JP3429675B2 - 直接拡散cdma移動通信システムにおける通信用チャネル制御方法並びにこの通信用チャネル制御方法を用いる基地局及び移動局 - Google Patents

直接拡散cdma移動通信システムにおける通信用チャネル制御方法並びにこの通信用チャネル制御方法を用いる基地局及び移動局

Info

Publication number
JP3429675B2
JP3429675B2 JP12236498A JP12236498A JP3429675B2 JP 3429675 B2 JP3429675 B2 JP 3429675B2 JP 12236498 A JP12236498 A JP 12236498A JP 12236498 A JP12236498 A JP 12236498A JP 3429675 B2 JP3429675 B2 JP 3429675B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spreading code
communication channel
base station
absence
spreading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP12236498A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11317979A (ja
Inventor
努 太口
勝敏 木本
敏之 二方
良樹 藤間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Inc
Original Assignee
NTT Docomo Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Inc filed Critical NTT Docomo Inc
Priority to JP12236498A priority Critical patent/JP3429675B2/ja
Publication of JPH11317979A publication Critical patent/JPH11317979A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3429675B2 publication Critical patent/JP3429675B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、直接拡散CDMA
移動通信システムにおける通信用チャネル制御方法に係
り、特に、基地局の通信用チャネル資源の有無を移動局
に通知することが可能な、直接拡散CDMA移動通信シ
ステムにおける通信用チャネル制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、屋内又は屋外で高品質、高速なデ
ータ伝送を達成することを目的として、次世代移動通信
システムの検討が世界中で行われている。その有力な無
線アクセス候補として、直接拡散CDMA(Code Divi
sion Multiple Access)方式があり、実用化に向けた
研究開発が行われている。この直接拡散CDMA方式
は、ユーザ情報を、その情報データレートに比較して非
常に高速なレートの拡散符号で帯域拡大して伝送する方
式であり、従来の周波数分割多重(FDMA:Frequenc
y Division Multiple Access)方式、時分割多重(T
DMA:Time Division Multiple Access)方式と比
較して、加入者容量の増大、可変レート伝送の容易な実
現、フレキシブルなセル設計などの効果を奏する点にお
いて、その早期開発が期待されている。
【0003】この直接拡散CDMA方式は、各ユーザの
情報シンボルが、その情報シンボルレートより高速な個
別の拡散符号によって帯域拡大され、その後、他のユー
ザ信号と周波数、時間を共有して無線区間へ送信され
る。受信側では、所望の情報シンボルに対応した拡散符
号を用いて逆拡散を行うことにより、信号を分離して信
号を受信する。拡散符号は、ユーザ情報シンボル周期と
同じ繰り返し周期のショートコードと、ユーザ情報シン
ボル周期に比較して繰り返し周期の長いロングコードの
二種類が使用される。前者は、無線エリア(サービス領
域)内の各ユーザ情報の直交化のために用いられ、後者
は複数の無線エリアが存在する場合の、無線エリア間の
干渉を低減するために用いられる。
【0004】ところで、移動局は、基地局の有する無線
チャネルを介して通信するが、基地局に割り振られたチ
ャネルには限りがあり、移動局が、空きチャネルのない
