JP3423180B2 - 引き戸用制動装置 - Google Patents

引き戸用制動装置

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JP3423180B2 JP7020897A JP7020897A JP3423180B2 JP 3423180 B2 JP3423180 B2 JP 3423180B2 JP 7020897 A JP7020897 A JP 7020897A JP 7020897 A JP7020897 A JP 7020897A JP 3423180 B2 JP3423180 B2 JP 3423180B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、引き戸を閉める
時には抵抗力を付与して引き戸の移動速度を減速させる
ことができ、さらには、引き戸を開ける際には上記抵抗
力を減少させて軽く開放することができる引き戸用制動
装置に関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従
来、引き戸を閉める時、勢い良く閉めると柱等に当たっ
た際に大きな衝撃音がしたり、引き戸と柱等との間に子
供の手などが挟まれてけがをしたりすることがあった。
また、引き戸が強く柱に当たった衝撃で、引き戸が開い
てしまうことがあり、暖房や冷房効果が悪くなる虞もあ
った。 【0003】そこで、引き戸の上部側にエアーダンパー
を取付けて、柱への衝撃を緩和させる構成の引き戸用開
閉装置が開示されている(例えば実開平1−11477
6号公報参照)。この開閉装置では、引き戸がシリンダ
ーロッドに連結されており、引き戸を閉める時、エアー
ダンパーによる抵抗力を引き戸に付与して移動速度を低
下させるようになっている。 【0004】しかしながら、この開閉装置では、シリン
ダーを有するエアーダンパーを具備しているので、緩衝
装置が大がかりになると共に、減衰力の調整が不可能
で、ブレーキが効き過ぎたり、ブレーキ力が不足したり
することがあった。なお、エアーダンパーの空気流通量
が調整可能な構造のものも開示されているが、エアーの
流通量を調整するための構造は、弁などを用いなければ
ならず構造が複雑になるという問題点があった。 【0005】そこで、この発明は、簡単な構造でありな
がら引き戸を閉鎖する際の移動速度を低下させることが
でき、さらには、引き戸を開ける際には従来同様に軽く
開けることができる引き戸用の制動装置を提供すること
を目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の引き戸用制動装置は、引き戸の移動方向
に沿った長手部材にて形成され、摩擦面となるほぼ平行
な2面を具備する制動部材と、上記制動部材の摩擦面を
挟んで当接摺動でき、引き戸の移動中に制動部材との当
接摺動により摩擦抵抗力を発生させる摺動部材を具備す
る当接部材とによって構成しており、上記当接部材は
面L字状に形成された2つの板状部材からなり、板状
部材の垂直部分に設けた摺動部材を対向配置させると共
に、水平部分を重ね合わせて配置し、水平部分には引き
戸の移動方向に対して斜め方向に形成した貫通孔を、水
平部分を重ねた状態で互いにクロスするように形成し
て、両貫通孔に遊嵌させた取付ネジを設けており、当接
部材は、制動部材との当接摺動の際の摩擦抵抗力によっ
て、引き戸の一方向への移動時には、摺動部材間の間隔
が狭くなるようにずれ、引き戸の逆方向への移動時に
は、摺動部材間の間隔が広くなるようにずれるよう構成
していることを特徴としている。 【0007】上記構成によれば、鴨居と引き戸に対し
て、制動部材、当接部材をそれぞれ装着して、引き戸を
閉方向へ移動させると、制動部材の摩擦面と当接部材の
摺動部とが当接摺動して摩擦抵抗力を発生させることが
できる これにより、引き戸の移動に伴って摺動部材間
の間隔を狭くして押圧力を増大させることができ、逆
に、引き戸の移動方向が反対になると摺動部材間の間隔
を広くすることができ、摩擦抵抗力をほとんど無くすこ
とができる。したがって、引き戸の閉鎖方向に対して摺
