JP3421204B2 - 扉の開閉支持装置 - Google Patents

扉の開閉支持装置

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JP3421204B2
JP3421204B2 JP27651596A JP27651596A JP3421204B2 JP 3421204 B2 JP3421204 B2 JP 3421204B2 JP 27651596 A JP27651596 A JP 27651596A JP 27651596 A JP27651596 A JP 27651596A JP 3421204 B2 JP3421204 B2 JP 3421204B2
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和彦 井上
直人 都築
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は扉の開閉支持装置に
関し、特に、収納庫の開口部を開閉する扉の下側を回動
可能に支持するための開閉支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】当該開閉支持装置の一形式として実開昭
63−66791号公報に示されているように、先端部
に上方へ突出するヒンジピンを有し収納庫の開口部の側
縁下端部に取付けられるヒンジプレートと、同ヒンジプ
レート上にて前記ヒンジピンに挿通された状態で固定さ
れて同ヒンジピンの外周に位置する第1カム部材と、前
記収納庫の開口部を開閉する扉の側縁下端部に固定され
て前記ヒンジピンに挿通された状態で前記第1カム部材
に噛合する第2カム部材を備えた開閉支持装置がある。
【0003】当該開閉支持装置においては、前記扉の側
縁下端部を前記収納庫の開口部の側縁下端部に開閉可能
に支持するもので、前記扉の開閉時には前記両カム部材
が相対回転して、前記扉の開放操作時には同扉を上昇さ
せるとともに閉鎖操作時には下降させ、特に、同扉の閉
鎖操作時の下降動作を同扉の閉鎖方向への助勢力として
利用して、同扉を確実に閉鎖することを意図したもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、当該開閉支
持装置は、扉の開閉操作時に同扉を昇降させる機能を備
えている。しかしながら、当該開閉支持装置において
は、両カム部材が扉の閉鎖直前に有効に機能して同扉を
確実に閉鎖させるカム形状、両カム部材が扉の開閉操作
時に円滑に動作する摩耗、損傷の少ないカム形状、扉の
閉鎖操作時の下降動作が開放操作時の上昇動作に比較し
て強くて両カム部材が扉の閉鎖直前に一層有効に機能す
るとともに、扉の閉鎖操作が軽く行えるカム形状、両カ
ム部材が扉の最大開放量を規制し得て扉の最大開放量を
規制する特別の回動規制機構を要しないカム形状等につ
いては考慮されていない。
【0005】従って、本発明の目的は、上記した形式の
開閉支持装置において、これらの問題に対処することに
あり、さらには、各カム部材の収納庫または扉に対する
取付けを容易にし、または扉の最大開放量を確実に規制
し得る簡単な構成の開放規制機構を提供することにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は扉の開閉支持装
置に関し、特に、先端部に上方へ突出するヒンジピンを
有し収納庫の開口部の側縁下端部に取付けられるヒンジ
プレートと、同ヒンジプレート上にて前記ヒンジピンに
挿通された状態で固定されて同ヒンジピンの外周に位置
する第1カム部材と、前記収納庫の開口部を開閉する扉
の側縁下端部に固定されて前記ヒンジピンに挿通された
状態で前記第1カム部材に噛合する第2カム部材を備え
て、前記扉の側縁下端部を前記収納庫の開口部の側縁下
端部に開閉可能に支持し、前記扉を前記両カム部材の相
対回転により、開放操作時には上昇させるとともに閉鎖
操作時には下降させて同扉の閉鎖動作を助勢する形式の
開閉支持装置を適用対象とするものである。
【0007】しかして、本発明に係る第1の開閉支持装
置は上記した形式の開閉支持装置において、前記第1
カム部材の噛合面上方へ延びる傾斜カム面を有する段
付き形状に形成され、かつ、前記第2カム部材の噛合面
下方へ延びて前記第1カム部材の傾斜カム面に噛合す
る傾斜カム面を有する段付き形状に形成されていて、こ
れら両傾斜カム面は、互いに噛合して摺接途中の状態に
あるとき前記扉が閉鎖状態になるように設定されている
ことを特徴とするものである。
【0008】また、本発明に係る第2の開閉支持装置
上記した形式の開閉支持装置において、前記第1カ
ム部材の噛合面、上下方向へ延びる第1傾斜カム面、
同第1傾斜カム面の先端から水平状に延びる平坦面、同
平坦面の先端から上下方向へ延びる第2傾斜カム面から
なる凸部および同凸部を挟んで位置する2つの凹部を有
