JP3427468B2 - 往復式電気かみそり - Google Patents

往復式電気かみそり

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JP3427468B2
JP3427468B2 JP05756894A JP5756894A JP3427468B2 JP 3427468 B2 JP3427468 B2 JP 3427468B2 JP 05756894 A JP05756894 A JP 05756894A JP 5756894 A JP5756894 A JP 5756894A JP 3427468 B2 JP3427468 B2 JP 3427468B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、往復運動式の電動機を
用いた往復式電気かみそりに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からドイツ特許公報1,151,3
07号(以下従来例1という)と、米国特許公報3,2
43,615号(以下従来例2という)が知られてい
る。上記従来例1、従来例2はいずれも鉄芯を備えた可
動子と電磁石からなる固定子により構成された往復駆動
電動機(バイブレータ)を備えたものであり、従来例1
は3つの可動子を、従来例2は2つの刃ヘッド、可動
刃、可動子を備え、いずれの従来例においても1つの固
定子で各可動子を往復駆動させるものである。
【0003】上記の従来例のように、1つの固定子で複
数個の可動子を往復駆動する場合、各々の可動子の振動
数(位相)が一致しないと、振動のアンバランスが発生
し、往復駆動電動機全体が激しい振動を起こし、このた
め、電気かみそり全体が激しく振動し、髭剃りが不快と
なり、また、手に振動が伝わってしびれてしまいこの点
でも不快となっていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の従来例
の問題点に鑑みて発明したものであって、その目的とす
るところは、複数の刃ヘッドを備えた往復式電気かみそ
りにおいて、振動のアンバランスを抑え、振動を低減で
きる往復式電気かみそりを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決して本発明の目的を達成するため、本発明の往復式電
気かみそりは、複数の刃ヘッドHを備えた往復式電気か
みそりにおいて、電磁石により構成した固定子1に対し
永久磁石8を備えた可動子2を往復動させるための
ニアモータにより構成した往復運動式の電動機を有し、
往復運動式の電動機の可動子2は中央可動子2cと該中
央可動子2cの両側に位置する側可動子2dとよりな
り、中央可動子2cに対応する刃ヘッドHの可動刃を中
央可動子2cに取付けると共に側可動子2dに対応する
刃ヘッドHの可動刃を側可動子2dに取付け、これらの
中央可動子2cと両側の側可動子2dを1つの固定子1
で駆動するように設定し、中央可動子2cの運動方向と
両側の側可動子2dの運動方向とを異ならせ、中央可動
子2cと両側の側可動子2dのK/M(K:ばね定数、
M:質量)を等しくして中央可動子2cと両側の側可動
子2dの固有振動数を等しくして成ることを特徴とする
ものである。
【0006】また、各刃ヘッドHに対応する可動子2の
永久磁石8の極性を互いに異ならせた構成としたり、あ
るいは、各刃ヘッドHに対応する可動子2の永久磁石8
の極性を同一にした構成とすることも好ましい。また、
各刃ヘッドHに対応する可動子2の推力を互いに異なら
せることも好ましい。そして、可動子2の推力を異なら
せるに当たっては、各刃ヘッドHに対応する可動子2の
永久磁石8の幅又は厚みを互いに異ならせたり、あるい
は、各刃ヘッドHに対応する可動子2の永久磁石8の磁
束密度を互いに異ならせたり、あるいは、各刃ヘッドH
に対応する可動子2の可動子2のヨーク9の寸法を互い
異ならせたり、あるいは、各刃ヘッドHに対応する可
動子2の可動子2のヨーク9の材質を互いに異ならせた
り、あるいは、各刃ヘッドHに対応する可動子2の永久
磁石8と電磁石との間のギャップ12長さを互いに異な
らせたりすることが好ましい。
【0007】また、中央可動子2cはかみそり本体の中
心軸を通って往復動するものであり、中央可動子2cと
