JP3414555B2 - カメラのフィルムカートリッジ装填装置 - Google Patents

カメラのフィルムカートリッジ装填装置

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JP3414555B2 JP18594895A JP18594895A JP3414555B2 JP 3414555 B2 JP3414555 B2 JP 3414555B2 JP 18594895 A JP18594895 A JP 18594895A JP 18594895 A JP18594895 A JP 18594895A JP 3414555 B2 JP3414555 B2 JP 3414555B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本発明は、カメラのフィルム
カートリッジ装填装置、詳しくは、使用済みか未使用か
を識別するためのフィルムの露出状態識別部を備えたカ
メラのフィルムカートリッジ装填装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、提案された新規格フィルム用のカ
ートリッジとして、カメラ装填前の状態では先端のリー
ダ部分、すなわち、ベロ部がフィルムストリップととも
に遮光状態でカートリッジ内に収納されたフィルムカー
トリッジ(以下、ベロ収納タイプフィルムカートリッジ
と記載する)がある。このフィルムカートリッジは、カ
メラに対してドロップインローディングが可能であっ
て、装填後、給送の初期にフィルムスプールを巻き出し
方向に回転させると、フィルムストリップがカセット胴
部から外部に送り出され、撮影が可能となるフィルムカ
ートリッジである。また、撮影終了後、すなわち、使用
後は、フィルムストリップとリーダ部は、カートリッジ
胴内に巻き込まれる。
【0003】上記ベロ収納タイプフィルムカートリッジ
を適用するカメラにおいて、従来から装填されたフィル
ムカートリッジが使用済みか未使用かを識別するための
フィルム露出状態指示装置、または、識別部を備えたカ
メラが各種提案されている。例えば、特開平3−168
731号公報に開示された写真カメラは、上記フィルム
カートリッジの露出状態指示装置と協働し、そのフィル
ム露出状態指示装置がその使用済みにあることを指示し
ているようなフィルムカートリッジが装填室へ挿入され
るのを阻止するように構成された写真カメラである。
【0004】また、特開平5−158142号公報に開
示のフィルムカートリッジ式カメラに提案されたもの
は、上記フィルムカートリッジに設けられるフィルム露
出状態指示装置、すなわち、露出状態識別部により使用
済みカートリッジ誤装填が防止でき、かつ、カートリッ
ジ自動排出を可能とする装置が組み込まれたカメラに関
するものである。
【0005】このカメラに適用されるフィルムカートリ
ッジには、図10,図11のフィルムカートリッジ9
A,9Bの斜視図に示すように、上端にフィルム露出状
態識別部である切り欠き10aを有する円板10が配設
されている。この円板10は、通常は回転しないように
不図示のロック機構によりロックされているが、カメラ
のカートリッジ室に装填されると上記ロックが解除され
る。そして、上記円板10は、カートリッジ内のフィル
ムが未使用状態、すなわち、露光前状態であるときは、
図10の斜視図に示すように露出状態識別部の切り欠き
10aを回転軸mに対してフィルム送出部9aと反対側
の位置P1 にくるようにセットする。
【0006】また、上記未使用のフィルムカートリッジ
9Aをカメラに装填後、撮影を行った後は、図11の使
用済みフィルムカートリッジ9Bの斜視図に示すように
その切り欠き10aを回転軸mに対してフィルム送出部
9aと同側の位置P2 にくるようにセットする。したが
って、上記切り欠き10aの回動位置を検出することに
よって、そのフィルムカートリッジが未使用であるか使
用済みであるかが識別できる。
【0007】上記誤装填防止兼自動排出装置において、
フィルムカートリッジが装填室に挿入されると、係止部
材が上記露出状態識別部である切り欠きを有する円板へ
当接する。挿入カートリッジが使用済み、すなわち、露
光済みであれば、そのカートリッジの上記露出状態識別
部と係止部材とが噛み合って装填を阻止する。また、挿
入カートリッジが未使用、すなわち、未露光のフィルム
カートリッジであれば、その露出状態識別部が係止部材
を避けて、装填を可能にする。そして、撮影完了時には
上記排出装置によりフィルムカートリッジの自動排出が
行われる。
【0008】さらに、特開平5−204034号公報に
開示のカメラの撮影済みフィルムカートリッジ誤装填防
止装置に提案されたものは、露出状態識別部を有する送
出タイプフィルムカートリッジを適用するカメラにおい
