JP3429625B2 - カード体貼付装置 - Google Patents

カード体貼付装置

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JP3429625B2
JP3429625B2 JP13655696A JP13655696A JP3429625B2 JP 3429625 B2 JP3429625 B2 JP 3429625B2 JP 13655696 A JP13655696 A JP 13655696A JP 13655696 A JP13655696 A JP 13655696A JP 3429625 B2 JP3429625 B2 JP 3429625B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、郵便はがきなど
に、他の写真あるいはカードなどを貼り付けるカード体
貼付装置に関する。
【0002】
【従来の技術】結婚の挨拶状、子供の成長状況などを親
族、友人などに送る場合、専門業者に依頼してハガキの
裏面に写真を焼き付けた写真入りハガキを作ったり、あ
るいは郵便はがきの裏面に手作業で写真を貼り付けてい
る。
【0003】専門業者に依頼して写真入りハガキを作る
場合、注文する枚数が少ないと1枚当たりの価格が高く
なるだけでなく、使用できる写真の大きさ、形状などに
ついて制約が多い。また、手作業によって、郵便はがき
の裏面に写真を貼り付ける場合、写真の裏面に塗布する
糊の分布が不均一になるため、写真が剥がれたり、乾燥
後にシワが生じるおそれがあり、出来栄えが良くない。
また、すべて手作業であるため、製作枚数が多くなると
非常に面倒である。
【0004】そこで、本願出願人は、ハガキに写真など
を自動的に貼り付けることができる装置として、帯状写
真に対するハガキの貼着装置を開発し、特公平5−13
1782号公報などに開示している。
【0005】この装置を使用すれば、多数の画像が一定
間隔でプリントされ、各画像位置に対応したセンサ感知
孔を有する帯状写真を、ほぼ一直線に誘導しながら液状
糊を塗布し、画像と対応した位置にハガキを貼着して切
断することにより、1枚ずつ分離した写真付きハガキを
自動的に製作することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の写真貼付装置
は、複数の画像を一定間隔にプリントした帯状写真、い
わゆるロールシート状写真を使用するものであるため、
写真付きハガキを製作する場合には、前もってロールシ
ート状写真を作っておく必要がある。
【0007】ところが、ロールシート状写真は専門業者
でなければ製作できないだけでなく、1巻のロールシー
ト状写真を作る場合、ある程度のまとまった枚数が必要
である。したがって、業務用として、大量の写真付きハ
ガキを製作する場合には便利であるが、一般家庭で必要
とする程度の少ない枚数では、却って高価になってしま
い、写真貼付装置を使用するメリットがない。
【0008】また、従来の写真貼付装置は、ロールシー
ト状写真に対してハガキを1枚ずつ供給して貼着する機
構が複雑なものであるため、製作上、使用上の難点があ
り、装置自体の大きさも、幅が1300mm、高さ14
00mm、奥行き500mm程度の大きなサイズである
ため、広い場所がなければ設置できず、一般家庭用とし
ては、不向きな大きさである。
【0009】一方、ハガキに写真を1枚ずつ貼り付ける
装置も開発され販売されているが、両面粘着テープを使
用して写真をハガキに粘着させる方法であるため、出来
上がった写真付きハガキは、両面粘着テープの分だけ厚
くなる。
【0010】そこで、本発明が解決しようとする第1の
課題はロールシート状でない通常の写真を使用して、寸
法精度の高い写真付きハガキを自動的に製作できるカー
ド体貼付装置を提供することにある
【0011】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明のカード体貼付装置は、カード体を保持して
移動可能なカード体搬送手段と、カード体搬送手段へ第
1のカード体を供給する第1カード体供給手段と、カー
ド体搬送手段で保持された第1カード体に接着剤を塗布
する接着剤塗布手段と、接着剤を塗布した第1カード体
に第2のカード体を付着させカード仮接着体を形成する
第2カード体供給手段と、カード仮接着体を加圧してカ
ード貼着体とするカード貼着手段とを備えたことを特徴
とする。
【0012】カード体を保持して移動可能なカード体搬
送手段に対して、第1カード体供給手段から第1のカー
ド体を供給し、そこに保持する。カード体搬送手段は第
1カード体を保持した状態で移動していくが、その経路
において接着剤塗布手段によって第1カード体に接着剤
が塗布される。接着剤が塗布された第1カード体に対し
第2カード体供給手段から第2のカード体が供給される
ことにより、第2カード体が第1カード体に付着してカ
ード仮接着体が形成される。そして、カード仮接着体を
カード貼着手段で加圧して、第1カード体と第2カード
体とを完全に密着させることにより、カード貼着体を形
成する。これによって、1枚のカード体に他のカード体
を貼り付けたカード貼着体が完成する。
【0013】また、本発明のカード体貼付装置は、第1
カード体と第2カード体とを完全に密着させて形成した
カード貼着体の周辺部を切断する切断手段を備えたこと
を特徴とする。貼り合わせた第1カード体と第2カード
体のサイズが相違して、カードの周辺部にズレが生じた
場合、切断手段で切断することにより、カードの周辺部
の形状を整えることができる。
【0014】さらに、本発明のカード体貼付装置は、カ
ード体搬送手段に保持された状態で搬送されてきたカー
ド貼着体を、カード体搬送手段から離脱させるカード排
出手段を備えたことを特徴とする。カード排出手段を設
けることにより、完成したカード貼着体をカード体搬送
手段から離脱させる作業が容易となる。
【0015】ここで、本発明のカード体貼付装置では、
