JP3427669B2 - 浴室用配管構造 - Google Patents

浴室用配管構造

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JP3427669B2 JP10464497A JP10464497A JP3427669B2 JP 3427669 B2 JP3427669 B2 JP 3427669B2 JP 10464497 A JP10464497 A JP 10464497A JP 10464497 A JP10464497 A JP 10464497A JP 3427669 B2 JP3427669 B2 JP 3427669B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この出願の発明は、浴室用配
管構造に関するものである。さらに詳しくは、この出願
の発明は、浴室配管施工時間の短縮と部材点数の低減
を図り、水抜きを確実、かつ容易とすることのできる新
しい浴室用管構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、寒冷地住宅における浴室での
配管内の残留水による凍結、それによる配管の破裂を防
止するために、浴室への給湯給水の配管に水抜き栓を接
続することが提案されており、また、このような配管
を、浴槽と一体化されたカウンターの裏面に配置し、浴
室スペースの有効利用を図ることも提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような水抜き栓
の接続や、カウンター裏面空間の利用は浴室の配管にと
って有用なものであるが、実際には、これまでの配管に
ついてはいくつかの解決すべき課題があった。まず第1
には、これまでに採用されている水抜き栓に接続される
配管系については、どうしても配管施工に時間がかかる
という問題がある。特に、外壁側配管を行う場合には、
図10に示したように、浴室施工の前準備として浴室ユ
ニット工事が行われ、次いで設備工事による先行配管工
事が行われ、その後改めて残りの浴室工事がユニット工
事として行われるという面倒な段取りが必要であって、
ユニット工事と設備工事とは別々の業者の作業となるた
め、図11にも示したように、先行配管が行われた後で
ないとユニット工事業者による浴室据付工事はできず、
ユニット工事業者の待ち時間が増加し、住宅全体の工期
の遅れをもたらすことになる。
【0004】そして第2には、配管の勾配が現場施工で
は管理しにくいため、施工ミス等が起こりやすいという
問題がある。このことは、水抜き栓からの水抜きを行う
ためには、図12(A)のように、浴室のカランへと給
湯給水を行う配管は、水抜き栓に向って下降する勾配方
向を設定しなければならないが、実の現場施工では、
図12(B)のように、間違った勾配方向となり、配管
には残留水が起こりる箇所が生じてしまうという恐れ
ある。このため、特に寒冷地においては、せっかく水
抜き栓を接続しても、残留水の凍結による配管の破裂が
起こり得る
【0005】また、従来の浴室配管の構造には、その施
工や水抜き性能等の点において細部に問題が残されても
いた。その一つとして、たとえば従来の配管系に用いら
れている水栓チーズの欠点が指摘される。従来の水栓チ
ーズは、図13に示したように、横方向管部(ア)の両
端にろう付け対応部(イ)を持ち、片側分枝している分
枝管部(ウ)に水栓部材にネジ止めされるネジ止め対応
部(エ)を持っている。したがって、この水栓チーズに
よって、図14に示したように浴槽に一体化されたカウ
ンター(オ)の裏側空間に配管して水抜き栓(カ)を接
続し、さらに浴槽カラン、洗い場カラン、あるいはシャ
ワーカランへの給湯給水をも可能にしようとすると、給
湯と給水の配管並びにその各々の水抜き栓(カ)に接続
される水栓チーズ(キ)は、図15に示したように、断
熱材やエルボ等の使用によって、どうしても水抜き栓
(カ)の相互ピッチ間隔(W0)が大きくなってしま
い、給湯と給水の水抜き栓(カ)の配置、そして美観的
に好ましいものでなくなる。この問題は、水栓チーズ
(キ)が、前記のように、分枝管部(ウ)にのみネジ止
め対応部(エ)を持ち、ここ水抜き栓(カ)ネジ止
め接続されることに起因している。
【0006】このような欠点を解消するために、図16
に示したように、通常のチーズ(ク)を用いる一方、そ
の横方向管部(ア)の片端に水抜き栓(カ)を取付ける
ことが考えられる。こうすることで、前記のとおりの給