て、使用済みのフィルムカートリッジであることが原因
でフィルムカートリッジの装填が阻止された場合、その
ことを警報する使用済みフィルムカートリッジ誤装填防
止装置を有するカメラに関するものである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
特開平3−168731号公報に提案された写真カメラ
の未使用カートリッジを阻止する装置では、フィルムの
使用状態を感知する感知部材が通常装填室へ突出するよ
うにバネで付勢されており、未使用のフィルムカートリ
ッジを装填することにより、上記感知部材がフィルムカ
ートリッジ進入軌跡外に退避し、フィルムカートリッジ
側壁に当接するため、フィルムカートリッジ側壁に傷が
付いたり、摩擦力により装填のための力量が大きくなる
という問題があった。さらに、撮影完了後、フィルムカ
ートリッジを装填室から出そうとした時に、前記感知部
材にパトローネとの間の摩擦力が発生し、フィルムカー
トリッジを装填室から取り出しにくくしている不具合も
あった。
【0010】また、前述の特開平5−158142号公
報に提案されたフィルムカートリッジ式カメラのカート
リッジ誤装填防止兼自動排出装置では、使用済みフィル
ムカートリッジの装填が阻止された時に、使用者が何が
原因で装填が阻止されたか確認できないこと。そのと
き、無理にフィルムカートリッジを押し込もうとする
と、その押圧力がそのまま係止部材とフィルムカートリ
ッジに作用し、これらを破損してしまう虞があった。
【0011】さらに、前述の特開平5−204034号
公報に提案されたカメラの警報を発する撮影済みフィル
ムカートリッジ誤装填防止装置では、撮影済みフィルム
カートリッジを装填したにも関わらず使用者が写真カメ
ラから発する警報に気づかずに、さらにフィルムカート
リッジを押し込んだ場合は、カートリッジの進入を阻止
する阻止部材あるいはフィルムカートリッジの破損が避
けられない。また、剛性の高い阻止部材はカメラの占有
スペースが大きくなり、カメラの小型化に不利となる不
具合もあった。
【0012】本発明は、上述の不具合を解決するために
なされたものであって、使用済みか未使用かを識別する
ためのフィルム露出状態識別部を備えたフィルムカート
リッジを装填するカメラのフィルムカートリッジ装填装
置において、フィルムカートリッジ装填時にフィルム露
出状態を簡単に、しかも、確実に検知することができ、
また、フィルムカートリッジの取り出しが容易で傷等を
付ける虞もなく、フィルム二重露出防止が可能な小型で
低コストなカメラのフィルムカートリッジ装填装置を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1のカメラの
フィルムカートリッジ装填装置は、使用済みか未使用か
を識別するためのフィルム露出状態識別部を備えたフィ
ルムカートリッジを装填するカメラのフィルムカートリ
ッジ装填装置において、カメラ本体に設けられ、フィル
ムカートリッジが装填されるカートリッジ室と、上記カ
ートリッジ室内に突出し、上記フィルムカートリッジの
装填に従動して移動可能な単一の検知部材と、上記カメ
ラ本体に設けられ、上記検知部材が該検知部材に設けた
軸を中心に回動可能に、かつ、この軸が略直進移動可能
に上記軸をガイドするガイド手段とを有している。
【0014】上記カメラのフィルムカートリッジ装填装
置においては、使用済みフィルムカートリッジ装填動作
時に、上記検知部材は上記フィルム露出状態識別部と係
合して、上記検知部材は上記回動を抑止されて上記ガイ
ド手段により上記フィルムカートリッジとともに直進移
動し、また、未使用フィルムカートリッジ装填動作時
に、上記検知部材は上記フィルム露出状態識別部と係合
せず、上記検知部材は回動を行う。その検知部材の移動
状態により露出状態を識別する。
【0015】本発明の第2のカメラのフィルムカートリ
ッジ装填装置は、使用済みか未使用かを識別するための
フィルム露出状態識別部を備えたフィルムカートリッジ
を装填するカメラのフィルムカートリッジ装填装置にお
いて、カメラ本体に設けられ、フィルムカートリッジが
装填されるカートリッジ室と、上記カートリッジ室内に
突出した第1の位置にあり、上記フィルムカートリッジ
の装填に従動して、第2の位置、または、第3の位置に
移動可能である単一の検知部材と、上記カメラ本体に設
けられ、上記検知部材が該検知部材に設けた軸を中心に
回動可能に、かつ、この軸が移動可能に上記軸をガイド
するガイド手段と、上記検知部材が上記第2の位置にあ
るときと、上記第3の位置にあるときとで異なる信号を
発する検知部材位置検出手段とを有しいる。
【0016】上記カメラのフィルムカートリッジ装填装
置においては、使用済みフィルムカートリッジ装填動作
時に、上記検知部材は上記フィルム露出状態識別部と係
合して、上記検知部材は上記回動を抑止されて上記ガイ
