JP3424763B2 - 計量コンベヤ - Google Patents

計量コンベヤ

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JP3424763B2
JP3424763B2 JP02627294A JP2627294A JP3424763B2 JP 3424763 B2 JP3424763 B2 JP 3424763B2 JP 02627294 A JP02627294 A JP 02627294A JP 2627294 A JP2627294 A JP 2627294A JP 3424763 B2 JP3424763 B2 JP 3424763B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、物品を搬送しながら計
量する計量コンベヤに関し、特に処理能力を維持しなが
ら計量精度を高めるものに関する。
【0002】
【従来の技術】上記計量コンベヤは、一定の速度で物品
を搬送しながら、その物品の重量を測定するもので、例
えば重量選別機等に使用されることがある。図6(b)
に示すように計量コンベヤ2は、上面に物品を支持して
搬送するベルトコンベヤ4と、このベルトコンベヤ4に
設けられた重量検出部6とを有している。
【0003】このベルトコンベヤ4は、インダクション
モータのような駆動装置8によって図6(c)に示すよ
うに一定速度vで走行させられる。この速度vは、単位
時間当たりに計量する必要のある物品14の個数、即ち
処理能力によって決定される。10は送り込みコンベ
ヤ、12は送り出しコンベヤである。
【0004】計量コンベヤ2に物品14が乗り込み、搬
送されて、送りだされるまでに、重量検出部6によって
得られる重量信号の波形の変化を図6(a)に示す。同
図において、通過時間Tは、物品14がベルトコンベヤ
4に乗り始めてから降り終わるまでの時間で、ベルトコ
ンベヤ4の長さをLとすると、L/vによって得られ
る。乗り込み時間t0は、物品14がベルトコンベヤ4
へ乗り始めてから乗りおわるまでの時間で、物品14の
長さをL1とすると、L1/vで求められる。また、t
Rは、物品14がベルトコンベヤ4に乗っている時間、
即ち滞在時間でT−t0によって求められる。tkは、
重量検出部6の重量信号が安定するのに要する安定時間
である。
【0005】計量コンベヤ2に物品14が乗り込むとき
の衝撃や、物品を搬送させながらの動的状態で計量する
ことに起因する様々な振動成分が、重量検出部6の出力
(重量信号)に含まれる。比較的高周波の振動成分は、
図示していない電気的フィルタにより除去できるが、衝
撃による振動成分は、乗り込み状態によって大きく変わ
り、これは重量信号の波形の再現性に重大な影響を及ぼ
す。そのため、計量コンベヤ2において、高精度に重量
測定するためには、衝撃や乗り込みの不確定さによる一
過性の振動が充分に減衰するための安定時間tkの経過
後に、重量検出部6の重量信号を処理装置等に取り込む
必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】工場等の生産ラインに
上記の計量コンベヤ2が設けられることがある。このよ
うな場合、単位時間当たりの生産能力が低く、計量コン
ベヤ2に単位時間当たりに送り込まれる物品14の個数
が少ないと、計量コンベヤ2の速度vを遅くして、処理
能力を低くできる。この場合、通過時間Tは長くなるの
で、安定時間tkを充分に長くとれ、計量精度を向上さ
せることができる。
【0007】逆に、生産ラインの生産能力が高い場合に
は、計量コンベヤ2の速度vを速くして、処理能力を向
上させる必要がある。この場合、通過時間Tも短くな
り、必然的に滞在時間tRも短くなる。安定時間tk
は、計量コンベヤ2固有のもので、ほぼ一定であるの
で、tk>tRとなる。従って、乗り込み時の衝撃等に
起因する振動成分が充分に安定していないにもかかわら
ず、重量信号を処理装置等に取り込まねばならず、精度
の劣化が生じる。
【0008】上記の説明は、物品14の長さが常にL1
と一定の場合であるが、物品によっては、ベルトコンベ
ヤ4の全長Lに比較してL1が短いものや長いものがあ
る。短い場合には、乗り込み時間t0が短くなり、その
分だけ通過時間Tに占める滞在時間tRを長くとること
ができ、安定時間tkのためには都合がよい。逆に、物
品14の長さL1が長い場合には、通過時間Tに占める
乗り込み時間t0が長くなり、必然的にtRが短くな
り、tk>tRとなり、上記と同様に計量精度の劣化を
生じる。
【0009】上記の説明では、安定時間tkは、ほぼ一
定としたが、厳密には速度を上げると、乗り込み時の衝