基地局に発呼した場合は呼損となる。このような呼損を
回避するために、移動局において、基地局が空きチャネ
ルを有するか否かを把握し、移動局は、空きチャネルの
ある基地局を選択して発呼する必要がある。
【0005】本出願人は、第二世代ディジタルコードレ
ス電話に代表される屋内ディジタル移動通信システムに
おいて、基地局に使用可能な通信用チャネル資源がある
か否かを示すチャネル有無情報を、その基地局から送信
し、移動局はこのチャネル有無情報を参考にして基地局
を選択して発呼する「移動通信の通信用チャネル制御方
法」を提案している(特開平7−67168号公報)。
【0006】この発明を具体的に説明する。一般的に、
無線移動局が複数の基地局の任意の一つを選択し通信の
開始を要求すると、その通信開始要求を受けた無線基地
局は、使用可能な通信用チャネル資源がある場合は所定
の手続を経て、無線移動局との通信路を設定して通信を
開始する。このとき、その無線基地局において、使用可
能な通信用チャネル資源がない場合は、発呼移動局にチ
ャネル割当てができず呼損となる。このような呼損を防
ぐために、あらかじめ、無線基地局から、現状の当該無
線基地局が使用可能な通信用チャネル資源があるか否か
を示すチャネル有無情報を、制御チャネルの信号フォー
マットの制御フィールド中に書き込んで無線移動局に送
信する。無線移動局は、そのチャネル有無情報をもとに
無線基地局を選択して発呼することにより、呼損を回避
する方法である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】無線基地局からの通信
用チャネル有無情報は、短い時間で取得しないと、無線
移動局における呼損が回避できなくなるばかりか、かえ
って、その処理のために、無線移動局の処理性能を悪く
する場合も生じる。上記の先に提案した技術を、そのま
ま、直接拡散CDMAに適用すると、無線移動局は、無
線基地局が送信した、通信用チャネルの有無情報を受信
するために、その無線基地局が使用する拡散符号(ロン
グコード及びショートコード)を無線移動局が把握し、
報知された信号を逆拡散した後、情報シンボルから通信
用チャネル資源の有無を認識する必要がある。このと
き、拡散符号が既知でない場合は、拡散符号の同定を行
う必要があり、そのために無線移動局が報知信号から通
信用チャネル資源の有無を認識するまでに、多くの時間
を要することとなる。
【0008】その結果、無線基地局の通信用チャネルの
有無情報が、短時間に、無線移動局において認識できな
い場合が生じる。本発明は、上記問題に鑑みなされたも
のであり、無線移動局が、無線基地局から報知された信
号から、無線基地局の通信用チャネルの有無を認識する
までの時間を大幅に短縮することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された発
明は、広帯域の信号に帯域拡大を行う拡散符号であっ
て、情報レートより高い速度の拡散符号は、情報シンボ
ル周期と同一の繰り返し周期を有する第一拡散符号(情
報シンボル周期と同一の繰り返し周期を有する符号をシ
ョートコードという。)群と情報シンボル周期より繰り
返し周期の長い第二拡散符号(情報シンボル周期より繰
り返し周期の長い符号をロングコードという。)群とか
らなり、該第一拡散符号群の第一拡散符号及び該第二拡
散符号群の第二拡散符号により二重に拡散して信号を伝
送する直接拡散CDMA移動通信システムにおける通信
用チャネル制御方法において、前記第一拡散符号群の一
部の第一拡散符号が、基地局における使用可能な通信用
チャネル資源の有無と対応付けられ、基地局は、前記通
信用チャネル資源の有無と対応付けられた第一拡散符号
を用いて信号を拡散して移動局に送信することを特徴と
する直接拡散CDMA移動通信システムにおける通信用
チャネル制御方法である。
【0010】請求項1記載の発明は、基地局は通信用チ
ャネル資源の有無と対応付けられた拡散符号を用いて、
移動局に基地局の通信用チャネル資源の有無を通報する
ものであり、拡散符号自体が通信用チャネル資源の有無
情報であるから、移動局は拡散符号の同定を行う必要が
なく、その結果、通信用チャネル資源の有無を認識する
までの時間を大幅に短縮することができる。
【0011】請求項2に記載された発明は、請求項1記
載の直接拡散CDMA移動通信システムにおける通信用
チャネル制御方法において、前記通信用チャネル資源の
有無と対応付けられた第一拡散符号は、基地局における
使用可能な通信用チャネル資源があることと対応付けら
れた符号及び基地局における使用可能な通信用チャネル
資源がないことと対応付けられた符号の少なくとも一つ
