JP3424688B2 - Recording medium drive - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 【０００１】 【産業上の利用分野】本発明は、基盤に設けられたスピ
ンドルモータ部におけるステータコアの環状基部から径
方向外方へ突設されたコア歯にステータコイルが捲回さ
れ、ステータコアの環状基部が、基盤に設けられた円筒
部に嵌合固定されてなる記録用媒体駆動装置に関する。 【０００２】 【従来の技術及び解決しようとする課題】所謂ノート型
パソコンを始めとするパーソナルコンピュータ等の機器
には、益々小型化・薄型化及び大容量化が求められてい
る。そのため、それらに組み込まれる記録用ディスク駆
動装置についても、必然的に、小型化・薄型化及び大容
量化が強く要請されている。 【０００３】小型化・薄型化の要請には、別個に製造し
て記録用ディスク駆動装置におけるディスク室の基盤に
組み付けていたスピンドルモータを、ディスク室の基盤
に一体的に設けることによりある程度応えることができ
る。 【０００４】しかしながら、小型化・薄型化を実現しつ
つ大容量化の要請に応えるには、スピンドルモータの振
動をできるだけ防止し、より一層の高回転精度を実現す
ることによって、記録用媒体に対する記録密度を高める
ことを可能ならしめる必要がある。 【０００５】本発明は、従来技術に存した上記のような
問題点に鑑み行われたものであって、その目的とすると
ころは、装置全体をできるだけ小型化・薄型化しつつ、
スピンドルモータの振動をできるだけ防止し、より一層
の高回転精度を実現して記録用媒体に対する記録密度を
高める上で役立ち得る記録用ディスク駆動装置を提供す
ることにある。 【０００６】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の記録用媒体駆動装置は、ステータコアの環
状基部から径方向外方へ突設された複数のコア歯にステ
ータコイルがそれぞれ捲回され、該ステータコアの環状
基部が、基盤に設けられ一対の玉軸受が内嵌固定される
円筒部に外嵌固定され、該ステータコアの外周部と該基
盤との間にリング部材が取り付けられてなる記録用媒体
駆動装置であって、該円筒部の中間に縮径加工による補
強部を設け、該リング部材は、リング部と、該リング部
の軸線方向に突設し該コア歯の外周部同士の周方向間隙
に嵌合するように設けられた複数の嵌合凸部と、からな
り、該リング部のうち軸線方向一方側が該コア歯の外周
部の底面に接し、該リング部のうち軸線方向他方側が該
基盤に接するように取り付けられ、充填接着剤が、該基
盤、該環状基部、該コア歯及び該リング部材とにより囲
繞された空間内に該環状基部と該ステータコイルの上面
とを覆うように充填され、該基盤、該ステータコア、該
ステータコイル及びリング部材を一体的に固定してい
る。 【０００７】 【作用】基盤に設けられた円筒部に嵌合固定されたステ
ータコアにおけるコア歯の外周部同士の周方向間隙に、
リング部材のリング部から軸線方向に突設された嵌合凸
部が嵌合し、コア歯の外周部の底面に、リング部のうち
軸線方向一方側が接し、リング部のうち軸線方向他方側
は、基盤に接しているので、基盤と、環状基部と、コア
歯と、リング部材とにより囲繞された空間内に、そのま
まの状態で容易に充填接着剤を充填して固化させること
ができる。この場合、充填接着剤はステータコイル及び
環状基部の上面を覆う程度に充填される。なお、環状周
壁部と嵌合凸部の軸線方向の高さは、充填接着剤が外部
へ流出しないように、ステータコイル及び環状基部の上
面よりも高くしている。円筒部に充填接着剤の硬化に伴
う収縮力がかかっても変形しにくいように、一対の玉軸
受が装着される円筒部の中間に縮径加工による補強部を
設ける。 【０００８】リング部材の嵌合凸部がコア歯の外周部同
士の周方向間隙に嵌合し、基盤の環状周壁部に対しステ
ータコアの環状基部が嵌合固定され、基盤、ステータコ
ア、ステータコイル及びリング部材が、前記充填接着剤
により一体的に固定されているので、ステータコアの剛
性が、リング部材及び基盤の剛性と共に高められ、それ
によってステータコアの固有振動数も高められる。 【０００９】 【実施例】本発明の実施例を、図面を参照しつつ説明す
る。図１乃至図５は、本発明の１実施例としてのハード
ディスク駆動装置についてのものであって、そのうち図
１は、ディスク室の蓋体を除去した状態の平面図、図２
は、図１におけるII−Ｐ−Ｑ−Ｓ−II線断面図、図３は
リング部材の平面図、図４は、リング部材が嵌合したス
テータが基盤に取り付けられた状態の要部平面図、図５
は、図４におけるＶ−Ｖ線断面図である。なお、本発明
の記録用媒体駆動装置は、云うまでもなく、ハードディ
スクを対象とするものに限られるものではない。 【００１０】２は、ハードディスク駆動装置の基盤、４
は、ディスク室３の蓋体である。基盤２は、図１におい
て横長の平面長方形状をなし、その中央左寄りを中心と
して、ディスク室３側に開口する環状凹部６が基盤２に
設けられている。環状凹部６の底内周部から上方に向か
って環状凹部６と同心状に突設された円筒部８が、その
環状凹部６の内周壁を構成している。この円筒部８の内
周部は貫通部となっている。 【００１１】図３及び図５に示されるように、リング部
材１１は、環状のリング部１０と、そのリング部１０か
ら軸線方向上方に突設された嵌合凸部１２ａ・１２ｂか
らなる。リング部材１１の材料は、耐熱性合成樹脂が好
ましい（例えば耐熱温度２２０℃のＰＰＳ等）。嵌合凸
部１２ａ・１２ｂは、４０度中心角毎に９個所に設けら
れている。そのうち５個所には、軸線方向上方にのみ突
起した嵌合凸部１２ａが設けられ、残りの４個所には、
軸線方向上方に突起した上方突部１２ｂ１と、更に径方
向内方に突出して周方向に拡開した拡開部１２ｂ２とか
らなる嵌合凸部１２ｂが設けられている。これら２種類
の嵌合凸部１２ａ・１２ｂは、図３における右側の嵌合
凸部１２ａが連続する以外は交互に配されている。 【００１２】ステータコア１４の環状基部１４ａから９