する凹凸形状に形成され、かつ、前記第2カム部材の噛
合面、上下方向へ延びる第1傾斜カム面、同第1傾斜
カム面の先端から水平状に延びる平坦面、同平坦面の先
端から上下方向へ延びる第2傾斜カム面からなる凸部お
よび同凸部を挟んで位置する2つの凹部を有する凹凸形
状に形成されていて、これら両カム部材の各凹部および
凸部が互いに噛合するように構成されていることを特徴
とするものである。
【0009】当該開閉支持装置においては、扉の閉鎖操
作において、第1カム部材の凸部の第2傾斜カム面と第
2カム部材の凸部の第1傾斜カム面が互いに噛合して摺
接途中の状態にあるとき、扉が閉鎖状態になるように
定される構成を採用することができる。
【0010】また、当該開閉支持装置においては、前記
第1カム部材の凸部および凹部の周方向の幅と、前記第
2カム部材の凹部および凸部の周方向の幅が略同一寸法
に形成する構成、前記扉の閉鎖時に噛合する前記第1カ
ム部材の凹部と前記第2カム部材の凸部における前記扉
の閉鎖直前に噛合する側の傾斜カム面の傾斜角度を、他
の傾斜カム面の傾斜角度より大きく設定する構成、前記
扉の開放時に噛合する前記第1カム部材の凹部と前記第
2カム部材の凸部における前記扉の開放方向に噛合する
側の傾斜カム面を90度またはこれに近い角度に設定す
る構成、前記両カム部材の噛合面には、前記凸部および
同凸部を挟んで位置する前記両凹部からなる凹凸部を1
組として、同凹凸部の複数組を周方向に均等に形成する
構成、前記凹凸部を前記ヒンジピンを中心とする放射状
に形成する構成を採用することができる。
【0011】また、本発明に係る上記した両開閉支持装
置においては、前記第1カム部材に前記ヒンジプレート
に対する取付け用のフランジを設けるとともに、前記第
2カム部材に前記扉に対する取付け用のフランジを設け
る構成、前記ヒンジプレートの先端縁に、前記ヒンジピ
ンを中心として前記第1カム部材の外周に位置する所定
長さの円弧状部と、同円弧状部の各端部にて外側へ突出
する突出部を設けるとともに、前記第2カム部材の外周
に前記ヒンジプレートの先端縁における前記円弧状部の
外周に臨み前記各突出部に係合可能な係合部を設けて、
これら円弧部および両端部と係合部により、前記ヒンジ
プレートと前記第2カム部材間に前記扉の最大開放量を
規制する開放規制機構を形成する構成、前記第1カム部
材の外周に、前記第2カム部材を収容する筒部を設ける
構成を採用することができる。
【0012】
【発明の作用・効果】本発明に係る第1の開閉支持装置
においては、閉鎖状態にある扉を開放操作すると、第2
カム部材は扉と一体に回転して傾斜カム面を第1カム部
の傾斜カム面に噛合して、摺接しつつ同傾斜カム面を乗
り越える。これにより、扉は開放方向へ回動しつつ両傾
斜カム面の高さに相当する分だけ上昇する。また、開放
状態にある扉を閉鎖操作すると、第2カム部材は扉と一
体に上記とは逆方向へ回転して傾斜カム面を第1カム部
の傾斜カム面に噛合して、摺接しつつ同傾斜カム面を降
る。
【0013】これにより、扉は閉鎖方向へ回動しつつ両
傾斜カム面の高さに相当する分だけ下降し、この下降時
の動作力が扉の閉鎖方向への回動力として作用し、扉の
閉鎖動作を助勢する。この結果、扉は確実に閉鎖されて
収納庫が閉鎖される。
【0014】ところで、当該開閉支持装置においては、
これら両傾斜カム面が互いに噛合して摺接途中の状態に
あるとき扉が閉鎖状態になるように構成されているた
め、扉に対しては、閉鎖した状態においてもなお閉鎖方
向への回動力が作用した状態にあり、この回動力が扉を
収納庫の開口縁部に押付るように作用し、扉の閉鎖状態
を一層確実なものとする。
【0015】また、本発明に係る第2の開閉支持装置に
おいては、扉が閉鎖されている場合には、第2カム部材
の凸部が第1カム部材の一方の凹部に噛合した状態にあ
り、閉鎖状態にある扉を開放操作すると第2カム部材は
扉と一体に回転して、第2カム部材の凸部は第1傾斜カ
ム面を第1カム部材の凸部の第2傾斜カム面に噛合して
摺接しつつ同第2傾斜カム面を乗り越えて第1カム部材
の平坦面に達し、さらに同平坦面を摺接しつつ第1カム
部材の他方の凹部に移動し、第2傾斜カム面を第1カム
部材の第1傾斜カム面に噛合して摺接しつつ第1カム部
材の他方の凹部に噛合する。
【0016】これにより、扉は開放方向へ回動しつつ両
傾斜カム面の高さに相当する分だけ上昇し、その上昇位
置にてさらに開放方向へ回動した後、両傾斜カム面の高
さに相当する分下降して最大限開放される。
【0017】また、当該開閉支持装置においては、扉が
最大限開放されている場合には、第2カム部材の凸部が
第1カム部材の他方の凹部に噛合した状態にあり、開放
状態にある扉を閉鎖操作すると、第2カム部材は扉と一
体に上記とは逆方向へ回転して、第2カム部材の凸部は
第2傾斜カム面を第1カム部材の凸部の第1傾斜カム面
に噛合して摺接しつつ同第1傾斜カム面を乗り越えて第
1カム部材の平坦面に達し、さらに同平坦面を摺接しつ
