JP3420723B2 - エンジンブロックの軸受サドル補強インサート - Google Patents
エンジンブロックの軸受サドル補強インサートInfo
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Description
の強度と疲労耐性とを効果的に向上するとともに軸受サ
ドルの全歪を減少する、エンジンブロックの軸受サドル
部に配置される補強インサートに関するものである。
の爆発行程時にエンジンブロック内に大量の歪を生じさ
せる高いシリンダ圧を生じる。この歪は、ピストンに連
結されたクランクシャフトに曲げ荷重を誘発し、その結
果として、クランクシャフトの軸受にも曲げ荷重を誘発
する。一般に、エンジンブロックは、圧力誘発歪に耐え
られる鋳鉄などの鉄鋼材で形成されている。しかしなが
ら、パワー密度すなわちエンジン重量1ポンド当たりが
出力する馬力を有利に増大するために、エンジンブロッ
クを、鋳鉄ではなく、アルミ合金などの低密度材料から
形成する場合がある。アルミニウムやアルミ合金は軽量
であるという利点を有するが、鋳鉄よりも強度が劣ると
いう欠点がある。また、アルミ合金は鋳鉄と比べて、弾
性係数が比較的に小さく、すなわち剛性が劣り、その結
果、過度のたわみと歪の増加を生じて不都合である。歪
の増加により、クランクシャフトおよび関連軸受に対し
て容認できないほど高い曲げ荷重が加わることが分かっ
ている。更に、鋳鉄ブロックは、特定の高荷重適用下で
容認できないほどのたわみを受けることが分かってい
る。
わった荷重は、次に、クランクシャフトをエンジンブロ
ックに固定されている主軸受キャップに伝達される。主
軸受キャップは、一般に、軸受サドルに形成されたネジ
部によってエンジンブロックにボルト留めされている。
主軸受キャップに加わる力は軸受サドルのネジ部に疲労
亀裂を生じるほどの大きさを有することがあり、特にネ
ジ部がアルミニウムのエンジンブロックまたは他の低密
度材料に形成されている場合には、それによってエンジ
ンの故障を生じる可能性がある。このように、主軸受キ
ャップをエンジンブロックに固定するときの組付け荷重
が高く、主軸受をブロックに対してネジ付きキャップス
クリュで連結した場合の爆発行程時の応力が大量である
頑丈なディーゼルエンジンでは、キャップスクリュの穴
を形成する軸受サドル部にアルミ合金が存在することは
望ましくない。また、鋳鉄ブロックの応力耐性を向上す
る必要も依然としてある。
るために、軸受サドルに硬質補強部材を配置して主軸受
キャップスクリュ用の更に確実な固定具を提供しようと
する試みがなされた。ボルトン(Bolton)他による米国特
許第4,643,145号には、ねじ部への損傷を受け
にくく且つエンジンのクランクシャフトが生じる力を軽
減するようにクランクシャフトの軸受キャップボルトを
受入れるねじ込みボスを有する鉄系補強部材を含む補強
方法のようなものが開示されている。鉄系補強部材はア
ルミニウムブロックに流し込まれ、アルミ鋳造によって
所定位置に機械的に保持される。鉄系補強部材とアルミ
ニウムブロックは、実質的に等しい熱膨張係数を有する
ように選択され、それによって膨張差に起因する問題を
克服している。しかしながら、実質的に等しい熱膨張率
を要求することにより、鉄系補強部材に利用される材料
の利用可能性に制限が課せられる。また、補強部材とア
ルミニウムの間の機械的連結部は、本来的に、明らかな
表面間の界面不連続を含む。軸受キャップボルトから補
強部材に加わる重荷重は得てして表面間の不連続を増大
し、それによって補強部材とアルミニウムブロックとの
間の機械的接合状態が弱くなる。
1,529号には、アルミニウムエンジンブロックの軸
受サドル部内に、クランクシャフトの軸受を支持するよ
うに配置される別の鉄系インサートが開示されている。
この開示例では、主軸受キャップは、鉄系インサートに
係合する主軸受キャップボルトによって鉄系インサート
に取付けられている。エンジンブロックを鋳造する鋳型
の中に鉄系インサートを入れ、溶融状態のアルミニウム
をこの鉄系インサートの周りに注ぐ。表面が完全に稠密
にならないように鉄粉を使用して鉄系インサートを形成
し、それによって溶融状態のアルミニウムをインサート
の構造の穴に流入させ、インサートをエンジンブロック
に固定する。しかしながら、鉄系インサートをアルミニ
ウムエンジンブロックに取付けるこの方法は、ボルトン