ド手段により上記フィルムカートリッジとともに移動さ
れて、上記第1の位置から上記第2の位置に移動し、ま
た、未使用フィルムカートリッジ装填動作時に、上記検
知部材は上記フィルム露出状態識別部と係合せず、上記
検知部材は回動を行って、上記第1の位置から第3の位
置に移動する。上記検知部材の移動位置により露出状態
を識別する。
【0017】本発明の第3のカメラのフィルムカートリ
ッジ装填装置は、上記第2のカメラのフィルムカートリ
ッジ装填装置において、上記カートリッジ室を開閉する
ためのカートリッジ室蓋の開動作時に、上記検知部材で
押してカートリッジ室内のフィルムカートリッジを排出
するよう上記検知部材を第2の位置または第3の位置か
ら第1の位置に移動させる移動手段を備えている。
【0018】上記カメラのフィルムカートリッジ装填装
置においては、カートリッジ室蓋の開動作を行うと、フ
ィルムカートリッジを排出するように検知部材が第2の
位置、または、第3の位置から第1の位置に移動する。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳細に説明する。なお、この発明の各形態とし
てのフィルムカートリッジ装填装置を組み込むカメラに
おいて適用されるフィルムカートリッジは、前記ベロ収
納タイプのフィルムカートリッジであって、先に従来の
技術の項で説明したフィルム特開平5−158142号
公報に開示のフィルムカートリッジ式カメラに適用され
た図10,図11に示した露出状態識別部である駆動可
能な円板10に設けられた切り欠き10aを有するフィ
ルムカートリッジ9A,9Bと同一のものとする。
【0020】本発明の実施の第1の形態を示すカメラの
フィルムカートリッジ装填装置は、装填されたフィルム
カートリッジの未使用、または、使用済みのフィルム露
出状態を識別し、さらに、カートリッジ室蓋の開放動作
に連動してフィルムカートリッジの排出を行うものであ
って、図1にそのフィルムカートリッジ装填装置を内蔵
するカメラとそのカメラに装填されるフィルムカートリ
ッジの外観の斜視図を示す。
【0021】図1に示すように、上記カメラにはカメラ
本体1内部の右側に上述の図10,11に示したフィル
ムカートリッジ9A,9Bが装填可能なカートリッジ室
2が設けられている。
【0022】また、該カートリッジ室2は、カメラ本体
1の下面側にフィルムカートリッジ挿入口2aを有して
いる。この挿入口2aは、フィルムカートリッジ9A,
9Bの外形形状と対応した形状を有しており、該フィル
ムカートリッジ9A,9Bは、そのフィルム送出口9a
を図1に示す向きにした状態で、D方向に挿入すること
ができる。なお、該カートリッジ室2は、カメラ本体1
に回動自在に支持されたカートリッジ室蓋3によって開
閉される。なお、開放する場合は、ツマミ4を操作す
る。
【0023】上記フィルムカートリッジ装填装置の機構
部は、上記カートリッジ室2の装填方向(D方向)の底
部側の内部5に配設されているが、その機構部の構成に
ついて、図2の斜視図により説明する。まず、フィルム
露出状態を検知する単一の検知部材であって、さらに、
カートリッジを排出するための検知・排出レバー11
は、カートリッジを排出方向に押圧可能な爪部11aと
一体の軸部11b,11cを有しており、該軸部11
b,11cがカメラ本体1aに設けられるy方向に沿っ
て形成されたガイド手段である長溝15a,15bに挿
入されている。
【0024】したがって、上記検知・排出レバー11
は、図2のカートリッジ挿入方向であるD方向に平行な
縦方向である長溝15a,15bに沿うy方向に移動自
在で、かつ、該y方向と直交する方向の軸部11b,1
1cの中心軸xに対しても回動自在となっている。
【0025】また、検知・排出レバー11は、カートリ
ッジを排出するための移動手段であり、付勢手段として
の圧縮コイルバネ13によって、爪部11aが反D方向
に移動する方向である反時計回り方向に常時付勢されて
いる。
【0026】上記カートリッジレバー11は、カートリ
ッジが装填されていない場合、爪部11aが解放された
状態にあり、カメラ本体1のカートリッジ室2に設けら
れた底部開口12から該爪部11aがカートリッジ室2
に突出した状態にある。そして、該レバー11自体は、
カメラ本体1aにあるストッパ部17に当接しており、
反時計回り方向の回転が規制され、時計回り方向の回転
のみが許容されている。
【0027】検知・排出レバー11の移動位置を検出す
るための検知・排出レバー位置検出手段としてのリーフ
スイッチ18がカメラ本体1の上記検知・排出レバー1
1軸部上方位置に取り付けられている。このスイッチ1
8は、検知・排出レバー11がストッパ部17に当接し
ている状態では、オフ状態を維持している。そして、使
用済みのカートリッジ9Bが装填され、検知・排出レバ