回回転対称状に径方向外方へ突設されたコア歯１４ｂに
それぞれステータコイル１６が捲回されている。コア歯
１４ｂの外周部１４ｂ１は、周方向両側に拡開してい
る。リング部材１１の各嵌合凸部１２ａ・１２ｂは、外
周部１４ｂ１同士の周方向間隙に嵌合し、外周部１４ｂ
１の底面には、リング部１０の上面が接している。従っ
て嵌合凸部１２ａの側面及び嵌合凸部１２ｂの上方凸部
１２ｂ１の側面と、外周部１４ｂ１の側面とが接してい
る。嵌合凸部１２ａ・１２ｂの上面と外周部１４ｂ１の
上面は、同じ高さであり、ステータコイル１６の上面よ
りも高くなっている。 【００１３】この実施例の場合、８０度又は１２０度中
心角離隔した４個所の嵌合凸部１２ｂにおける拡開部１
２ｂ２の外周面は、隣接する２つのコア歯１４ｂの外周
部１４ｂ１のうち周方向に拡開した部分の内周面に接す
ることとなる。そのため、上述のようにしてリング部材
１１をステータコア１４に取り付けることにより、リン
グ部材１１とステータコア１４の心合わせが自ら行われ
る。 【００１４】フレキシブル回路基板６８は、環状部６８
ｂと、その一端から外方へ延設された引出し部６８ａか
らなる。環状部６８ｂの外径は、リング部材１１のリン
グ部１０の内径よりもやや小さく、環状部６８ｂの外周
部１４ｂ１には、嵌合凸部１２ｂの拡開部１２ｂ２に対
応する切欠部９０が形成されている。 【００１５】フレキシブル回路基板６８をステータコイ
ル１６の下面に貼着する場合、フレキシブル回路基板６
８の上面に設けられた端子領域９２にステータコイル１
６の引出し部（図示を略す。）を半田付けにより接続す
ると共に、切欠部９０をリング部材１１の拡開部１２ｂ
に対応させて位置決めする。 【００１６】このようにしてリング部材１１及びフレキ
シブル回路基板６８が取り付けられたステータコア１４
は、その環状基部１４ａにおいて円筒部８の外周部１４
ｂ１（環状周壁部）に外嵌固定され、リング部材１１の
下面は、一部において引出し部６８ａを挟んで基盤２の
上面に接している。その際、フレキシブル回路基板６８
の引出し部６８ａを、環状凹部６の底部から外周面部を
経て径方向外方へ連なる案内溝６９に沿わせることによ
り、基盤２に対するステータコア１４の周方向回転角の
位置決めが行われる。 【００１７】環状凹部６内において、リング部１０、外
周部１４ｂ１及び嵌合凸部１２ａ・１２ｂと、環状基部
１４ａとの間の環状部分に、ステータコア１４の各スロ
ットから充填接着剤１７（充填剤と接着剤の両機能を有
するもの。耐熱性の点で、熱硬化性のものが好ましい。
例えば１００℃程度に加熱して硬化させるもの等。）が
ステータコイル１６及び環状基部１４ａの上面を覆うよ
うに充填される。なお、充填接着剤１７が外周部１４ｂ
１から外部へ流出しないように、ステータコイル１６及
び環状基部１４ａの上面よりも、外周部１４ｂ１及び嵌
合凸部１２ａ・１２ｂの上面の高さを高くしている。基
盤２、環状基部１４ａ、コア歯１４ｂ、リング部材１
１、ステータコイル１６及びフレキシブル回路基板６８
の環状部６８ｂが、その充填接着剤１７の固化により一
体的に固定されている。 【００１８】フレキシブル回路基板６８と、ステータコ
ア１４の間に絶縁紙（図示せず）が配置される。絶縁紙
は環状周壁部１４ｂ１内に収まる大きさで、ステータコ
ア１４の環状基部１４ａとコア歯１４ｂの下面を覆うよ
うな形をしている。絶縁紙は、基盤２と、環状基部１４
ａと、コア歯１４ｂと、リング部材１１とにより囲繞さ
れた空間内は覆っていないため、充填接着剤１７による
固定が十分である。 【００１９】外周部１４ｂ１の底面とリング部１０の上
面との間隙、及び嵌合凸部１２ａまたは上方突部１２ｂ
１の側面と外周部１４ｂ１の側面との間隙は、それぞれ
充填接着剤１７がそれらの間隙に入り込んで両者を接着
し、而も流出しない程度（充填接着剤の粘度等の物性に
もよるが、例えば０．１ｍｍ程度）とすることが望まし
いが、その間隙からほぼ漏れない程度に小さければ差し
支えない。 【００２０】基盤２に設けられた円筒部８に嵌合固定さ
れたステータコア１４におけるコア歯１４ｂの外周部１
４ｂ１同士の周方向間隙に、リング部材１１のリング部
１０から軸線方向に突設された嵌合凸部１２ａ及び嵌合
凸部１２ｂの上方突部１２ｂ１が嵌合し、コア歯１４ｂ
の外周部１４ｂ１の底面に、リング部１０の上面が接
し、リング部１０の下面は、基盤２に接しているので、
基盤２と、環状基部１４ａと、コア歯１４ｂと、リング
部材１１とにより囲繞された空間内に、そのままの状態
で容易に充填接着剤１７を充填して固化させることがで
きる。充填接着剤１７は、ステータコイル１６及び環状
基部１４ａの上面を覆う程度に充填されている。また基
盤２に嵌合凸部１２ａ・１２ｂを一体に形成する場合に
比し、基盤２の加工が容易であるため、全体として製造
効率が高い。 【００２１】リング部材１１の嵌合凸部１２ａ及び嵌合
凸部１２ｂの上方凸部１２ｂ１がコア歯１４ｂの外周部
１４ｂ１同士の周方向間隙に嵌合し、基盤２の円筒部８
に対しステータコア１４の環状基部１４ａが嵌合固定さ
れ、基盤２、ステータコア１４、リング部材１１、ステ
ータコイル１６及びフレキシブル回路基板６８の環状部
６８ｂが、前記充填接着剤１７により一体的に固定され
ているので、ステータコア１４の剛性が、リング部材１
１及び基盤２の剛性と共に高められる。ステータコア１
４の全周に亙って充填接着剤１７が充填され、固化して
いるので、その効果は大きい。それによってステータコ
ア１４の固有振動数も高められ、共振の発生が良好に防
止されるので、振動が効果的に抑制され、回転精度の向
上に資するところが大きく、記録用媒体に対する記録密
度を高める上で有効である。 【００２２】また、この実施例のようにリング部材１１
を非金属材料により形成すると、嵌合凸部１２ａ・１２
ｂ及びリング部１０が金属により形成されている場合と
異なり、モータ駆動時における過電流損失及びヒステリ
シス損失の発生が防止され、良好な電流特性が実現され
る。 【００２３】１８は第１玉軸受、２０は第２玉軸受であ
る。これらの第１玉軸受１８及び第２玉軸受２０の外輪