カード体を保持して移動可能なカード体搬送手段が、エ
ア吸引によりカード体を着脱自在に吸着するカード吸着
板と、このカード吸着板を移動させる吸着板移送手段と
からなることを特徴とする。カード体をエア吸引でカー
ド吸着板に吸着することにより、カード体は平面を保っ
た状態で確実に保持されるため、カード体に他の処理を
施す場合の作業性が良好であり、着脱も容易である。ま
た、吸着板移送手段によって、カード体を吸着保持した
ままカード吸着板を移動させるため、途中でカード体が
変形したり、風圧などで脱落することもなく、確実に搬
送することができる。
【0016】また、本発明のカード体貼付装置では、第
1カード供給手段または第2カード供給手段の少なくと
も一方が、複数のカード体を積層させて収容する収容部
と、カード体を1枚ずつ送出する送出機構と、送出され
たカード体を載せて上昇可能な保持部材と、保持部材を
昇降させる昇降機構とから成ることを特徴とする。複数
のカード体を収容した収容部から、送出機構によってカ
ード体を1枚ずつ送出して保持部材に載置し、昇降機構
で保持部材を上昇させることによりカード体搬送手段に
対してカード体を供給する。
【0017】ここで、前記送出機構が、カード体を収容
部に積層状態に保持する保持部材と、積層カード体の最
下部に位置するカード体に当接して回転することにより
カード体を送り出す送出ローラとからなることを特徴と
する。送出ローラが、収容部に積層されたカード体の最
下部に位置するカード体に当接して回転するため、カー
ド体を1枚ずつ確実に送出することができる。
【0018】ここで、収容部に積層されたカード体を傾
斜状態で保持すれば、常に送出方向へ寄せた状態となる
ため、送出ミスが発生せず、最後の1枚まで確実に送出
できる。また、収容部に積層されたカード体の最下部に
位置するカード体に当接して回転する偏心ローラを設け
てもよい。偏心ローラの回転により、積層されたカード
体に適度の振動が与えられるため、重なり合って密着し
たカード体があっても1枚ずつ分離され、確実に送出で
きる。
【0019】さらに、前記昇降機構が、カード体保持部
材に軸支された回動軸と、カード体貼付装置本体に軸支
された支持軸と、回動軸と支持軸とを連結する連結部材
とから成ることを特徴とする。カード体貼付装置本体に
軸支された支持軸とカード体保持部材に軸支された回動
軸とは、連結部材を介して連結されているため、支持軸
を中心にして回動軸が所定角度回動することにより、カ
ード体保持部材が上昇または下降する。
【0020】また、本発明のカード体貼付装置では、前
記接着剤塗布手段が、カード体搬送手段に保持される第
1カード体に対して接着剤を吐出する接着剤吐出ノズル
であることを特徴とする。カード体搬送手段に保持され
る第1カード体に対して、接着剤吐出ノズルから吐出さ
せた接着剤を塗布することにより、ムラのない均一な塗
布状態が得られる。
【0021】ここで、カード体搬送手段に保持される第
1カード体に対して接着剤を吐出する接着剤吐出ノズル
が傾動可能であることを特徴とする。接着剤吐出ノズル
を傾動可能としておけば、第1カード体がカード体搬送
手段によって搬送移動するとき、カード体搬送手段の一
部を接着剤吐出ノズルの一部に接触させて、接着剤吐出
ノズルを搬送方向に傾動させることができる。このと
き、接着剤吐出ノズルが傾動できる角度を一定に設定す
る機構を設けておけば、接着剤吐出ノズルは設定された
角度だけ傾動することにより、第1カード体の一定領域
に接触し、接着剤が塗布される。このように、カード体
搬送手段の搬送移動によって接着剤吐出ノズルを傾動さ
せ、第1カード体の一定領域に限定して接着剤を均一に
塗布することができる。
【0022】ここで、接着剤吐出ノズルからの接着剤吐
出領域を変更可能としておけば、第1カード体における
接着剤塗布範囲を変えることができるため、第1カード
体のサイズが変わるなどの理由で、接着剤塗布範囲を変
える必要が生じた場合にも、容易に対応できる。
【0023】さらに、前記接着剤吐出ノズルからの接着
剤吐出領域を第1カード体の幅より狭くしたことを特徴
とする。接着剤吐出ノズルからの接着剤吐出領域を第1
カード体の幅より狭くすることにより、第1カード体に
おける接着剤塗布範囲はカード体の面内に限定されるた
め、接着剤塗布面に第2カード体を貼着させた場合にも
接着剤がカード体周辺部から漏出することがない。
【0024】ここで、前記カード体搬送手段に保持され
る第1カード体に対する接着剤吐出ノズルの接触圧力が
変更可能であることを特徴とする。接着剤吐出ノズルの
接触圧力を変化させることにより、第1カード体に対す
る接着剤塗布量を調節できるため、カード体の材質や接
着剤の種類などに応じて適切な分量とすれば、確実な接
着力が得られる。
【0025】また、前記接着剤吐出ノズルからの接着剤
吐出量が変更可能であることを特徴とする。接着剤吐出
ノズルからの接着剤吐出量を変更可能とすることによ
り、第1カード体に塗布する接着剤の分量を調節できる
ため、カード体の材質や接着剤の種類などに応じて過不
足のない分量とすることができ、確実な接着力が得ら
れ、カード貼着体からの接着剤の漏出などもなくなる。
【0026】次に、本発明のカード体貼付装置では、第
1カード体に第2カード体を付着させて形成したカード
仮接着体を加圧してカード貼着体とするためのカード体
貼着手段が、前記搬送手段に保持されて移動する前記カ
ード貼着体を加圧する圧着ローラであることを特徴とす
る。圧着ローラでカード仮接着体を加圧することによ
り、第1カード体と第2カード体とが完全に密着し、剥
がれることのないカード貼着体が完成する。
【0027】また、カード貼着体の周辺部を切断するた
めの切断手段が、カード貼着体の左右両辺部を切断する
第1切断機構と、カード貼着体の上下両辺部を切断する
第2切断機構とから成ることを特徴とする。切断手段を
第1切断機構と第2切断機構とに分けて設けることによ
り、正確な切断作業を行うことができ、構造もシンプル
である。
