JP3430223B2 - 管継手 - Google Patents

管継手

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JP3430223B2
JP3430223B2 JP32495998A JP32495998A JP3430223B2 JP 3430223 B2 JP3430223 B2 JP 3430223B2 JP 32495998 A JP32495998 A JP 32495998A JP 32495998 A JP32495998 A JP 32495998A JP 3430223 B2 JP3430223 B2 JP 3430223B2
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秀雄 平林
裕司 岸本
克彦 西野
昌弘 池田
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日本鋼管継手株式会社
京和工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、管継手、特に抜止
めリングによって管を締め付けることにより管を抜け止
めする機能を備えた管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の管継手の多くは、雄ねじを備え
た継手本体、その雄ねじにねじ込まれる雌ねじを備えた
押輪、抜止めリング、などを有している。そして、この
ような管継手は、継手本体の雄ねじに押輪の雌ねじをね
じ込んで継手本体と押輪とを連結し、かつ、その内部に
抜止めリングを保持させることによって上記三者を一体
に組み立てて配管施工現場に搬入されることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、配管施
工現場で作業者が継手本体から押輪を取り外したりする
ことが多々あり、そのような分解が行われると、抜止め
リングが脱落して紛失したり、再組立てが適切に行われ
なかったりするおそれがある。
【0004】本発明は以上の事情に鑑みてなされたもの
であり、一旦組み立てると容易に分解することのできな
い管継手を提供することを目的とする。
【0005】また、本発明は、分解の必要が生じたとき
には分解が可能な管継手を提供することを目的とする。
【0006】さらに、本発明は、上記のような目的を達
成することのできる管継手において、継手本体の接続口
部に管が十分な差込み長さだけ差し込まれたときにだけ
押輪のねじ込みが可能になり、しかも、押輪をねじ込む
ことができさえすれば、継手本体の接続口部に差し込ま
れた管に対して抜止めリングによる抜止め作用が必ず確
実に発揮され、接続口部に対する管の差込み長さが不足
しているときには、押輪をねじ込むことができなくなっ
て管の差込み長さの不足を認識することのできる構造簡
単な管継手を提供することを目的とする。
【0007】さらに、本発明は、管継手の構成部品の初
期の組込みが容易になる管継手を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明の管
継手は、外周部に雄ねじが形成された筒状の継手本体
に、この継手本体よりも径小でかつ管が外嵌合される接
続口部とこの接続口部の外側周囲同心状の突出部とが
突設されていると共に、その突出部の先端に奥側ほど漸
次縮径するテーパ状の案内面が形成され、上記継手本体
の雄ねじ形成域の軸線方向中間部に環状溝が形成されて
いると共に、この環状溝によって上記雄ねじがその環状
溝の手前側の第1ねじ部とその環状溝の奥側の第2ねじ
部とに分割されており、上記環状溝に、自然状態でそれ
自体の弾性によりその環状溝から突出しかつ弾性に抗し
縮径によってその環状溝内に収容されるように拡縮
可能な合成樹脂製のリング体が保持され、上記雄ねじに
ねじ込まれることによって上記第1ねじ部から上記第2
ねじ部に移行する雌ねじを内周部に有する金属製の押輪
と、その押輪の押付け力を受けて上記案内面に押し付け
られることによりその押輪のねじ込み量に見合うだけ縮
径されかつその縮径により上記接続口部に外嵌合され
をその外側から締め付ける抜止めリングとを有し、上
記押輪の雌ねじが上記継手本体の第1ねじ部にねじ込ま
れてきたときにその押輪の前端に具備された作用部と摺
動することにより上記リング体を弾性に抗して縮径させ
て上記環状溝内に収容させるテーパ状の摺動面がこのリ
ング体の外周部に具備され、上記押輪における雌ねじの
終部とこの終部に隣接する内周面との境界部に、その
押輪の雌ねじの全体が上記継手本体の第2ねじ部に移行
している状態で、上記環状溝から突出されている上記リ
ング体の前端面に軸線方向で対向して押輪を継手本体の
第2ねじ部に対して後退させようとしたとき、上記リン
グ体の前端面に係合して後退を阻止する係合部が段付状