つ第1カム部材の一方の凹部に移動し、第1傾斜カム面
を第1カム部材の第2傾斜カム面に噛合して摺接しつつ
第1カム部材の一方の凹部に噛合する。
【0018】これにより、扉は閉鎖方向へ回動しつつ両
傾斜カム面の高さに相当する分だけ上昇し、その上昇位
置にてさらに閉鎖方向へ回動した後、両傾斜カム面の高
さに相当する分下降し、この下降時の動作力が扉の閉鎖
方向への回動力として作用し、扉の閉鎖動作を助勢す
る。この結果、扉は確実に閉鎖されて収納庫が閉鎖され
る。
【0019】このように、当該開閉支持装置において
は、扉の開放時に第2カム部材の凸部を第1カム部材の
他方の凹部に噛合させるように構成されているため、扉
を最大限開放した扉をそのままの状態に保持することが
でき、収納庫に対する収納品の出し入れ作業を、扉の開
放状態を手で保持することなく、両手で行うことができ
て、収納庫の使い勝手が極めてよくなる。
【0020】また、当該開閉支持装置においては、第2
カム部材が第1カム部材の各凹部に噛合するまでの間
は、両カム部材の凸部の平坦面で摺接する。このため、
この間では扉の昇降が規制されて扉の過剰な昇降が防止
されるとともに、各カム部材の噛合面の摩耗、損傷を軽
減させることができる。
【0021】なお、当該開閉支持装置において、扉の閉
鎖操作時、第1カム部材の凸部の第2傾斜カム面と第2
カム部材の凸部の第1傾斜カム面が互いに噛合して摺接
途中の状態にあるとき、扉が閉鎖状態になるように構成
すれば、本発明に係る第1の開閉支持装置と同様の作用
効果を奏することができる。
【0022】また、当該開閉支持装置においては、第1
カム部材の凸部および凹部の周方向の幅と、第2カム部
材の凹部および凸部の周方向の幅を略同一寸法に形成す
る構成を採用すれば、各カム部材の凸部の摺動部である
平坦面を大きく形成し得て、平坦面における単位面積当
りの圧力を低減して、各カム部材の作動を円滑にし、か
つ耐久性を向上させることができる。
【0023】また、当該開閉支持装置においては、扉の
閉鎖時に噛合する第1カム部材の凹部と第2カム部材の
凸部における扉の閉鎖直前に噛合する側の傾斜カム面の
傾斜角度を、他の傾斜カム面の傾斜角度より大きく設定
する構成を採用すれば、扉の閉鎖操作を軽く行うことが
できるとともに、扉の閉鎖方向の作用力を大きくするこ
とができる。
【0024】また、当該開閉支持装置においては、扉の
開放時に噛合する第1カム部材の凹部と第2カム部材の
凸部における扉の開放方向に噛合する側の傾斜カム面を
90度またはこれに近い角度に設定する構成を採用すれ
ば、扉の所定量の開放以上の開放を規制することができ
て、特別の回動規制機構を設けることなく、扉の最大開
放量を所定量に規制することができる。
【0025】また、当該開閉支持装置においては、両カ
ム部材の噛合面に、凸部および同凸部を挟んで位置する
両凹部からなる凹凸部を1組として、同凹凸部の複数組
を周方向に均等に形成する構成を採用することができ、
これにより、同時に係合する各傾斜カム面が複数組とな
って各傾斜カム面の摺接圧力が周方向に分散され、両カ
ム部材の作動を一層円滑に、かつ両カム部材の噛合面の
摩耗、損傷を一層抑制することができる。これらの作用
効果は、各凹凸部をヒンジピンを中心とする放射状に形
成することにより効果的に達成できる。
【0026】本発明に係る上記した両開閉支持装置にお
いては、第1カム部材にヒンジプレートに対する取付け
用のフランジを設けるとともに、第2カム部材に扉に対
する取付け用のフランジを設ける構成を採用することが
でき、これにより、第1カム部材の収納庫側への取付
け、および第2カム部材の扉側への取付けを容易にする
ことができる。
【0027】また、これらの開閉支持装置においては、
ヒンジプレートの先端縁に、ヒンジピンを中心として第
1カム部材の外周に位置する所定長さの円弧状部と、同
円弧状部の各端部にて外側へ突出する突出部を設けると
ともに、第2カム部材の外周にヒンジプレートの先端縁
における円弧状部の外周に臨み各突出部に係合可能な係
合部を設けて、ヒンジプレートと第2カム部材間に前記
扉の最大開放量を規制する開放規制機構を形成する構成
を採用することができる。これにより、扉の最大開放量
を規制する開放規制機構を、部品点数を増やすことな
く、簡単な構造にて構成することができる。
【0028】また、これらの開閉支持装置においては、
第1カム部材の外周に、前記第2カム部材を収容する筒
部を設ける構成を採用することができ、これにより、両
カム部材の噛合面間に介在させるグリース等の潤滑剤の
外部への漏洩を防止することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明
するに、図1には本発明に係る開閉支持装置を採用して
開閉扉を支持した観音開き式冷蔵庫の一例が示されてい
る。当該観音開き式冷蔵庫(以下単に冷蔵庫ということ
