JP3419633B2 - 積層式棚 - Google Patents

積層式棚

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JP3419633B2
JP3419633B2 JP21340696A JP21340696A JP3419633B2 JP 3419633 B2 JP3419633 B2 JP 3419633B2 JP 21340696 A JP21340696 A JP 21340696A JP 21340696 A JP21340696 A JP 21340696A JP 3419633 B2 JP3419633 B2 JP 3419633B2
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邦雄 宮崎
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、下層に積層式の固
定棚を形成し、上層に下層の固定棚の梁を利用して走行
自在に保持される移動式棚を形成した、積層式棚に関す
るものである。 【0002】 【従来の技術】例えば、ラックハウスあるいは図書館な
どに利用される棚装置として、建築費の低廉化、あるい
は、空間を有効利用するために、固定棚の支柱を利用し
て主梁、副梁、鋼板等で上層に床を形成し、この床上に
順次棚を組み立てていく形式の棚、即ち、積層式棚が知
られている。このような積層式棚の例を図4ないし図7
に示す。図4ないし図7において、地面又は建物の床面
80上には、複数の棚装置51が一定の間隔をおいて設
置されている。棚装置51は、単柱式の棚装置であり、
一方向に連続配置された複数の支柱、各支柱どうしを接
続する中間床70、支柱の両側に設けられた取り外し可
能な棚板等から構成されている。なお、棚装置51は単
柱式であるため単体では一方向に倒れてしまう危険性が
ある。したがって、各棚装置51は、複数の棚装置51
どうしを、中間床70で接続することにより、倒れるこ
となく床面80上に載置されている。図4に示す例で
は、棚装置51は、床面80上に16台、2行8列とな
るように均等な間隔で並べて配置されている。 【0003】上記棚装置51の上方に設けられた中間床
70上には、梁の上にレール組90が設けられており、
レール組90上に複数の棚装置52が設けられている。
レール組90上の複数の棚装置52の大半はレール組9
0上を移動可能な移動棚であるが、レール組90の長さ
方向の中央部には固定タイプの棚装置53が設けられて
いる。この固定タイプの棚装置53は他の移動可能な棚
装置52が過剰に動作するのを防止するストッパの役割
を果たしている。なお、図5では、上層への入り口57
から見て左右両側に2組の棚装置群が設けられている。
各棚装置群は、それぞれ18個の棚装置52と、5つの
レール組90から構成されている。ユーザーは、棚装置
群を構成する18個の棚装置52のうち、所定の棚装置
52を間口面(物品出入口)に直交する方向に移動させ
て棚装置52と棚装置52の間に隙間、即ち、通路を形
成し、この通路から物品の出し入れができるようになっ
ている。 【0004】次に、上記積層式棚において下層に構成さ
れる棚装置51(以下「固定棚51」という)と、上層
に積層された棚装置52(以下「移動棚52」という)
の間の中間床70の構成について詳細に説明する。図
8、図9において、図示しない床面上には均等な間隔で
支柱85が設けられている。各支柱85は角筒状となっ
ており、正面側と背面側には上下方向に均一な間隔で複
数の止め孔105が設けられている。また、各支柱85
は、正面と背面の止め孔105が設けられた部分を除い
て、例えば繊維混入けい酸カルシウム板等からなる耐火
被覆86により覆われている。 【0005】上記支柱85を、複数個、止め孔105の
形成面を正面、あるいは、背面に位置させて横方向に並
べることにより、固定棚51の骨格部が構成されてい
る。固定棚51の骨格部には棚部100が取り付けられ
て完結した固定棚51が構成されている。棚部100
は、棚板111と、棚板111の両サイドに設けられた
棚受110、110とから構成されている。棚受110
は図示しない突起を有しており、この突起を支柱85の
正面、あるいは、背面に設けられた止め孔105に挿入
して係合させることにより取り付けられ、一対の棚受1
10によって棚板111の両端部が支持されている。止
め孔105は支柱85の長手方向に複数設けられている
ため、棚受111の図示しない突起と係合する止め孔1
05を別の止め孔105に変更することにより、棚部1