は、円筒部８の内周壁に接着剤により固定されている。 【００２４】円筒部８に装着される第１玉軸受１８と第
２玉軸受２０の間の部分に半径方向内方に径が小さくな
った小径部８ａを設ける。この小径部８ａは円筒部８を
補強し、充填接着剤１７の硬化時に生じる収縮力により
第１玉軸受１８及び第２玉軸受２０が歪むことを防止す
る。 【００２５】２２はロータハブである。ロータハブ２２
の中央部に回転軸２４が突設されており、その回転軸２
４の外周面に、第１玉軸受１８及び第２玉軸受２０の内
輪が接着剤によって固定されている。それによってロー
タハブ２２は、環状凹部６と同心状に、且つ基盤２に対
し回転自在に支持されている。ロータハブ２２の外周壁
下端部には、ハードディスクの内周部下面を支持するた
めの張出部２６が設けられており、張出部２６の下側
に、ロータマグネットを保持する保持用環状板２８の内
周部が固定されている。この保持用環状板２８とロータ
ハブ２２が、ロータフレームを構成する。保持用環状板
２８の外周部には、環状のロータマグネット３０を内側
に保持した垂下部２８ａを有し、垂下部２８ａと環状凹
部６とは、僅かな径方向空隙を隔てて相対している。ロ
ータマグネット３０とステータコア１４は、径方向ギャ
ップを隔てて相対している。保持用環状板２８は、軟磁
性材料により構成され、ロータマグネット３０のヨーク
と、磁気シールド板とを兼ねる。 【００２６】保持用環状板２８の垂下部２８ａ、ロータ
マグネット３０（界磁手段）並びにステータコア１４及
びステータコイル１６（電機子）は、ほぼ環状凹部６内
に収容されている。そして、円筒部８、ロータハブ２
２、保持用環状板２８、ステータコア１４、ロータマグ
ネット３０及び垂下部２８ａ等と、環状凹部６とによ
り、ラビリンスシール効果が得られ、第１玉軸受１８及
び第２玉軸受２０の潤滑剤微粒子等がディスク室３内に
飛散することが防がれる。また、保持用環状板２８とロ
ータマグネット３０との間に形成されている径方向内方
開口の環状溝部３８が、第１玉軸受１８及び第２玉軸受
２０からの潤滑剤微粒子等を貯留し、ディスク室３内に
飛散することを防ぐ効果を発揮する。 【００２７】４０は、貫通部となっている円筒部８の内
周部の下端を封止する封止部材である。 【００２８】上記環状凹部６、円筒部８、第１玉軸受１
８、第２玉軸受２０、ロータハブ２２、ステータコア１
４、ステータコイル１６、保持用環状板２８、ロータマ
グネット３０等によって、ハードディスク駆動のための
スピンドルモータ部Ａが構成されている。スピンドルモ
ータ部Ａのステータフレームである環状凹部６が基盤２
に一体的に設けられているので、装置全体としての高さ
が低く抑えられる。 【００２９】ロータハブ２２には、ハードディスク４２
が外嵌され、ハードディスク４２の内周部４２ａの下面
は張出部２６の上面上に支持されている。４４は、ハー
ドディスク４２の内周部を張出部２６との間に挟圧保持
するためのクランプ部材であって、その外径は、張出部
２６の外径とほぼ等しい。このクランプ部材４４は、ロ
ータハブ２２の上端部にねじ止めされている。 【００３０】張出部２６とクランプ部材４４とが、ディ
スク保持部を構成している。環状凹部６の外径は、張出
部２６及びクランプ部材４４の外径の２倍余りであり、
ハードディスク４２の外径は、張出部２６及びクランプ
部材４４の外径の３倍足らずである。ハードディスク４
２の外周は、基盤２の外縁のやや内側に位置する。 【００３１】ハードディスク４２の下面（基盤２側面）
と保持用環状板２８の上面との間には、ハードディスク
４２の上下面に配される磁気ヘッド４６のうち下側のも
のが出入りし得る間隙を有している。 【００３２】図１において、基盤２の長手方向における
環状凹部６の中心とその右端とのほぼ中間位置よりも左
側の部分の、環状凹部６の外壁部の全て及びその径方向
外方部のほぼ全部は、ハードディスク４２の下面との間
に磁気ヘッド４６が出入りし得ない僅かな間隙を有する
一定高さの第１凸部４８に形成されている。 【００３３】基盤２における環状凹部６の外壁部のうち
第１凸部４８以外の全部、及びその径方向外方部のうち
ヘッド位置決め機構用凹部５６を除く大部分は、ハード
ディスク４２の下面との間に磁気ヘッド４６が出入りし
得る高さの第２凸部５８に形成されている。ヘッド位置
決め機構用凹部５６は、図１における右前部分に位置
し、その高さは、図２に示されるように、環状凹部６の
底面と第２凸部５８の上面との間である。 【００３４】ハードディスク４２の下面と保持用環状板
２８の上面との間には、磁気ヘッド４６が出入りし得る
間隙を有し、且つ基盤２における環状凹部６の外壁部の
うち第１凸部４８以外の全部は、ハードディスク４２の
下面との間隙に磁気ヘッド４６が出入りし得る第２凸部
５８に形成されているので、ハードディスク４２の両面
において磁気ヘッド４６を位置させ得る範囲が、張出部
２６の外周位置から環状凹部６の外周位置を経てハード
ディスク４２の外周位置に亙り、ハードディスク４２の
外径とスピンドルモータ部Ａの外径すなわち保持用環状
板２８の外径との差に比し広い。 【００３５】６０は、ヘッド位置決め機構用凹部５６に
固定されたピボットアセンブリであって、磁気ヘッド４
６及びボイスコイル（図示を略す。）をそれぞれ先端部
及び基部に保持するアーム６２を、基盤２に対し回転自
在に支持するものである。６４は、アーム６２を回動さ
せて磁気ヘッド４６を位置決めするためのボイスコイル
モータのヨーク、６６は、ヨーク６４を位置決めするた
めに基盤２に設けられた案内ピンである。なお、ピボッ
トアセンブリ６０に用いる玉軸受（図示を略す。）の潤
滑剤としては、グリースを用いるよりもオイルを用いる
方が望ましい。ボイスコイルモータによる実効トルクの
ばらつきを抑えて磁気ヘッド４６の位置決め精度を高め
るためである。 【００３６】フレキシブル回路基板６８の引出し部６８
ａの先端部は、図１における基盤２の右後方部に固定さ
れたコネクタ７０の前端部７０ａ上に固定され、半田付
により回路がコネクタピン７２に接続されている。コネ