【0028】ここで、前記第1切断機構が、前記カード
貼着体を保持して移動するカード体搬送手段と、前記カ
ード貼着体と当接するディスク状カッタとから成ること
を特徴とする。カード体搬送手段に保持されて移動する
カード貼着体にディスク状カッタを当接させて切断する
ため、切断は確実に行われ、切断部分の外観も良好であ
る。
【0029】また、前記第2切断機構が、カード貼着体
を移動させる移送ローラと、移送ローラで移動するカー
ド貼着体と当接するディスク状カッタであることを特徴
とする。移送ローラによって移動するカード貼着体にデ
ィスク状カッタを当接させて切断するため、切断は確実
に行われ、切断部分の外観も良好である。
【0030】さらに、前記カード排出手段が、エア吸引
によりカード貼着体を着脱自在に吸着するカード吸着具
と、カード吸着具を昇降および水平移動させる移動機構
とから成ることを特徴とする。カード吸着具は、エア吸
引によりカード貼着体を吸着するため、確実な保持状態
が得られ、離脱も容易である。また、移動機構によっ
て、カード貼着体をカード吸着具とともに移動させるた
め、途中でカード貼着体が脱落することもなく所定位置
まで移送できる。
【0031】
【0032】
【0033】
【0034】
【0035】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1は本発明の第1実施形態であ
る写真貼付装置を示す正面図、図2は同写真貼付装置の
上部カバーを開いた状態を示す平面図である。
【0036】これらの図に示す写真貼付装置10におい
て、11は写真供給部、12は接着剤塗布部、13はハ
ガキ供給部、14は圧着部、15は第1スリット部、1
6は排出部、17は第2スリット部である。18は吸着
板、19は搬送ベルト、20はモータ、21はエア吸引
管、22は上部カバーである。
【0037】写真貼付装置10は、カード体を保持して
移動可能な吸着板18と、吸着板18へ写真Pを供給す
る写真供給部11と、吸着板18で吸着保持された写真
Pに接着剤を塗布する接着剤塗布部12と、接着剤を塗
布した写真PにハガキCを付着させ仮接着体C1を形成
するハガキ供給部13と、仮接着体C1を加圧して貼着
体C2とする圧着部14、貼着体C2の長辺部分を切断
する第1スリット部15、貼着体C2を排出方向へ移送
する排出部16、貼着体C2の短辺部分を切断する第2
スリット部17とを備えている。
【0038】吸着板18は、エア吸引管21と連通した
吸気孔が下面に開口しているため、カード体を着脱自在
に吸着することができ、吸着板18自体はモータ20で
駆動された搬送ベルト19により、写真供給部11と排
出部16との間を往復可能である。また、写真供給部1
1の収容部23には画像面を上にして積層した写真Pが
収容され、ハガキ供給部13の収容部24には宛先記入
面を下にして積層したハガキCが収容されている。
【0039】次に、図3〜6を参照して写真供給部11
による写真供給工程について説明する。図3は写真供給
部11を示す平面図、図4は図3のA−A線断面図、図
5は図3のB−B線断面図、図6は写真供給部11の垂
直断面図である。
【0040】画像面を上にした状態で収容部23に積層
して収容された写真Pは、保持部材25により傾斜状態
に保持されている。積層された写真Pの浮き上がりを防
止するため、その上面には押え板250を載置してい
る。
【0041】収容部23に積層された写真Pは、繰出ロ
ーラ26,27の回転により、最下部に位置するものか
ら順に、吸着板18方向へ送出される。このとき、収容
部23には、最下部にある写真と当接する偏心ローラ2
9を設けているため、偏心ローラ29を回転させて写真
Pに振動を与えることにより重なり合った写真を1枚ず
つ分離させ、最下部に位置するものから順番に、確実に
1枚ずつ繰り出すことができる。
【0042】収容部23から繰り出された写真Pは、送
出ローラ28で吸着板18方向へ移送され、最終的には
移送ベルト30により、吸着板18の直下の保持部材3
1上まで移送される。保持部材31上に来た写真Pは、
保持部材31を上昇させることにより吸着板18下面に
当接し、エア吸引により吸着板18下面に吸着保持され
る。このとき、吸着板18下面には写真Pの画像面が接
触している。
【0043】ここで、保持部材31の昇降機構について
説明する。保持部材31の下方には回動軸32が軸支さ
れ、装置本体に軸支された支持軸33と連結部材34を
介して連結された構造である。したがって、支持軸33
を所定角度回転させると、連結部材34も支持軸33を
中心にその角度分だけ回転するため、回動軸32が移動
し、保持部材31が昇降する。すなわち、支持軸33を
正転、逆転させることにより、保持部材31を昇降させ
る。
【0044】次に、図7〜9を参照して、写真Pへの接
着剤塗布工程について説明する。図7は接着剤塗布部1
2を示す平面図、図8は同正面図、図9は同側面図であ
る。前工程において吸着板18の下面に吸着された写真
Pは、吸着板18の下面に保持された状態で吸着板18
とともに移動していき、その途中で接着剤塗布部12の
上部を通過することにより、写真Pの裏面に接着剤が塗
布される。
【0045】接着剤塗布部12の上部には、接着剤吐出
ノズル35が設けられ、接着剤移送管36を通して供給
された接着剤が,接着剤吐出ノズル35の開口部35a
から吐出するようになっている。したがって、吸着板1
8の下面に保持された写真Pの裏面が接着剤吐出ノズル
35部分に接触しながら移動していくことにより、写真
P裏面に接着剤が塗布される。
【0046】図8に示すように、接着剤吐出ノズル35
は写真Pの搬送方向に角度θだけ傾動可能な構造であ
る。したがって、吸着板18が搬送移動すると、図8
(a)に示すように、吸着板18の両端に設けたレール
18r前部と接着剤吐出ノズル35の両端に固定された
カムレバー35cとが接触し、さらに吸着板18が搬送
移動することにより、同(b)に示すように、カムレバ