両側可動子2dの間にばね5を配設し、該ばね5をかみ
そり本体の中心軸を含む鉛直面内に配置した構成とする
ことも好ましい。ここで、往復運動式の電動機Aの重心
を含む水平面と、かみそり本体の中心軸を含む鉛直面と
の交線上にばね5を配置することも好ましい。
【0008】また、両側可動子2dを往復方向と直交方
向で連結し、この連結部26と中央可動子2cとの間に
ばね5を配置することも好ましい。また、可動子2を、
往復動方向にのみ変位可能な板状のばね材40によって
固定部に支持して、可動子2と固定子1との間のギャッ
プ12を保持し、該ばね材40にて可動子2のばね定数
Kを設定して成る構成とすることも好ましい。
【0009】また、各可動子2の間に往復動方向にのみ
変位可能なばね5を設けて各可動子2を連結し、該ばね
5にて可動子2のばね定数Kを設定して成ることも好ま
しい。
【0010】
【作用】しかして、上記のような構成の本発明にあって
は、往復運動式の電動機の可動子2は中央可動子2cと
該中央可動子2cの両側に位置する側可動子2dとより
なり、中央可動子2cに対応する刃ヘッドHの可動刃を
中央可動子2cに取付けると共に側可動子2dに対応す
る刃ヘッドHの可動刃を側可動子2dに取付け、これら
の中央可動子2cと両側の側可動子2dを1つの固定子
1で駆動するように設定し、中央可動子2cの運動方向
と両側の側可動子2dの運動方向とを異ならせ、中央可
動子2cと両側の側可動子2dのK/M(K:ばね定
数、M:質量)を等しくして中央可動子2cと両側の側
可動子2dの固有振動数を等しくしてあることで、運動
方向の振動バランスが取れ、往復方向の異常振動が飛躍
的に低減されることになる。また、両側可動子2dによ
る偶力は方向が互いに逆になって打ち消し合うためかみ
そり本体の中心軸回りの偶力を低減できることになる。
また、往復運動式の電動機Aをリニアモータにより構成
し、可動子2が永久磁石8を備え、固定子1が電磁石に
より構成してあるので、鉄芯と電磁石とからなるバイブ
レータに比べて、電気かみそりに好適な高振動数が得ら
れると共に、振動数の制御精度が高く、電動機を小型化
できることになり、また、磁気力の水平方向成分がばね
定数Kを決定する要素となる。
【0011】
【0012】また、各刃ヘッドHに対応する可動子2の
永久磁石8の極性を互いに異ならせた構成としたこと
で、固定子1に電流を流すと可動子2の往復運動の位相
は逆転し反対方向の移動となり、このことにより振動方
向が丁度逆になって打ち消し合うため振動が低減するこ
とになる。また、各刃ヘッドHに対応する可動子2の永
久磁石8の極性を同一にした構成とすると、可動子2の
形状の統一化がなされ、組立性、部品設計等のコスト低
減につながることになる。
【0013】そして、多ヘッドにおいて各ヘッドの機能
が異なる場合、例えば、一方の可動子2でネット刃1個
を、他方の可動子2でネット刃1個とスリット刃1個と
を連結させた際、髭切断により負荷はネット刃1個のも
のに比べてネット刃1個とスリット刃1個の方が大とな
り、この場合、より快適な切れ味を確保するためには負
荷の大きな方の駆動パワーを大にする必要がある。負荷
の大きさに応じた駆動パワーを得るために、各刃ヘッド
Hに対応する可動子2の推力を互いに異ならせること
で、対応できるものである。そして、各刃ヘッドHに対
応する可動子2の永久磁石8と電磁石の磁気推力を互い
異ならせるに当たっては、各刃ヘッドHに対応する可
動子2の永久磁石8の幅又は厚みを互いに異ならせる方
式を採用することで、つまり、推力を大にする側を幅又
は厚み又は長さを大にすることで対応できる。また、
刃ヘッドHに対応する可動子2の永久磁石8の磁束密度
互いに異ならせることで、つまり、永久磁石8の材質
で対処する方式を採用することで、推力を大にする側を
磁束密度の大きな材質にすることで対応することができ
る。また、各刃ヘッドHに対応する可動子2のヨーク9
の寸法を互いに異ならせることで対応することができ
る。つまり、ヨーク形状を変えることで、例えば高さ寸
法を異ならせることで、電磁石と永久磁石8とヨーク9
とにより形成される磁路の磁気抵抗を互いに異ならせ、
このことにより上記各刃ヘッドHに対応する可動子2の
推力を互いに異ならせることができる。また、各刃ヘッ
ドHに対応する可動子2のヨーク9の材質を互いに異な