クタ７０の前端部７０ａは、全体の高さを抑えつつ引出
し部６８ａの半田付による半田の高さを確保するため
に、コネクタ７０の他の部分よりもやや低く形成されて
いる。 【００３７】７４は、基盤２を貫通する嵌合孔である。
引出し部６８ａにおける嵌合孔７４に対応する位置に
は、透孔６８ａ１が設けられている。７８は、浮き上が
り防止部材である。図６は、浮き上がり防止部材７８の
拡大平面図である。浮き上がり防止部材７８は、環状凹
部６の底部及び外周面部から第２凸部５８に亙る高さの
変化に対応して板状部材を屈曲形成してなるものであ
り、嵌合孔７４に対応する位置に、下向きの嵌合凸部８
０が設けられている。 【００３８】この嵌合凸部８０が引出し部６８ａの透孔
６８ａ１を貫通して嵌合孔７４に嵌着し、浮き上がり防
止部材７８が基盤２に固定されることにより、フレキシ
ブル回路基板６８の引出し部６８ａのうち、環状凹部６
の底部及び外周面部から少なくともハードディスク４２
の外周位置に亙る部分が基盤２から浮き上がることが防
止されている。それによって、引出し部６８ａの導通路
を断線することやロータハブ２２の回転及び磁気ヘッド
４６の動きを妨げることが容易且つ確実に防止される。 【００３９】なお、以上の実施例についての記述におけ
る上下位置関係は、単に図に基づいた説明の便宜のため
のものであって、実際の使用状況等を限定するものでは
ない。 【００４０】 【発明の効果】本発明の記録用媒体駆動装置では、リン
グ部材とステータコアとの嵌合及び基盤の円筒部に対す
るステータコアの環状基部の嵌合によって形成された、
基盤と、環状基部と、コア歯と、リング部材とによる囲
繞空間内に、ステータコイル及び環状基部の上面を覆う
程度に充填接着剤を充填して固化させることができる。
一対の玉軸受が装着される円筒部の中間に補強部を設け
ることにより充填接着剤の硬化に伴う収縮力により、玉
軸受が歪むことを防止する。また基盤に嵌合凸部を一体
に形成する場合に比し、基盤の加工が容易であるから、
全体として製造効率が高い。 【００４１】また、リング部材の嵌合凸部の、コア歯の
外周部同士の周方向間隙に対する嵌合、及び基盤の円筒
部に対するステータコアの環状基部の嵌合固定、並びに
充填接着剤による、少なくとも基盤、ステータコア、ス
テータコイル及びリング部材の一体的固定により、ステ
ータコアの剛性が、リング部材及び基盤の剛性と共に高
められる。それによってステータコアの固有振動数が高
められ、共振の発生が良好に防止されるので、振動が効
果的に抑制され、回転精度の向上に資するところが大き
く、記録用媒体に対する記録密度を高める上で有効であ
る。Description: BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a spindle motor in which a stator coil is provided on core teeth projecting radially outward from an annular base of a stator core in a spindle motor provided on a base. The present invention relates to a recording medium driving device that is wound and has an annular base portion of a stator core fitted and fixed to a cylindrical portion provided on a base. 2. Description of the Related Art Devices such as a personal computer such as a so-called notebook computer are increasingly required to be smaller, thinner, and larger in capacity. For this reason, there is also a strong demand for a recording disk drive incorporated therein to be smaller, thinner, and have a larger capacity. The demand for miniaturization and thinning has been met to some extent by providing a spindle motor, which was separately manufactured and assembled on the base of the disk chamber in the recording disk drive, integrally with the base of the disk chamber. Can be. [0004] However, in order to meet the demand for large capacity while realizing miniaturization and thinning, recording on a recording medium is performed by preventing vibration of the spindle motor as much as possible and realizing higher rotational accuracy. It is necessary to be able to increase the density. The present invention has been made in view of the above-mentioned problems in the prior art, and has as its object to reduce the size and thickness of the entire apparatus as much as possible.
