JP3415119B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機

Info

Publication number
JP3415119B2
JP3415119B2 JP2000395575A JP2000395575A JP3415119B2 JP 3415119 B2 JP3415119 B2 JP 3415119B2 JP 2000395575 A JP2000395575 A JP 2000395575A JP 2000395575 A JP2000395575 A JP 2000395575A JP 3415119 B2 JP3415119 B2 JP 3415119B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ball
payout
game
unit
guidance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2000395575A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002191811A (ja
Inventor
紀志男 杉島
孝道 朱雀
圭史 森
Original Assignee
株式会社サンセイアールアンドディ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=18861019&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3415119(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by 株式会社サンセイアールアンドディ filed Critical 株式会社サンセイアールアンドディ
Priority to JP2000395575A priority Critical patent/JP3415119B2/ja
Publication of JP2002191811A publication Critical patent/JP2002191811A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3415119B2 publication Critical patent/JP3415119B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弾球遊技機に関
し、特には遊技機内の遊技球を強制的に排出する構造を
有する弾球遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ遊技機等の弾球遊技機に
は、払出用の遊技球を貯留する貯留タンクから誘導樋を
介して流下してきた遊技球を、貸球払出装置(貸球払出
手段)の球停止位置で一旦停止させておき、貸球払出操
作手段の払出操作(いわゆるCR機における球貸用カー
ドユニット等に球貸情報(払出可能遊技球情報)が記憶
されたカードを挿入して球貸ボタンを押すなど)によっ
て、所定数の遊技球(貸球)を払い出す構造になってい
るものが多い。なお、前記貸球払出装置においては、貸
球払出操作手段の一の払出操作に対して払い出される遊
技球の個数が単位貸球数(単位払出球数とも称される。
以下同じ。)として予め設定されている。
【0003】また、貸球の払出しに際して、前記払出装
置には、払い出す遊技球をカウントする払出遊技球検出
センサが設けられており、払出遊技球の個数が貸球払出
操作手段の払出操作回数に応じた個数(単位貸球数の整
数倍)になると遊技球の払出しを停止するようになって
いる。さらに、前記払出遊技球検出センサにおいて、払
出遊技球の個数が不足している場合にはエラーとなり、
エラー報知手段によりエラー報知したり、払出装置の動
作を停止させたりして、球不足による弊害が波及しない
ように構成されている。
【0004】また、このような弾球遊技機においては、
遊技機メーカーにおける検査(特に払出装置動作検査)
終了後や遊技店による故障メンテナンス時等に、遊技機
内の遊技球を全て抜き出さねばならない場合がある。前
記球抜き方法としては、払出装置より上流の誘導樋に誘
導切替部を設け、誘導切替手段の操作で遊技球を前記誘
導切替部から払出装置への誘導又は遊技機外へ連通する
球抜樋への誘導に切り替えられるようにしておき、前記
切り替えによって、誘導切替部より上流の遊技球を遊技
機外に排出させるものが一般的である。ところで、前記
誘導切替手段の操作では、誘導切替部から払出装置の球
停止位置までの間に残存する遊技球(残存遊技球)につ
いては排出することができない。
【0005】そのため、従来では、検査等の終了後に、
遊技中における貸球の払出操作と同様に前記球貸用カー
ドユニットにカードを挿入して球貸ボタンを押したり、
或いは貸球払出装置に遊技機外部から外部払出指令装置
を接続して操作することにより、前記球貸用カードユニ
ットにカードを挿入して球貸ボタンを1回押すのと同じ
払出指令を貸球払出装置に出力したりして払出装置を作
動させ、前記残存遊技球を単位貸球数ずつ(ここでは2
5球ずつ)抜き取っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の弾球遊技機においては、一の払出操作(払出
指令)に対する単位貸球数は予め設定されているため、
単位貸球数ずつ球抜きしていって最後に抜き出される
(払い出される)遊技球の数が前記単位貸球数以下とな
った場合には、前述した払出遊技球検出センサによって
払出遊技球の不足が検出されてエラーとなり、前記エラ
ー動作が発生してしまう。このようなエラー動作が発生
した場合、払出装置の停止状態を解除したり、払出装置
を強制的に作動させたり、エラー状態を解除したりする
等の面倒な作業が必要となり、球抜き作業に多大なる労
力を費していた。
【0007】本発明はこのような状況に鑑みなされたも
ので、合理的に遊技機内の遊技球の抜き取りができる弾
球遊技機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、請求項1の発
明は、払出用の遊技球を貯留する貯留タンクと、前記貯
留タンクから遊技球を流下させる誘導樋と、前記誘導樋
を流下してきた遊技球を球停止位置で一旦停止させ、貸
球払出操作手段の一の払出操作に対して予め設定された
遊技球の払出個数を単位貸球数として、遊技球を払い出
す貸球払出手段と、前記誘導樋を流下してきた遊技球
を、前記貸球払出手段より上流の誘導樋に設けられた誘
導切替部で、前記貸球払出手段への誘導又は誘導切替部
より上流の遊技球を強制的に排出する球抜樋への誘導に
切り替える誘導切替手段とを有する弾球遊技機におい
て、前記誘導切替手段により遊技球の誘導が球抜樋への
誘導に切り替えられて誘導切替部より上流の遊技球が排
出された際に、前記誘導切替部から貸球払出手段の球停
止位置までの間に残存する残球遊技球数が、前記単位貸
球数の整数倍のみとなるように構成されたことを特徴と
する。
【0009】また、請求項2の発明は、請求項1におい