動部材の間隔が狭くなるよう装着することによって、引
き戸を閉める際に移動速度を減速させることができる。
また、引き戸を開ける際は、摩擦抵抗力を減少させるこ
とができるので、当該制動装置を装着する前と同様に引
き戸を軽く開けることができる。 【0008】 【0009】 【0010】 【発明の実施の態様】次いで、この発明を図面に示した
実施態様に基づいて説明する。図1はこの実施態様の引
き戸用制動装置の斜視図、図2および図3は上記制動装
置の各部の斜視図、図4は制動部材の分解斜視図であ
る。制動装置1は、後述する鴨居の案内溝に対して装着
する制動部材2と、引き戸の上部に装着する当接部材3
とにより構成されている。 【0011】制動部材2は、断面略コ字状のチャンネル
(溝状)部材にて形成され、外側両側面22a,22a
が当接部材3の摺動部との摩擦面として形成されてい
る。この制動部材2は、図2に示すように、細長い板状
の取付基板21上に、外側が摩擦面となる制動板22,
22が上記取付基板21の長手方向に沿って互いに平行
となるよう設けられている。制動板22,22の間に
は、これらの間隔を調整するための断面コ字状の調整部
材23が挿入嵌合されている。制動板22,22同士の
内側の間隔は、図3に示すように、奥側が狭いテーパー
状になっており、これに接する調整部材23の幅は、断
面コ字状の開放端側の幅が広いテーパー状に形成されて
いる。この調整部材23は、取付ネジ24により、取付
基板21側に装着されているが、取付ネジ24の先端側
となる取付基板21側には抜け止め用のリング24aが
取付けられており、取付ネジ24先端の段差部分との間
に取付基板21が挟まれて取付ネジ24は回転自在に構
成されている。したがって、取付ネジ24を回転させる
と、取付ネジ24は回転するだけで移動しないので、調
整部材23は制動板22,22間において取付ネジ24
の軸線方向に移動可能となっている。これにより、調整
部材23を制動板22,22間の奥方に進めると調整部
材23が制動板22,22間を押し拡げ、制動板22,
22の幅を広くすることができ、制動板22,22の幅
を変更することができる。なお、制動板22と調整部材
23は、長手方向に連続したものを示したが、中間で2
分割した構成のものでもよく、この場合はそれぞれの部
分で独立して制動板22,22の幅を調整することがで
きるようになる。 【0012】上記制動部材2を取付ける位置としては、
鴨居や敷居の柱に近接した側に設け、その長さとして
は、引き戸の速度を低下させるだけの制動力を得ること
ができれば良く、90cm幅の引き戸の場合、概ね10
〜20cm程度の長さに形成している。制動部材2を鴨
居L側へ取付ける構成としては、取付基板21の両端に
設けられたネジ孔を介してネジ止め固定される。上記ネ
ジ孔部分には、調整部材23と幅、高さがほぼ同じに形
成されたスペーサー26が設けられ、調整部材23と一
連になるよう形成されている。このスペーサー26は、
端部側が丸くなっており、当接部材3の摺動を案内する
機能を有するものである。この実施態様では、両端にス
ペーサー26を設けているが、片側のみに設けても良
い。 【0013】次に、当接部材3は、図4に示すように、
断面L字状に形成された硬質な2つの板状部材にて形成
されており、L字状のうち平面部が取付部31,31と
して形成され、垂直部は摩擦力を発生させる摺動部材3
2,32を保持する支持部33,33として構成されて
いる。そして、摺動部部材32,32同士が互いに対向
するよう2枚の取付部31,31が重ね合わされた状態
に配置されている。摺動部材32は、摩擦係数の大きな
材質、例えばコルク材や合成樹脂等にて形成されてい
る。 【0014】取付部31には、両端と中央に長孔となっ
た貫通孔31a,31bが形成されている。中央の貫通
孔31aは、取付部31,31の長手方向に直交する向
きの長孔であり、それぞれの取付部31,31を重ね合
わせた状態で、オーバーラップする位置に設けられてい
る。これらの貫通孔31a,31aにピン35が遊嵌さ
れており、重ね合わせた取付部31を貫通孔31a,3
1aの長さの範囲内で移動可能としていて、摺動部材3