湯と給水の各々の配管の水抜き栓のピッチ間隔(W0
より小さくすることできる。しかしながら、この場
合、チーズ(ク)と水抜き栓(カ)との間に水栓ソケッ
ト(ケ)を介在させる必要があるため、水の滞留長さ
(l0)は、水抜き栓長さ(l1)、水栓ソケット長さ
(l 3 )およびチーズ長さ(l 2 )の和となり、水栓チー
ズ(キ)を用い、図15に示したように接続する場合よ
りもはるかに長くなってしまう。水抜き栓(カ)は、普
通冬季にしか用いないため、通常使用では、水の滞留
さ(l0)が長ければ水が滞留し、死に水となって衛生
上好ましくない。しかも、水栓ソケット(ケ)を用いる
ため、部材点数が増え、施工、組立の費用が増大するこ
とにもなる。
【0007】従来の水栓チーズ(キ)を、図17に示し
たように、カウンター(オ)の裏側空間の配管に接続
し、A:腰壁またはカウンター(オ)の上面にシャワー
カランを取付ける場合、B:腰壁またはカウンター
(オ)の側面にシャワーカランを取付ける場合の各々に
ついてもやはり問題が指摘される。たとえば上記Aの場
合には、図18に示したように配置して水栓チーズ
(キ)に水栓固定金具(コ)を取付け、シャワーカラン
を接続することや、前記図15と同様に、水栓チーズ
(キ)を配置し、水栓固定金具(コ)を取付けることが
考えられるが、図18に示した配置ではカウンター巾
(W1)をかなり大きくしなければならず、図15と同
様の配置では、カランの相互ピッチ間隔が大きくなりす
ぎるという施工上の制約が生じる。あるいは、図19に
示したように、水栓ソケット(ケ)を介して通常のチー
ズ(ア)を水栓固定金具(コ)に接続することも考えら
れるが、水栓ソケット(ケ)が使用されるため、図16
と同様に、部材点数が増え、施工、組立の費用が増大し
てしまう。
【0008】上記Bの場合には、すでに説明した図14
ないし図16と同様の問題が生じる。以上のように、従
来の水栓チーズ(キ)、あるいはそれに代わって通常の
チーズ(ク)を用いる場合にも、これまでの配管構造に
は改善すべき課題があった。さらに指摘すると、水抜き
栓(カ)そのものにも問題があった。従来の水抜き栓
(カ)としては、図20および図21に示した二つの型
のものが知られており、図20に示した水抜き栓(カ)
は、浴室カウンター等の壁体(サ)に形成した開口部
に、壁体(サ)の表面側より挿入装着され、表面側より
ネジ(シ)によって壁体(サ)、そして当て板(ス)に
ネジ固定され、目隠しわん座(セ)が取付けられる。図
21に示した水抜き栓(カ)は、逆に、壁体(サ)の裏
面側よりネジ(シ)によって固定される。しかしなが
ら、前者の場合、水抜き栓(カ)を配管(ソ)に接続し
た状態では壁体(サ)に水抜き栓(カ)を固定すること
ができず、後者の場合、配管(ソ)に接続した状態での
取付けが可能ではあっても、図21に示した屈曲た配
管(ソ)では、配管経路や、壁体(サ)の裏面側空間の
大きさ等によってはネジ止め作業のためのドライバー
を使用できない等の問題がある。このため、従来の水抜
き栓(カ)、施工が面倒で、時間がかかるという欠
点があった。
【0009】そこで、この出願の発明は、以上のとおり
の従来の問題点を解消し、浴室配管施工時間の短縮と
部材点数の低減を図り、水抜きを確実、かつ容易とする
ことのできる新しい浴室用配管構造と、これを構成する
材を提供することを課題としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】この出願の発明は、上記
の課題を解決するものとして、浴槽と一体とされたカウ
ンターの裏側の空間に配置され、浴槽用カランと洗い場
カランもしくはシャワーカランに給湯給水する配管は、
水抜き栓が配管最下点に接続配置され、あらかじめユニ
ットとして接続一体化され、かつ水抜き栓に向かって下
降勾配を有しており、水抜き栓は、フランジ部を有し、
カウンター壁体に設けられた開口部にその裏面より排出
口部が挿入装着される本体と、本体の排出口部外周に切
られた雄ネジに対してカウンター壁部の表面側よりネジ
込まれて仮固定され、本体のフランジ部にタッピングネ
ジによりネジ止めされる締め付けリングとを有し、本体
において配管に接続されていることを特徴とする浴室用
配管構造(請求項1)を提供する。
【0011】また、この出願の発明は、横方向管部とと
もに片側分枝する分枝管部を持ち、少なくとも横方向管
部の片端に雌ネジが切られている水栓チーズが、水抜き
栓または水栓固定金具に直接接続されていること(請求
項2)を提供する。