ー35cとともに接着剤吐出ノズル35が写真Pの搬送
方向に角度θだけ傾動して接着剤を塗布する。このと
き、カムレバー35cは2点接触となるためθ以上に傾
動することはなく、塗布動作を行うたびに角度θは常に
一定となる。したがって、写真Pの塗布開始部分に大量
の接着剤が集中して塗布される弊害を解消することがで
きる。
【0047】また、カムレバー35c部分には、接着剤
吐出ノズル35が元の状態に戻るように付勢するスプリ
ング35sを設けているため、吸着板18が接着剤吐出
ノズル35部分を通過すると、接着剤吐出ノズル35は
直ちに元の状態に復帰する。このように、接着剤吐出ノ
ズル35を傾動可能とすることにより、写真Pの一定領
域に限定して接着剤を均一に塗布することができる。
【0048】また、接着剤吐出ノズル35からの接着剤
吐出領域は変更可能であるため、写真Pにおける接着剤
塗布範囲を変えることができ、写真サイズが変わるなど
の理由により、接着剤塗布範囲を変える必要が生じた場
合にも、容易に対応できる。したがって、接着剤吐出ノ
ズル35からの接着剤吐出領域を写真Pの幅より狭く設
定しておけば、写真Pにおける接着剤塗布範囲は写真P
裏面内に限定されるため、接着剤塗布面にハガキCを貼
着させた場合にも接着剤が周辺部から漏出することがな
い。
【0049】さらに、図9に示すように、接着剤吐出ノ
ズル35は、吸着板18に吸着された写真Pに対して、
接触圧力が一定となるようにスプリングSが配置され、
接着剤塗布中は常に写真P面を押付け接触するようにな
っている。さらに、接着剤吐出ノズル35部分の両端に
は、接着剤吐出ノズル35上面と写真Pとの隙間を調整
するための調整ボルト35bを配置している。このよう
な機構を設けることにより、吸着板18に吸着保持され
た写真Pに対する、接着剤吐出ノズル35の接触圧力を
自由に変化させることができる。
【0050】接着剤吐出ノズル35の接触圧力を変化さ
せることにより、写真Pに対する接着剤塗布量を調節で
きるため、写真PやハガキCの材質や接着剤の種類など
に応じて適切な分量とし、確実な接着力を得ることがで
きる。また、写真Pの厚みは複数種類あるが、接着剤吐
出ノズル35上面と写真Pとの隙間距離を調整できるた
め、それぞれの厚みに応じて適切な距離にすることによ
り、適切な塗布条件に設定することができる。
【0051】また、接着剤吐出ノズル35からの接着剤
吐出量も変更可能としているため、写真Pに塗布する接
着剤の分量を調節することができ、写真PやハガキCの
種類などに応じて過不足のない分量とすることにより、
確実な接着力が得られ、接着剤の漏出なども防止でき
る。
【0052】次に、接着剤が塗布された写真Pに対し
て、ハガキ供給部13から供給したハガキCを付着させ
る工程について説明する。ハガキ供給部13の構造、機
能などは図2に示す写真供給部11と同様である。ハガ
キ供給部13の収容部24に積層されたハガキCは、保
持部材31によって保持されている。
【0053】収容部24に積層されたハガキCのうち最
下部にあるハガキCは、送出ローラ37により収容部2
4から外に送出され、他の移送ローラ38などにより順
次移送されていき、最終的には移送ベルト39により、
保持部材40上まで移送されている。このとき、吸着板
18下面の写真Pは接着剤を塗布され、吸着板18とと
もに保持部材40直上まで移動してくるため、保持部材
40を上昇させることにより、写真Pの接着剤塗布面に
ハガキCが付着して仮接着体C1が形成される。なお、
保持部材40の昇降機構は、保持部材31と同じであ
る。
【0054】次に、図10〜13を参照して、圧着部1
4および第1スリット部15について説明する。図10
は圧着部14の平面図、図11は同正面図、図12は第
1スリット部15の平面図、図13は同正面図である。
【0055】圧着部14は図10,11に示すように、
回転自在な圧着ローラ41を有しており、前記工程で形
成された仮接着体C1が吸着板18下面に吸着された状
態で圧着ローラ41に接触しながら移動していくことに
より、吸着板18下面と圧着ローラ41との間で仮接着
体C1が加圧され、写真PとハガキCとが完全に密着し
た貼着体C2が形成される。圧着ローラ41はスプリン
グ42により加圧方向へ付勢されているため、仮接着体
C1を吸着した吸着板18が通過するとき、仮接着体C
1の全面にわたり均一でムラのない加圧効果が生ずる。
【0056】また、第1スリット部15は、図12,1
3に示すように、2枚のディスクカッタ44が取付けら
れた回転軸45を有しており、前記工程で形成された貼
着体C2が吸着板18下面に吸着された状態で2枚のデ
ィスクカッタ44に接触しながら移動していくことによ
り、貼着体C2の長辺部分が切断される。ディスクカッ
タ44の取付け位置は回転軸45に沿った方向に変更可
能であるため、2枚のディスクカッタ44間の距離を変
えることにより、切断後の貼着体C2のサイズを自由に
設定することができる。
【0057】このように、前記工程で形成された仮接着
体C1が吸着板18下面に吸着された状態で移動してい
き、圧着部14上を通過することにより仮接着体C1が
加圧されて貼着体C2が形成され、さらに第1スリット
部15上を通過することにより貼着体C2の長辺部分が
切断される。
【0058】次に、図14〜17を参照して、排出部1
6および第2スリット部17について説明する。図14
は排出部16および第2スリット部17の平面図、図1
5は排出部16の正面図、図16は第2スリット部17
の正面図、図17は排出部16および第2スリット部1
7の垂直断面図である。
【0059】排出部16は、エア吸引により貼着体C2
を着脱自在に吸着する2個の吸着具46と、吸着具46
を保持する保持部材47とを有している。また、吸着具
46とともに保持部材47を昇降させる機構として、回
動軸48、連結部材49、支持軸50を備えている。保
持部材47の昇降機構は前述した写真供給部11におけ
る保持部材31の昇降機構と同一である。さらに、保持