て、整数倍が1倍であることを特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、請求項1において、整
数倍が2倍以上であることを特徴とする。
【0011】請求項4の発明は、請求項1ないし3のい
ずれかにおいて、貸球払出手段が賞球払出手段を兼ね、
賞球払出条件が成立した場合には、前記貸球払出手段よ
り賞品球を払い出すことを特徴とする。
【0012】請求項5の発明は、請求項1ないし4のい
ずれかにおいて、貸球払出操作手段は、貸球払出手段に
接続され、記憶媒体の払出可能遊技球情報を読み込むと
共に、前記記憶媒体に払出可能遊技球情報がありかつ一
の払出操作がなされた場合に貸球払出手段に単位貸球数
の遊技球の払出指令を出力する記憶媒体読取ユニットか
らなり、該記憶媒体読取ユニットの払出指令により前記
貸球払出手段に遊技球の払出動作を行わせることを特徴
とする。
【0013】請求項6の発明は、請求項1ないし5のい
ずれかにおいて、貸球払出手段に遊技機外部から外部払
出指令装置を接続し、該外部払出指令装置から一の払出
指令を出力する毎に、前記貸球払出手段に単位貸球数の
遊技球の払出動作を行わせるようになっていることを特
徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下添付の図面に基づき本発明の
好適な実施形態を説明する。図1は本発明の一実施例に
係る遊技機全体の正面図、図2は同遊技機の遊技盤の正
面図、図3は同遊技機の遊技盤の裏面図、図4は同遊技
機の制御系を簡略に示すブロック図、図5は同遊技機全
体の裏面図、図6は同遊技機の裏機構板を示す図、図7
は裏機構における誘導切替部付近を示す図、図8は裏機
構板に設けられるケースレールの分解斜視図、図9は誘
導切替手段の構造を示す斜視図、図10は誘導切替手段
による球抜き時を示す図、図11は貸球払出装置を示す
図、図12は貸球払出装置の分解斜視図、図13は賞球
払出装置を示す図、図14は賞球払出装置の分解斜視図
である。
【0015】図1ないし図5に示す弾球遊技機は、この
発明の一実施例に係るパチンコ遊技機1である。このパ
チンコ遊技機1は、枠体2の内側に遊技盤3が着脱交換
可能に収容されており、その遊技盤3の縁に遊技球の外
側ガイドレール4及び内側ガイドレール5が略円形に立
設され、前記内側ガイドレール5によって囲まれた遊技
領域6に、遊技球の入賞可能な入賞口等が設けられてい
る。この実施例では、前記遊技盤3の遊技領域6に、次
に説明するような複数の入賞口が設けられている。
【0016】まず、遊技領域6の中心線上に設けられた
表示装置9の下方に、上側第1種始動入賞口10及び普
通電動役物で可動片11a,11bを有する下側第1種
始動入賞口11、特別電動役物である大入賞口15が配
設されており、その下方にはアウト口17が配設されて
いる。また、上方両側にはランプ風車18a,18b、
その下方に普通図柄変動開始用左ゲート19及び普通図
柄変動開始用右ゲート21、その下方に風車22a,2
2bが設けられており、その下方に左袖入賞口23と右
袖入賞口25が配設され、さらには前記大入賞口15の
両側に左落とし入賞口27と右落とし入賞口29が配設
されている。
【0017】また、前記遊技機1の前面側には、遊技状
態を報知するランプ表示器35、払い出された遊技球を
受けるための上側球受け皿36、該上側球受け皿36の
飽和時に遊技球を受けるための下側球受け皿37、遊技
者による操作ハンドル92の発射操作に応じて遊技球を
遊技領域6に向けて弾発発射する発射装置91等がそれ
ぞれ組み付けられている。
【0018】前記発射装置91は、図1及び図5から理
解されるように、操作レバー92と、該操作レバー92
の操作により駆動する発射モータ93と、該発射モータ
93の駆動により間欠的に揺動して遊技球を弾発発射す
る打球杆94とを有している。前記発射装置91により
発射された発射球は、前記遊技盤面に立設された外側誘
導レール4と内側誘導レール5間で構成される発射球誘
導路を介して遊技領域6に誘導されるようになってい
る。前記発射球誘導路により遊技領域6に誘導された遊
技球は、転動しつつ下方へ落下し、前記各入賞口に入賞
するか、或いは何処にも入賞しなければ前記アウト口1
7から遊技盤3の裏側へ排出されるように構成される。
【0019】また、この実施例の弾球遊技機1には、貸
球の払出しを行う際に遊技者等が操作する貸球払出操作
手段として、図1に示すような記憶媒体読取ユニット
(ここでは、球貸用カードユニット)170が設けられ
ている。そして、球貸情報(払出可能遊技球情報)が記
憶されたカード(記憶媒体)を球貸用カードユニット1
70のカード挿入口171に挿入すると、カードに記憶
されている球貸情報を読み込み、上側球受け皿36の前
方端部に設けられた球貸操作部172の度数表示器17
3に度数等で球貸情報を表示するようになっている。な
お、球貸操作部172には、他に、貸球の払出しを行う
際に使用する球貸出ボタン174、遊技者が遊技を中止
したいとき等に操作してカード挿入口171からカード
を排出させるカード返却ボタン175も設けられてい
る。
【0020】また、球貸用カードユニット170には端
数設定スイッチ176が設けられており、遊技球(貸
球)の払出端数が100円分、500円分、1000円
分の3段階に設定可能となっている。例えば、前記端数
設定スイッチ176が100円分に設定されている場合
には、球貸操作部172の球貸出ボタン174の1回の
操作で単位貸球数の1倍数の遊技球を払い出す払出指令
が後述する貸球払出装置(貸球払出手段)140に出力
され、500円分と設定されている場合には、球貸出ボ
タン174の1回の操作で単位貸球数の5倍数の遊技球
を払い出す払出指令が貸球払出手段140に出力される
というように、100円分毎に単位貸球数の遊技球を払
い出す払出指令が出力される。なお、この実施例では、
貸球払出手段140の単位貸球数は25個となってい
る。
【0021】なお、遊技機メーカーにおける検査(特に
払出装置動作検査)終了後や遊技店による故障メンテナ
ンス時等に、遊技機内の遊技球を全て抜き出す際には、
遊技中と同様に前記貸球払出操作手段170にカード等
の記憶媒体を挿入してボタン等を操作することによって
球抜きを行う他に、抜き取り作業専用の記憶媒体を作製
して用いたり、次に示すように、カード等の記録媒体を
用いることなく球抜きを行えるようにしたりしてもよ
い。
【0022】すなわち、この実施例では、図4に示すよ
うに、貸球払出手段140に遊技機外部から外部払出指
令装置180が接続可能になっている。外部払出指令装
置180は、前記カードユニット170から出力される
払出指令と同様の信号を発生可能な払出信号出力部と払
出信号出力部より払出指令を出力するための操作部とに
より構成されている。この外部払出指令装置180を球
抜き作業時のみ貸球払出手段140に接続して(ここで
は図5に示す払出制御基板118のカードインターフェ
イス接続部122を介して接続するようになってい
る。)外部払出指令装置180の操作部を操作(例えば