撃も大きくなり、その分、必要な安定時間tkは長くな
る。即ち、速度を上げるということは、単に滞在時間t
Rが短くなるだけでなく、更に衝撃の大きさにより安定
時間tkが延びる分だけ、条件的には悪くなる。
【0010】以上のように、計量コンベヤ2のベルトコ
ンベヤ4の速度が一定速度である、従来のものではコン
ベヤ長Lと物品14の長さL1により、計量コンベヤ2
の能力は決まってしまい、計量精度を高めようとする
と、能力を落とさねばならなかった。逆に、高い能力を
確保しようとすると、計量精度を犠牲にしなければなら
なかった。
【0011】物品14の長さL1が長くなってベルトコ
ンベヤ4の全長Lに近づく場合にも、上記の理由により
必要な能力を達成できなかったり、能力が達成させるた
めには、ベルトコンベヤ4の全長を長くして、安定時間
tRを確保できるように滞在時間tRを長くする必要が
ある。しかし、生産ラインの長さは予め定められてお
り、そのライン中に設けられる計量コンベヤ2の長さを
伸ばすことは、実質的に不可能である。
【0012】本発明は、コンベヤの長さを変更すること
なく、高精度、高能力に計量できる計量コンベヤを提供
することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、速度可変で上面に物品を支持して搬送
するコンベヤと、このコンベヤに設けられた計量手段
と、上記コンベヤへの物品の乗り込みを検出する乗り込
み検出手段と、上記乗り込みの検出に応じて上記コンベ
ヤの速度を基準速度よりも速い第1の速度に乗り込み時
間にわたって制御する第1の制御手段と、上記乗り込み
時間の経過後に上記コンベヤの速度を上記基準速度以下
の第2の速度に滞在時間にわたって制御する第2の制御
手段とを、具備するものである。
【0014】第2の速度は上記基準速度よりも遅くする
ことができ、乗り込み時間と滞在時間との和は、計量コ
ンベヤに割り当てられた処理能力によって定まる通過時
間以内とすることもできる。
【0015】また、上記の計量コンベヤにおいて、上記
コンベヤの前段に設けられた送り込みコンベヤと、上記
送り込みコンベヤに設けられた被計量物品の測長手段
と、この測長手段による被計量物品の長さと第1の速度
とに基づいて上記乗り込み時間を設定する乗り込み時間
設定手段とを、設けることもできる。
【0016】
【作用】本発明によれば、コンベヤに物品が乗り込む
と、第1の制御手段がコンベヤの速度を基準速度よりも
速い第1の速度とし、乗り込み後には、第2の制御手段
がコンベヤの速度を基準速度よりも遅い第2の速度とす
る。即ち、第1の速度とした分だけ、乗り込み時間が基
準速度の場合よりも短縮され、その分だけ滞在時間が長
くされる。さらに、第2の速度は基準速度よりも遅いの
で、これによっても滞在時間を長くできる。また、乗り
込み時間の設定を物品の長さに応じて自動的に行える。
【0017】
【実施例】本実施例は、図1に示すように、上面に物品
20を支持して搬送するコンベヤ、例えばベルトコンベ
ヤ22を有している。このベルトコンベヤ22には、例
えばロードセル等によって構成された重量検出部24が
設けられており、ベルトコンベヤ22上を搬送される物
品20の重量を表す重量信号を発生する。この重量信号
は、図示しない重量選別部に供給され、物品20が良
品、不良品等の選別に使用される。
【0018】ベルトコンベヤ22は、その速度を任意に
可変できる駆動手段、例えばサーボモータ26によって
駆動される。このサーボモータ26には、速度検出手
段、例えばタコジェネレータ28が設けられており、サ
ーボモータ26の速度を表す速度検出信号を生成する。
この速度検出信号は、サーボアンプ30に供給され、制
御装置32から供給されている速度制御信号と速度検出
信号との誤差が零となるように、サーボアンプ30が、
サーボモータ26の速度を制御する。
【0019】ベルトコンベヤ22の前段には、同じくベ
ルトコンベヤで構成した送り込みコンベヤ34が、ベル
トコンベヤ22上に物品20を送り込むことができるよ
うに配置されている。同様に、ベルトコンベヤ22の後
段には、同じくベルトコンベヤで構成した送り出しコン
ベヤ36が、ベルトコンベヤ22上の物品20を送りだ
せるように配置されている。これら送り込みコンベヤ3
4、送り出しコンベヤ36及びベルトコンベヤ22は、
物品20の生産ライン中に設けられている。
【0020】これら送り込みコンベヤ34、送り出しコ
ンベヤ36は、上記生産ラインの物品生産能力に応じた
基準速度v1とされている。また、後述するようにベル
トコンベヤ22も、物品20を搬送させていない状態で
は、上記基準速度v1で走行するように、制御装置32
からサーボアンプに速度制御信号が供給される。
