JP3426984B2 - 磁歪線式制御棒位置検出装置 - Google Patents

磁歪線式制御棒位置検出装置

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JP3426984B2
JP3426984B2 JP29859998A JP29859998A JP3426984B2 JP 3426984 B2 JP3426984 B2 JP 3426984B2 JP 29859998 A JP29859998 A JP 29859998A JP 29859998 A JP29859998 A JP 29859998A JP 3426984 B2 JP3426984 B2 JP 3426984B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原子炉における制
御棒の位置検出装置に関し、特に、炉心に対する制御棒
の軸方向位置を常時検知するために制御棒駆動装置と協
働する磁歪線を用いた制御棒位置検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に、加圧水型軽水炉の原子炉断面構
造を示す。この図に示すように、原子炉の出力を制御す
るには、原子炉容器6の上部に設けた制御棒駆動装置5
により、制御棒4を炉心から引き抜き又は炉心へ挿入す
ることで行っている。制御棒4の軸方向動は、制御棒4
に連接された駆動軸3を圧力ハウジング1内で軸方向動
させることにより行い、圧力ハウジング1の外周に配設
された検出コイル2からなる制御棒位置検出装置7によ
り、駆動軸3の位置、即ち制御棒4の炉心に対する位置
を検出するようになっている。
【0003】図9は、制御棒駆動装置5と、従来の制御
棒位置検出装置7との関係を示す断面図である。この図
に示すように、従来の制御棒位置検出装置7は、制御棒
駆動装置5の圧力ハウジング1の外側に取り付けられた
検出コイル2を備えており、この検出コイル2は、炉心
から制御棒4を引抜く長さに相当する分だけ、通常42
個、圧力ハウジング1の外側に同軸心状に配設されたコ
イル支持管8に一定の間隔で取り付けられている。ま
た、検出コイル2は、配線が断線するような場合を考慮
して2系統に分かれており、一つおきの検出コイル2a
の集合からなるA系統と、検出コイル2bの集合からな
るB系統とを備える。隣接する検出コイルの間隔は、約
90mmであり、各系統毎にすると、一つおきであるた
め約180mmである。一方、位置を検出される制御棒
駆動装置5の駆動軸3は、通常ステンレス系の磁性材料
から形成されており、制御棒駆動装置5の磁場が強いた
め、駆動軸3自体が磁化される。
【0004】また、圧力ハウジング1の内部は、約30
0度の高温であるため、制御棒位置検出装置7の検出コ
イル2は、コイルの絶縁材の使用温度制限から強制的に
冷却する必要がある。そのため、図9に示すように、圧
力ハウジング1と検出コイル2を取り付けた検出器コイ
ル支持管8との隙間9に空気を供給して、内側から検出
コイル2を空気冷却している。
【0005】次に、制御棒位置検出装置7の検出コイル
2による制御棒4の位置検出方法を説明する。検出コイ
ル2の中央を磁性材である駆動軸3が通過すると、誘起
電圧が発生し、検出コイル2のインピーダンスが変化す
る。従って、各検出コイル2のインピーダンスの変化を
検出すれば、制御棒駆動装置5の圧力ハウジング1の中
を移動する磁性材である駆動軸3の先端部の位置を検出
でき、これにより、制御棒4の原子炉内での位置を知る
ことができる。
【0006】また、原子炉の信頼性を確保するために、
制御棒の落下時間(挿入時間)を計測する必要がある。
制御棒位置検出装置7による制御棒落下時間計測では、
検出コイル2の中に磁性材料の駆動軸3が通過する際の
駆動軸3の落下速度に依存して発生する電流の電圧変化
(速度変化)により、制御棒4の落下開始からダッシュ
ポット10(図10参照)に至るまで挿入される時間を
計測する方法としている。すなわち、制御棒4の落下速
度が速い時には、図11に示すように、検出コイル2に
発生する電流の電圧が高くなる一方、制御棒4の速度が
急に減少した場合には、電圧が急激に減少する。このよ
うな検出コイル2に生じる電流の電圧変化を利用するた