に設けられている、というものである。
【0009】この発明において、継手本体の雄ねじへの
押輪の雌ねじのねじ込み量に見合って抜止めリングが
径されると、その抜止めリングが接続口部に外嵌合され
た管をその外側から締め付けて抜止めする。
【0010】また、押輪の雌ねじを継手本体の雄ねじの
第1ねじ部にねじ込んでいくと、その押輪の作用部がリ
ング体の摺動面と摺動し、リング体がそれ自体の弾性に
抗して縮径さて継手本体の環状溝内に収容さる。こ
のため、さらに押輪をねじ込んでいくと、押輪の雌ねじ
がリング体を乗り越えて上記継手本体の雄ねじの第2ね
じ部に移行する。こうして押輪の雌ねじの全体が第2ね
じ部に移行すると、リング体がそれ自体の弾性によって
自然状態に復帰して上記環状溝から突出し、そのリング
体の前端面に押輪の係合部が軸線方向で対向する。この
ようになると、押輪を逆方向に回してその雌ねじを上記
雄ねじの第2ねじ部に対して後退させようとしても、そ
の押輪の係合部がリング体の前端面に係合するので、も
はや押輪を逆方向に回すことができなくなり、押輪と継
手本体とを分解することができなくなる。その結果、抜
止めリング継手本体と押輪とによって保持されたまま
になり、その抜止めリングが脱落するというような事態
を生じない。しかし、その 押輪が金属製であり、リング
体が合成樹脂製であるから、押輪を大きな力で逆方向に
回して後退させると、押輪の係合部によりリング体が破
されることになり、こうしてリング体が破断される
と、押輪を逆方向に回すことによって押輪を継手本体か
ら取り外して当該管継手を分解することが可能になる。
【0011】請求項2に係る発明の管継手は、請求項1
に記載したものにおいて、上記押輪に挿通された管の先
端部を挿入可能でかつ上記抜止めリングの内側に対して
嵌脱可能な輪部とこの輪部の径内方向に突き出てこの輪
部に挿入された管の先端面が当接する当り部とを備える
抜止めリング支持体を有し、上記継手本体側の突出部
続口部との間に、上記抜止めリング支持体とその抜止
めリング支持体の上記輪部に挿入された管の先端部とが
挿入される管端挿入空間が形成されている、というもの
である。
【0012】この請求項2に係る発明において、抜止め
リングの内側に抜止めリング支持体の輪部が嵌合されて
いると、押輪をねじ込んだときの押付け力が抜止めリン
グに加わっても、その抜止めリングが抜止めリング支持
体の輪部に当たってその縮径が阻止される(縮径規制作
用)。こうして抜止めリングの縮径が阻止されている
と、押輪をねじ込んで抜止めリングを縮径させることが
不可能になる。言い換えると、押輪をねじ込むことがで
きなくなる。
【0013】その一方、押輪に挿通された管の先端部を
抜止めリング支持体の輪部に挿入し、その管の先端面で
抜止めリング支持体の当り部を押し、抜止めリング支持
体を抜止めリングから押し出して管端挿入空間の中まで
押し込むと、抜止めリング支持体による抜止めリングの
縮径規制作用が解除される。したがって、押輪をねじ込
んで抜止めリングを縮径させ、その抜止めリングによっ
て管を外側から締め付けて抜け止めすることが可能であ
る。このように、押輪をねじ込むことができるときには
管の先端部が必ず管端挿入空間の中まで挿入されている
ので、押輪をねじ込むことができさえすれば、接続口部
に十分な差込み長さだけ外嵌合された管に対して抜止め
リングによる抜止め作用を加えることができるようにな
る。したがって、管の差込み長さの不足によって管が抜
け出るという脱管を起こすおそれがない。
【0014】上記抜止めリングは、請求項3に係る発明
のように、その内周側に、の外周に喰込み可能な突歯
が設けられていることが望ましい。このような管継手
は、ポリエチレン管などの樹脂管に対する抜止め機能を
付与する上で有利である。
【0015】また、請求項4に係る発明のように、上記
継手本体側の接続口部の外周側に、の内周に喰込み可
能な突歯が設けられていることが望ましい。これによっ
ても、ポリエチレン管などの樹脂管に対する抜止め機能
を付与する上で有利になる。特に、抜止めリングの内周
側と接続口部の外周側との両方に上記突歯が設けられて
いるものでは、ポリエチレン管などの樹脂管の管壁の内
側と外側との両方に突歯が喰い込むので抜止め機能がい
っそう確実に発揮される。
【0016】請求項5に係る発明の管継手は、請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載し
たものにおいて、上記押輪に上記抜止めリングを押し付
ける押付面が形成されていると共に、その押付面は上記
継手本体側の案内面に近い箇所ほど径大になるテーパ状
に形成されている、というものである。
【0017】この請求項5に係る発明によれば、継手本
体の雄ねじに押輪の雌ねじをねじ込んでいくと、抜止め
リングが継手本体側のテーパ状の案内面と押輪側のテー
