JP3425117B2 - 管埋設推進工法 - Google Patents

管埋設推進工法

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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、上下水道等の管埋
設推進工法に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来の上下水道管等は、圧縮耐力が大き
いヒューム管を推進圧入工法で埋設していた。しかしヒ
ューム管は、化学物質により侵食及び損傷を受け易く、
また、管内壁面が粗いので壁面抵抗による水流の阻害要
因がある。 【0003】そこで、管内壁面が極めて滑らかで、特に
化学物質に対する耐食性の優れた塩化ビニール管等の樹
脂管が使用されつつある。しかし、塩化ビニール管は、
圧縮耐力が小さく、ヒューム管と同じ推進圧入工法を適
用できない問題点がある。 【0004】そこで、圧縮耐力が小さい塩化ビニール管
に適する管埋設推進工法が、特開昭61ー134497
号で提案されている。この管埋設推進工法は、図9に示
すように、発進側立坑1から推進機4により仮設推進管
8の前面の土砂を掘削しつつ仮設推進管8及び埋設管9
を一体的に順次圧入している。そして、到達側立坑2に
到達した推進機4を仮設推進管8から外し、図10に示
すように、仮設推進管8の先端に設けた注入管10より
固結材を注入しつつ仮設推進管8を発進側立坑1の方に
引き抜き、埋設管9の外周に固結材による保護層16を
形成している。 【0005】この管埋設推進工法は有効であるが、地下
水圧が高い地盤の場合には、仮設推進管8を発進側立坑
1の方に引き抜いて保護層16を形成するときに、仮設
推進管8と埋設管9との隙間から発進側立坑1側に土砂
や地下水が噴発し、難工事となる。また、発進側立坑1
側に土砂や地下水を排出する排泥設備を設ける必要もあ
る。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、上述した様
な従来技術の問題点に鑑みて提案されたものであり、地
下水圧が高い地盤の場合でも、仮設推進管と埋設管との
隙間から発進側立抗側に土砂や地下水が噴発することが
ない管埋設推進工法を提供することを目的としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】本発明によれば、埋設管
(9)を発進側立坑(1)から到達側立坑(2)へ埋設
するための管埋設推進工法において、発進側立坑(1)
に推進装置(3)を設け、カッタヘッド(5)と先導管
(6)とを有し、穴を掘削する推進機(4)を推進装置
(3)に接続して推進装置(3)で推進機(4)を押圧
しながらカッタヘッド(5)で穴を掘削し、推進機
(4)の長さ分を掘削した後に推進機(4)と推進装置
(3)との接続を外して推進機(4)の先導管(6)に
排泥機(7)および仮設推進管(8)を接続して、そし
て仮設推進管(8)を推進装置(3)に接続して穴を掘
削し、仮設推進管(8)の長さ分を掘削する毎に排泥機
(7)および仮設推進管(8)を順次接続し、推進機
(4)が到達側立坑(2)に到達した後に推進機(4)
を回収すると共に排泥機(7)は接続を外して分解し発
進側立坑(1)又は到達側立坑(2)から回収し、その
後仮設推進管(8)内に埋設管(9)および可撓管で固
結材注入装置(12)に接続されていて先端が埋設管
(9)に固定された注入管(10)を挿入し、埋設管
(9)を推進装置(3)で押圧して挿入し、埋設管
(9)の長さ分を挿入する毎に埋設管(9)の後方に次
ぎの埋設管(9)を順次接続して発進側立坑(1)から
到達側立坑(2)まで埋設管(9)および注入管(1
0)を挿入し、仮設推進管(8)の外径と同径で、先端
に埋設管(9)の外周に接触する可撓性シール材(1
4)が設けられ、そして側面にノズル(15)を設けて
シール装置(13)を準備し、仮設推進管(8)の先端
に前記可撓性のシール装置(13)を取り付けてノズル
(15)を注入管(10)に接続し、次いで仮設推進管
(8)を推進装置(3)に接続して固結材注入装置(1
2)で固結材を圧送しつつ仮設推進管(8)を発進側立
坑(1)に引き抜いて埋設管(9)の周円に固結材の保
護層(16)を形成し、このようにして順次仮設推進管
(8)を引き抜くようになっている。 【0008】 【0009】 【0010】 【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照にして、本