ボタンを押す等)することにより、単位貸球数の遊技球
を払い出す一の払出指令が出力され、その指令を受けた
貸球払出手段140が25個(単位貸球数)の遊技球を
払い出すように構成されている。なお、外部払出指令装
置180には、単位貸球数の整数倍を選択できるセレク
トボタン等を設けておき、例えば1倍を選べば、操作部
を1回操作するだけで単位貸球数の1倍数の遊技球(2
5個)を払い出す信号を出力でき、2倍を選べば、操作
部を1回操作するだけで単位貸球数の2倍数(50個)
の遊技球を払い出す信号を出力できるようにしておいて
もよい。
【0023】図中の表示装置9において、符号41は数
字,アルファベット,記号或いは絵(キャラクタ)等の
図柄を変動表示及び停止表示(最終的に確定停止表示す
る前の仮停止表示を含む、以下同じ)可能な普通図柄表
示装置、43は同じく特別図柄表示装置、45は普通図
柄表示装置41の7セグメントLED等からなる普通図
柄表示部、47はLED等からなる普通図柄変動数記憶
表示器、49は表示装置9の窓枠部、50は特別図柄表
示装置43の液晶表示器(TFT−LCDモジュール)
等からなる画像表示部、51はLED等からなる特別図
柄変動数記憶表示器である。この実施例の前記画像表示
部50の表示画面は、横に並ぶ3つの表示領域に分割さ
れており、各表示領域で判定結果表示用の特別図柄がそ
れぞれ変動表示及び停止表示可能とされている。また、
前記画像表示部50には、前記特別図柄に加えて背景画
像(キャラクタ,背景,文字等を含む。)が表示される
こともあり、該背景画像が特別図柄の変動開始等の所定
条件に起因して変動表示可能となっている場合もある。
【0024】さらに、大入賞口15に関して符号61は
開閉板、63は特定領域入賞口であり、また、符号38
は上側球受け皿36に遊技球を払い出す遊技球払出口で
ある。なお、前記特別図柄表示装置43については、画
像表示部50が前記したように液晶表示器に限られるも
のではなく、LED、EL、CRTやその他発光体で構
成されていてもよい。
【0025】前記遊技盤3の背面(裏面)には、入賞口
への遊技球の入賞を検出する検出スイッチ等が設けられ
ている。この実施例では、図3に示すように、検出スイ
ッチが各入賞口に対してそれぞれ設けられている。例え
ば、前記左袖入賞口23と右袖入賞口25の入賞球を検
出する左袖入賞口用検出スイッチ78と右袖入賞口用検
出スイッチ79、前記左落とし入賞口27と右落とし入
賞口29の入賞球を検出する左落とし入賞口用検出スイ
ッチ81と右落とし入賞口用スイッチ82が、それぞれ
対応する遊技盤背面に設けられている。
【0026】また、前記第1種始動入賞口10,11に
入賞した球を検出する特別図柄変動開始スイッチ(始動
入賞口センサ)55a,55bが入賞球用通路に設けら
れており、該入賞球の検出によって前記特別図柄表示装
置43の図柄変動を開始するようになっている。さら
に、前記遊技盤3の大入賞口15の背面側には、前記特
定領域入賞口63への入賞球を検出する特定入賞球検出
スイッチ(特定領域センサ)65が設けられ、該入賞球
の検出により大入賞口15を再度開ける継続権利が成立
するようにされている。また、大入賞口15内の略中央
には、前記大入賞口15に入賞し、かつ前記特定領域入
賞口63に入賞しなかった入賞球を検出する入賞球数カ
ウントスイッチ(カウントセンサ)67が設けられてい
る。前記各入賞口への遊技球の入賞を各検出スイッチが
検出すると、後述する賞球払出装置160によって、入
賞球数に応じた所定数の賞品球が払い出されるようにな
っている。
【0027】前記した検出スイッチの他に遊技盤背面に
設けられているものとしては、前記下側第1種始動入賞
口11の可動片11a,11bを開閉する第1種始動入
賞口用ソレノイド53と、前記大入賞口15の開閉板6
1を開閉する大入賞口ソレノイド59、前記特定領域入
賞口63の開閉扉(図示せず)を所定条件時に開閉する
ための特定領域開放用ソレノイド64、前記普通図柄変
動開始用左ゲート19及び普通図柄変動開始用右ゲート
21を通過する遊技球を検出する普通図柄変動開始スイ
ッチ56,57等がある。
【0028】なお、該普通図柄変動開始スイッチ56,
57で両ゲート19,21を通過する遊技球を検出する
ことによって、前記普通図柄表示装置41の図柄変動を
開始させるようになっている。そして、前記普通図柄表
示装置41の普通図柄表示部45において図柄変動した
後に確定表示された図柄が予め設定されている特定の図
柄であった場合には、小当たり(普通図柄当たり)とな
り、前記下側第1種始動入賞口11のの可動片11a,
11bの拡開開放を所定時間行うようになっている。
【0029】前記大入賞口15の作動について説明すれ
ば、前記第1種始動入賞口10,11に遊技球が入賞
し、特別図柄変動開始スイッチ55a,55bによって
入賞球が検出されると、前記特別図柄表示装置43の画
像表示部50の各表示領域で特別図柄の変動を開始す
る。そして、所定時間変動後、予め設定された順で特別
図柄が変動停止して、停止図柄の組合せが確定表示され
る。なお、図柄変動パターン等によっては、特別図柄の
確定表示以前に、いわゆるリーチ状態となったり、いわ
ゆるリーチ予告、当たり予告等が行われたりすることが
ある。
【0030】そして、前記確定表示された停止図柄の組
合せが、予め決められた特定の大当たり図柄組合せ、例
えば、同一図柄の組合せからなる通称ぞろ目であると、
大当たり状態(特別遊技状態)に移行する。大当たり状
態になると、前記大入賞口15の開閉板61が開いて遊
技領域6表面を落下してくる遊技球を受け止め、大入賞
口15内へ入賞可能にし、該大入賞口15への入賞があ
ると、所定数の遊技球が賞品球として払い出される。
【0031】前記普通図柄表示装置41及び特別図柄表
示装置43における図柄変動の制御は、図4に示す主制
御回路121及び該回路121と前記表示装置9とを接
続する表示制御回路125によって行われる。
【0032】前記主制御回路(主制御基板)121は、
CPU,RAM,ROM,複数のカウンタを備えたコン
ピュータと、該コンピュータと表示制御回路125等を
結ぶ入出力回路と、前記コンピュータと大入賞口15に
接続される中継回路等を結ぶ入出力回路等で構成され
る。前記CPUは、制御部,演算部,各種カウンタ,各
種レジスタ,各種フラグ等を備え、演算制御を行う他、
大当たりの発生確率や小当たり(下側第1種始動入賞口
11の拡開開放を行う普通図柄当たり)の発生確率を定
める乱数等も生成している。また、前記RAMは、特別
図柄変動開始スイッチ55a,55bの検出信号及び普
通図柄変動開始スイッチ56,57の検出信号用の記憶
領域,CPUで生成される各種乱数値用の記憶領域,各
種データを一時的に記憶する記憶領域やフラグ,CPU
の作業領域を備えている。さらに、前記ROMには、遊
技上の制御プログラムや制御データが書き込まれている
他、大当たり及び小当たりの判定値等が書き込まれてい
る。
【0033】また、前記表示制御回路125は、CP
U,RAM,ROMを備えたコンピュータと、該コンピ
ュータと前記主制御回路121を結ぶ入力回路と、前記