パ状の押付面とにより挟まれた状態で次第に縮径してい
く。そのため、継手本体に対して押輪が前進するほどに
は抜止めリングがその軸線方向に移動しない。したがっ
て、接続口部に外嵌合された管に対して抜止めリングが
半径方向に縮径するようになり、そのために、抜止めリ
ングが管をさらに差込方向に押し付けるという事態が生
じにくくなる。したがって、管の先端部の前に管の差込
み代を余分に確保しておかなくても済むようになる。そ
の結果、接続口部に管を差し込むときに、管の先端部の
前に余分な差込み代を残して差し込まねばならないとい
う注意深い作業が不要になるという利点が生じる。特
に、請求項6に係る発明のように、上記継手本体側の案
内面の開き角度と上記押輪の押付面の開き角度とが同一
に定められている場合には、押輪に押されて縮径した抜
止めリングが管を差込方向に押すという状態が起こらな
いので、上記利点がいっそう顕著に発揮されるようにな
る。
【0018】請求項7に係る発明の管継手は、請求項6
に記載したものにおいて、上記継手本体の雄ねじへの上
記押輪の雌ねじのねじ込み代が、上記押付面によって上
記抜止めリングを上記管端挿入空間に押し込み得る長さ
を有する、というものである。この構成であると、抜止
めリングが、押輪に押されて軸方向に移動することなく
縮径した後、管端挿入空間に嵌まり込むので、その抜止
めリングの拡径が突出部によって阻止されるようにな
る。この状態では、仮に押輪が緩んでも、抜止めリング
が拡径することはないので、抜止めリングによる抜止め
作用がいっそう確実に発揮される。
【0019】請求項8に係る発明の管継手は、請求項
5、請求項6、請求項7のいずれかに記載したものにお
いて、上記抜止めリングは、軸方向に長い筒状の胴体部
と、その胴体部の内周側に設けられて上記管の外周に喰
込み可能な上記突歯と、上記胴体部の一端部により形成
されて上記案内面に対し接触摺動自在な第1当り部と、
上記胴体部の他端部により形成されて上記押付面に対し
接触摺動自在な第2当り部と、を備えており、上記押付
面と上記第2当り部とが接触しているときの摩擦抵抗
が、上記案内面と上記第1当り部とが接触しているとき
の摩擦抵抗と、上記突歯が管に接触しているときのその
突歯と管との摩擦抵抗とを合わせた摩擦抵抗よりも小さ
くなるように形成されている、というものである。
【0020】この請求項8に係る発明によると、抜止め
リングの突歯が管に接触した後では、押輪がねじ込まれ
てその押輪の押付面が抜止めリングの第2当り面を押し
付けながら摺動しても、押輪と抜止めリングとの共回り
が、案内面と第1当り部との接触箇所の摩擦抵抗や、突
歯と管との摩擦抵抗によって阻止される。
【0021】請求項9に係る発明の管継手は、請求項8
に記載したものにおいて、それ自体の弾性により縮径可
能でかつ弾性に抗して拡径可能な補助リングを有し、こ
の補助リングは、上記抜止めリングの内側に上記抜止め
リング支持体の輪部が嵌合しているときに、その輪部の
外側に嵌合されてその輪部を弾圧挟持し、上記抜止めリ
ング支持体が管により押されて上記管端挿入空間に挿入
されたときに、上記継手本体側の案内面に受け止められ
て上記抜止めリング支持体から抜け出されかつ上記管を
弾圧挟持するようになっていると共に、上記管を弾圧挟
持しているときの外周直径が、上記案内面と上記押付面
との間に位置している上記抜止めリングの内周直径より
も大きくなるように形成されている、というものであ
る。
【0022】この請求項9に係る発明によると、抜止め
リングの内側に上記抜止めリング支持体の輪部が嵌合し
ているときには、補助リングが、その輪部の外側に嵌合
されてその輪部を弾圧挟持しているので、管端を抜止め
リング支持体に何の支障もなく挿入することが可能であ
る。そして、抜止めリング支持体が管により押されて管
端挿入空間に挿入されたときには、補助リングが、案内
面に受け止められて抜止めリング支持体から抜け出され
かつ管を弾圧挟持する。そして、管を弾圧挟持している
ときの補助リングの外周直径が、案内面と押付面との間
に位置して抜止めリングの内周直径よりも大きいので、
管が引抜き方向に引っ張られて抜出し方向に移動したと
しても、その管と共に移動する補助リングが抜止めリン
グに係止されて管の抜出しが防止される(初期抜出し防
止作用)。
【0023】請求項10に係る発明の管継手は、請求項
9に記載したものにおいて、上記補助リングは、上記案
内面に受け止められて上記抜止めリング支持体から抜け
出されかつ上記管を弾圧挟持している状態から上記抜止
めリングにより押されることによって、上記管端挿入空
間に押し込まれるようになっている、というものであ
る。
【0024】この請求項10に係る発明によると、抜止
めリングが管端挿入空間に押し込まれるときには、補助
リングがその抜止めリングによって管端挿入空間に押し
込まれる。