It is an object of the present invention to provide a disk drive for recording that can prevent vibration of a spindle motor as much as possible, realize higher rotational accuracy, and increase recording density on a recording medium. In order to achieve the above object, a recording medium driving apparatus according to the present invention comprises a stator core ring.
A plurality of core teeth projecting radially outward from the base
Stator coils are wound around the stator core, respectively.
A base is provided on the base, and a pair of ball bearings are internally fitted and fixed
The outer periphery of the stator core and the base
Recording medium in which a ring member is attached to a disk
A driving device, wherein a middle portion of the cylindrical portion is supplemented by diameter reduction processing.
A strong portion, wherein the ring member comprises a ring portion;
A circumferential gap between the outer peripheral portions of the core teeth protruding in the axial direction of
A plurality of fitting projections provided to fit into
And one side of the ring portion in the axial direction is the outer periphery of the core tooth.
Contact the bottom surface of the ring, and the other axial side of the ring
The mounting adhesive is attached to the base and the filling adhesive is
Surrounded by a disk, the annular base, the core teeth and the ring member.
The annular base and the upper surface of the stator coil in a surrounded space
And the base, the stator core, the
The stator coil and the ring member are integrally fixed . [0007] The circumferential gap between the outer peripheral portions of the core teeth of the stator core fitted and fixed to the cylindrical portion provided on the base,
A fitting protrusion protruded in the axial direction from the ring portion of the ring member is fitted, one side of the ring portion in the axial direction contacts the bottom surface of the outer peripheral portion of the core teeth, and the other side in the axial direction of the ring portion is Since it is in contact with the base, the filling adhesive can be easily filled and solidified in the space surrounded by the base, the annular base, the core teeth, and the ring member as it is. In this case, the filling adhesive is filled so as to cover the upper surfaces of the stator coil and the annular base. The height of the annular peripheral wall portion and the fitting protrusion in the axial direction is higher than the upper surfaces of the stator coil and the annular base portion so that the filling adhesive does not flow outside. In order to prevent the cylindrical portion from being deformed even if a shrinkage force due to the curing of the filling adhesive is applied, a reinforcing portion is provided in the middle of the cylindrical portion on which the pair of ball bearings is mounted by reducing the diameter. The fitting projection of the ring member fits into the circumferential gap between the outer peripheral portions of the core teeth, the annular base of the stator core is fitted and fixed to the annular peripheral wall of the base, and the base, stator core, stator coil and Since the ring member is integrally fixed by the filling adhesive, the rigidity of the stator core is increased together with the rigidity of the ring member and the base, thereby increasing the natural frequency of the stator core. An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. 1 to 5 show a hard disk drive as an embodiment of the present invention. FIG. 1 is a plan view showing a state where a cover of a disk chamber is removed, and FIG.
Is a cross-sectional view taken along the line II-PQS-II in FIG. 1, FIG. 3 is a plan view of a ring member, and FIG. 4 is a plan view of a main part in a state where a stator in which the ring member is fitted is attached to a base. , FIG.
FIG. 5 is a sectional view taken along line VV in FIG. 4. Needless to say, the recording medium drive of the present invention is not limited to a hard disk drive. 2 is the base of the hard disk drive, 4
Is a lid of the disk chamber 3. The base 2 has a horizontally long flat rectangular shape in FIG. 1, and has an annular concave portion 6 opening toward the disk chamber 3 with the center on the left side of the center. A cylindrical portion 8 projecting concentrically from the annular concave portion 6 upward from the bottom inner peripheral portion of the annular concave portion 6 forms an inner peripheral wall of the annular concave portion 6. The inner peripheral portion of the cylindrical portion 8 is a penetrating portion. As shown in FIGS. 3 and 5, the ring member 11 comprises an annular ring portion 10 and fitting projections 12a and 12b projecting upward from the ring portion 10 in the axial direction. The material of the ring member 11 is preferably a heat-resistant synthetic resin (for example, PPS with a heat-resistant temperature of 220 ° C.). The fitting protrusions 12a and 12b are provided at nine positions for each central angle of 40 degrees. At five of them, fitting projections 12a protruding only upward in the axial direction are provided, and at the remaining four locations,
A fitting projection 12b is provided which includes an upper projection 12b1 projecting upward in the axial direction, and an expanding portion 12b2 which further projects radially inward and expands in the circumferential direction. These two types of fitting projections 12a and 12b are alternately arranged except that the right fitting projection 12a on the right side in FIG. 3 is continuous. The annular bases 14a to 9 of the stator core 14
A stator coil 16 is wound around each of the core teeth 14b projecting radially outward in a rotationally symmetric manner. The outer peripheral portion 14b1 of the core tooth 14b is expanded on both sides in the circumferential direction. Each of the fitting projections 12a and 12b of the ring member 11 fits in the circumferential gap between the outer peripheral portions 14b1, and
The upper surface of the ring portion 10 is in contact with the bottom surface of the ring 1. Therefore, the side surface of the fitting protrusion 12a and the side surface of the upper protrusion 12b1 of the fitting protrusion 12b are in contact with the side surface of the outer peripheral portion 14b1. The upper surfaces of the fitting projections 12a and 12b and the outer surface 14b1 have the same height, and are higher than the upper surface of the stator coil 16. In the case of this embodiment, the expanded portions 1 at the four fitting projections 12b separated by a central angle of 80 degrees or 120 degrees.
The outer peripheral surface of 2b2 is in contact with the inner peripheral surface of the portion of the outer peripheral portion 14b1 of the two adjacent core teeth 14b that is expanded in the circumferential direction. Therefore, by attaching the ring member 11 to the stator core 14 as described above, the centering of the ring member 11 and the stator core 14 is performed by itself. The flexible circuit board 68 has an annular portion 68.
b, and a drawer 68a extending outward from one end thereof. The outer diameter of the annular portion 68b is slightly smaller than the inner diameter of the ring portion 10 of the ring member 11, and the outer peripheral portion 14b1 of the annular portion 68b has a cutout portion 90 corresponding to the enlarged portion 12b2 of the fitting convex portion 12b. Have been. When the flexible circuit board 68 is attached to the lower surface of the stator coil 16, the flexible circuit board 6
8 is connected to a terminal region 92 provided on the upper surface of the stator coil 1.