がある)は、上側の両開閉扉および下側の両開閉扉を全
て閉鎖した正面の状態を示すもので、全ての開閉扉を正
面側(手前)へ回動することにより開放することができ
るとともに、背面側(後方)へ回動することにより閉鎖
することができるものである。
【0030】当該冷蔵庫は上下2段の冷蔵室を備えたも
ので、図1および図2に示すように、庫本体11はその
上部および下部にそれぞれ正面開口部11a,11bを
備えているとともに、上側の正面開口部11aを開閉す
る開閉扉である一対の第1,第2扉12,13、および
下側の正面開口部11bを開閉する開閉扉である一対の
第1,第2扉14,15を備えている。
【0031】各第1扉12,14は、それらの基端部で
ある左側縁部にて庫本体11の各開口部11a,11b
の左側縁部に前後方向へ回動可能に支持されており、ま
た各第2扉13,15はそれらの基端部である右側縁部
にて庫本体11の各開口部11a,11bの右側縁部に
前後方向へ回動可能に支持されている。
【0032】第1扉12は、図2に示すように、下端部
にて本発明の一例に係る開閉支持装置20aにて支持さ
れ、かつ上端部にて公知のヒンジ装置20bにて支持さ
れている。なお、その他の各扉13〜15も第1扉12
と同様に開閉支持装置20aとヒンジ装置20bとによ
り支持されている。従って、以下の説明においては、全
ての扉12〜15の総称として開閉扉10aなる文言を
使用する。
【0033】当該冷蔵庫は、開閉扉10aを支持する開
閉支持装置20aとヒンジ装置20bの軸心が互いにず
れているオートクローズ方式のものであり、開閉扉10
aは開閉操作時には図2の2点鎖線で示す回動軸を中心
に回動し、開閉扉10aは開放状態においては回動軸の
傾斜角度に相当する角度だけ傾斜した状態にあって、開
放状態にある開閉扉10aは、その傾斜角度に起因する
わずかな回動力の作用にて、閉鎖方向へ漸次回動して閉
鎖するように構成されている。
【0034】開閉扉10aが閉鎖された状態では、開閉
扉10aの背面側の周縁部に沿って配設されているシー
ル部材が庫本体11の開口縁部に密接するとともに、開
閉扉10aの先端面側に側縁部に沿って配設されている
シール部材が互いに密接して、庫本体11の開口部が密
閉される。
【0035】しかして、開閉支持装置20aは、図3〜
図5に示すように、ヒンジプレート21、ヒンジピン2
2、第1カム部材23およびこれと一体の取付フランジ
24a、第2カム部材25およびこれと一体の取付フラ
ンジ24bにて構成されている。
【0036】ヒンジプレート21は、図3に示すよう
に、庫本体11の各開口部の下方縁部に取付けられるも
ので平板状を呈し、その先端側にはヒンジピン22が起
立状に固着されている。
【0037】第1カム部材23は、図4に拡大して示す
ように、取付フランジ24a上の先端部に一体的に形成
された円筒状のもので、上端側の噛合面には、凸部23
aおよび凹部23bが周方向に所定間隔を保持して3個
づつ形成されている。凸部23aおよび凹部23bは第
1傾斜カム面23cと第2傾斜カム面23dにて互いに
連結されているもので、凸部23aの頂部および凹部2
3bの底部は平坦面に形成されているとともに、各傾斜
カム面23c,23dは同一の傾斜角度に形成されてい
る。また、凸部23aと凹部23bは、周方向の幅が同
一寸法に形成されているとともに、内孔23eを中心と
する放射状に形成されている。内孔23eは、ヒンジピ
ン22がガタなく挿通する寸法に形成されている。
【0038】第1カム部材23はヒンジピン22に挿通
された状態でヒンジプレート21に重合されて、同ヒン
ジプレート21上に固定されており、凸部23a、凹部
23b、および傾斜カム面23c,23dが形成されて
いる噛合面を上方に向けて位置している。
【0039】第2カム部材25は、図5に拡大して示す
ように(但し図4の略0.7倍)、取付フランジ24b
の下面側の先端部に一体的に形成された円筒状のもの
で、下面側の噛合面には、凸部25aおよび凹部25b
が周方向に所定間隔を保持して3個づつ形成されてい
る。凸部25aおよび凹部25bは第1傾斜カム面25
cと第2傾斜カム面25dにて互いに連結されているも
ので、凸部25aの頂部および凹部25bの底部は平坦
面に形成されているとともに、各傾斜カム面25c,2
5dは同一の傾斜角度に形成されている。また、凸部2
5aと凹部25bは、周方向の幅が同一寸法に形成され
ているとともに、内孔25eを中心とする放射状に形成
されている。内孔25eは、ヒンジピン22がガタなく
挿通しかつ円滑に相対回転する寸法に形成されている。
【0040】第2カム部材25においては、凸部25
a、凹部25b、および傾斜カム面25c,25dが、
第1カム部材23の凸部23a、凹部23b、および傾
斜カム面23c,23dと略同一寸法に形成されてお
り、取付フランジ24bにて開閉扉10aの基端部の下
面に固定され、ヒンジピン22に挿通された状態で、そ