00の位置や、棚板111と別の棚板111との間の空
間を自由に調整できるようになっている。 【0006】上記固定棚51は、前述したように、単柱
式の固定棚51であるため、単独では安定度を欠き転倒
を招いてしまう。したがって、固定棚51は、間口面と
直交する方向に複数の固定棚51を並べて配置し、各固
定棚51の支柱85の上部や、この部分に対して組み付
けられる梁82等の部材で中間床70を構成し、この中
間床70で複数の固定棚51を接続固定することによ
り、各固定棚51が転倒しないように配置されている。
以下、中間床70、即ち、下側の固定棚51と上側の移
動棚52の間の部分の構成について説明する。 【0007】図9において、支柱85の上端部は耐火被
覆86の上面よりも上方に突出している。この、支柱8
5の上端部には梁受け金具84が取り付けられている。
梁受け金具84は、箱状で、下側に開口部を有してい
る。支柱85の上端部に梁受け金具84の開口部を嵌め
込むとともに、梁受け金具84の天井面を支柱85の上
端面に当接させることにより、支柱85に梁受け金具8
4が取り付けられている。また、梁受け金具84の背面
側からはボルト94が挿入されている。ボルト94の先
端部は、支柱85を貫通すると共に梁受け金具84の正
面の壁部を貫通して正面に突出している。ボルト94の
正面側から突出した先端部にはナット112がねじ込ま
れ、ボルト94に対してナット112を締め付けること
により、支柱85の上端部に梁受け金具84が固定され
ている。 【0008】梁受け金具84には梁82が取り付けられ
ている。梁82は、断面形状がハット型の長尺材で、両
側壁部には外側に折り曲げ形成された庇状の突出部82
a、82aを有している。梁82は、梁受け金具84の
上面及び両側面に沿うような形態で取り付けられてい
る。また、梁82は紙面と直交する方向に延びており、
しかも、両側壁部には複数の床材113が取り付けられ
ている。 【0009】床材113は、鋼板などからなり、横断面
が角張ったC字形の長尺材で、側壁の下部から内部側に
突出した庇状の突出部113aを有しており、この突出
部113aの下端面に後述する耐火・断熱材97の上面
が当接されている。梁82の内部から、梁82の壁部、
及び、隣接する床材113の壁部を貫通するボルト93
を挿入すると共に、床材113の内部側でボルト93の
先端部にナット83をねじ込むことにより、床材113
と梁82とが連結固定されている。なお、床材113と
梁82の高さ寸法は略同じになるように予め設定されて
いるため、床材113の上面と、梁82の上面との間に
は凹凸がなく、フラットとなっている。 【0010】床材113の下面、即ち、突出部113a
の下面には耐火・断熱材97が敷きつめられている。ま
た、耐火・断熱材97の下面には耐火・断熱材98が敷
きつめられている。この耐火・断熱材97、98によ
り、下部耐火断熱材が構成されている。また、耐火・断
熱材97、98は、支柱85の上端部と対応する位置に
支柱85の上端部と略同じ形状の孔が形成されており、
この孔が支柱85の上端部に嵌め込まれている。さら
に、耐火・断熱材98の下面側からはタッピンネジ12
0がねじ込まれている。タッピンネジ120の先端部
は、耐火・断熱材98、97、床材113の突出部11
3aを貫通して床材113の内部空間に突出している。
このため、耐火・断熱材97、98、床材113は、タ
ッピンネジ120によって一体に固定されている。 【0011】フラットとなった床材113や梁82の上
面には耐火・断熱材87が敷きつめられており、耐火・
断熱材87の上面にはさらに耐火・断熱材88が敷きつ
められている。耐火・断熱材87、88より、上部耐火
断熱材が構成されている。耐火・断熱材88上で、か
つ、梁82と重なる位置には、移動棚52のレール組9
0が敷設されている。レール組90は、互いに向き合う
ように折曲形成された庇状の突出部90a、90aを有
するレール受け99を有してなり、レール受け99の突
出部90a、90aの間の部分は開口している。また、
レール受け99の底部にはレール81が敷設されてい
る。レール81は、レール受け99の幅方向中央に位置
しており、上記突出部90a、90aの間の開口部から
レール81の上端部が覗いている。レール組90を形成
することによって生ずる出っ張りをなくすために、耐火
・断熱材88上で、かつ、レール組90を除いた部分に
は板材89が敷きつめられている。板材89側からはタ
ッピンネジ121がねじ込まれると共に、タッピンネジ
121の先端部は耐火・断熱材88、87、床材113