め、PWR燃料集合体には、流体の抵抗により制御棒4
を減速するダッシュポット10が全挿入位置の約85%
の位置に設けられており、図11に示すような位置T1
で電圧が急激に減少するため、制御棒4の位置を明確に
判断できるようになっている。
【0007】さらに、制御棒4が炉心内に完全に挿入さ
れたか否かの判定は、図11に示すように、停止位置T
2に至るまでのリバウンド波形R、即ち制御棒4の駆動
軸3が最下端へ達した際に、制御棒クラスタに取り付け
られた衝撃吸収ばねによる駆動軸3のリバウンドの波形
を検出することにより行っている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、駆動軸3の先
端部の位置は、検出コイル2のインピーダンスの変化に
より検出されるため、検出コイル2の位置でのみしか、
制御棒4の位置を示す信号を得ることができない。すな
わち、制御棒4の位置を検出できる間隔は、検出コイル
2の取り付け間隔に依存し、約90mm間隔となる。一
般に、制御棒駆動機構5は、駆動棒4をステップ状に駆
動するが、この駆動する1ステップの距離は、約16m
mである。従って、制御棒4を駆動する数ステップ分に
相当する間隔でしか機械的位置を確認できないという不
都合が生じていた。
【0009】また、この検出コイル2は、A系統及びB
系統の2系統から構成されていて、一方の系統が故障等
で使用不能になると、各系統毎の180mmの間隔、す
なわち、制御棒4の駆動ステップの約10倍程度の間隔
毎にしか位置を検出できなくなり、精度がさらに低いも
のとなる。従って、原子炉の保護系の観点からは、制御
棒の位置の不確定性を炉心設計に考慮する必要が生じて
いた。
【0010】さらに、制御棒位置検出装置7による制御
棒落下時間計測では、前述したように、検出コイル2の
中を磁性材料の駆動軸3が通過する際の駆動軸3の落下
速度に依存する電流の電圧変化により、落下開始からダ
ッシュポットに至るまでの挿入時間を計測しているの
で、制御棒4の落下速度が遅い時には、電圧が低くな
り、落下開始、ダッシュポット位置及び全挿入位置が不
明確になり、落下時間計測が正確に行えないということ
が知られていた。
【0011】また、万一、制御棒4が落下途中で停止す
るようなことがあった場合、制御棒4の停止位置(全挿
入位置又は途中)を確認することが不可能であり、制御
棒位置検出の精度及び信頼性が低かった。
【0012】同様に、制御棒4が完全に挿入されたこと
を判定するリバウンド波形は、落下速度より小さい場合
に明確でない場合が多く、制御棒4が炉心内に完全に挿
入されたことを検知することが難しかった。
【0013】さらに、制御棒位置検出装置7の検出コイ
ル2は、検出コイル2の絶縁材の使用温度制限から、検
出コイル2周辺の雰囲気温度を強制冷却して、設計条件
を超えないよう管理する必要があるため、約300°C
と高温の加熱ハウジング1からの大量の放熱に対処でき
るように、制御棒駆動装置5の冷却設備の容量をかなり
大きくする必要が生じていた。
【0014】従って、本発明は、上述した従来の技術の
問題を解決するためになされたもので、制御棒の炉心内
における位置を連続して正確に検出し、原子炉の出力増
加、制御性能の向上及び周辺設備の合理化を図ることの
できる磁歪線式制御棒位置検出装置を提供することを主
な目的とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め、請求項1に記載の本発明は、円筒部材の内部を軸方
向に移動自在であると共に少なくとも一部が非磁性材に
より形成されている可動部材の非磁性材部分に取り付け
られた磁石と、前記円筒部材の外周に軸方向に沿って取
り付けられると共に所定個所にねじり弾性波を検出する
受信機を備える磁歪線式検出器と、該磁歪線式検出器内
の前記受信機側から前記磁歪線式検出器の磁歪線にパル
ス電流を供給するパルス電流発生回路と、前記円筒部材
及び前記磁歪線式検出器の外周を一定の隙間を開けて密
閉するように配設された円筒状の支持部材とを備える前
記可動部材の前記円筒部材内における位置を検出するた
めの磁歪線式制御棒位置検出装置を提供する。
【0016】前記磁石がリング状であると共に、前記磁
歪線式検出器が、前記円筒部材の外周に複数個配設され
るのが好ましい。また、前記磁歪線式検出器は、前記円
筒部材の外周に密着するように取り付けられていること
も望ましい。さらに、前記駆動軸の前記非磁性材部分と
同じ非磁性材により形成された保護部材を、前記先端部
との間に前記磁石を密封するように取り付けることもで
きる。
【0017】本発明が適用される装置として、前記円筒
部材は制御棒駆動装置の圧力ハウジングであり、前記可
動部材は前記制御棒駆動装置の制御棒に連接する駆動軸
であり、そして、該駆動軸の位置を検出することにより
該駆動軸に連接する前記制御棒の炉心内における位置を
全挿入位置から全引き抜き位置までの駆動長さ全長に亘
り検出するようにするのが好適である。
【0018】なお、前記制御棒を前記全引抜き位置から
落下させた時に、該全引抜き位置からの前記制御棒の移
動距離及び時間を計測し、検出された前記制御棒の位置
に対応する前記制御棒の落下開始からの制御棒挿入時間
を検出できるようにすることが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る磁歪線式制御
棒位置検出装置の好適な実施の形態を、添付図面を参照
しながら説明するが、図中、同一符号は、同一又は対応
部分を示すものとする。
【0020】図1は、磁歪線式制御棒位置検出装置20
を制御棒駆動装置5の上部に取り付けた状態の全体構造
を示す斜視図、図2は、その要部を示す縦断面図、そし
て図3は、図2の一部省略拡大図である。これらの図に
おいて、磁歪線式制御棒位置検出装置20は、制御棒駆
動装置5の圧力ハウジング1の内側に位置する駆動軸3
の上端部に取り付けられた永久磁石21と、圧力ハウジ
ング1の外側において支持構造材23により固定された
磁歪線式検出器22とを備えている。また、磁歪線式検
出器22は、支持部材25より上方において、その上端
部に受信機26を備えている。なお、支持構造材23の
外側には、圧力ハウジング1と同軸心状に支持円筒24
が配設されており、この支持円筒24と磁歪線式検出器
22との間に、隙間27が画成されている。
【0021】磁歪線式検出器22は、制御棒4の駆動ス
トロークをカバーする長さを有し、圧力ハウジング1の
軸方向に沿って、且つ周方向に複数個設けられ、環状の
支持構造材23により圧力ハウジング1の外側に密着す
るように固定されている。磁歪線式検出器22は、耐熱
処理を施された高温仕様であるため、内部が約300°
Cと高温である圧力ハウジング1に密着させることがで
きる。また、このように密着させたのは、制御棒4の位
置を検出する時の精度を良くするためである。さらに、
磁歪線式検出器22は、計測上の観点からは1個取り付
ければ十分である。また、精度をさらに向上させるため
には、2個一組として取り付けるのが好ましい。なお、
保護系として使用する場合には、2個一組として周囲に
4個取り付けるのが良い。この実施形態においては、図
4(a)の横断面図に示すように、磁歪線式検出器22
は、圧力ハウジング1の周囲方向に等間隔に4個設置さ
れており、駆動軸3が圧力ハウジング1の中で偏った場
合でも、高精度で的確に検知できるようになっている。
これは、原子炉の制御系だけでなく、原子炉の保護系に
関する点から好ましいものであるが、詳細は後述する。
【0022】また、図3に示すように、磁歪線式検出器
22は、磁歪線28と、直径10mm程度のステンレス
管からなる保護管29とを備えており、磁歪線28は、
後述するような方法により、外側の保護管29に接触し
ないように構成されている。
【0023】磁歪線式検出器22は、図1及び図2に示
すように、その上端部に、磁歪線28を伝播してくるね
じり弾性波(後述する)を検出するための受信機26を
備えている。図5は、この受信機26の要部を示す構成
図である。この図において、受信機26は、磁歪線式検
出器22の保護管29に連接するケーシング30を備え
ている。ケーシング30の内部には、支持部材31が設
けられ、この支持部材31に固定された磁歪線保持具3
2の中央に磁歪線28を保持することにより、保護管2
9の内部に配設された案内リング33と協働して、磁歪
線28が、保護管29に接触しないようになっている。
ケーシング30の中央やや下方には、磁歪線28を取り
囲むようにして、検出コイル34が支持部材31に取り
付けられている。なお、検出コイル34で検出された信
号は、ケーブル35により、図示しない制御部に送られ
る。また、磁歪線28の始端側、すなわち磁歪線保持具
32側は、ケーブル35を介してパルス電流発生回路3
7に接続されている。なお、磁歪線保持具32は、磁歪
線上を伝播してくるねじり弾性波が反射しないようにす
るために、振動吸収材により形成されている。
【0024】図3に戻り、駆動軸3の上端部に取り付け
られた永久磁石21は、リング状に形成されており、従
来の制御棒駆動装置5に大きな変更を加えず、磁歪線に
よる位置検出の原理(後述する)を適用できるように、
駆動軸3の外周且つ軸方向に筒状に取り付けられてい
る。すなわち、図7に示す従来型の磁歪線式検出器50
は、リング状の永久磁石51の中に磁歪線52を置く方
式をとっているが、本実施形態においては、駆動軸3と
圧力ハウジング1との間にある程度距離があり、また、
永久磁石21が磁歪線28の外側の偏った方向にあるこ
とから、永久磁石21を筒状に配置して、圧力ハウジン
グ1の外側への磁力が強くなるような取付構造にしたも
のである。なお、図3においては、永久磁石21は、3
個の磁石より構成されているが、一体的な1個の円筒状
の永久磁石を用いる方が、磁場がより強くなり性能が向
上する。
【0025】また、制御棒駆動装置5として磁気ジャッ
ク式制御棒駆動装置を使用する場合には、作動時に駆動
軸3が振動し、圧力ハウジング1の内側で半径方向に移
動して接触し、永久磁石21が破損する可能性がある。
従って、永久磁石21を保護するため、駆動軸3にリン
グ状の永久磁石21を取り付けた後、駆動軸3と同じ材
質の保護管36で外周を保護している。また、永久磁石
21を駆動軸3と保護管36とで密閉することにより、
永久磁石21の酸化を防止することもできる。なお、従
来の駆動軸3の材料は、磁性材を使用していたが、永久
磁石21の位置検出信号を明確にするために、駆動軸3
の上端部及び保護管36は、非磁性材の金属により形成
されている。
【0026】次に、磁歪線式位置検出装置20による制
御棒4の位置検出方法を、図6を用いて説明する。
【0027】図6(a)に示すように、初期状態におい
ては、制御棒3に取り付けられた永久磁石21による磁
場M内に、磁歪線式検出器22の磁歪線28が位置して
いる。しかし、永久磁石21による磁場Mだけでは、磁
歪線28が捩じれず、初期状態を維持する。
【0028】まず、この状態において、磁場Mに対して
受信機26側から、磁歪線12の軸線方向にパルス電流
発生回路37(図5参照)によりパルス電流40を与え
る。そうすると、磁歪線28の回りを右ねじの法則によ
り、捩じり磁場MPが永久磁石21による磁場Mに向か
って磁歪線28上を伝播する。この伝播速度は非常に速
いため、計測上は「0」カウントとする。
【0029】次に、図6(b)に示すように、パルス電
流40が駆動軸3に取り付けた永久磁石10に近接した
時、すなわち、パルス電流40による捩じり磁場MPが
永久磁石21による磁場21と干渉する時、瞬間的に磁
歪線28が捩じれる。その結果、両磁場が干渉して捩じ
れが生じた位置から両方向に、磁歪線28上にねじり弾
性波41が発生する。
【0030】そして、図6(c)に示すように、磁歪線
式検出器22の上端部に設けた受信機26により、パル
ス電流40を与えてからねじり弾性波41の伝播時間を
計測し、計測した伝播時間を磁歪線28の軸線方向伝播
速度で校正することで、受信機26から駆動軸3の上端
部に取り付けられた永久磁石21までの距離の絶対値を
計測できる。これにより、制御棒4の機械的位置を、制
御棒駆動ステップの1ステップ(約16mm)以内の距
離で、精度良く且つ正確に計測することができる。その
結果、制御棒の位置の不揃いの有無を確認することもで
きる。また、炉心設計で考慮している制御棒4の位置の
不確定性に対する設計余裕を低減し、出力増加などのメ
リットを引き出すことが可能となる。
【0031】次に、制御棒落下時間(挿入時間)の計測
に関しては、図6に示した計測原理を用いて、磁歪線式
検出器22により一定の時間間隔でパルス電流40を発
信し、制御棒4の機械的位置を連続的に関連づけて計測
することで、駆動軸3の落下開始から停止までに対応す
る制御棒4の位置変化を正確に計測でき、落下時間(挿