らせることで、つまり、推力が大きな程強磁性体を使う
ことで対応することができる。また、各刃ヘッドHに対
応する可動子2の永久磁石8と電磁石との間のギャップ
12長さを互いに異ならせることで、つまり、推力が大
きい程ギャップ12を小とすることで対応することがで
きる。
【0014】
【0015】また、中央可動子2cはかみそり本体の中
心軸を通って往復動するものであり、中央可動子2cと
両側可動子2dの間にばね5を配設し、該ばね5をかみ
そり本体の中心軸を含む鉛直面内に配置した構成とする
ことで、中央可動子2c及び両側可動子2dの力の伝達
がばねを介してなされ、その位置が中央可動子2cの中
心面上にあるので、力伝達による偶力の発生を抑えるこ
とができることになる。また、ばね5が可動子2間に設
置でき、コンパクト化がはかれる。更に、一方の可動刃
3の負荷が大きく振幅が急激に減少しようとした時に、
ばね5によりもう一方の可動刃3の可動子2を介してこ
の減少を抑えようとする力が働き、片方のみの振幅減少
を防ぎ、常にバランスの取れた均一な振幅量にできて、
切れ味の向上に結びつけることができる。
【0016】また、往復運動式の電動機Aの重心を含む
水平面と、ばね5をかみそり本体の中心軸を含む鉛直面
との交線上にばね5を配置すると、かみそり本体の前後
方向(厚さ)軸廻りの偶力が低減できる。すなわち、中
央可動子2cから両側可動子2bに力が伝達するばね5
がこの重心位置と一致するため、上記の作用をすること
になる。
【0017】また、両側可動子2を往復方向と直交方向
で連結し、この連結部26と中央可動子2cとの間にば
ね5を配置することで、両側可動子2dの部品点数の削
減、及びばね5の設置がコンパクト化できることにな
る。また、可動子2を、往復動方向にのみ変位可能な板
状のばね材40によって固定部に支持して、可動子2と
固定子1との間のギャップ12を保持し、該ばね材40
にて可動子2のばね定数Kを設定することで、各可動子
2のK/Mを略一定にするに当たり、簡単な構成で達成
できることになる。
【0018】また、各可動子2の間に往復動方向にのみ
変位可能なばね5を設けて各可動子2を連結し、該ばね
5にて可動子2のばね定数Kを設定することで、各可動
子2のK/Mを略一定にするに当たり、簡単な構成で達
成できることになる。
【0019】
【実施例】以下本発明を添付図面に示す実施例に基づい
て詳述する。図1、図2にはそれぞれ本発明の往復式電
気かみそりの要部の正面断面図、要部の側面断面図を示
し、図3には駆動部となる往復運動式の電動機Aの分解
斜視図を示している。2は可動子であって、永久磁石8
とヨーク9(バックヨーク)とこれらを一体化する骨組
み部材10とで構成してある。ヨーク9は磁性材料であ
って永久磁石8が接着してある。1は固定子で磁性材料
の焼結体や磁性材料の鉄板を積層したものに巻線11を
施した電磁石により構成してある。電磁石により構成し
た固定子1は可動子2に設けた永久磁石8とギャップ1
2を隔てて面対向している。13は上記ギャップ12を
確保するための連結板であり、連結板13の上端部をシ
ャーシ7にねじ具15により固着すると共に連結板13
の下端部を可動子2にねじ具15により固着して連結板
12によりシャーシ7と可動子2を連結している。固定
子1を構成する電磁石はねじ具14によりシャーシ7に
固定してある。連結板13は可動子2の往復動方向にの
み変位可能なばね材(板ばね)40により構成してあ
り、ここで、固定子1である電磁石の電流方向を交番に
することで、可動子2に取付けた永久磁石8が往復方向
に移動するようになっていていわゆるリニアモータと称
される往復運動式の電動機Aを構成している。
【0020】可動子2は中央可動子2cと該中央可動子
2cの両側に位置する側可動子2dとよりなる。可動子
2には駆動子17が設けてあり、駆動子17には可動刃
3を上下移動自在に取付けてあって、可動刃3は押し上
げばね18により上方に弾性的に押し上げられていて可
動刃3をネット刃21に弾接している。また、22はス
リット刃であり、3aはスリット刃用の可動刃であり、
このスリット刃用の可動刃3aは一方の駆動子17に設
けたスリット刃用の駆動子17aにより駆動されるよう
になっている。本実施例においては、可動刃3とネット
刃21の組により構成されるヘッドHが2つ、スリット