の符号であることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の発明によれば、チャネルが
あることと対応付けられた符号のみ、チャネルがないこ
とと対応付けられた符号のみ又は両符号を用いた場合の
3通りの場合があり、採用するシステムとの関係で、そ
の一つを選択することができる。請求項3に記載された
発明は、請求項1又は2記載の直接拡散CDMA移動通
信システムにおける通信用チャネル制御方法において、
前記通信用チャネル資源の有無と対応付けられた第一拡
散符号が用いられるMシンボル(Mは自然数)の間、前
記第二拡散符号をマスクすることを特徴とする。
【0013】請求項3記載の発明によれば、通信用チャ
ネル資源の有無と対応付けられた第一拡散符号が用いら
れるMシンボルの間、第二拡散符号はマスクされている
ので、無線移動局では、第一拡散符号との相関の有無を
容易に検出することができる。請求項4に記載された発
明は、広帯域の信号に帯域拡大を行う拡散符号であっ
て、情報レートより高い速度の拡散符号は、情報シンボ
ル周期と同一の繰り返し周期を有する第一拡散符号群と
情報シンボル周期より繰り返し周期の長い第二拡散符号
群とからなり、該第一拡散符号群の第一拡散符号及び該
第二拡散符号群の第二拡散符号により二重に拡散して信
号を伝送する直接拡散CDMA移動通信システムにおけ
る通信用チャネル制御方法において、前記第一拡散符号
群の一部の第一拡散符号が、基地局における使用可能な
通信用チャネル資源の有無と対応付けられ、前記通信用
チャネル資源の有無と対応付けられた第一拡散符号を用
いて信号が拡散された基地局から送信された信号を受け
て、移動局は、前記通信用チャネル資源の有無と対応付
けられた第一拡散符号から、基地局のチャネル資源の有
無を認識し、チャネル資源のある基地局に対して通信要
求することを特徴とする直接拡散CDMA移動通信シス
テムにおける通信用チャネル制御方法である。
【0014】請求項4記載の発明は、請求項1記載〜3
記載の直接拡散CDMA移動通信システムにおける通信
用チャネル制御方法の移動局側を規定したものである。
請求項5に記載された発明は、広帯域の信号に帯域拡大
を行う拡散符号であって、情報レートより高い速度の拡
散符号は、情報シンボル周期と同一の繰り返し周期を有
する第一拡散符号群と情報シンボル周期より繰り返し周
期の長い第二拡散符号群とからなり、該第一拡散符号群
の第一拡散符号及び該第二拡散符号群の第二拡散符号に
より二重に拡散して信号を伝送する直接拡散CDMA移
動通信システムにおける基地局において、前記第一拡散
符号群の一部の第一拡散符号が、基地局における使用可
能な通信用チャネル資源の有無と対応付けられ、前記通
信用チャネル資源の有無と対応付けられた第一拡散符号
を用いて信号を拡散して移動局に送信することを特徴と
する直接拡散CDMA移動通信システムにおける基地局
である。
【0015】請求項5記載の発明は、請求項1記載〜4
記載の直接拡散CDMA移動通信システムにおける通信
用チャネル制御方法を用いた基地局を規定したものであ
る。請求項6に記載された発明は、広帯域の信号に帯域
拡大を行う拡散符号であって、情報レートより高い速度
の拡散符号は、情報シンボル周期と同一の繰り返し周期
を有する第一拡散符号群と情報シンボル周期より繰り返
し周期の長い第二拡散符号群とからなり、該第一拡散符
号群の第一拡散符号及び該第二拡散符号群の第二拡散符
号により二重に拡散して信号を伝送する直接拡散CDM
A移動通信システムにおける移動局において、前記第一
拡散符号群の一部の第一拡散符号が、基地局における使
用可能な通信用チャネル資源の有無と対応付けられ、前
記通信用チャネル資源の有無と対応付けられた第一拡散
符号を用いて信号が拡散された基地局から送信された信
号を受けて、前記通信用チャネル資源の有無と対応付け
られた第一拡散符号から、無線基地局のチャネル資源の
有無を認識する直接拡散CDMA移動通信システムにお
ける移動局である。
【0016】請求項6記載の発明は、請求項1記載〜4
記載の直接拡散CDMA移動通信システムにおける通信
用チャネル制御方法を用いた移動局を規定したものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面とともに説明する。図1にこの発明が適用される
移動通信システムの例を説明する。無線基地局11a、
11bの各通信サービス領域(無線ゾーン)12a、1
2bは、互いに、この例では、ほぼ完全に重複するよう
に配置されている。同様に、無線基地局11c、11d
の各通信サービス領域12c、12dも、互いにほぼ完
全に重複するように配置されている。各無線基地局11
a〜11dは、無線制御局13に収容され、それぞれ独