【0012】さらにこの出願の発明は、フランジ部を有
し、カウンター壁体に設けられた開口部にその裏面より
排出口部が挿入装着され、あらかじめ配管接続可能な本
体と、本体の排出口部外周に切られた雄ネジに対してカ
ウンター壁体の表面側よりネジ込まれて仮固定され、本
体のフランジ部にタッピングネジによりネジ止めされる
締め付けリングとを有することを特徴とする水抜き栓
(請求項)をも提供する。
【0013】
【発明の実施の形態】この出願の発明は、以上のとおり
の特徴を有するものであるが、以下に示す実施例に沿っ
て詳く実施の形態について説明する。
【0014】
【実施例】添付した図面の図1は、この出願の発明の
室用配管構造を例示した施工斜視図であ、浴槽(1)
と一体とされたカウンター(2)の裏側の空間に配置さ
れ、浴槽用カラン(3)と洗い場カラン(4)もしくは
シャワーカランに給湯給水する配管(5)(6)には、
水抜き栓(7)が配管(5)(6)の各々の最下点に接
続配置され、ユニットとして一体化されており、また、
給湯配管(5)および給水配管(6)の各々は、最下点
の水抜き栓(7)に向かって下降勾配を有している。
【0015】より具体的に例示すれば、給湯配管(5)
および給水配管(6)は、図2に示したように、鋼管
(8)、チーズ(9)、エルボ(10)、浴槽カランに
接続するソルダー継手(12)、ソケット(13)、水
栓ソケット(14)、水栓エルボ(15)、洗い場カラ
ンに接続する水栓固定金具(16)、水抜き栓(7)を
備え、浴室用配管を構成している。素材は、配管部
銅管を、継手部分は銅あるいはBC6(砲金)を用い
ている。もちろん、他の材質であってよ。低コスト化
のためには他の材質とするのが好ましい場合もあり得
る。たとえば、管部分の材質として、他には、ライニン
グ鋼管、ポリブテン管などが例示される。
【0016】このような配管(5)(6)の各々に、前
記のような勾配を付けるには、横引き管を軟質管とし
寸法管理を行えば、正しい勾配に管理することができ
る。たとえばこの勾配については、1/50以上であれ
ば水が充分に抜ける仕様とする。水抜き栓(7)をあら
かじめ最下点に取付け、この水抜き栓(7)に向って下
降勾配を付けたこの発明の浴室用配管構造は、配管
(5)(6)を施工する場合には、まず、図2に示した
ソルダー継手(12)を図1に示した浴槽用カラン
(3)に接続し、次いで、洗い場カラン(4)に対応す
る水栓固定金具(16)と水抜き栓(7)に対応する所
要位置においてカウンター(2)の壁体を開口し、配管
(5)(6)の固定を行うという手順とすることができ
る。
【0017】以上から明らかなように、この出願の発明
の浴室用配管構造では、水抜き栓(7)を配管(5)
(6)の最下点に接続配置し、ユニットとして一体化し
ているため、従来のように、先行配管と浴室ユニット工
事とを別々の業者が行う必要はなく、施工時間は顕著に
短縮されることになる。そして、この出願の発明の浴室
用配管構造では、配管(5)(6)の最下点に接続配置
された水抜き栓(7)に向う下降勾配を配管(5
(6)の製造工場内で管理することができるため、従来
のように、施工現場におけるばらつきによる残留水の心
配はない。このため、残留水の凍結による配管(5)
(6)の破損が効果的に防止される。また、配管(5)
(6)の工場生産により、配管(5)(6)の本管部分
と水抜き栓(7)との間の死に水域の長さが管理される
ため、死に水域の水は滞留することなく、たえず配管
(5)(6)への給湯と給水とにともなって入れ替るこ
とになり、衛生的にも良好な配管(5)(6)が実現さ
れる。
【0018】なお、この出願の発明の浴室用配管構造
は、カウンター(2)の裏側空間に配置することから、
施工に際しては、カウンター(2)の幅は、配管(5)
(6)の径や断熱材の厚みを考慮すると、約100mm
程度は必要であると考えられる。そして、以上の配管構
造の例では、図2に例示したように、チーズ(9)に水
栓ソケット(14)を介して水抜き栓(7)や水栓固定
金具(16)を接続しているが、このような態様に
て、図3に例示したように、横方向管部(171)とと
もに片側分枝する分枝管部(172)を持ち、少くと
も横方向管部(171)の片端に雌ネジ(173)が切
られている水栓チーズ(17)を用いることが有効で
ある。図3の例では、横方向管部(171)の他端およ
び分枝管部(172)の端をろう付け対応部(174)
としているが、これらろう付け対応部(174)に替
え、横方向管部(171)の両端雌ネジ(173)