の噛合面が第1カム部材23の噛合面に噛合している。
【0041】図6は、当該開閉支持装置20aを使用し
て開閉扉10aを支持した状態における両カム部材2
3,25の噛合状態を示すもので、同図(a)は開閉扉
10aの開閉途中の噛合状態、同図(b)は開閉扉10
aの閉鎖時の噛合状態、同図(c)は開閉扉10aの最
大開放時における噛合状態をそれぞれ示している。
【0042】当該開閉支持装置20aにおいては、開閉
扉10aの閉鎖時には、第2カム部材25の凸部25a
が第1カム部材23の凹部23bに完全に噛合する直前
にあって、第2カム部材25の第1傾斜カム面25cが
第1カム部材23の第2傾斜カム面23dに噛合途中の
状態にあるように、両カム部材23,25が形成されて
いる。
【0043】かかる構成の開閉支持装置20aを採用し
て開閉扉10aを支持した冷蔵庫においては、開閉扉1
0aが閉鎖されている場合には、第2カム部材25の凸
部25aが図6(b)に示すように第1カム部材23の
凹部23bに噛合して、第1傾斜カム面25cを第1カ
ム部材23の第2傾斜カム面23dに噛合した状態にあ
る。
【0044】この閉鎖状態にある開閉扉20aを開放操
作すると、第2カム部材25は開閉扉10aと一体に回
転して、第2カム部材25の凸部25aは第1傾斜カム
面25cを第1カム部材23の第2傾斜カム面23dに
摺接しつつ同第2傾斜カム面23dを乗り越えて、同図
(a)に示すように第1カム部材23の凸部23aの平
坦面に達し、さらに同平坦面を摺接しつつ第1カム部材
23の他方の凹部23bに移動し、第2傾斜カム面25
dを第1カム部材23の第1傾斜カム面23cに噛合し
て摺接しつつ第1カム部材23の凹部23bに、同図
(c)に示すように噛合する。
【0045】この間、開閉扉10aは開放方向へ回動し
つつ両傾斜カム面の高さに相当する分だけ上昇し、その
上昇位置にてさらに開放方向へ回動した後、両傾斜カム
面の高さに相当する分下降して最大限開放される。
【0046】また、当該開閉支持装置20aにおいて
は、扉が最大限開放されている場合には、第2カム部材
25の凸部25aが第1カム部材23の凹部23bに図
6(c)に示す噛合状態にあり、開放状態にある開閉扉
10aを閉鎖操作すると、第2カム部材25は開閉扉1
0aと一体に上記とは逆方向へ回転して、第2カム部材
25の凸部25aは第2傾斜カム面25dを第1カム部
材23の凸部23aの第1傾斜カム面23cに摺接しつ
つ同第1傾斜カム面23cを乗り越えて第1カム部材2
3の凸部23aの平坦面に達し、さらに同平坦面を摺接
しつつ第1カム部材23の一方の凹部23bに移動し、
第1傾斜カム面25cを第1カム部材の第2傾斜カム面
23dに噛合して摺接しつつ第1カム部材23の一方の
凹部23bに噛合し、同図(b)に示す噛合状態とな
る。
【0047】この間、開閉扉10aは閉鎖方向へ回動し
つつ両傾斜カム面の高さに相当する分だけ上昇し、その
上昇位置にてさらに閉鎖方向へ回動した後、両傾斜カム
面の高さに相当する分下降し、この下降時の動作力が扉
の閉鎖方向への回動力として作用し、扉の閉鎖動作を助
勢する。この結果、開閉扉10aは確実に閉鎖されて収
納庫が密閉される。
【0048】ところで、当該開閉支持装置20aにおい
ては、図6(b)に示すように、両カム部材23,25
の両傾斜カム面23d,25cが互いに噛合して摺接途
中の状態にあるとき開閉扉20aが閉鎖状態になるよう
に構成されているため、開閉扉10aに対しては、閉鎖
した状態においてもなお閉鎖方向への回動力が作用した
状態にあり、この回動力が開閉扉10aを庫本体11の
開口縁部に押付るように作用し、開閉扉10aの閉鎖状
態を確実なものとする。
【0049】また、当該開閉支持装置20aにおいて
は、図6(c)に示すように、開閉扉10aの開放時に
第2カム部材25の凸部25aを第1カム部材23の他
方の凹部23bに噛合させるように構成されているた
め、最大限開放した開閉扉10aをそのままの状態に保
持することができ、冷蔵庫に対する収納品の出し入れ作
業を、開閉扉10aの開放状態を手で保持することなく
両手で行うことができて、冷蔵庫の使い勝手が極めてよ
くなる。
【0050】また、当該開閉支持装置20aにおいて
は、第2カム部材25の凸部25aが第1カム部材23
の各凹部23bに噛合するまでの間は、両カム部材2
3,25は凸部23a,25aの平坦面同士で摺接す
る。このため、この間では開閉扉10aの昇降が規制さ
れて開閉扉10aの過剰な昇降が防止されるとともに、
各カム部材23,25の噛合面の摩耗、損傷を軽減させ
ることができる。
【0051】また、当該開閉支持装置20aにおいて
は、第1カム部材23の凸部23aおよび凹部23bの
周方向の幅と、第2カム部材25の凸部25aおよび凹
部25bの周方向の幅を略同一寸法に形成しているた
め、各カム部材23,25の凸部23a,25aの摺動