立に制御されている。無線移動局14は、サービス領域
12a〜12d内を移動し、そのサービス領域が属する
複数の無線基地局11a〜11dの任意の一つを選択し
て通信することができる。
【0018】図2は、本発明における無線基地局が送信
する制御チャネルの信号フォーマットの例を示す。該信
号フォーマットは、パイロットシンボル21、制御情報
シンボル22及びチャネル有無情報シンボル23から構
成され、それぞれ、ショートコードで拡散される。この
とき、ショートコードとして、従来から使用されるチャ
ネル直交用ショートコードと本発明で使用する無線基地
局が使用可能な通信用チャネル資源の有無に対応したシ
ョートコードの二種類を少なくとも用意する。例えば、
ショートコード数の総数がN(Nは3以上の自然数)で
チャネル直交用ショートコードはショートコード番号3
〜Nを用い、通信用チャネル資源の有無に対応したショ
ートコードは、ショートコード番号1、2(例えば、チ
ャネルありの場合:ショートコード番号1、チャネルな
しの場合:ショートコード番号2)とする。なお、通信
用チャネル資源の有無に対応したショートコードは、従
来から使用されるチャネル直交用ショートコードの中か
ら選択しても良い。
【0019】その上で、パイロットシンボル21及び制
御情報シンボル22は、チャネル直交用ショートコード
で拡散し、チャネル有無情報シンボル23は、無線基地
局が使用可能な通信用チャネル資源の有無に対応したシ
ョートコードで拡散する。つまり、パイロットシンボル
21及び制御情報シンボル22は、ショートコード番号
3〜Nの一つに対応したショートコードで拡散し、チャ
ネル有無情報シンボル23は、無線基地局が使用可能な
通信用チャネル資源の有無に応じショートコード番号1
又はショートコード番号2で拡散する。その後、パイロ
ットシンボル21の部分及び制御情報シンボル22の部
分は、ロングコードにより更に拡散されて送出される。
【0020】上記信号を受信する無線移動局は、無線基
地局のチャネル「有り」のショートコード検出回路と無
線移動局のチャネル「無し」のショートコード検出回路
を設ける。図3に無線移動局のチャネル「有り」のショ
ートコード検出回路を示す。無線基地局から、チャネル
有無情報シンボル部分をチャネルありのショートコード
番号1によって拡散した信号が送られてきた場合、受信
されたチャネル有無情報シンボル部分33とチャネルあ
りのショートコード番号1(34)との相関がとられ、
相関値があるレベルLcを越えたとき、無線移動局は通
信用チャネル資源があると判断する。無線基地局から、
チャネル有無情報シンボル部分をチャネルなしのショー
トコード番号2によって拡散した信号が送られてきた場
合、受信されたチャネル有無情報シンボル部分33とチ
ャネルありのショートコード番号1(34)との相関が
とられるが、相関値があるレベルLcを越えないので、
通信用チャネル資源があるとは判断しない。
【0021】図4に示すチャネル「無し」のショートコ
ード検出回路を示す。無線基地局から、チャネル有無情
報シンボル部分をチャネルなしのショートコード番号2
によって拡散した信号が送られてきた場合、受信された
チャネル有無情報シンボル部分43とチャネルなしのシ
ョートコード番号2(44)との相関がとられ、相関値
があるレベルLcを越えたとき、無線基地局には通信用
チャネル資源がないと判断する。無線基地局から、チャ
ネル有無情報シンボル部分をチャネルありのショートコ
ード番号1によって拡散した信号が送られてきた場合、
受信されたチャネル有無情報シンボル部分34とチャネ
ルなしのショートコード番号2(44)との相関がとら
れるが、相関値があるレベルLcを越えないので、通信
用チャネル資源がないとは判断しない。
【0022】なお、無線基地局が使用可能な通信用チャ
ネル資源の有無に応じショートコードは、上記例では、
通信用チャネル資源の有無に応じショートコード番号1
又はショートコード番号2を用いたが、構成を簡単にす
るために、通信用チャネル資源があることを示す一つの
ショートコードのみとすることもできるし、また、通信
用チャネル資源がないことを示す一つのショートコード
のみとすることもできる。
【0023】その場合の、通信用チャネルの有無の判断
の例を図5に示す。つまり、通信用チャネル資源の有無
に応じショートコード番号1のみを用いた例(N02)
では、ショートコード番号1との相関があれば、チャネ
ルが「有り」と判断し、相関がなければ、チャネルは
「無い」と判断する。同じく、通信用チャネル資源の有
無に応じショートコード番号2のみを用いた例(N0
3)では、ショートコード番号2との相関があれば、チ
ャネルは「無い」と判断し、相関がなければ、チャネル
は「有り」と判断する。なお、この場合のショートコー