刃22とスリット刃用の可動刃3aにより構成されるヘ
ッドHが1つの合計3ヘッド構成となっている。ここで
駆動系の質量Mは可動子2、駆動子17、可動刃3の合
計質量である。また、本実施例においては各刃ヘッドH
に対応する可動子2の永久磁石8の極性を異ならせてあ
り、この結果、各可動子2の往復方向が逆になり、振動
を低減できるようになっている。
【0021】本発明においては、可動子2を電気かみそ
りの厚さ方向(y方向)の中央に位置する中央可動子2
cと、その両側に位置する側可動子2dとを設けたもの
であり、中央可動子2cと側可動子2dの振動方向を逆
方向としたこと、及び、固有振動数設定ばね5の配置位
置を中央可動子2cの中心垂直面上であるXーXと、駆
動ブロック(電動機Aを備えたシャーシブロックと可動
刃3で構成される)の高さ方向重心位置YーY面上に位
置している点に特徴がある。すなわち、一対の側可動子
2dの上部は連結部26により一体化してあり、一対の
側可動子2dのうち一方の側可動子2dには駆動子17
が突設してある。中央の中央可動子2cの上面部には振
動方向の両側面部がばね受け部16となる突部が突設し
てあり、該突部の上部から逆L状をした突出片28が設
けてあり、該突出片28の縦片にはセンサー磁石23が
取付けてある。更に突部の上面部から駆動子17が突設
してある。この中央の中央可動子2cの突部は、一対の
側可動子2dと連結部26とに囲まれた矩形状の開口部
27内に挿入され、L状をした突出片28のセンサー磁
石23を設けた縦片が一方の側可動子2dに設けた凹所
29内に位置していて凹所29内で移動するようにして
ある。連結部26はばね受け部を兼用しており、このば
ね受け部を兼用している両連結部26と中央可動子2c
に設けたばね受け部16との間にそれぞれ固有振動数設
定ばね5が介在してある。また、中央の中央可動子2c
の突部の上面部にはスリット刃22を駆動するためのス
リット刃用の駆動子17aが設けてある。そして、電気
かみそり本体の厚さ方向(y方向)の中央に位置する中
央可動子2cと、その両側に位置する側可動子2dとの
振動方向を逆方向とし、更に、固有振動数設定ばね5の
配置位置を中央可動子2cの中心垂直面上であるXーX
と、駆動ブロック(電動機Aを備えたシャーシブロック
と可動刃3で構成される)の高さ方向重心位置YーY面
上に位置させることで、図12のx方向(往復方向)の
バランスが取れ(つまり側可動子2dの運動方向と中央
可動子2cの運動方向とが互いに逆のため往復方向の振
動は打ち消される)、且つz軸廻り(本体の高さ方向軸
廻り)の偶力もバランスが取れ(つまり両側可動子2d
のz軸廻りの偶力は互いに打ち消し合い、中央の中央可
動子2cは略z軸上のため偶力は問題ない)、また、本
体前後方向(厚さ)y軸廻り の偶力が低減できるのであ
る。 両側の側可動子2dを連結する連結部26部分は電
気かみそり本体の厚さ方向で往復方向の両側に設けてあ
り、上記のように、このばね受け部を兼用している両連
結部26と中央可動子2cに設けたばね受け部16との
間にそれぞれ固有振動数設定ばね5が1個ずつ介在して
あり、この固有振動数設定ばね5は各可動子2の固有振
動数f=(1/2π)・(K/M) 1/2 のKを決める
一つの要因Kcとなる。ここで、Kを決めるその他の要
因としては、連結板13のばね定数Kb及び磁気力の水
平方向成分Kmが挙げられる。つまり、K=Kb+Km
+Kcである。 そして、本発明においては、中央可動子
2cと両側の側可動子2dのK/Mを等しくして中央可
動子2cと両側の側可動子2dの固有振動数を等しくす
るものであるから、中央可動子のK /M =両側可動
子(一体)のK /M とするものである。 =Kb +Km +4Kc ここで、Kb ;板ばねよりなる連結板13の中央のば
ね片40aのばね定数 Km ;中央可動子2cの永久磁石8の磁力の水平成分 Kc ;固有振動数設定ばね5の1本のばね定数 =中央可動子2c、駆動子17、スリット刃用の駆
動子17a、ネット刃用の可動刃3、スリット刃用の可
動刃3aの合計質量 =2Kb +2Km +4Kc ここで、Kb ;板ばねよりなる連結板13の側部のば
ね片40bのばね定数 Km ;1つの側可動子2dの永久磁石8の磁力の水平
成分 Kc ;固有振動数設定ばね5の1本のばね定数 =側可動子2d×2、連結部×2、駆動子17、ネ
