下する6ユニットの場合の配置条
件について、図13に基づいて説明する。図13は、6
ユニットの場合の電機子と永久磁石との相対位置の関係
を表す説明図で、(a)は、ユニット間ピッチを同一に
した場合の配置図(b)は、ユニット間ピッチを変えた
場合の配置図、(c)は、ユニット間ピッチを変えて各
1ユニットの電機子の励磁相の配列順を所定の条件にて
変化させる配置図を表す。
【0034】この場合は、まず、3つのユニットを2L
/6すなわちL/3だけ位相をずらしてコギング力を打
ち消し、この3ユニットにより低下したコギング力分布
の位相を、さらに2L/12すなわちL/6だけ位相ず
らして2つ重ね、6ユニットとしコギング力はさらに低
下できることが判明した。従って、3ユニット間の隣り
合うユニット間の端部に位置する電機子2どうしの配置
間隔D2は、次に示す(3)式により計算される。 D2=2L・i/3+L/3+2L・k k:0、1、2、3、・・・ ・・・(3) また、隣り合う3ユニット間の端部に位置する電機子2
どうしの配置間隔D3は、次に示す(4)式により計算
される。 D3=2L・i/3+L/6+2L・k k:0、1、2、3、・・・ ・・・(4) ただし、2L=永久磁石7の同極間ピッチ寸法、i=3
の倍数以外の自然数とする。計算例として、D=2L・
i/3=20mm、2L=60mm、i=1、k=0と
して計算すると、D2=30mm、D3=25mmとな
る。この場合も、4ユニットの場合と同様に、(b)図
に示す、3番目以降に配置されたユニットの、1番目に
配置されたユニットとの電気的な位相角のずれが生ずる
こととなり、全体の静推力が低下する。従って、励磁相
を、UVW−UVW−UVW−UVW−UVW−UVW
−から、UVW−UVW−VWU−VWU−VWU−W
UVの順番になるよう変化させることにより、(c)図
に示す、3番目以降のユニットの電気的な位相角は順次
前に推移し、位相差が抑えられることとなる。その結
果、静推力は、電機子の励磁相の配列順を変化する以前
の(b)位相の配置の場合と比較し大略40%向上した
ものとなった。また、コギング力は、(a)図に示す、
均等に電機子2を配置されたものと比較して92%低下
したものとなった。
【0035】次に、上記の配置による1ブロックのもの
を所定間隔にて固定子ケース1に配置する配置のしかた
について、図2に基づき説明する。
【0036】いま、所定の重量のドアを駆動させるため
に必要とされる推力を得るための、4乃至6の倍数の数
の電機子2の配設された電機子ブロックA1の長さ寸法
をaとする。2つの電機子ブロックA1を用いてドアを
駆動する場合、ドアの上面に固定される可動子ブロック
Bの永久磁石7は、固定子ブロックAの全長すなわちド
アの搬送されるストローク全域にわたって電機子ブロッ
クA1と対向する必要がある。また、2つの電機子ブロ
ックA1の配置は、前述の、コギング力を低減しうる前
述の所定の間隔にて配置しなければならない。
【0037】従って、この電機子ブロックA1の所定の
配置範囲Sは、ドア幅すなわち搬送方向の長さをX、開
閉ストロークすなわちドア枠の長さをYとすると、固定
子ブロックAの固定子ケース1の大略中央から±(X/
2+a/2)となる。(ただし、Y<2Xとする。)そ
して、2つの電機子ブロックA1の基準位置、例えば端
部の電機子2どうしの間隔のピッチ寸法S1は、次に示
す(5)式により計算される。 S1=2L・k1 k1:自然数(ただし、ユニット同士が重ならない値) ・・・(5) ただし、2L=永久磁石7の同極間ピッチ寸法とする。
【0038】なお、上記の実施の形態では、2つの電機
子ブロックを所定間隔だけ離して配置したものについて
説明しているが、2つ以上のものを連続して所定間隔を
有して構成してもよい。
【0039】そして、上記の実施の形態のドア開閉用リ
ニアモータは、電機子の3個を1ユニットとし4もし
くは6つのユニットが各1ユニットの電機子の励磁相
U,V,Wの配列順を、4ユニットの場合には、UVW
−UVW−UVW−VWUとなり、また6ユニットの場
合には、UVW−UVW−VWU−VWU−VWU−W
UVとなるよう成形体に配設され且つその隣り合うユニ
ット間をその端部に位置する電機子どうしがユニット内
各電機子相互の間隔と異なるよう配置された電機子ブロ
ックの、少なくとも2個を、該ユニット内各電機子相互
の間隔と異なる間隔をもって前記固定子ケースに配置し
形成されることにより、可動子の永久磁石により電機子
の継鉄に作用するコギング力がユニット間にて打ち消し
合うものとなり、コギング力が大幅に低下して低騒音の
ドア開閉用リニアモータが実現できる。また、電機子ブ
ロックA1を、前記固定子ケースの大略中央に離隔し2
つ配置して成ることにより、可動子ブロックBには、固
定子ブロックAの大略中央に設けた2つの電機子ブロッ
クA1から吸引力が作用して搬送されるものとなる。従
って、電機子を固定子ブロックの全長にわたって配置す
るものに比べ、固定子ブロックが軽量なものとなる。ま
た、電機子2は、プリント基板5を介して給電されるこ
とにより、電機子2の励磁方向はプリント基板のパター
ン配置にて決められるものとなる。従って、組立時に電
機子2の励磁電流の方向を決めるための配線の順序の間
違いが無くなる。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載のドア開閉用リニアモータ
は、可動子の永久磁石により電機子の継鉄に作用するコ
ギング力がユニット間にて打ち消し合うので、コギング
力が大幅に低下して低騒音のドア開閉用リニアモータが
実現できる。
【0041】また、請求項2記載のドア開閉用リニアモ
ータ、請求項1記載のものの効果に加え、可動子ブロッ
クには、固定子ブロックの大略中央に設けた2つの電機