ドは、番号1又は2に限られることはない。
【0024】なお、無線基地局が通信用チャネルを有し
ていることを検出した無線移動局は、次いで、制御チャ
ネルのショートコードとロングコードとを同定し、制御
情報シンボルを受信する。また、図5のNO2の場合
は、無線移動局は、定期的にチャネル有無シンボルに対
応したショートコード(番号1:チャネルあり)で制御
チャネルの相関を監視し、一定未満になるとその無線基
地局に通信用チャネル資源なしと判断し、通信チャネル
資源ありのショートコードを送信している他の無線基地
局を検索する。こうして、常に無線移動局が通信チャネ
ルありの無線基地局の制御チャネルを利用して、無線基
地局に通信要求する。通信要求された無線基地局は、使
用可能な通信用チャネル資源があるから、直ちに、無線
移動局の開始要求に応じ、通信用チャネルを指定して通
信を開始することができる。
【0025】図5のNO2の場合、つまり、通信用チャ
ネル資源の有無に応じショートコード番号1のみを用い
た場合の無線移動局の信号処理を図6に示す。 動作は、
図3及び図4に準じる。なお、上記説明では、チャネル
有無情報シンボル23の部分は、ロングコードによる拡
散を行わない場合について説明したが、必ずしも、チャ
ネル有無情報シンボル23の部分をマスクする必要はな
い。しかし、ロングコードによる拡散が行わなければ、
無線移動局では、第一拡散符号との相関の有無を容易に
検出することができる。
【0026】図7は基地局の送信回路を説明するための
図である。制御チャネル情報は、無線移動局に当該無線
基地局のチャネル資源の有無を通知する場合は、乗算器
57で通信用チャネル資源の有無に対応した第一拡散符
号生成部50の出力により、拡散(なお、他の制御情報
は、チャネル直交用第一拡散符号生成部51の出力によ
り拡散される。)され、第二拡散符号の複素共役符号生
成部54の出力、つまり第二拡散符号をマスクする信号
により拡散され、信号合成器60を介して、乗算器61
で第二拡散符号生成部56の出力により拡散され、複数
チャネル拡散変調信号出力が得られる。
【0027】また、通信用チャネル情報1〜Nは、それ
ぞれ、チャネル直交用第一拡散符号生成部1〜Nによ
り、乗算器58〜59で拡散され、信号合成器60を介
して、乗算器61で第二拡散符号生成部56の出力によ
り拡散され、複数チャネル拡散変調信号出力が得られ
る。タイミング制御部55は、所望の信号が得られよう
にそのタイミングを制御する。また、通信用チャネル資
源の有無に対応した第一拡散符号生成部50とチャネル
直交用第一拡散符号生成部51は、例えば、単一のゾー
ン構成を取るような場合では、同じであっても良い。
【0028】図8は移動局の受信回路を説明するための
図である。受信された拡散変調信号出力で、回線90に
現れた信号は、通信用チャネル資源の有無に対応した第
一拡散符号レプリカ生成部71の出力とマッチトフィル
タ70で相関が取られる。該マッチトフィルタ70の出
力の最大値を最大相関出力検出回路73で検出し、更
に、最大相関ピークチップ位相検出回路74で、相関検
出出力のピーク値のタイミングを検出する。この出力が
得られると、受信された拡散変調信号出力は、通信用チ
ャネル資源の有無に対応した第一拡散符号により拡散さ
れたことが、判明するので、基地局の通信用チャネル資
源の有無が判断できる。
【0029】ここでは、更に、基地局の通信用チャネル
資源があることを識別した後に、第二拡散符号の同期を
とる回路について説明する。最大相関ピークチップ位相
検出回路74のピーク値出力をトリガとして、第二拡散
符号レプリカ生成部75を駆動し第二拡散符号を生成す
る。この第二拡散符号を更にチャネル直交用第一拡散符
号レプリカ生成部72と乗算器79で乗算し、更に、回
線91に現れている受信された拡散変調信号出力を乗算
器78で乗算し、積分・ダンプ回路76で、その相関を
検出する。積分・ダンプ回路出力が、所定値を越えてい
るか否かを、しきい値判定回路77で判定し、しきい値
を越えていれば、第二拡散符号と同期がとれたと判断す
る。また、しきい値以下ならば、第二拡散符号レプリカ
生成部75の位相をずらして、同期がとれるまで行う。
【0030】
【発明の効果】上述の如く本発明によれば、次に述べる
種々の効果を実現することができる。請求項1及び4記
載の発明は、基地局は通信用チャネル資源の有無と対応
付けられた拡散符号を用いて、移動局に基地局の通信用
チャネル資源の有無を通報するものであり、拡散符号自
体が通信用チャネル資源の有無情報であるから、移動局
は、逆拡散のための拡散符号の同定後、通信用チャネル
資源の有無情報の復調を行う必要がなく、その結果、通
信用チャネル資源の有無を認識するまでの時間を大幅に