【0021】ベルトコンベヤ22の送り込み側の端部に
は、ベルトコンベヤ22に物品20が乗り込み始めたこ
とを検出するための物品検出手段、例えば光電検出器3
8が設けられている。この光電検出器38が物品20を
検出したことを表す物品検出信号は、例えばマイクロコ
ンピュータによって構成された制御装置32に供給され
る。
【0022】また、送り込みコンベヤ34上には、この
送り込みコンベヤ34上を物品20が搬送されている間
に、その長さを測定するために用いる検出手段、例えば
光電検出器40が設けられている。この光電検出器40
からの検出信号も制御装置32に供給されている。
【0023】制御装置32は、基準速度制御信号の他
に、第1及び第2の速度制御信号をサーボアンプ30に
供給可能とされている。第1の速度制御信号は、ベルト
コンベヤ22の速度を、基準速度v1よりも速い一定速
度v2とするためのものである。また、第2の速度制御
信号は、ベルトコンベヤ22の速度を、基準速度v1よ
りも遅い一定速度v3とするためのものである。
【0024】また、第1の速度制御信号は、光電検出器
38が物品20を検出したときから、乗り込み時間t0
の間、制御装置32からサーボアンプ30に供給され
る。乗り込み時間t0は、光電検出器40の検出信号に
基づいて制御装置32が決定した物品20の長さと、第
1の速度v2とによって、事前に制御装置32が決定す
る。
【0025】即ち、図5(a)に示すように、送り込み
コンベヤ34上において、光電検出器40において物品
20の前端部が検出されてから、同図(b)に示すよう
に物品20の後端部が検出されるまでの間、同図(c)
に示すようなパルス信号を光電検出器40が発生する。
このパルス信号の発生時間tpを制御装置32によって
計測する。また、送り込みコンベヤ34の速度はv1と
一定である。
【0026】従って、v1・tpの演算を制御装置32
が行うことによって、物品20の長さL2が決定され
る。そして、この長さL2の物品20が、ベルトコンベ
ヤ34上に乗り込むのに要する乗り込み時間t0は、ベ
ルトコンベヤ34の速度がv2と一定にされているの
で、制御装置32において、L2/v2を演算すること
によって、演算される。
【0027】また、基準速度v1によってベルトコンベ
ヤ22を物品20が通過するのに要する通過時間T(こ
れはベルトコンベヤ22の長さを基準速度v1で除算す
ることによって求められる。)から、乗り込み時間t0
を減算して求めた滞在時間tRを、制御装置32が算出
し、通過時間t0の経過後に、滞在時間tRにわたって
第2の速度制御信号を、サーボアンプ30に制御装置3
2が供給する。
【0028】図2は、図1の計量コンベヤにおける計測
パターンを示すもので、同図(a)に示すように光電検
出器38によって物品20の乗り込みが検出されると、
同図(b)に示すように、この検出に応じて制御装置3
2はサーボモータ30に第1の速度制御信号を通過時間
t0の間、供給する。そして、これに続いて、滞在時間
tRにわたって、第2の速度制御信号をサーボアンプ3
0に供給する。
【0029】これに応じて同図(c)に示すように、ベ
ルトコンベヤ22の速度は、基準速度v1から、これよ
りも速いv2と変化し、通過時間t0の経過後に、ベル
トコンベヤ22の速度は、基準速度v1よりも遅いv3
と変化する。なお、サーボモータ26に時間遅れがある
ので、同図(c)に示す速度特性は曲線カーブとなって
いる。
【0030】このようなベルトコンベヤ22の速度制御
によって、一定の通過時間T内において、乗り込み時間
t0は短縮され、その分だけ、滞在時間tRが延長さ
れ、さらに第2の速度が基準速度よりも遅いので、これ
によっても滞在時間tRが延長される。これによって、
重量検出部24からの重量信号の波形は、同図(d)に
示すように安定時間tk<tRとなり、ベルトコンベヤ
34の長さを伸ばすことなく、即ち、通過時間Tを延長
することなく、充分に長い滞在時間tRを得ることがで
き、同図(e)に示すようなタイミングで、図示しない
選別装置で重量検出部24の重量信号を取り込むこと
で、高精度の計量値を得られる。
【0031】なお、図2では、ベルトコンベヤ22上の
物品20が送り出しコンベヤに送りだされた時点(即
ち、通過時間Tの経過後)に、直ちに次の物品20がベ
ルトコンベヤ22上に送り込まれることを想定している
ので、通過時間Tの経過後、ベルトコンベヤ22の速度
は、直ちにv2となっているが、物品20が送りだされ
てから、新たな物品20が送り込まれるまでに若干の時
間がある場合には、ベルトコンベヤ22の速度は、v2
からv1に戻り、物品22が送り込まれた時点で、速度
はv2となる。
【0032】上記のような制御を行うため、制御装置3