【0025】
【発明の実施の形態】図1は本発明の管継手の実施形態
を分解して示した部分縦断側面図、図2〜図5は上記管
継手の組立手順を示した部分縦断側面図、図6は継手本
体1の接続口部12に管6を外嵌合させたときの部分縦
断側面図、図7は押輪3を締め付けて管6を抜止めした
ときの部分縦断側面図、図8はリング体の後面図、図9
は図8のIX−IX線に沿う拡大断面図である。
【0026】図1の管継手において、筒状の継手本体1
は金属製であり、レンチなどの工具に対する係止部1
1、管(不図示)が外嵌合して接続される筒状の接続口
部12、接続口部12の外側周囲に同心状に突出された
筒状の突出部13などを具備しており、接続口部12が
上記突出部13よりも突き出していると共に、その接続
口部12は継手本体1、具体的には突出部13よりも径
小になっている。そして、接続口部12と突出部13と
の間に管端挿入空間14が形成されている。また、接続
口部12の外周の軸方向中央部に複数条の鋸歯状の突歯
15がリング状に形成されている。さらに、突出部13
は、その先端に上記管端挿入空間14に近付くほど漸次
縮径するテーパ状の案内面16を有し、その外周に雄ね
じ17を有する。
【0027】継手本体1の雄ねじ形成域の軸線方向中間
部に環状溝18が形成されており、この環状溝18に
よって雄ねじ17がその環状溝18の手前側の短い第1
ねじ部17aとその環状溝18の奥側の長い第2ねじ部
17bとに分割されている。上記環状溝18にはリング
体2が嵌合保持されている。図8及び図9に示したよう
に、このリング体2は、周方向の一箇所が欠除されたC
字状に形成された合成樹脂成形体でなり、その前端面2
1は軸線に対して直角に形成されている一方、その外周
部の後半部分に後側ほど径小となるテーパ状の摺動面2
2が形成されている。このリング体2は自然状態では
れ自体の弾性により図1のように上記環状溝18から突
出しているのに対し、その弾性に抗して縮径されること
によってその環状溝18内に収容されるようになってい
る。
【0028】押輪3は金属製であり、継手本体の雄ね
じ17にねじ合わせ可能な雌ねじ31をその内周部の前
半部に有し、この雌ねじ31の終部とこの終部に隣接す
る内周面32との境界部に段付き状の係合部33を備え
ている。すなわち、この係合部33には、雌ねじ31の
内径よりも内周面32を径大にすることによって必然的
に形成される段差部が相当している。また、押輪3の前
端部には前拡がりテーパ状の作用部34が備わってい
る。さらに、押輪3の後壁内面が前拡がりに傾斜したテ
ーパ状の押付面35に形成されている。この押付面35
の開き角度は上記継手本体1側の案内面16の開き角度
と同一であり、好ましくは45度である。
【0029】抜止めリング4は、周方向の1箇所が欠除
された弾性リング部材によって形成されており、その内
周に複数条(図例では2条)の突歯41がリング状に形
成されている。
【0030】抜止めリング支持体5は、短円筒状の輪部
51とその輪部51の前端部に内鍔状に設けられたリン
グ状の当り部52とを有している。そして、自然状態で
の上記抜止めリング4の内径が、この抜止めリング支持
体5の輪部51の外径よりも少し小さくなっている。ま
た、抜止めリング支持体5は、上記管端挿入空間14に
挿入可能な外径及び内径を有している。
【0031】図1に示した管継手の組立手順を図2〜図
5を参照して説明する。最初に、図2のように継手本体
1の雄ねじ17の第1ねじ部17aに押輪3の雌ねじ3
始部がねじ合わされて押輪3が継手本体1に仮締め
される。このときには、押輪3の押付面35と継手本体
1の案内面16との間の空間内抜止めリング4が保持
され、その抜止めリング4の内側に抜止めリング支持体
5の輪部51が嵌合保持されている。管継手を組み立て
るときに、図2のように抜止めリング支持体5の輪部5
1を抜止めリング4の内側に嵌合し、その抜止めリング
4の弾性を利用して抜止めリング支持体5を抜止めリン
グ4に保持させておくと、抜止めリング支持体5と抜止
めリング4とを一つの部品として取り扱うことができる
ので管継手への組込みを容易に行える利点がある。
【0032】図2のように押輪3を継手本体1に仮締め
した後、さらに押輪3の雌ねじ31を継手本体1の上記
第1ねじ部17aにねじ込んで押輪3を矢印a方向に前
進させていくと、図3のように、その押輪3の作用部3
4が、環状溝18から突出しているリング体2の摺動面
22と摺動する。このため、押輪3の前進に伴ってリン
グ体2がそれ自体の弾性に抗して次第に縮径され、押輪
3の雌ねじ31が図4のようにリング体2に乗り上がっ
てそのリング体2が環状溝18内に収容される。図4の
状態からさらに押輪3がねじ込まれると、押輪3の雌ね
じ31が図5のようにリング体2を乗り越えて上記雄ね
じ17の第2ねじ部17bに移行する。こうして押輪3