短縮することができる。
【0031】請求項2記載の発明によれば、チャネルが
あることと対応付けられた符号のみ、チャネルがないこ
とと対応付けられた符号のみ又は両符号を用いた場合の
3通りの場合があり、採用するシステムとの関係で、そ
の一つを選択することができる。請求項3記載の発明に
よれば、通信用チャネル資源の有無と対応付けられた第
一拡散符号が用いられるMシンボルの間、第二拡散符号
はマスクされているので、無線移動局では、第一拡散符
号との相関の有無を容易に検出することができる。
【0032】請求項5及び6記載の発明によれば、請求
項1記載〜4記載の直接拡散CDMA移動通信システム
における通信用チャネル制御方法を用いた基地局送信機
及び移動局受信機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明が適用される移動通信システムの構成
例を示した図である。
【図2】無線基地局が送信する制御チャネルの信号フォ
ーマットの例を説明するための図である。
【図3】受信されたチャネル有無情報シンボル部分とチ
ャネルありのショートコード番号1との信号処理を説明
するための図である。
【図4】受信されたチャネル有無情報シンボル部分とチ
ャネルなしのショートコード番号2との信号処理を説明
するための図である。
【図5】ショートコードの採択例と通信用チャネルの有
無の判断を説明するための図である。
【図6】通信用チャネル資源有りのショートコード番号
2のみを用いた場合の無線移動局の信号処理を説明する
ための図である。
【図7】基地局の送信回路の一部を説明するための図で
ある。
【図8】移動局の受信回路の一部を説明するための図で
ある。
【符号の説明】
11a〜d 無線基地局 12a〜d 無線基地局のサービスエリア 13 無線制御局 14 無線移動局 21 パイロットシンボル 22 制御情報シンボル 23 チャネル有無情報シンボル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 藤間 良樹 東京都港区虎ノ門二丁目10番1号 エ ヌ・ティ・ティ移動通信網株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−307951(JP,A) 特開 平9−294291(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 7/24 - 7/26 102 H04Q 7/00 - 7/38

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 広帯域の信号に帯域拡大を行う拡散符号
    であって、情報レートより高い速度の拡散符号は、情報
    シンボル周期と同一の繰り返し周期を有する第一拡散符
    号群と情報シンボル周期より繰り返し周期の長い第二拡
    散符号群とからなり、該第一拡散符号群の第一拡散符号
    及び該第二拡散符号群の第二拡散符号により二重に拡散
    して信号を伝送する直接拡散CDMA移動通信システム
    における通信用チャネル制御方法において、 前記第一拡散符号群の一部の第一拡散符号が、基地局に
    おける使用可能な通信用チャネル資源の有無と対応付け
    られ、基地局は、前記通信用チャネル資源の有無と対応
    付けられた第一拡散符号を用いて信号を拡散して移動局
    に送信することを特徴とする直接拡散CDMA移動通信
    システムにおける通信用チャネル制御方法。
  2. 【請求項2】 前記通信用チャネル資源の有無と対応付
    けられた第一拡散符号は、基地局における使用可能な通
    信用チャネル資源があることと対応付けられた符号及び
    基地局における使用可能な通信用チャネル資源がないこ
    とと対応付けられた符号の少なくとも一つの符号である
    ことを特徴とする請求項1記載の直接拡散CDMA移動
    通信システムにおける通信用チャネル制御方法。
  3. 【請求項3】 前記通信用チャネル資源の有無と対応付
    けられた第一拡散符号が用いられるMシンボル(Mは自
    然数)の間、前記第二拡散符号をマスクすることを特徴
    とする請求項1又は2記載の直接拡散CDMA移動通信
    システムにおける通信用チャネル制御方法。
  4. 【請求項4】 広帯域の信号に帯域拡大を行う拡散符号
    であって、情報レートより高い速度の拡散符号は、情報
    シンボル周期と同一の繰り返し周期を有する第一拡散符
    号群と情報シンボル周期より繰り返し周期の長い第二拡
    散符号群とからなり、該第一拡散符号群の第一拡散符号
    及び該第二拡散符号群の第二拡散符号により二重に拡散