ー11がy方向に移動すると、リーフスイッチ18がy
方向に押圧変形されて、オン状態になる。このリーフス
イッチ18の出力信号は、カメラの各種の制御を行う制
御部19に取り込まれ、フィルムカートリッジの使用状
態、すなわち、露出状態が識別される。
【0028】次に、以上のように構成された第1の形態
のカメラのフィルムカートリッジ装填装置におけるフィ
ルムカートリッジの挿入から排出までの手順について、
図3,図4,図5の作用状態図により説明する。まず、
前記図11に示した使用済みのフィルムカートリッジ9
Bを装填した場合から説明すると、上記フィルムカート
リッジ9Bは、フィルムカートリッジ挿入口2aにD方
向へ挿入され、図3の挿入途中の作用状態断面図に示す
ようにフィルムカートリッジ9Bの円板10の露出状態
識別部である切り欠き10aに検知・排出レバー11の
爪部11aが進入し、爪部11aと切り欠き10aの底
部10bが接触する。
【0029】この状態では検知・排出レバー11は、未
だカメラ本体のストッパ部17に当接しており、回動、
移動を行っていない。この状態にある検知・排出レバー
11の位置を第1の位置Q1 とする。
【0030】そこで、カートリッジ室蓋3を閉じると、
上記使用済みのフィルムカートリッジ9Bが更にカート
リッジ室2の底部2bまで挿入される。図4の完全挿入
状態の断面図に示すように、検知・排出レバー11は、
僅かに回動して、その爪部11aが切り欠き内部の壁1
0cに当接し、回転が規制される。また、長溝15a,
15bで左右が規制されていることから、検知・排出レ
バー11は、圧縮コイルバネ13の付勢力に抗して長溝
15a,15bに沿って殆ど回動することなくy方向に
持ち上げられる。この状態での検知・排出レバー11の
移動位置を第2の位置Q2 とする。このとき、リーフス
イッチ18の接点部が検知・排出レバー11で押圧さ
れ、オン状態となる。
【0031】このスイッチ18のオン信号を制御部19
が取り込み、使用済みのフィルムカートリッジ9Bが装
填されたことをカメラが認識するので、カメラ側はフィ
ルムカートリッジ9Bからのフィルムの送り出しを行わ
ず、撮影に移行することを禁止する。
【0032】そこで、ツマミ4を操作してカートリッジ
室蓋3を開放すると、圧縮コイルバネ13の付勢力によ
り検知・排出レバー11が図4に示す上記第2の位置Q
2 から図3に示す上記第1の位置Q1 まで逆D方向に移
動し、フィルムカートリッジ9Bも爪11aにより逆D
方向に押し出され、排出された状態となる。
【0033】一方、図10に示された未使用のフィルム
カートリッジ9Aを装填した場合は、図5の完全挿入状
態の断面図に示すように、該カートリッジ9Aを挿入す
ることによって、検知・排出レバー11は、上記カート
リッジ9Aの爪部11aが当接する部分に切り欠き10
aが位置しないことから、爪部11aがフィルムカート
リッジ9の円板10の上面を摺動し、前記中心軸xに対
して回転する。フィルムカートリッジ9がカートリッジ
室の底部まで挿入された時、爪部11aは、フィルムカ
ートリッジ9の回転可能な円板10より外の位置のフィ
ルムカートリッジ外装体表面部9bまで移動して停止す
る。この姿勢での検知・排出レバー11の位置を第3の
位置Q3 とする。
【0034】上記第3の位置Q3 まで移動した検知・排
出レバー11は、その軸部11bが回転しただけで、y
方向には移動しないので、リーフスイッチ18を押圧せ
ず、オンさせない。したがって、制御部19は、装填さ
れたフィルムカートリッジ9Aが未使用のものであると
判断し、カメラ側はフィルムの送り出しを行い、撮影可
能な状態とする。
【0035】撮影が完了した後、ツマミ4を操作して、
カートリッジ室蓋3を開けると、カートリッジ室蓋3に
よるサポート力量がなくなるので、コイルバネ13の付
勢力により、検知・排出レバー11が反時計方向に回転
し、第1の位置Q1 まで移動し、フィルムカートリッジ
9はカートリッジ室2から先端部が突出するようにイジ
ェクトされる。
【0036】以上、説明したように、第1の形態のカメ
ラのフィルムカートリッジ装填装置によれば、フィルム
カートリッジ装填時にフィルム露出状態、すなわち、使
用状態がリーフスイッチ18により簡単に、しかも、確
実に検知することができる。また、装填されるフィルム
カートリッジは、使用済みのものであってもカートリッ
ジ室2に阻止されることなく挿入できることから、前述
の特開平5−204034号公報に開示のフィルムカー
トリッジ誤装填防止装置のように阻止部材を破損するこ
とがなく、カートリッジに傷を付けることもなく、フィ
ルム二重露出防止が確実に行われる。
【0037】さらに、本形態の装置では、カートリッジ
室蓋3に連動して、フィルムカートリッジがコイルバネ
13の付勢力により排出されるので、取り出しが容易に
なる。また、装填装置の構成部品が少なく、例えば、1