他の米国特許第4,643,145号で形成される結合
部と同様な機械的接合部を鉄系インサートとエンジンブ
ロックとの間に形成するものである。繰り返すが、この
種の機械的結合は、軸受キャップボルトからインサート
に加えられる重荷重の作用を受けると弱化する傾向があ
る。
70,087号には、軽量複合材料から形成された成形
クランクケースを含む複合エンジンと金属の軸受インサ
ートとが相互結合されている更に別のタイプの軸受サド
ル補強部材が開示されている。この金属インサートは、
クランクシャフトの軸受と金属インサートとが接するよ
うに軸受キャップに取付けられる。しかしながら金属イ
ンサートを成形クランクケースに取り付け且つ軸受キャ
ップに正確に位置合わせして軸受と係合させることは製
作公差のために困難である。従って、金属インサートと
軸受キャップおよび軸受とを確実に適正に位置合わせさ
せるようにインサートの周囲に成形クランクケースを形
成する場合、不必要に高度な精度が要求される。
の接合を向上して、より大きな構造一体性を実現しよう
という試みもあった。例えば、ジョースタッド(Jorsta
d)他による米国特許第5,333,668号には、亜鉛
などの金属接合材料によってインサートを被覆してから
アルミニウムエンジンブロックを鋳造し、エンジンのシ
リンダーライナインサートとこのインサートの周囲に成
形されるアルミニウムエンジンブロックとを冶金学的に
接合するプロセスが開示されている。その後、溶融状態
のアルミニウム材料と、インサートを被覆している接合
材料とが冶金学的に接合される。ジョースタッド等は、
より連続的に接合することによってシリンダーライナイ
ンサートからエンジンブロックへより効果的に熱伝導を
行なわせるために、シリンダーライナインサートとエン
ジンブロックとの間に冶金学的接合を施した。また、ア
ルミニウムエンジンブロックのシリンダ内に耐摩耗性を
与えるためにシリンダーライナインサートが利用されて
いるが、このインサートは、頑丈なディーゼルエンジン
のエンジンブロックの軸受サドル部で経験されるような
大きな垂直荷重を受けるものではない。前述の内容に鑑
みて、高エンジン負荷時においても接合状態を保持でき
る優れた接合を補強部材とエンジンブロックとの間に備
えていて、エンジンブロックの軸受サドル部内に配置さ
れる補強部材の必要があることは明白である。また、エ
ンジンブロックの主軸受サドル部の高応力領域内でエン
ジンブロックによって選択的に補強できる優れた接合部
を有する硬質補強部材の必要もある。
技術に関わる前述の欠点を克服することである。
軸受サドル部の高応力領域を補強するように選択的に配
置されるエンジンブロック用の軸受サドル補強インサー
トを提供することである。
ク内に延びて、主軸受キャップをエンジンブロックに取
付ける主軸受キャップスクリュと係合するように配置さ
れるエンジンブロック用の軸受サドル補強インサートを
提供することである。
スクリュによってインサートに加えられる荷重に起因す
る疲労亀裂を防止できる十分な強度を有する軸受サドル
補強インサートを提供することである。
時に接合を維持できる冶金学的接合を補強インサートと
エンジンブロックとの間に有するエンジンブロックの軸
受サドル補強インサートを提供することである。
受けているときのエンジンブロックの全たわみを減少す
るために、エンジンブロックの他の部分を形成している
材料よりも弾性係数が高い材料で形成した軸受サドル補
強インサートを提供することである。
エンジンブロックに提供するとともにエンジンに所定の
多方向に追加剛性を提供するように、所定の幾何形状を
有する軸受サドル補強インサートを提供することであ
る。本発明の更に別の目的は、比較的に安価で製造が簡
単な補強軸受サドル部を有するエンジンブロックを提供
することである。
は、エンジンブロックの材料より高い弾性係数を有する
材料で補強インサートが形成されている、エンジンブロ
ックの軸受サドル補強インサートを提供することによっ
て達成される。補強インサートは、エンジンクランクシ
ャフトの位置に隣接するエンジンブロックの軸受サドル
部内に配置される。補強インサートは、クランクシャフ
トを所定の位置に保持するために主軸受キャップをエン
ジンブロックに取付ける主軸受キャップスクリュを受入
れるように位置を与えられる。補強インサートは、エン
ジンブロックに取付けられるクランクシャフトに隣接す
るエンジンブロック内の最下部に沿って延びる下面を含
んでいる。また、補強インサートは、互いに平行でない