ット刃用の可動刃3の合計質量
【0022】23は可動子2の速度、変位、加速度のい
ずれかを検出するためのセンサー磁石であって可動子2
の側面に設けてあり、センサー磁石23のN極とS極と
を可動子2の往復方向に並設して設置してある。該可動
子2に設けたセンサー磁石23と対面するシャーシ7の
部分(つまり、シャーシ7の可動子2の往復移動方向と
平行する面)に検知手段4となる検知センサー4aが配
設してある。本実施例では速度を検知するもので、検知
センサー4aは磁気コイルの非接触式である(なお、実
施例では検知手段4として磁気感応素子による非接触式
としたが、検知手段4としては光感応素子による非接触
式であってもよい)。つまり、検知センサー4aは、N
極とS極を並設した可動子2に設けたセンサー磁石23
に対面するようにシャーシ7側に配設して磁束が検知セ
ンサー4aのセンサーコイルを通過するようにする。こ
こで、可動子2と共にセンサー磁石23が運動すると、
検知センサー4aを構成するセンサーコイルには誘起電
圧が発生する。本実施例では誘起電圧は正弦波(sin
波)状に発生する。すなわち、可動子2の運動速度が最
大となる振幅の中央位置で正弦波の頂点となり、可動子
2の振幅が減少すると運動速度も比例して減少し、正弦
波の頂点が低くなる。つまり、誘起電圧の正弦波の大き
さで可動子2の運動速度を判定できるのである。
【0023】6は往復式電動機Aであるリニアモータを
制御する制御部である。次に、本発明における往復式電
動機(リニア駆動方式)を用いた電気かみそりの基本動
作を説明する。可動子2は永久磁石8と電磁石との吸
引、反発力により移動するが、その移動方向は連結板1
3により電気かみそりの往復運動方向にのみ移動可能と
なっている。固定子1を構成する電磁石の巻線11は実
施例においては1本であり、往復運動の右方向運動と左
方向運動では巻線11に与える電流の向きを反転させ
る。つまり、移動方向に推進力が働く方向に電流を流す
のである。電流を流すタイミングは、前述した検知手段
4を構成する検知センサー4aにより判断する。振幅と
速度信号と電流のタイミングは、図8のように表され
る。本発明では前述の検知手段4の働きにより振幅の変
動を速度信号の変動で判断できる。速度信号の変動を検
知すると、例えば速度が減少したと判断すると、次の半
周期では速度の減少を元に戻そうとして入力電流を増加
させるように制御部6により制御する。入力電流を増加
すると振幅が増加する。すなわち、速度も増加するので
ある。このようにして振幅の減少を抑えようと振幅制御
をするのである。
【0024】図7には制御回路のブロック図を示してい
る。Aは往復運動式の電動機(すなちリニア駆動部)で
あり、6は制御部である。制御部6には往復運動式の電
動機Aに設けた検知手段4のセンサー出力電圧(正弦波
形)を基準電圧と比較してその差から速度を判断する速
度検知部30が設けてあり、また、速度検知部30で判
断した速度から入力電流を決定するための入力電流判定
部31が設けてあり、入力電流判定部31で決定された
入力電流の信号は電流入力部32に出力される。また、
速度検知部30からの情報に基づいて移動方向検知部3
3により可動子2の移動方向を判断し、この移動方向検
知部33により判断された移動方向に基づいて入力電流
方向判定部34で電流の極性を決定し、入力電流方向判
定部34で決定された電流の極性の信号が電流入力部3
2に出力される。このようにして設定された電流値で且
つ設定された極性の電流が往復運動式の電動機Aの巻線
11に与えられる。ここで、制御部6は速度検知部30
と入力電流判定部31とで構成される振幅制御部6a
と、速度検知部30と移動方向検知部33と入力電流方
向判定部34とで構成される駆動制御部6bとを備えて
いる。
【0025】図4、図5は可動子2の検知信号と電動機
Aへの入力信号を示す。図4は検知信号の大きさによ
り、入力信号を電流入力時間巾で制御する方式である。
すなわち、可動子2の往復速度の変化は半周期毎に変化
するため、この半周期内で検知信号と、それに対応した
電動機Aへの入力信号を供給するものである。可動子2
の速度が0の時を基準とし、t後の速度vを検知
し、その大きさにより電流入力時間t〜tの間電流
を供給している。すなわち、t−tの時間巾を制御
するのである。