部である平坦面を大きく形成し得て、平坦面における単
位面積当りの圧力を低減して、各カム部材23,25の
作動を円滑にし、かつ耐久性を向上させることができ
る。
【0052】また、当該開閉支持装置20aにおいて
は、両カム部材23,25の噛合面に、凸部23a,2
5aを挟んで位置する両凹部23b,25bからなる凹
凸部を1組として、同凹凸部の3組を周方向に均等に形
成しているため、同時に噛合する各傾斜カム面が3組と
なって各傾斜カム面の摺接圧力が周方向に分散され、両
カム部材23,25の作動を一層円滑に、かつ両カム部
材23,25の噛合面の摩耗、損傷を一層抑制すること
ができる。これらの作用効果は、各凹凸部をヒンジピン
22を中心とする放射状に形成することにより、効果的
に達成できる。
【0053】また、当該開閉支持装置においては、第1
カム部材23にヒンジプレート21に対する取付フラン
ジ24aを設けているとともに、第2カム部材25に開
閉扉10aに対する取付フランジ24bを設けているた
め、第1カム部材23の庫本体11側への取付け、およ
び第2カム部材25の開閉扉10a側への取付けを容易
にすることができる。
【0054】図7には、当該開閉支持装置20aにおけ
る両カム部材23,25の第1変形例が示されている。
当該変形例に係る両カム部材26,27においては、各
凸部26a,27aの第1傾斜カム面26cと第2傾斜
カム面27dが同一の傾斜角度に形成されているととも
に、各凸部26a,27aの第2傾斜カム面26dと第
1傾斜カム面27cが同一の傾斜角度に形成され、かつ
各凸部26a,27aの第2傾斜カム面26dと第1傾
斜カム面27cが第1傾斜カム面26cと第2傾斜カム
面27dに比較して大きい傾斜角度に形成されている。
【0055】従って、このような両カム部材26,27
を備えた開閉支持装置によれば、第1カム部材26の第
2傾斜カム面26dと第2カム部材27の第1傾斜カム
面27cが関与する開閉扉10aの開放操作時には開放
操作が若干重くなるが、第1傾斜カム面26cと第2傾
斜カム面27dが関与する開閉扉10aの閉鎖操作時に
は閉鎖操作が軽くなるとともに、開閉扉10aの閉鎖直
前に生じる閉鎖方向への回動力が大きくなって、開閉扉
10aの閉鎖を一層確実なものとする。
【0056】図8には、当該開閉支持装置20aにおけ
る両カム部材23,25の第2変形例が示されている。
当該変形例に係る両カム部材28,29は、形状の異な
る2種類の凸部28a,28b、29a,29bを備え
ている。両カム部材28,29における第1凸部28a
と第2凸部29b同志、および両カム部材28,29に
おける第2凸部28bと第1凸部29a同志は互いに同
一形状に形成されている。
【0057】第1カム部材28においては、第2凸部2
8bにおける第2傾斜カム面28fが略90度の角度に
形成されているとともに、この第2傾斜カム面28fを
除く全ての傾斜カム面28c〜28eは90度より小さ
い傾斜角度に形成されている。また、第2カム部材29
においては、第1凸部29aにおける第1傾斜カム面2
9cが略90度の角度に形成されているとともに、この
第1傾斜カム面29cを除く全ての傾斜カム面29d〜
29fは90度より小さい傾斜角度に形成されている。
【0058】従って、このような両カム部材28,29
を備えた開閉支持装置によれば、開閉扉10aの開放時
に噛合する第1カム部材28の第2凹部28gと第2カ
ム部材29の第1凸部29aにおける開閉扉10aの開
放方向側に噛合する傾斜カム面が、略90度の角度を有
する第2傾斜カム面28fと第1傾斜カム面29cとな
る。このため、開閉扉10aはこの噛合状態では、これ
以上開放方向へ回動させることはできず、特別の回動規
制機構を設けることなく、開閉扉10aの最大開放量を
所定量に規制することができる。
【0059】図9には、当該開閉支持装置20aの第1
変形例が示されている。当該変形例の開閉支持装置20
cにおいては、ヒンジプレート21の先端縁部が局部的
に凹所21aに形成されている。同凹所21aはヒンジ
ピン22を中心とする円弧状に形成されていて、各端部
に突出する突出縁部21b,21c内に位置していると
ともに、ヒンジプレート21に固定されている第1カム
部材23の外周に位置している。
【0060】一方、第2カム部材25には、その先端縁
に下方へ突出する突出片25fが形成されている。突出
片25fは、第2カム部材25が第1カム部材23に噛
合している状態においては、ヒンジプレート21の円弧
状凹所21aの外周に臨んでいて、両突出縁部21b,
21c間を回動可能である。
【0061】従って、当該開閉支持装置20cによれ
ば、開閉扉10aの開放操作により、第2カム部材25
に設けた突出片25fがヒンジプレート21の先端側の
突出縁部21bに当接してそれ以上の開放側への回動が
規制される。このため、ヒンジプレート21の円弧状凹
所21aおよび各突出縁部21b,21cと、突出片2