2は、図3に示すフローチャートのような動作を行う。
先ず、通過時間や滞在時間をカウントするためのカウン
タTMを0にセットする(ステップS2)。そして、光
電検出器38によって物品20が検出されているか判断
する(ステップS4)。物品20が検出されていなけれ
ば、コンベヤ22を基準速度v1で連続運転するよう
に、基準速度制御信号をサーボアンプ30に供給し(ス
テップS6)、ステップS4に戻る。
【0033】ステップS4において物品20が検出され
ていると、物品20がベルトコンベヤ22に乗り込みを
開始しているので、ベルトコンベヤ22の速度を第1速
度v2に上げて運転するように第1速度制御信号をサー
ボアンプ30に供給する(ステップS8)。
【0034】そして、カウンタTMの値を1増加させ
(ステップS10)、カウンタTMの値が通過時間t0
以上であるか判断し(ステップS12)、通過t0以上
でなければ、ステップS10に戻る。即ち、カウンタT
Mの値がt0以上になるまで、ステップS10、S12
のループを繰り返す。なお、通過時間t0は、上述した
ように光電検出器40の検出信号を用いて、事前に制御
装置32によって演算され、設定されている。
【0035】カウンタTMの値が通過時間t0以上にな
ると、カウンタTMの値を0にセットし(ステップS1
4)、さらにベルトコンベヤ22の速度を第2速度v3
に下げて運転するように、第2速度制御信号をサーボア
ンプ30に供給する(ステップS16)。
【0036】そして、カウンタTMの値を1増加させ
(ステップS18)、カウンタTMの値が滞在時間tR
以上であるか判断する(ステップS20)。滞在時間t
R以上でなければ、ステップS18に戻り、カウンタT
Mの値が滞在時間tR以上になるまで、ステップS1
8、S20のループを繰り返す。なお、滞在時間tR
は、通過時間T(これは基準速度v1とベルトコンベヤ
22の全長とから事前に判明している)から乗り込み時
間t0を制御装置32が減算して、自動的に設定されて
いる。
【0037】カウンタTMの値がtR以上になると、ベ
ルトコンベヤ22の速度を基準速度v1で連続運転する
ように、基準速度制御信号をサーボアンプ30に供給し
(ステップS22)、ステップS2に戻る。
【0038】上記の実施例では、乗り込み時間t0は、
光電検出器40の出力に基づいて自動的に制御装置32
によって演算されて、かつ自動的に設定されるが、物品
20の長さを制御装置32に入力装置42を用いて入力
し、上述したのと同様に通過時間t0を自動的に演算し
て、自動的に設定するようにしてもよい。また、直接に
通過時間t0を入力装置42によって制御装置32に設
定してもよい。
【0039】また、上記の実施例では、第1及び第2の
速度v1、v2は、図2(b)から明らかなように、い
ずれも一定速度であるが、通過時間を上記通過時間Tに
維持でき、処理能力が減少しなければ、必ずしも第1及
び第2の速度v1、v2は一定速度にする必要はない。
【0040】例えば急激な加減速による物品20のスリ
ップが生じることを防止したり、ベルトコンベヤ22の
駆動装置のハード的な能力の制約を超えるのを防止した
りする場合には、図4に示すように第1の速度v2aを
徐々に最大値まで曲線的に増速し、最大値から徐々に曲
線的に減速させてもよく、同様に第2の速度v3aも徐
々に最小値まで曲線的に減速し、この最小値から徐々に
基準速度まで徐々に曲線的に増速してもよい。無論、こ
の場合、通過時間(図4における面積S)がTとなるよ
うにする必要はある。
【0041】また、上記の実施例では、送り込みコンベ
ヤ34、送り出しコンベヤ36は、常に基準速度v1と
したが、物品20の乗り降りを円滑にし、衝撃等が生じ
ないようにするため、ベルトコンベヤ22と同期をとっ
て運転することもできる。
【0042】例えばベルトコンベヤ22の速度がv2と
なったときは、少なくとも乗り込みコンベヤ34の速度
もv2とし、ベルトコンベヤ2の速度がv3となったと
きは、少なくとも送り出しコンベヤ34の速度をv3と
すればよい。また、乗り込み時間後に、基準速度よりも
遅い第3の速度としたが、乗り込み時間後に基準速度と
することもできる。この場合には、滞在時間の延長は、
乗り込み時間が短縮されたことによるものだけとなる。
【0043】また、上記の実施例では、サーボモータ2
6を用いてベルトコンベヤ22を駆動したが、パルスに
よって駆動されるパルスモータやステップモータ等を使
用することもできる。さらに、上記の実施例では、物品
20の測長を光電検出器40を用いて行ったが、これに
限ったものではなく、撮像装置等を使用することもでき
る。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本第1の発明によれば、