部材47はエアシリンダ52により駆動され、水平バー
材51に沿って往復可能である。
【0060】前記工程で長辺部分を切断された貼着体C
2が吸着板18下面に吸着された状態で移動してきて吸
着具46の直上で停止すると、支持軸50の回転により
保持部材47が上昇し、吸着具46が貼着体C2に接触
する。このとき、吸着板18のエア吸引が解除されると
同時に、吸着具46のエア吸引が開始するため、貼着体
C2は吸着具46に吸着される。そして、保持部材47
が元の位置まで下降した後、エアシリンダ52により水
平バー材51に沿って第2スリッタ部17方向へ移動す
る。
【0061】次に、図17に示すように、第2スリット
部17は、ディスクカッタ53を有するスリットローラ
54と、送出ローラ55、排出ローラ56、受刃ローラ
57とで構成されている。吸着具46に吸着されて移動
してきた貼着体C2が、送出ローラ55と排出ローラ5
6の部分に達すると、吸着具46のエア吸引が解除され
るので、貼着体C2は両ローラ間に挟まれて移動してい
き、スリットローラ54と受刃ローラ57との間を通過
する際にディスクカッタ53によって、その短辺部分を
切断された後、排出される。排出された貼着体C2はガ
イド板58上を滑り落ちていき、収納部59に収納され
る。これによって、写真PをハガキCに貼り付けた貼着
体C2が完成する。なお、2枚のディスクカッタ53の
取付け間隔を変更することにより、切断後の貼着体C2
のサイズを自由に設定することができる。
【0062】一方、貼着体C2が離脱して空になった吸
着板18は、搬送ベルト19により写真供給部11の上
まで戻り、次の作業を開始する。これら一連の動作は自
動的に行われるため、ハガキへの写真貼り付け作業を効
率的に行うことができる。また、出来上がった写真付き
ハガキの外観は良好であり、接着剤が漏出したり、写真
が剥がれたりすることもない。
【0063】本実施の形態で説明した写真貼付装置10
は、ハガキに写真を貼り付ける作業を自動的に行うこと
ができるものであるが、本発明はこの装置に限定するも
のではないので、カード体同士を貼り付ける作業を行う
分野において、広く活用できる。
【0064】次に、図18,19を参照して本発明の第
2実施形態であるカード体上昇装置について説明する。
図18はカード体上昇装置100を示す正面図、図19
は図19のC−C線断面図である。これらの図におい
て、101はベース部材、102は支持軸、103は保
持部材、104は回動軸、105は連結部材である。ま
た、107はカード体106を吸着して保持部材103
上を水平移動するカード体搬送用の吸着板、108は保
持部材と連動したカムレバーである。
【0065】図18に示すように、ベース部材101に
は2本の支持軸102が軸支され、保持部材103には
2本の回動軸104が軸支され、支持軸102と回動軸
104とはそれぞれ連結部材105を介して連結されて
いるため、回動軸104が支持軸102を中心に傾動す
ることにより、保持部材103は水平状態を保ったまま
昇降可能である。また、カムレバー108は軸108a
を中心に傾動可能であり、カムレバー108の傾動と連
動して保持部材103が昇降する。
【0066】ここで、図18を参照して、保持部材10
3上に載置されたカード体106を、吸着板107に対
し吸着させる動作について説明する。図中の右方から左
方に向かって水平移動して接近してきた吸着板107
が、保持部材103上方に到達すると、保持部材103
の左端がカムレバー108の上端に接触し、カムレバー
108は軸108aを中心に左方へ傾動する。カムレバ
ー108が左方へ傾動することにより、カムレバー10
8の他端部が保持部材103を上方へ押し上げるように
作用するため、カード体106を載せた保持部材103
は水平状態のまま上昇し、保持部材103上にあるカー
ド体106は吸着板107の下面に吸着される。このあ
と、吸着板107が右方へ移動しカムレバー108から
離れると、カムレバー108は元の状態に復帰するとと
もに保持部材103はバネにより下降する。
【0067】このように、保持部材103の昇降は、他
の動力を使用せず吸着板107とカムレバー108との
接触,離脱により行われるため、シンプルな構造であり
ながら、動作は確実である。また、保持部材103上方
に吸着板107が到達してカムレバー108と接触する
と、自動的に保持部材103が上昇するため、作業時間
に空白が生ずることがなく、効率が向上する。
【0068】さらに、図20〜25を参照して、本発明
の第3実施形態であるカード体吸着搬送装置について説
明する。図20はカード体吸着搬送装置を示す斜視図、
図21は吸着板の斜視図、図22,24はカード体浮上
防止具の正面図、図23,25はカード体浮上防止具の
底面図である。
【0069】これらの図において、109はカード体吸
着搬送装置、110は吸着板、111は保持部材、11
2はカード体浮上防止具、113は吸着板110を往復
移動させるための搬送ベルト、114はカード体、11
5は上部カバー、121は移送ベルトである。なお、図
20では、説明容易化のため、カード体吸着搬送装置1
09の上部カバー115を開いて直立させた状態を示し
ている。運転中は、上部カバー115を水平に倒して保
持部材111などの上方を覆った状態とする。このと
き、保持部材111上面と吸着板110下面とは平行で
あり、吸着板110はこれらの上方を水平移動する。
【0070】ここで、図21を参照して、吸着板110
について説明する。この図に示すように、吸着板110
の下面には、後方のエア吸引管116と連通した枠形状
の吸引溝117が開設されており、この吸引溝117部
分に接触するカード体114を、エア吸引により吸着す
る。そして、吸着板110はカード体114を吸着保持
したまま、搬送ベルト113により、所定位置まで移動
していき、エア吸引を解除することによりカード体11
4を吸着板110から離脱させる。
【0071】カード体吸着搬送装置109は、移送ベル