5fとが開閉扉10aの最大開放量を規制する回動規制
機構を構成する。当該回動規制機構は、開閉支持装置2
0cの構成部品の点数を増大させることなく簡単な構造
に構成することができる。
【0062】図10には、当該開閉支持装置20aの第
2変形例が示されている。当該開閉支持装置20dにお
いては、第1カム部材23と一体に形成されている取付
フランジ24a上に円筒状の筒部24cが設けられてい
て、同筒部24cの内部に第1カム部材23が形成され
ている。第1カム部材23の噛合面上には、ヒンジピン
22に挿通されてヒンジプレート21上に取付けられた
状態にてグリース等の潤滑剤が供給されていて、この上
の第2カム部材25が噛合している。
【0063】従って、当該開閉支持装置20dによれ
ば、両カム部材23,25の噛合面間に介在する潤滑剤
の外部への漏洩を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る開閉支持装置を採用して開閉扉を
支持した観音開き式冷蔵庫を示す正面図である。
【図2】同開閉扉の支持状態を示す図1の矢印2−2線
方向にみた縦断側面図である。
【図3】同開閉扉の下端側の支持状態を示す開閉支持装
置の側面図である。
【図4】同開閉支持装置を構成する第1カム部材の平面
図(a)、および矢印4方向から見た側面図(b)であ
る。
【図5】同開閉支持装置を構成する第2カム部材の底面
図(a)、および同側面図(b)である。
【図6】両カム部材の噛合状態における展開した部分縦
断面図であって、開閉扉が開閉途中にある場合(a)、
同開閉扉が閉鎖状態にある場合(b)、同開閉扉が開放
状態にある場合(c)の縦断面図である。
【図7】両カム部材の第1変形例を示す噛合状態におけ
る展開した部分縦断面である。
【図8】両カム部材の第2変形例を示す噛合状態におけ
る展開した部分縦断面図である。
【図9】開閉支持装置の第1変形例を示すもので、同開
閉支持装置を構成するヒンジプレートの斜視図(a)、
および同開閉支持装置の側面図(b)である。
【図10】開閉支持装置の第2変形例を示す縦断側面図
である。
【符号の説明】
10a…開閉扉、11…庫本体、11a,11b…正面
開口部、12,14…第1扉、13,15…第2扉、2
0a,20c,20d…開閉支持装置、20b…ヒンジ
装置、21…ヒンジプレート、21a…凹所、21b,
21c…突出縁部、22…ヒンジピン、23,26,2
8…第1カム部材、23a…凸部、23b…凹部、23
c,26c,28c,28e…第1傾斜カム面、23
d,26d,28d,28f…第2傾斜カム面、23e
…内孔、24a,24b…取付フランジ、24c…筒
部、25,27,29…第2カム部材、25a…凸部、
25b…凹部、25c,27c,29c,29e…第1
傾斜カム面、25d,27d,29d,29f…第2傾
斜カム面、25e…内孔、25f…突出片。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平7−190608(JP,A) 実開 昭63−66791(JP,U) 実開 昭61−140066(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05F 1/06 F25D 23/02 306

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】先端部に上方へ突出するヒンジピンを有し
    収納庫の開口部の側縁下端部に取付けられるヒンジプレ
    ートと、同ヒンジプレート上にて前記ヒンジピンに挿通
    された状態で固定されて同ヒンジピンの外周に位置する
    第1カム部材と、前記収納庫の開口部を開閉する扉の側
    縁下端部に固定されて前記ヒンジピンに挿通された状態
    で前記第1カム部材に噛合する第2カム部材を備えて、
    前記扉の側縁下端部を前記収納庫の開口部の側縁下端部
    に開閉可能に支持し、前記扉を、前記両カム部材の相対
    回転により、開放操作時には上昇させるとともに閉鎖操
    作時には下降させて同扉の閉鎖動作を助勢する形式の開
    閉支持装置であり、前記第1カム部材の噛合面上方へ
    延びる傾斜カム面を有する段付き形状に形成され、か
    つ、前記第2カム部材の噛合面下方へ延びて前記第1
    カム部材の傾斜カム面に噛合する傾斜カム面を有する段
    付き形状に形成されていて、これら両傾斜カム面は、
    いに噛合して摺接途中の状態にあるとき前記扉が閉鎖状
    態になるように設定されていることを特徴とする扉の開
    閉支持装置。
  2. 【請求項2】先端部に上方へ突出するヒンジピンを有し
    収納庫の開口部の側縁下端部に取付けられるヒンジプレ
    ートと、同ヒンジプレート上にて前記ヒンジピンに挿通
    された状態で固定されて同ヒンジピンの外周に位置する