【0026】図5は可動子2の速度vを検知し、その
大きさにより一定電流入力時間τ〜τの電流値A
を電圧の大きさを変えることにより制御するのである。
その制御関係は図6に示すように、可動刃3(つまり可
動子2)の速度v0 が小さい程電流入力時間は大、若し
くは電流値Aを大にする。また、可動子2の推力を異
ならしめる手段として、特に、推力を上げる方法として
は、永久磁石寸法の厚み、幅、長さを大にする方式を採
用したり、あるいは、永久磁石8の磁束密度の大きなも
のを使用したり、あるいは、ヨーク9の寸法を大きくす
るようにしたり、あるいは、ヨーク9の磁性力の大きな
材料を使用したり、あるいは、固定子1と可動子2との
ギャップの縮小化が挙げられる。
【0027】なお、図4、図5に示すように可動子2の
速度が最大速度時(t時)に電流を少なくとも供給す
るようにすることで、機械出力の効率が向上することに
なる。上記実施例では各刃ヘッドHに対応する可動子2
の永久磁石8の極性を異ならせた例を示したが、各刃ヘ
ッドHに対応する可動子2の永久磁石8の極性を同一に
した構成としてもよい。このような構成にすると可動子
2の形状の統一化がなされ、組立性、部品設計等のコス
ト低減がはかれるものである。
【0028】
【0029】
【0030】
【0031】
【発明の効果】本発明の請求項1記載の発明にあって
は、複数の刃ヘッドを備えた往復式電気かみそりにおい
て、電磁石により構成した固定子に対して永久磁石を備
えた可動子を往復動させるためのリニアモータにより構
成した往復運動式の電動機を有し、往復運動式の電動機
可動子は中央可動子と該中央可動子の両側に位置する
側可動子とよりなり、中央可動子に対応する刃ヘッドの
可動刃を中央可動子に取付けると共に側可動子に対応す
る刃ヘッドの可動刃を側可動子に取付け、これらの中央
可動子と両側の側可動子を1つの固定子で駆動するよう
に設定し、中央可動子の運動方向と両側の側可動子の運
動方向とを異ならせ、中央可動子と両側の側可動子のK
/M(K:ばね定数、M:質量)を等しくして中央可動
子と両側の側可動子の固有振動数を等しくしてあるの
で、1つの固定子で中央可動子と両側の側可動子を往復
運動させるに当たり、各々の可動子の振動数(位相)が
一致して、振動のアンバランスが発生することがなく、
往復運動式の電動機全体が激しい振動を起こすおそれが
なく、この結果、電気かみそり全体が激しく振動するこ
とがなく、また、中央可動子と両側の側可動子の固有振
動数を等しくしてあるので、往復方向の振動及び本体高
さ軸廻りの偶力の低減ができ、飛躍的に異常振動を少な
くすることができるものであり、快適な髭剃りが可能
で、また、手に振動が伝わってしびれるというようなお
それもないものである。また、往復運動式の電動機をリ
ニアモータにより構成し、可動子が永久磁石を備え、固
定子が電磁石により構成してあることで、つまり、リニ
ア駆動であり且つ固定子が1つのため、可動刃の軌跡が
ほぼ水平となって切れ味が向上し、また、小型化がはか
れ、更に駆動部分が少なくなり、負荷ロス、騒音を減少
させ、性能を向上できるものであり、また、磁気力の水
平方向成分がばね定数Kを決定する要素となり、ばね定
数の設定が確実に行えるものである。
【0032】
【0033】また、請求項2記載の発明にあっては、
求項1記載の発明の効果に加えて、各刃ヘッドに対応す
る可動子の永久磁石の極性をそれぞれ異ならせること
で、振動の低減が可能となる。また、請求項3記載の発
明にあっては、請求項1記載の発明の効果に加えて、各
刃ヘッドに対応する可動子の永久磁石の極性を同一にす
ることで、可動子の形状の統一化ができ、設計、組立性
を容易化し、コストを低減できるものである。
【0034】また、請求項4記載の発明にあっては、
求項1記載の発明の効果に加えて、各刃ヘッドに対応す
る可動子の推力をそれぞれ異ならせることで、多ヘッド
の機能に応じて負荷の異なるケースがあるが、その場合
の最適駆動パワーを各駆動子に供給できて、負荷の大き
さに応じた駆動パワーを得ることができ、効率化がはか
れるものである。
【0035】また、請求項5記載の発明にあっては、
求項4記載の発明の効果に加えて、永久磁石の幅又は厚
みをそれぞれ異ならせることで、簡単な構成で可動子の
推力を異ならせることができるものである。また、請求
項6記載の発明にあっては、請求項4記載の発明の効果