の雌ねじ31の全体が第2ねじ部17bに移行すると、
リング体2がそれ自体の弾性によって自然状態に復帰し
て環状溝18から突出し、そのリング体2の前端面21
に押輪3の係合部33が軸線方向で対向する。
【0033】以上によって管継手の組立てが終了する。
こうして組み立てられた管継手において、押輪3を逆方
向に回してその雌ねじ31を継手本体1の雄ねじ17の
第2ねじ部17bに対して後退させようとしたときに
は、押輪3の係合部33がリング体2の前端面21に係
合するので押輪3の後退が阻止される。そのため、押輪
3と継手本体1とを分解することはできない。このこと
により、組み立てられた管継手が配管施工現場に搬入さ
れた後では、その管継手が不用意に分解されてしまって
抜止めリング4などが脱落して紛失したり、再組立てが
適切に行われなかったりするおそれがなくなる。しか
し、押輪3を大きな力で逆方向に回して後退させると、
その押輪3が金属製であり、リング体2が合成樹脂製で
あることにより、押輪3の係合部33がリング体2を破
断してしまう。こうしてリング体2が破断されると、押
輪3を逆方向に回すことによって押輪3を継手本体1か
ら取り外して当該管継手を分解することが可能になる。
なお、組み立てた管継手を配管施工現場に搬入するとき
には、図5のように継手本体1側の案内面16と押輪3
側の押付面35とによって抜止めリング4をがたつかな
いように保持させておくことが望ましい。
【0034】図3、図4、図5において矢符aは押輪3
のねじ込みによる前進方向を表している。
【0035】次に、ポリエチレン管などの合成樹脂管で
なる管6の接続手順を図5〜図7を参照して説明する。
【0036】図5のように組み立てられている管継手に
おいては、抜止めリング支持体5の輪部51が抜止めリ
ング4の内側に嵌合されていると、その抜止めリング支
持体5によって抜止めリング4はそれ自体の弾性による
縮径が阻止されている(縮径規制作用)。そのため、押
輪3を正回転させてその雌ねじ31を継手本体1の雄ね
じ17の第2ねじ部17bにねじ込もうとしても押輪3
をねじ込むことは不可能である。
【0037】その一方、図5のように管継手の押輪3側
に管6を臨ませ、その状態から押輪3に挿通した管6の
先端部61を抜止めリング支持体5の輪部51に挿入
し、その管6の先端面62で抜止めリング支持体5の当
り部52を押して図6のように抜止めリング支持体5を
抜止めリング4から押し出し、管端挿入空間14(図1
〜図5参照)の中まで押し込むと、抜止めリング支持体
5による抜止めリング4の縮径規制作用が解除される。
【0038】こうして抜止めリング支持体5による抜止
めリング4の縮径規制作用を解除した後、押輪3をねじ
込んでいくと、押輪3の押付面35が抜止めリング4を
案内面16に押し付けて滑らせるので、押付面35によ
り抜止めリング4に加えられる押付け力が押付面35と
案内面16とにより径内方向に向く力に変換されて抜止
めリング4が押輪3のねじ込み量に見合うだけ縮径す
る。そして、抜止めリング4が案内面16の内周端のと
ころまで縮径された後、さらに押輪3がねじ込まれる
と、図7のように抜止めリング4が管端挿入空間14に
押し込まれる。このときには、管6の先端部61の外周
に抜止めリング4の突歯41が喰い込み、管6の先端部
61の内周に接続口部12の突歯15が喰い込む。図7
の状態では、抜止めリング4が管6を外側から締め付け
て抜け止めしている。また、管6の先端部61は管端挿
入空間14の奥まで挿入されている。
【0039】ところで、上記した押輪3の押付面35と
継手本体1側の案内面16の開き角度は同一角度になっ
ているので、押付面35と案内面16とに挾まれて次第
に縮径する抜止めリング4は軸線方向に移動しない。そ
のため、抜止めリング4の突歯41が管6の先端部61
の外周に喰い込んでも、その管6が差込方向に押されて
移動することはない。したがって、抜止めリング4の突
歯41が管6の先端部61の外周に滑ることなく喰い込
むようになり、抜止めリング4による抜止め作用が確実
に発揮される。したがって、管6が管端挿入空間14の
奥まで完全に差し込まれていても確実な抜止め作用が発
揮される。なお、抜止めリング4が管端挿入空間14に
嵌まり込むときには、その抜止めリング4がわずかに軸
線方向に移動するけれども、この程度の移動では、抜止
めリング4による抜止め作用が損なわれない。
【0040】抜止めリング4が管端挿入空間14に挿入
されていると、その抜止めリング4の拡径が突出部13
によって阻止される。そのため、仮に押輪3が緩んで
も、抜止めリング4が拡径することはないので、抜止め
リング4による抜止め作用がいっそう確実に発揮され
る。
【0041】以上の説明からわかるように、上記管継手
では、押輪3をねじ込むことができるときには管6の先
端部61が必ず管端挿入空間14の中まで挿入されて抜