    して信号を伝送する直接拡散CDMA移動通信システム
    における通信用チャネル制御方法において、 前記第一拡散符号群の一部の第一拡散符号が、基地局に
    おける使用可能な通信用チャネル資源の有無と対応付け
    られ、 前記通信用チャネル資源の有無と対応付けられた第一拡
    散符号を用いて信号が拡散された基地局から送信された
    信号を受けて、移動局は、前記通信用チャネル資源の有
    無と対応付けられた第一拡散符号から、基地局のチャネ
    ル資源の有無を認識し、チャネル資源のある基地局に対
    して通信要求することを特徴とする直接拡散CDMA移
    動通信システムにおける通信用チャネル制御方法。
  5. 【請求項5】 広帯域の信号に帯域拡大を行う拡散符号
    であって、情報レートより高い速度の拡散符号は、情報
    シンボル周期と同一の繰り返し周期を有する第一拡散符
    号群と情報シンボル周期より繰り返し周期の長い第二拡
    散符号群とからなり、該第一拡散符号群の第一拡散符号
    及び該第二拡散符号群の第二拡散符号により二重に拡散
    して信号を伝送する直接拡散CDMA移動通信システム
    における基地局において、 前記第一拡散符号群の一部の第一拡散符号が、基地局に
    おける使用可能な通信用チャネル資源の有無と対応付け
    られ、前記通信用チャネル資源の有無と対応付けられた
    第一拡散符号を用いて信号を拡散して移動局に送信する
    ことを特徴とする直接拡散CDMA移動通信システムに
    おける基地局。
  6. 【請求項6】 広帯域の信号に帯域拡大を行う拡散符号
    であって、情報レートより高い速度の拡散符号は、情報
    シンボル周期と同一の繰り返し周期を有する第一拡散符
    号群と情報シンボル周期より繰り返し周期の長い第二拡
    散符号群とからなり、該第一拡散符号群の第一拡散符号
    及び該第二拡散符号群の第二拡散符号により二重に拡散
    して信号を伝送する直接拡散CDMA移動通信システム
    における移動局において、 前記第一拡散符号群の一部の第一拡散符号が、基地局に
    おける使用可能な通信用チャネル資源の有無と対応付け
    られ、 前記通信用チャネル資源の有無と対応付けられた第一拡
    散符号を用いて信号が拡散された基地局から送信された
    信号を受けて、前記通信用チャネル資源の有無と対応付
    けられた第一拡散符号から、無線基地局のチャネル資源
    の有無を認識することを特徴とする直接拡散CDMA移
    動通信システムにおける移動局。
JP12236498A 1998-05-01 1998-05-01 直接拡散cdma移動通信システムにおける通信用チャネル制御方法並びにこの通信用チャネル制御方法を用いる基地局及び移動局 Expired - Fee Related JP3429675B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12236498A JP3429675B2 (ja) 1998-05-01 1998-05-01 直接拡散cdma移動通信システムにおける通信用チャネル制御方法並びにこの通信用チャネル制御方法を用いる基地局及び移動局

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12236498A JP3429675B2 (ja) 1998-05-01 1998-05-01 直接拡散cdma移動通信システムにおける通信用チャネル制御方法並びにこの通信用チャネル制御方法を用いる基地局及び移動局

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11317979A JPH11317979A (ja) 1999-11-16
JP3429675B2 true JP3429675B2 (ja) 2003-07-22

Family

ID=14834061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12236498A Expired - Fee Related JP3429675B2 (ja) 1998-05-01 1998-05-01 直接拡散cdma移動通信システムにおける通信用チャネル制御方法並びにこの通信用チャネル制御方法を用いる基地局及び移動局