発明の管埋設推進工法の各工程を説明する。 (1) 発進側立坑から推進機により土砂を掘削して例
えばスクリューコンベアのような排泥機で排土しつつ仮
設推進管を順次圧入する工程(図1)。図1に示すよう
に、管埋設現場には発進側立坑1及び到達側立坑2が離
れて掘られ、発進側立坑2には推進装置3が設けられて
いる。穴を掘削する推進機4は、カターヘッド5と先導
管6とで構成されている。そして、推進機4を推進装置
3に接続し、推進装置3で推進機4を押圧しながらカッ
ターヘッド5で穴を掘削する。 【0011】推進機4の長さ分を掘削したならば、推進
機4と推進装置3との接続を外し、推進機4の先導管6
に排泥機7及び仮設推進管8を接続し、仮設推進管8に
推進装置3を接続して穴を掘削する。そして、推進機4
で掘削された土砂は排泥機7により排出され、掘削され
た穴には仮設推進管8が敷設される。なお、推進機4に
接続される排泥機7は例えば、スクリューコンベアであ
る。 【0012】このようにして、推進機4のカッターヘッ
ド5で仮設推進管8の長さ分を掘削する毎に、推進機4
の先導管6の後方に排泥機7及び仮設推進管8を順次接
続し、発進側立坑1から到達側縦抗2まで仮設推進管8
を順次圧入する。 【0013】(2) 到達側立坑に推進機が到達した後
に、推進機及び排泥機を外して回収する工程(図2)。
推進機4が到達側立坑2に到達したならば、推進機4を
仮設推進管8から外し、到達側立坑2から推進機4を回
収する。また、排泥機7は、それぞれ接続を外して分解
し、発進側立坑1または到達側立坑2から回収される。 【0014】(3) 仮設鋼管内に埋設管及び注入管を
挿入する工程(図3)。推進機4及び排泥機7を回収し
たならば、仮設推進管8内に埋設管9及び注入管10を
挿入する。この埋設管9は塩化ビニール管である。ま
た、注入管10は可撓管で、リール11に巻かれ、固結
材注入装置12に接続されている。埋設管9及び注入管
10を仮設鋼管8内に挿入するには、埋設管9に注入管
10の先端を固定し、仮設推進管8内に埋設管9及び注
入管10を入れ、埋設管9を推進装置3で押圧して挿入
する。そして、埋設管9の長さ分を挿入する毎に、埋設
管9の後方に次の埋設管9を順次接続し、埋設管9を推
進装置3で押圧して挿入する。このようにして、発進側
立坑1から到達側立坑2まで埋設管9及び注入管10を
挿入して敷設する。 【0015】(4) 仮設鋼管の先端にシール装置を取
り付ける工程(図4、5)。発進側立坑1から到達側立
坑2まで埋設管9及び注入管10を仮設推進管8内に挿
入したならば、仮設推進管8の先端にシール装置13を
取り付ける。このシール装置13は仮設推進管8の外径
と同径の鋼管で、先端には埋設管9の外周に接触する可
撓性のシール材14が設けられている。このシール材1
4はワイヤブラシ製、ウレタン注入式ワイヤブラシまた
はゴム製であり、埋設管9の外形に応じて変形し、埋設
管9とのシール性を常に確保できる。また、シール装置
13の側面にはノズル15が設けられ、このノズル15
を注入管10に接続する。 【0016】(5) 注入管より固結材を注入しつつ仮
設推進管を発進側立坑の方に引き抜き、埋設管の外周に
固結材による保護層を形成する工程(図6、7、8)。
仮設推進管8の先端にシール装置13を取り付けたなら
ば、仮設推進管8を推進装置3に接続し、固結材注入装
置12で固結材を圧送しつつ仮設鋼管8を引き抜く。こ
のようにして、固結材注入装置12で圧送される固結材
は注入管10を介してノズル15から吐出され、引き抜
かれた仮設推進管8の空間、即ち埋設管9の周囲には固
結材の保護層16が形成される。また、引き抜かれた注
入管10は、リール11に巻かれて回収される。 【0017】仮設推進管8の長さ分を引き抜いたなら
ば、仮設推進管8と推進装置3との接続を外して仮設推
進管8を回収し、後続の仮設推進管8を推進装置3に接
続し、再び固結材注入装置12で固結材を圧送しつつ仮
設推進管8を引き抜く。仮設推進管8を引き抜く時に、
シール材14が可撓性であるので、埋設管9の継目9A
が凸凹であってもシール性が確保され、仮設推進管8と
埋設管9との隙間から発進側立坑1側に土砂や地下水が
噴発することがない。 【0018】このようにして、埋設管9の周囲に固結材
による保護層16が形成され、圧縮耐力が小さい塩化ビ
ニール製の埋設管9であっても土圧に充分に耐えるよう
になる。なお、図示の実施の形態はあくまでも例示であ
り、本発明の技術範囲を限定する趣旨ではない旨を付記