止めリング支持体5も管端挿入空間14の中へ押し込ま
れている。したがって、押輪3をねじ込むことができさ
えすれば、接続口部12に十分な差込み長さだけ外嵌合
された管6に対して抜止めリング30による抜止め作用
を加えることができるようになる。これに対し、接続口
部12に対する管6の差込み長さが不足しているような
ときには、管6によって抜止めリング支持体5が抜止め
リング4から押し出されないので、上記したように押輪
3をねじ込むことができない。
【0042】ところで、図1に示したように、抜止めリ
ング4は、軸方向に長い筒状の胴体部42と、その胴体
部42の内周側に設けられて後述する管6の外周に喰込
み可能な上記突歯41と、胴体部42の一端部により形
成されて上記案内面16に対し接触摺動自在な円弧状の
外面を有する第1当り部43と、胴体部42の他端部に
より形成されて上記押付面35に対し接触摺動自在な第
2当り部44とを備えている。そして、上記押輪3の
付面35と第2当り部44とが接触しているときの摩擦
抵抗が、上記継手本体1側の案内面16と第1当り部4
3とが接触しているときの摩擦抵抗と、突歯41が管6
に接触しているときのその突歯41と管6との摩擦抵抗
とを合わせた摩擦抵抗よりも小さくなるように形成され
ている。
【0043】このようになっていると、図6で説明した
状態、すなわち、押付面35と案内面16とによって抜
止めリング4が挾圧され、押輪3の締付けによってその
抜止めリング4が図6の状態から縮径してその突歯41
が管6に接触した状態になってから以降では、押輪3の
押付面35と抜止めリング4の第2当り部44との接触
箇所の摩擦抵抗が、継手本体1側の案内面16と抜止め
リング4の第1当り部43との接触箇所の摩擦抵抗と、
突歯41と管6との接触箇所の摩擦抵抗とを合わせた摩
擦抵抗よりも小さいため、押輪3が締付け方向に回転さ
れても、その押輪3に抜止めリング4が共回りするとい
う事態が起こらない。そのため、管6にねじれ応力が加
わににくいという利点がある。
【0044】図10は他の実施形態による管継手の組立
状態を示した部分縦断側面図、図11は継手本体1の接
続口部12に管6を外嵌合させたときの部分縦断側面
図、図12は押輪3を締め付けて管6を抜止めしたとき
の部分縦断側面図、図13は補助リング7の拡大部分縦
断側面図である。
【0045】この他の実施形態の管継手は、補助リング
7を有する点のみが、図1〜図9で説明した管継手と異
なっている。したがって、図10〜図12におい、図
1〜図9に示した部分と同一又は相応する部分に同一符
号を付して詳細な説明を省略する。
【0046】図13に示したように、補助リング7は、
周方向の一部が欠除されてその内周部にエッジ部71が
具備された欠円状の金属リング又は樹脂リングによって
形成されていて、それ自体の弾性により縮径可能で弾性
に抗して拡径可能である。
【0047】図10は図5に対応している。図10で判
るように、補助リング7は、抜止めリング4の内側に抜
止めリング支持体5の輪部51が嵌合しているときに、
その抜止めリング4の前側で抜止めリング支持体5の輪
部51の外側に嵌合されてその輪部51を弾圧挟持して
いる。この状態では、管6の管端61を抜止めリング支
持体5に何の支障もなく挿入することが可能である。
【0048】図11は図6に対応している。図11で判
るように、抜止めリング支持体5が管6により押されて
管端挿入空間14に挿入されたときには、継手本体1側
案内面16に受け止められて抜止めリング支持体5か
ら抜け出され、しかも、管6を弾圧挟持する。ここで、
図11のように管6を弾圧挟持しているときの補助リン
グ7の外周直径は、案内面16と押付面35との間に位
置している抜止めリング4の内周直径よりも大きくなる
ように形成されている。このため、管6が引抜き方向に
引っ張られて抜出し方向(矢符aの反対方向)に移動し
たとしても、その管6と共に移動する補助リング7が抜
止めリング4に係止されて管6の抜出しが防止される。
補助リング7による初期抜出し防止作用である。この初
期抜出し防止作用は、補助リング7のエッジ部71が管
6に喰い込むことによっていっそう確実に発揮される。
【0049】このように、補助リング7による初期抜出
し防止作用が発揮されるようになっていると、一旦挿入
された管6が誤って引き抜かれ、そのような管6の引抜
きにより、抜止めリング支持体5が管端挿入空間14に
嵌まり込んだまま放置されて、再び管6を挿入しようと
しても挿入できなくなるといった事態が未然に防止され
る。
【0050】図12は図7に対応している。図12では
補助リング7が管端挿入空間14に押し込まれている。
すなわち、図10のように、補助リング7が案内面16
に受け止められて抜止めリング支持体5から抜け出され
た後、押輪3の押付面35により抜止めリング4が押さ
れて管端挿入空間14に押し込まれるときに、その補助