平面に沿って延びる第1および第2の直線的側面も含ん
でいる。
て、補強インサートは一体式部品として形成されてエン
ジンの軸受サドル部に場所打ち(cast-in-place)され、
そして補強インサートの周囲に鋳鉄またはアルミニウム
などのエンジンブロック材料が流し込まれる。補強イン
サートをその所望位置に更にしっかりと固定するため
に、補強インサートのまわりにエンジンブロック材料を
流し込むときにエンジンブロック材料と冶金学的接合を
形成する接合材料を、補強インサートに更に被覆しても
よい。所定の幾何学形状を有する補強インサートが形成
され、エンジンブロックが受ける応力に逆らう多方向
に、エンジンブロックに最適な強度および剛性が追加さ
れる。エンジンブロックの一部は、補強インサートの下
面とクランクシャフトを囲む主軸受シェルとの間に延び
ることが好ましい。しかしながら、補強インサートは主
軸受シェルに直接に当接するように配置されてもよい。
同様に、エンジンブロックの一部が補強インサートの下
面と主軸受キャップとの間に延び、補強インサートが主
軸受キャップに直接に接触するように配置されてもよ
い。補強インサートは、主軸受キャップをエンジンブロ
ックに取付ける主軸受キャップスクリュを受入れる少な
くとも1つのねじ孔を含んでいる。補強インサートの直
線的側面は互いに傾斜され、補強インサートに下面方向
に加えられる移動変位力に耐えられるようにエンジンブ
ロックとより強く機械的に接合させるために、傾斜して
いる直線的側面が補強インサートの下面から遠ざかるに
つれて補強インサートの幅が広くなるようにしてもよ
い。また、エンジンブロックに対するその機械的接合を
更に支援するために補強インサートの表面に溝を形成し
てもよく、そこで補強インサートの周囲にエンジンブロ
ックを鋳造するとエンジンブロック材料がその溝を埋め
る。
サートは、エンジンブロックの軸受サドル部に形成され
たボア(穴)内に配置される複数の円筒状補強インサー
トを含む。円筒状補強インサートのそれぞれは、エンジ
ンブロック内に形成された個々のボア内に配置され、エ
ンジンブロックの主軸受キャップとの係合部から上方向
に延びている。インサートは別々に形成されており、こ
の円筒状補強インサートとクランクシャフトを囲む主軸
受シェルとの間にエンジンブロックの一部が延びてい
る。円筒状補強インサートは、エンジンブロックに冶金
学的に接合される接合材料で被覆されている。円筒状補
強インサートは、互いに平行でない軸に沿って延在して
いる。円筒状補強インサートは主軸受キャップをエンジ
ンブロックに取付ける主軸受キャップスクリュを受入れ
るねじ孔を含んでおり、円筒状補強インサートの下面が
主軸受キャップの隣接部に当接する。このねじ孔は、イ
ンサートをエンジンブロックに接合した後にインサート
に切削加工してもよい。これらの円筒状インサートもま
た場所打ちしてもよい。
面を参照に説明する。まず、図1を参照すると、エンジ
ンブロック10の1つの交差壁(transverse wall)のク
ランクシャフトの軸受サドル部すなわちスカントリング
(scantling)13内に補強インサート12を配置させた
エンジンブロック10が記載されている。エンジンブロ
ック10は一般に複数の交差壁を含んでいる。交差壁は
それぞれが軸受サドル部を有し、エンジンブロックに支
持されているクランクシャフトの長さ方向に間隔をおい
た位置に配置されている。図示されているのは1つの交
差壁13だけであるが、本発明のインサートのデザイン
は、エンジンブロックのいずれかまたは全部の交差壁の
軸受サドル部に適用できることが理解されるべきであ
る。
増加するために、補強インサート12は、高強度で疲労
耐性のある材料で形成される。アルミ合金は、その高強
度のためにこれまでエンジンブロックを形成するために
使用されてきた鋳鉄よりも弾性係数が低いので、アルミ
合金で形成されたエンジンブロックはエンジンシリンダ
内の爆発行程時に垂直方向の伸張度または移動偏位度が
大きくなりがちである。また、鋳鉄のエンジンブロック
も容認し得ないレベルの垂直方向伸張を受けたり、過度
の応力による疲労亀裂が生じる場合がある。従って、補
強されていないエンジンブロックと比較してエンジンブ
ロックの全たわみを減少するために、補強インサート1
2は、エンジンブロック材料よりも高い弾性係数を有す
る材料で形成される。例えば、アルミニウムまたはアル