つの検知・排出レバー11で露出状態検出と排出を行
い、また、該レバー11をガイド用の長溝15a,15
bで直接ガイドしていることから、小型で低コストのカ
メラのフィルムカートリッジ装填装置を構成できる。な
お、前述の特開平5−204034号公報に開示のフィ
ルムカートリッジ誤装填防止装置では、検知レバーとイ
ジェクト板の2部品を必要としていた。
【0038】次に、本発明の実施の第2の形態を示すカ
メラのフィルムカートリッジ装填装置について説明す
る。なお、この第2の形態におけるカメラ本体も図1に
示すものと同様のものを適用するので、カートリッジ室
周りの構成部材の符号は図1の符号と同一とする。さら
に、適用するフィルムカートリッジについても同様に図
10,図11に示したフィルムカートリッジ9A,9B
を適用する。この第2の形態のフィルムカートリッジ装
填装置の機構部は、第1の形態の場合と同様に前記カー
トリッジ室2のカートリッジ装填方向であるD方向の底
部側内部5に配設されている。
【0039】まず、その構成について図6の斜視図と図
7,図8,図9の作用状態断面図により説明する。フィ
ルム露出状態を検知する単一の検知部材であって、さら
に、カートリッジを排出するための検知・排出レバー2
1は、カートリッジを排出方向に押圧可能な爪部21a
と一体の軸部21b,21cを有しており、該軸部21
b,21cがカメラの本体に設けられ、β方向に沿って
形成されたガイド手段である長溝25a、25bに挿入
されている。したがって、検知・排出レバー21は、カ
ートリッジ挿入方向のD方向と平行な縦方向の長溝25
a、25bのβ方向に移動自在で軸部21b,21cの
中心軸αに対して回転可能となっている。
【0040】また、検知・排出レバー21には、その軸
部の中間位置に付勢手段としての引張りコイルバネ23
が懸架されており、図6の下方向、すなわち、逆D方向
に常時付勢されている。したがって、カートリッジが装
填されていない状態では、検知・排出レバー21は、カ
ートリッジ室壁部に設けられたカメラ本体側長穴22の
ストッパ部27に当接して、図6の下方向への移動が規
制されている。そして、図6のβ方向に沿った上方向、
すなわち、D方向への移動と回動が許容される。
【0041】また、上記検知排出レバー21の爪部21
aは、上記長穴22を介してカートリッジ室2側に突出
している。そして、検知・排出レバー21の移動位置を
検出するための検知・排出レバー位置検出手段としての
リーフスイッチ28は、カメラ本体に取り付けられてお
り、検知・排出レバー21のβ方向への直進移動によっ
て、オン状態になるように配設されている。
【0042】次に、以上のように構成された第2の形態
のカメラのフィルムカートリッジ装填装置におけるフィ
ルムカートリッジの挿入から排出までの手順について、
図7,図8,図9の作用状態図により説明する。まず、
前記図11に示した使用済みのフィルムカートリッジ9
Bを装填した場合を説明すると、上記フィルムカートリ
ッジ9Bが図1のフィルムカートリッジ挿入口2aから
D方向に挿入されると、図7の挿入途中の状態の断面図
に示すようにフィルムカートリッジ9Bの円板10の露
出状態識別部である切り欠き10aに検知・排出レバー
21の爪部21aが進入し、爪部21aと切り欠き10
aの底部10bが接触する。この状態での検知・排出レ
バー21は、まだカメラ本体のストッパ部27に当接し
た状態にあり、回動、移動を行っていない。この状態の
検知・排出レバー21の位置を第1の位置Q11とする。
【0043】カートリッジ室蓋3を閉じることによっ
て、上記使用済みのフィルムカートリッジ9Bが更にカ
ートリッジ室2の底部2bまで挿入されると、図8の完
全挿入状態の断面図に示すように、検知・排出レバー2
1は、僅かに回動して、その爪部21aが切り欠き内の
壁10cに当接して、その回転が規制される。また、長
溝25a,25bで左右が規制されていることから、引
張りコイルバネ23の付勢力に抗して長溝25a,25
bに沿って殆ど回動することなくD方向と平行なy方向
に持ち上げられる。この状態の検知・排出レバー21の
移動位置を第2の位置Q12とする。このとき、リーフス
イッチ28の接点部が検知・排出レバー21で押圧さ
れ、オン状態となる。
【0044】このスイッチ28のオン信号を制御部19
が取り込み、使用済みのフィルムカートリッジ9Bが装
填されたことが認識されるので、カメラ側はフィルムカ
ートリッジ9Bからのフィルムの送り出しを行わず、撮
影への移行を禁止する。そこで、ツマミ4を操作してカ
ートリッジ室蓋3を開放すると、引張りコイルバネ23
の付勢力により検知・排出レバー21が図8に示す上記
第2の位置Q12から図7に示す上記第1の位置Q11まで
逆D方向に移動する。フィルムカートリッジ9Bも爪2
1aにより逆D方向に押し出され、排出された状態とな
る。
【0045】次に、図10に示した未使用のフィルムカ
ートリッジ9Aを装填した場合について説明する。上記
フィルムカートリッジ9Aが挿入されると、検知・排出
レバー21は、その爪部21aがフィルムカートリッジ
9の切り欠き部10a以外の円板10の上面を摺動し
て、β方向に移動する。カメラ本体側に斜面26が設け
られていることから、検知・排出レバー21は、引張り
コイルバネ23の付勢力と爪21aの受ける押圧力によ
り、軸部21b,21cの中心軸α周りに図9上で反時
計回りに回動しながら上記レバー21の凸部21dが上
記斜面26上を摺動しながらβ方向に移動することにな
る(図9参照)。
【0046】フィルムカートリッジ9Aがカートリッジ
室2の底部2bに到着したとき、検知・排出レバー21
は、図9の作用状態断面図に示すようにその爪部21a
がフィルムカートリッジ9Bの円板10部分を離れて、
その外側のフィルムカートリッジの外装体表面部9b上
に当接して、停止する。この状態のフィルムカートリッ
ジ21の位置を第3の位置Q13とする。
【0047】上述のように検知・排出レバー21が図9
上で反時計回りに回動しながらβ方向に移動するため、
リーフスイッチ18は、オン状態にならない。したがっ
て、カメラ側は、未使用のフィルムカートリッジ9Aが
装填されたものと判断し、フィルムの送り出しを行い、
カメラを撮影可能な状態にする。
【0048】撮影が完了した後、ツマミ4を操作してカ
ートリッジ室蓋3を開けると、カートリッジ室蓋3によ
るカートリッジサポート力量がなくなるので、前記検知
・排出レバー21は、常時、引張りコイルバネ23の付
勢力により、元の位置、すなわち、第1の位置Q11に復
帰するように移動し、使用済みの状態になったフィルム
カートリッジ9Bがカートリッジ室2から突出した排出
位置にイジェクトされる。
【0049】以上、説明したように上記第2の形態のカ
メラのフィルムカートリッジ装填装置によると、前記第
1の形態の装置の場合と同様に、フィルム露光状態、す
なわち、使用状態がリーフスイッチ28により簡単に、
しかも、確実に検知でき、カートリッジに無理な力を掛
けず、したがって、傷を付けることもなく、フィルム二
重露出防止が確実に行われ、また、カートリッジの排出
も確実に行われる。しかも構成部品数も同様に少ない。
【0050】特に、この第2の形態の装置の場合、検知
部材位置検知手段としてのリーフスイッチ28をオンさ
せないときには、検知・排出レバー21が長溝25a,
25bでガイドされると同時に、引張りコイルバネ23
による回動付勢力を受けるので、カメラ本体の斜面26
上を摺動するように移動し、確実にスイッチ28を押圧
しない構造となっており、より確実に該スイッチ28を
動作させることができる。
【0051】なお、上述した本発明の各形態のフィルム
カートリッジ装填装置に適用したフィルムカートリッジ
は、ベロ収納タイプフィルムカートリッジとしたが、こ
れに限らず、カメラ装填前の状態でベロがカートリッジ
外部に突出する35mmフィルムカートリッジ等であっ
ても、識別部材の位置の変化を利用したフィルム露出状
態識別部を有するものであれば、そのフィルムカートリ
ッジを適用するカメラに対しても本発明の要旨を適用す
ることが可能である。
【0052】(付記)以上、説明した実施の形態に基づ
いて、以下の示す構成をもつカメラを提案することがで
きる。すなわち、 (1) 使用済みか未使用かを識別するためのフィルム
露出状態識別部を備えたフィルムカートリッジを装填す
るカメラのフィルムカートリッジ装填装置において、カ
メラ本体に設けられ、フィルムカートリッジが装填され
るカートリッジ室と、上記カートリッジ室を開閉可能な
カートリッジ室蓋と、上記カートリッジ室内に突出した
第1の位置にあり、上記フィルムカートリッジの装填に
従動して、第2の位置、または、第3の位置に移動可能
である単一の検知・排出レバーと、上記カートリッジ室
蓋の開動作時に、上記検知・排出レバーで押してカート
リッジ室内のフィルムカートリッジを排出するように上
記検知・排出レバーを第2の位置、または、第3の位置
から第1の位置に移動させる移動手段と、上記カメラ本
体に設けられ、上記検知・排出レバーが該検知・排出レ
バーに設けた軸を中心に回動可能に、かつ、この軸が移
動可能に上記軸をガイドするガイド手段と、上記検知・
排出レバーが上記第2の位置にあるときと、上記第3の
位置にあるときとで異なる信号を発する検知・排出レバ
ー位置検出手段と、を有しており、使用済みフィルムカ
ートリッジ装填動作時に、上記検知・排出レバーは上記
フィルム露出状態識別部と係合して、上記検知・排出レ
バーは上記回動を抑止されて上記ガイド手段により上記
フィルムカートリッジとともに移動されて、上記第1の
位置から上記第2の位置に移動し、また、未使用フィル