コンピュータと普通図柄表示装置41及び特別図柄表示
装置43を結ぶ出力回路等で構成される。前記CPU
は、内部に制御部,演算部,各種カウンタ,各種レジス
タ,各種フラグ等を有し演算制御を行うようになってい
る。また、前記RAMは、各種データの記憶領域と前記
CPUによる作業領域等を有している。さらに、前記R
OMには、前記画像表示部50への表示データや各種表
示プログラム等の図柄データが書き込まれている。
【0034】前記遊技機1の裏側には、図5に示すよう
な裏機構を備えており、払出用の遊技球を溜める貯留タ
ンク101、誘導樋95、貸球払出装置(貸球払出手
段)140、賞球払出装置(賞球払出手段)160、払
出制御基板(払出制御回路)118等が配設された裏機
構板100を有している。なお、図5中の符号103は
枠用外部出力端子、104は枠用外部出力端子基板、1
05は枠飾りランプ中継基板、106は受電基板、10
7は空切り防止スイッチ(球切れ検知スイッチ)、10
8は空切り防止スイッチ基板(球切れ検知スイッチ基
板)、109は盤面用外部出力端子、110は盤面用外
部出力基板、111は中央カバー、112は音声制御基
板、113はフォト分配基板、114は電源基板、11
5はランプ制御基板、116はエラー表示部、117は
ミドルプレート、119は発射装置制御基板、120は
下基板ベース、121は主制御基板、122はカードイ
ンターフェイス接続部、123,124は電源プラグで
ある。
【0035】前記裏機構のうち、特に遊技球の払出しに
関して、図6ないし14を用いて説明する。図6の裏機
構板100に示すように、弾球遊技機の設置島から供給
された払出用の遊技球は、まず、裏機構板100に配設
されている遊技球の貯留タンク101に貯留される。貯
留タンク101には誘導樋95と連通する連通口が設け
られており、遊技球が誘導樋95に流れるようになって
いる。誘導樋95は、前記貯留タンク101から流れて
きた遊技球を貸球払出装置(貸球払出手段)140及び
賞球払出装置160に誘導するものであり、この実施例
では、貯留タンク101の連通口に一端が接続されるタ
ンクレール102と、該タンクレール102の他端に一
端が接続されて他端が貸球払出装置140及び賞球払出
装置160に至るケースレール130との2部材で構成
されている。また、この実施例の誘導樋95は、遊技球
を効率よく誘導できるように、タンクレール102内部
分では、平行に配列された3列の樋で構成されており、
各列の樋内で遊技球が1列になってケースレール130
へ流下するようになっている。そして、この実施例で
は、前記3列の誘導樋95は、ケースレール内130で
1列の貸球払出用誘導樋95aと2列の賞球払出用誘導
樋95bとに振り分けられている。なお、誘導樋95は
タンクレール102とケースレール130の2部材から
なっていなくてもよく、1部材又は3部材以上からなっ
ていてもよい。タンクレール102及びケースレール1
30を流下してきた遊技球は、後述する誘導切替部96
の上を通り、空切り防止スイッチ107を経て、貸球払
出装置(貸球払出手段)140又は賞球払出装置160
に達する。
【0036】前記貸球払出装置(貸球払出手段)140
は、図11の上面図(a)、正面図(b)、右側面図
(c)及び図12に示すように、上端がケースレールの
貸球払出用誘導樋95aと通じ、下端が図示しない払出
通路を介して遊技球払出口38に通じる遊技球通路15
1を内部に有し、該遊技球通路151の途中を回動可能
な貸球ストッパー147で開閉するようにされるととも
に、払出遊技球の数を払出遊技球検出センサー145で
検出するものであって、次の構成部品よりなる。すなわ
ち、前記遊技球通路151の形成された貸球ケース本体
141と、該貸球ケース本体141に蓋をするように組
み合わされる貸球本体カバー144と、前記遊技球通路
151の脇に設けられるフォトセンサー等からなる払出
遊技球検出センサ145及びそのカバー146と、前記
貸球ケース本体141及び貸球本体カバー144間に設
けられる貸球ソレノイド142、貸球アーム143、貸
球ストッパー147、貸球リンク148、貸球ストッパ
ー軸149及び貸球リンク軸150等で構成されてい
る。
【0037】この例の貸球ソレノイド142は、伸縮可
能な作動部材142aを下向きにして配置され、その作
動部材142aに賞球アーム143が係止されている。
前記貸球ストッパー147は、貸球ストッパー軸149
によって貸球ケース本体141に回動可能に取り付けら
れ、その回動によって先端の爪147aが前記遊技球通
路151途中の開口151aから遊技球通路151に対
し進入(突出)及び退避(非突出)可能とされている。
また、前記貸球リンク148は、前記貸球ストッパー1
47の一部と係合する係合ピン148aと、前記貸球ア
ーム143と係合する係合凹部148bを有するもので
あって、前記貸球リンク軸150によって回動可能に貸
球ケース本体142に軸着され、この貸球アーム143
の回動によって前記貸球ストッパー147が回動するよ
うになっている。
【0038】貸球払出装置140における具体的な作動
について述べる。前記貸球払出用誘導樋95aから貸球
払出装置140の遊技球通路151に入った遊技球は、
図11の(b)図に示すように、遊技球通路151内へ
突出状態となっている貸球ストッパー147によって、
一旦、貸球払出装置140の球停止位置で停止する。な
お、ここでは、貸球ストッパー147の突出部分が貸球
払出装置140における球停止位置となっている。ここ
で、貸球払出操作手段170の球貸出ボタン174を押
す等により貸球払出装置140に払出指令が出力される
と前記払出制御回路118から信号が出されて貸球ソレ
ノイド142が作動し、貸球ストッパー147が回動し
て非突出状態となり、遊技球が払い出される。また同時
に、払出遊技球検出センサ145によって払出遊技球の
カウントを行う。そして、前記したように単位貸球数
(又は単位貸球数の整数倍)に達すると、再び、貸球ソ
レノイド142の作動によって貸球ストッパー147が
回動して遊技球通路151内に突出して遊技球の払出し
を止める。なお、払い出された遊技球(貸球)は、前記
遊技球払出口38から上側球受け皿36に供給される。
【0039】前記賞球払出装置160は、図13の上面
図(a)、正面図(b)、右側面図(c)及び図14に
示すように、賞球ケース本体161、賞球スクリュー1
62を有する賞球モーター163、賞球本体カバー16
4、払出遊技球検出センサ(ここではフォトセンサ)1
65、賞球ケース軸受166、賞球ケース軸受カバー1
67等で構成されている。前記賞球払出装置160は、
賞球モーター163が作動することによって、賞球スク
リュー162が回転するようになっており、賞球払出用
誘導樋95bから賞球払出装置160に入って賞球スク
リュー162の羽部分に乗った遊技球が徐々に下方へ移
動して、球払出口(図示せず)から遊技球が払い出され
るようになっている。
【0040】そして、前記入賞口に遊技球が入賞する等
によって、賞球払出条件が成立した場合には、前記払出