する。 【0019】 【発明の効果】以上のように本発明は、以下の効果を有
する。 (1) 仮設推進管の先端にシール装置を設けたので、
地下水圧が高い地盤の場合でも、仮設推進管と埋設管と
の隙間から発進側立坑側に土砂や地下水が噴発すること
がなくなる。 (2) シール装置には埋設管の外周に接触する可撓性
のシール材が設けられているので、シール材による埋設
管とのシール性が充分に確保できる。 (3) シール装置に設けられているシール材は、ワイ
ヤブラシ製、ウレタン注入式ワイヤブラシまたはゴム製
のいずれかであるので、耐久性が強く安価なものであ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の管埋設推進工法の第一工程を説明する
図。 【図2】管埋設推進工法の第二工程を説明する図。 【図3】管埋設推進工法の第三工程を説明する図。 【図4】管埋設推進工法の第四工程を説明する図。 【図5】シール装置を断面で示す側面図。 【図6】管埋設推進工法の第五工程を説明する図。 【図7】シール装置の作用を断面で示す側面図。 【図8】管埋設推進工法で埋設管を埋設した状態を示す
図。 【図9】従来の管埋設推進工法を説明する図。 【図10】従来の管埋設推進工法を説明する図。 【符号の説明】 1・・・発進側立坑 2・・・到達側立坑 3・・・推進装置 4・・・推進機 5・・・カッターヘッド 6・・・先導管 7・・・排泥機 8・・・仮設推進管 9・・・埋設管 10・・・注入管 11・・・リール 12・・・固結材注入装置 13・・・シール装置 14・・・シール材 15・・・ノズル 16・・・保護層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−108784(JP,A) 特公 昭62−316(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E21D 9/06 311 F16L 1/024 E03F 3/06

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 埋設管(9)を発進側立坑(1)から到
    達側立坑(2)へ埋設するための管埋設推進工法におい
    て、発進側立坑(1)に推進装置(3)を設け、カッタ
    ヘッド(5)と先導管(6)とを有し、穴を掘削する推
    進機(4)を推進装置(3)に接続して推進装置(3)
    で推進機(4)を押圧しながらカッタヘッド(5)で穴
    を掘削し、推進機(4)の長さ分を掘削した後に推進機
    (4)と推進装置(3)との接続を外して推進機(4)
    の先導管(6)に排泥機(7)および仮設推進管(8)
    を接続して、そして仮設推進管(8)を推進装置(3)
    に接続して穴を掘削し、仮設推進管(8)の長さ分を掘
    削する毎に排泥機(7)および仮設推進管(8)を順次
    接続し、推進機(4)が到達側立坑(2)に到達した後
    に推進機(4)を回収すると共に排泥機(7)は接続を
    外して分解し発進側立坑(1)又は到達側立坑(2)か
    ら回収し、その後仮設推進管(8)内に埋設管(9)お
    よび可撓管で固結材注入装置(12)に接続されていて
    先端が埋設管(9)に固定された注入管(10)を挿入
    し、埋設管(9)を推進装置(3)で押圧して挿入し、
    埋設管(9)の長さ分を挿入する毎に埋設管(9)の後
    方に次ぎの埋設管(9)を順次接続して発進側立坑
    (1)から到達側立坑(2)まで埋設管(9)および注
    入管(10)を挿入し、仮設推進管(8)の外径と同径
    で、先端に埋設管(9)の外周に接触する可撓性シール
    材(14)が設けられ、そして側面にノズル(15)を
    設けてシール装置(13)を準備し、仮設推進管(8)
    の先端に前記可撓性のシール装置(13)を取り付けて
    ノズル(15)を注入管(10)に接続し、次いで仮設
    推進管(8)を推進装置(3)に接続して固結材注入装
    置(12)で固結材を圧送しつつ仮設推進管(8)を発
    進側立坑(1)に引き抜いて埋設管(9)の周円に固結
    材の保護層(16)を形成し、このようにして順次仮設
    推進管(8)を引き抜くことを特徴とする管埋設推進工
    法。
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