ミ合金のエンジンブロックは、アルミニウムよりも大き
な弾性係数を有する鋼、ステンレス鋼、ねずみ鋳鉄(gra
yiron)、延性鉄(ductile iron)、または金属マトリック
ス複合材などの他の材料から形成されたインサートによ
って補強してもよい。また、鋳鉄のエンジンブロック
は、ねずみ鋳鉄よりも大きな弾性係数を有する鋼、ステ
ンレス鋼、または金属合金などの他の材料で形成された
インサートによって補強してもよい。エンジンブロック
のたわみを減少することにより、クランクシャフトおよ
び個々の軸受に対する容認しえない曲げ荷重が防止され
る。
シャフトがエンジンブロック10に固定される場所に隣
接したエンジンブロック10の内部に配置される。エン
ジンブロック10は、クランクシャフトを収容するよう
に形成された半円形部14を含んでおり、また、補強イ
ンサート12は、半円形部14に隣接する領域に半円形
部16を同様に有している。補強インサート12は、互
いに平行でない平面に沿って延びている対向する直線的
側面18aと18bとを含んでいる。補強インサート1
2はシリンダーボア20の下に位置するように図示され
ているが、補強インサート12はクランクシャフトの長
さに沿ってエンジンブロック10内の任意の交差壁13
に配置できる。
複雑な幾何学形状を持った補強インサート12を形成す
ることが好ましい。エンジンブロック10が受ける応力
に耐えられる最適な強度と剛性とを、補強インサート1
2の形状によってエンジンブロックの所望方向に与え
る。直線的側面18aと18bとは互いに傾斜してお
り、下面22の方向に補強インサートに加えられる移動
変位力に耐えて、エンジンブロック10とより強く機械
的に接合させるために、直線的側面18aと18bとが
下面22から遠ざかるにつれて補強インサートの幅が広
くなることが好ましい。
強インサート12は、一体式材料片として形成され、エ
ンジンの軸受サドル部に場所打ちされ、そして補強イン
サート12の周囲にエンジンブロック材料が流し込まれ
る。補強インサートをその所望位置に更にしっかりと固
定するために、エンジンブロック材料が補強インサート
の周囲に流し込まれたときにエンジンブロック材料との
冶金学的接合部を形成できる亜鉛、亜鉛合金、ニッケ
ル、銀、銅−ろう(copper-brazing)合金、または他の材
料といった接合材料によって補強インサートを更に被覆
してもよい。溶融状態のエンジンブロック材料、すなわ
ちアルミニウムまたは鋳鉄を、補強インサート12を囲
むように型に注ぐと、溶融状態のエンジンブロック材料
と補強インサート12を被覆している接合材料とが組み
合わさって冶金学的接合部を形成する。また、エンジン
ブロックへの機械的接合を向上するために補強インサー
ト12の外面に溝を形成してもよい。これにより、補強
インサートの周囲にエンジンブロック材料が流し込まれ
ると溶融状態のアルミニウム材料が溝を埋める。
の軸受サドル部の下に延在するクランクシャフトに隣接
し且つ直線的側面18aと18bの間に延びる下面22
を含んでいる。エンジンブロック10の一部は、図2に
示すように、補強インサート12の下面22と、クラン
クシャフトを囲む主軸受シェル24との間に延びている
ことが好ましい。補強インサート12の下面22と、主
軸受シェル24および主軸受キャップ26との間にエン
ジンブロック10の一部を形成することにより、エンジ
ンブロック10の型をばらつきなく正確に形成できるの
で、エンジンブロック10の形成時にエンジンブロック
10と他の構成要素との間に正確な嵌合関係を首尾一貫
して達成できる。しかしながら、別の選択肢として、補
強インサートは、耐摩耗性を更に高めるために、主軸受
シェル24に直接に当接するように配置してもよいこと
を理解されたい。同様に、別の選択肢として、補強イン
サートは主軸受キャップ26に直接に接触するように配
置してもよい。
下面22に形成された一対のねじ孔28を含んでいる。
このねじ孔28は、半円形部16の両側に形成されてい
る。ねじ孔28のそれぞれは、主軸受キャップ26をエ
ンジンブロック10に取付ける主軸受キャップスクリュ
30を受入れる。主軸受キャップスクリュ30は、エン
ジンブロック10の、補強インサート12の下面22の
下の部分に孔28と整列させて形成された孔32を貫い
て延びている。爆発工程による点火負荷は、クランクシ
ャフトを介して主軸受キャップ26に伝達され、次いで
主軸受キャップスクリュ30に伝達されるので、このこ