ムカートリッジ装填動作時に、上記検知・排出レバーは
上記フィルム露出状態識別部と係合せず、上記検知・排
出レバーは回動を行って、上記第1の位置から第3の位
置に移動することを特徴とするカメラのフィルムカート
リッジ装填装置。
【0053】(2) 使用済みか未使用かを識別するた
めのフィルム露出状態識別部を備えたフィルムカートリ
ッジを装填するカメラのフィルムカートリッジ装填装置
において、カメラ本体に設けられ、フィルムカートリッ
ジが装填されるカートリッジ室と、上記カートリッジ室
内に突出した第1の位置にあり、上記フィルムカートリ
ッジの装填に従動して、第2の位置、または、第3の位
置に移動可能である単一の検知レバーと、上記カメラ本
体に設けられ、上記検知レバーが該検知レバーに設けた
軸を中心に回動可能に、かつ、この軸が移動可能に上記
軸をガイドするガイド手段と、上記検知レバーが上記第
2の位置にあるときと、上記第3の位置にあるときとで
異なる信号を発する検知レバー位置検出手段と、を備え
たことを特徴とするカメラのフィルムカートリッジ装填
装置。
【0054】(3) 使用済みか未使用かを識別するた
めのフィルム露出状態識別部を備えたフィルムカートリ
ッジを装填するカメラのフィルムカートリッジ装填装置
において、カメラ本体に設けられ、フィルムカートリッ
ジが装填されるカートリッジ室と、上記カートリッジ室
を開閉可能なカートリッジ室蓋と、上記カートリッジ室
内に突出した第1の位置にあり、上記フィルムカートリ
ッジの装填に従動して、第2の位置、または、第3の位
置に移動可能である単一の検知・排出レバーと、上記カ
ートリッジ室蓋の開動作時に、上記検知・排出レバーで
押してカートリッジ室内のフィルムカートリッジを排出
するように上記検知・排出レバーを第2の位置、また
は、第3の位置から第1の位置に移動させる移動手段
と、上記カメラ本体に設けられ、上記検知・排出レバー
が該検知・排出レバーに設けた軸を中心に回動可能に、
かつ、この軸が移動可能に上記軸をガイドするガイド手
段と、を備えたことを特徴とするカメラのフィルムカー
トリッジ装填装置。
【0055】(4) 上記付記(1)、または、付記
(3)において、上記検知・排出レバーは、フィルムカ
ートリッジ装填動作時に、該フィルムカートリッジと当
接して該検知・排出レバー自体を移動させるとともに上
記カートリッジ室蓋の開動作時にフィルムカートリッジ
を排出するよう押す爪部を有していることを特徴とする
カメラのフィルムカートリッジ装填装置。
【0056】(5) 上記付記(1)、または、付記
(3)において、上記移動手段は、上記フィルムカート
リッジを排出する方向に、上記検知・排出レバーを直接
的に付勢する付勢部材を備えたことを特徴とするカメラ
のフィルムカートリッジ装填装置。
【0057】
【発明の効果】本発明の請求項1、または、請求項2記
載のカメラのフィルムカートリッジ装填装置によれば、
使用済みか未使用かを識別するためのフィルム露出状態
識別部を備えたフィルムカートリッジが装填されるカメ
ラのフィルムカートリッジ装填装置において、フィルム
カートリッジ装填時にフィルム露光状態を簡単に、しか
も、確実に検知することができ、また、フィルムカート
リッジの取り出しが容易で傷等を付ける虞もなく、フィ
ルム二重露出防止が可能であって、しかも、小型であ
り、構成部材数が少なく、低コストの装置を提供するこ
とができる。
【0058】本発明の請求項3記載のカメラのフィルム
カートリッジ装填装置によれば、使用済みか未使用かを
識別するためのフィルム露出状態識別部を備えたフィル
ムカートリッジが装填されるカメラのフィルムカートリ
ッジ装填装置において、移動手段によりカートリッジ室
蓋の開動作に連動してカートリッジを確実に排出させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第1の形態を示すフィルムカー
トリッジ装填装置を内蔵するカメラと装填されるフィル
ムカートリッジの外観の斜視図。
【図2】上記第1の形態を示すフィルムカートリッジ装
填装置の機構部の斜視図。
【図3】上記第1の形態を示すフィルムカートリッジ装
填装置の作用状態断面図であって、使用済みフィルムカ
ートリッジの挿入途中の状態を示す。
【図4】上記第1の形態を示すフィルムカートリッジ装
填装置の作用状態断面図であって、使用済みフィルムカ
ートリッジの装填終了状態を示す。
【図5】上記第1の形態を示すフィルムカートリッジ装
填装置の作用状態断面図であって、未使用フィルムカー
トリッジの装填終了状態を示す。
【図6】本発明の実施の第2の形態を示すフィルムカー
トリッジ装填装置の機構部の斜視図。
【図7】上記第2の形態を示すフィルムカートリッジ装
填装置の作用状態断面図であって、使用済みフィルムカ
ートリッジの挿入途中の状態を示す。
【図8】上記第2の形態を示すフィルムカートリッジ装