の上面を貫通して床材113の内部空間内に突出してい
る。このため、耐火・断熱材87、88、板材89はタ
ッピングネジ121により、床材113に対して一体に
固定されている。 【0012】以上のような下部耐火断熱材である耐火・
断熱材97、98、床材113、上部耐火断熱材である
耐火・断熱材87、88、板材89、支柱85、耐火被
膜86、梁受け金具84、梁82等の各部材から、中間
床70が形成され、下層の固定棚51と上層の移動棚5
2とが中間床70によって区分されている。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】上記従来の積層式棚
は、図書館などにおいて、燃えやすい本や書類等を保管
するのに使用されることが多い。したがって、上層ある
いは下層の何れかから出火した場合に、火が別の層に移
って燃え広がるのを防止するため、中間床70には十分
な厚さの耐火・断熱材(上部耐火断熱材「耐火・断熱材
87、88」と下部耐火断熱材「耐火・断熱材97、9
8」)を設けている。しかし、これによって、中間床7
0の厚みが増大してしまい、下層の固定棚51のスペー
ス、あるいは、上層の移動棚52のスペースが狭くなる
という難点があった。また、板材89を全面に敷きつめ
る必要があり、製造コストがアップしていた。 【0014】本発明は以上のような従来技術の問題点を
解消するためになされたもので、十分な耐火・断熱効果
を有しながら、各層のスペースを広くすることができる
積層式棚を提供することを目的とする。 【0015】 【課題を解決するための手段】本発明は、上層と下層に
分けて配置された棚装置と上層と下層の棚装置の間に設
けられた中間床とを有し、下層の棚装置は複数の支柱及
び支柱をつなぐ梁を有する固定棚であり、上層の棚装置
は中間床上で梁と重なる位置に設けられたレールに沿っ
て移動する移動棚である積層式棚であって、中間床上に
は耐火断熱材が所定の厚さで敷きつめられ、レールは上
記耐火断熱材を掘り下げて敷設され、梁とレールの間に
は別の耐火断熱材が付加されて耐火断熱材の厚さが確保
されていることを特徴とする。 【0016】 【発明の実施の形態】以下、本発明にかかる積層式棚の
実施の形態について図面を参照しながら説明する。な
お、積層式棚の基本構成は、前述した従来技術と略同じ
であるため、ここでは説明を省略し、上層と下層に設け
られた移動棚と固定棚の間の中間床の構成について重点
的に説明する。 【0017】図1において、図示しない床面上には均等
な間隔で複数の支柱5が設けられている。各支柱5は角
筒状となっており、正面側と背面側には均一な間隔で止
め孔5aが設けられている。また、各支柱5は、正面と
背面の止め孔5aが設けられた部分を除いて、例えば繊
維混入けい酸カルシウム板等からなる耐火被覆6により
覆われている。 【0018】上記支柱5を、複数個、しかも、止め孔5
aの形成面を正面、あるいは、背面に位置させて横方向
に並べることにより、固定棚の骨格部が構成されてい
る。固定棚の骨格部には棚部20が取り付けられて完結
した固定棚が構成されている。棚部20は、棚板20a
と、棚板20aの両サイドに設けられた棚受20b、2
0bとから構成されている。棚受20bは、図示しない
突起を有しており、この突起を支柱5の正面、あるい
は、背面に設けられた止め孔5aに挿入して係合させる
ことにより取り付けられ、一対の棚受20bによって棚
板20aが支持されている。また、止め孔5aは支柱5
の長手方向に複数設けられているため、棚受20bの図
示しない突起と係合する止め孔5aを別の止め孔5aに
変更することにより、棚部20の位置や、棚板20aと
上下に隣接する別の棚板20aとの間の空間を自由に調
整できるようになっている。 【0019】上記固定棚は、単柱式の固定棚であるた
め、単独では安定度を欠き転倒を招いてしまう。したが
って、固定棚は、間口面と直交する方向に複数の固定棚
を並べて配置し、各固定棚の支柱5の上部や、この部分
に対して組み付けられる梁2等の部材で中間床30を構
成し、この中間床30に複数の固定棚を接続することに
より、各固定棚と中間床30とが一体となった一種の構
築物が形成されている。以下、中間床30、即ち、下層
側の固定棚と上層側の移動棚の間を区分する部分の構成
について詳細に説明する。 【0020】図2、図3において、支柱5の上端部、即
ち、耐火被覆6より上方に突出した部分には梁受け金具
4が取り付けられている。梁受け金具4は、箱状で、下
側に開口部を有している。この開口部を支柱5の上端部
に嵌め込むと共に、梁受け金具4の天井面を支柱5の上