してもまた、分枝管部(172)の端も雌ネジ(17
3)とすることもできる
【0019】このような水栓チーズ(17)を用いる場
合には、図4に示したように、水抜き栓(7)への接続
については、図2に示した水栓ソケット(14)を介在
させることなしに、雌ネジ(173)によって直接接続
可能とる。このため、水栓ソケット(14)を省略す
ることができ、部材点数、施工、組立の費用を
させることができる。しかも、カウンター壁体(1
8)との間の滞留水長さ(l)は、水抜き栓長さ
(l1)と水栓チーズ長さ(l2)の和のみとなり、水の
滞留心配される部分の長さが大幅に短くなり、死に水
の滞留は生じにくくなる。このため変衛生的な浴室
用配管構造が実現される。
【0020】しかも、図5に示したように、水栓チーズ
(17)は、水抜き栓(7)直接接続可能であること
から、湯と水の各々の水抜き栓(7)のピチ間隔
(W)は、図15に示した間隔(W0)よりもはるかに
小さなり、水抜き機能や、美観において好ましいもの
となる。また、カウンター(2)の上面にシャワーカラ
ンを水栓固定金具(16)を介して接続する場合にも、
図18や図19に示した構造とは異なり、図6に示した
ように、単純な配置で、水栓ソケット(14)を使用す
ることなく、水栓チーズ(17)に、その雌ネジ(17
3)によって直接水栓固定金具(16)を接続すること
が可能となる。
【0021】図6に示した例では、横方向管部(17
1)の両端に雌ネジ(173)を設ければ、カウンター
(2)に点検口部を設け、その内部空間において、下方
の雌ネジ(173)に水抜き栓(7)を直結することも
可能となる。同様に、図6に示した例では、分枝管部
(172)の端にも雌ネジ(173)を切ることが可能
である。このように、水栓チーズ(17)への雌ネジ
(173)の配置数を変えることで、配管構造のバリエ
ーションが増え、いずれの場合にも、水栓ソケット(1
4)を省略することができ、部材点数が減り、施工、組
立の費用を軽減させることが可能となる。
【0022】以上の水栓チーズ(17)については、浴
室用配管だけでなく、他の領域での配管にも有であ
る。また、この出願の明はそのように新しい水栓チ
ーズ(17)とともに、水抜き栓(7)そのものについ
ても新しいものを提供する。図7および図8は、その概
要を例示した組立断面図と分解斜視図である。すなわ
ち、水抜き栓(7)は、フランジ部(77)を有し、
ウンター(2)の壁体(18)に設けられた開口部にそ
の裏面より排出口部(71)が挿入装着され、あらかじ
め配管接続可能な本体(70)と、本体(70)の排出
口部(71)外周に切られた雄ネジ(72)に対して
カウンター(2)の壁体(18)の表面側よりネジ込ま
れて仮固定され、本体(70)のフランジ部(77)に
タッピングネジ(73)によりネジ止めされる締め付け
リング(74)とを有している。
【0023】より詳しくは、この水抜き栓(7)では、
図8に示したように、締め付けリング(74)の中心穴
の内周に雌ネジ(75)が切られており、この雌ネジ
(75)と、本体(70)の排出口部(71)の外周
切られた雄ネジ(72)とのネジ結合によって締め付
けリング(74)が仮固定され次いで、締め付けリン
グ(74)に設けた穴部(76)に固定用のタッピング
ネジ(73)が挿入されて、壁体(18)および本体
(70)フランジ部(77)に対して締め付けリング
(74)がネジ止めされる。このネジ止め後、締め
付けリング(74)およびタッピングネジ(73)を目
隠しして美観を損ねないように、目隠しわん座(78)
その中心穴内周に切られた雌ネジによって本体
(70)の排出口部(71)の外周に切られた雄ネジ
(72)にネジ固定することができる
【0024】さらに、水抜き栓(7)には、図7、そし
て図9にも例示したように、水抜きつまみ(79)およ
びキャップ(80)ネジ止めすることができる。ま
た、図9に示したように、パッキン(81)、Oリング
(82)も適宜に装着可能であるこのような水抜き栓
(7)では、図7および図8からも明らかなように、カ
ウンター(2)の壁体(18)の裏面側より、本体(7
0)に配管(90)があらかじめ接続された状態でも、
締め付けリング(74)による仮固定とその後のネジ止
めという手順で、水抜き栓(7)を、カウンター(2)
の壁体(18)の表面側から固することができる。こ
のため、施工は容易で、作業が行いやすい。
【0025】上の水抜き栓(7)もまた浴室配管以
にもである。もちろん、この出願の発明は、以上