6 is connected by soldering, and the cutout portion 90 is connected to the expanded portion 12 b of the ring member 11.
Positioning corresponding to. The stator core 14 to which the ring member 11 and the flexible circuit board 68 are attached in this manner.
Is the outer peripheral portion 14 of the cylindrical portion 8 at the annular base portion 14a.
The lower surface of the ring member 11 is partially in contact with the upper surface of the base 2 with the drawer portion 68a interposed therebetween. At this time, the flexible circuit board 68
Of the stator core 14 with respect to the base 2 in the circumferential direction by positioning the lead portion 68a along the guide groove 69 extending radially outward from the bottom of the annular concave portion 6 through the outer peripheral surface portion. In the annular concave portion 6, a filling adhesive 17 (filling agent) is inserted from each slot of the stator core 14 into an annular portion between the ring portion 10, the outer peripheral portion 14b1, the fitting convex portions 12a and 12b, and the annular base portion 14a. It has both functions of an adhesive and an adhesive, and is preferably a thermosetting material in terms of heat resistance.
For example, those cured by heating to about 100 ° C. ) Is filled so as to cover the upper surfaces of the stator coil 16 and the annular base 14a. The filling adhesive 17 is applied to the outer peripheral portion 14b.
The height of the outer peripheral portion 14b1 and the upper surface of the fitting projections 12a, 12b is higher than the upper surfaces of the stator coil 16 and the annular base portion 14a so as not to flow out from the outside. Base 2, annular base 14a, core teeth 14b, ring member 1
1. Stator coil 16 and flexible circuit board 68
Is fixed integrally by solidification of the filling adhesive 17. An insulating paper (not shown) is arranged between the flexible circuit board 68 and the stator core 14. The insulating paper has a size that can be accommodated in the annular peripheral wall portion 14b1 and has a shape that covers the annular base portion 14a of the stator core 14 and the lower surface of the core teeth 14b. The insulating paper is composed of the base 2 and the annular base 14.
a, the core teeth 14b, and the space surrounded by the ring member 11 do not cover the space, so that the fixing with the filling adhesive 17 is sufficient. The gap between the bottom surface of the outer peripheral portion 14b1 and the upper surface of the ring portion 10, and the fitting projection 12a or the upper projection 12b
The gap between the side surface 1 and the side surface of the outer peripheral portion 14b1 is such that the filling adhesive 17 enters the gap and adheres to each other and does not flow out (depending on the physical properties such as the viscosity of the filling adhesive, For example, it is desirable to set the thickness to about 0.1 mm. Outer peripheral portion 1 of core teeth 14b of stator core 14 fitted and fixed to cylindrical portion 8 provided on base 2
The fitting protrusions 12a and the upper protrusions 12b1 of the fitting protrusions 12b projecting in the axial direction from the ring portion 10 of the ring member 11 are fitted in the circumferential gaps between the ring teeth 4b1 and the core teeth 14b.
Since the upper surface of the ring portion 10 is in contact with the bottom surface of the outer peripheral portion 14b1, and the lower surface of the ring portion 10 is in contact with the base 2,
In a space surrounded by the base 2, the annular base 14a, the core teeth 14b, and the ring member 11, the filling adhesive 17 can be easily filled and solidified as it is. The filling adhesive 17 is filled so as to cover the upper surfaces of the stator coil 16 and the annular base 14a. Further, as compared with the case where the fitting protrusions 12a and 12b are formed integrally with the base 2, the processing of the base 2 is easier, and thus the manufacturing efficiency as a whole is higher. The fitting protrusions 12a of the ring member 11 and the upper protrusions 12b1 of the fitting protrusions 12b are fitted in the circumferential gap between the outer peripheral portions 14b1 of the core teeth 14b, and the cylindrical portion 8 of the base 2 is formed.
The base 2, the stator core 14, the ring member 11, the stator coil 16, and the annular portion 68 b of the flexible circuit board 68 are integrally fixed by the filling adhesive 17. Therefore, the rigidity of the stator core 14 is
1 and the rigidity of the base 2 are increased. Stator core 1
The effect is great because the filling adhesive 17 is filled and solidified over the entire circumference of No. 4. As a result, the natural frequency of the stator core 14 is also increased, and the occurrence of resonance is favorably prevented, so that the vibration is effectively suppressed, which greatly contributes to the improvement of the rotation accuracy, and the recording density with respect to the recording medium is increased. It is valid. Also, as in this embodiment, the ring member 11
Is formed of a non-metallic material, the fitting projections 12a and 12
Unlike the case where b and the ring portion 10 are formed of metal, occurrence of overcurrent loss and hysteresis loss during driving of the motor is prevented, and good current characteristics are realized. Reference numeral 18 denotes a first ball bearing, and reference numeral 20 denotes a second ball bearing. The outer rings of the first ball bearing 18 and the second ball bearing 20 are fixed to the inner peripheral wall of the cylindrical portion 8 with an adhesive. At a portion between the first ball bearing 18 and the second ball bearing 20 mounted on the cylindrical portion 8, a small diameter portion 8a having a smaller diameter is provided radially inward. The small-diameter portion 8a reinforces the cylindrical portion 8, and prevents the first ball bearing 18 and the second ball bearing 20 from being distorted due to the contraction force generated when the filling adhesive 17 hardens. Reference numeral 22 denotes a rotor hub. Rotor hub 22
A rotary shaft 24 protrudes from a central portion of the rotary shaft 2.