に加えて、各刃ヘッドに対応する永久磁石の磁束密度を
それぞれ異ならせることで、簡単な構成で可動子の推力
を異ならせることができるものである。
【0036】また、請求項7記載の発明にあっては、
求項4記載の発明の効果に加えて、各刃ヘッドに対応す
可動子のヨークの寸法をそれぞれ異ならせることで、
簡単な構成で可動子の推力を異ならせることができるも
のである。また、請求項8記載の発明にあっては、請求
項4記載の発明の効果に加えて、各刃ヘッドに対応する
可動子のヨークの材質をそれぞれ異ならせることで、簡
単な構成で可動子の推力を異ならせることができるもの
である。
【0037】また、請求項9記載の発明にあっては、
求項4記載の発明の効果に加えて、各刃ヘッドに対応す
可動子のヨークの材質をそれぞれ異ならせることで、
簡単な構成で可動子の推力を異ならせることができるも
である。
【0038】また、請求項10記載の発明にあっては、
請求項1記載の発明の効果に加えて、中央可動子はかみ
そり本体の中心軸を通って往復動するものであり、中央
可動子と両側可動子の間にばねを配設し、該ばねをかみ
そり本体の中心軸を含む鉛直面内に配置してあるので、
駆動力の伝達がばねによってなされるが、厚さ方向中心
平面上にあるので、偶力が発生せず、異常振動が小さく
なり、また、一方の可動刃の負荷が大きく振幅が急激に
減少しようとした時に、ばねによりもう一方の可動刃の
可動子を介してこの減少を抑えようとする力が働き、片
方のみの振幅減少を防ぎ、常にバランスの取れた均一な
振幅量にできて、切れ味を向上させることができるもの
である。
【0039】また、請求項11記載の発明にあっては、
請求項10記載の発明の効果に加えて、往復運動式の電
動機の重心を含む水平面と、かみそり本体の中心軸を含
む鉛直面との交線上にばねを配置してあるので、駆動ブ
ロック(電動機を備えたシャーシブロックと可動刃で構
成される)の高さ方向重心位置にばねを設置することに
なり、本体前後方向(厚さ方向)の軸廻りの偶力が低減
できるものである。
【0040】また、請求項12記載の発明にあっては、
請求項1記載の発明の効果に加えて、両側可動子を往復
方向と直交方向で連結し、この連結部と中央可動子との
間にばねを配置してあるので、つまり、連結部で連結す
ることで両側可動子を一体化して部品点数を削減し、ま
た、ばねの設置位置が連結部と中央可動子との間にある
ことで、駆動部のコンパクト化がはかれるものである。
【0041】また、請求項13記載の発明にあっては、
請求項1記載の発明の効果に加えて、可動子を、往復動
方向にのみ変位可能な板状のばね材によって固定部に支
持して、可動子と固定子との間のギャップを保持し、該
ばね材にて可動子のばね定数Kを設定してあるので、各
可動子のK/M(K:ばね定数、M:質量)を略等しく
して、可動子の固有振動数を略等しくするに当たり、簡
単な構成で達成できるものである。
【0042】また、請求項14記載の発明にあっては、
請求項1記載の発明の効果に加えて、各可動子の間に往
復動方向にのみ変位可能なばねを設けて各可動子を連結
し、該ばねにて可動子のばね定数Kを設定しているの
で、各可動子のK/M(K:ばね定数、M:質量)を略
等しくして、可動子の固有振動数を略等しくするに当た
り、簡単な構成で達成できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の往復式電気かみそりの要部の正面断面
図である。
【図2】同上の要部の側面断面図である。
【図3】同上の往復運動式の電動機の分解斜視図であ
る。
【図4】可動子の検知信号と電動機への入力信号を示す
グラフである。
【図5】可動子の検知信号と電動機への入力信号の他例
を示すグラフである。
【図6】可動刃の速度と電流入力時間又は電流値の関係
を示すグラフである。
【図7】本発明の制御回路のブロック図である。
【図8】振幅と速度信号と電流のタイミングを示すグラ
フである。
【符号の説明】
A 電動機 H ヘッド 1 固定子 2 可動子 3 可動刃 5 ばね 8 永久磁石 9 ヨーク 12 ギャップ 40 ばね材