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3429675B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8537656B2 (en) 2000-07-19 2013-09-17 Ipr Licensing, Inc. Method for compensating for multi-path of a CDMA reverse link utilizing an orthogonal channel structure
US7911993B2 (en) 2000-07-19 2011-03-22 Ipr Licensing, Inc. Method and apparatus for allowing soft handoff of a CDMA reverse link utilizing an orthogonal channel structure
US6917581B2 (en) 2001-07-17 2005-07-12 Ipr Licensing, Inc. Use of orthogonal or near orthogonal codes in reverse link

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11317979A (ja) 1999-11-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3792512B2 (ja) 移動電気通信システムでのランダムアクセス
KR100524523B1 (ko) 이동 원격 통신 시스템의 랜덤 액세스 방법
EP0652650B1 (en) CDMA communication with multiplex transmission of data over a long distance with a low to a high rate
AU734579B2 (en) Channel assigning device and method in CDMA communication system
US6393047B1 (en) Quadriphase spreading codes in code division multiple access communications
EP1092285B1 (en) Appararus and method for synchronizing channels in a w-cdma communication system
JP2002524911A (ja) 挿入パイロットシンボルを使用するワイヤレス通信信号中のような通信信号中の振幅変動および干渉を減少させる方法および装置
JP2002543675A (ja) マルチ搬送波通信システムで同期チャンネルメッセージを送信する方法および装置
KR20010031321A (ko) 이동 전기통신시스템에서 랜덤 액세스
US10064144B2 (en) Use of correlation combination to achieve channel detection
JP3260716B2 (ja) 送信装置及びそれを用いた基地局装置
US7233627B2 (en) Method for searching pilot signals to synchronize a CDMA receiver with an associated transmitter
JP3564394B2 (ja) Cdma通信システムのチャネル拡散装置及び方法
JPH10145282A (ja) Ds−cdma伝送方式
JP3429675B2 (ja) 直接拡散cdma移動通信システムにおける通信用チャネル制御方法並びにこの通信用チャネル制御方法を用いる基地局及び移動局
JP3423117B2 (ja) スペクトル拡散通信システム、及び無線端末装置
JP3229821B2 (ja) Cdma受信回路
JP3203322B2 (ja) Cdma基地局装置
JP4808894B2 (ja) シグナリング伝送方法
JP3305912B2 (ja) 無線通信システム
JP3753312B2 (ja) 移動端末装置及び基地局装置並びにパイロット信号の処理方法
MXPA00011005A (en) Random access in a mobile telecommunications system
JPH0795177A (ja) 符号分割多元接続通信システム
MXPA00003791A (es) Acceso aleatoria en un ssitema de telecomunicaiones movil

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090516

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees