JP3425995B2 - 作業車両のエンジン燃料噴射ポンプの自動制御方法 - Google Patents

作業車両のエンジン燃料噴射ポンプの自動制御方法

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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホイールローダ等の走
行車輪式作業車両のエンジン燃料噴射ポンプの自動制御
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のホイールローダ等作業車両の走行
(特に登坂や降坂)時の負荷や作業(掘削・積込)時の
負荷に対応させるためにエンジン回転数の制御を行う燃
料噴射ポンプの制御をアクセルペダルで行うため走行
中には頻繁にアクセルペダルを操作する必要があり、
又、土砂の掘削作業時にはエンジン出力を最大にするた
めにアクセルペダルをフルストローク踏み込み、掘削し
た土砂のダンプトラックへの積込作業時にはアクセルペ
ダルをハーフストロークに踏み込むなど、作業毎にアク
セルペダルの踏み込み量を変えて作業を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ホイールローダ等作業車両の掘削積込作業時は上述のよ
うにエンジンをフル回転からハーフ回転等にするため
オペレータはアクセルペダルを長時間踏み続ける必要が
あるので足が疲れるとのコンプレインがあり、苦渋作業
を強いられる場合が多いという問題があった。
【0004】発明は、上記の課題を解決するために、
オペレータがアクセルペダルを踏まなくても作業ができ
るようにしたホイールローダ等作業車両エンジン燃料
噴射ポンプの自動制御方法を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、作業車両のエンジン燃料噴射ポンプの
自動制御方法において、エンジン燃料噴射ポンプ制御を
以下の工程順に行う方法としている。 (a)予め、自動制御時の設定エンジン回転数を記憶
し、 (b)運転時に、まずオペレータが駐車ブレーキ及び主
ブレーキをオフしたかを判定し、両者共にオフしたら、 (c)次に、アクセルペダルの踏み込み角に対応するエ
ンジン回転数を求め、この求めたエンジン回転数前記
記憶した設定エンジン回転数とを比較し、いずれか高い
方を選択して目標エンジン回転数とし、実エンジン回転
数がこの目標エンジン回転数に等しくなるように燃料噴
射ポンプを自動制御する。
【0006】又、前記(b)工程で、駐車ブレーキ及び
主ブレーキの少なくともいずれかがオンのときには、実
エンジン回転数がアクセルペダルの踏み込み角に応じた
エンジン回転数に等しくなるように燃料噴射ポンプを制
御する方法としている。又、前記(a)工程の、予め自
動制御時の設定エンジン回転数を記憶する手順は、 (a1)まずオペレータが所定の設定スイッチを操作し
て「エンジン回転数自動設定」モードにし、 (a2)次に、オペレータがアクセルペダルを踏み込ん
で所望のエンジン回転数にし、 (a3)所望のエンジン回転数に達した後、オペレータ
が所定のエンジン回転数設定スイッチをメモリ位置に操
作したとき、現在のエンジン回転数を前記設定エンジン
回転数として記憶するようにしてもよい。
【0007】
【作用】ホイールローダ等作業車両の掘削積込作業時、
エンジン回転数を自動制御可能としており、予めオペレ
ータが所望するエンジン回転数を自動制御時の設定エン
ジン回転数としてコントローラに記憶しておき、運転時
に、コントローラは、オペレータが駐車ブレーキ及び主
ブレーキをオフしたかを判定し、両者共にオフしたら、
アクセルペダルの踏み込み角に対応するエンジン回転数
(通常作業時、前記踏み込み角を零とすれば、このエン
ジン回転数はローアイドル回転数となる)を求め、この
求めたエンジン回転数前記記憶した設定エンジン回転
とを比較し、いずれか高い方を選択して目標エンジン
回転数とし、実エンジン回転数がこの目標エンジン回転
数に等しくなるように燃料噴射ポンプを自動制御する。
すなわち、前記求めたエンジン回転数が前記記憶した設
定エンジン回転数以下(前述のことから、通常作業時に
は設定エンジン回転数以下となる)のときには、実エン
ジン回転数が前記設定エンジン回転数(目標エンジン回
転数)に等しくなるように燃料噴射ポンプを自動制御す
るので、オペレータはアクセルペダルを操作しなくても
主ブレーキペダル、トランスミッションレバー、作業機
レバーの操作のみで掘削積込作業ができる。これによ
り、オペレータは長時間アクセルペダルを踏み続ける必
要がないので、疲労を軽減できる。また、前記求めたエ
ンジン回転数が前記記憶した設定エンジン回転数よりも
高くなったときには、目標エンジン回転数をアクセルペ
ダルの踏み込み角に応じたエンジン回転数に切換えて、
実エンジン回転数がこの目標エンジン回転数に等しくな
るように燃料噴射ポンプを制御するので、例えば掘削作
業中にオペレータがアクセルペダルを踏み込んで、実エ
ンジン回転数を設定エンジン回転数よりも高くすること
ができる。これにより、作業負荷の大きさに応じてエン
ジン回転数を調整できるので、作業性を向上できる。
【0008】また、オペレータが駐車ブレーキをオンし
たり、又は主ブレーキをオンしたときには、コントロー
ラは実エンジン回転数がアクセルペダルの踏み込み角に
応じたエンジン回転数に等しくなるように燃料噴射ポン
プを制御するので、例えば積込作業中にオペレータが主
ブレーキをオン(車両停止)しながらアクセルペダルを
踏んで実エンジン回転数をローアイドルから所望回転数
に上げることにより、ダンプトラックなどに積み込む際
の作業機駆動力を微調整できる。 また、前記設定エンジ
ン回転数を記憶する際に、オペレータがアクセルペダル
を踏み込んでそれぞれの作業内容に適合した所望のエン
ジン回転数にした後に、このときのエンジン回転数を設
定エンジン回転数として記憶することにより、記憶作業
が簡単で容易になると共に、作業負荷に適合した設定エ
ンジン回転数を確実に記憶できる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を添付図面に示す実施例にした
がって説明する。図1に示すように、本発明の適用機
は、車体15にブーム16をブームシリンダ17で上下
揺動自在に装着し、このブーム16の先端にバケット1
8をバケットシリンダ19で、チルト、ダンプ作動自在
に装着したホイールローダである。このホイールローダ
のエンジン8の出力は、トルクコンバータ10を介して
トランスミッション11に伝達され、トランスミッショ
ン11の出力は差動装置、終減速機12を介して車輪1
3に伝えられる。
【0010】次に、アクセルペダルポテンショメータ1
と、エンジン回転数設定スイッチ2と、ブレーキ油圧
センサ3と、駐車ブレーキ油圧センサ4と、トランスミ
ッションレバーセンサ5と、作業機油圧センサ6
出力はコントローラ7に入力されており、各センサ出力
信号に基づきコントローラ7はエンジン8の燃料噴射ポ
ンプ9の噴射量を制御するために図示しない電子ガバナ
を制御する。アクセルペダルポテンショメータ1は、
示しないアクセルペダルの踏み込み角を検出しこの踏
み込み角を示す電気信号をコントローラ7へ入力する。
【0011】エンジン回転数設定スイッチ2はオフ位置
2c、オン(自動)位置2b、メモリ位置2aのいずれ
かに切り換え可能となっており、その出力信号コモン端
子はバッテリ14に接続されている。このエンジン回転
数設定スイッチ2をオフ位置2cにするとコントローラ
7に該スイッチ2からの電気信号が通電オフされ
ントローラ7はアニュアル制御モードと判断し、前記
クセルペダルの踏み込み角に応じたアクセルペダルポテ
ンショメータ1からの電気信号に基づき燃料噴射ポンプ
の噴射量を制御するようになっている。これにより
燃料噴射ポンプは、アクセルペダルによりマニュアル
制御されるようになっている
【0012】エンジン回転数設定スイッチ2をオン位置
(以下、自動位置と記す)2bにするとバッテリ14か
該スイッチ2の自動制御モード信号がコントローラ7
に通電され、コントローラ7は自動制御モードオンと判
断する。この後、エンジン回転数設定スイッチ2を自動
位置2bからメモリ位置2aに切り換えると、このとき
の前記アクセルペダルの踏み込み角に対応するエンジン
回転数が自動制御時の設定エンジン回転数としてコント
ローラ7に記憶されるようになっており、これによりオ
ペレータの所望するエンジン回転数が自動制御目標値と
して設定される。エンジン回転数設定スイッチ2はオペ
レータがメモリ位置2a手を離すと自動位置2bに自
動復帰されるようになっており、オペレータがこの自動
位置2b保持している間本発明に係る燃料噴射ポン
プの自動制御モードは継続されるようになっている。ま
た、エンジン回転数設定スイッチ2を前記オフ位置2c
切り換える燃料噴射ポンプの自動制御は解除され
噴射ポンプはアクセルペダルによりマニュアル制御され
るようになっている
【0013】主ブレーキ油圧センサ3は、図示しない主
ブレーキの踏み込み量に応じた油圧を検出しこの油圧
を示す電気信号をコントローラ7に入力する。なお、主
ブレーキは本発明の燃料噴射ポンプの自動制御に関係な
オペレータが作動させることができる。駐車ブレーキ
油圧センサ4は、図示しない駐車ブレーキの作動量に応
じた油圧を検出しこの油圧を示す電気信号をコントロ
ーラ7に入力するなお、駐車ブレーキは本発明の燃料
噴射ポンプの自動制御に関係なくオペレータが作動させ
ることができる。トランスミッションレバーセンサ5
図示しないトランスミッションレバー速度段毎
設けたリミットスイッチ等によって該トランスミッシ
ョンレバーがシフトされた位置を検出しこのシフト位
置を示す電気信号をコントローラ7に入力する。作業機
油圧センサ6は、ブームシリンダ17とバケットシリン
ダ19に取付けられており、ブームシリンダ17及びバ
ケットシリンダ19内の油圧(作業負荷圧)を検出し、
この油圧を示す電気信号をコントローラ7に入力する
【0014】次に、本発明に係る燃料噴射ポンプの自動
制御について図2および図3に示すフローチャートに
基づいて説明する。まず、図2に示すフローチャート
より説明する。ステップ100でコントローラ7はエン
ジン回転数設定スイッチ2が自動位置2bか判定
動位置2bのときステップ101で駐車ブレーキ油
圧センサ4の検出信号に基づき駐車ブレーキがオンされ
ていることを確認し、この後オペレータがトランスミッ
ションレバーのニュートラル状態でアクセルペダルを所
望位置まで踏み込んだときに、このアクセルペダルの踏
み込み角に応じて燃料噴射ポンプを制御してエンジン回
転数をオペレータの所望高さまで制御する。次にステッ
プ102で、エンジン回転数設定スイッチ2が自動位置
2bからメモリ位置2aに切り換わったか判定し、メモ
リ位置2aでないときはステップ100に戻り、メモリ
位置2aに切り換わったときステップ103にて
のときのアクセルペダルの踏み込み角に応じたエンジン
回転数を設定エンジン回転数としてコントローラ7にメ
モリする。
【0015】次に、ステップ104にて駐車ブレーキオ
フか判定する。駐車ブレーキがオフのときステップ
105にて主ブレーキ油圧センサ3の検出信号に基づき
主ブレーキオフか判定する。主ブレーキがオフのとき
ステップ106にて現在のアクセルペダルの踏み込
み角による指令エンジン回転数が前記メモリされた設定
エンジン回転数以下か判定し、設定エンジン回転数以下
ときは、ステップ107にて実エンジン回転数が前記
設定エンジン回転数に等しくなるようにコントローラ
は燃料噴射ホンプの図示しない電子ガバナへ指令し、
噴射量を自動制御する。そして、ステップ104に戻っ
て以上の処理を繰り返す。尚、この燃料噴射ポンプの自
動制御モードの間、車両の発進、停止、掘削作業、積込
作業等が可能となる。
【0016】一方、ステップ100にてエンジン回転数
設定スイッチがオフ位置2cときステップ10
9にて噴射ポンプ9の燃料噴射量をアクセルペダルの踏
み込み角に応じて制御する通常のマニュアル制御を行
う。また、ステップ104にて駐車ブレーキがオンの
、ステップ105にて主ブレーキがオンのとき
、ステップ106にてアクセルペダルにより指令され
るエンジン回転数が前記メモリされた設定エンジン回転
よりも高いときは、前記燃料噴射ポンプの自動制御は
解除され、前記ステップ109の噴射ポンプマニュアル
制御となる。そして、ステップ104に戻って以上の処
理を繰り返す。このマニュアル制御の間は、通常のマニ
ュアル操作と同様に、車両の発進、停止、掘削作業、積
込作業等が可能となる。
【0017】次に図3のフローチャートは、図2のフロ
ーチャートで説明した燃料噴射ポンプの自動制御及びマ
ニュアル制御おける掘削積込作業フローチャート
ある。まず、ステップ108にて前記自動制御モードが
開始する。この自動制御モードの間、オペレータが掘削
作業のためトランスミッションレバーを前進にセット
し、駐車ブレーキ及び主ブレーキを共にオフし、かつ、
アクセルペダルの踏み込 み角を小さくした(つまりアク
セルペダルによる指令エンジン回転数が前記設定エンジ
ン回転数以下である)ときには、コントローラ7は実エ
ンジン回転数が設定エンジン回転数と等しくなるように
燃料噴射ポンプ9を自動制御する。次に、コントローラ
7は、ステップ110にてトランスミッションレバーセ
ンサ5により車両前進か判定し、車両前進ときはステ
ップ111にて作業機油圧センサ6によりブームシリン
17及びバケットシリンダ19の作業機油圧が規定圧
以上か判定する。作業機油圧が規定圧以上のときに
コントローラ7はステップ112にて現在掘削作業中で
あると判断する。掘削作業の終了はステップ113にて
作業機油圧が規定圧以下になったか否かにより判定し、
規定圧より大きいときはステップ112へ戻る。作業機
油圧が規定圧以下になったら掘削作業の終了と判断し、
次に、ステップ114にてトランスミッションレバーセ
ンサ5により車両が後進か判定する。車両が後進とき
には、コントローラ7は掘削後の後進中と判断し、ステ
ップ115にて主プレーキオンか判定する。そして、
プレーキオンのときはステップ116にて自動制御モー
ドを解除してエンジン回転数をローアイドルに下げた
後、トランスミッションレバーセンサ5によりトランス
ミッションレバーニュートラルか判定し、トランスミ
ッションレバーニュートラルのときは、ステップ11
7にて後進停止と判断して車両を停車する。なお、ステ
ップ115で主ブレーキがオンでないときには自動制御
モードに復帰させた後ステップ114へ戻り、またステ
ップ116でトランスミッションレバーがニュートラル
でないときにはステップ114へ戻る。
【0018】次に、コントローラ7はステップ118に
トランスミッションレバーセンサ5により車両が前進
か判定する。そして車両が前進のときステップ11
9にて主プレーキオフか判定して主プレーキオフのとき
に自動制御モードにすると共に、作業機油圧が規定圧以
上か判定し、作業機油圧が規定圧以上のとき積込みの
ための前進中と判断する。この後、ステップ120にて
主プレーキオンか判定して主プレーキオンのときに自動
制御モードを解除してエンジン回転数をローアイドルに
下げると共に、トランスミッションレバーセンサ5によ
トランスミッションレバーニュートラルか判定し、
トランスミッションレバーニュートラルのときはステ
ップ121にて積込作業のための車両停止と判断する。
この車両停止中に、オペレータはダンプトラックへ積込
作業を行う。尚、ステップ118で車両が前進でないと
き、ステップ119で主プレーキオンのとき又は作業機
油圧が規定圧よりも低いとき、またステップ120で主
プレーキオフのとき又はトランスミッションレバーがニ
ュートラルでないときには、それぞれステップ118に
戻る。この後、積込作業の終了はステップ122にて
プレーキオフか判定して主プレーキオフのときに自動制
御モードにすると共に、トランスミッションレバーセン
サ5により車両が後進か判定し、車両が後進のとき積込
作業の終了と判断する。次に、ステップ123にて主ブ
レーキオンか判定し、主ブレーキオンのときはステップ
124にて自動制御モードを解除すると共に、トランス
ミッションレバーニュートラルか判定し、トランスミ
ッションレバーニュートラルのときはステップ125
にて車両停止と判断する。
【0019】以上のように構成したから、本発明はエン
ジン回転数設定スイッチをメモリ位置に切り換えること
によりアクセルペダルの踏み込み角に応じた設定エンジ
ン回転数をコントローラにメモリさせることができ、設
定作業が簡単で容易である。また、運転時に、オペレー
タが駐車ブレーキ及び主ブレーキをオフし、かつアクセ
ルペダルを踏み込まないとき(すなわち、アクセルペダ
ルの踏み込み角に対応するエンジン回転数が前記記憶し
た設定エンジン回転数以下のとき)には、燃料噴射ポン
プの自動制御モードとなり、コントローラは実エンジン
回転数が前記設定エンジン回転数に等しくなるように燃
噴射ポンプ制御するので、エンジン回転数が自動的
にローアイドルから前記設定エンジン回転数に上がって
保持される。したがって、掘削積込作業時にオペレータ
はアクセルペダルを長時間操作する必要がなく、主ブレ
ーキ、トランスミッションレバー、作業機レバー及びス
テアリングのみを操作するだけなので、疲労が軽減され
て作業性を向上できる。
【0020】本発明の実施例として自動制御時に用いる
設定エンジン回転数の設定作業をエンジン回転数設定ス
イッチを用いて行う場合で説明したが本発明において
は、これに限定されるものではなく、例えばオペレータ
が作業モード(走行・掘削・積込等)毎に所望するエン
ジン回転数をあらかじめコントローラにメモリしてお
き、作業モード(走行・掘削・積込等)毎のスイッチを
設けて、オペレータはこのスイッチを選択して押すだけ
設定作業ができるようにしてもよい
【0021】
【発明の効果】ホイールローダ等の作業車両の掘削積込
作業時、エンジン回転数を予め設定した設定エンジン
回転数に自動制御することにより、オペレータはアクセ
ルペダルを操作しなくてもよく、主ブレーキペダル、作
業機レバー、トランスミッションレバー、ステアリング
の操作のみに専念できる。このため掘削作業及び積込作
業においてオペレータは長時間運転しても疲労するこ
とがなく、苦渋作業から解放され、作業能率向上でき
また、オペレータがアクセルペダルでマニュアル制
御によりエンジン回転数を上げて、所望するエンジン回
転数に達したときにこのときの回転数を前記設定エンジ
ン回転数として記憶することができるので、記憶する際
の作業が簡単で、かつ作業負荷に適合したエンジン回転
数に確実に設定できる。さらに、主ブレーキをオンした
り、アクセルペダルの踏み込み角を大きくすることによ
り、アクセルペダルによるマニュアル制御モードにでき
るので、適宜作業状況に応じてオペレータの所望するエ
ンジン回転数で作業ができ、したがってエンジン回転数
の調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成説明図である。
【図2】燃料噴射ポンプの自動制御フローチャートで
ある。
【図3】燃料噴射ポンプの自動制御及びマニュアル制御
における掘削積込作業フローチャートである。
【符号の説明】
1…アクセルペダルポテンショメータ、2…エンジン回
転数設定スイッチ、3…主ブレーキ油圧センサ、4…駐
車ブレーキ油圧センサ、5…トランスミッションレバー
センサ、6…作業機油圧センサ、7…コントローラ、8
…エンジン、9…噴射ポンプ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02D 9/00 - 11/10 F02D 29/00 - 29/06 F02D 41/00 - 45/00 395

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作業車両のエンジン燃料噴射ポンプの自
    動制御方法において、エンジン燃料噴射ポンプ制御を以
    下の工程順に行うことを特徴とする作業車両のエンジン
    燃料噴射ポンプの自動制御方法。 (a)予め、自動制御時の設定エンジン回転数を記憶
    し、 (b)運転時に、まずオペレータが駐車ブレーキ及び主
    ブレーキをオフしたかを判定し、両者共にオフしたら、 (c)次に、アクセルペダルの踏み込み角に対応するエ
    ンジン回転数を求め、この求めたエンジン回転数前記
    記憶した設定エンジン回転数とを比較し、いずれか高い
    方を選択して目標エンジン回転数とし、実エンジン回転
    数がこの目標エンジン回転数に等しくなるように燃料噴
    射ポンプを自動制御する。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の作業車両のエンジン燃料
    噴射ポンプの自動制御方法において、 前記(b)工程で、駐車ブレーキ及び主ブレーキの少な
    くともいずれかがオンのときには、次に前記(c)工程
    の代わりに、 (c1)実エンジン回転数がアクセルペダルの踏み込み
    角に応じたエンジン回転数に等しくなるように燃料噴射
    ポンプを制御することを特徴とする作業車両のエンジン
    燃料噴射ポンプの自動制御方法。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の作業車両のエンジ
    ン燃料噴射ポンプの自動制御方法において、前記(a)工程の、予め自動制御時の設定エンジン回転
    数を記憶する手順は、 (a1)まずオペレータが所定の設定スイッチを操作し
    て「エンジン回転数自動設定」モードにし、 (a2)次に、オペレータがアクセルペダルを踏み込ん
    で所望のエンジン回転数にし、 (a3)所望のエンジン回転数に達した後、オペレータ
    が所定のエンジン回転数設定スイッチをメモリ位置に操
    作したとき、現在のエンジン回転数を前記設定エンジン
    回転数として記憶する ことを特徴とする作業車両のエン
    ジン燃料噴射ポンプの自動制御方法。
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