速度可変で上面に物品を支持して搬送するコンベヤへの
物品の乗り込みを乗り込み検出手段によって検出し、こ
れに応じてコンベヤの速度を基準速度よりも速い第1の
速度に乗り込み時間にわたって制御し、乗り込み時間の
経過後にコンベヤの速度を基準速度以下の第2の速度に
滞在時間にわたって制御している。従って、乗り込みに
要する時間が短くなるので、必然的に滞在時間が長くな
り、コンベヤの全長を長くすることなく、計量精度を向
上させることができる。また、第2の発明によれば、第
2の速度が基準速度よりも遅いので、第1の発明よりも
更に長く滞在時間をとることができ、益々計量精度を高
めることができる。
【0045】さらに、本第3の発明によれば、乗り込み
時間と滞在時間との和が、計量コンベヤに割り当てられ
た処理能力によって定まる通過時間以内であるので、計
量コンベヤの処理能力を低下させることなく、しかもコ
ンベヤの全長を伸ばすことなく、計量精度を向上させる
ことができる。
【0046】また、第4の発明によれば、コンベヤの前
段の送り込みコンベヤに被計量物品の測長手段を設け、
この測長手段による被計量物品の長さと、コンベヤへの
被計量物品の乗り込み時の速度である第1の速度とに基
づいて、乗り込み時間設定手段が乗り込み時間を設定す
るので、自動的に乗り込み時間を設定することができ、
被計量物品の長さに応じた乗り込み時間を自動的に設定
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による計量コンベヤの1実施例のブロッ
ク図である。
【図2】同実施例の動作説明図である。
【図3】同実施例のフローチャートである。
【図4】同実施例の変形例における計量コンベヤの速度
パターン図である。
【図5】同実施例における測長手段の原理図である。
【図6】従来の計量コンベヤの構成図、重量信号波形図
及び速度パターン図である。
【符号の説明】
20 物品 22 ベルトコンベヤ 24 重量検出部(計量手段) 32 制御装置(第1及び第2の制御手段、乗り込み時
間設定手段) 38 光電検出器(乗り込み検出手段) 40 光電検出器(測長手段)
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭52−66468(JP,A) 特開 昭53−66762(JP,A) 特公 平6−41874(JP,B2) 特公 平5−68644(JP,B2) 特公 平6−5177(JP,B2) 特公 平3−17289(JP,B2) 特公 平3−17290(JP,B2) 特公 平3−17291(JP,B2) 特許3305792(JP,B2) 特許2640880(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01G 11/

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 速度可変で上面に物品を支持して搬送す
    るコンベヤと、このコンベヤに設けられた計量手段と、
    上記コンベヤへの物品の乗り込みを検出する乗り込み検
    出手段と、上記乗り込みの検出に応じて上記コンベヤの
    速度を基準速度よりも速い第1の速度に乗り込み時間に
    わたって制御する第1の制御手段と、上記乗り込み時間
    の経過後に上記コンベヤの速度を上記基準速度以下の第
    2の速度に滞在時間にわたって制御する第2の制御手段
    とを、具備する計量コンベヤ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の計量コンベヤにおいて、
    第2の速度が上記基準速度よりも遅いことを特徴とする
    計量コンベヤ。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の計量コンベヤに
    おいて、上記乗り込み時間と上記滞在時間との和が、上
    記計量コンベヤに割り当てられた処理能力によって定ま
    る通過時間以内であることを特徴とする計量コンベヤ。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3記載の計量コンベ
    ヤにおいて、上記コンベヤの前段に設けられた送り込み
    コンベヤと、上記送り込みコンベヤに設けられた被計量
    物品の測長手段と、この測長手段による被計量物品の長
    さと第1の速度とに基づいて上記乗り込み時間を設定す
    る乗り込み時間設定手段とを、具備する計量コンベヤ。
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