の例によって限定されるものではなく、その細部の態様
において様々に可能である。
【0026】
【発明の効果】以上詳しく説明したとおり、この出願の
発明によって、浴室配管の施工時間の短縮部材点数
低減が図られ、しかも水抜きを確実、かつ容易とする
ことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この出願の発明の浴室用配管構造を例示した施
工斜視図である。
【図2】図1に示した浴室用配管構造の細部を示した斜
視図である。
【図3】この出願の発明の水栓チーズを例示した斜視図
である。
【図4】図3に例示した水栓チーズの水抜き栓への接続
を例示した断面図である。
【図5】図4に対応する概要斜視図である。
【図6】図3に例示した水栓チーズのシャワーカラン
接続のための水栓固定金具の取付けを例示した概要斜
視図である。
【図7】この出願の発明の水抜き栓の概略を例示した
断面図である。
【図8】図7に対応する分解斜視図である。
【図9】図7および図8に例示した水抜き栓の詳細断面
図である。
【図10】従来の配管施工の工事手順を示したブロック
図である。
【図11】図11に示した配管施工の手順を示した概要
図である。
【図12】(A)(B)は、各々、配管の正しい勾配
間違った勾配を示した概要図である。
【図13】従来の水栓チーズを示した斜視図である。
【図14】カウンターへの水抜き栓の配置を示した斜視
図である。
【図15】図14に示した水抜き栓と従来の水栓チーズ
の取付けの問題点を示した概要斜視図である。
【図16】図14に示した配置に関する通常のチーズを
用いる場合の問題点を示した概要断面図である。
【図17】カウンターへのシャワーカラン、洗い場カラ
ンの配置を示した図である。
【図18】図17に示した配置に関する従来の水栓チー
ズを用いる場合の問題点を示した概要斜視図である。
【図19】図17に示した配置に関する通常のチーズを
用いる場合の問題点を示した概要斜視図である。
【図20】従来の水抜き栓の取付けを示した断面図で
ある。
【図21】来の水抜き栓の別の取付けを示した断面
図である。
【符号の説明】
1 浴槽 2 カウンター 3 浴槽用カラン 4 洗い場カラン 5 給湯配管 6 給水配管 7 水抜き栓 16 水栓固定金具 17 水栓チーズ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−215287(JP,A) 特開 平8−42783(JP,A) 実開 平5−83067(JP,U) 実開 平8−633(JP,U) 実開 昭62−112062(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E03C 1/02 F16L 41/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴槽と一体とされたカウンターの裏側の
    空間に配置され、浴槽用カランと洗い場カランもしくは
    シャワーカランに給湯給水する配管は、水抜き栓が配管
    最下点に接続配置され、あらかじめユニットとして接続
    一体化され、かつ水抜き栓に向かって下降勾配を有して
    おり、水抜き栓は、フランジ部を有し、カウンター壁体
    に設けられた開口部にその裏面より排出口部が挿入装着
    される本体と、本体の排出口部外周に切られた雄ネジに
    対してカウンター壁部の表面側よりネジ込まれて仮固定
    され、本体のフランジ部にタッピングネジによりネジ止
    めされる締め付けリングとを有し、本体において配管に
    接続されていることを特徴とする浴室用配管構造。
  2. 【請求項2】 横方向管部とともに片側分枝する分枝管
    部を持ち、少なくとも横方向管部の片端に雌ネジが切ら
    れている水栓チーズが、水抜き栓または水栓固定金具に
    直接接続されている請求項1記載の浴室用配管構造。
  3. 【請求項3】 フランジ部を有し、カウンター壁体に設
    けられた開口部にその裏面より排出口部が挿入装着さ
    れ、あらかじめ配管接続可能な本体と、本体の排出口部
    外周に切られた雄ネジに対してカウンター壁体の表面側
    よりネジ込まれて仮固定され、本体のフランジ部にタッ
    ピングネジによりネジ止めされる締め付けリングとを有
    することを特徴とする水抜き栓。
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