制御回路118から信号が出されて前記賞球モーター1
63を作動し、遊技球が払い出されるようになってい
る。また同時に、払出遊技球検出センサ165が作動
し、払出遊技球のカウントを行い、所定数に達すると、
賞球モーター163を停止して遊技球の払出しを止める
ようになっている。払い出された遊技球(賞品球)は、
前記遊技球払出口38から上側球受け皿36に供給され
る。
【0041】なお、前記貸球払出装置140及び賞球払
出装置160の払出遊技球検出センサ145,165に
おいて、払出遊技球の個数が不足している場合にはエラ
ーとなり、エラー報知手段によりエラー報知したり、払
出装置の動作を停止させたりして、球不足による弊害が
波及しないように構成されている。また、前記貸球払出
装置140及び賞球払出装置160は、この実施例で記
載したものに限らず、適宜の構造のものを使用すればよ
い。例えば、ここでは払出遊技球検出スイッチとしてフ
ォトセンサを使用しているが、近接スイッチ等の他の検
出手段を使用してもよい。
【0042】次に、遊技機メーカーにおける検査(特に
払出装置動作検査)終了後や遊技店による故障メンテナ
ンス時等に、遊技機内の遊技球を全て抜き出す際の作動
について、図6ないし10を用いて説明する。この遊技
機1は、前記誘導樋95を流下してきた遊技球を、前記
貸球払出装置(貸球払出手段)140及び賞球払出装置
(賞球払出手段)160等への誘導と、後述する球抜樋
134への誘導とに切り替える誘導切替手段131が前
記レールケース130に設けられている。
【0043】この実施例のケースレール130につい
て、図7の正面図、図8の分解図、図9の誘導切替手段
の主要部斜視図及び図10の正面図を用いて説明する。
前記ケースレール130は、ケースレール本体130a
と、第1仕切部材130bと、第2仕切部材130c
と、ケースレール本体カバー130dとよりなり、ケー
スレール130内部が、誘導樋95及び球抜樋134に
区画形成されている。前記ケースレール130内の誘導
樋95は第1仕切部材130b及び第2仕切部材130
cで仕切られた3列とされ、該ケースレール130内に
おける誘導樋95の途中に形成された誘導切替部96よ
り下流位置で1列の貸球払出用誘導樋95aと2列の賞
球払出用誘導樋95bに振り分けられている。
【0044】前記誘導切替部96は、ケースレール13
0における誘導樋95途中の傾斜が緩やかな部分に設け
られ、該傾斜が緩やかな部分下面に形成された球抜用開
口97を有し、該球抜用開口97を通った遊技球を球抜
用開口97直下の球抜樋134へ誘導するようになって
いる。なお、この実施例では、前記誘導切替部96にお
ける第1仕切部材130b及び第2仕切部材130cの
球抜用開口縁98は、後記する誘導切替部材132の誘
導切替板132aが過剰に上方へ回動するのを規制する
回動規制部となっている。
【0045】前記切替手段131は、前記球抜用開口9
7を開閉させて遊技球の誘導を切り替えるものであっ
て、誘導切替部材132と誘導切替ロック部材136
と、誘導切替操作レバー133とより構成される。誘導
切替部材132は、前記球抜用開口97を下から塞ぐこ
とのできる大きさの誘導切替板132aと、該誘導切替
板132aの回動軸から下方に垂下しケースレール13
0外へ突出するおもり部132bとよりなる。この誘導
切替部材132は、前記球抜用開口97付近におけるケ
ースレール本体130aとケースレール本体カバー13
0d間に誘導切替板132a側を上下回動可能にして軸
着され、おもり部132bの重みで誘導切替板132a
側が自然に上方へ回動して前記回動規制部としての球抜
用開口縁98に下方から当たるようにされている。そし
て、前記誘導切替板132aが球抜用開口縁98に当た
ることによって、さらなる上方回動が規制されるととも
に、前記球抜用開口97を塞ぐようになっている。また
前記誘導切替板132aの下方回動により、球抜用開口
97を開放できるようになっている。なお、前記おもり
部132bの下面には誘導切替ロック部材136と係合
する係合突条132cが形成されている。
【0046】誘導切替ロック部材136は、前記誘導切
替板132aの自由な下方回動を阻止するとともに球抜
き時に誘導切替板132aの下方回動を可能にするもの
である。この実施例の誘導切替ロック部材136は、ケ
ースレール本体130aとケースレール本体カバー13
0d間に上下回動可能に軸着された上下回動可能な部材
とされ、該部材136の上面には前記おもり部132b
の係合突条132cと解除可能に係合する係合爪136
aが形成され、また該部材136の下面にはケースレー
ル130の外面と接触してこの誘導切替ロック部材13
6の係合爪136a側を上向きに付勢するバネ片136
bが形成されている。前記係合爪136aは、前記誘導
切替板132aが球抜用開口97を塞いだ状態となって
いるときに、前記おもり部132b下面の係合突条13
2cと係合して、前記誘導切替板132aの下方回動を
阻止する。また、前記バネ片136bに抗する誘導切替
部材132の下方回動によって係合爪136aが係合突
条132cから離れ、前記おもり部132bの上方回
動、すなわち誘導切替板132aの下方回動を可能にす
る。
【0047】誘導切替操作レバー133は、前記誘導切
替部材132を下方回動させるためのものであって、前
記誘導切替ロック部材136の回動軸から離れる端部1
36c付近と係合する係合ピン133aが横方向に突出
して形成された構造からなり、前記ケースレール130
外面に軸着されて誘導切替ロック部材136へ向かう横
方向に回動可能とされている。前記誘導切替操作レバー
133を誘導切替ロック部材136側へ回動させると、
前記係合ピン133aが下方へ回動して前記誘導切替ロ
ック部材136を下方へ押し、それによって誘導切替ロ
ック部材136が下方回動して前記係合爪136aと係
合突条132cの係合を解除する。符号133bは回動
軸着用筒部であり、前記ケースレール本体130a外面
のボス135に回動可能に嵌合する。
【0048】球抜き時、前記のように誘導切替操作レバ
ー133を誘導切替ロック部材136側へ回動させて、
誘導切替ロック部材136の係合爪136aと切替操作
部材132の係合突条132cとの係合を解除すると、
前記誘導切替板132a上に位置する遊技球の重さによ
って誘導切替板132aが下方へ回動して球抜用開口9
7が開放され、前記誘導切替部96より上流の遊技球が
球抜用開口97から球抜樋134へ誘導されて遊技機1
外へ強制的に排出される。
【0049】このとき、遊技機1内における前記誘導切
替部96(この例では球抜用開口97)から貸球払出手
段(ここでは貸球払出装置140)の球停止位置(残存
遊技球中における最下流の遊技球停止位置)までの間L
には、まだ遊技球が残存しており、この残存遊技球を遊
技機外へ排出する必要がある。そのため、この発明の遊
技機1では、前記誘導切替部96から貸球払出装置14
0の球停止位置までの間Lは、単位貸球数の整数倍の残
存遊技球が残るように、誘導樋95の長さ及び径、貸球
払出装置140の遊技球通路151の長さ及び径、貸球
ストッパー147の設置位置等が決定されている。この