The inner races of the first ball bearing 18 and the second ball bearing 20 are fixed to an outer peripheral surface of the fourth ball bearing 4 with an adhesive. Thereby, the rotor hub 22 is supported concentrically with the annular recess 6 and rotatably with respect to the base 2. An extended portion 26 for supporting the lower surface of the inner peripheral portion of the hard disk is provided at a lower end portion of the outer peripheral wall of the rotor hub 22, and a holding annular plate 28 for retaining the rotor magnet is provided below the extended portion 26. Is fixed at its inner periphery. The holding annular plate 28 and the rotor hub 22 constitute a rotor frame. An outer peripheral portion of the holding annular plate 28 has a hanging portion 28a holding the annular rotor magnet 30 inside, and the hanging portion 28a and the annular concave portion 6 are opposed to each other with a slight radial gap. . The rotor magnet 30 and the stator core 14 face each other with a radial gap therebetween. The holding annular plate 28 is made of a soft magnetic material, and also serves as a yoke of the rotor magnet 30 and a magnetic shield plate. The hanging portion 28 a of the holding annular plate 28, the rotor magnet 30 (field means), the stator core 14 and the stator coil 16 (armature) are housed substantially in the annular recess 6. Then, the cylindrical portion 8, the rotor hub 2
2. The labyrinth sealing effect is obtained by the holding annular plate 28, the stator core 14, the rotor magnet 30, the hanging portion 28a, and the like, and the annular concave portion 6, and the lubricant fine particles of the first ball bearing 18 and the second ball bearing 20 are obtained. Is prevented from scattering into the disk chamber 3. Further, an annular groove 38 having a radially inward opening formed between the holding annular plate 28 and the rotor magnet 30 stores lubricant particles and the like from the first ball bearing 18 and the second ball bearing 20. This has the effect of preventing scattering in the disk chamber 3. Reference numeral 40 denotes a sealing member for sealing the lower end of the inner peripheral portion of the cylindrical portion 8 which is a penetrating portion. The above-mentioned annular concave portion 6, cylindrical portion 8, first ball bearing 1
8, second ball bearing 20, rotor hub 22, stator core 1
4, a spindle motor unit A for driving a hard disk is constituted by the stator coil 16, the holding annular plate 28, the rotor magnet 30, and the like. The annular recess 6 which is the stator frame of the spindle motor section A is
, The height of the entire apparatus can be kept low. The rotor hub 22 has a hard disk 42
The lower surface of the inner peripheral portion 42 a of the hard disk 42 is supported on the upper surface of the overhang portion 26. Reference numeral 44 denotes a clamp member for holding the inner peripheral portion of the hard disk 42 between the overhang portion 26 and the clamping portion, and its outer diameter is substantially equal to the outer diameter of the overhang portion 26. The clamp member 44 is screwed to the upper end of the rotor hub 22. The overhang portion 26 and the clamp member 44 constitute a disk holding portion. The outer diameter of the annular recess 6 is more than twice the outer diameter of the overhang portion 26 and the clamp member 44,
The outer diameter of the hard disk 42 is less than three times the outer diameter of the overhang portion 26 and the clamp member 44. Hard disk 4
The outer periphery of 2 is located slightly inside the outer edge of the base 2. Lower surface of hard disk 42 (side surface of base 2)
There is a gap between the magnetic head 46 disposed on the upper and lower surfaces of the hard disk 42 so that the lower magnetic head 46 can enter and exit between the upper surface of the holding annular plate 28 and the upper surface of the holding annular plate 28. In FIG. 1, the entire outer wall portion of the annular concave portion 6 and the radially outer portion of the outer peripheral portion of the annular concave portion 6 on the left side of the center of the annular concave portion 6 and the right end thereof in the longitudinal direction of the base 2 are almost completely separated. All of them are formed on a first convex portion 48 having a constant height and a small gap between the lower surface of the hard disk 42 and the magnetic head 46 so that the magnetic head 46 cannot enter or exit. The entire outer wall portion of the annular concave portion 6 of the base 2 except for the first convex portion 48 and most of the radially outer portion of the outer peripheral portion except the concave portion 56 for the head positioning mechanism are in contact with the lower surface of the hard disk 42. The magnetic head 46 is formed on a second convex portion 58 having a height at which the magnetic head 46 can enter and exit. The recess 56 for the head positioning mechanism is located at the front right portion in FIG. 1, and its height is between the bottom surface of the annular recess 6 and the top surface of the second projection 58 as shown in FIG. 2. There is a gap between the lower surface of the hard disk 42 and the upper surface of the holding annular plate 28, through which the magnetic head 46 can enter and exit, and the first convex portion 48 of the outer wall of the annular concave portion 6 in the base 2. Are formed on the second convex portions 58 through which the magnetic head 46 can enter and exit from the lower surface of the hard disk 42. Therefore, the range in which the magnetic head 46 can be positioned on both surfaces of the hard disk 42 is From the outer peripheral position of 26 to the outer peripheral position of the hard disk 42 through the outer peripheral position of the annular concave portion 6, it is wider than the difference between the outer diameter of the hard disk 42 and the outer diameter of the spindle motor portion A, that is, the outer diameter of the holding annular plate 28. . Reference numeral 60 denotes a pivot assembly fixed to the recess 56 for the head positioning mechanism.
6 and an arm 62 that holds a voice coil (not shown) at the distal end and the base, respectively, is rotatably supported on the base 2. 64 is a yoke of a voice coil motor for positioning the magnetic head 46 by rotating the arm 62, and 66 is a guide pin provided on the base 2 for positioning the yoke 64. As a lubricant for a ball bearing (not shown) used for the pivot assembly 60, it is preferable to use oil rather than grease. This is to suppress the variation of the effective torque due to the voice coil motor and increase the positioning accuracy of the magnetic head 46. The drawing section 68 of the flexible circuit board 68
1 is fixed on a front end 70a of a connector 70 fixed to the right rear portion of the base 2 in FIG. 1, and the circuit is connected to the connector pins 72 by soldering. The front end portion 70a of the connector 70 is formed slightly lower than other portions of the connector 70 in order to secure the height of the solder by soldering the lead portion 68a while suppressing the overall height. Reference numeral 74 denotes a fitting hole that penetrates the base 2.