とは、エンジンブロック10との螺合に起因する疲労亀
裂を防止するのに必要な高さの強度および疲労耐性を与
えるように主軸受キャップスクリュ30を補強インサー
ト12に螺合するのに好都合である。その中で、補強イ
ンサート12のねじ部は、損傷、摩耗、または摩損をも
受けにくく、従って、キャップスクリュ30における連
結状態の弱化を防止し、それにより、エンジン動作を通
じて主軸受キャップ26とクランクシャフトの確実な取
付を保証する更なる強度を提供する。
10の軸受サドル部の応力を最大限に減少するように、
また、エンジンブロック10の可変形状をも考慮しなが
ら形成される。図1と図2に示されているように、補強
インサート12は、補強インサート12が下面22から
遠ざかるにつれて幅が広くなるように形成されており、
その形状により、補強インサート12がエンジンブロッ
ク10内の所定の位置からずれないように防止するのを
助けている。また、補強インサート12は、上面36に
向かって延びるにつれて補強インサート12を徐々に狭
くする曲線部34aと34bとを含んでいる。この曲線
部34aと34bは、エンジンブロック10の幅減少と
エンジンブロック10に作られている通路とに対応する
ように形成されている。
力を減少するとともに移動変位を受けにくいように、エ
ンジンブロック10との間に強い接合部を形成する更に
別の補強インサートを図3に示す。補強インサート37
は、補強インサート37が互いに開離するようにではな
く接近するように下面22から延びる、傾斜している直
線的側面38aおよび38bを含んでいる点を除き、第
1の実施態様の補強インサート12によく似ている。従
って、図3に示されるように、補強インサート37は、
上面36に向かって延びるにつれてその幅が狭くなる。
この“A”形は、最も強化および硬化する必要がある軸
受サドルの領域にのみインサート部材を配置するととも
に、ボア39を設けるインサート部材を成す。その結
果、この“A”形デザインは、図1および図2の実施態
様に比べてエンジンブロックの重量を減少できる。
が、エンジンブロック10の軸受サドル部に形成された
ボア42内に配置されている複数の円筒状補強インサー
ト40を含んでいる、本発明の更に別の好適実施態様が
記載されている。円筒状補強インサート40のそれぞれ
は、エンジンブロック10内に形成された個々のボア4
2内に配置され、エンジンブロック10の、主軸受キャ
ップ26との係合部44から上方向に延びている。ボア
42は、円筒状補強インサート40と、主軸受シェル2
4と隣接するエンジンブロック10に形成された半円形
部14との間にエンジンブロック10の一部を延ばせる
ように形成されている。エンジンブロック10を鋳造し
た後、エンジンブロック10にボア42を穴開けし、円
筒状補強インサート40をボア42内に配置する。ある
いは、ボア42はブロック10に鋳造してもよい。円筒
状補強インサート40は、加熱によってエンジンブロッ
ク材料との冶金学的接合部を形成する接合材料で被覆さ
れる。これにより、補強インサート40は個々のボア4
2に固定される。円筒状補強インサート40は、インサ
ートの下面48から上方向に角度をなして延びている中
央軸に沿って配置されている。インサート40は、エン
ジンブロックの上部に向かって互いに接近しながら非平
行に延びていることが好ましい。この配置角度は、下向
きに作用する荷重力に逆らってインサート40を固定
し、それによって接合部の損傷または弱化を防止するの
に役立つ。円筒状補強インサート40のそれぞれは、主
軸受キャップ26をエンジンブロック10に取付ける主
軸受キャップスクリュ30を受入れるねじ孔46を含ん
でいる。ねじ孔46は、インサートを所定の位置に接合
した後にインサートに切削されることが好ましい。円筒
状補強インサート40のそれぞれの下面48は、主軸受
キャップの隣接部に当接している。本発明の更に別の実
施態様において、円筒状補強インサート40は場所打ち
することも可能である。これにより、ボア42に穴開け
する必要が無くなる。
り、エンジンブロック10の軸受サドル部が最適に補強
され、当該領域に更なる垂直方向の剛性および強度が与
えられる。円筒状補強インサート40のこの長さは、当
該領域の全歪を減少することによってエンジンブロック
10のたわみを減少する。先述した実施態様と同様に、
円筒状補強インサート40は、補強されていないエンジ
ンブロックと比較してエンジンブロックの全たわみを減