入時間)を精度の高いデジタルデータとして収録でき
る。これらのデータを利用して、制御棒4の落下開始、
ダッシュポット位置及び全挿入位置、あるいは各位置へ
至るまでの時間を正確に算出することができ、制御棒4
の落下時間の計測精度を向上させることが可能でき、原
子炉の信頼性を確保することができる。
【0032】また、万一、制御棒4が落下途中で停止し
た場合でも、制御棒4の落下速度変化及び制御棒4の位
置確認信号がデジタルデータとして収録されるため、制
御棒4の停止位置(全挿入位置又は途中)を正確に確認
することが可能となり、制御棒4の位置検知の精度及び
信頼性が向上すると共に、完全に挿入されたか否かを容
易に判断することも可能となる。このように、制御棒4
の軸方向位置を常時精度高く確認でき、制御棒4の挿入
下限位置(完全挿入位置)を正確に検知できることか
ら、制御系の設計メリットとして炉心設計における制御
棒位置の不確定性に対する設計余裕を削減でき、原子炉
運転における安全余裕の増大又は出力増加等が考えられ
る。
【0033】この実施形態においては、上述したよう
に、磁歪線式検出器22は、圧力ハウジング1の周囲方
向に等間隔に4個設置されている(図4(a)参照)。
ここで、1系統は、180°回転した相対する位置に設
置される一対の磁歪線式検出器22から構成されてお
り、これを2系統配設してある。このように複数個の磁
歪線式検出器22を取り付けたのは、図4(b)に示す
ように、圧力ハウジング1内で駆動軸3が偏った場合に
も、高精度で的確に駆動軸3の位置を検出できるように
するためである。
【0034】例えば、この図において、駆動軸3が圧力
ハウジング1内で中央(中心線3a参照)に位置すれ
ば、永久磁石21による磁場M1は左右均等になるが、
駆動軸3が右側(中心線3b参照)に偏ると、永久磁石
21による磁場M2は右側ほど強くなり、逆に左側(中
心線3c参照)に偏ると、磁場M3は左側ほど強くな
る。従って、仮に磁歪線式検出器22が右側のみに取り
付けられており、駆動軸3が左側に偏った場合には、永
久磁石21による磁場M3は、右側が弱くなるので、磁
歪線式検出器22を伝播してくるパルス電流によるねじ
り磁場との干渉位置が異なる恐れがあり、精度が悪化す
る。しかし、180°回転した相対する位置に一対の磁
歪線式検出器22を配置しておけば、検出機能を多重化
することができ、駆動軸3が圧力ハウジング1の中で偏
った場合でも、一対の磁歪線式検出器22で検出した位
置データを平均することにより、駆動軸3の位置を検出
の精度が高くなる。なお、磁歪線式検出器22を1個し
か取り付けないで、駆動軸3が最大に片寄った場合で
も、駆動ステップ(16mm)以内の精度で、駆動軸3
の位置を検出することができる。
【0035】また、一対の磁歪線式検出器22を複数系
統設けることで、1個の検出器が故障しても他の検出器
で駆動軸3の位置を検出することができるので、原子炉
制御系だけでなく、原子炉保護系にも適用可能となる。
また、精度向上した制御棒4の位置信号を原子炉保護系
に取り込むことにより、運転性の改善、熱電対等の個数
削減及び更なる出力増加等を行うことができ、設備合理
化へ多大に寄与することができる。
【0036】また、この実施形態においては、上述した
ように、磁歪線式検出器22を圧力ハウジング1へ密着
固定させる支持構造材23の外側に、圧力ハウジング1
と同軸心状に支持円筒24が配設されており、これらの
磁歪線式検出器22及び支持円筒24と支持部材25と
により密閉された隙間27に存在する空気層により断熱
効果が生じる(図2及び3参照)。従って、圧力ハウジ
ング1の高温内部(約300°)からの放熱を大幅に遮
断することができ、制御棒駆動装置の冷却設備の容量を
小さくすることができる。
【0037】この実施形態においては、駆動軸3に取り
付ける永久磁石21は、リング状であるが、この形態に
限られず、半リング状でも、板状のものでも取り付ける
ことができる。また、永久磁石21の取り付け位置を駆
動軸3の上端部にしたが、制御棒4の全引抜き位置から
全挿入位置までの間の位置検出が行えれば、駆動軸3の
いずれの位置へも取り付けることができる。さらに、駆
動軸3の上端部のみ非磁性材により形成したが、全体を
非磁性材により形成することもできる。