実施例では、単位貸球数の1倍数、具体的には25球の
遊技球が残存遊技球として遊技機内のL間に残るように
されている。
【0050】このように、残存遊技球数が単位貸球数の
整数倍のみとなっているため、従来から行っているよう
に貸球払出操作手段や外部払出指令装置によって貸球払
出装置140を作動させることによって残存遊技球を排
出する際に、球不足によるエラーが発生せずに全ての残
存遊技球を抜き取ることができる。さらに、この実施例
では、単位貸球数の1倍数が残存遊技球数として設定さ
れているため、1回だけ払出操作を行えば全ての残存遊
技球を排出することができ、何回も払出操作を行う手間
が省けるという利点もある。
【0051】なお、残存遊技球数が前記したような単位
貸球数の1倍数でなく、単位貸球数の2倍以上の整数倍
のみとなるようにされていてもよい。このときには、遊
技者が遊技を行っている際に、多くの遊技球を遊技機内
の誘導樋や貸球払出手段に貯留しておくことができると
いう利点がある。
【0052】また、前記誘導切替手段131による球抜
樋134への遊技球の誘導後は、誘導切替部96と賞球
払出装置160の球停止位置(球貸スクリューの内部等
における遊技球の最下流停止位置)間にも遊技球が残存
しているが、この残存遊技球の排出についても、前記貸
球払出装置140の場合のように、1回の賞球動作で払
い出される遊技球数(単位賞品球数)の整数倍が残存遊
技球数となるようにしておけば、入賞口に遊技球を強制
的に入賞させる等によって単位賞品球数ずつ残存遊技球
を排出する際などに、球不足によるエラーが発生せず、
さらに効率的に遊技球を排出させることができる。
【0053】さらに、この実施例では、前記貸球払出装
置140における払出及び払出停止を、前記貸球ソレノ
イド142による貸球ストッパー147の回動によって
行っているが、この発明はそれに限るものではない。例
えば、この実施例における前記賞球払出装置160に用
いた賞球スクリュー162と同様のスクリュー機構を用
いて貸球払出装置の払出及び払出停止を行うようにして
もよい。その場合でも、前記球停止位置は残存遊技球中
の最下流に位置する遊技球の停止位置である。
【0054】また、この実施例では、貸球払出装置と賞
球払出装置はそれぞれ別々に設けられていたが、これに
限るものではない。例えば、貸球払出装置(貸球払出手
段)が賞球払出装置(賞球払出手段)を兼ねており、前
記したような賞球払出条件が成立した場合には、貸球払
出手段より遊技球(賞品球)を払い出すようになってい
てもよい。
【0055】またさらに、この実施例の遊技機1では、
貸球払出操作手段(記憶媒体読取ユニット)が貸球払出
手段(貸球払出装置)に接続されており、外部払出指令
装置も遊技機外部から貸球払出手段に接続可能となって
いるため、貸球払出操作手段と外部払出指令装置のどち
らによっても残存遊技球の球抜きを行うことができるよ
うにされているが、貸球払出操作手段若しくは外部払出
指令装置のどちらか一方が接続されている又は接続可能
となっていれば、残存遊技球の排出は不都合なく行うこ
とができる。
【0056】
【発明の効果】以上図示し説明したように、請求項1に
係る弾球遊技機によれば、遊技機メーカーにおける検査
(特に払出装置動作検査)終了後や遊技店による故障メ
ンテナンス時等で、遊技機内の遊技球を全て抜き出す必
要がある場合において、遊技球の誘導切り替えによって
誘導切替部より上流の遊技球が排出された後に、誘導切
替部から貸球払出手段の球停止位置までの間に残存する
残球遊技球が、貸球払出操作手段の一の払出操作に対し
て予め設定された単位貸球数の整数倍のみとなるように
構成されているため、その後、貸球払出操作手段の操作
や、外部払出指令装置からの払出指令によって残存遊技
球を排出させる際に、最後まで払出遊技球の不足が検出
されず、エラーなく合理的に残存遊技球の抜き取り作業
を行うことができる。
【0057】また、請求項2に係る遊技機においては、
残存遊技球数が、貸球払出手段に予め設定された単位貸
球数の1倍数のみとなるように構成されているため、一
の払出操作で残存遊技球を全て抜き取ることができ、効
率的に残存遊技球を排出させることができる。
【0058】さらに、請求項3に係る遊技機において
は、残存遊技球数が、貸球払出手段に予め設定された単
位貸球数の2以上の整数倍のみとなるように構成されて
いるため、多くの遊技球を誘導樋や貸球払出手段に貯留
することができる。
【0059】また、請求項4に係る遊技機においては、
貸球払出装置が賞球払出装置を兼ねているため、賞球払
出条件が成立した場合には、貸球払出手段(貸球払出装
置)より遊技球(賞品球)を払い出すことができるの
で、貸球払出装置と賞球払出装置を別々に設ける必要が
ない。そのため、残存遊技球の抜き取り時に、誘導切替
部から貸球払出装置までの残存遊技球さえ排出すればよ
くなり、より効率的に残存遊技球の抜き取りを行うこと
ができる。
【0060】さらに、請求項5に係る遊技機において
は、貸球払出操作手段が記憶媒体を用いた記憶媒体読取
ユニットであるため、これを利用して誘導切替部から貸
球払出手段の球停止位置までの間の残存する遊技球を球
抜きすることができ、合理的に作業を行うことができ
る。
【0061】またさらに、請求項6に係る遊技機におい
ては、貸球払出手段に遊技機外部から接続した外部払出
指令装置によって誘導切替部から貸球払出手段の球停止
位置までの間の残存する遊技球を球抜きするため、合理
的に残存遊技球を排出させることができ、特に遊技機メ
ーカーにおける検査等において高価な記憶媒体読取ユニ
ットをいちいち取り付けなくてもよい、という利点もあ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る遊技機全体の正面図で
ある。
【図2】同遊技機の遊技盤の正面図である。
【図3】同遊技機の遊技盤の裏面図である。
【図4】同遊技機の制御系を簡略に示すブロック図であ
る。
【図5】同遊技機全体の裏面図である。
【図6】同遊技機の裏機構板を示す図である。
【図7】裏機構における誘導切替部付近を示す図であ
る。
【図8】裏機構板に設けられるケースレールの分解斜視
図である。
【図9】誘導切替手段の構造を示す斜視図である。
【図10】誘導切替手段による球抜き時を示す図であ
る。
【図11】貸球払出装置を示す図である。
【図12】貸球払出装置の分解斜視図である。
【図13】賞球払出装置を示す図である。
【図14】賞球払出装置の分解斜視図である。
【符号の説明】
1 遊技機 95 誘導樋 96 誘導切替部 101 貯留タンク 131 誘導切替手段 134 球抜樋 140 貸球払出手段(貸球払出装置) 160 賞球払出手段(賞球払出装置) 170 貸球払出操作手段 180 外部払出指令装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開2000−308742(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A63F 7/02 324 A63F 7/02 352