ト121で保持部材111上まで移送されてきたカード
体114の浮上を防止するため、カード体浮上防止具1
12を備えている。カード体浮上防止具112は、吸着
板110移動領域の両側に設けたガイドシャフト122
に挿通された3枚の仕切プレート118a〜118c
と、これらの仕切プレート118a〜118cの貫通孔
に通した4本の水平バー材119a〜119cとで構成
されている。
【0072】仕切プレート118a〜118cは、ガイ
ドシャフト122に沿って水平方向にスライド自在であ
り、ガイドシャフト122の端部にはストッパ123が
設けられている。吸着板110の仕切プレート118側
には磁石120が取付けられ、磁石120と仕切プレー
ト118aとは着脱可能である。
【0073】水平バー材119a〜119cにはそれぞ
れ頭部ストッパ124a〜124cおよび先端部ストッ
パ125a〜125cが形成され、水平バー材119a
〜119c本体部分は仕切プレート118a〜118c
の貫通孔中をスライド自在であり、頭部ストッパ124
a〜124cは上部カバー115の端部に突出可能であ
る。このような構造により、カード体浮上防止具112
は、吸着板110の水平移動によって、全体がその方向
に伸縮する。
【0074】図22〜25を参照して、カード体浮上防
止具112の伸縮動作について説明する。図22,23
は吸着板110が保持部材111の直上に位置し、カー
ド体浮上防止具112が収縮した状態を示し、図24,
25は吸着板110が保持部材111から離れ、カード
体浮上防止具112が伸展した状態を示している。
【0075】図22,23に示すように、吸着板110
が保持部材111の直上に位置しているときは、吸着板
110の磁石120が仕切プレート118aに密着する
とともに、仕切プレート118a〜118c同士も互い
に密着している。このとき、水平バー材119a〜11
9cは、そのストッパ124a〜124c側が上部カバ
ー115の端部に突出している。この状態で、保持部材
111上のカード体114を吸着板110により吸着す
る。
【0076】次に、カード体114を吸着した吸着板1
10が水平移動し保持部材111から離れていくと、吸
着板110の磁石120に密着している仕切プレート1
18aもその方向に引っぱられていく。このとき、水平
バー材119aの先端部ストッパ125aが仕切プレー
ト118aに引っ掛っているため、水平バー材119a
も仕切プレート118aとともに移動していく。
【0077】水平バー材119aが移動していくと、や
がてその頭部ストッパ124aが仕切プレート118b
に引っ掛かり、仕切プレート118bが移動していく。
このとき、水平バー材119bの先端部ストッパ125
bが仕切プレート118bに引っ掛っているため、水平
バー材119bも仕切プレート118bとともに移動し
ていく。
【0078】水平バー材119bが移動していくと、や
がてその頭部ストッパ124bが仕切プレート118c
に引っ掛かり、仕切プレート118cが移動していく。
このとき、水平バー材119cの先端部ストッパ125
cが仕切プレート118cに引っ掛っているため、水平
バー材119cも仕切プレート118cとともに移動し
ていき、水平バー材119cの頭部ストッパ124cが
上部カバー115の端部に引っ掛かる時点で移動が止ま
る。
【0079】一方、仕切プレート118aは、吸着板1
10の磁石120と密着して引っぱられていき、ストッ
パ123に当接したところで移動が阻止されるが、この
あとも吸着板110はそのまま水平移動していくため、
磁石120は仕切プレート118aから離脱する。
【0080】すなわち、吸着板110の磁石120と密
着した仕切プレート118aが、吸着板110とともに
移動していき、それに伴って水平バー材119a〜11
9cおよび仕切プレート118b,118cが交互に連
係しながら移動していくことにより、図24,25に示
すように、カード体浮上防止具112が最大に伸展した
状態となる。
【0081】このように、カード体浮上防止具112が
最大に伸展した状態となって、保持部材111直上に位
置することにより、保持部材111上にあるカード体1
14の浮き上がりを防止する。
【0082】次に、吸着板110が保持部材111上に
戻って来る場合には、接近してきた吸着板110の磁石
120がまず仕切プレート118aに当接し、そのまま
吸着板110の復帰動作により仕切プレート118aを
移動させていくため、仕切プレート118b,118c
と順に当接して収縮していき、最終的には上部カバー1
15の端部に収納され、図22,23の状態に戻る。こ
のとき、水平バー材119a〜119cの頭部ストッパ
124a〜124cは、上部カバー115の端部を貫通
して突出した状態となる。
【0083】このように、カード体吸着搬送装置109
では、吸着板110の移動により伸縮するカード体浮上
防止具112を備え、保持部材111から吸着板110
が離れているときも、カード体114の浮上を防止する
ため、吸着板110にカード体114が吸着しなかった
り、戻って来る吸着板110と接触してカード体114
が変形したり、移動することがない。
【0084】
【発明の効果】本発明により、以下の効果を奏すること
ができる。
【0085】(1)カード体を吸着保持して移動可能な
カード体搬送手段と、第1カード体供給手段と、接着剤
塗布手段と、第2カード体供給手段と、カード貼着手段
とを備えたカード体貼付装置により、ロールシート状で
なく1枚ずつ独立したカード体同士の貼付作業を自動的
に効率良く行うことができる。また、カード体の枚数が
少数でも貼付作業を行うことができる。
【0086】(2)前記カード体貼付装置に、カード貼
着体の周辺部を切断する切断手段を備えることにより、
2枚のカード体を貼り合わせて形成したカード貼着体の
周辺部分の外観形状が整い、寸法精度も向上する。
【0087】(3)前記カード体貼付装置に、カード体
を保持して移動可能なカード体搬送手段からカード貼着
体を離脱させ、搬送するカード排出手段を備えることに