A through hole 68a1 is provided at a position corresponding to the fitting hole 74 in the drawer 68a. Reference numeral 78 denotes a lifting prevention member. FIG. 6 is an enlarged plan view of the lifting prevention member 78. The lifting prevention member 78 is formed by bending a plate-shaped member corresponding to a change in height from the bottom and the outer peripheral surface of the annular concave portion 6 to the second convex portion 58, and corresponds to the fitting hole 74. In the position, the downwardly fitting projection 8
0 is provided. The fitting projection 80 penetrates through the through hole 68a1 of the lead-out portion 68a and fits in the fitting hole 74, and the floating prevention member 78 is fixed to the base 2, so that the flexible circuit board 68 is pulled out. Of the portion 68a, the annular recess 6
At least the hard disk 42
Is prevented from floating from the base 2. This easily and reliably prevents disconnection of the conduction path of the lead-out portion 68a and hinders rotation of the rotor hub 22 and movement of the magnetic head 46. It should be noted that the vertical positional relationship in the description of the above embodiment is merely for convenience of explanation based on the drawings, and does not limit the actual use situation and the like. According to the recording medium drive of the present invention, the ring member is fitted to the stator core and the annular base of the stator core is fitted to the cylindrical portion of the base.
Filling adhesive can be filled into the surrounding space defined by the base, the annular base, the core teeth, and the ring member so as to cover the upper surfaces of the stator coil and the annular base, and solidified.
By providing a reinforcing portion in the middle of the cylindrical portion on which the pair of ball bearings are mounted, it is possible to prevent the ball bearing from being distorted due to a contraction force caused by curing of the filling adhesive. Also, as compared to the case where the fitting projection is formed integrally with the base, the processing of the base is easier,
Overall high production efficiency. The fitting projection of the ring member is fitted into the circumferential gap between the outer peripheral portions of the core teeth, and the base cylinder
The rigidity of the stator core is increased together with the rigidity of the ring member and the base by the fitting and fixing of the annular base of the stator core to the part and the integral fixing of at least the base, the stator core, the stator coil and the ring member by the filling adhesive. As a result, the natural frequency of the stator core is increased, and the occurrence of resonance is well prevented, so that the vibration is effectively suppressed, which greatly contributes to the improvement of the rotational accuracy, and is effective in increasing the recording density with respect to the recording medium. It is.

【図面の簡単な説明】 【図１】ディスク室の蓋体を除去した状態の平面図であ
る。 【図２】図１におけるII−Ｐ−Ｑ−Ｓ−II線断面図であ
る。 【図３】リング部材の平面図である。 【図４】リング部材が嵌合したステータが基盤に取り付
けられた状態の要部平面図である。 【図５】図４におけるＶ−Ｖ線断面図である。 【図６】浮き上がり防止部材の拡大平面図である。 【符号の番号】 ２ 基盤 ８ 円筒部 ８ａ 小径部 １０ リング部 １１ リング部材 １２ａ 嵌合凸部 １２ｂ 嵌合凸部 １４ ステータコア １４ａ 環状基部 １４ｂ コア歯 １４ｂ１ 外周部 １６ ステータコイル １７ 充填接着剤 １８ 第１玉軸受 ２０ 第２玉軸受BRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 is a plan view showing a state where a cover of a disk chamber is removed. FIG. 2 is a sectional view taken along line II-PQS-II in FIG. FIG. 3 is a plan view of a ring member. FIG. 4 is a plan view of an essential part in a state where a stator to which a ring member is fitted is attached to a base. FIG. 5 is a sectional view taken along line VV in FIG. 4; FIG. 6 is an enlarged plan view of a lifting prevention member. [Reference Number] 2 Base 8 Cylindrical part 8a Small diameter part 10 Ring part 11 Ring member 12a Fitting convex part 12b Fitting convex part 14 Stator core 14a Ring base 14b Core teeth 14b1 Outer peripheral part 16 Stator coil 17 Filling adhesive 18 First Ball bearing 20 Second ball bearing

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 【請求項１】 ステータコアの環状基部から径方向外方
へ突設された複数のコア歯にステータコイルがそれぞれ
捲回され、該ステータコアの環状基部が、基盤に設けら
れ一対の玉軸受が内嵌固定される円筒部に外嵌固定さ
れ、該ステータコアの外周部と該基盤との間にリング部
材が取り付けられてなる記録用媒体駆動装置であって、該円筒部の中間に縮径加工による補強部を設け、 該リング部材は、リング部と、該リング部の軸線方向に
突設し該コア歯の外周部同士の周方向間隙に嵌合するよ
うに設けられた複数の嵌合凸部と、からなり、該リング
部のうち軸線方向一方側が該コア歯の外周部の底面に接
し、該リング部のうち軸線方向他方側が該基盤に接する
ように取り付けられ、 充填接着剤が、該基盤、該環状基部、該コア歯及び該リ
ング部材とにより囲繞された空間内に該環状基部と該ス
テータコイルの上面とを覆うように充填され、該基盤、
該ステータコア、該ステータコイル及びリング部材を一
体的に固定し ていることを特徴とする記録用媒体駆動装
置。(57) [Claims] 1. A radially outward direction from an annular base of a stator core.
Protruded topluralStator coil on core teethRespectively
Wound, the annular base of the stator core is provided on a base.
And a pair of ball bearings
A ring portion between the outer periphery of the stator core and the base.
Wood is attachedA recording medium drive device comprising:A reinforcing portion is provided in the middle of the cylindrical portion by diameter reduction processing, The ring member has a ring portion and an axial direction of the ring portion.
It protrudes and fits in the circumferential gap between the outer peripheral portions of the core teeth.
A plurality of fitting projections provided in
One of the axial portions of the portion contacts the bottom surface of the outer peripheral portion of the core tooth.
And the other axial side of the ring portion is in contact with the base.
Mounted as Filling adhesive is applied to the base, the annular base, the core teeth and the
The annular base and the sleeve in a space surrounded by the ring member.
Filled so as to cover the upper surface of the data coil, the base,
The stator core, the stator coil and the ring member are
Physically fixed Recording medium drive device characterized by the following:
Place.