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 払出用の遊技球を貯留する貯留タンク
    と、 前記貯留タンクから遊技球を流下させる誘導樋と、 前記誘導樋を流下してきた遊技球を球停止位置で一旦停
    止させ、貸球払出操作手段の一の払出操作に対して予め
    設定された遊技球の払出個数を単位貸球数として、遊技
    球を払い出す貸球払出手段と、 前記誘導樋を流下してきた遊技球を、前記貸球払出手段
    より上流の誘導樋に設けられた誘導切替部で、前記貸球
    払出手段への誘導又は誘導切替部より上流の遊技球を強
    制的に排出する球抜樋への誘導に切り替える誘導切替手
    段とを有する弾球遊技機において、 前記誘導切替手段により遊技球の誘導が球抜樋への誘導
    に切り替えられて誘導切替部より上流の遊技球が排出さ
    れた際に、前記誘導切替部から貸球払出手段の球停止位
    置までの間に残存する残球遊技球数が、前記単位貸球数
    の整数倍のみとなるように構成されたことを特徴とする
    弾球遊技機。
  2. 【請求項2】 整数倍が1倍であることを特徴とする請
    求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 【請求項3】 整数倍が2倍以上であることを特徴とす
    る請求項1に記載の弾球遊技機。
  4. 【請求項4】 貸球払出手段が賞球払出手段を兼ね、賞
    球払出条件が成立した場合には、前記貸球払出手段より
    賞品球を払い出すことを特徴とする請求項1ないし3の
    いずれかに記載の弾球遊技機。
  5. 【請求項5】 貸球払出操作手段は、貸球払出手段に接
    続され、記憶媒体の払出可能遊技球情報を読み込むと共
    に、前記記憶媒体に払出可能遊技球情報がありかつ一の
    払出操作がなされた場合に貸球払出手段に単位貸球数の
    遊技球の払出指令を出力する記憶媒体読取ユニットから
    なり、該記憶媒体読取ユニットの払出指令により前記貸
    球払出手段に遊技球の払出動作を行わせることを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれかに記載の弾球遊技機。
  6. 【請求項6】 貸球払出手段に遊技機外部から外部払出
    指令装置を接続し、該外部払出指令装置から一の払出指
    令を出力する毎に、前記貸球払出手段に単位貸球数の遊
    技球の払出動作を行わせるようになっていることを特徴
    とする請求項1ないし5のいずれかに記載の弾球遊技
    機。
JP2000395575A 2000-12-26 2000-12-26 弾球遊技機 Expired - Lifetime JP3415119B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000395575A JP3415119B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000395575A JP3415119B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002191811A JP2002191811A (ja) 2002-07-10
JP3415119B2 true JP3415119B2 (ja) 2003-06-09