より、完成したカード貼着体の所定場所への収容を効率
的に行うことができる。
【0088】(4)カード体搬送手段として、エア吸引
によりカード体を着脱自在に吸着するカード吸着板と、
カード吸着板を移動させる吸着板移送手段とを設けるこ
とにより、カード体を平面を保った状態で保持、搬送で
きるため、カード体に他の処理を施す場合の作業性が良
好である。また、搬送途中でカード体が変形したり、風
圧などで脱落することもない。
【0089】(5)第1カード供給手段または第2カー
ド供給手段の少なくとも一方に、複数のカード体を積層
させて収容する収容部と、カード体を1枚ずつ送出する
送出機構と、送出されたカード体を載せて上昇可能な保
持部材を設けることにより、カード体搬送手段に対し
て、カード体を傷つけることなく1枚ずつ正確に供給で
きる。
【0090】(6)前記送出機構として、カード体を収
容部に積層状態で保持する保持部材と、積層カード体の
最下部に位置するカード体に当接して送り出す送出ロー
ラとを設けることにより、送出ミスが発生せず、最後の
1枚まで確実に送出できる。
【0091】(7)前記保持部材の昇降機構を、回動
軸、支持軸およびこれらを連結する連結部材で構成する
ことにより、シンプルな構造でありながら確実な昇降動
作を行うことができる。
【0092】()前記接着剤塗布手段として、接着剤
吐出ノズルを設けることにより、ムラのない均一な塗布
状態が得られる。
【0093】()前記接着剤吐出ノズルを傾動可能と
することにより、接着剤吐出ノズル位置と塗布状態が常
に一定となり、塗布開始部分に大量の接着剤が集中して
付着する弊害を解消できる。
【0094】(10)接着剤吐出ノズルからの接着剤吐
出領域をカード体の幅より狭くすることにより、カード
貼着体周辺からの接着剤漏出を解消できる。
【0095】(11)接着剤吐出ノズルの接触圧力を変
更可能とすることにより、各種の接着条件に応じて接着
剤の塗布量を調整することができる。
【0096】(12)接着剤吐出ノズルからの接着剤吐
出量を変更可能とすることにより、カード体の材質、接
着剤の種類などに応じて接着剤吐出量を調節できるた
め、確実な接着力が得られる。
【0097】(13)カード体貼着手段として圧着ロー
ラを設けることにより、第1カード体と第2カード体と
が完全に密着し、剥がれることのないカード貼着体を形
成することができる。
【0098】(14)カード貼着体の周辺部を切断する
ための切断手段として、第1切断機構および第2切断機
構を設けることにより、構造のシンプル化を図るととも
に、正確な切断をすることができる。
【0099】(15)第1切断機構、第2切断機構とし
て、カード貼着体と当接して切断する回転式ディスク状
カッタを設けることにより、切断が確実に行われ、切断
部分の外観も良好となる。
【0100】(16)カード貼着体排出手段として、カ
ード吸着具と、これを移動させる移動機構を設けること
により、カード貼着体を傷つけたり、変形させることな
く、一定位置に排出することができる。また、途中でカ
ード貼着体が脱落することもない。
【0101】
【0102】
【0103】
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のカード貼付装置を示す正面図で
ある。
【図2】同カード貼付装置を示す平面図である。
【図3】写真供給部を示す平面図である。
【図4】図3のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】写真供給部の垂直断面図である。
【図7】接着剤塗布部を示す平面図である。
【図8】接着剤塗布部を示す正面図である。
【図9】接着剤塗布部の側面図である。
【図10】圧着部の平面図である。
【図11】圧着部の正面図である。
【図12】第1スリット部の平面図である。
【図13】第1スリット部の正面図である。
【図14】排出部および第2スリット部の平面図であ
る。
【図15】排出部の正面図である。
【図16】第2スリット部の正面図である。
【図17】排出部および第2スリット部の垂直断面図で
ある。
【図18】第2実施形態のカード体昇降装置を示す正面
図である。
【図19】図18のC−C線断面図である。
【図20】第3実施形態のカード体吸着搬送装置を示す
斜視図である。
【図21】吸着板を示す斜視図である。
【図22】カード体浮上防止具を示す正面図である。
【図23】カード体浮上防止具を示す底面図である。
【図24】カード体浮上防止具を示す正面図である。
【図25】カード体浮上防止具を示す底面図である。
【符号の説明】
10 写真貼付装置 11 写真供給部 12 接着剤塗布部 13 ハガキ供給部 14 圧着部 15 第1スリット部 16 排出部 17 第2スリット部 18,107,110 吸着板 19,39,113 搬送ベルト 20 モータ 21 エア吸引管 22,115 上部カバー P 写真 C ハガキ C1 仮接着体 C2 貼着体 23,24 収容部 25,31,40,47,103,111 保持部材 26,27 繰出ローラ 28,37,55 送出ローラ 29 偏心ローラ 30,39,121 移送ベルト 33,50,102 支持軸 34,49,105 連結部材 35 接着剤吐出ノズル 36 接着剤移送管 θ 角度 35a 開口部 18r レール 35c カムレバー 35s,S,42 スプリング 35b 調整ボルト 38 移送ローラ 41 圧着ローラ 44,53 ディスクカッタ 45 回転軸 46 吸着具 48,104 回動軸 51 水平バー材 52 エアシリンダ 54 スリットローラ 56 排出ローラ 57 受刃ローラ 58 ガイド板 59 収納部 100 カード体上昇装置 101 ベース部材 106,114 カード体 108 カムレバー 108a 軸 109 カード体吸着搬送装置 112 カード体浮上防止具 116 エア吸引管 117 吸引溝 122 ガイドシャフト 118a,118b,118c 仕切プレート 119a,119b,119c 水平バー材 120 磁石 123 ストッパ 124a,124b,124c 頭部ストッパ 125a,125b,125c 先端部ストッパ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平8−80692(JP,A) 特開 平3−156457(JP,A) 特開 平5−313300(JP,A) 特開 昭63−246290(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B42D 1/00 - 15/10 G03C 11/14