【0038】上述したように、この実施形態において
は、制御棒駆動装置5の圧力ハウジング1の外側に磁歪
線式検出器22と受信機26とを取り付けると共に、駆
動軸3の上部に永久磁石21を取り付けるだけで、磁歪
線式制御棒位置検出装置20を構成することができるの
で、既存の制御棒駆動装置をそのまま利用することがで
きる。
【0039】
【発明の効果】請求項1に記載の本発明によれば、磁歪
線式制御棒位置検出装置は、円筒部材の内部を軸方向に
移動自在であると共に少なくとも一部が非磁性材により
形成されている可動部材の非磁性材部分に取り付けられ
た磁石と、前記円筒部材の外周に軸方向に沿って取り付
けられると共に所定個所にねじり弾性波を検出する受信
機を備える磁歪線式検出器と、該磁歪線式検出器内の前
記受信機側から前記磁歪線式検出器の磁歪線にパルス電
流を供給するパルス電流発生回路と、前記円筒部材及び
前記磁歪線式検出器の外周を一定の隙間を開けて密閉す
るように配設された円筒状の支持部材とを備えるので、
パルス電流により磁歪線に回転方向磁場が生じ、この回
転方向磁場が可動部材に取り付けられた磁石による磁場
に近接した時に相互の磁場の干渉により磁歪線にねじり
弾性波が発生し、磁歪線の特定部位に設けた受信機によ
りねじり弾性波の伝播時間を計測すれば、可動部材の機
械的位置を正確に計測することができると共に、円筒部
材の外周を密閉するように配設された円筒状の支持部材
により、円筒部材の高温内部からの放熱を大幅に遮断す
ることができるため、付帯の冷却設備の容量を小さくす
ることができる。
【0040】請求項2に記載の本発明によれば、前記磁
石がリング状であり、前記磁歪線式検出器が前記円筒部
材の外周に複数個配設されるので、磁歪線式位置検出装
置に多重機能を持たせることができ、可動部材が円筒部
材内部で片寄った場合でも、精度よくその位置を検出す
ることができると共に、磁歪線式検出器の1個が故障し
た時でも可動部材の位置検出機能を喪失しない。
【0041】請求項3に記載の本発明によれば、前記磁
歪線式検出器は、前記円筒部材の外周に密着するように
取り付けてあるので、円筒部材内部で移動する可動部材
の検出精度をより良くすることができる。
【0042】請求項4に記載の本発明によれば、前記駆
動軸の前記非磁性材部分と同じ非磁性材により形成され
た保護部材を、前記先端部との間に前記磁石を密封する
ように取り付けるので、磁石の酸化を防止することがで
き、磁石による磁場の強さが一定に保たれ、計測の精度
が安定すると共に、メンテナンス費用を削減することが
できる。
【0043】請求項5に記載の本発明によれば、前記円
筒部材は制御棒駆動装置の圧力ハウジングであり、前記
可動部材は前記制御棒駆動装置の制御棒に連接する駆動
軸であるので、駆動軸の位置を検出することにより駆動
軸に連接する制御棒の炉心内における機械的位置を、全
挿入位置から全引き抜き位置までの駆動長さ全長に亘り
正確に計測することができる。
【0044】請求項6に記載の本発明によれば、前記制
御棒を前記全引抜き位置から落下させた時に、該全引抜
き位置からの前記制御棒の移動距離及び時間を予め計測
し、検出された前記制御棒の位置に対応する前記制御棒
の落下開始からの制御棒挿入時間を検出できるので、磁
歪線式検出器により落下時間(挿入時間)を精度の高い
デジタルデータとして収録し、このデータから制御棒の
落下開始、ダッシュポット及び全挿入位置に至る時間を
正確に算出することにより、万一、制御棒が落下途中で
停止するようなことがあっても、制御棒の挿入時間より
制御棒の停止位置(全挿入位置又は途中)を確認するこ
とが可能となり、原子炉の信頼性を確保することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る磁歪線式制御棒位置検出装置の
概要を示す斜視図である。
【図2】 磁歪線式制御棒位置検出装置の要部を示す縦
断面構成図である。
【図3】 永久磁石の取り付け構造を示す、図2の一部
省略拡大図である。
【図4】 (a)は、磁歪線式検出器の配置を示す断面
図、(b)は、永久磁石による磁場の説明図である。
【図5】 磁歪線式検出器の受信機の要部を示す縦断面
構成図である。
【図6】 磁歪線式検出器による位置検出の測定原理を
示す説明図である。
【図7】 従来の磁歪線式検出器の要部を示す概念図で