リング7が、その抜止めリング4により管端挿入空間1
4に押し込まれて図12の状態になる。
【0051】図10〜図13を参照して説明した管継手
において、上記した以外の構成や作用は、図1〜図9に
ついて説明したところと同様である。
【0052】
【発明の効果】本発明の管継手によれば、一旦組み立て
ると容易に分解することのできない管継手を提供するこ
とが可能になり、同時に、分解の必要が生じたときには
分解が可能な管継手を提供することが可能になる。
【0053】また、請求項2に係る発明の管継手によれ
ば、押輪をねじ込むことができさえすれば、接続口部に
十分な差込み長さだけ外嵌合された管に対して抜止めリ
ングによる抜止め作用が必ず確実に発揮される。言い換
えると、接続口部に管の先端部が十分な差込み長さだけ
差し込まれているときだけ押輪をねじ込んで抜止めリン
グによる抜止め作用を発揮させることができるので、管
の差込み長さの不足による脱管が確実に防止される。ま
た、継手本体や押輪に冒頭で説明したようなガイド溝を
形成する必要がないので価格が安くつく。
【0054】さらに、請求項3に係る発明のように突歯
を有する抜止めリングを用いたものでは、その抜止めリ
ングの突歯を管の外周部に半径方向から確実に喰い込ま
せてその抜止め作用を確実に発揮させることが可能にな
る。
【0055】さらに、請求項8に係る発明の管継手によ
れば、押輪と抜止めリングとの共回りが、案内面と第1
当り部との接触箇所の摩擦抵抗や、突歯と管との摩擦抵
抗によって阻止されるので、管にねじれ応力が加わりに
くい利点がある。また、補助リングを用いたものでは、
初期抜出し防止作用が発揮される利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の管継手の実施形態を分解して示した部
分縦断側面図である。
【図2】管継手の組立初期状態を示す部分縦断側面図で
ある。
【図3】管継手の組立中間状態を示す部分縦断側面図で
ある。
【図4】管継手の組立中間状態を示す部分縦断側面図で
ある。
【図5】管継手の組立終了状態を示す部分縦断側面図で
ある。
【図6】継手本体の接続口部に管を外嵌合させたときの
部分縦断側面図である。
【図7】管を抜止めしたときの部分縦断側面図である。
【図8】リング体の後面図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う拡大断面図である。
【図10】本発明の管継手の他の実施形態の組立終了状
態を示す部分縦断側面図である。
【図11】図10の管継手の継手本体の接続口部に管を
外嵌合させたときの部分縦断側面図である。
【図12】図10の管継手において、管を抜止めしたと
きの部分縦断側面図である。
【図13】補助リングの拡大部分縦断側面図である。
【符号の説明】
1 継手本体 2 リング体 3 押輪 4 抜止めリング 5 抜止めリング支持体 6 管 7 補助リング 12 接続口部 13 突出部 14 管端挿入空間 15,41 突歯 16 案内面 17 雄ねじ 17a 第1ねじ部 17b 第2ねじ部 18 環状溝 22 摺動面 31 雌ねじ 33 係合部 34 作用部 35 押付面 42 胴体部 43 第1当り部 44 第2当り部 51 輪部 52 当り部
フロントページの続き (72)発明者 西野 克彦 東京都千代田区丸の内一丁目1番2号 日本鋼管株式会社内 (72)発明者 池田 昌弘 東京都港区白金5丁目5番5号 京和工 業株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−316594(JP,A) 特開 平6−207694(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16L 19/08 F16L 33/22

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周部に雄ねじが形成された筒状の継手
    本体に、この継手本体よりも径小でかつ管が外嵌合され
    る接続口部とこの接続口部の外側周囲同心状の突出部
    とが突設されていると共に、その突出部の先端に奥側ほ
    ど漸次縮径するテーパ状の案内面が形成され、上記継手
    本体の雄ねじ形成域の軸線方向中間部に環状溝が形成さ
    れていると共に、この環状溝によって上記雄ねじがその
    環状溝の手前側の第1ねじ部とその環状溝の奥側の第2
    ねじ部とに分割されており、上記環状溝に、自然状態で
    それ自体の弾性によりその環状溝から突出しかつ弾性に
    抗した縮径によってその環状溝内に収容されるように
    可能な合成樹脂製のリング体が保持され、 上記雄ねじにねじ込まれることによって上記第1ねじ部
    から上記第2ねじ部に移行する雌ねじを内周部に有する