2,32間の間隔調整を可能としている。このピン35
は端部をかしめてあり、両取付部31,31は一体化さ
れている。なお、上記ピン35に代えてネジを用いても
良く、取付部31を長手方向に対して直交する方向に移
動可能とするものであれば足りる。 【0015】取付部31,31の貫通孔31b,31b
は、長孔の向きがそれぞれ長手方向に対して約10〜4
5度の角度、好ましくは20度程度の角度で傾斜状に設
けられているが、傾斜角の方向が上下でクロスする向き
に形成されている。そして、これらの貫通孔31b,3
1bに取付ネジ36が遊嵌されている。したがって、当
該貫通孔31b,31bと取付ネジ36とにより、取付
部31,31が長手方向にスライドすると、すなわち摺
動部材32が摩擦して支持部33,33が移動すると
(図4では矢印a方向)、取付部31,31同士の間隔
が、貫通孔31aにガイドされて狭くなる方向にずれ
る。この状態を図5を参照して説明すると、摩擦により
取付部31,31が矢印a方向にずれると、取付ネジ3
6は固定されているので、取付部31,31は貫通孔3
1b,31bに沿ってずれることになり、矢印a方向に
ずれながら、矢印b方向にもずれることになり、支持部
33,33同士の間隔、すなわち摺動部材32,32同
士の間隔が狭くなるのである。 【0016】次いで、上記実施態様の制動装置1の作用
を説明すると、図6に示すように、固定用ネジ28によ
りスペーサー26を介して取付基板21を固定すること
により、制動部材2を鴨居Lの案内溝gの底部に取付け
る。また、当接部材3は、図7に示すように、引き戸S
の上框に取付けた補助部材fを介して装着することがで
きるものである。そして、当接部材3は、ピン35によ
り取付部31の中央の貫通孔31aを介して両取付部3
1,31を予め一体化してあり、上記補助部材fの収容
部内に挿入し、貫通孔31b,31bを通して取付ネジ
36で補助部材f内に装着する。 【0017】なお、上記ピン35の端部には取付補助部
材fとの間に引っ張りバネ39が装着されており、支持
部31,31を付勢して(図4,5の矢印a方向)、支
持部31,31同士の間隔が自然に大きくならないよう
にしている。上記補助部材fの長手方向には、上面に制
動部材2を通すための凹部f1 が形成されている。補助
部材fは、固定ネジによって上框に装着されている。 【0018】この制動装置1は、引き戸Sを閉めると
き、上框に装着された当接部材3が制動部材2の端部に
到達すると、摺動部材32がスペーサー26に案内され
て制動板22,22を挟み込むようになり、両者の摩擦
が始まる。すると、両者の摩擦により抵抗力が発生し、
引き戸Sの移動速度が低下することになると共に、この
摩擦力により制動板22,22を介して取付部31,3
1が図4,5の矢印a方向にずれる。このずれにより、
摺動部材32,32間の間隔が狭くなって摺動部材32
がより強く制動板22,22を押圧することになり摩擦
力が一層強くなる。 【0019】上記のずれ量は、引き戸Sの移動速度が早
くなるほど摩擦抵抗力が増大するので、摺動部材32が
より強く制動板22に押しつけられることになり、さら
に摩擦抵抗力が増大して相乗効果により充分な制動力を
得ることができるようになる。両者の摩擦力の調整は、
調整部材23の取付ネジ24を閉め込むことにより行う
もので、制動板22,22の幅を広くして摺動部材32
と強く当接させることにより、摩擦抵抗力を増大させる
ことができる。 【0020】図8は、上框に装着された当接部材3を長
手方向(引き戸の移動方向)に移動させることができる
構成を示した分解斜視図である。この例では、補助部材
fの長手方向に調整ネジmを回転自在に通して取付け、
その中間部分に2個の取付用ナットnを螺合させてあ
り、この取付用ナットnに対して取付部31,31に遊
嵌した取付ネジ36をねじ込んで当接部材3を装着して
いる。 【0021】したがって、調整ネジmを回転させると、
取付用ナットnがその軸線方向に移動することとなり、
取付用ナットnに支持された当接部材3が、調整ネジm
の軸線方向に移動することになる。これにより、ピン3