ある。
【図8】 一般の加圧水型軽水炉の要部を示す断面図で
ある。
【図9】 従来の制御棒位置検出装置の要部を示す縦断
面構成図である。
【図10】 制御棒の落下速度を遅くするためのダッシ
ュポットを示す概念図である。
【図11】 磁歪線式制御棒位置検出装置により測定さ
れた制御棒の挿入時間の変化を示すグラフである。
【符号の説明】
1…圧力ハウジング、2…検出コイル、3…駆動軸、4
…制御棒、5…制御棒駆動装置、6…原子炉容器、7…
制御棒位置検出装置、8…コイル支持管、9…隙間、1
0…ダッシュポット、20…磁歪線式制御棒位置検出装
置、21…永久磁石、22…磁歪線式検出器、23…支
持構造材、24…支持円筒、25…支持部材、26…受
信機、27…隙間、28…磁歪線、29…保護管、30
…ケーシング、31…支持部材、32…磁歪線保持具、
33…案内リング、34…検出コイル、35…ケーブ
ル、36…保護管、37…パルス電流発生回路、40…
パルス電流、41…ねじり弾性波、50…磁歪線式検出
器、51…永久磁石、52…磁歪線、M,MP…磁場、
R…リバウンド波形、T1,T2…位置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今吉 祥 茨城県那珂郡東海村舟石川622番地12 (56)参考文献 特開 昭59−35190(JP,A) 特開 平10−332433(JP,A) 特開2000−9456(JP,A) 特開2000−9490(JP,A) 特開 昭59−83091(JP,A) 特開 昭59−60204(JP,A) 特開 昭56−145313(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G21C 17/10

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒部材の内部を軸方向に移動自在であ
    ると共に少なくとも一部分が非磁性材により形成されて
    いる可動部材の非磁性材部分に取り付けられた磁石と、 前記円筒部材の外周に軸方向に沿って取り付けられると
    共に所定個所にねじり弾性波を検出する受信機を備える
    磁歪線式検出器と、 該磁歪線式検出器内の前記受信機側から前記磁歪線式検
    出器の磁歪線にパルス電流を供給するパルス電流発生回
    路と 前記円筒部材及び前記磁歪線式検出器の外周を一定の隙
    間を開けて密閉するように配設された円筒状の支持部材
    を備える前記可動部材の前記円筒部材内における位置
    を検出するための磁歪線式制御棒位置検出装置。
  2. 【請求項2】 前記磁石がリング状であると共に、前記
    磁歪線式検出器が前記円筒部材の外周に複数個配設され
    る請求項1に記載の磁歪線式制御棒位置検出装置。
  3. 【請求項3】 前記磁歪線式検出器は、前記円筒部材の
    外周に密着するように取り付けられている請求項1また
    は2に記載の磁歪線式制御棒位置検出装置。
  4. 【請求項4】 前記駆動軸の前記非磁性材部分と同じ非
    磁性材により形成された保護部材を、前記先端部との間
    に前記磁石を密封するように取り付ける請求項1乃至3
    の内のいずれか1項に記載の磁歪線式制御棒位置検出装
    置。
  5. 【請求項5】 前記円筒部材は制御棒駆動装置の圧力ハ
    ウジングであり、前記可動部材は前記制御棒駆動装置の
    制御棒に連接する駆動軸であり、該駆動軸の位置を検出
    することにより該駆動軸に連接する前記制御棒の炉心内
    における位置を全挿入位置から全引き抜き位置までの駆
    動長さ全長に亘り検出する請求項1乃至4の内のいずれ
    か1項に記載の磁歪線式制御棒位置検出装置。
  6. 【請求項6】 前記制御棒を前記全引抜き位置から落下
    させた時に、該全引抜き位置からの前記制御棒の移動距
    離及び時間を予め計測し、検出された前記制御棒の位置
    に対応する前記制御棒の落下開始からの制御棒挿入時間
    を検出できるように構成した請求項5に記載の磁歪線式
    位置検出装置。
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