    金属製の押輪と、その押輪の押付け力を受けて上記案内
    面に押し付けられることによりその押輪のねじ込み量に
    見合うだけ縮径されかつその縮径により上記接続口部に
    外嵌合された管をその外側から締め付ける抜止めリング
    とを有し、 上記押輪の雌ねじが上記継手本体の第1ねじ部にねじ込
    まれてきたときにその押輪の前端に具備された作用部と
    摺動することにより上記リング体を弾性に抗して縮径さ
    せて上記環状溝内に収容させるテーパ状の摺動面がこの
    リング体の外周部に具備され、 上記押輪における雌ねじの終部とこの終部に隣接する内
    周面との境界部に、その押輪の雌ねじの全体が上記
    手本体の第2ねじ部に移行している状態で、上記環状溝
    から突出されている上記リング体の前端面に軸線方向で
    対向して押輪を継手本体の第2ねじ部に対して後退させ
    ようとしたとき、上記リング体の前端面に係合して後退
    を阻止する係合部が段付状に設けられていることを特徴
    とする管継手。
  2. 【請求項2】 上記押輪に挿通された管の先端部を挿入
    可能でかつ上記抜止めリングの内側に対して嵌脱可能な
    輪部とこの輪部の径内方向に突き出てこの輪部に挿入さ
    た管の先端面が当接する当り部とを備える抜止めリン
    グ支持体を有し、 上記継手本体側の突出部と接続口部との間に、上記抜止
    めリング支持体とその抜止めリング支持体の上記輪部に
    挿入された管の先端部とが挿入される管端挿入空間が形
    成されている請求項1に記載した管継手。
  3. 【請求項3】 上記抜止めリングの内周側に、の外周
    に喰込み可能な突歯が設けられている請求項1又は請求
    項2に記載した管継手。
  4. 【請求項4】 上記継手本体側の接続口部の外周側に、
    の内周に喰込み可能な突歯が設けられている請求項
    1、請求項2、請求項3のいずれかに記載した管継手。
  5. 【請求項5】 上記押輪に上記抜止めリングを押し付け
    る押付面が形成されていると共に、その押付面は上記
    手本体側の案内面に近い箇所ほど径大になるテーパ状に
    形成されている請求項1、請求項2、請求項3、請求項
    4のいずれかに記載した管継手。
  6. 【請求項6】 上記継手本体側の案内面の開き角度と上
    押輪の押付面の開き角度とが同一に定められている請
    求項5に記載した管継手。
  7. 【請求項7】 上記継手本体の雄ねじへの上記押輪の雌
    ねじのねじ込み代が、上記押付面によって上記抜止めリ
    ングを上記管端挿入空間に押し込み得る長さを有する請
    求項6に記載した管継手。
  8. 【請求項8】 上記抜止めリングは、軸方向に長い筒状
    の胴体部と、その胴体部の内周側に設けられて管の外周
    に喰込み可能な上記突歯と、上記胴体部の一端部により
    形成されて上記案内面に対し接触摺動自在な第1当り部
    と、上記胴体部の他端部により形成されて上記押付面に
    対し接触摺動自在な第2当り部と、を備えており、上記
    押付面と上記第2当り部とが接触しているときの摩擦抵
    抗が、上記案内面と上記第1当り部とが接触していると
    きの摩擦抵抗と、上記突歯が管に接触しているときのそ
    の突歯と管との摩擦抵抗とを合わせた摩擦抵抗よりも小
    さくなるように形成されている請求項5、請求項6、請
    求項7のいずれかに記載した管継手。
  9. 【請求項9】 それ自体の弾性により縮径可能でかつ弾
    性に抗して拡径可能な補助リングを有し、この補助リン
    グは、上記抜止めリングの内側に上記抜止めリング支持
    体の輪部が嵌合しているときに、その輪部の外側に嵌合
    されてその輪部を弾圧挟持し、上記抜止めリング支持体
    が管により押されて上記管端挿入空間に挿入されたとき
    に、上記継手本体側の案内面に受け止められて上記抜止
    めリング支持体から抜け出されかつ上記管を弾圧挟持す
    るようになっていると共に、上記管を弾圧挟持している
    ときの外周直径が、上記案内面と上記押付面との間に位
    置している上記抜止めリングの内周直径よりも大きくな
    るように形成されている請求項8に記載した管継手。
  10. 【請求項10】 上記補助リングは、上記継手本体側の
    案内面に受け止められて上記抜止めリング支持体から抜
    け出されかつ上記管を弾圧挟持している状態から上記抜
    止めリングにより押されることによって、上記管端挿入
    空間に押し込まれるようになっている請求項9に記載し
    た管継手。
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