5に取付けている引っ張りバネ39のバネ力を変えるこ
とができるので、取付板31,31の位置をずらせるこ
とができ、摺動部材32,32同士の間隔を変更するこ
とができる。 【0022】当接部材3を上記のように取付けることに
より、制動部材2の幅調整が不要になるため、制動部材
の構成としては、図9に示すように、制動部材4は、細
長く、かつ断面T字状の部材にて構成したもので、平板
状の取付部41に対して制動板42を直角状に一体成形
している。図10は、この発明の制動装置の他の実施態
様を示す斜視図で、図11は、当接部材の分解斜視図で
ある。 【0023】この実施態様の制動装置は、戸車が引き戸
の上部に装着された上吊り戸構造のものに装着する例を
示しており、制動装置1の構成は上記の例とほぼ同一の
構成のものである。そして、戸車pは、戸車取付部qを
介して引き戸に装着されており、戸車pは、断面が略下
向きコ字状の案内レールr内を往復移動するものであ
る。 【0024】制動部材2は、第1の実施態様で説明した
ものと同様の構成のものであり、上記案内レールr内に
装着する。当接部材3は、上記戸車pの車軸支持部sを
その長手方向に延長して取付部を形成してあり、図10
では、取付部に直接装着した例を示し、図11では取付
部に凹部を形成して装着している。なお、この制動装置
の作用効果は、第1の実施態様の制動装置と同様であり
説明を省略する。 【0025】図12は、制動部材の他の取付例を示す斜
視図で、この例の制動部材4は、上記した制動部材4を
敷居側に装着する例を示している。アルミサッシ等の敷
居側の案内溝t内に装着することができるもので、図示
していないが、当接部材は引き戸の下框内に装着してい
る。この例の制動装置においても上記の制動装置と同様
な作用効果を得ることができるものである。上記制動部
材4に代えて第1実施態様で説明した制動部材2を装着
することも可能である。 【0026】なお、上記した各実施態様は、制動部材
2、4を鴨居側、敷居側に装着し、当接部材3を引き戸
の上框、下框に装着した例を示したが、制動部材を引き
戸の上框または下框に装着し、当接部材を鴨居側または
敷居側に装着することもできる。このような装着例にお
いても、上記各実施態様と同様に作用効果を得ることが
できる。 【0027】また、第1実施態様の制動部材は、断面略
コ字状のチャンネル(溝状)部材にて形成した例を示し
たが、取付部となる平板状部材に対し、制動板となる別
の平板状部材をネジ止めする構成のものでもよい。図1
は、制動部材のさらに他の実施態様を示す斜視図であ
る。 【0028】制動部材5は、鴨居への取付けるための取
付部材51と、この取付部材51に装着される制動部材
52とから構成されている。取付部材51は、一端側に
やや先細り形状となった調整部51bが形成され、調整
部51bの中央寄りがくびれ形状51cに形成されてい
る。取付部材51の中央部分に取付用固定ネジ(図示せ
ず)を用いて鴨居の案内溝に固定するための挿通孔51
dが形成されている。 【0029】上記調整部51bは、合成樹脂製で弾性変
形可能な部材にて形成されており、中間部分にスリット
状の長孔51eが形成され、この長孔51e内に調整ネ
ジ51fが取付けられている。調整ネジ51fは、頭部
からネジ部側へ次第に細くなったテーパー状に形成され
ているので、調整ネジ51fを締め込むと長孔51eを
押し拡げながら内方へ進み、調整部51bの幅を拡げる
ことができる。逆に、調整ネジ51fを緩める方向へ回
すと調整部51bの幅を狭くすることができる。 【0030】調整部51bには、略U字状の制動板52
が、調整部51bを覆う状態で、かつ遊嵌状態に装着さ
れている。制動板52の両端部52c,52cは、上記
くびれ形状51c側にL字状に折曲形成されて、くびれ
形状51c部分内で長手方向に移動自在になっている。
制動板52は、表面側が当接部材6に対する摺動面とし
て形成されている。また、制動板52は、弾性変形自在
な部材で形成されており、上記調整部51bの幅に対応
して制動板52の幅が変わるようになっている。 【0031】制動板52の両端部52c,52cの内側