Claims (16)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード体を保持して移動可能なカード体
    搬送手段と、前記カード体搬送手段へ第1のカード体を
    供給する第1カード体供給手段と、前記カード体搬送手
    段で保持された第1カード体に接着剤を塗布する接着剤
    塗布手段と、接着剤を塗布した前記第1カード体に第2
    のカード体を付着させカード仮接着体を形成する第2カ
    ード体供給手段と、前記カード仮接着体を加圧してカー
    ド貼着体を形成するカード貼着手段と、前記カード体搬
    送手段から前記カード貼着体を離脱させるカード排出手
    段とを備え、前記カード体搬送手段は前記第1カード体
    供給手段と前記カード排出手段との間を往復するものと
    たカード体貼付装置。
  2. 【請求項2】 カード体を保持して移動可能なカード体
    搬送手段と、前記カード体搬送手段へ第1のカード体を
    供給する第1カード体供給手段と、前記カード体搬送手
    段で保持された第1カード体に接着剤を塗布する接着剤
    塗布手段と、接着剤を塗布した前記第1カード体に第2
    のカード体を付着させカード仮接着体を形成する第2カ
    ード体供給手段と、前記カード仮接着体を加圧してカー
    ド貼着体を形成するカード貼着手段と、前記カード貼着
    体の周辺部を切断する切断手段と、前記カード体搬送手
    段から前記カード貼着体を離脱させるカード排出手段と
    を備え、前記カード体搬送手段は前記第1カード体供給
    手段と前記カード排出手段との間を往復するものとし
    カード体貼付装置。
  3. 【請求項3】 前記カード体搬送手段が、エア吸引によ
    りカード体を着脱自在に吸着するカード吸着板と、前記
    カード吸着板を移動させる吸着板移送手段とからなる請
    求項1または2に記載のカード体貼付装置。
  4. 【請求項4】 前記第1カード供給手段または前記第2
    カード供給手段の少なくとも一方が、複数のカード体を
    積層させて収容する収容部と、前記カード体を1枚ずつ
    送出する送出機構と、送出されたカード体を載せて上昇
    するカード体保持部材と、前記カード体保持部材を昇降
    させる昇降機構とからなる請求項1からのいずれかに
    記載のカード体貼付装置。
  5. 【請求項5】 前記送出機構が、前記収容部にカード体
    を積層状態に保持する保持部材と、積層カード体の最下
    部に位置するカード体に当接して回転することにより同
    カード体を送り出す送出ローラとからなる請求項記載
    のカード体貼付装置。
  6. 【請求項6】 前記昇降機構が、カード体保持部材に軸
    支された回動軸と、カード体貼付装置本体に軸支された
    支持軸と、前記回動軸と前記支持軸とを連結する連結部
    とからなる請求項記載のカード体貼付装置。
  7. 【請求項7】 前記接着剤塗布手段が、前記カード体搬
    送手段に保持される第1カード体に対して接着剤を吐出
    する接着剤吐出ノズルである請求項1または2に記載の
    カード体貼付装置。
  8. 【請求項8】 前記接着剤吐出ノズルが傾動可能である
    請求項記載のカード体貼付装置。
  9. 【請求項9】 前記接着剤吐出ノズルからの接着剤吐出
    領域を前記第1カード体の幅より狭くした請求項7また
    記載のカード体貼付装置。
  10. 【請求項10】 前記カード体搬送手段に保持される第
    1カード体に対する前記接着剤吐出ノズルの接触圧力が
    変更可能である請求項7からのいずれかに記載のカー
    ド体貼付装置。
  11. 【請求項11】 前記接着剤吐出ノズルからの接着剤吐
    出量が変更可能である請求項7から10のいずれかに
    載のカード体貼付装置。
  12. 【請求項12】 前記カード体貼着手段が、前記搬送手
    段に保持されて移動する前記カード貼着体を加圧する圧
    着ローラである請求項1または2に記載のカード体貼付
    装置。
  13. 【請求項13】 前記切断手段が、前記カード貼着体の
    1組の対辺部分を切断する第1切断機構と、前記カード
    貼着体の他の1組の対辺部分を切断する第2切断機構と
    からなる請求項記載のカード体貼付装置。
  14. 【請求項14】 前記第1切断機構が、前記カード貼着
    を保持して移動するカード体搬送手段と、前記カード
    貼着体と当接するディスク状カッタとからる請求項
    記載のカード体貼付装置。
  15. 【請求項15】 前記第2切断機構が、前記カード貼着
    体を移動させる回転ローラと、前記回転ローラで移動す
    前記カード貼着体と当接するディスク状カッタであ
    請求項13記載のカード体貼付装置。
  16. 【請求項16】 前記カード排出手段が、エア吸引によ
    りカード貼着体を着 脱自在に吸着するカード吸着具と、
    同カード吸着具を昇降および水平移動させる移動機構と
    からなる請求項1または2に記載のカード体貼付装置。
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