子ブロックから吸引力が作用して搬送されるものとなる
ので、固定子ブロックは軽量なものとなる。
【0042】また、請求項3記載のドア開閉用リニアモ
ータは、請求項1又は2記載のものの効果に加え、電機
子の励磁方向はプリント基板のパターン配置にて決めら
れるものとなるので、電機子の励磁電流の方向を決める
ための配線の順序の間違いのないものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドア開閉用リニアモータの実施の形態
を示す横断面図である。
【図2】ドア開閉用リニアモータの設置状態を示す正面
図である。
【図3】成形体部品の斜視図である。
【図4】プリント基板の配線図である。
【図5】電機子ブロックの斜視図である。
【図6】可動子ブロックの要部である永久磁石部分の斜
視図である。
【図7】電機子と永久磁石との位置関係の説明図であ
る。
【図8】静推力とコギング力の説明図で、(a)は、1
つの電機子による静推力と永久磁石の位置との関係のグ
ラフ、(b)は、コギング力と永久磁石の位置との関係
のグラフ、(c)は、ユニット全体の静推力と永久磁石
の位置との関係のグラフである。
【図9】ドア開閉用リニアモータを駆動するコントロー
ラの概略説明図である。
【図10】4ユニットの場合の電機子と永久磁石との相
対位置の関係を表す説明図で、(a)は、ユニット間ピ
ッチを同一にした場合の配置図(b)は、ユニット間ピ
ッチを変えた場合の配置図、(c)は、ユニット間ピッ
チを変えて各1ユニットの電機子の励磁相の配列順を所
定の条件にて変化させる配置図である。
【図11】コギング力の低減化の効果を表す説明図であ
る。
【図12】4ユニットにおける改良の結果によるコギン
グ力と、静推力の分布のグラフである。
【図13】6ユニットの場合の電機子と永久磁石との相
対位置の関係を表す説明図で、(a)は、ユニット間ピ
ッチを同一にした場合の配置図(b)は、ユニット間ピ
ッチを変えた場合の配置図、(c)は、ユニット間ピッ
チを変えて各1ユニットの電機子の励磁相の配列順を所
定の条件にて変化させる配置図である。
【図14】従来例のドア開閉用リニアモータの立面図で
ある。
【図15】その横断面図である。
【図16】その各部におけるコギング力の説明図であ
る。
【符号の説明】
A 固定子ブロック A1 電機子ブロック 1 固定子ケース 2 電機子 2a 継鉄 2d 励磁コイル 3 成形体 4 磁気センサ B 可動子ブロック 5 プリント基板 6 可動台 7 永久磁石 8 ローラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−231068(JP,A) 実開 昭62−172285(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 41/03

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ドア枠を構成するもので、略L字状の断
    面を有して長く延びその下方に軌道部が形成された固定
    子ケースと、略C字状を成した継鉄の対向する端部に巻
    回された励磁コイルを有する電機子と、電機子を長手方
    向に所定間隔にて配設するための成形体と、磁界の変化
    を検知し励磁コイルの給電する方向を制御するための磁
    気センサと、を有する固定子ブロックと、 ドアの上面に配設されるもので、厚み方向に異極着磁さ
    れ長手方向に所定間隔にて交互に異極に着磁された平板
    の永久磁石がその側面を前記継鉄の端面略中心部に対向
    し配設された可動台と、可動台に実質的に一体化され前
    記軌道部に移動自在にガイドされるローラと、を有して
    前記電機子の励磁コイルの磁界変化により移動する可動
    子ブロックと、 を有するドア開閉用リニアモータにおいて、 前記固定子ブロックは、前記電機子の3個を1ユニット
    とした4もしくは6つのユニットが、各1ユニットの電
    機子の励磁相U,V,Wの配列順を、4ユニットの場合
    には、UVW−UVW−UVW−VWUとなり、また6
    ユニットの場合には、UVW−UVW−VWU−VWU
    −VWU−WUVとなるよう成形体に配設され且つ、電
    機子の1ユニット内の配置間隔Dが下記(1)式で表さ
    れ、4ユニットの場合には、隣り合うユニット間の端部
    に位置する電機子どうしの配置間隔D1が下記(2)式
    で表され、6ユニットの場合には、3ユニットをひとか
    たまりとして、このひとかたまりの中の3ユニット間の
    隣り合うユニット間の端部に位置する電機子どうしの配
    置間隔D2が下記(3)式で表されると共に、同ひとか
    たまり間の隣り合う3ユニット間の端部に位置する電機
    子どうしの配置間隔D3が下記(4)式で表されるよう
    に、各電機子が配設された電機子ブロックを前記固定子
    ケースに配置したことを特徴とするドア開閉用リニアモ
    ータ。D=2L・i/3+2L・k…(1) D1=D+L/4…(2) D2=D+L/3…(3) D3=D+L/6…(4) k:0、1、2、3、… 2L=永久磁石の同極間ピッチ寸法、i=3の倍数以外
    の自然数
  2. 【請求項2】 前記電機子ブロックを、前記固定子ケー
    スの大略中央に離隔し2つ配置して成ることを特徴とす
    る請求項1記載のドア開閉用リニアモータ。
  3. 【請求項3】 前記電機子は、プリント基板を介して給
    電されることを特徴とする請求項1又は2記載のドア開
    閉用リニアモータ。
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