には、くびれ形状51c部分との間にクッション材52
dが設けられており、制動板52が抜出し方向に移動す
ると押し戻すことができる弾性力を有するものである。
取付部材51の調整部51bと反対の端部51gは、先
端側から切込みが長手方向に設けられ、この切込みにテ
ーパー状の調整ネジ51hが取付けられており、調整ネ
ジ51hをねじ込むと上記切込みの先端側が拡がるよう
になっている。この端部51gは、引き戸が閉まった時
の跳ね返り防止のために作用する。 【0032】 【0033】上記制動部材は、上記実施態様と同様に
作用して引き戸に摩擦抵抗力を付与するものであり、調
整部51bに装着された略U字状の制動板52を設けて
いる。制動板52は、くびれ形状51c方向へずれて調
整部51dの先細り形状により、制動板52の幅が拡が
ることとなり摩擦抵抗力が増大することとなる。 【0034】そして、引き戸を開けるときは、制動板5
2が調整部51bの先端側にずれて制動板52の幅が狭
まり、摩擦抵抗力が減少して引き戸を軽く開けることが
できる。なお、クッション材52d側へ移動した制動板
52は、クッション材52dの弾性で少し押し戻され
て、やや拡がり気味となる。 【0035】 【0036】図14は制動部材のさらに他の実施態様
を示す斜視図で、図1は分解斜視図で、図1は断面
図である 【0037】この実施態様の制動部材7は、角柱状の長
手部材71にて構成され、両端が固定用ネジにより鴨居
の案内溝に装着されるもので、中間部分に制動部材72
が装着されている。制動部材72は両側部に板状の制動
板72a,72aが設けられ、両制動板72a,72a
に挟まれて調整部72bが設けられている。調整部72
bは、制動板72a,72aの間で長手方向に移動自在
に構成されている。調整部72bの側面72c,72c
は、長手方向に沿う方向にテーパー状に変化させている
ものであり、図17において、符号m側が幅広で符号n
側が幅狭になっている。この実施態様では、側面全体を
長さ方向に3分割して、各々の部分で幅に変化を持たせ
ている。そして、この調整部72bの側面72c,72
cに対向する制動板72a,72aの内側は、同じテー
パー形状としており、調整部72bをスライドさせるこ
とによって、制動板72a,72a同士の幅を変えるこ
とができる。例えば、調整部72bを符号n方向へスラ
イドさせると、制動板72a,72a同士の幅を拡げる
ことができ、逆に調整部72bを符号m方向へスライド
させると、幅を狭くすることができる。 【0038】そして、調整部72bは、中央の小さな貫
通孔72e内に、奥方から鋼球72f、バネ72gおよ
び押さえネジ72hを設けており、鋼球72fが長手部
材71に設けられた複数の凹部71bのいずれかに嵌ま
って調整後の位置が保持されるようになっている。当接
部材としては、第1実施態様で説明した当接部材3を使
用することができ、摺動中に摩擦抵抗力を増大させ、引
き戸の開放時には摩擦抵抗力を減少させることができる
ものである。 【0039】この実施態様の制動装置1も上記各実施態
様と同様に、引き戸に摩擦抵抗力を付与するものであ
り、調整部72bをスライドさせて最適なブレーキ力に
調整することができる 【0040】図18は制動部材の他の実施態様を示すも
ので、この実施態様の制動部材9は、長手部材からなる
取付部材91の中央部に調整部92を具備するもので、
取付部材91の両端部で固定ネジを用いて固定される。
調整部92は、取付部材91の中央上下方向に設けられ
た案内部91bに嵌合してスライド可能な中子92b
と、この中子92bの両側に設けられた制動部92c,
92cと、中子92bをスライド移動させる調整ネジ9
3とを具備する。 【0041】中子92bの側面は、下側が薄くなったテ
ーパー状に形成されており、制動部92c,92cの内
面は中子92bの側面と同様のテーパー状に形成されて
いる。したがって、中子92bが下方にスライドすると
制動部92c,92cの幅は広くなり、中子92bが上
方にスライドすると制動部92c,92cの幅は狭くな
る。 【0042】この実施態様の当接部材も、当接部材
用いることができるので重複する説明を省略する。 【0043】 【発明の効果】以上のように、この発明によれば、引き