    第1カム部材と、前記収納庫の開口部を開閉する扉の側
    縁下端部に固定されて前記ヒンジピンに挿通された状態
    で前記第1カム部材に噛合する第2カム部材を備えて、
    前記扉の側縁下端部を前記収納庫の開口部の側縁下端部
    に開閉可能に支持し、前記扉を、前記両カム部材の相対
    回転により、開放操作時には上昇させるとともに閉鎖操
    作時には下降させて同扉の閉鎖動作を助勢する形式の開
    閉支持装置であり、前記第1カム部材の噛合面、上下
    方向へ延びる第1傾斜カム面、同第1傾斜カム面の先端
    から水平状に延びる平坦面、同平坦面の先端から上下方
    向へ延びる第2傾斜カム面からなる凸部および同凸部を
    挟んで位置する2つの凹部を有する凹凸形状に形成
    れ、かつ、前記第2カム部材の噛合面、上下方向へ延
    びる第1傾斜カム面、同第1傾斜カム面の先端から水平
    状に延びる平坦面、同平坦面の先端から上下方向へ延び
    る第2傾斜カム面からなる凸部および同凸部を挟んで位
    置する2つの凹部を有する凹凸形状に形成されていて
    これら両カム部材の各凹部および凸部が互いに噛合する
    ように構成されていることを特徴とする扉の開閉支持装
    置。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の開閉支持装置において、
    前記扉の閉鎖操作時、前記第1カム部材の凸部の第2傾
    斜カム面と前記第2カム部材の凸部の第1傾斜カム面
    は、互いに噛合して摺接途中の状態にあるとき前記扉が
    閉鎖状態になるように設定されていることを特徴とする
    扉の開閉支持装置。
  4. 【請求項4】請求項2に記載の開閉支持装置において、
    前記第1カム部材の凸部および凹部の周方向の幅と、前
    記第2カム部材の凹部および凸部の周方向の幅が略同一
    寸法に設定されていることを特徴とする扉の開閉支持装
    置。
  5. 【請求項5】請求項2に記載の開閉支持装置において、
    前記扉の閉鎖時に噛合する前記第1カム部材の凹部と前
    記第2カム部材の凸部における前記扉の閉鎖直前に噛合
    する側の傾斜カム面の傾斜角度、他の傾斜カム面の傾
    斜角度より大きく設定されていることを特徴とする扉の
    開閉支持装置。
  6. 【請求項6】請求項2に記載の扉の開閉支持装置におい
    て、前記扉の開放時に噛合する前記第1カム部材の凹部
    と前記第2カム部材の凸部における前記扉の開放方向に
    噛合する側の傾斜カム面を90度またはこれに近い角度
    に設定したことを特徴とする扉の開閉支持装置。
  7. 【請求項7】請求項2、3、4、5または6に記載の扉
    の開閉支持装置において、前記両カム部材の噛合面に
    は、前記凸部および同凸部を挟んで位置する前記両凹部
    からなる凹凸部を1組として、同凹凸部の複数組が周方
    向に均等に形成されていることを特徴とする扉の開閉支
    持装置。
  8. 【請求項8】請求項2、3、4、5、6または7に記載
    の扉の開閉支持装置において、前記凹凸部が前記ヒンジ
    ピンを中心とする放射状に形成されていることを特徴と
    する扉の開閉支持装置。
  9. 【請求項9】請求項1、2、3、4、5、6、7または
    8に記載の扉の開閉支持装置において、前記第1カム部
    材に前記ヒンジプレートに対する取付け用のフランジ
    が設けられ、かつ、前記第2カム部材に前記扉に対す
    る取付け用のフランジが設けられていることを特徴とす
    る扉の開閉支持装置。
  10. 【請求項10】請求項1、2、3、4、5、6、7また
    は8に記載の扉の開閉支持装置において、前記ヒンジプ
    レートの先端縁に、前記ヒンジピンを中心として前記
    第1カム部材の外周に位置する所定長さの円弧状部と、
    同円弧状部の各端部にて外側へ突出する突出部が設けら
    れ、かつ、前記第2のカム部材外周には、前記ヒンジ
    プレートの先端縁における前記円弧状部の外周に臨み前
    記各突出部に係合可能な係合部が設けらていて、これら
    円弧部および両端部と係合部が、前記ヒンジプレートと
    前記第2のカム部材間に前記扉の最大開放量を規制する
    開放規制機構を形成していることを特徴とする扉の開閉
    支持装置。
  11. 【請求項11】請求項1、2、3、4、5、6、7また
    は8に記載の扉の開閉支持装置において、前記第1カム
    部材の外周に、前記第2カム部材を収容する筒部設け
    られていることを特徴とする扉の開閉支持装置。
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