少するために、エンジンブロック材料の弾性係数よりも
高い弾性係数を有する、高強度で疲労耐性のある材料で
形成されている。当該実施態様は、既存エンジンの軸受
サドルに補強インサート40を後付けできるという点が
特に有利である。必要垂直補強部材を提供するだけの長
さを有しつつ、エンジンブロック10の形状に対応する
ために、円筒状補強インサート40は、図4に示すよう
に互いに傾斜させてもよい。円筒状補強インサート40
と孔42とは、図5に示すように、円筒状補強インサー
ト40の下面近くに、より大きな径の部分が存在するよ
うに、複数の直径を有するように形成されてもよい。よ
り大きな直径d1は、孔46を形成でき且つ主軸受キャ
ップスクリュ30を効果的に支持できる十分な体積の材
料を提供する。円筒状補強インサート40の直径は面4
8から遠ざかるにつれて減少し、直径d2という、より
小さな直径部を形成する。交差壁13の上部に形成する
径を小さくすることにより、円筒状補強インサート40
は交差壁13の中に十分な距離にわたって延びることが
でき、エンジンブロックに計画されている既存通路や形
状を妨害せずに、必要な更なる垂直剛性および強度を提
供することができる。前述の内容から分かるように、本
発明により形成される軸受サドル補強インサートは、エ
ンジンブロックの強度と剛性を選択的に増加して、エン
ジン負荷を受けるときのエンジンブロックの全たわみを
減少するために、エンジンブロックの他の部分を形成し
ている材料よりも高い弾性係数を有する材料から形成さ
れた軸受サドル補強インサートを提供する。また、本発
明による軸受サドル補強を形成することにより、所定の
幾何学形状を有する補強インサートを、エンジンブロッ
クに最適な接合表面を提供するとともに、更なる剛性お
よび強度をエンジンに多方向に与えるように形成でき
る。
サドル部に配置された一体式補強インサート有するエン
ジンブロックの断面図である。
エンジンブロックおよび補強インサートの断面図であ
る。
軸受サドル部に配置された一体式補強インサートを有す
るエンジンブロックの断面図である。
受サドル部に配置された複数の補強インサート有するエ
ンジンブロックの断面図である。
ートの代替実施態様の断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 中央軸に沿って延在するエンジンのクラ
ンクシャフトを支持するようになされているエンジンブ
ロックであって、 前記クランクシャフトを支持するための軸受サドル部を
それぞれ含んでいる複数の交差壁と、 前記軸受サドル部に複数配置され、前記エンジンブロッ
クの材料の弾性係数よりも高い弾性係数を有する材料で
形成されており、前記軸受サドル部に形成された個々の
ボア内の中心軸の一方の側に位置する第1の補強インサ
ートと、前記軸受サドル部に形成された個々のボア内の
中心軸の反対側に位置する、前記第1の補強インサート
から離れた第2のインサートとを含んでおり、前記第1
及び第2の補強インサートのそれぞれが前記エンジンブ
ロックの前記材料に冶金学的に接合される円筒部を含み
且つ主軸受キャップをエンジンブロックに取付ける主軸
受キャップスクリュを受入れるねじ孔を含み、前記第1
及び第2の補強インサートは略円筒形をしており、互い
に平行でない別個の軸に沿って前記エンジンブロックの
上部に向かって互いに接近しながら延在する補強インサ
ートと、 を有しているエンジンブロック。 - 【請求項2】 前記第1及び第2の円筒形補強インサー
トは、第1の直径を有する第1の円筒部と、前記第1の
直径よりも小さな第2の直径を有する第2の円筒部とを
含んでいる請求項1に記載のエンジンブロック。 - 【請求項3】 前記軸受サドル部は下面を有し、前記第
1及び第2の補強インサートは互いに接近するように前
記下面から延在する請求項1に記載のエンジンブロッ
ク。 - 【請求項4】 前記エンジンブロックの材料は鋳鉄であ
り、前記インサート材料は鋼、ステンレス鋼、および金
属合金のうちいずれかである請求項1に記載のエンジン
ブロック。 - 【請求項5】 前記エンジンブロックの材料はアルミニ
ウム及びアルミニウム合金のいずれか一方であり、前記
インサート材料は、鋼、ステンレス鋼、ねずみ鋳鉄、延
性鉄、および金属マトリックス複合材のうちいずれかで
ある請求項1に記載のエンジンブロック。
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