戸の閉鎖方向への移動中に、制動部材の摩擦面と当接部
材の摺動部とを摺動させて摩擦抵抗力を発生させること
ができ、この摩擦抵抗力により引き戸の移動速度を減少
させることができる。したがって、引き戸を閉める際
に、大きな衝撃音がしたり、引き戸と柱等との間に子供
の手などが挟まれてけがをしたり、また、閉まった時の
衝撃で開いたりする虞を解消することができる。 【0044】上記制動部材、当接部材を鴨居と引き戸に
対して、それぞれ装着して、引き戸を閉方向へ移動させ
ると、制動部材の摩擦面と当接部材の摺動部とが当接摺
動して摩擦抵抗力を発生させることができる。したがっ
て、引き戸の移動に伴って摺動部材間の間隔を狭くして
押圧力を増大させることができ、逆に、引き戸の移動方
向が反対になると摺動部材間の間隔を広くすることがで
き、摩擦抵抗力をほとんど無くすことができる。そし
て、引き戸の閉鎖方向に対して摺動部材の間隔が狭くな
るよう装着することによって、引き戸を閉める際に移動
速度を減速させることができる。また、引き戸を開ける
際は、摩擦抵抗力を減少させることができるので、当該
制動装置を装着する前と同様に引き戸を軽く開けること
ができる、特有の効果を奏するものである。 【0045】したがって、この発明の引き戸用制動装置
によれば、複雑な設備を要することなく簡単な構成の制
動装置を構成することができ、既設の引き戸等へ装着可
能であるため、家等の新築の際に用いられるだけでなく
補用部品としても供給することができ、応用範囲の高い
ものである。 【0046】
【図面の簡単な説明】 【図1】この実施態様の引き戸用制動装置の斜視図であ
る。 【図2】制動部材の分解斜視図である。 【図3】制動部材の断面図である。 【図4】当接部材の分解斜視図である。 【図5】取付部のずれを説明する断面図である。 【図6】制動部材を取付けた斜視図である。 【図7】当接部材を上框に取付けた斜視図である。 【図8】当接部材の取付位置の調整可能な態様を示す分
解斜視図である。 【図9】上記実施態様の当接部材に対応させた制動部材
の斜視図である。 【図10】他の実施態様の斜視図である。 【図11】上記実施態様を示す当接部材の分解斜視図で
ある。 【図12】制動部材の他の装着例を示す斜視図である。 【図13】制動部材のさらに他の実施態様の制動部材を
示す斜視図である。 【図14】制動部材のさらに他の実施態様の制動部材を
示す斜視図である。 【図15】上記実施態様の制動部材の分解斜視図であ
る。 【図16】上記制動部材の断面図である。 【図17】上記制動部材の調整部の分解図である。 【図18】制動部材のさらに他の実施態様を示す分解斜
視図である。 【符号の説明】 1 制動装置 2,4,5,7,9 制動部材 3 当接部材

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】引き戸の移動方向に沿った長手部材にて形
    成し、摩擦面となるほぼ平行な2面を具備する制動部材
    と、上記制動部材の摩擦面を挟んで当接摺動でき、引き
    戸の移動中に制動部材との当接摺動により摩擦抵抗力を
    発生させる摺動部材を具備する当接部材とによって構成
    しており、上記当接部材は、断面L字状に形成された2
    つの板状部材からなり、板状部材の垂直部分に設けた摺
    動部材を対向配置させると共に、水平部分を重ね合わせ
    て配置し、水平部分には引き戸の移動方向に対して斜め
    方向に形成した貫通孔を、水平部分を重ねた状態で互い
    にクロスするように形成して、両貫通孔に遊嵌させた
    付ネジを設けており、当接部材は、制動部材との当接摺
    動の際の摩擦抵抗力によって、引き戸の一方向への移動
    時には、摺動部材間の間隔が狭くなるようにずれ、引き
    戸の逆方向への移動時には、摺動部材間の間隔が広くな
    るようにずれるよう構成していることを特徴とする引き
    戸用制動装置。
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