端面と当接させることにより、支柱5に梁受け金具4が
取り付けられている。また、梁受け金具4の背面側から
はボルト31が挿入されている。ボルト31の先端部
は、支柱5を貫通すると共に梁受け金具4の正面の壁部
を貫通して正面側に突出している。このボルト31の正
面側から突出した先端部にナット14がねじ込まれるこ
とにより、支柱5の上端部に梁受け金具4が固定されて
いる。 【0021】梁受け金具4には梁2が取り付けられてい
る。梁2は、断面形状がハット型の長尺材で、両側壁部
には外側に折り曲げ形成された庇状の突出部2a、2a
を有している。梁2は、梁受け金具4の上面及び両側面
に沿うような形態で取り付けられており、かつ、突出部
2a、2aの下端面には後述する耐火・断熱材17の上
面が当接されている。また、梁2は図2の紙面と直交す
る方向に延びている。 【0022】梁2の側部には複数の床材15が設けられ
ている。床材15は、鋼板などからなり、横断面が角張
ったC字形の長尺材で、側壁の下部から上面と平行に内
部側に突出した庇状の突出部15aを有しており、この
突出部15aの下面にも後述する耐火・断熱材17の上
面が当接されている。 【0023】床材15の、最も梁2側に位置する庇状の
突出部15aは、一部切り欠かれており、この切り欠か
れた部分に梁2の突出部2aが嵌まっている。また、床
材15の外側面と、梁2の外側面は互いに当接されてい
る。したがって、梁2の内部から、梁2の外側部、及
び、床材15の壁部を貫通するボルト13を挿入すると
共に、床材15の内部側でボルト13の先端部に対して
ナット3をねじ込むことにより、梁2と床材15は一体
に固定されている。なお、床材15と梁2の高さ寸法を
比較すると、梁2の高さ寸法が床材15の高さ寸法より
も低くなっていて、梁2の上方には凹部が生じている。
この梁2の上方に生じた凹部には耐火・断熱材7が設け
られ、この耐火・断熱材7を設けることにより、梁2及
び床材15の上側の部分には凹部が無くなり、フラット
となっている。 【0024】床材15の下面、即ち、突出部15aの下
面には、耐火・断熱材17が敷きつめられており、耐火
・断熱材17の下面には耐火・断熱材18が敷きつめら
れている。耐火・断熱材17、18の2層から、下部耐
火断熱材が構成されている。耐火・断熱材17、18
の、支柱5の上端部、即ち、耐火被覆6より上方に突出
した部分と対応する位置には、支柱5の上端部と略同一
形状の孔が形成されており、この孔に支柱5の上端部が
嵌まっている。また、耐火・断熱材18の下面側からタ
ッピンネジ12がねじ込まれると共に、タッピンネジ1
2は耐火・断熱材18、17、及び、庇状の突出部15
aを貫通して、床材15の内部空間に突出し、耐火・断
熱材18、17は、床材15に一体に固定されている。
このため、見かけ上、床材15は、耐火・断熱材17上
に梁2を除いた部分に敷きつめられたような形態となっ
ている。 【0025】床材15上と、梁2上に設けられた耐火・
断熱材7上には、別の耐火・断熱材8が敷きつめられて
いる。また、耐火・断熱材8上で、かつ、梁2と重なる
位置には、移動棚の移動を案内するレール組10が敷設
されている。レール組10には、幅方向両側部が互いに
向き合うように折曲形成された庇状の突出部25a、2
5aを有するレール受け25を有し、レール受け25の
上記突出部25a、25aの間の部分は開口している。
また、レール受け25の底部にはレール1が敷設されて
いる。レール1は、レール受け25の幅方向の中央に位
置しており、上記突出部25a、25aの間の開口部か
らレール1の上面が覗いている。 【0026】また、耐火・断熱材8上で、レール組10
を除いた部分には耐火・断熱材9が敷きつめられてい
る。このため、レール組10は、耐火・断熱材9を掘り
下げて敷設された形態となっている。さらに、レール組
10が耐火・断熱材9を掘り下げて敷設されたような形
態となっていることにより、レール組10を設けること
によって生ずる上方への出っ張りが最小限に押さえられ
ている。さらに、耐火・断熱材7、8、9より上部耐火
断熱材が構成されている。 【0027】さらに、上方に位置する耐火・断熱材9側
からタッピンネジ11が挿入されている。タッピンネジ
11は、耐火・断熱材9、8、床材15を貫通して、床
材15の内部空間に突出している。したがって、耐火・
断熱材9、8は、タッピンネジ11により床材15に対
して一体に固定されている。また、耐火・断熱材9、8
がタッピンネジ11で床材15に固定されることによ
り、耐火・断熱材7も梁2の上面側に押さえ付けられ、