填装置の作用状態断面図であって、使用済みフィルムカ
ートリッジの装填終了状態を示す。
【図9】上記第2の形態を示すフィルムカートリッジ装
填装置の作用状態断面図であって、未使用フィルムカー
トリッジの装填終了状態を示す。
【図10】従来のカメラ、または、本発明の実施の上記
各形態の装置に適用されるフィルム露出状態識別部を有
するフィルムカートリッジであって、未使用状態のフィ
ルムカートリッジの斜視図。
【図11】上記図10のフィルムカートリッジであっ
て、使用済み状態のフィルムカートリッジの斜視図。
【符号の説明】
2 ……カートリッジ室 3 ……カートリッジ室蓋 9A,9B……フィルムカートリッジ 10a ……切り欠き部(フィルム露出状態識別部) 11,21……検知・排出レバー(単一の検知部材) 13 ……圧縮コイルバネ(移動手段) 15a,15b,25a,25b……長溝(ガイド手
段) 18,28……リーフスイッチ(検知部材位置検出手
段) 23 ……引張りコイルバネ(移動手段) Q1 ,Q11……第1の位置 Q2 ,Q12……第2の位置 Q3 ,Q13……第3の位置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−168731(JP,A) 特開 平7−175123(JP,A) 特開 平4−204839(JP,A) 特開 平4−76526(JP,A) 特開 平5−204034(JP,A) 特開 平5−158142(JP,A) 特開 平5−107633(JP,A) 特開 平8−286267(JP,A)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用済みか未使用かを識別するためのフ
    ィルム露出状態識別部を備えたフィルムカートリッジを
    装填するカメラのフィルムカートリッジ装填装置におい
    て、 カメラ本体に設けられ、フィルムカートリッジが装填さ
    れるカートリッジ室と、 上記カートリッジ室内に突出し、上記フィルムカートリ
    ッジの装填に従動して移動可能な単一の検知部材と、 上記カメラ本体に設けられ、上記検知部材が該検知部材
    に設けた軸を中心に回動可能に、かつ、この軸が略直進
    移動可能に上記軸をガイドするガイド手段と、 を有しており、使用済みフィルムカートリッジ装填動作
    時に、上記検知部材は上記フィルム露出状態識別部と係
    合して、上記検知部材は上記回動を抑止されて上記ガイ
    ド手段により上記フィルムカートリッジとともに直進移
    動し、また、未使用フィルムカートリッジ装填動作時
    に、上記検知部材は上記フィルム露出状態識別部と係合
    せず、上記検知部材は回動を行うことを特徴とするカメ
    ラのフィルムカートリッジ装填装置。
  2. 【請求項2】 使用済みか未使用かを識別するためのフ
    ィルム露出状態識別部を備えたフィルムカートリッジを
    装填するカメラのフィルムカートリッジ装填装置におい
    て、 カメラ本体に設けられ、フィルムカートリッジが装填さ
    れるカートリッジ室と、 上記カートリッジ室内に突出した第1の位置にあり、上
    記フィルムカートリッジの装填に従動して、第2の位
    置、または、第3の位置に移動可能である単一の検知部
    材と、 上記カメラ本体に設けられ、上記検知部材が該検知部材
    に設けた軸を中心に回動可能に、かつ、この軸が移動可
    能に上記軸をガイドするガイド手段と、 上記検知部材が上記第2の位置にあるときと、上記第3
    の位置にあるときとで異なる信号を発する検知部材位置
    検出手段と、 を有しており、使用済みフィルムカートリッジ装填動作
    時に、上記検知部材は上記フィルム露出状態識別部と係
    合して、上記検知部材は上記回動を抑止されて上記ガイ
    ド手段により上記フィルムカートリッジとともに移動さ
    れて、上記第1の位置から上記第2の位置に移動し、ま
    た、未使用フィルムカートリッジ装填動作時に、上記検
    知部材は上記フィルム露出状態識別部と係合せず、上記
    検知部材は回動を行って、上記第1の位置から第3の位
    置に移動することを特徴とするカメラのフィルムカート
    リッジ装填装置。
  3. 【請求項3】上記カートリッジ室を開閉するためのカー
    トリッジ室蓋の開動作時に、上記検知部材で押してカー
    トリッジ室内のフィルムカートリッジを排出するよう上
    記検知部材を第2の位置または第3の位置から第1の位
    置に移動させる移動手段を備えたことを特徴とする請求
    項2記載のカメラのフィルムカートリッジ装填装置。
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