Family

ID=18861019

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000395575A Expired - Lifetime JP3415119B2 (ja) 2000-12-26 2000-12-26 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3415119B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002191811A (ja) 2002-07-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2002301245A (ja) 遊技機
JP2008237637A (ja) スロットマシン
JP4329050B2 (ja) 遊技機
JP3415118B2 (ja) 弾球遊技機
JP3697388B2 (ja) 遊技機の管理装置
JP3895549B2 (ja) 弾球遊技機
JP5824742B2 (ja) 遊技機
US20120306150A1 (en) Game machine
JP4074010B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2012249973A (ja) 遊技機
JP2012249971A (ja) 遊技機
JP3415119B2 (ja) 弾球遊技機
JP2001293185A (ja) 遊技装置
JP2003093592A (ja) 遊技球を用いたスロットマシン
JP3928909B2 (ja) パチンコ遊技機
JP2005124901A (ja) 組合せ式遊技機
JP2005230185A (ja) 遊技機
JP6111519B2 (ja) 遊技機
JP5327879B2 (ja) 遊技機
JP2002018000A (ja) 弾球遊技機
JP2006192125A (ja) 遊技機
JP2022134991A (ja) 弾球遊技機
JP2022134992A (ja) 弾球遊技機
JP2022134993A (ja) 弾球遊技機
JP2000000357A (ja) カード式パチンコ遊技機の球払出装置

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3415119

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080404

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090404

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110404

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120404

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130404

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140404

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150404

Year of fee payment: 12

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term