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭55−103889(JP,A) 実開 昭48−93188(JP,U) 特公 昭40−4513(JP,B1) 特公 昭5−309181(JP,B1) 実公 昭43−8793(JP,Y1) ***国特許出願公告1151307(DE, B) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26B 19/00 - 19/48

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の刃ヘッドを備えた往復式電気かみ
    そりにおいて、電磁石により構成した固定子に対して
    久磁石を備えた可動子を往復動させるためのリニアモー
    タにより構成した往復運動式の電動機を有し、往復運動
    式の電動機の可動子は中央可動子と該中央可動子の両側
    に位置する側可動子とよりなり、中央可動子に対応する
    刃ヘッドの可動刃を中央可動子に取付けると共に側可動
    子に対応する刃ヘッドの可動刃を側可動子に取付け、
    れらの中央可動子と両側の側可動子を1つの固定子で駆
    動するように設定し、中央可動子の運動方向と両側の側
    可動子の運動方向とを異ならせ、中央可動子と両側の側
    可動子のK/M(K:ばね定数、M:質量)を等しくし
    て中央可動子と両側の側可動子の固有振動数を等しくし
    て成ることを特徴とする往復式電気かみそり。
  2. 【請求項2】 各刃ヘッドに対応する可動子の永久磁石
    の極性を互いに異ならせて成ることを特徴とする請求項
    1記載の往復式電気かみそり。
  3. 【請求項3】 各刃ヘッドに対応する可動子の永久磁石
    の極性を同一にして成ることを特徴とする請求項1記載
    の往復式電気かみそり。
  4. 【請求項4】 各刃ヘッドに対応する可動子の推力を互
    いに異ならせて成ることを特徴とする請求項1記載の往
    復式電気かみそり。
  5. 【請求項5】 各刃ヘッドに対応する可動子の永久磁石
    の幅又は厚みを互いに異ならせて成ることを特徴とする
    請求項4記載の往復式電気かみそり。
  6. 【請求項6】 各刃ヘッドに対応する可動子の永久磁石
    の磁束密度を互いに異ならせて成ることを特徴とする
    求項4記載の往復式電気かみそり。
  7. 【請求項7】 各刃ヘッドに対応する可動子のヨークの
    寸法を互いに異ならせて成ることを特徴とする請求項4
    記載の往復式電気かみそり。
  8. 【請求項8】 各刃ヘッドに対応する可動子のヨークの
    材質を互いに異ならせて成ることを特徴とする請求項4
    記載の往復式電気かみそり。
  9. 【請求項9】 各刃ヘッドに対応する可動子の永久磁石
    と電磁石より構成した固定子との間のギャップ長さを互
    いに異ならせて成ることを特徴とする請求項4記載の往
    復式電気かみそり。
  10. 【請求項10】 中央可動子はかみそり本体の中心軸を
    通って往復動するも のであり、中央可動子と両側可動子
    の間にばねを配設し、該ばねをかみそり本体の中心軸を
    含む鉛直面内に配置して成ることを特徴とする請求項1
    記載の往復式電気かみそり。
  11. 【請求項11】 往復運動式の電動機の重心を含む水平
    面と、かみそり本体の中心軸を含む鉛直面との交線上に
    ばねを配置して成ることを特徴とする請求項10記載の
    往復式電気かみそり。
  12. 【請求項12】 両側可動子を往復方向と直交方向で連
    結し、この連結部と中央可動子との間にばねを配置して
    成ることを特徴とする請求項1記載の往復式電気かみそ
    り。
  13. 【請求項13】 可動子を、往復動方向にのみ変位可能
    な板状のばね材によって固定部に支持して、可動子と固
    定子との間のギャップを保持し、該ばね材にて可動子の
    ばね定数Kを設定して成ることを特徴とする請求項1
    載の往復式電気かみそり。
  14. 【請求項14】 各可動子の間に往復動方向にのみ変位
    可能なばね材を設けて各可動子を連結し、該ばね材にて
    可動子のばね定数Kを設定して成ることを特徴とする請
    求項1記載の往復式電気かみそり。
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