一体に固定されている。耐火・断熱材9の上には図示さ
れない薄手の表面材を敷きつめてもよい。 【0028】上記耐火・断熱材17、18、床材11
5、耐火・断熱材7、8、9、支柱5、耐火被膜6、梁
受け金具4、梁2等の各部材から、中間床30が形成さ
れ、下層の固定棚と上層の移動棚とが中間床30によっ
て区分されている。 【0029】以上のような構成の積層式棚によれば、中
間床30上には耐火・断熱材8が所定の厚さで設けられ
ているとともに、レール組10は耐火・断熱材8上に敷
きつめられた耐火・断熱材9を掘り下げて敷設され、か
つ、梁2とレール組10の間には別の耐火・断熱材7が
付加されることにより、中間床30に設けられた耐火・
断熱材の厚さが全体に渡って一定に確保されているた
め、十分な耐火・断熱効果が得られる。また、レール組
10は、耐火・断熱材8上に敷きつめられた耐火・断熱
材9を掘り下げて敷設されているため、従来のように、
レール組10の周りに板材を設けてレール組10の突出
を補う必要がなくなり、板材が不要な分、製造コストの
低減に寄与できる。さらに、レール組10は、耐火・断
熱材8上に敷きつめられた耐火・断熱材9を掘り下げた
形で敷設されているため、中間床30全体の厚さ寸法を
小さくすることができ、下層に位置する固定棚の上方向
のスペース、あるいは、上層に位置する移動棚の上下方
向のスペースを広げることができる。 【0030】なお、上記実施の形態では、3つの耐火・
断熱材7、8、9を使用したが、中間床上の耐火・断熱
材の厚さが所定に保たれるのであれば、これに限られる
ものではない。例えば、2つの耐火・断熱材を使用して
よいし、1つの耐火・断熱材のみを使用してもよい。但
し、耐火・断熱材を3つ以下、即ち、2個あるいは1個
使用すると、耐火・断熱材は板状のままでは使用するこ
とができず、梁2の上部に生ずる凹部、あるいは、レー
ル組10が取り付けられる部分を考慮して、予め掘り下
げ加工を施しておく必要がある。 【0031】 【発明の効果】本発明によれば、中間床上には耐火断熱
材が所定の厚さで敷きつめられ、レールは耐火断熱材を
掘り下げて敷設され、梁とレールの間には別の耐火断熱
材が付加されて耐火断熱材の厚さが確保されているた
め、十分な耐火・断熱効果を得ることが可能となる。ま
た、レールは、耐火断熱材を掘り下げて敷設されている
ため、中間床の厚さ寸法を小さくすることができ、もっ
て、上記のように十分な耐火・断熱効果を得ながら、上
下に位置する移動棚と固定棚の上下方向の空間を広げる
ことが可能となる。さらに、レールは耐火断熱材を掘り
下げて敷設されているため、レールの周りに別の部材を
設けてレールの突出を補う必要がなくなり、この分、製
造コストを低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明にかかる積層式棚の実施の形態を示す要
部拡大正面図。 【図2】同上積層式棚の中間床の実施の形態を示す一部
断面正面図。 【図3】同上積層式棚の中間床の実施の形態を示す斜視
図。 【図4】従来の積層式棚の下層側の例を示す平面図。 【図5】従来の積層式棚の上層側の例を示す平面図。 【図6】従来の積層式棚の例を示す側面断面図。 【図7】従来の積層式棚の例を示す正面断面図。 【図8】従来の積層式棚の下層側の棚装置の例を示す正
面図。 【図9】従来の積層式棚の中間床の例を示す一部断面正
面図。 【符号の説明】 1 レール 2 梁 5 支柱 7 耐火断熱材 8 耐火断熱材 9 耐火断熱材 10 レール組 30 中間床
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A47B 63/00 502

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 上層と下層に分けて配置された棚装置
    と、上層と下層の棚装置の間に設けられた中間床とを有
    し、 上記下層の棚装置は、複数の支柱及び支柱をつなぐ梁を
    有する固定棚であり、 上記上層の棚装置は、上記中間床上で上記梁と重なる位
    置に設けられたレールに沿って移動する移動棚である積
    層式棚であって、 上記中間床上には耐火断熱材が所定の厚さで敷きつめら
    れ、 上記レールは上記耐火断熱材を掘り下げて敷設され、 上記梁と上記レールの間には別の耐火断熱材が付加され
    て耐火断熱材の厚さが確保されていることを特徴とする
    積層式棚。
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